JP6993312B2 - 異材接合方法、異材接合継手、異材接合用補助部材付き管状部材及びその製造方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献3では、鋼製の壁の開口に筒状部材を挿入し、筒状部材の内部に配置された弾性体を軸方向に圧縮させて筒状部材を2段階で拡管して、筒状部材と壁とを接合している。
(1) 第1の金属材料からなる管状の第1の部材と、該第1の金属材料と異なる第2の金属材料からなる第2の部材とを接合してなる異材接合方法において、
前記第1の金属材料と異なる第3の金属材料からなる管状の補助部材と、前記第1の部材のいずれか一方の内側部材の周囲に、前記補助部材と前記第1の部材のいずれか他方の外側部材を配置する工程と、
前記内側部材を拡管加工することにより、その周壁の一部を径方向外側に膨出して、前記第1の部材と前記補助部材とをかしめ結合する工程と、
前記補助部材と前記第2の部材とを溶接することで、前記補助部材を介して前記第1の部材と前記第2の部材とを接合する工程と、
を有する異材接合方法。
前記第1の金属材料と異なる第3の金属材料からなる管状の補助部材を備え、
前記補助部材と前記第1の部材のいずれか一方である内側部材は、その周壁の一部が径方向外側に膨出する膨出部を有することで、前記補助部材と前記第1の部材のいずれか他方である外側部材とかしめ結合され、
前記補助部材と前記第2の部材とが溶接される異材接合継手。
前記補助部材と前記管状部材のいずれか一方の内側部材は、その周壁の一部が径方向外側に膨出する膨出部を有することで、前記補助部材と前記管状部材のいずれか他方の外側部材とかしめ結合される異材接合用補助部材付き管状部材。
前記補助部材と前記管状部材のいずれか一方の内側部材の周囲に、前記補助部材と前記管状部材のいずれか他方の外側部材を配置する工程と、
前記内側部材を拡管加工することにより、その周壁の一部を径方向外側に膨出して、前記管状部材と前記補助部材とをかしめ結合する工程と、を備える異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
また、第1の部材に対する補助部材の取り付け位置に応じて、第1の部材の任意の位置に、第2の部材を接合することができる。
さらに、管状の第1の部材と補助部材とを予め結合しておけば、補助部材と第2の部材とを一般的な溶接方法で容易に接合することができる。
したがって、本発明は、異なる金属材料からなる部材を、低コストで簡便に、かつ確実に接合でき、広範囲な分野に適用できる。
また、管状部材に対する補助部材の取り付け位置に応じて、管状部材の任意の位置に、管状部材と異なる金属材料からなる部材を接合することができる。
したがって、本発明は、異なる金属材料からなる部材を、低コストで簡便に、かつ確実に接合でき、広範囲な分野に適用できる。
なお、以下に示す第1~第5実施形態は、第1の部材であるパイプ1を本発明の内側部材とし、補助部材3を本発明の外側部材とする形態を示したものであり、第6~第11実施形態は、第1の部材であるパイプ1を本発明の外側部材とし、補助部材3を本発明の内側部材とする形態を示したものである。
第1実施形態の異材接合方法は、アルミニウム合金又はマグネシウム合金(第1の金属材料)からなる円管状のパイプ(第1の部材、管状部材)1と、鋼製(第2の金属材料)からなる平板状の板材(第2の部材)2とを、鋼製(第3の金属材料)からなる円管状の補助部材3を用いて間接的に接合し、図1に示すような異材接合継手10を得るものである。このため、異材接合継手10では、以下詳述するように、補助部材3がパイプ1と強固に結合されていると共に、補助部材3と板材2とがアーク溶接等により接合されている。
なお、補助部材3の肉厚は、上述したパイプ1を拡管加工する際に、補助部材3が変形しないように設定されている。
また、パイプ1が鋼製、板材2がアルミニウム合金又はマグネシウム合金である場合には、補助部材3は、パイプ1の金属材料と異なる金属材料であればよく、例えば、板材2と同じ金属材料であるアルミニウム合金又はマグネシウム合金としてもよい。
また、本実施形態の異材接合継手10によれば、アルミニウム合金又はマグネシウム合金からなる管状のパイプ1と、鋼製からなり、パイプ1と接合される平板状の板材2と、鋼製からなり、貫通穴3aが形成される管状の補助部材3と、を備え、パイプ1は、その周壁の一部が径方向外側に膨出して貫通穴3aに対して嵌入される膨出部1aを有することで、補助部材3とかしめ結合され、かつ、補助部材3と板材2とが溶接される。
これにより、管状の補助部材3が管状のパイプ1と強固に結合されると共に、該補助部材3と板材2とが溶接により接合されるので、異なる金属材料からなるパイプ1と板材2とを、補助部材3を介して間接的に接合することができる。
また、パイプ1に対する補助部材3の取り付け位置に応じて、パイプ1の任意の位置に、板材2を接合することができる。
さらに、管状のパイプ1と補助部材3とを予め結合しておけば、補助部材3と板材2とを一般的な溶接方法で容易に接合することができる。
したがって、本実施形態は、異なる金属材料からなるパイプ1と板材2とを、低コストで簡便に、かつ確実に接合でき、広範囲な分野に適用できる。
