JP6995128B2 - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料 Download PDF

Info

Publication number
JP6995128B2
JP6995128B2 JP2019543063A JP2019543063A JP6995128B2 JP 6995128 B2 JP6995128 B2 JP 6995128B2 JP 2019543063 A JP2019543063 A JP 2019543063A JP 2019543063 A JP2019543063 A JP 2019543063A JP 6995128 B2 JP6995128 B2 JP 6995128B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
color
heat
recording material
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019543063A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020508980A (ja
Inventor
ミヒャエル ホルン,
ティモ ストーリング,
ズィーリンガー,ケルスティン
Original Assignee
パピエルファブリーク・アウグスト・ケーラー・エスエー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パピエルファブリーク・アウグスト・ケーラー・エスエー filed Critical パピエルファブリーク・アウグスト・ケーラー・エスエー
Publication of JP2020508980A publication Critical patent/JP2020508980A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6995128B2 publication Critical patent/JP6995128B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C311/00Amides of sulfonic acids, i.e. compounds having singly-bound oxygen atoms of sulfo groups replaced by nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups
    • C07C311/15Sulfonamides having sulfur atoms of sulfonamide groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings
    • C07C311/21Sulfonamides having sulfur atoms of sulfonamide groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings having the nitrogen atom of at least one of the sulfonamide groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
    • B41M5/333Colour developing components therefor, e.g. acidic compounds
    • B41M5/3333Non-macromolecular compounds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
    • B41M5/323Organic colour formers, e.g. leuco dyes
    • B41M5/327Organic colour formers, e.g. leuco dyes with a lactone or lactam ring
    • B41M5/3275Fluoran compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C311/00Amides of sulfonic acids, i.e. compounds having singly-bound oxygen atoms of sulfo groups replaced by nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups
    • C07C311/30Sulfonamides, the carbon skeleton of the acid part being further substituted by singly-bound nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups
    • C07C311/45Sulfonamides, the carbon skeleton of the acid part being further substituted by singly-bound nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups at least one of the singly-bound nitrogen atoms being part of any of the groups, X being a hetero atom, Y being any atom, e.g. N-acylaminosulfonamides
    • C07C311/47Y being a hetero atom
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
    • C07C2601/16Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring the ring being unsaturated

