JP6994844B2 - 二重床構造 - Google Patents

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Description

本発明は、二重床構造に関する。
近年、通信施設やデータセンターなどの施設では、配線用の通路や冷却用の空気流路などを設けるために二重床構造が用いられることがある。例えば、特許文献1には、データセンターなどで用いられる二重床構造が開示されている。この二重床構造は、床スラブの上方に併設された複数の梁材を有する。各梁材は、機器が固定される機器固定部と、当該機器固定部を保持する梁本体部とを備えている。前記機器固定部は、前記梁本体部の長手方向に沿って移動可能である。
特開2006-70557号公報
ところで近年、二重床構造に設置される設置対象物は、重量が増加する傾向にある。そのため、二重床構造は、より高い剛性を有することが期待されている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、設置対象物の設置作業の効率化を図ることができるとともに、剛性の向上を図ることができる二重床構造を提供する。
(1)本発明の一態様の二重床構造は、床パネルと、前記床パネルの上面と略同じまたは前記床パネルの上面よりも低い位置に設置対象物が載せられる支持面を有するとともに、前記支持面に前記設置対象物が固定される固定穴が設けられた結合部材と、少なくとも一部が前記結合部材の下方に配置され、前記結合部材が取り付けられるとともに、前記結合部材に最も近い前記床パネルから前記結合部材に向かう第1方向において、少なくとも、前記床パネルから見て前記固定穴の一部よりも遠い位置で前記結合部材を下方から支持する梁部材とを備え、前記梁部材は、前記第1方向とは交差した第2方向に長手方向を有するとともに、前記第2方向に延びた溝を有し、前記結合部材は、前記溝に沿って摺動可能であり、前記梁部材は、略水平に沿う扁平状に形成され前記溝が設けられて前記結合部材を下方から支持した基部と、前記基部から起立して前記床パネルと前記結合部材との間に配置された起立部とを有し、前記起立部は、前記第2方向に延びた筒状に形成されている、ことを特徴とする。
(2)上記の二重床構造において、前記梁部材は、前記第1方向において前記床パネルから見て前記固定穴の一部よりも近い位置と遠い位置の両方で前記結合部材を下方から支持する。
)上記の二重床構造において、前記結合部材を前記基部に固定する複数の固定具をさらに備え、前記基部は、前記第1方向で隣り合う前記複数の固定具の間で略水平に延びるとともに前記結合部材を下方から支持する平面部を有する。
)上記の二重床構造において、前記起立部は、前記結合部材の支持面と略同じ高さに位置して前記設置対象物が載せられる別の支持面を有する。
)上記の二重床構造において、前記溝は、前記基部の上面に開口し、前記基部は、前記基部の下面に開口して前記梁部を固定する固定具が取り付けらえるボルトレールを有し、前記溝と前記ボルトレールとは、少なくとも一部同士が同じ高さに位置する。
)上記の二重床構造において、前記固定穴は、前記第1方向に沿う長穴である。
)上記の二重床構造において、前記結合部材は、前記第1方向に長手方向を有し、前記固定穴は、前記結合部材の長手方向に沿う長穴である。
)上記の二重床構造において、前記結合部材は、前記梁部材に取り付けられる第1部分と、前記第1部分から起立した第2部分と、前記第2部分によって支持されることで前記設置対象物に向けて下方から固定具が取付可能な第3部分とを有する。
)上記の二重床構造において、前記梁部材は、床スラブまたは前記床スラブに設けられた高さ調整機構に対して直接または略水平に沿う扁平な固定部材を介して固定されている。
10)上記の二重床構造において、前記梁部材に沿って設けられた補強部材をさらに備えている。前記梁部材は、前記第2方向に長手方向を有するとともに、前記第2方向に延びたボルトレールを有する。前記補強部材は、前記ボルトレールに取り付けられる固定具によって前記梁部材に固定されている。
本発明によれば、設置対象物の設置作業の効率化を図ることができるとともに、剛性の向上を図ることができる二重床構造を提供することができる。
第1の実施形態の二重床構造を示す斜視図である。 第1の実施形態の二重床構造を示す平面図である。 図2中に示された二重床構造のF3-F3線に沿う断面図である。 図2中に示された二重床構造のF4-F4線に沿う断面図である。 第1の実施形態の二重床構造の一部を拡大して示す斜視図である。 第1の実施形態の二重床構造の一部を拡大して示す断面図である。 第1の実施形態の梁部材を拡大して示す断面図である。 第1の実施形態の固定具のナットを示す斜視図である。 第2の実施形態の二重床構造を示す斜視図である。 第3の実施形態の二重床構造を示す断面図である。 第4の実施形態の二重床構造を示す断面図である。 第5の実施形態の二重床構造を示す断面図である。 図12中に示された二重床構造のF13-F13線に沿う断面図である。 第5の実施形態の梁部材および補強部材を拡大して示す断面図である。
以下、実施形態の二重床構造について説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