また、本実施形態の異材接合用補助部材付き管状部材によれば、アルミニウム合金又はマグネシウム合金からなる管状部材と、鋼製からなり、パイプ1の周囲に配置される管状の補助部材3と、を備え、補助部材3には、貫通穴3aが形成され、パイプ1は、その周壁の一部が径方向外側に膨出して貫通穴3aに対して嵌入されてなる膨出部1aを有する。
これにより、管状の補助部材3がパイプ1と強固に結合されているので、パイプ1と、該パイプ1と異なる金属材料からなる板材2とを、補助部材3を介して間接的に接合することができる。
また、パイプ1に対する補助部材3の取り付け位置に応じて、パイプ1の任意の位置に、パイプ1と異なる金属材料からなる板材2を接合することができる。
したがって、本実施形態は、異なる金属材料からなるパイプ1と板材2とを、低コストで簡便に、かつ確実に接合でき、広範囲な分野に適用できる。
次に、第2実施形態に係る異材接合方法及び異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法について図7~図14Eを参照して説明する。第1実施形態では、パイプ1の拡管加工が、金属球31を用いて行われていたが、本実施形態では、複数(本実施形態では、4つ)のビット部材を用いて行われる。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、説明を省略あるいは簡略化する。
この場合、4つの角型ビット部材45と、該角型ビット部材45と接触する4つの平面43を有する四角錐状の押出部材40が用いられる。
この場合、4つの角型ビット部材45と、該角型ビット部材45と接触する4つの平面43を有する四角錐状の押出部材40が用いられる。
この場合も、4つの角型ビット部材45と、該角型ビット部材45と接触する4つの平面43を有する四角錐状の押出部材40が用いられる。
この場合も、3つの角型ビット部材45と、該角型ビット部材45と接触する3つの平面43を有する三角錐状の押出部材40が用いられる。
この場合も、6つの角型ビット部材45と、3つの角型ビット部材45ごとに、角型ビット部材45と接触する各平面43を有する四角錐状の2つの押出部材40が用いられる。なお、この場合、2つの押出部材40との間には、角型ビット部材45の一側面を支持するように、一時的に挿入された仕切板50が用いられている。
また、図14A~図14Eでは、角型ビット部材45を用いて接合体4が製造されることを図示したものであるが、円型ビット部材46や、第1実施形態の金属球31を用いた場合にもいずれの形状の接合体4を製造することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る異材接合方法について、図15~図19を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、説明を省略あるいは簡略化する。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
次に、本発明の第4実施形態に係る異材接合方法について、図20~図23Bを参照して説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、説明を省略あるいは簡略化する。本実施形態では、拡管加工において、第1~第3実施形態のものと異なる。即ち、第1~第3実施形態では、拡管加工が、金属球やビット部材を用いて行われていたが、本実施形態では、図20に示す略円筒形状の筒状拡管部材5を用いて行われる。
なお、可動片5aの数は、3つ以上であることが好ましく、4つ又はそれ以上でもよい。
なお、補助部材3は、パイプ1に対して軸方向に位置決めされる必要があり、図示しない治具等を用いて補助部材3を所定の高さに保持する。
なお、押出部材8は、不図示のプレス装置などに連結され、下方に向かって強大な荷重を付与可能となっている。
なお、押出部材8は、本実施形態のように、先端部にテーパ面8tを有するものに限定されるものでなく、可動片5aの内周面に当接し、可動片5aをパイプ1の径方向外側へ移動させることができるものであればよい。
また、パイプ1が鋼製、板材2がアルミニウム合金又はマグネシウム合金である場合には、補助部材3は、パイプ1の金属材料と異なる金属材料であればよく、例えば、板材2と同じ金属材料であるアルミニウム合金又はマグネシウム合金としてもよい。
また、本実施形態の異材接合継手10によれば、アルミニウム合金又はマグネシウム合金からなる管状のパイプ1と、鋼製からなり、パイプ1と接合される平板状の板材2(又は他のパイプ9)と、鋼製からなり、貫通穴3aが形成される管状の補助部材3と、を備え、パイプ1は、その周壁の一部が径方向外側に膨出して貫通穴3aに対して嵌入される膨出部1aを有することで、補助部材3とかしめ結合され、かつ、補助部材3と板材2(又は他のパイプ9)とが溶接される。
これにより、管状の補助部材3が管状のパイプ1と強固に結合されると共に、該補助部材3と板材2(又は他のパイプ9)とが溶接により接合されるので、異なる金属材料からなるパイプ1と板材2(又は他のパイプ9)とを、補助部材3を介して間接的に接合することができる。
さらに、管状のパイプ1と補助部材3とを予め結合しておけば、補助部材3と板材2(又は他のパイプ9)とを一般的な溶接方法で容易に接合することができる。
したがって、本実施形態は、異なる金属材料からなるパイプ1と板材2(又は他のパイプ9)とを、低コストで簡便に、かつ確実に接合でき、広範囲な分野に適用できる。