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

本発明は、顕色剤、担体基材と少なくともこの顕色剤を含有する感熱発色層とを含む感熱記録材料、および感熱記録材料に含有されているフェノール不含顕色剤の使用に関する。
直接熱印刷で使用するための、感熱発色層(熱反応層)が担体基材に塗布されている感熱記録材料が公知となってから久しい。発色剤および顕色剤は、通常感熱発色層中に存在し、熱の作用を受けて互いに反応し、したがって顕色する。安価なフェノール系顕色剤、例えばビスフェノールAおよびビスフェノールSが広く受け入れられており、それらを用いて、多数の用途に許容される性能プロファイルを有する感熱記録材料を得ることができる。感熱発色層に非フェノール系顕色剤を含有する感熱記録材料も公知である。これらの材料は、特に印刷された感熱記録材料がより長い時間にわたって貯蔵されるときまたは可塑剤含有材料もしくは油などの疎水性物質と接触するときにも印刷されたテキストの耐性を改善するために開発された。特にビスフェノール系薬品の潜在的毒性に関する公の議論を背景に、非フェノール系顕色剤に対する関心が大きく高まってきた。この点で、目的は、ビスフェノール系顕色剤の不利な点を回避することであったが、フェノール系顕色剤を用いて達成することができる技術的性能特性は、少なくとも維持され、好ましくは向上されるべきである。
非フェノール系顕色剤に関して広範囲にわたる先行技術により、これらの材料の幅広い化学的多様性にもかかわらず共通する構造的特徴を特定することが可能になる。
1,3-二置換(チオ)ウレイド部分構造(Y-NH-C(X)-NH-Z、式中、X=S、O)は、多数の非フェノール系顕色剤の共通する特徴である。基YおよびZの適切な選択により、顕色剤としての適性にとって重要性をもつ機能的特性を調節することができる。
スルホニル-尿素構造(-SO2-NH-CO-NH-)を有する顕色剤は、比較的容易に生成することができるので顕色剤として広く受け入れられており、それらを使用して生成される感熱記録材料は比較的良好な塗布特性を有する。
EP0526072A1およびEP0620122B1は、芳香族スルホニル-(チオ)尿素のクラスからの顕色剤を開示する。それらを使用して、比較的高い画像保存性を特徴とする感熱記録材料を生成することができる。これらの顕色剤をベースにする感熱記録材料は、感熱発色層の配合の適切な組成を用いて、市販のサーマルプリンタを使用して高印刷濃度を生じることが比較的容易であるように、良好な表面白色度と共に使用可能な熱感度も有する。
WO0035679A1には、次式
Ar’-SO2-NH-C(X)-NH-Ar
の芳香族およびヘテロ芳香族スルホニル-(チオ)尿素化合物(X=SまたはO)ならびに/またはスルホニルグアニジン(X=NH)[式中、Arは、2価のリンカー基により更なる芳香族基に連結されている]が開示されている。実際に広く使用されているこのクラスからの非フェノール系顕色剤である4-メチル-N-(((3-(((4-メチルフェニル)スルホニル)オキシ)フェニル)アミノ)カルボニル)ベンゼンスルホンアミド(販売名Pergafast 201(登録商標)、BASF社)は、塗布特性の均衡を特徴とする。特に、それらは、(ビス)フェノール系顕色剤を使用して得られる記録材料と比べて良好な動的応答感度および印刷の疎水性物質に対する高耐性を有する。いずれの新しい生成物も、この確立された非フェノール系顕色剤の性能スペクトルと比較評価しなければならない。
スルホニル尿素は、水または水分の存在下および加熱下で加水分解反応に向かう傾向がある。これは、感熱記録材料が空気の湿度および/または温度が増加した条件で印刷前の状態で貯蔵されるとき、顕色剤の部分分解を被り得ることを意味する。
感熱記録材料の印字性能(動的応答感度)は感熱層中に存在する顕色剤の量にも依存しているので、より長い時間にわたってこのように貯蔵されている感熱記録材料が、顕色剤の一部、ひいてはその印字性能の一部を失う。
1,3’-二置換尿素単位の特性を調節する上記の可能性は、共役性化合物単位中であろうと相乗的に有利な位置に配置されていようと、ウレイド単位に直接にではなく、リンカー基を介して結合している基を組み込むことによって達成することもできる。
例えば、JPH11268421において、この手法が取られた。これには、次式
Ar1-NH-SO2-Ar-NH-C(X)-NH-Ar2
の(チオ)ウレイド単位とスルファモイル基(-NH-SO2-)の組合せ[式中、Ar、Ar1およびAr2は、単核芳香族基であり、X=SまたはOである]が開示されている。
JP11268422Aには、次式
Ar1-NH-SO2-Ar-NH-C(O)-NH-A-NH-C(O)-NH-Ar-SO2-NH-Ar1
の構造[式中、Aは、芳香族または脂肪族基とすることができる]が開示されている。第一級-SO2-NH2-基を有する構造については、この文脈で記載されている(EP0693386A1)。
EP2923851A1には、次式
Ar1-SO2-NH-Ar-NH-C(O)-NH-Ar2
の顕色剤構造が開示されている。これらの顕色剤をベースにした感熱記録材料は、良好な動的感度を保証するものであるが、呈色錯体の、特に可塑剤または接着剤に対する安定性は、改善を必要とする。
早期でさえ、発色プロセスにとって重要性をもつ構造単位をただ1つではなくそれより多く含有する顕色剤構造の使用によって、非フェノール系顕色剤の性能を改善する試みが行われた。
JPH06227142Aには、化合物(Ar1-NH-C(X)-NH)n-A(X=SまたはOである))中に(通常芳香族の単位Aに結合している)2つ、3つまたはそれ以上の(チオ)尿素単位(ビス-、トリス-、ポリキス-尿素)を有する顕色剤が開示されている。
EP633145A1、JPH082109A、JPH08244355A、JPH8244355AおよびJPH11268422Aに記載されている顕色剤は、同様に構造化している。
この手法は、-OH、-CO2H、-SO2NH2および-SO2NHアリール基で置換されたAr1基の使用によって広範囲に変更された(JPH082109A、JPH08244355A、JP08197851A、JPH10230681A、JPH11268422A)。
ビス-またはポリキス-尿素誘導体は、良好なH架橋アクセプターおよびドナー特性を有し、したがって呈色錯体を安定化するのに適しているが、個々の尿素単位間に形成する水素架橋ネットワークは、これらの物質の比較的高い融点および典型的な熱溶媒に対するこれらの物質の感熱層からの低溶解度の原因となり、その結果としてこれらの顕色剤を使用して生成される感熱記録材料の熱応答感度(動的感度として知られている)が不足している。
したがって、本発明の目的は、先行技術の上記の不利な点を克服することである。特に、本発明の目的は、顕色剤、およびそれを含有する感熱記録材料を提供することであり、その記録材料は、均衡のとれた塗布特性プロファイルを有し、先行技術の確立された非フェノール系顕色剤で可能な印刷濃度に匹敵する実施可能な印刷濃度を達成するが、老化阻害剤または特定の溶融補助剤など利用可能性を制限し、コストがかかる感熱性機能層の特定の配合成分に依存することなく、印刷画像の、特に疎水性作用剤に対する高耐性を保証する。本発明の更なる目的は、印刷されていない材料の極端な気候条件下における長時間にわたる貯蔵という条件下でも特定の用途にとって必要な機能的特性(特に熱応答感度)を保証することができる感熱記録材料を提供することである。
この目的は、本発明において請求項13に記載の感熱記録材料における請求項1に記載の化合物の使用により対処される。
請求項1に記載の化合物は、式(I):
Ar(NHSO2Ar1l(SO2NHAr1m(NHC(O)NHAr2n (I)
を有し、式中、
lおよびmは互いに独立して、0、1、2、3および/または4であり、l+mの和は、1以上であり、
nは、2、3、4または5であり、
Arは、(l+m+n)個置換されたベンゼン基であり、
Ar1は、非置換または置換芳香族基であり、
Ar2は、非置換もしくは置換フェニル基またはベンゾイル基である。
l+mの和は、好ましくは1または2であり、極めて特に好ましくは1である。というのは、この種の化合物は、より容易に合成によって利用可能であるからである。
好ましくは、lまたはmは0である。というのは、この種の化合物は、より容易に合成によって利用可能であるからである。
lは、好ましくは0または1であり、特に好ましくは1である。というのは、この種の化合物は、より容易に合成によって利用可能であるからである。
好ましくは、mは、0、1または2であり、好ましくは0または1であり、特に好ましくは0である。というのは、この種の化合物は、より容易に合成によって利用可能であるからである。
好ましくは、nは2である。というのは、この種の化合物は、より容易に合成によって利用可能であるからである。
式(I)の化合物[式中、lは1であり、mは0であり、nは2である]が特に好ましい。
式(I)の化合物[式中、lは0であり、mは1であり、nは2である]が同様に特に好ましい。
式(I)の化合物[式中、lは0であり、mは2であり、nは2である]も特に好ましい。
Arは、好ましくは3または4個置換されたベンゼン基である。
既述の通り、Ar1は、非置換または置換芳香族基である。置換は、同じかまたは異なる基による一置換または多置換とすることができる。非置換または置換芳香族基は、好ましくはフェニル基または4-アルコキシカルボニルフェニル基である。特に好ましい実施形態において、フェニル基は一置換フェニル基である。この種の化合物は、より容易に合成によって利用可能であるという利点を有する。
一置換フェニル基は、好ましくはC1~C5アルキル、アルケニル、アルキニル、ベンジル、RO、ハロゲン、ホルミル、ROC、RO2C、CN、NO2、R-SO2O、RO-SO2、R-NH-SO2、R-SO2-NH、R-NH-CO-NH、R-SO2-NH-CO-NH、R-NH-CO-NH-RまたはR-CO-NH基で置換されており、式中、Rは、C1~C5アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、トリルまたはベンジル基である。
一置換フェニル基は、極めて特に好ましくは4-C1~C5アルキル、好ましくは4-メチル、4-エチル、4-n-プロピルまたは4-iso-プロピル基、4-ROまたは4-(RO2C)基で置換されており、式中、Rは、C1~C5アルキル基、好ましくはメチルまたはエチル基である。
特に好ましくは、Ar1は、フェニルまたは4-トリル基である。というのは、この種の化合物は、より容易に合成によって利用可能であるからである。
前述のように、Ar2は、非置換もしくは置換フェニル基またはベンゾイル基である。これらは、好ましくはC1~C4アルキル、ハロゲン、CX3、ホルミル、ROC、RO2C、CN、NO2またはRO基で置換されており、式中、Xはハロゲン基であり、Rは、C1~C5アルキル基、好ましくはメチル基、フェニル基またはトリル基である。
Ar2は、特に好ましくはフェニル、4-トリル、または4-アセチルフェニル基である。これは、塗布特性、特に可塑剤に対する耐性が極めて良好であるという利点を有する。
式(I)の特に好ましい個々の化合物を以下の表1に示す。
Figure 0006995128000001
ベンゾイル-トリイル基は、三置換ベンゼン基を意味すると解され、ベンゾイル-テトリル基は、四置換ベンゼン基を意味すると解される。三置換は、好ましくは1、2および3位、1、2および4位、1、2および5位、1、2および6位または1、3および4位で行われている。四置換は、好ましくは1、3、4および6位で行われている。
以上の表1において、Rは、好ましくはC1~C4アルキル基を意味し、Xは、ハロゲン基、特に好ましくはフルオリド基を意味する。
本発明による式(I)の化合物は、それ自体公知の手段によって生成することができる。
以下の反応スキーム1は、本発明による式(I)の化合物の可能な合成経路を化合物I~XVIIIの例(表2を参照のこと)に基づいて示す。
Figure 0006995128000002
本発明による式(I)の化合物に入る化合物IおよびII(表2を参照のこと)は、2,6-ジニトロアニリンから出発して、まず以下の反応スキーム2に従って1,2-ジアミノ-3-ニトロベンゼンに変換して生成することができる(V. Milata、J. Salon、Org. Prep. Proceed. Int.、31 (3)、347(1999年))。
Figure 0006995128000003
本発明による式(I)の化合物に入る化合物XIX(表2を参照のこと)は、1,3-フェニレンジアミン二塩酸塩から出発して、以下の反応スキーム3に従って対応するビス-アミノスルホニルクロリドに変換し(G. Barnikow、K. Kru(uの上にウムラウト)ger、G. Hilgetag、Z. Chem.、6 (7)、262(1966年))、次いで記載の方法によって最終生成物に変換して生成することができる。
Figure 0006995128000004
既述の通り、本発明はまた、担体基材と、少なくとも1種の発色剤と、フェノール不含顕色剤を含有する少なくとも1つの感熱発色層とを含む感熱記録材料であって、少なくとも1種のフェノール不含顕色剤は上記の式(I)の化合物である感熱記録材料にも関する。
式(I)の化合物は、好ましくは感熱層の全固形分に対して約3~約35重量%の量、特に好ましくは約10~約25重量%の量で存在する。
担体基材の選択は重大ではない。しかし、紙、合成紙、および/またはプラスチックフィルムを担体基材として使用することが好ましい。
更なる少なくとも1つの中間層が、担体基材と感熱層の間に場合によって設けられており、この更なる少なくとも1つの中間層の目的は、感熱層のために担体の表面平滑性を改善し、担体基材と感熱層の間の熱障壁を保証することである。
有機中空ビーズ顔料および/または焼成カオリンが、好ましくはこの中間層において使用される。
感熱層の上に配置された少なくとも1つの保護層および/または印刷適性を助長する少なくとも1つの層も、本発明による感熱記録材料に設けることができ、これらの層を基材の前側または後側に塗布することができる。
発色剤の選択に関して、本発明は、どんな重要な制限も受けていない。しかし、発色剤は、好ましくはトリフェニルメタン型、フルオラン型、アザフタリド型および/またはフルオレン型の色素である。極めて特に好ましい発色剤は、フルオラン型色素である。というのは、その利用可能性および均衡のとれた塗布関連特性のために、魅力的な価格性能比を有する記録材料を提供することができるからである。
フルオラン型の特に好ましい色素は下記である。
3-ジエチルアミノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン、
3-(N-エチル-N-p-トルイジンアミノ)-6-メチル-7-アニリノフルオラン、
3-(N-エチル-N-イソアミルアミノ)-6-メチル-7-アニリノフルオラン、
3-ジエチルアミノ-6-メチル-7-(o,p-ジメチルアニリノ)フルオラン、
3-ピロリジノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン、
3-(シクロヘキシル-N-メチルアミノ)-6-メチル-7-アニリノフルオラン、
3-ジエチルアミノ-7-(m-トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、
3-N-n-ジブチルアミノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン、
3-ジエチルアミノ-6-メチル-7-(m-メチルアニリノ)フルオラン、
3-N-n-ジブチルアミノ-7-(o-クロロアニリノ)フルオラン、
3-(N-エチル-N-テトラヒドロフルフリルアミン)-6-メチル-7-アニリノ-フルオラン、
3-(N-メチル-N-プロピルアミン)-6-メチル-7-アニリノフルオラン、
3-(N-エチル-N-エトキシプロピルアミン)-6-メチル-7-アニリノフルオラン、
3-(N-エチル-N-イソブチルアミン)-6-メチル-7-アニリノフルオランおよび/または
3-ジペンチルアミン-6-メチル-7-アニリノフルオラン
発色剤は、記録材料の望ましい塗布特性が損なわれないことを条件として、個々の物質または2種以上の発色剤のいずれかの混合物として使用することができる。
発色剤は、感熱層の全固形分に対して好ましくは約5~約30の量、特に好ましくは約8~約20の量で存在する。
特定の塗布特性を制御するために、一般式(I)に対応する化合物の少なくとも2つが顕色剤として感熱層中に存在する場合有利でありうる。
同様に、式(I)の化合物に加えて、1種または複数の更なる(ビス)フェノール系または非フェノール系顕色剤が、感熱発色層中に存在することができる。
少なくとも1種の発色剤および少なくとも1種の顕色剤に加えて、熱溶媒または溶融補助剤と呼ばれることもある1種または複数の増感剤が、感熱発色層中に存在することができ、これによって、熱印刷感度をより容易に制御することができるという利点を有する。
