JP6995596B2 - 光電変換素子 - Google Patents
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- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
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Description
[1] 陽極と、
陰極と、
陽極と陰極との間に、ペロブスカイト型構造を有する化合物または有機半導体材料を含有する活性層を含む1層以上の機能層が設けられており、該機能層のうちの少なくとも1層が、下記式(1)で表される化合物を含有する、光電変換素子。
Rは、下記式(2)で表される1価の基を表す。
mは、1~6の整数を表す。
qは、1~20の整数を表す。
Xは、水素原子、炭素原子数1~20のアルキル基、炭素原子数3~20のシクロアルキル基または置換基を有していてもよい炭素原子数6~60のアリール基を表す。
mが複数個ある場合、複数個あるmは同一であっても異なっていてもよい。〕〕
[2] 前記Aが、2~8個の環構造を含む縮合多環芳香族炭化水素骨格である、[1]に記載の光電変換素子。
[3] 前記Aが、ペリレン骨格、またはナフタレン骨格である、[2]に記載の光電変換素子。
[4] 前記1層以上の機能層が電子輸送層を含み、該電子輸送層が前記式(1)で表される化合物を含有する、[1]~[3]のいずれか1つに記載の光電変換素子。
[5] 前記活性層が前記式(1)で表される化合物を含有する、[1]~[4]のいずれか1つに記載の光電変換素子。
以下、本明細書で共通して用いられる用語は、特記しない限り、以下の意味である。
アルキル基の炭素原子数は、通常1~20である。アルキル基は、直鎖状であっても分岐状であってもよい。
シクロアルキル基の具体例としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
シクロアルキル基は、置換基としてハロゲン原子またはヒドロキシ基を有していてもよく、ハロゲン原子としてはフッ素原子が好ましい。
本実施形態にかかる光電変換素子は、陽極と、陰極と、陽極と陰極との間に、ペロブスカイト型構造を有する化合物または有機半導体材料を含有する活性層を含む1層以上の機能層が設けられており、該機能層のうちの少なくとも1層が、式(1)で表される化合物を含有する。
ここでまず、下記式(1)で表される化合物について説明する。
mは、1~6の整数を表す。
qは、1~20の整数を表す。
Xは、水素原子、炭素原子数1~20のアルキル基、炭素原子数3~20のシクロアルキル基または置換基を有していてもよい炭素原子数6~60のアリール基を表す。
mが複数個ある場合、複数個あるmは同一であっても異なっていてもよい。
式(1)で表される化合物を含有する層の形成に用いられる塗布液は、2種類以上の溶媒を含んでいてもよく、上記の極性溶媒を2種以上含んでいてもよい。
式(1)で表される化合物は、例えば、米国特許出願公開第2016/175292号明細書に記載された下記のスキームに沿って、対応するカルボン酸二無水物とアミン化合物とを、酢酸亜鉛存在下で、ピリジンまたはイミダゾールを溶媒還流することで合成することができる。
本発明の実施形態にかかる光電変換素子の構成要素について具体的に説明する。
支持基板としては、その主表面上に電極(陽極または陰極)を形成することができ、光電変換素子を構成する機能層を形成する際に化学的に変化しない材料により構成される基板が好適に用いられる。
電極は、導電性の材料で形成される。電極の材料としては、例えば、金属、金属酸化物等の無機化合物、導電性高分子等の有機化合物を用いることができる。
電極は、単層の形態であっても、複数の層が積層された形態であってもよい。
正孔輸送層は、陽極と活性層との間に設けられ、活性層から陽極へ正孔を輸送する機能を有する。また、活性層から陽極への電子の輸送を阻止し、電子および正孔の再結合による光電変換効率の低下を防ぐ役割もある。正孔輸送層は、陽極に接して設けられることが好ましい。陽極と接して設けられる正孔輸送層を、特に正孔注入層という場合がある。
本発明の実施形態にかかる光電変換素子は、活性層と陰極との間に設けられた電子輸送層(電子注入層)をさらに有することが好ましい。
本発明の実施形態にかかる光電変換素子が有する活性層は、ペロブスカイト化合物または有機半導体材料を主たる機能性材料として含む。
3個のX1は、それぞれ独立に、F、Cl、BrまたはIを表す。
3個のX1は、それぞれ独立に、F、Cl、BrまたはIである。
3個のX1は、それぞれ独立に、F、Cl、BrまたはIを表す。
本発明の実施形態にかかる光電変換素子に含まれる陰極、陽極、活性層、電子輸送層および必要に応じて含まれ得る他の構成要素の製造方法について、以下に詳しく説明する。