また、本実施形態の異材接合用補助部材付き管状部材によれば、アルミニウム合金又はマグネシウム合金からなる管状部材と、鋼製からなり、パイプ1の周囲に配置される管状の補助部材3と、を備え、補助部材3には、貫通穴3aが形成され、パイプ1は、その周壁の一部が径方向外側に膨出して貫通穴3aに対して嵌入されてなる複数の膨出部1aを有する。
これにより、管状の補助部材3がパイプ1と強固に結合されているので、パイプ1と、該パイプ1と異なる金属材料からなる板材2(又は他のパイプ9)とを、補助部材3を介して間接的に接合することができる。
また、パイプ1に対する補助部材3の取り付け位置に応じて、パイプ1の任意の位置に、パイプ1と異なる金属材料からなる板材2(又は他のパイプ9)を接合することができる。
したがって、本実施形態は、異なる金属材料からなるパイプ1と板材2(又は他のパイプ9)とを、低コストで簡便に、かつ確実に接合でき、広範囲な分野に適用できる。
次に、本発明の第5実施形態に係る異材接合方法について、図25~図27Bを参照して説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、説明を省略あるいは簡略化する。
そして、本実施形態では、スリット5sが、テーパ状部分105Aの軸方向一端側(自由端5f側)から円輪部105Bを介して、大径円筒部105Cの軸方向中間部まで形成されており、少なくともテーパ状部分105Aと円輪部105Bとが円周方向に分割されて可動片5aを構成している。なお、スリット5sは、少なくともテーパ状部分105Aを越えて形成されればよい。
また、大径円筒部105Cは、径方向から見て、押圧突起5dとオーバーラップしない軸方向長さに設定される。
その他の構成及び作用については、第4実施形態のものと同様である。
次に、本発明の第6実施形態に係る異材接合方法について、図28~図36を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、説明を省略あるいは簡略化する。
また、パイプ1が鋼製、板材2がアルミニウム合金又はマグネシウム合金である場合には、補助部材3は、パイプ1の金属材料と異なる金属材料であればよく、例えば、板材2と同じ金属材料であるアルミニウム合金又はマグネシウム合金としてもよい。
これにより、管状の補助部材3が管状のパイプ1と強固に結合されると共に、該補助部材3と板材2とが溶接により接合されるので、異なる金属材料からなるパイプ1と板材2とを、補助部材3を介して間接的に接合することができる。
したがって、本実施形態は、異なる金属材料からなるパイプ1と板材2とを、低コストで簡便に、かつ確実に接合でき、広範囲な分野に適用できる。
また、本実施形態の異材接合用補助部材付き管状部材によれば、アルミニウム合金又はマグネシウム合金からなる管状部材と、鋼製からなり、パイプ1の内側に配置される管状の補助部材3と、を備え、パイプ1には、複数の貫通穴1dが形成され、パイプ1は、その周壁の一部が径方向外側に膨出して複数の貫通穴1dに対して嵌入されてなる複数の膨出部3dを有することで、補助部材3とかしめ結合される。
これにより、管状の補助部材3がパイプ1と強固に結合されているので、パイプ1と、該パイプ1と異なる金属材料からなる板材2とを、補助部材3を介して間接的に接合することができる。
したがって、本実施形態は、異なる金属材料からなるパイプ1と板材2とを、低コストで簡便に、かつ確実に接合でき、広範囲な分野に適用できる。
次に、本発明の第7実施形態に係る異材接合方法について、図37~図41Eを参照して説明する。なお、第6実施形態と同一又は同等部分については、説明を省略あるいは簡略化する。第6実施形態では、拡管加工が、金属球31を用いて行われていたが、本実施形態では、第2実施形態と同様に、複数(本実施形態では、4つ)のビット部材を用いて行われる。
この場合、4つの角型ビット部材45と、該角型ビット部材45と接触する4つの平面43を有する四角錐状の押出部材40が用いられる。
この場合、4つの角型ビット部材45と、該角型ビット部材45と接触する4つの平面43を有する四角錐状の押出部材40が用いられる。
この場合も、4つの角型ビット部材45と、該角型ビット部材45と接触する4つの平面43を有する四角錐状の押出部材40が用いられる。
この場合も、3つの角型ビット部材45と、該角型ビット部材45と接触する3つの平面43を有する三角錐状の押出部材40が用いられる。
この場合も、6つの角型ビット部材45と、3つの角型ビット部材45ごとに、角型ビット部材45と接触する各平面43を有する四角錐状の2つの押出部材40が用いられる。なお、この場合、2つの押出部材40との間には、角型ビット部材45の一側面を支持するように、一時的に挿入された仕切板50が用いられている。
また、図41A~図41Eでは、角型ビット部材45を用いて接合体4が製造されることを図示したものであるが、円型ビット部材46や、第6実施形態の金属球31を用いた場合にもいずれの形状の接合体4も製造することができる。
次に、本発明の第8実施形態に係る異材接合方法について、図42~図44Bを参照して説明する。なお、第6実施形態と同一又は同等部分については、説明を省略あるいは簡略化する。本実施形態では、拡管加工において、第6及び第7実施形態のものと異なる。即ち、第6及び第7実施形態では、拡管加工が、金属球やビット部材を用いて行われていたが、本実施形態では、第4実施形態で説明した略円筒形状の筒状拡管部材5(図20参照)を用いて行われる。