融点が約90~約150℃であり、呈色錯体の形成に干渉することなく溶融状態で発色成分(発色剤および顕色剤)を溶解する結晶質が、有利な増感剤であると一般的に考えられる。
増感剤は、好ましくはステアロアミド、ベヘナミドもしくはパルミトアミドなどの脂肪酸アミド、N,N’-エチレン-ビス-ステアリン酸アミドもしくはN,N’-エチレン-ビス-オレイン酸アミドなどのエチレン-ビス-脂肪酸アミド、N-(ヒドロキシメチル)ステアロアミド、N-ヒドロキシメチルパルミトアミドもしくはヒドロキシエチルステアロアミドなどの脂肪酸アルカノールアミド、ポリエチレン蝋もしくはモンタン蝋などの蝋、テレフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジベンジル、安息香酸ベンジル-4-ベンジルオキシ、シュウ酸ジ-(4-メチルベンジル)、シュウ酸ジ-(4-クロロベンジル)もしくはシュウ酸ジ-(4-ベンジル)などのカルボン酸エステル、4-アセチルビフェニルなどのケトン、1,2-ジフェノキシエタン、1,2-ジ-(3-メチルフェノキシ)エタン、2-ベンジルオキシナフタレン、1,2-ビス-(フェノキシメチル)ベンゼンもしくは1,4-ジエトキシナフタレンなどの芳香族エーテル、ジフェニルスルホンなどの芳香族スルホン、および/または、4-トルエンスルホンアミド、ベンゼンスルホンアニリドもしくはN-ベンジル-4-トルエンスルホンアミドなどの芳香族スルホンアミド、あるいは4-ベンジルビフェニルなどの芳香族炭化水素である。
増感剤は、感熱層の全固形分に対して好ましくは約10~約40の量、特に好ましくは約15~約25の量で存在する。
さらに好ましい実施形態において、発色剤、フェノール不含顕色剤および増感剤に加えて、場合によって少なくとも1種の安定剤(老化阻害剤)が感熱発色層中に存在する。
安定剤は、好ましくは立体障害フェノール、特に好ましくは1,1,3-トリス-(2-メチル-4-ヒドロキシ-5-シクロヘキシル-フェニル)ブタン、1,1,3-トリス-(2-メチル-4-ヒドロキシ-5-tert-ブチルフェニル)ブタン、1,1-ビス-(2-メチル-4-ヒドロキシ-5-tert-ブチル-フェニル)ブタンで構成されている。
尿素-ウレタン化合物(商品UU)、または4-ベンジルオキシ-4’-(2-メチルグリシジルオキシ)-ジフェニルスルホン(販売名NTZ-95(登録商標)、日本曹達株式会社)もしくはオリゴマーエーテル(販売名D90(登録商標)、日本曹達株式会社)などの4,4’-ジヒドロキシジフェニルスルホン誘導エーテルは、本発明による記録材料中の安定剤としても使用可能である。
安定剤は、好ましくは式(I)の化合物の少なくとも1種のフェノール不含顕色剤に対して0.2~0.5重量部の量で存在する。
さらに好ましい実施形態において、少なくとも1種の結合剤が、感熱発色層中に存在する。この結合剤は、好ましくは水溶性デンプン、デンプン誘導体、デンプンをベースにしたEcoSphere(登録商標)型バイオラテックス、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、部分または完全ケン化ポリビニルアルコール、化学修飾ポリビニルアルコールまたはスチレン-無水マレイン酸コポリマー、スチレン-ブタジエンコポリマー、アクリルアミド-(メタ)アクリラートコポリマー、アクリルアミド-アクリラート-メタクリラートターポリマー、ポリアクリラート、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、アクリラート-ブタジエンコポリマー、ポリ酢酸ビニルおよび/またはアクリロニトリル-ブタジエンコポリマーで構成されている。
さらに好ましい実施形態において、少なくとも1種の分離剤(剥離剤)または滑剤が、感熱発色層中に存在する。これらの作用剤は、好ましくはステアリン酸亜鉛もしくはステアリン酸カルシウム、またはさらにベヘン酸塩などの脂肪酸金属塩、合成蝋、例えばステアリン酸アミドやベヘン酸アミドなどの脂肪酸アミドの形をした合成蝋、ステアリン酸メチロールアミドなどの脂肪酸アルカノールアミド、様々な融点を有するパラフィン蝋、様々な分子量を有するエステル蝋、様々な硬度のエチレン蝋、プロピレン蝋および/またはカルナウバ蝋もしくはモンタン蝋などの天然蝋である。
分離剤は、感熱層の全固形分に対して好ましくは約1~約10の量、特に好ましくは約3~約6の量で存在する。
さらに好ましい実施形態において、感熱発色層は顔料を含有する。これらを使用すると、とりわけ、熱印刷プロセスで生み出された化学的溶融物をこれらの表面に固定することができるという利点がある。感熱発色層の表面白色度および不透明度ならびに通常の印刷インキを用いた場合のその印刷適性も、顔料を介して制御することができる。最後に、顔料は、例えば比較的高価な色付け機能薬品に対して「エキステンダー機能」を有する。
特に適当な顔料は、合成および天然起源または両方の無機顔料、好ましくは粘土、沈降または天然炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、シリカ、沈降および焼成シリカ(例えば、Aerodisp(登録商標)型)、珪藻土、炭酸マグネシウム、タルクであり、さらにスチレン/アクリラートコポリマー壁または尿素/ホルムアルデヒド縮合ポリマーを有する中空顔料などの有機顔料である。これらは、単独でまたはいずれかの混合物として使用することができる。
顔料は、感熱層の全固形分に対して好ましくは約20~約50の量、特に好ましくは約30~約40の量で存在する。
本発明による感熱記録材料の表面白色度を制御するために、蛍光増白剤を感熱発色層に組み込むことができる。これらは、好ましくはスチルベンである。
いくつかの被覆特性を改善するためには、個々の例において、更なる構成要素、特に増粘剤および/または界面活性剤などのレオロジー助剤を本発明による感熱記録材料の必須構成要素に加えることが好ましい。
(乾燥)感熱層の面積塗布重量は、好ましくは約1~約10g/m2、好ましくは約3~約6g/m2である。
特に好ましい実施形態において、感熱記録材料は、請求項13に記載のものであり、フルオラン型色素が発色剤として使用され、脂肪酸アミド、芳香族スルホンおよび/または芳香族エーテルからなる群から選択される増感手段がさらに存在する。この好ましい実施形態において、請求項1に記載のフェノール不含顕色剤が発色剤に対して約1.5~約4重量部存在することも有利である。
式(I)の化合物に関連して記載される好ましい実施形態は、本発明による感熱記録材料のためにも適用可能である。
本発明による感熱記録材料は、公知の生成方法によって得ることができる。
乾燥感熱発色層を平滑化処置にかける場合有利である。ここで、ISO 5627:1995-03に従って測定されるベック平滑度が、約100~約1000秒、好ましくは約250~約600秒に設定されている場合有利である。
ISO 8791-4:2008-05に準拠する表面粗さ(PPS)は、約0.50~約2.50μmの範囲、好ましくは1.00~2.00μmの範囲にある。
本発明による感熱記録材料は、フェノールを含まず、POS(販売時点情報管理)、ラベル表示および/またはチケット発行用途に好都合である。直接熱印刷で印刷することができ、記録された画像の高耐性を、温度および周囲水分についてより苛酷な気候条件下でさえより長い期間の貯蔵下において、また印刷されたテキストを、可塑剤、接着剤、脂肪性または油性物質などの疎水性物質と接触させる場合に必要とする、駐車用チケット、旅行用チケット、入場カード、ならびにくじおよび賭け用紙片などの生成にも適している。
本発明による式(I)の顕色剤を用いて得られる感熱記録材料は、印刷されていない材料を高い周囲空気湿度および温度で数週間にわたって貯蔵した後でさえ、高画像濃度を生成する能力のいかなる低下もほとんど被らない(良好な貯蔵適性)。
要約すると、驚くべきことに、本発明による式(I)の顕色剤を用いて、印刷されたテキストの疎水性物質に対する優れた耐性を特徴とし、印刷画像の良好な品質(印刷画像の高い光学濃度)を達成できる感熱記録材料を得ることが可能であることが実証されたと言える。さらに、本発明による感熱記録材料の長期貯蔵適性は優れている。印刷されていない状態で高い周囲湿度または温度で数週間貯蔵された場合でさえ、達成される光学濃度は、サーマルプリンタで印刷中にほとんど損傷を受けない。
この理論に拘束されるものではないが、特に一般式(I)に対応する全く同一の芳香族単位に直接ある、発色および色安定化プロセスに不可欠な増加した数(≧3)の官能基のすぐ近傍の分子内配置(重要なその官能基の高い分子内密度)が、重要な役割を果たすように思われる。
非包括的な実施例に基づいて、以下に本発明を詳細に説明する。
先行技術による非フェノール系顕色剤を比較顕色剤として使用した:2つの異性尿素誘導体:N-フェニル-2-(3-フェニル-ウレイド-ベンゼンスルホンアミド(Y)およびN-(2-(3-フェニルウレイド)フェニル)ベンゼンスルホンアミド(Z)、ならびにスルホニル尿素:Pergafast 201(登録商標)、BASF社(PF201)。
本発明による式(I)の化合物の生成
化合物I~XIX(表2)を以下の通り生成した。
ステップA1-スルホンアミドの調製
対応するスルホニルクロリド(10mmol)のジクロロメタン(75mL)溶液を、撹拌下に0℃で芳香族ジアミン(20mmol)およびピリジン(20mmol)のジクロロメタン(125mL)溶液に滴下して加えた。反応液を室温で16時間撹拌した後、水(100mL)を添加した。有機相を分離し、5%水酸化ナトリウム水溶液(250mL)と混合した。水性相をジクロロメタン(100mL)で洗浄し、25%塩酸を添加することによって中性にした。ジクロロメタン(100mL)で複数回抽出した後、有機相を合わせて、水(200mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水した。溶媒を真空中で除去した後、スルホンアミドをさらに精製することなく、ステップBで使用した。
ステップA2-スルホンアミドの調製
対応するスルホニルクロリド(80mmol)のジクロロメタン(150mL)溶液を、撹拌下に室温で芳香族ジアミン(80mmol)および炭酸カリウム(240mmol)のジクロロメタン(500mL)溶液に滴下して加えた。反応混合物を6時間還流し、次いで酢酸エチル(300mL)および水(300mL)を添加した。25%塩酸を添加することによって、水性相を酸性にした。分液した。水性相を酢酸エチル(200mL)で複数回抽出した後、有機相を合わせて、水(200mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水した。溶媒を真空中で除去した後、スルホンアミドが固体として残った。スルホンアミドをさらに精製することなく、ステップBで使用した。
ステップA3-スルホンアミドの調製
芳香族アミン(25.0mmol)の無水THF(35mL)溶液を、保護ガス雰囲気中、撹拌下に0℃で水素化ナトリウム(油中60%)(27.5mmol)の無水THF(25mL)溶液に滴下して加えた。室温で2時間撹拌した後、対応するスルホニルクロリド(25.0mmol)の無水THF(10mL)溶液を撹拌下に0℃で滴下して加えた。反応液を室温で40時間撹拌し、次いで水(100mL)およびジクロロメタン(100mL)を添加した。5%水酸化ナトリウム水溶液を添加することによって、水性相をアルカリ性にした。分液した。水性相をジクロロメタン(100mL)で洗浄し、15%塩酸を添加することによって中性にした。ジクロロメタン(100mL)で複数回抽出した後、有機相を合わせて、水(200mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水した。溶媒を真空中で除去した後、スルホンアミドが固体として残った。スルホンアミドをさらに精製することなく、ステップBで使用した。
ステップA4-スルホンアミドの調製
対応するスルホニルクロリド(50mmol)を、撹拌下に芳香族アミン(55mmol)およびピリジン(50mmol)の混合物に分割添加した。混合物を95~100℃に短時間(5~10分)加熱し、冷却し、塩酸(2mol/L)(100~150mL)で擦った。沈降するスルホンアミドを濾別し、水で中性に洗浄し、乾燥した。スルホンアミドをさらに精製することなく、ステップBで使用した。
ステップB-ニトロ基を還元して、第一級アミンを生成
ステップA1からの生成物(28.0mmol)またはステップA2/A3/A4からの生成物(56.0mmol) SnCl2・2H2Oを、撹拌下に室温でステップA1/A2/A3/A4からの生成物(8.0mmol)の酢酸エチル(140mL)溶液に添加した。反応液を還流した。反応過程を薄膜クロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン/酢酸エチル1:1)によってモニターした。反応が完了すると(約2~3時間)、混合物を酢酸エチル(70mL)で希釈し、10%炭酸カリウム水溶液を添加し、混合物を室温で30分間撹拌した。Sn化合物を濾過して取り除き、濾液中の水性相と有機相を分液した。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液(2回×100ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水した。溶媒を真空中で除去した後、ジクロロメタンおよび数滴のn-ヘキサンから再結晶することによって精製を行った。
ステップC-尿素化合物の調製
対応するイソシアナート(14.0mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液(I~XVIII)または酢酸エチル(10mL)溶液(XIX)を、撹拌下に室温でステップBからの生成物(7.0mmol)のジクロロメタン(20~40mL)溶液(I~XVIII)または酢酸エチル(20~40mL)溶液(XIX)に滴下して加えた。反応を薄膜クロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン/酢酸エチル1:1)によってモニターした。反応が完了すると、沈降生成物を濾別し、ジクロロメタン/酢酸エチルで洗浄し、真空中で乾燥した。場合によっては、反応液を真空中で濃縮し、n-ヘキサンを数滴添加することによって結晶化が開始した。
化合物I~II(表2)は、2,6-ジニトロアニリンから出発して、まず1,2-ジアミノ-3-ニトロベンゼンに変換し(反応スキーム2、V. Milata、J. Salon(nの上にハーチェク)、Org. Prep. Proceed. Int.、31 (3)、347(1999年))、最後にステップA1、BおよびCの一般規定に従って最終生成物に変換して調製した。
化合物III~XVI(表2)は、2,6-ジニトロアニリン(III)、4-ニトロ-1,2-フェニレンジアミン(IV)、2,6-ジニトロアニリン(V)および2-ニトロ-1,4-フェニレンジアミン(VI~XVI)から出発して、ステップA1(IV、VI~XVI)、A2(III)、A3(V)、B(III~XVI)およびC(III~XVI)の一般規定に従って調製した。
化合物XVII~XVIII(表2)は、2,4-ジニトロスルホニルクロリドから出発して、ステップA4、BおよびCの一般規定に従って調製した。
化合物XIX(表2)は、1,3-フェニレンジアミン二塩酸塩から出発して、まず4,6-ジアミノ-1,3-ベンゼンジスルホニルクロリドに変換し(反応スキーム3、G. Barnikow、K. Kru(uの上にウムラウト)ger、G. Hilgetag、Z. Chem.、6(7)、262(1966年))、最後にステップA4およびCの一般規定に従って最終生成物に変換して調製した。
出発化合物は市販品である。
Figure 0006995128000005
分析データ:
I、C272554S、M=515.6、N-(2,3-ビス(3-フェニルウレイド)フェニル)トシルアミド
MS (ESI): m/z (%) = 514.0 (76) [M-H]-, 395.0 (16) [M-H-Ar2NCO]-.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 9.47 (1H, s), 9.34 (1H, s), 9.23 (1H, s), 8.06 (1H, s), 7.80-7.78
(1H, m), 7.70 (1H, s), 7.64-7.63 (2H, m), 7.54-7.52 (2H, m), 7.48-7.46 (2H, m), 7.33-7.25 (6H, m), 7.09-7.05 (1H, m), 7.01-6.98 (1H, m), 6.97-6.94 (1H, m), 6.63-6.61 (1H, m), 2.33 (3H, s).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 153.66 (NHCONH), 152.61 (NHCONH), 143.14, 139.89, 139.73, 136.92, 136.81, 132.89, 129.53, 128.69, 128.68, 126.76, 125.85, 124.38, 121.80, 121.76, 119.98, 119.17, 118.28, 118.22, 20.95 (CH3).