ここで、+X方向、-X方向、+Y方向、-Y方向、およびZ方向について先に定義する。+X方向、-X方向、+Y方向、および-Y方向は、略水平に沿う方向である。-X方向は、+X方向の反対方向である。+Y方向および-Y方向は、+X方向とは交差する(例えば略直交する)方向である。-Y方向は、+Y方向の反対方向である。Z方向は、略鉛直方向に沿う方向である。なお、+X方向と-X方向とを区別しない場合は、単に「X方向」と称する。また、+Y方向と-Y方向とを区別しない場合は、単に「Y方向」と称する。Y方向は、「第1方向」の一例である。X方向は、「第2方向」の一例である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の二重床構造1は、例えば、通信施設やデータセンターなどの施設で機器が設置される機械室Rに設けられ、例えば配線用の通路や冷却用の空気流路などを床下に形成する。二重床構造1の上には、サーバなどの装置が収容されるラック2が設置される。ラック2は、「設置対象物」の一例である。なお、本願でいう「ラック」とは、装置がまだ収容されていない状態のラックに限らず、装置がすでに収容された状態のラックを含む。また、二重床構造1に設置される設置対象物は、ラック2に限らず、他の機器(例えば装置そのもの)でもよい。また、二重床構造1の設置先や利用方法は、上記例に限定されない。二重床構造1は、種々の施設に用いることができる。これらは、以下の全ての実施形態で同様である。
図1は、第1の実施形態の二重床構造1を示す斜視図である。図2は、第1の実施形態の二重床構造1を示す平面図である。図3は、図2中に示された二重床構造1のF3-F3線に沿う断面図である。図4は、図2中に示された二重床構造1のF4-F4線に沿う断面図である。
図1から図4に示すように、二重床構造1は、複数の床パネル11、複数の支持脚12、複数の支持脚つなぎ材13、複数の連結部材14、複数の梁部材15、および複数のブラケット(結合部材)16を備えている。
床パネル11は、四角形(例えば長方形)の板状に形成されている。複数の床パネル11は、略水平方向で並べて配置されている。床パネル11は、後述する梁部材15によって下方から支持されて、床スラブ(下床)3よりも上方に配置されている。床パネル11の下方には、例えば配線用の通路や冷却用の空気流路となる床下空間17(図3参照)が形成されている。床パネル11の上面11aは、機械室Rの床面(上床)を形成している。ここで、機械室Rは、機器(例えばラック2)が設置される機器設置領域A1と、作業者や管理者などが通る通路A2とを有する。例えば、床パネル11の上面11aは、通路A2の床面を形成している。一方で、床パネル11は、機器設置領域A1には設けられていない。言い換えると、床パネル11は、ラック2の下方には設けられていない。
支持脚12は、床スラブ3の上に設置されている。複数の支持脚12は、X方向およびY方向において所定の間隔で配置されている。支持脚12は、床スラブ3からZ方向に沿って上方に延びている。図3に示すように、支持脚12の上端部には、支持脚つなぎ材13が挿入される溝12g(または開口部)が設けられている。
支持脚つなぎ材13は、図4に示すように、Y方向で隣り合う2つの支持脚12の間をY方向に延びており、上記2つの支持脚12のそれぞれの上端部に亘る。支持脚つなぎ材13は、支持脚12の上端部に設けられた溝12gに挿入されている。支持脚つなぎ材13は、後述する梁部材15の長手方向とは交差する(例えば略直交する)方向に延びた梁部材であり、Y方向で隣り合う2つの支持脚12を連結している。これにより、2つの支持脚12と支持脚つなぎ材13とによって門型のフレームが形成されている。言い換えると、支持脚つなぎ材13は、上記2つの支持脚12を連結することで二重床構造1の剛性を高めている。本実施形態では、支持脚つなぎ材13は、支持脚12には直接には固定されていない。支持脚つなぎ材13は、後述する連結部材14を介して、支持脚12に固定されている。また、本実施形態では、支持脚12の上面12aと、支持脚つなぎ材13の上面13aとは、略同じ高さに位置して一つの平面を形成している。
連結部材14は、支持脚12の上面12aと支持脚つなぎ材13の上面13aとに亘るように、支持脚12の上面12aおよび支持脚つなぎ材13の上面13aの上に載せられている。連結部材14は、略水平に沿う扁平な形状に形成されている。連結部材14は、1つ以上の固定具21(例えばボルト)によって、支持脚12に固定されている。また、連結部材14は、1つ以上の固定具21によって、支持脚つなぎ材13に固定されている。連結部材14は、上方から下方に向けて固定具21が取り付けられることで、支持脚12および支持脚つなぎ材13に固定されている。連結部材14は、支持脚12および支持脚つなぎ材13の両方に固定されることで、支持脚12と支持脚つなぎ材13とを連結している。連結部材14の上面14aは、平面状に形成されている。
複数の梁部材15は、図1に示すように、互いに略並行にX方向に直線状に延びている。言い換えると、梁部材15は、X方向に長手方向を有する。複数の梁部材15に含まれる1組の梁部材15(第1梁部材15Aおよび第2梁部材15B)は、Y方向において、1つの機器設置領域A1の両側に分かれて配置されている。なお、第1梁部材15Aと第2梁部材15Bとを区別しない場合、単に「梁部材15」と称する。
梁部材15は、支持脚12、支持脚つなぎ材13、および連結部材14などによって下方から支持されることで、床スラブ3との間に空間を空けて、床スラブ3よりも上方に配置されている。本実施形態では、梁部材15は、床パネル11の上面11aよりも低い位置に配置されている。例えば、梁部材15は、床パネル11の上面11aに対して、少なくとも後述するブラケット16の高さ分だけ低い位置に配置されている。