なお、押出部材40は、不図示のプレス装置などに連結され、下方に向かって強大な荷重を付与可能となっている。
なお、押出部材40は、本実施形態のように、先端部に当接部41を有するものに限定されるものでなく、可動片5aの内周面に当接し、可動片5aをパイプ1の径方向外側へ移動させることができるものであればよい。
また、パイプ1が鋼製、板材2がアルミニウム合金又はマグネシウム合金である場合には、補助部材3は、パイプ1の金属材料と異なる金属材料であればよく、例えば、板材2と同じ金属材料であるアルミニウム合金又はマグネシウム合金としてもよい。
また、本実施形態の異材接合継手10によれば、アルミニウム合金又はマグネシウム合金からなる管状のパイプ1と、鋼製からなり、パイプ1と接合される平板状の板材2と、鋼製からなり、管状の補助部材3と、を備え、パイプ1には、複数の貫通穴1dが形成され、補助部材3は、その周壁の一部が径方向外側に膨出して貫通穴1dに対して嵌入される膨出部3dを有することで、パイプ1とかしめ結合され、かつ、補助部材3と板材2とが溶接される。
これにより、管状の補助部材3が管状のパイプ1と強固に結合されると共に、該補助部材3と板材2とが溶接により接合されるので、異なる金属材料からなるパイプ1と板材2とを、補助部材3を介して間接的に接合することができる。
また、管状のパイプ1と補助部材3とを予め結合しておけば、補助部材3と板材2とを一般的な溶接方法で容易に接合することができる。
したがって、本実施形態は、異なる金属材料からなるパイプ1と板材2とを、低コストで簡便に、かつ確実に接合でき、広範囲な分野に適用できる。
また、本実施形態の異材接合用補助部材付き管状部材によれば、アルミニウム合金又はマグネシウム合金からなる管状部材と、鋼製からなり、パイプ1の内側に配置される管状の補助部材3と、を備え、パイプ1には、貫通穴1dが形成され、補助部材3は、その周壁の一部が径方向外側に膨出して貫通穴1dに対して嵌入されてなる複数の膨出部3dを有する。
これにより、管状の補助部材3がパイプ1と強固に結合されているので、パイプ1と、該パイプ1と異なる金属材料からなる板材2とを、補助部材3を介して間接的に接合することができる。
また、パイプ1に対する補助部材3の取り付け位置に応じて、パイプ1の任意の位置に、パイプ1と異なる金属材料からなる板材2を接合することができる。
したがって、本実施形態は、異なる金属材料からなるパイプ1と板材2とを、低コストで簡便に、かつ確実に接合でき、広範囲な分野に適用できる。
次に、本発明の第9実施形態に係る異材接合方法について、図45~図46Bを参照して説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、説明を省略あるいは簡略化する。
その他の構成及び作用については、第8実施形態のものと同様である。
次に、本発明の第10実施形態に係る異材接合方法について、図47~図51を参照して説明する。なお、第6実施形態と同一又は同等部分については、説明を省略あるいは簡略化する。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
次に、本発明の第11実施形態に係る異材接合方法について、図52及び図53を参照して説明する。なお、第10実施形態と同一又は同等部分については、説明を省略あるいは簡略化する。
また、補助部材3には、拡管部3eを形成するための拡管工程が必要となるが、パイプ1の軸方向端部1fと板材2との間にくびれ部分がなくなり、異材接合継手10としての外観性を向上することができる。
その他の構成及び作用については、第10実施形態のものと同様である。なお、本実施形態の拡管部を有する構成は、第6~第10実施形態の補助部材3にも適用可能である。
さらに、図55Bに示すように、接合体4は、補助部材3の膨出部3dが軸方向に複数(本実施形態では、2つ)並んで形成されるようにしてもよい。この場合、パイプ1には、貫通穴1dが軸方向に複数並んで設けられている。
また、図56Bに示すように、パイプ1の内側に補助部材3が配置される場合にも、接合体4の端面(即ち、補助部材3の端面)は、パイプ1の軸線方向に対して傾斜していてもよい。この場合も、補助部材3の端面は、補助部材3の拡管加工の後に斜めに切断してもよいし、拡管加工の前に斜めに切断していてもよい。
また、図57Bに示すように、パイプ1の内側に補助部材3が配置される場合にも、補助部材3と板材2とは、補助部材3の円周方向2か所(片側のみ図示)にパイプ1の軸方向に沿ってアーク溶接が施されている。
また、図58Bに示すように、パイプ1の内側に補助部材3が配置される場合にも、補助部材3と板材2とは、板材2の凹部2dと平面との境界部2箇所にパイプ1の軸方向に沿ってアーク溶接が施されている。
また、図59Bに示すように、パイプ1の内側に補助部材3が配置される場合にも、補助部材3の端面は、他のパイプ9の外周面9aに対して全周に亘って接するように加工され、補助部材3の端面に沿ってアーク溶接が施されている。