II、C312956S、M=599.7、N-(2,3-ビス(3-(4-アセチルフェニル)ウレイド)フェニル)トシルアミド
MS (ESI): m/z (%) = 598.1 (100) [M-H]-.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 9.74 (1H, s), 9.65 (1H, s), 9.52 (1H, s), 8.14 (1H, s), 7.95-7.94 (2H, m), 7.90-7.88 (2H, m), 7.80-7.78 (2H, m), 7.64-7.62 (4H, m), 7.58-7.57 (2H, m), 7.32-7.31 (2H, m), 7.11-7.08 (1H, m), 6.62- 6.61 (1H, m), 2.53 (3H, s), 2.50 (3H, s), 2.33 (3H, s).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 196.17 (COCH3), 196.13 (COCH3), 153.19 (NHCONH), 152.20 (NHCONH), 144.50, 144.28, 143.14, 136.81, 136.61, 133.13, 130.46, 130.41, 129.52, 129.52, 129.50, 126.75, 126.19, 124.13, 120.00, 119.42, 117.16, 117.16, 26.21 (CH3), 26.18 (CH3), 20.91 (CH3).
III、C272554S、M=515.6、N-(2,4-ビス(3-フェニルウレイド)フェニル)トシルアミド
MS (ESI): m/z (%) = 514.1 (100) [M-H]-
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 9.54 (1H, s), 9.27 (1H, s), 8.78 (1H, s), 8.53 (1H, s), 8.28 (1H, s), 8.15 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.61-7.60 (2H, m), 7.53-7.52 (2H, m), 7.46-7.44 (2H, m), 7.36-7.34 (2H, m), 7.33-7.30 (2H, m), 7.29-7.26 (2H, m), 7.08 (1H, dd, 8.7, 2.2 Hz), 7.01-6.95 (2H, m), 6.39 (1H, d, 8.6 Hz), 2.34 (3H, s).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 152.35 (NHCONH), 152.31 (NHCONH), 143.16, 139.84, 139.54, 139.23, 137.78, 136.48, 129.43, 128.78, 128.74, 128.15, 127.26, 121.87, 121.84, 118.38, 118.19, 118.17, 111.23, 109.79, 20.97 (CH3).
IV、C272554S、M=515.6、N-(2,5-ビス(3-フェニルウレイド)フェニル)トシルアミド
MS (ESI): m/z (%) = 514.0 (100) [M-H]-
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 9.47 (1H, s), 9.23 (1H, s), 8.54 (1H, s), 8.49 (1H, s), 8.06 (1H, s), 7.73 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.65-7.63 (2H, m), 7.50-7.48 (2H, m), 7.45-7.43 (2H, m), 7.34-7.26 (7H, m), 7.01 (1H, d, 3 = 2.2 Hz), 6.99-6.95 (2H, m), 2.31 (3H, s).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 152.84 (NHCONH), 152.25 (NHCONH), 143.15, 139.92, 139.65, 136.60, 134.86, 129.68, 129.49, 128.73, 128.72, 127.01, 126.78, 122.72, 121.76, 121.70, 118.16, 118.12, 117.01, 116.51, 20.97 (CH3).
V、C272554S、M=515.6、N-(2,6-ビス(3-フェニルウレイド)フェニル)トシルアミド
MS (ESI): m/z (%) = 514.1 (100) [M-H]-.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 8.92 (2H, s), 8.90 (1H, s), 7.96 (2H, s), 7.44-7.41 (8H, m), 7.31-7.28 (4H, m), 7.22-7.18 (1H, m), 7.13-7.11 (2H, m), 7.00-6.97 (2H, m), 2.00 (3H, s).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6):δ (ppm) = 152.59 (NHCONH), 143.70, 139.66, 137.95, 136.65, 129.51, 128.98, 128.40, 126.90, 122.26, 118.59, 116.47, 116.36, 20.96 (CH3).
VI、C262354S、M=501.6、N-(3,4-ビス(3-フェニルウレイド)フェニル)ベンゼンスルホンアミド
MS (ESI):m/z (%) = 500.1 (100) [M-H]-.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 10.24 (1H, s), 9.11 (1H, s), 8.96 (1H, s), 8.09 (1H, s), 7.89 (1H, s), 7.85-7.84 (2H, m), 7.65-7.55 (4H, m), 7.50-7.47 (4H, m), 7.36 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.31-7.25 (4H, m), 7.00-6.94 (2H, m), 6.85 (1H, dd, J = 8.4, 1.4 Hz).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6):δ (ppm) = 153.41 (NHCONH), 152.79 (NHCONH), 139.86, 139.73, 139.71, 134.15, 132.99, 132.82, 129.21, 128.83, 128.76, 126.75, 126.40, 125.54, 121.92, 121.76, 118.22, 118.14, 115.35, 114.87.
VII、C272554S、M=515.6、N-(3,4-ビス(3-フェニルウレイド)フェニル)トシルアミド
MS (ESI):m/z (%) = 514.1 (88) [M-H]-.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 10.16 (1H, s), 9.11 (1H, s), 8.96 (1H, s), 8.09 (1H, s), 7.88 (1H, s), 7.73-7.72 (2H, m), 7.63 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.50-7.46 (4H, m), 7.36-7.33 (3H, m), 7.31-7.25 (4H, m), 7.00-6.94 (2H, m), 6.84 (1H, dd, J = 8.7, 2.5 Hz), 2.34 (3H, s).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6):δ (ppm) = 153.42 (NHCONH), 152.79 (NHCONH), 143.17, 139.87, 139.72, 136.86, 134.34, 133.00, 129.66, 128.83, 128.76, 126.81, 126.23, 125.57, 121.91, 121.75, 118.22, 118.13, 115.13, 114.64, 20.98 (CH3).
VIII、C2622ClN54S、M=536.0、N-(3,4-ビス(3-フェニルウレイド)フェニル)-4-クロロベンゼン-スルホンアミド
MS (ESI):m/z (%) = 534.1 (100) [M-H]-.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 10.28 (1H, s), 9.10 (1H, s), 8.95 (1H, s), 8.09 (1H, s), 7.90 (1H, s), 7.84-7.82 (2H, m), 7.65-7.63 (2H, m), 7.62 (1H, d, J = 2.5 Hz), 7.50-7.47 (4H, m), 7.39 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.31-7.25 (4H, m), 6.99-6.94 (2H, m), 6.84 (1H, dd, J = 8.7, 2.5 Hz).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 153.36 (NHCONH), 152.77 (NHCONH), 139.82, 139.68, 138.50, 137.76, 133.71, 132.95, 129.37, 128.78, 128.72, 128.67, 126.70, 125.48, 121.89, 121.75, 118.22, 118.15, 115.72, 115.23.
IX、C272555S、M=531.6、N-(3,4-ビス(3-フェニルウレイド)フェニル)-4-メトキシベンゼン-スルホンアミド
MS (ESI): m/z (%) = 530.1 (100) [M-H]-
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 10.08 (1H, s), 9.10 (1H, s), 8.96 (1H, s), 8.08 (1H, s), 7.88 (1H, s), 7.78-7.76 (2H, m), 7.62-7.62 (1H, m), 7.50-7.46 (4H, m), 7.35 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.31-7.25 (4H, m), 7.08-7.07 (2H, m), 7.00- 6.94 (2H, m), 6.85-6.83 (1H, m), 3.80 (3H, s).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 162.40, 153.42 (NHCONH), 152.79 (NHCONH), 139.87, 139.72, 134.44, 132.97, 131.35, 128.96, 128.82, 128.75, 126.19, 125.54, 121.90, 121.74, 118.21, 118.13, 115.14, 114.66, 114.35, 55.59 (OCH3)
X、C292954S、M=543.6、N-(3,4-ビス(3-(4-トリル)ウレイド)フェニル)トシルアミド
MS (ESI): m/z (%) = 542.2 (38) [M-H]-.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 10.13 (1H, s), 8.99 (1H, s), 8.84 (1H, s), 8.03 (1H, s), 7.82 (1H, s), 7.72-7.70 (2H, m), 7.61 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.37- 7.30 (7H, m), 7.11-7.06 (4H, m), 6.81 (1H, dd, J = 8.7, 2.2 Hz), 2.34 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.23 (3H, s).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 153.43 (NHCONH), 152.80 (NHCONH), 143.14, 137.29, 137.13, 136.86, 134.19, 132.97, 130.72, 130.52, 129.64, 129.21, 129.15, 126.80, 126.27, 125.44, 118.31, 118.22, 115.05, 114.62, 20.97 (CH3), 20.34 (CH3), 20.33 (CH3).
XI、C292956S、M=575.6、N-(3,4-ビス(3-(4-メトキシフェニル)ウレイド)フェニル)トシルアミド
MS (ESI): m/z (%) = 574.2 (80) [M-H]-.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 10.12 (1H, s), 8.91 (1H, s), 8.76 (1H, s), 8.00 (1H, s), 7.79 (1H, s), 7.72-7.70 (2H, m), 7.60 (1H, d, J = 2.5 Hz), 7.39-7.30 (7H, m), 6.90-6.84 (4H, m), 6.81 (1H, dd, J = 8.7, 2.5 Hz), 3.71 (3H, s), 3.70 (3H, s), 2.34 (3H, s).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6):δ (ppm) = 154.52 (NHCONH), 154.40 (NHCONH), 153.59, 152.97, 143.14, 136.87, 134.15, 133.06, 132.91, 132.74, 129.64, 126.80, 126.40, 125.43, 120.03, 119.94, 115.02, 114.65, 114.03, 113.96, 55.16 (OCH3), 55.13 (OCH3), 20.97 (CH3).
XII、C393356S、M=699.8、N-(3,4-ビス(3-(4-フェノキシフェニル)ウレイド)フェニル)トシルアミド
MS (ESI):m/z (%) = 700.2 (100) [M + H]+, 515.1 (63) [M+H-Ar2NH2]+, 489.2 (43) [M+H-Ar2NH2- Ar2NCO]+.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6):δ (ppm) = 10.14 (1H, s), 9.12 (1H, s), 8.98 (1H, s), 8.07 (1H, s), 7.87 (1H, s), 7.73-7.72 (2H, m), 7.62 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.52-7.48 (4H, m), 7.38-7.33 (7H, m), 7.10-7.06 (2H, m), 7.01-6.94 (8H, m), 6.84 (1H, dd, J = 8.7, 2.5 Hz), 2.34 (3H, s).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6):δ (ppm) = 157.61, 157.58, 153.47 (NHCONH), 152.86 (NHCONH), 150.77, 150.60, 143.09, 136.87, 135.84, 135.65, 134.32, 132.99, 129.85, 129.83, 129.59, 126.76, 126.30, 125.53, 122.75, 122.70, 119.94, 119.86, 119.69, 119.67, 117.65, 117.57, 115.16, 114.69, 20.93 (CH3).
XIII、C2723Cl254S、M=584.5、N-(3,4-ビス(3-(4-クロロフェニル)ウレイド)フェニル)トシルアミド