ブラケット16は、梁部材15の上に載せられ、梁部材15に取り付けられる。ブラケット16は、床パネル11の上面11aと略同じまたは床パネル11の上面よりも低い位置にラック2が載せられる支持面16aを有する。なお本願でいう「設置対象物(例えばラック)が載せられる」とは、設置対象物が直接に載せられる場合に限定されず、別の部材を間に介在させて設置対象物が載せられる場合を含む。このため、「設置対象物が載せられる」とは、「設置対象物を下方から支持する」と読み替えられてもよい。支持面16aには、固定具71によってラック2が固定される固定穴63aが設けられている。ブラケット16は、ラック2を梁部材15に固定する。
次に、梁部材15について詳しく説明する。
図5は、本実施形態の二重床構造1の一部を拡大して示す斜視図である。図6は、本実施形態の二重床構造1の一部を拡大して示す断面図である。図7は、本実施形態の梁部材15を拡大して示す断面図である。
図5から図7に示すように、梁部材15は、基部30、第1支持部(起立部)31、および第2支持部32を有する。本実施形態では、梁部材15は、例えばアルミニウム合金の押出成形によって形成されている。このため、梁部材15は、梁部材15のX方向の全長に亘って、基部30、第1支持部31、および第2支持部32を連続して有する。基部30、第1支持部31、および第2支持部32は、それぞれ、梁部材15のX方向の全長で同一形状を有する。なお、梁部材15の材質や製造方法は、上記例に限定されない。
基部30は、図6に示すように、連結部材14の上面14aの上に載せられることで、ブラケット16の下方に配置されている。言い換えると、基部30は、Z方向において、連結部材14(または支持脚12、支持脚つなぎ材13)と、ブラケット16との間に位置する。ブラケット16は、基部30に取り付けられ、基部30によって下方から支持される。
本実施形態では、基部30は、略水平に沿う扁平状に形成されている。基部30は、Y方向の幅がブラケット16よりも広い。基部30は、ブラケット16に最も近い床パネル11からブラケット16に向かう方向(図6に示す例では-Y方向)において、上記床パネル11から見てブラケット16の固定穴63aの一部よりも近くに位置してブラケット16を下方から支持した第1部分35と、上記床パネル11から見てブラケット16の固定穴63aの一部よりも遠くに位置してブラケット16を下方から支持した第2部分36とを含む。
また、基部30は、略水平に沿う上面30aおよび下面30bを含む。基部30の上面30aには、複数のブラケット取付溝41が設けられている。一方で、基部30の下面30bには、複数のボルトレール42(連結部材取付溝)が設けられている。基部30の下面30bは、連結部材14の上面14aに載せられる平面を含む。
ブラケット取付溝41には、ブラケット16を梁部材15に固定する固定具45が取り付けられる。詳しく述べると、ブラケット取付溝41は、基部30の上面30aに設けられ、基部30の上面30aから下方に窪んでいる。複数のブラケット取付溝41は、Y方向に並んでいる。複数のブラケット取付溝41は、互いに略平行に、X方向に沿って直線状に延びている。ブラケット取付溝41は、例えば梁部材15の全長に亘って形成されている。
ブラケット取付溝41は、例えば、空洞部(収容部)41aと、挿通口41bとを有する。本実施形態では、空洞部41aは、Y方向に沿う断面形状が円弧状(曲面状)に形成された内面を有する。すなわち、空洞部41aを規定する底面と両側面とが滑らかに連続している。ただし、空洞部41aの形状は、上記例に限定されない。空洞部41aには、固定具45のナット(第1固定要素)45aが収容される。一方で、挿通口41bは、空洞部41aに連通するとともに、基部30の上面30aに開口している。挿通口41bは、例えばY方向の幅が空洞部41aよりも細い。挿通口41bには、固定具45のボルト(第2固定要素)45bが空洞部41aに向けて通される。なお、固定具45については、詳しく後述する。
基部30の上面30aは、Y方向に並ぶ2つのブラケット取付溝41の間に平面部43を有する。平面部43は、ブラケット16を基部30に固定する複数の固定具45(Y方向で隣り合う複数の固定具45)の間で略水平に延びるとともに、ブラケット16を下方から支持する。
ボルトレール42には、梁部材15を連結部材14に固定する固定具46が取り付けられる。詳しく述べると、ボルトレール42は、基部30の下面30bに設けられ、基部30の下面30bから上方に窪んでいる。複数のボルトレール42は、Y方向に並んでいる。複数のボルトレール42は、互いに略平行に、X方向に沿って直線状に延びている。ボルトレール42は、例えば梁部材15の全長に亘って形成されている。本実施形態では、2つのボルトレール42は、Y方向において、2つのブラケット取付溝41の両側に分かれて配置されている。また、ボルトレール42の少なくとも一部は、ブラケット取付溝41とY方向で並ぶ。すなわち、ブラケット取付溝41とボルトレール42とは、少なくとも一部同士が同じ高さに位置する。
ボルトレール42は、例えば、空洞部(収容部)42aと、挿通口42bとを有する。挿通口42bは、空洞部42aに連通するとともに、基部30の下面30bに開口している。挿通口42bは、例えばY方向の幅が空洞部42aよりも細い。これにより、ボルトレール42は、リップ溝形状に形成されている。本実施形態では、空洞部42aに頭部が収容された固定具46のボルト46bが挿通口42bに通されている。また、ボルト46bは、ボルトレール42の外部に配置されたナット46aによって連結部材14に固定されている。これにより、梁部材15が連結部材14に固定されている。
第1支持部31は、基部30から上方に向けて起立して床パネル11とブラケット16との間に配置されている。第1支持部31は、X方向に延びた筒状(例えば矩形状の断面を有する筒状)に形成されている。第1支持部31は、例えば、X方向において梁部材15の略全長に亘って設けられている。