また、図60Bに示すように、パイプ1の内側に補助部材3が配置される場合にも、補助部材3の端面は、他のパイプ9の外周面9aに対して全周に亘って接するように加工され、補助部材3の端面に沿ってアーク溶接が施されている。
これにより、図62では、すみ肉溶接の際に、溶接金属がパイプ1に当たらないように留意する必要があったが、図63に示す変形例では、溶接金属がパイプ1に当たらないように留意する必要がない。
同様に、内側部材を補助部材3、外側部材をパイプ1とする場合において、第8及び第9実施形態の筒状拡管部材5、105を用いて拡管する際にも、第10実施形態のように、パイプ1に貫通穴が形成されていなくてもよい。
さらに、図66Bに示すように、パイプ1の内側に補助部材3が配置される場合にも、接合体4A、4B、4Cを用いてシートフレームを構成することができる。
(1) 第1の金属材料からなる管状の第1の部材と、該第1の金属材料と異なる第2の金属材料からなる第2の部材とを接合してなる異材接合方法において、
前記第1の金属材料と異なる第3の金属材料からなる管状の補助部材を、前記第1の部材の周囲に配置する工程と、
前記第1の部材を拡管加工することにより、その周壁の一部を径方向外側に膨出して、前記第1の部材と前記補助部材とをかしめ結合する工程と、
前記補助部材と前記第2の部材とを溶接することで、前記補助部材を介して前記第1の部材と前記第2の部材とを接合する工程と、
を有する異材接合方法。
(2) 前記拡管加工は、前記第1の部材の内部に複数の玉又はビット部材を配置し、前記複数の玉又はビット部材と当接する当接部を有し、該当接部が軸方向に沿って中心軸から徐々に離間する押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記内側部材の径方向外側へ移動させ、前記第1の部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる(1)に記載の異材接合方法。
(3) 前記補助部材には、円周方向に沿って複数の穴が設けられ、
前記拡管加工は、前記第1の部材の内部に前記複数の穴に対応して前記複数の玉又はビット部材を配置し、前記押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記第1の部材の径方向外側へ移動させ、前記複数の穴に臨む前記第1の部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる(2)に記載の異材接合方法。
(4) 前記拡管加工は、前記第1の部材の内部に複数の玉又はビット部材を配置し、前記押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記第1の部材の径方向外側へ移動させ、前記第1の部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させて前記補助部材に形成された窪みに対して嵌入させる(2)に記載の異材接合方法。
(5) 前記押出部材の当接部は、前記複数の玉又はビット部材と面接触しながら、軸方向に沿って中心軸から徐々に離間する凹面又は平面を有する錐状に形成される(2)~(4)のいずれかに記載の異材接合方法。
(6) 前記拡管加工は、
外面に押圧突起をそれぞれ備え、径方向に移動可能な複数の可動片を有する筒状拡管部材を、前記第1の部材の内側に配置し、
押出部材を前記第1の部材の軸方向に変位させることで、前記可動片を径方向外側に移動させ、前記押圧突起によって前記第1の部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる(1)に記載の異材接合方法。
(7) 前記補助部材には、穴又は内向き溝が形成され、
前記筒状拡管部材は、前記押圧突起が前記補助部材の前記穴又は内向き溝と位置合わせされた状態で前記第1の部材の内側に配置され、
前記押出部材を前記第1の部材の軸方向に変位させることで、前記可動片を径方向外側に移動させ、前記押圧突起によって前記穴又は内向き溝に臨む前記第1の部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させて前記穴又は内向き溝に対して嵌入させ、前記第1の部材と前記補助部材とをかしめ結合する(6)に記載の異材接合方法。
(8) 前記押出部材は、前記筒状拡管部材の内側で前記第1の部材の軸方向に変位する際に、前記可動片を径方向外側へ移動させるテーパ面を有する(6)又は(7)に記載の異材接合方法。
(9) 前記複数の可動片は、軸方向に沿って延びる複数のスリットを介して円筒形状を構成し、
前記筒状拡管部材は、自由端側を上方に向けて下部抑え管上に載置することで、前記第1の部材の内側に配置される(6)~(8)のいずれかに記載の異材接合方法。
(10) 前記可動片には、複数の前記押圧突起が前記軸方向に配置され、
基端側の前記押圧突起の突出高さは、自由端側の前記押圧突起のものよりも高い(6)~(9)のいずれか1項に記載の異材接合方法。
(11) 前記複数の可動片は、軸方向に沿って延びる複数のスリットを介して円錐台形状を構成し、
前記筒状拡管部材は、自由端側を下方に向け、少なくとも前記補助部材の軸方向端部に吊り下げられることで、前記第1の部材の内側に配置される(6)又は(7)に記載の異材接合方法。