MS (ESI):m/z (%) = 582.1 (54) [M-H]-.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6):δ (ppm) = 10.16 (1H, s), 9.24 (1H, s), 9.11 (1H, s), 8.10 (1H, s), 7.89 (1H, s), 7.72-7.70 (2H, m), 7.60 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.51-7.48 (4H, m), 7.35-7.29 (7H, m), 6.83 (1H, dd, J = 8.7, 2.3 Hz), 2.34 (3H, s).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6):δ (ppm) = 153.30 (NHCONH), 152.67 (NHCONH), 143.17, 138.86, 138.69, 136.82, 134.51, 132.93, 129.64, 128.65, 128.58, 126.79, 126.09, 125.74, 125.45, 125.27, 119.72, 119.64, 115.23, 114.62, 20.97 (CH3).
XIV、C312956S、M=599.7、N-(3,4-ビス(3-(4-アセチルフェニル)ウレイド)フェニル)トシルアミド
MS (ESI): m/z (%) = 598.1 (82) [M-H]-, 463.1 (23) [M-H-Ar2NH2]-, 302.0 (11) [M- H-Ar2NH2-Ar2NCO]-.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 10.21 (1H, s), 9.53 (1H, s), 9.40 (1H, s), 8.22 (1H, s), 8.01 (1H, s), 7.93-7.91 (2H, m), 7.91-7.89 (2H, m), 7.73-7.71 (2H, m), 7.64 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.62-7.58 (4H, m), 7.37-7.34 (3H, m), 6.86 (1H, dd, J = 8.7, 2.3 Hz), 2.52 (3H, s), 2.50 (3H, s), 2.34 (3H, s).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 196.28, 196.26, 153.09 (NHCONH), 152.44 (NHCONH), 144.49, 144.31, 143.23, 136.80, 134.75, 132.88, 130.54, 130.39, 129.69, 129.69, 129.65, 126.82, 125.94, 125.89, 117.19, 117.11, 115.35, 114.60, 26.33 (CH3), 26.31 (CH3), 20.99 (CH3).
XV、C2923654S、M=651.6、N-(3,4-ビス(3-(2-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレイド)フェニル)トシルアミド
MS (ESI): m/z (%) = 650.1 (100) [M-H]-, 489.1 (20) [M-H-Ar2NH2]-, 302.1 (16) [M-H-Ar2NH2-Ar2NCO]-.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 10.15 (1H, s), 8.77 (1H, s), 8.66 (1H, s), 8.46 (1H, s), 8.26 (1H, s), 7.98-7.92 (2H, m), 7.71-7.57 (7H, m), 7.37-7.33 (3H, m), 7.30-7.27 (1H, m), 7.25-7.22 (1H, m), 6.85 (1H, dd, J = 8.7, 2.3 Hz), 2.33 (3H, s).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 153.39 (NHCONH), 153.00 (NHCONH), 143.17, 136.80, 136.59, 136.35, 134.41, 132.81, 132.54, 129.62, 126.77, 126.28, 126.09, 125.92, 125.40, 125.07, 123.88, 123.49, 122.90, 120.31, 119.65, 115.30, 20.93 (CH3).
XVI、C292556S、M=571.6、N,N’-(((4-トシルアミド-1,2-フェニレン)ビス(アザンジイル))ビス(カルボニル))ジベンズアミド
MS (ESI): m/z (%) = 570.1 (25) [M-H]-, 449.0 (100) [M-H-Ar2NH2]-, 302.0 (63) [M-H-Ar2NH2-Ar2NCO]-.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 11.09 (1H, s), 11.08 (1H, s), 10.85 (1H, s), 10.45 (1H, s), 10.37 (1H, s), 8.01-7.99 (2H, m), 7.96-7.94 (2H, m), 7.83 (1H, d, J = 2.5 Hz), 7.77-7.75 (2H, m), 7.65-7.60 (2H, m), 7.53-7.46 (5H, m), 7.37- 7.36 (2H, m), 6.97 (1H, dd, J = 8.7, 2.5 Hz), 2.34 (3H, s).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6): δ (ppm) = 168.70, 168.64, 152.23 (NHCONH), 151.43 (NHCONH), 143.30, 136.79, 135.88, 132.97, 132.90, 132.57, 132.39, 132.21, 129.69, 128.47, 128.47, 128.24, 128.23, 126.81, 126.44, 124.87, 115.83, 114.38, 20.96 (CH3).
XVII、C262354S、M=501.6、N-フェニル-2,4-ビス(3-フェニルウレイド)ベンゼンスルホンアミド
MS (ESI):m/z (%) = 500.1 (100) [M-H]-, 381.1 (22) [M-H-Ar2NCO]-.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6):δ (ppm) = 10.28 (1H, s), 9.65 (1H, s), 9.15 (1H, s), 8.67 (1H, s), 8.48 (1H, s), 8.15 (1H, d, J = 1.2 Hz), 7.67 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.56-7.54 (2H, m), 7.47-7.46 (2H, m), 7.37-7.27 (5H, m), 7.24-7.21 (2H, m), 7.13-7.12 (2H, m), 7.03-6.98 (3H, m).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6):δ (ppm) = 152.04 (NHCONH), 151.75 (NHCONH), 144.48, 139.68, 139.18, 138.16, 137.24, 130.32, 129.13, 128.81, 128.77, 124.34, 122.28, 122.16, 120.67, 119.07, 118.54, 118.47, 111.07, 110.68.
XVIII、C292756S、M=573.6、エチル4-(2,4-ビス(3-フェニルウレイド)フェニルスルホンアミド)ベンゾアート
MS (ESI):m/z (%) = 572.1 (100) [M-H]-.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6):δ (ppm) = 10.77 (1H, s), 9.60 (1H, s), 9.15 (1H, s), 8.66 (1H, s), 8.38 (1H, s), 8.07 (1H, d, J = 2.1 Hz), 7.81-7.80 (2H, m), 7.74 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.50-7.48 (2H, m), 7.45-7.43 (2H, m), 7.37 (1H, dd, J = 8.9, 2.1 Hz), 7.32-7.26 (4H, m), 7.24-7.22 (2H, m), 7.02-6.97 (2H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.1 Hz), 1.24 (3H, t, J = 7.1 Hz).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6):δ (ppm) = 165.02, 151.95 (NHCONH), 151.59 (NHCONH), 144.72, 141.88, 139.54, 139.11, 138.09, 130.46, 130.33, 128.77, 128.70, 124.94, 122.26, 122.10, 118.99, 118.82, 118.43, 118.43, 111.23, 111.01, 60.41 (CH3), 14.08 (CH3).
XIX、C3228662、M=656.7、N1,N3-ジフェニル-4,6-ビス(3-フェニルウレイド)ベンゼン-1,3-ジスルホンアミド
MS (ESI):m/z (%) = 655.1 (100) [M-H]-, 536.1 (18) [M-H-Ar2NCO]-.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6):δ (ppm) = 10.47 (2H, s), 9.75 (2H, s), 8.85 (1H, s), 8.52 (2H, s), 8.15 (1H, s), 7.48-7.47 (4H, m), 7.32-7.29 (4H, m), 7.21-7.18 (4H, m), 7.04-7.02 (8H, m).
13C-NMR (126 MHz, DMSO-d6):δ (ppm) = 150.92 (NHCONH), 141.38, 139.07, 136.38, 131.09, 129.19, 128.70, 124.80, 122.50, 121.03, 118.82, 118.75, 113.36.
感熱記録紙の感熱発色層を形成するための水性塗布懸濁液を、坪量63g/m2の合成原紙(Yupo(登録商標) FP680)の片側にドクターバーによって実験室規模で塗布した。乾燥すると、熱記録材料シートが得られた。感熱発色層の塗布量は、3.8~4.2g/m2であった。
感熱記録材料または感熱紙を以上に記載された詳細に基づいて生成した。ここで、以下の水性塗布懸濁液の配合を使用して、複合構造を担体基材に形成し、次いで更なる層、特に保護層を通常のように形成したが、これらをここでは別々に詳述しない。
塗布懸濁液のための分散液(いずれの場合も1重量部)の調製
水性分散液A(発色剤分散液)は、ビーズミル中で3-N-n-ジブチルアミノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン(ODB-2)(20重量部)をGhosenex(商標) L-3266(スルホン化ポリビニルアルコール、Nippon Ghosei社)の15%水性溶液(33重量部)と粉砕することによって調製した。
水性分散液B(顕色剤分散液)は、ビーズミル中で顕色剤(40重量部)をGhosenex(商標) L-3266の15%水性溶液(66重量部)と一緒に粉砕することによって調製した。
水性分散液C(増感剤分散液)は、ビーズミル中で増感剤(40重量部)をGhosenex(商標) L-3266の15%水性溶液(33重量部)と粉砕することによって調製した。
粉砕することによって生成された分散液はすべて、平均粒径D(4,3)が0.80~1.20μmであった。分散液の粒径分布は、Beckman Coulter社のCoulter LS230装置を使用してレーザー回折によって測定した。
分散液D(滑剤分散液)は、9重量部のステアリン酸Zn、1重量部のGhosenex(商標) L-3266、および40重量部の水からなる20%ステアリン酸亜鉛分散液であった。
顔料Pは、72%被覆カオリン懸濁液(Lustra(登録商標) S、BASF社)であった。
結合剤は、10%ポリビニルアルコール水溶液(Mowiol 28-99、Kuraray Europe社)からなるものであった。
感熱塗布懸濁液は、導入順序B、D、C、P、A、結合剤を考慮して、撹拌下にA(1部)、B(1部)、C(1部)、D(56部)、顔料P(146部)、および結合剤溶液(138部)(すべて重量部)を混合し、水を加えて混合物の固形分を約25%にすることによって調製した。
こうして得られた感熱被覆懸濁液を使用して、紙担体と熱反応層の複合構造を生成した。
熱記録材料を、以下に記載のように評価した(表3、4および5)。
(1)動的色濃度:
紙(幅6cmの細片)に、200dpiおよび560オームのKyocera印刷ヘッドを備えたAtlantek 200試験プリンタ(Atlantek社、USA)を印加電圧20.6Vおよび最大パルス幅0.8m秒で使用して、10エネルギー段階の市松模様を熱印刷した。画像濃度(光学濃度(o.d.))は、Gretag社のMacbeth濃度計RD-914を使用して0.45mJ/ドットのエネルギー段階で測定した。o.d.値の測定の不確かさは≦2%と推定された。
(2)静的色濃度(開始温度):
記録材料シートを、様々な温度に加熱された一連のサーモスタット制御金型にプレスオン圧力0.2kg/cm2および接触時間5秒でプレスした(熱試験機TP 3000QM、Maschinenfabrik Hans Rychiger AG社、Steffisburg, Switzerland)。こうして生成された画像の画像濃度(光学濃度)は、Gretag社のMacbeth濃度計RD-914を使用して測定した。静的開始点は、定義によれば、光学濃度0.2が達成される最低温度である。測定方法の正確度は≦±0.5℃であった。
(3)印刷画像の耐性試験:
a)人工老化の条件下における印刷画像の耐性:
(1)の下で方法に従って動的に記録された熱記録紙の各試料を、以下の条件下で7日間貯蔵した:
i) 50℃(乾燥老化)、
ii) 40℃、相対湿度85%(湿潤老化)、および
iii) 蛍光灯の人工光下において、照度16000Lux(光老化)
試験期間が経過すると、画像濃度を通電エネルギー0.45mJ/ドットで測定し、式(数式1)に従って人工老化の前に対応する画像濃度値に対して設定した。
b)可塑剤耐性:
可塑剤を含有するクリングフィルム(20~25%アジピン酸ジオクチルを含むPVCフィルム)を、(1)の下で方法に従って動的に記録しておいた熱記録紙の試料と接触させ、折り目および空気の包含を回避し、次いで巻いてロールにし、16時間貯蔵した。1つの試料を室温(20~22℃)で貯蔵し、更なる試料を40℃で貯蔵した。フィルムを除去した後、画像濃度(o.d.)を測定し、式(数式1)に従って可塑剤の作用の前に対応する画像濃度値に対して設定した。
c)接着剤に対する耐性:
Tesa社の透明な自己接着性テープ(tesafilm(登録商標)クリスタル-クリア、#57315)の細片、およびそれとは別にTesa社の包装接着テープ(#04204)の細片を、(1)の下で方法に従って動的に記録しておいた熱記録紙の試料に接着させ、折り目および空気の包含を回避した。室温(20~22℃)で貯蔵した後、特定の接着テープにより画像濃度(o.d.)を24時間後および7日後に測定し、式(数式1)に従って、新たに接着させた供試体の同様にして決定した画像濃度値に対して設定した。
Figure 0006995128000006
(数式1)によって算出された値(%)の散乱は、≦±2パーセント点であった。
4)印刷されていない感熱紙の貯蔵適性:
記録紙のシートを3枚の同一の細片に裁断した。1枚の細片に、(1)の下で方法に従って動的に記録し、画像濃度を決定した。他の2枚の細片を、印刷されていない(白色)状態で、a)40℃および相対湿度(r.h.)85%ならびにb)60℃および相対湿度(r.h.)50%の気候で4週間貯蔵した。
紙を室温で順応させた後、(1)の下で方法に従って動的に印刷し、濃度計を使用して、通電エネルギー0.45mJ/ドットの画像濃度を決定した。新鮮な(老化していない)供試体に対して、貯蔵した供試体の残留印字性能(%)を次式(数式1)に従って算出した。
表3~5に、仕上げ記録材料の評価をまとめる。