第1支持部31は、該第1支持部31の上面に、ラック2が載せられる支持面31aを有する。支持面31aは、略水平に沿う平面状に形成されている。支持面31aは、床パネル11の上面11aと略同じまたは床パネル11の上面11aよりも低い位置にある。支持面31aは、詳しくは後述するブラケット16の支持面16aと略同じ高さに位置する。支持面31aは、ラック2の下方に位置し、ラック2を下方から支持する。
第1支持部31と床パネル11との間には、目地ゴム51が設けられている。目地ゴム51は、第1支持部31と床パネル11との間に挿入されて、第1支持部31と床パネル11との間の隙間を塞いでいる。目地ゴム51は、隙間埋め部材の一例である。
第2支持部32は、基部30または第1支持部31から床パネル11の下方に向けて突出している。第2支持部32の先端部は、床パネル11の下方に位置し、床パネル11を下方から支持する。第2支持部32と床パネル11との間には、受けゴム52が設けられている。受けゴム52は、第2支持部32と床パネル11との間に挿入されて、第2支持部32と床パネル11との間に挟まれている。これにより、第2支持部32と床パネル11との間の部品公差などが受けゴム52によって吸収され、床パネル11が安定して支持される。
次に、ブラケット16について説明する。
本実施形態では、図1に示すように、1つのラック2に対して4つのブラケット16(第1ブラケット16A、第2ブラケット16B、第3ブラケット16C、および第4ブラケット16D)が設けられている。なお、第1から第4のブラケット16A,16B,16C,16Dを区別しない場合、単に「ブラケット16」と称する。
ブラケット16は、図5に示すように、第1部分61と、第1部分61の端部から起立した第2部分62と、第2部分62の上端部から折れ曲がった第3部分63とを有する。これにより、ブラケット16は、X方向に沿う断面が略コの字状に形成されている。また、本実施形態では、ブラケット16は、Y方向に長手方向を有する。以下、ブラケット16の各部について詳しく述べる。
第1部分61は、図6に示すように、略水平に沿う板状に形成されている。第1部分61は、梁部材15の基部30の上面30aの上に載せられて、基部30によって下方から支持されている。第1部分61には、固定具45のボルト45bが通される固定穴61aが設けられている。ボルト45bは、ブラケット16の第1部分61の固定穴61aおよび基部30のブラケット取付溝41の挿通口41bに通され、ブラケット取付溝41の空洞部41aに挿入されてナット45aに係合している。ブラケット16は、ボルト45bがナット45aに固く締められていない場合、梁部材15のブラケット取付溝41に案内され、ブラケット取付溝41に沿って摺動可能(すなわち、X方向に摺動可能)である。
図8は、本実施形態のナット45aを示す斜視図である。図8に示すように、ナット45aは、例えば、一般的な六角ナットとは異なり、細長い形状をしている。ナット45aは、ブラケット取付溝41の挿通口41bから空洞部41aに挿入可能な厚さ(または幅)を有する。ナット45aの長手方向の長さは、空洞部41aのY方向の幅よりも大きい。このため、空洞部41aに挿入されたナット45aは、空洞部41aの内部で回転が制限される。これにより、ボルト45bを回転させることで、ボルト45bとナット45aとが固く締まり、ブラケット16が梁部材15に固定され、ブラケット16がX方向に移動しなくなる。
第2部分62は、図5に示すように、第1部分61の端部(+X方向の端部または-X方向の端部)からZ方向に沿って起立している。また、第3部分63は、第2部分62の上端部からX方向(+X方向または-X方向)に沿って延びている。第3部分63は、第2部分62によって支持されることで、第1部分61との間に空間Sを空けて、第1部分61の上方に配置されている。
第3部分63は、図6に示すように、略水平に沿う板状に形成されている。第3部分63は、該第3部分63の上面(ブラケット16の上面)に、ラック2が載せられる支持面16aを有する。支持面16aは、略水平に沿う平面状に形成されている。支持面16aは、床パネル11の上面11aと略同じまたは床パネル11の上面11aよりも低い位置にある。支持面16aは、ラック2の下方に位置し、ラック2を下方から支持する。
また、第3部分63には、固定具71が通される固定穴63aが設けられている。固定穴63aは、例えば、Y方向に沿う長穴である(図5参照)。本実施形態では、固定具71は、固定穴63aに対して上方から下方に通されるボルト71bと、第3部分63の下方でボルト71bに係合するナット71aと、ナット71aと第3部分63との間に配置される滑り止めワッシャ71cとを含む。なお、固定具71は、上記に代えて、第1部分63と第3部分63との間の空間Sを通じて、ラック2に向けて下方から取り付けられてもよい。この場合、固定具71の別の一例であるボルトが、第1部分63と第3部分63との間の空間Sを通じて、ラック2の下面に開口したねじ穴に下方から取り付けられてもよい。
図1に示すように、第1から第4のブラケット16A,16B,16C,16Dは、1つのラック2の4つの隅部に分かれて配置されている。例えば、第1ブラケット16Aおよび第2ブラケット16Bは、X方向で互いに離れて第1梁部材15Aに取り付けられている。第1ブラケット16Aおよび第2ブラケット16Bは、互いに独立して、第1梁部材15Aのブラケット取付溝41に沿って摺動可能である。一方で、第3ブラケット16Cおよび第4ブラケット16Dは、X方向で互いに離れて第2梁部材15Bに取り付けられている。第3ブラケット16Cおよび第4ブラケット16Dは、互いに独立して、第2梁部材15Bのブラケット取付溝41に沿って摺動可能である。