(12) 前記拡管加工は、前記補助部材の軸方向端部が前記第1の部材の軸方向端部から延出するように、受座に設けられた高さの異なる2つの支持面に前記第1の部材と前記補助部材を支持した状態で行われる(1)~(11)のいずれかに記載の異材接合方法。
(13) 前記第1の金属材料は、アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金製と、鋼製とのいずれか一方であり、
前記第2及び第3の金属材料は、前記アルミニウム合金もしくは前記マグネシウム合金製と、前記鋼製とのいずれか他方である(1)~(12)のいずれかに記載の異材接合方法。
前記第1の部材は、その周壁の一部が径方向外側に膨出する膨出部を有することで、前記補助部材とかしめ結合され、
前記補助部材と前記第2の部材とが溶接される異材接合継手。
(15) 前記補助部材には、円周方向に沿って複数の穴が設けられ、
前記第1の部材は、前記複数の穴に嵌入される複数の前記膨出部を有する(14)に記載の異材接合継手。
(16) 前記第1の部材は、その周壁の一部が径方向外側に膨出し、前記補助部材に形成された複数の窪みに対して嵌入される複数の前記膨出部を有する(14)に記載の異材接合継手。
(17) 前記補助部材の軸方向端部が前記第1の部材の軸方向端部から延出する(14)~(16)のいずれかに記載の異材接合継手。
(18) 複数の前記膨出部の突出高さは、前記補助部材の肉厚以下である(14)~(17)のいずれかに記載の異材接合継手。
(19) 前記第1の金属材料は、アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金製と、鋼製とのいずれか一方であり、
前記第2及び第3の金属材料は、前記アルミニウム合金もしくは前記マグネシウム合金製と、前記鋼製とのいずれか他方である(14)~(18)のいずれかに記載の異材接合継手。
前記管状部材は、その周壁の一部が径方向外側に膨出する膨出部を有することで、前記補助部材とかしめ結合される異材接合用補助部材付き管状部材。
(21) 前記補助部材には、複数の貫通穴が円周方向に沿って設けられ、
前記管状部材は、前記複数の貫通穴に嵌入される複数の前記膨出部を有する(20)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材。
(22) 前記管状部材は、その周壁の一部が径方向外側に膨出し、前記補助部材に形成された複数の窪みに対して嵌入される複数の前記膨出部を有する(20)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材。
(23) 前記補助部材の軸方向端部が前記管状部材の軸方向端部から延出する(20)~(22)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材。
(24) 複数の前記膨出部の突出高さは、前記補助部材の肉厚以下である(20)~(23)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材。
(25) 前記管状部材の金属材料は、アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金製と、鋼製とのいずれか一方であり、
前記補助部材の金属材料は、前記アルミニウム合金もしくは前記マグネシウム合金製と、前記鋼製とのいずれか他方である(20)~(24)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材。
前記管状部材の周囲に、前記補助部材を配置する工程と、
前記管状部材を拡管加工することにより、その周壁の一部を径方向外側に膨出して、前記管状部材と前記補助部材とをかしめ結合する工程と、を備える異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(27) 前記拡管加工は、前記管状部材の内部に複数の玉又はビット部材を配置し、前記複数の玉又はビット部材と当接する当接部を有し、該当接部が軸方向に沿って中心軸から徐々に離間する押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記管状部材の径方向外側へ移動させ、前記管状部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる(26)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(28) 前記補助部材には、円周方向に沿って複数の穴が設けられ、
前記拡管加工は、前記管状部材の内部に前記複数の穴に対応して前記複数の玉又はビット部材を配置し、前記押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記管状部材の径方向外側へ移動させ、前記複数の穴に臨む前記管状部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる(27)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(29) 前記拡管加工は、前記管状部材の内部に複数の玉又はビット部材を配置し、前記押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記管状部材の径方向外側へ移動させ、前記管状部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させて前記補助部材に形成された窪みに対して嵌入させる(27)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(30) 前記押出部材の当接部は、前記複数の玉又はビット部材と面接触しながら、軸方向に沿って中心軸から徐々に離間する凹面又は平面を有する錐状に形成される(27)~(29)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(31) 前記拡管加工は、