Figure 0006995128000007
Figure 0006995128000008
Figure 0006995128000009
以上の実施例から、本発明の感熱記録材料は、特に以下の有利な特性を与えることがわかる。
(1)本発明による顕色剤を含む感熱紙の記録された画像は、比較供試体の顕色剤の印刷濃度(光学濃度)に匹敵する印刷濃度(光学濃度)を有する(表3)。
(2)本発明による紙の視覚的に認識可能なグレーイングが始まる温度(静的開始点)は、比較紙の場合の温度に匹敵するまたはそれより高く、市場に出せる感熱記録材料の要件を満たす(表3)。
(3)老化試験にかけた紙は、高画像耐性を明らかにする。これは、比較紙の画像耐性よりよいまたはそれに匹敵する(表3)。
(4)印刷画像は、疎水性物質(接着剤、可塑剤)の作用後に実質上色あせない。画像耐性は、公知の非フェノール系顕色剤の性能よりよいまたはそれに匹敵する(表4)。
(5)極限条件下で/数週間にわたって貯蔵された記録材料の印刷は、貯蔵されていない(新鮮な)紙の画像濃度と実質的に同一である画像濃度を導く(表5)。
(6)本発明による顕色剤を用いて、重要な塗布特性すべてに関して高品質の感熱記録材料を得ることができる。先行技術による顕色剤を使用して得られる感熱記録材料はいずれも、すべての特性にわたって匹敵する均衡のとれた性能プロファイルを有しない。
(7)顕色剤Yを含有する感熱記録材料と顕色剤XVIIおよびXIXを含有する感熱記録材料の比較、ならびに顕色剤Zを含有する感熱記録材料と顕色剤IIIおよびIVを含有する感熱記録材料の比較によって、画像耐性の増加が明らかになり、これは、発色および安定化プロセスに関与する官能基の密度の増加に帰因するものであり、それ以外の点では匹敵する化学的性質を有している(表4)。