電極(陽極および陰極)の形成方法に特に制限はなく、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、メッキ法、塗布法等によって電極を形成すべき層上または支持基板上に形成することができる。
正孔輸送層の形成方法は特に限定されない。正孔輸送層は、例えば前述した正孔輸送性材料と溶媒とを含む塗布液を、正孔輸送層が形成されるべき被塗布対象である、例えば陽極、正孔注入層(正孔輸送層)、活性層に塗布することにより形成することができる。
ペロブスカイト化合物を含む活性層を形成する方法は特に制限されない。活性層の形成方法としては、例えば、塗布法が挙げられる。
本発明の実施形態にかかる光電変換素子の製造方法は、活性層と陰極との間に設けられた電子輸送層を形成する工程をさらに含んでいてもよい。
本発明の実施形態にかかる光電変換素子は、透明または半透明の電極側に太陽光等の光を照射することにより、電極間に光起電力が発生するため、太陽電池として動作させることができる。本発明の光電変換素子を含む太陽電池は、活性層に有機無機ハイブリッド構造のペロブスカイト化合物を含む有機無機ペロブスカイト太陽電池であることが好ましい。このような太陽電池を複数集積することにより太陽電池モジュールとして構成することができる。
下記式で表される化合物(C)と下記式で表される化合物(D)とを用いて、下記のとおり共役高分子化合物1を合成した。
下記式で表される繰り返し単位を含む高分子化合物(シグマアルドリッチ社製、Poly[bis(4-phenyl)(2,4,6-trimethylphenyl)amine]、average Mn:7000-10000)を0.5重量部と、溶媒である100重量部のクロロベンゼンとを混合し、完溶させた。次に、得られた溶液を孔径0.2μmのテフロン(登録商標)フィルターで濾過することにより、組成物H1を調製した。
ヨウ化鉛を461mgと、ヨウ化メチルアンモニウムを155mg(モル比として、ヨウ化鉛:ヨウ化メチルアンモニウム=1.025:1)とを0.6mLのN,N-ジメチルホルムアミドと0.067mLのN-メチル-2-ピロリドン(体積割合でN,N-ジメチルホルムアミド/N-メチル-2-ピロリドン=90/10)に溶解させた後、70℃で攪拌して完溶させることにより、組成物A1を調製した。
共役高分子化合物1を0.5重量部と、C60PCBM(Phenyl C61-butyric acid methyl ester、フロンティアカーボン社製、商品名E100)を1.0重量部と、溶媒である100重量部のオルトジクロロベンゼンとを混合し、完溶させた。得られた溶液を孔径1.0μmのテフロン(登録商標)フィルターで濾過し、組成物A2を調製した。
フラーレンの誘導体である下記式で表される化合物(1.5重量部)と、溶媒である100重量部のアニソールとを混合し、完溶させた。次に、得られた溶液を、孔径0.2μmのテフロン(登録商標)フィルターで濾過することにより、組成物E1を調製した。
下記式で表されるPDI-EH(東京化成社製、N,N’-ビス(2-エチルヘキシル)-3,4,9,10-ペリレンテトラカルボン酸ジイミド)をクロロホルムに0.125重量%の濃度で溶解させ、孔径0.2μmのテフロン(登録商標)フィルターで濾過することにより、組成物E2を調製した。
下記式で表されるPBI-MEE(N,N’-ビス[2-(2-メトキシエトキシ)エチル]-3,4,9,10-ペリレンテトラカルボン酸ジイミド)を2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ-1-ペンタノールに0.25重量%の濃度で溶解させ、孔径0.2μmのテフロン(登録商標)フィルターで濾過することにより、組成物E3を調製した。
下記式で表されるTPBi(東京化成社製、1,3,5-トリス(1-フェニル-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)ベンゼン)を2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ-1-ペンタノールに0.25重量%の濃度で溶解させ、孔径0.2μmのテフロン(登録商標)フィルターで濾過することにより、組成物E4を調製した。
C60PCBM(Phenyl C61-butyric acid methyl ester、フロンティアカーボン社製、商品名E100)をクロロホルムに0.125重量%の濃度で溶解させ、孔径0.2μmのテフロン(登録商標)フィルターで濾過することにより、組成物E5を調製した。
光電変換素子の陽極として機能するITO薄膜が形成されたガラス基板(24mm×24mmの正方形)を用意した。
組成物H1をスピンコート法によりITO薄膜である陽極上に塗布することにより塗布膜を形成した。