外面に押圧突起をそれぞれ備え、径方向に移動可能な複数の可動片を有する筒状拡管部材を、前記管状部材の内側に配置し、
押出部材を前記管状部材の軸方向に変位させることで、前記可動片を径方向外側に移動させ、前記押圧突起によって前記管状部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる(27)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(32) 前記補助部材には、穴又は内向き溝が形成され、
前記筒状拡管部材は、前記押圧突起が前記補助部材の前記穴又は内向き溝と位置合わせされた状態で前記第1の部材の内側に配置する工程と、
前記押出部材を前記第1の部材の軸方向に変位させることで、前記可動片を径方向外側に移動させ、前記押圧突起によって前記穴又は内向き溝に臨む前記第1の部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させて前記穴又は内向き溝に対して嵌入させ、前記第1の部材と前記補助部材とをかしめ結合する(31)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(33) 前記押出部材は、前記筒状拡管部材の内側で前記管状部材の軸方向に変位する際に、前記可動片を径方向外側へ移動させるテーパ面を有する(31)又は(32)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(34) 前記複数の可動片は、軸方向に沿って延びる複数のスリットを介して円筒形状を構成し、
前記筒状拡管部材は、自由端側を上方に向けて下部抑え管上に載置することで、前記管状部材の内側に配置される(31)~(33)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(35) 前記可動片には、複数の前記押圧突起が前記軸方向に配置され、
基端側の前記押圧突起の突出高さは、自由端側の前記押圧突起のものよりも高い(31)~(34)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(36) 前記複数の可動片は、軸方向に沿って延びる複数のスリットを介して円錐台形状を構成し、
前記筒状拡管部材は、自由端側を下方に向け、少なくとも前記補助部材の軸方向端部に吊り下げられることで、前記管状部材の内側に配置される(31)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(37) 前記拡管加工は、前記補助部材の軸方向端部が前記管状部材の軸方向端部から延出するように、受座に設けられた高さの異なる2つの支持面に前記管状部材と前記補助部材を支持した状態で行われる(26)~(36)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(38) 前記管状部材の金属材料は、アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金製と、鋼製とのいずれか一方であり、
前記補助部材の金属材料は、前記アルミニウム合金もしくは前記マグネシウム合金製と、前記鋼製とのいずれか他方である(26)~(36)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
前記第1の金属材料と異なる第3の金属材料からなる管状の補助部材を、前記第1の部材の内側に配置する工程と、
前記補助部材を拡管加工することにより、その周壁の一部を径方向外側に膨出して、前記第1の部材と前記補助部材とをかしめ結合する工程と、
前記補助部材と前記第2の部材とを溶接することで、前記補助部材を介して前記第1の部材と前記第2の部材とを接合する工程と、
を有する異材接合方法。
(40) 前記拡管加工は、前記補助部材の内部に複数の玉又はビット部材を配置し、前記複数の玉又はビット部材と当接する当接部を有し、該当接部が軸方向に沿って中心軸から徐々に離間する押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記補助部材の径方向外側へ移動させ、前記補助部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる(39)に記載の異材接合方法。
(41) 前記外側部材には、円周方向に沿って複数の穴が設けられ、