ここで、ラック2は、Y方向の両端部として、第1端部2e1と第2端部2e2とを有する。第1ブラケット16Aおよび第2ブラケット16Bは、ラック2の第1端部2e1を支持している。一方で、第3ブラケット16Cおよび第4ブラケット16Dは、ラック2の第2端部2e2を支持している。
次に、本実施形態の二重床構造1を用いたラック2の設置方法を説明する。
本実施形態では、梁部材15にブラケット16を固定する固定具45のナット45aに対してボルト45bが固く締められていない状態で、第1から第4のブラケット16A,16B,16C,16Dは、第1梁部材15Aおよび第2梁部材15Bのブラケット取付溝41に沿ってX方向に摺動可能である。これにより、設置されるラック2の固定穴2aの種々の位置に応じてブラケット16をX方向の所望の位置に移動させることができる。所望の位置に移動されたブラケット16は、固定具45のナット45aに対してボルト45bが締めつけられることで、梁部材15に対して固定される。これにより、ブラケット16がX方向に動かなくなる。その後、ラック2がブラケット16の上に載せられ、固定具71によってラック2がブラケット16に固定される。これにより、ラック2が二重床構造1の上に設置される。
以上のような構成の二重床構造1によれば、設置対象物の設置作業の効率化を図ることができるとともに、剛性の向上を図ることができる。すなわち、本実施形態では、二重床構造1は、床パネル11と、ブラケット16と、梁部材15とを備えている。ブラケット16は、床パネル11の上面11aと略同じまたは床パネル11の上面11aよりも低い位置に設置対象物が載せられる支持面16aを有する。このような構成によれば、設置対象物の設置作業において、床パネル11の上に搬入された設置対象物を床パネル11の上面(作業面)からブラケット16の高さ分だけ持ち上げることなく、ブラケット16の上に載せることができる。このため、設置対象物の設置作業の負担が小さく、設置作業を効率的に行うことができる。その結果、設置作業コストの低減を図ることができる。
本実施形態では、梁部材15は、少なくとも一部がブラケット16の下方に配置されてブラケット16が取り付けられる。梁部材15は、ブラケット16に最も近い床パネル11からブラケット16に向かう第1方向において、少なくとも、床パネル11から見てブラケット16の固定穴63aの一部よりも遠い位置でブラケット16を下方から支持する。このような構成によれば、ラック2の重心に対してより近い位置で、梁部材15がブラケット16を支持することができる。これにより、二重床構造1の剛性の向上を図ることができる。このため、例えば重量によるラック2の変形をより確実に抑制して、ラック2を安定して支持することができる。
本実施形態では、梁部材15は、前記第1方向において床パネル11から見てブラケット16の固定穴63aの一部よりも近い位置と遠い位置の両方でブラケット16を下方から支持する。このような構成によれば、固定穴63aの両側の位置でブラケット16が下方から支持されるため、ラック2をより安定して支持することができる。
本実施形態では、梁部材15は、前記第1方向とは交差した第2方向に長手方向を有するとともに、前記第2方向に延びたブラケット取付溝41を有する。ブラケット16は、ブラケット取付溝41に沿って摺動可能である。このような構成によれば、梁部材15のブラケット取付溝41に沿ってブラケット16を所望の位置に移動させることができる。これにより、設置対象物固定用の固定穴の位置が変更できない場合に比べて、より多種類の設置対象物に対応することができる。これにより、利便性の向上を図ることができる。
本実施形態では、梁部材15は、略水平に沿う扁平状に形成されブラケット取付溝41が設けられてブラケット16を下方から支持した基部30と、基部30から起立して床パネル11とブラケット16との間に配置された第1支持部31とを有する。第1支持部31は、前記第2方向に延びた筒状に形成されている。このような構成によれば、筒状に形成された第1支持部31によって梁部材15の剛性を高めることができる。これにより、二重床構造1の剛性のさらなる向上を図ることができる。
本実施形態では、二重床構造1は、ブラケット16を梁部材15の基部30に固定する複数の固定具45を備える。基部30は、前記第1方向で隣り合う複数の固定具45の間で略水平に延びるとともにブラケット16を下方から支持する平面部43を有する。このような構成によれば、略水平に沿う平面部43によって、ブラケット16に作用するラック2の荷重を確実に受けることができる。これにより、ラック2をより安定して支持することができる。
本実施形態では、第1支持部31は、ブラケット16の支持面16aと略同じ高さに位置して前記設置対象物が載せられる別の支持面31aを有する。このような構成によれば、設置対象物の重量は、ブラケット16と梁部材15とで分担して支持される。これにより、設置対象物の重量をブラケット16のみで支持する場合に比べて、設置対象物をより安定して支持することができる。また、本実施形態では、第1支持部31は、設置対象物のX方向の全幅を超えて延びている。このような構成によれば、ブラケット16に比べて比較的広い梁部材15の支持面31aにより、ラック2をさらに安定して支持することができる。