Claims (13)

  1. 式(I):
    Ar(NHSO2Ar1l(SO2NHAr1m(NHC(O)NHAr2n (I)
    の化合物
    [式中、
    lおよびmは互いに独立して、0、1、2、3および/または4であり、l+mの和は、1以上であり、
    nは、2、3、4または5であり、
    Arは、(l+m+n)個置換されたベンゼン基であり、
    Ar1は、非置換芳香族基または置換芳香族基であり、
    前記非置換芳香族基はフェニル基であり、
    前記置換芳香族基は一置換フェニル基または4-アルコキシカルボニルフェニル基であり、
    前記一置換フェニル基はC 1 ~C 5 アルキル、アルケニル、アルキニル、ベンジル、RO、ハロゲン、ホルミル、ROC、RO 2 C、CN、NO 2 、R-SO 2 O、RO-SO 2 、R-NH-SO 2 、R-SO 2 -NH、R-NH-CO-NH、R-SO 2 -NH-CO-NH、R-NH-CO-NH-RまたはR-CO-NH基で置換されており、Rは、C 1 ~C 5 アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、またはベンジル基であり、
    Ar2は、ベンゾイル基、非置換フェニル基、または置換フェニル基であり、
    前記置換フェニル基はC 1 ~C 4 アルキル、ハロゲン、CX 3 、ホルミル、ROC、RO 2 C、CN、NO 2 またはRO基で置換されており、Xはハロゲン基であり、Rは、C 1 ~C 5 アルキル基、フェニル基またはトリル基である]。
  2. lが、0または1である、請求項1に記載の化合物。
  3. mが、0、1または2である、請求項1または2に記載の化合物。
  4. nが2である、請求項1~3のいずれか一項に記載の化合物。
  5. lが1であり、mが0であり、nが2である、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物。
  6. lが0であり、mが1であり、nが2である、請求項1~のいずれか一項に記載の化合物。
  7. lが0であり、mが2であり、nが2である、請求項1~のいずれか一項に記載の化合物。
  8. Arが、3または4個置換されたベンゼン基である、請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物。
  9. 一置換フェニル基が、4-C1~C5アルキル、4-ROまたは4-(RO2C)基で置換されており、式中、Rは、C1~C5アルキル基である、請求項1~8のいずれか一項に記載の化合物。
  10. 担体基材と、少なくとも1種の発色剤と、フェノール不含顕色剤を含有する少なくとも1つの感熱発色層とを含む感熱記録材料であって、少なくとも1種の顕色剤は、請求項1~のいずれか一項に記載の式(I)の化合物である、感熱記録材料。
  11. 少なくとも1種の発色剤が、トリフェニルメタン型、フルオラン型、アザフタリド型および/またはフルオレン型の色素である、請求項1に記載の感熱記録材料。
  12. 式(I)の化合物に加えて、1種または複数の更なる非フェノール系顕色剤が存在する、請求項10または11に記載の感熱記録材料。
  13. 請求項1~のいずれか一項に記載の式(I)の化合物が、感熱層の全固形分に対して3~35重量%の量で存在する、請求項10~12のいずれか一項に記載の感熱記録材料。
JP2019543063A 2017-02-10 2018-01-18 感熱記録材料 Active JP6995128B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102017102702.5A DE102017102702B4 (de) 2017-02-10 2017-02-10 Wärmeempfindliches Aufzeichnungsmaterial
DE102017102702.5 2017-02-10
PCT/EP2018/051208 WO2018145874A1 (de) 2017-02-10 2018-01-18 Wärmeempfindliches aufzeichnungsmaterial