次に、正孔輸送層上に、濡れ性改良のための塗布液(プリウェット液という場合がある。)としてのN,N-ジメチルホルムアミドを、2000rpmの回転数で10秒間の条件でスピンコート法により塗布する、プリウェット液によるプリウェット工程を行った。その直後、組成物A1を、2000rpmの回転数で40秒間の条件でスピンコート法により塗布した。具体的には、回転開始から30秒後に、酢酸エチルを、回転中に滴下してそのまま乾燥させた。得られた塗布膜を大気中120℃で10分間加熱することにより、活性層を形成した。形成された活性層の厚さの推定値は約500nmであった。
次に、活性層上に、組成物E3を4000rpmの回転数としてスピンコート法により塗布して塗布膜を形成し、窒素ガス雰囲気中、120℃で10分間加熱して、電子輸送層を形成した。形成された電子輸送層の厚さの推定値は、約20nmであった。
形成された電子輸送層上に、真空蒸着機により酸化バリウムを厚さが2nmとなるように蒸着して電子注入層を形成した。
次いで、銀(Ag)を厚さが60nmとなるように蒸着して陰極を形成した。蒸着の際の真空度は、1×10-3~9×10-3Paとした。
陰極の形成後、窒素ガス雰囲気下で、封止用基板であるガラス板をUV硬化型接着剤で陰極を覆うように接着することで封止を行い、実施例1の光電変換素子を得た。製造された光電変換素子の平面形状は、2mm×2mmの正方形であった。
得られた光電変換素子にソーラーシミュレーター(山下電装社製、商品名YSS-80A:AM1.5Gフィルター、放射照度100mW/cm2)を用いて一定の光を照射し、発生する電流と電圧とを測定することにより、光電変換効率を評価した。性能評価の結果は、光電変換効率が14.28%であり、Jsc(短絡電流密度)が22.22mA/cm2であり、Voc(開放端電圧)が1.049Vであり、FF(フィルファクター)が0.613であった。光電変換効率の結果を表1に示す。
実施例1における組成物E3を組成物E2に代え、スピンコート法による塗布工程における回転数を500rpmに変えた以外は、実施例1と同様にして光電変換素子を製造し、実施例1と同様にして性能評価を行った。
実施例1における組成物E3を組成物E5に代え、スピンコート法による塗布工程における回転数を500rpmに変えた以外は、実施例1と同様にして光電変換素子を製造し、実施例1と同様にして性能評価を行った。形成された電子輸送層の厚さの推定値は、約20nmであった。性能評価の結果は、光電変換効率が14.21%であり、Jsc(短絡電流密度)が21.44mA/cm2であり、Voc(開放端電圧)が1.073Vであり、FF(フィルファクター)が0.617であった。光電変換効率の結果を表1に示す。
活性層の形成までは、実施例1と同様に行った。
形成された活性層上に、組成物E1を4000rpmの回転数でスピンコート法により塗布して塗布膜を形成し、乾燥させることにより第1の電子輸送層を得た。形成された第1の電子輸送層の厚さの推定値は、約20nmであった。
次いで、第2の電子輸送層上に銀(Ag)を厚さが60nmとなるように蒸着して陰極を形成した。蒸着の際の真空度は、1×10-3~9×10-3Paとした。
陰極の形成後、窒素ガス雰囲気下で、ガラス板をUV硬化型接着剤で陰極を覆うように接着することで封止を行い、実施例2の光電変換素子を得た。製造された光電変換素子の平面形状は、2mm×2mmの正方形であった。
得られた光電変換素子にソーラーシミュレーター(山下電装社製、商品名YSS-80A:AM1.5Gフィルター、放射照度100mW/cm2)を用いて一定の光を照射し、発生する電流と電圧とを測定することにより、光電変換効率を評価した。性能評価の結果は、光電変換効率が15.27%であり、Jsc(短絡電流密度)が20.75mA/cm2であり、Voc(開放端電圧)が1.073Vであり、FF(フィルファクター)が0.686であった。光電変換効率の結果を表1に示す。
実施例2において、第2の電子輸送層の形成を行わなかった以外は、実施例2と同様にして光電変換素子を製造し、実施例2と同様にして性能評価を行った。性能評価の結果は、光電変換効率が7.46%であり、Jsc(短絡電流密度)が17.40mA/cm2であり、Voc(開放端電圧)が0.894Vであり、FF(フィルファクター)が0.480であった。光電変換効率の結果を表1に示す。
実施例2における、第2の電子輸送層を形成するための組成物E3を組成物E4に代えた以外は、実施例2と同様にして光電変換素子を製造し、実施例2と同様にして性能評価を行った。性能評価の結果は、光電変換効率が6.43%であり、Jsc(短絡電流密度)が15.11mA/cm2であり、Voc(開放端電圧)が0.921Vであり、FF(フィルファクター)が0.462であった。光電変換効率の結果を表1に示す。