本実施形態では、ブラケット取付溝41は、基部30の上面30aに開口している。一方で、基部30は、基部30の下面30bに開口して梁部材15を固定する固定具46が取り付けらえるボルトレール42を有する。ブラケット取付溝41とボルトレール42とは、少なくとも一部同士が同じ高さに位置する。このような構成によれば、梁部材15の厚さを薄くすることができる。これにより、二重床構造1の低コスト化を図ることができるとともに、組立性の高い二重床構造1を提供することができる。
本実施形態では、ブラケット16の固定穴63aは、前記第1方向に沿う長穴である。このような構成によれば、前記第1方向においてラック2の固定穴2aの位置が異なる場合であっても、固定具71の位置を調整することで、ラック2をブラケット16に固定することができる。
本実施形態では、ブラケット16は、前記第1方向に長手方向を有する。ブラケット16の固定穴63aは、ブラケット16の長手方向に沿う長穴である。このような構成によれば、長穴の大きさを比較的長くすることができる。これにより、固定具71のY方向の位置の調整範囲を大きくすることができる。また、本実施形態では、梁部材15によって、床パネル11から見てブラケット16の固定穴63aの一部よりも遠い位置でブラケット16が下方から支持される。このような構成であれば、ブラケット16が前記第1方向に長手方向を有する場合であっても、ブラケット16を安定して支持することができる。
本実施形態では、ブラケット16は、梁部材15に取り付けられる第1部分61と、第1部分61から起立した第2部分62と、第2部分62によって支持されることで設置対象物に向けて下方から固定具71が取付可能な第3部分63とを有する。このような構成によれば、下方から固定具71の取り付けが必要な設置対象物に対しても対応することができる。これにより、より多種類の設置対象物に対応することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態は、第1梁部材15Aと第2梁部材15Bとに亘るブラケット81が設けられた点で、第1の実施形態とは異なる。なお、以下に説明する以外の構成は、第1の実施形態の構成と同様である。
図9は、第2の実施形態の二重床構造1を示す斜視図である。図9に示すように、本実施形態では、ブラケット81は、第1梁部材15Aと第2梁部材15Bとに亘るようにY方向に延びている。ブラケット81は、第1梁部材15Aに取り付けられる第1端部81aと、第2梁部材15Bに取り付けられる第2端部81bと、第1端部81aと第2端部81bとを繋ぐ連結部81cとを有する。
第1端部81aは、固定具45によって第1梁部材15Aのブラケット取付溝41に取り付けられる。第1端部81aは、第1の実施形態の第1ブラケット16A(または第2ブラケット16B)に相当し、第1ブラケット16A(または第2ブラケット16B)と同様に第1梁部材15Aのブラケット取付溝41に沿って摺動可能である。
同様に、第2端部81bは、固定具45によって第2梁部材15Bのブラケット取付溝41に取り付けられる。第2端部81bは、第1の実施形態の第3ブラケット16C(または第4ブラケット16D)に相当し、第3ブラケット16C(または第4ブラケット16D)と同様に第2梁部材15Bのブラケット取付溝41に沿って摺動可能である。
連結部81cは、第1端部81aと第2端部81bとの間に延びて、第1端部81aと第2端部81bとを連結している。本実施形態では、少なくとも1つのラック2の奥行き寸法は、第1梁部材15Aと第2梁部材15Bとの間の距離よりも小さくてもよい。ラック2が固定される複数の固定穴63a(固定具71が取り付けられる固定穴63a)のうち少なくとも1つは、連結部81cに設けられている。本実施形態では、ラック2が固定される複数の固定穴63aは、ブラケット81のなかで連結部81cと第2端部81bとに分かれて設けられている。これに代えて、ラック2が固定される複数の固定穴63aは、ブラケット81のなかで連結部81cと第1端部81aとに分かれて設けられてもよいし、ブラケット81のなかで連結部81cのみに設けられてもよい。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様に、多種類の設置対象物に対応可能であり、且つ、設置対象物の設置作業の効率化を図ることができるとともに、剛性の向上を図ることができる。また本実施形態によれば、Y方向の寸法が小さな設置対象物に対しても対応することができる。これにより、さらに多種類の設置対象物に対応可能である。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。本実施形態は、支持脚12および支持脚つなぎ材13が設けられておらず、梁部材15が連結部材(固定部材)14を介して床スラブ3に固定された点で、第1の実施形態とは異なる。なお、以下に説明する以外の構成は、第1の実施形態の構成と同様である。
図10は、本実施形態の二重床構造1を示す断面図である。図10に示すように、本実施形態では、支持脚12および支持脚つなぎ材13が設けられていない。一方で、床パネル11、連結部材14、梁部材15、ブラケット16の構成および機能は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態では、連結部材14は、上方から下方に向けて取り付けられる固定具21によって、床スラブ3に直接に固定されている。梁部材15の基部30は、連結部材14を介して、床スラブ3に固定されている。なお、梁部材15は、連結部材14を介さず、固定具21によって床スラブ3に直接に固定されてもよい。すなわち、梁部材15の基部30は、床スラブ3の上に載せられ、固定具21によって床スラブ3に直接に固定されてもよい。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様に、多種類の設置対象物に対応可能であり、且つ、設置対象物の設置作業の効率化を図ることができるとともに、剛性の向上を図ることができる。また本実施形態によれば、大きな床下空間17を要しない機器固定機構や、より低い二重床構造のニーズに対応することができる。