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020508980A JP2020508980A (ja) 2020-03-26
JP6995128B2 true JP6995128B2 (ja) 2022-02-04

Family

ID=61027711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019543063A Active JP6995128B2 (ja) 2017-02-10 2018-01-18 感熱記録材料

Country Status (9)

Country Link
US (1) US11084307B2 (ja)
EP (1) EP3580201B1 (ja)
JP (1) JP6995128B2 (ja)
KR (1) KR102420004B1 (ja)
CN (1) CN110267939B (ja)
BR (1) BR112019016633B1 (ja)
DE (1) DE102017102702B4 (ja)
ES (1) ES2859456T3 (ja)
WO (1) WO2018145874A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017131276A1 (de) 2017-12-22 2019-06-27 Mitsubishi Hitec Paper Europe Gmbh Recyclingfähiges Releasesubstrat
DE102018133168B4 (de) * 2018-12-20 2021-02-18 Papierfabrik August Koehler Se Wärmeempfindliches Aufzeichnungsmaterial
CN114890917A (zh) * 2022-05-25 2022-08-12 沈阳感光化工研究院有限公司 一种非对称枝化型非酚类显色剂及其合成方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014080615A1 (ja) 2012-11-21 2014-05-30 日本曹達株式会社 非フェノール系化合物を用いた記録材料
JP2016155254A (ja) 2015-02-23 2016-09-01 日本化薬株式会社 感熱記録材料
WO2016150428A1 (de) 2015-03-23 2016-09-29 Papierfabrik August Koehler Se Wärmeempfindliches aufzeichnungsmaterial

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5774117A (en) 1980-10-27 1982-05-10 Res Dev Corp Of Japan Preparation of fiber reinforced composite material
DE3130844A1 (de) * 1981-08-04 1983-02-24 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Neue n,n-disubstituierte sulfonamidgruppen aufweisende aromatische diisocyanate, verfahren zu ihrer herstellung sowie ihre verwendung als aufbaukomponente bei der herstellung von polyurethanen
US5246906A (en) 1991-08-02 1993-09-21 Oji Paper Co., Ltd. Thermosensitive recording material
JP3227858B2 (ja) 1993-02-03 2001-11-12 王子製紙株式会社 感熱記録体
JPH06297860A (ja) 1993-04-14 1994-10-25 New Oji Paper Co Ltd 感熱記録体
JP3453741B2 (ja) 1993-07-08 2003-10-06 日本製紙株式会社 感熱記録体
JP3509082B2 (ja) 1994-06-23 2004-03-22 日本製紙株式会社 感熱記録体
DE69500152T2 (de) 1994-07-21 1997-09-18 Jujo Paper Co Ltd Aminobenzenesulphonamidderivate als Farbentwickler für wärmeempfindliche Aufzeichnungsmaterialien
JPH08197851A (ja) 1995-01-25 1996-08-06 Nippon Paper Ind Co Ltd 感熱記録体
JPH08244355A (ja) 1995-03-15 1996-09-24 Nippon Paper Ind Co Ltd 感熱記録体
JP3633182B2 (ja) 1997-02-18 2005-03-30 日本製紙株式会社 感熱記録体
JP3843586B2 (ja) 1998-03-23 2006-11-08 日本製紙株式会社 感熱記録体
JP3843587B2 (ja) 1998-03-23 2006-11-08 日本製紙株式会社 感熱記録体
GB9827569D0 (en) 1998-12-16 1999-02-10 Ciba Geigy Ag Heat sensitive recording material
BR112015018750B1 (pt) * 2013-02-13 2021-12-07 Oji Holdings Corporation Material de registro sensível ao calor
KR102278943B1 (ko) * 2013-05-22 2021-07-19 오지 홀딩스 가부시키가이샤 감열 기록체
CN105939867B (zh) * 2014-01-27 2018-05-11 三菱制纸株式会社 热敏记录材料
DE102014107567B3 (de) * 2014-05-28 2015-11-05 Papierfabrik August Koehler Se Wärmeempfindliches Aufzeichnungsmaterial
JP2016107533A (ja) * 2014-12-08 2016-06-20 三菱製紙株式会社 感熱記録材料
JP2016165835A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 王子ホールディングス株式会社 感熱記録体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014080615A1 (ja) 2012-11-21 2014-05-30 日本曹達株式会社 非フェノール系化合物を用いた記録材料
JP2016155254A (ja) 2015-02-23 2016-09-01 日本化薬株式会社 感熱記録材料
WO2016150428A1 (de) 2015-03-23 2016-09-29 Papierfabrik August Koehler Se Wärmeempfindliches aufzeichnungsmaterial

Also Published As

Publication number Publication date
EP3580201A1 (de) 2019-12-18
BR112019016633B1 (pt) 2022-11-29
BR112019016633A2 (pt) 2020-04-14
CN110267939A (zh) 2019-09-20
KR102420004B1 (ko) 2022-07-12
US11084307B2 (en) 2021-08-10
DE102017102702A1 (de) 2018-08-16
JP2020508980A (ja) 2020-03-26
KR20190119590A (ko) 2019-10-22
US20200070556A1 (en) 2020-03-05
EP3580201B1 (de) 2020-12-30
WO2018145874A1 (de) 2018-08-16
ES2859456T3 (es) 2021-10-04
DE102017102702B4 (de) 2019-09-12
CN110267939B (zh) 2022-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6995128B2 (ja) 感熱記録材料
CN109790108B (zh) 热敏记录材料
JP7059448B2 (ja) 感熱性記録材料
JP7046984B2 (ja) 非フェノール系顕色剤および感熱記録材料
US11781029B2 (en) Heat-sensitive recording material
CN115666957B (zh) 热敏记录材料
BR112019024497B1 (pt) Material de gravação sensível ao calor e método para produzir um material de gravação sensível ao calor

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6995128

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150