光電変換素子の陽極として機能するITO薄膜が形成されたガラス基板(24mm×24mmの正方形)を用意した。
次に、PEDOT:PSS溶液(ヘレウス社製、CleviosP VP AI4083)をスピンコート法によりITO薄膜である陽極上に塗布した。
次いで、大気中、120℃で10分間加熱することにより、正孔輸送層を形成した。
次に、正孔輸送層上に、組成物A2を、1000rpmの回転数で10秒間の条件でスピンコート法により塗布し、真空乾燥して活性層とした。形成された活性層の厚さの推定値は約140nmであった。
次に、活性層上に、組成物E3を4000rpmの回転数でスピンコート法により塗布して塗布膜を形成し、真空乾燥して電子輸送層とした。形成された電子輸送層の厚さの推定値は、約20nmであった。
次いで、形成された電子輸送層上に、銀(Ag)を厚さが60nmとなるように蒸着して陰極を形成した。蒸着の際の真空度は、1×10-3~9×10-3Paとした。
陰極の形成後、窒素ガス雰囲気下で、ガラス板をUV硬化型接着剤で陰極を覆うように接着することで封止を行い、実施例3の光電変換素子を得た。製造された光電変換素子の平面形状は、2mm×2mmの正方形であった。
得られた光電変換素子にソーラーシミュレーター(山下電装社製、商品名YSS-80A:AM1.5Gフィルター、放射照度100mW/cm2)を用いて一定の光を照射し、発生する電流と電圧とを測定することにより、光電変換効率を評価した。性能評価の結果は、光電変換効率が2.69%であり、Jsc(短絡電流密度)が5.39mA/cm2であり、Voc(開放端電圧)が0.830Vであり、FF(フィルファクター)が0.602であった。光電変換効率の結果を表1に示す。
上記実施例3により得られた光電変換素子を、上記ソーラーシミュレーターにおいて光を照射しない暗状態で、電流と電圧とを測定することにより、暗電流を評価した。逆バイアス電圧を5ボルト印加した場合の電流密度(暗電流密度)は、0.54μA/cm2であった。結果を表2に示す。
実施例3において、電子輸送層の形成を行わなかった以外は、実施例3と同様にして光電変換素子を製造し、実施例3と同様にして性能評価を行った。性能評価の結果は、光電変換効率が2.47%であり、Jsc(短絡電流密度)が5.03mA/cm2であり、Voc(開放端電圧)が0.835Vであり、FF(フィルファクター)が0.588であった。光電変換効率の結果を表1に示す。また、逆バイアス電圧を5ボルト印加した場合の電流密度(暗電流密度)は、1.63μA/cm2であった。結果を表2に示す。
実施例3における組成物E3を組成物E4に代えた以外は、実施例3と同様にして光電変換素子を製造し、実施例3と同様にして性能評価を行った。性能評価の結果は、光電変換効率が1.74%であり、Jsc(短絡電流密度)が5.10mA/cm2であり、Voc(開放端電圧)が0.861Vであり、FF(フィルファクター)が0.395であった。光電変換効率の結果を表1に示す。また、逆バイアス電圧を5ボルト印加した場合の電流密度(暗電流密度)は、11.2μA/cm2であった。結果を表2に示す。
Claims (6)
- 陽極と、
陰極と、
陽極と陰極との間に、ペロブスカイト型構造を有する化合物を含有する活性層を含む1層以上の機能層が設けられており、
前記1層以上の機能層が電子輸送層を含み、該電子輸送層が下記式(1)で表される化合物を含有する、光電変換素子。
Rは、下記式(2)で表される1価の基を表す。
mは、1~6の整数を表す。
qは、1~20の整数を表す。
Xは、水素原子、炭素原子数1~20のアルキル基、炭素原子数3~20のシクロアルキル基または置換基を有していてもよい炭素原子数6~60のアリール基を表す。
mが複数個ある場合、複数個あるmは同一であっても異なっていてもよい。〕〕 - 芳香族有機カチオン及びアニオン(an aromatic organic cation and anion)を含むバッファー層であって、バッファー層の全重量に対して芳香族有機カチオン及びアニオンを30重量%~100重量%含むバッファー層を備える光電変換素子が除かれる、請求項1に記載の光電変換素子。
- 前記1層以上の機能層が2層の電子輸送層を含み、該2層の電子輸送層のうちの少なくとも1層が前記式(1)で表される化合物を含有している、請求項1又は2に光電変換素子。
- 前記Aが、2~8個の環構造を含む縮合多環芳香族炭化水素骨格である、請求項1~3のいずれか1項に記載の光電変換素子。
- 前記Aが、ペリレン骨格、またはナフタレン骨格である、請求項4に記載の光電変換素子。
- 前記活性層が前記式(1)で表される化合物を含有する、請求項1~5のいずれか1項に記載の光電変換素子。
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