本実施形態では、ブラケット取付溝41とボルトレール42とは、少なくとも一部同士が同じ高さに位置する。このような構成によれば、梁部材15の厚さを薄くすることができる。これにより、床下空間17をさらに小さくすることができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。本実施形態は、支持脚12および支持脚つなぎ材13が設けられておらず、梁部材15が高さ調整機構(レベル調整機構)90を介して床スラブ3に固定された点で、第1の実施形態とは異なる。なお、以下に説明する以外の構成は、第1の実施形態の構成と同様である。
図11は、本実施形態の二重床構造1を示す断面図である。図11に示すように、本実施形態では、支持脚12、支持脚つなぎ材13、および連結部材14が設けられていない。一方で、床パネル11、梁部材15、およびブラケット16の構成および機能は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態では、梁部材15は、高さ調整機構90を介して床スラブ3に固定されている。高さ調整機構90は、複数の軸部材91と、支持板92と、複数のナット93とを有する。複数の軸部材91は、床スラブ3に立設されている。軸部材91の外周面には、ねじ山が設けられている。支持板92は、複数の軸部材91が通される挿通穴92aを有する。支持板92は、略水平に配置されている。複数のナット93は、支持板92の上下に分かれて軸部材91に取付けられている。複数のナット93は、回転されることで上下に移動可能であり、支持板92の高さを変更することができる。梁部材15は、固定具21によって支持板92に取り付けられ、支持板92によって支持されている。本実施形態では、梁部材15のなかで平面状に形成された基部30の下面30bが支持板92の上に載せられている。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様に、多種類の設置対象物に対応可能であり、且つ、設置対象物の設置作業の効率化を図ることができるとともに、剛性の向上を図ることができる。また本実施形態によれば、第3の実施形態と同様に、大きな床下空間17を要しない機器固定機構や、より低い二重床構造のニーズに対応することができる。なお、上記実施形態に変えて、梁部材15は、連結部材(固定部材)14を介して高さ調整機構90に固定されてもよい。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。本実施形態は、梁部材15に補強部材(補剛部材)100が取り付けられた点で、第1の実施形態とは異なる。なお、以下に説明する以外の構成は、第1の実施形態の構成と同様である。
図12は、本実施形態の二重床構造1を示す断面図である。図13は、図12中に示された二重床構造1のF12-F12線に沿う断面図である。図14は、本実施形態の梁部材15および補強部材100を拡大して示す断面図である。本実施形態では、床パネル11、支持脚12、支持脚つなぎ材13、連結部材14、梁部材15、およびブラケット16の構成および機能は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態では、複数の支持脚12は、第1支持脚12Aと、第2支持脚12Bとを含む。第1支持脚12Aおよび第2支持脚12Bは、X方向で互いに離れた位置に配置されている。
本実施形態では、二重床構造1は、第1の実施形態に構成に加えて、補強部材100を有している。補強部材100は、第1支持脚12Aと第2支持脚12Bとの間に配置され、梁部材15の下面に取り付けられている。補強部材100は、梁部材15に沿って設けられている。補強部材100は、例えばY方向に沿う断面がL字形のLアングルである。補強部材100は、第1部分100aと、第2部分100bとを含む。第1部分100aは、略水平方向に沿う板状に形成されている。第1部分100aは、梁部材15の下方に位置し、梁部材15に固定される。第2部分100bは、第1部分100aの端部(+Y方向の端部または-Y方向の端部)から下方に向けて折れ曲がっている。第2部分100bは、略鉛直方向に沿う板状に形成されている。本実施形態では、補強部材100は、梁部材15のボルトレール42に追加で取り付けられる固定具46によって、梁部材15に固定されている。固定具46は、例えば、梁部材15を連結部材14に固定する固定具46と同種の固定具である。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様に、多種類の設置対象物に対応可能であり、且つ、設置対象物の設置作業の効率化を図ることができるとともに、剛性の向上を図ることができる。また本実施形態によれば、ラック2の搭載重量や床高さなどの条件に応じて、必要な剛性を補う補強部材100を梁部材15に追加で取り付けることができる。これにより、機器搭載重量の変化対応性を増加させることができる。また、押出成形によって成形される梁部材15の断面形状を機器搭載重量の変化に応じて変更することは、型の再製作が必要になるため容易ではない。一方で、本実施形態によれば、押出成形された梁部材15の断面形状を変化させることなく、剛性を増加させることができる。これにより、機器搭載可能重量の変化時における対応コストの低減を図ることができる。また、本実施形態では、梁部材15を連結部材14に取り付けるボルトレール42を利用して補強部材100が梁部材15に固定される。このような構成によれば、対応コストのさらなる低減を図ることができる。
なお、補強部材100は、Lアングルに限らず、HアングルやTアングル、溝型鋼、または他の形状を有した補強部材でもよい。また、補強部材100は、鋼材でもよく、アルミニウム合金の押し出し成形材などでもよい。補強部材100の追加は、二重床構造1の新設時に行うことも可能であり、また、既設の二重床構造1に対して後から追加することも可能である。
以上、第1から第5の実施形態の二重床構造1について説明した。ただし、実施形態の構成は、上記例に限定されない。例えば、ブラケット16の固定穴63aは、長穴ではなく、丸穴でもよい。また、梁部材15は、上述した形状に限定されず、例えば第1支持部31を有しなくてもよい。
1…二重床構造、2…ラック(設置対象物)、11…床パネル、11a…床パネルの上面、14…連結部材(固定部材)、15…梁部材、16…ブラケット(結合部材)、16a…支持面、30…基部、31…第1支持部(起立部)、31a…支持面(別の支持面)、41…ブラケット取付溝、42…ボルトレール、45…固定具、46…固定具、61…ブラケットの第1部分、62…ブラケットの第2部分、63…ブラケットの第3部分、63a…固定穴(結合部材の固定穴)、81…ブラケット、90…高さ調整部材、100…補強部材

Claims (10)

  1. 床パネルと、
    前記床パネルの上面と略同じまたは前記床パネルの上面よりも低い位置に設置対象物が載せられる支持面を有するとともに、前記支持面に前記設置対象物が固定される固定穴が設けられた結合部材と、
    少なくとも一部が前記結合部材の下方に配置され、前記結合部材が取り付けられるとともに、前記結合部材に最も近い前記床パネルから前記結合部材に向かう第1方向において、少なくとも、前記床パネルから見て前記固定穴の一部よりも遠い位置で前記結合部材を下方から支持する梁部材と、
    を備え、
    前記梁部材は、前記第1方向とは交差した第2方向に長手方向を有するとともに、前記第2方向に延びた溝を有し、前記結合部材は、前記溝に沿って摺動可能であり、
    前記梁部材は、略水平に沿う扁平状に形成され前記溝が設けられて前記結合部材を下方から支持した基部と、前記基部から起立して前記床パネルと前記結合部材との間に配置された起立部とを有し、前記起立部は、前記第2方向に延びた筒状に形成されている、
    ことを特徴とする二重床構造。
  2. 前記梁部材は、前記第1方向において前記床パネルから見て前記固定穴の一部よりも近い位置と遠い位置の両方で前記結合部材を下方から支持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の二重床構造。
  3. 前記結合部材を前記基部に固定する複数の固定具をさらに備え、
    前記基部は、前記第1方向で隣り合う前記複数の固定具の間で略水平に延びるとともに前記結合部材を下方から支持する平面部を有する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の二重床構造。
  4. 前記起立部は、前記結合部材の支持面と略同じ高さに位置して前記設置対象物が載せられる別の支持面を有する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の二重床構造。
  5. 前記溝は、前記基部の上面に開口し、
    前記基部は、前記基部の下面に開口して前記梁部材を固定する固定具が取り付けらえるボルトレールを有し、
    前記溝と前記ボルトレールとは、少なくとも一部同士が同じ高さに位置する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の二重床構造。
  6. 前記固定穴は、前記第1方向に沿う長穴である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の二重床構造。
  7. 前記結合部材は、前記第1方向に長手方向を有し、
    前記固定穴は、前記結合部材の長手方向に沿う長穴である、
    ことを特徴とする請求項に記載の二重床構造。
  8. 前記結合部材は、前記梁部材に取り付けられる第1部分と、前記第1部分から起立した第2部分と、前記第2部分によって支持されることで前記設置対象物に向けて下方から固定具が取付可能な第3部分とを有した、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の二重床構造。
  9. 前記梁部材は、床スラブまたは前記床スラブに設けられた高さ調整機構に対して直接または略水平に沿う扁平な固定部材を介して固定された、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の二重床構造。
  10. 前記梁部材に沿って設けられた補強部材をさらに備え、
    前記梁部材は、前記第2方向に長手方向を有するとともに、前記第2方向に延びたボルトレールを有し、
    前記補強部材は、前記ボルトレールに取り付けられる固定具によって前記梁部材に固定された、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の二重床構造。
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