前記拡管加工は、前記補助部材の内部に前記複数の穴に対応して前記複数の玉又はビット部材を配置し、前記押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記補助部材の径方向外側へ移動させ、前記複数の穴に臨む前記補助部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる(40)に記載の異材接合方法。
(42) 前記拡管加工は、前記補助部材の内部に複数の玉又はビット部材を配置し、前記押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記補助部材の径方向外側へ移動させ、前記補助部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させて前記第1の部材に形成された窪みに対して嵌入させる(40)に記載の異材接合方法。
(43) 前記押出部材の当接部は、前記複数の玉又はビット部材と面接触しながら、軸方向に沿って中心軸から徐々に離間する凹面又は平面を有する錐状に形成される(40)~(42)のいずれかに記載の異材接合方法。
(44) 前記拡管加工は、
外面に押圧突起をそれぞれ備え、径方向に移動可能な複数の可動片を有する筒状拡管部材を、前記補助部材の内側に配置し、
押出部材を前記補助部材の軸方向に変位させることで、前記可動片を径方向外側に移動させ、前記押圧突起によって前記補助部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる(39)に記載の異材接合方法。
(45) 前記第1の部材には、穴又は内向き溝が形成され、
前記筒状拡管部材は、前記押圧突起が前記第1の部材の前記穴又は内向き溝と位置合わせされた状態で前記補助部材の内側に配置され、
前記押出部材を前記補助部材の軸方向に変位させることで、前記可動片を径方向外側に移動させ、前記押圧突起によって前記穴又は内向き溝に臨む前記補助部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させて前記穴又は内向き溝に対して嵌入させ、前記補助部材と前記第1の部材とをかしめ結合する(44)に記載の異材接合方法。
(46) 前記押出部材は、前記筒状拡管部材の内側で前記補助部材の軸方向に変位する際に、前記可動片を径方向外側へ移動させるテーパ面を有する(44)又は(45)に記載の異材接合方法。
(47) 前記複数の可動片は、軸方向に沿って延びる複数のスリットを介して円筒形状を構成し、
前記筒状拡管部材は、自由端側を上方に向けて下部抑え管上に載置することで、前記補助部材の内側に配置される(44)~(46)のいずれかに記載の異材接合方法。
(48) 前記可動片には、複数の前記押圧突起が前記軸方向に配置され、
基端側の前記押圧突起の突出高さは、自由端側の前記押圧突起のものよりも高い(44)~(47)のいずれか1項に記載の異材接合方法。
(49) 前記複数の可動片は、軸方向に沿って延びる複数のスリットを介して円錐台形状を構成し、
前記筒状拡管部材は、自由端側を下方に向け、少なくとも前記補助部材の軸方向端部に吊り下げられることで、前記補助部材の内側に配置される(44)又は(45)に記載の異材接合方法。
(50) 前記拡管加工は、前記補助部材の軸方向端部が前記第1の部材の軸方向端部から延出するように、受座に設けられた高さの異なる2つの支持面に前記第1の部材と前記補助部材を支持した状態で行われる(39)~(49)のいずれかに記載の異材接合方法。
(51) 前記補助部材の軸方向端部には、前記第1の部材の内径よりも大径の外周面を有する拡管部が設けられ、
前記配置工程において、前記第1の部材の軸方向端部は、前記補助部材の拡管部と当接する、(39)~(43)のいずれかに記載の異材接合方法。
(52) 前記第1の金属材料は、アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金製と、鋼製とのいずれか一方であり、
前記第2及び第3の金属材料は、前記アルミニウム合金もしくは前記マグネシウム合金製と、前記鋼製とのいずれか他方である(39)~(51)のいずれかに記載の異材接合方法。
前記第1の金属材料と異なる第3の金属材料からなる管状の補助部材を備え、
前記補助部材は、その周壁の一部が径方向外側に膨出する膨出部を有することで、前記第1の部材とかしめ結合され、
前記補助部材と前記第2の部材とが溶接される異材接合継手。
(54) 前記第1の部材には、円周方向に沿って複数の穴が設けられ、
前記補助部材は、前記複数の穴に嵌入される複数の前記膨出部を有する(53)に記載の異材接合継手。
(55) 前記補助部材は、その周壁の一部が径方向外側に膨出し、前記第1の部材に形成された複数の窪みに対して嵌入される複数の前記膨出部を有する(53)に記載の異材接合継手。
(56) 前記補助部材の軸方向端部が前記第1の部材の軸方向端部から延出する(53)~(55)のいずれかに記載の異材接合継手。
(57) 複数の前記膨出部の突出高さは、前記第1の部材の肉厚以下である(53)~(56)のいずれかに記載の異材接合継手。
(58) 前記補助部材の軸方向端部には、前記第1の部材の内径よりも大径の外周面を有する拡管部が設けられ、
前記第1の部材の軸方向端部は、前記補助部材の拡管部と当接する、(53)~(57)のいずれかに記載の異材接合継手。
(59) 前記第1の金属材料は、アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金製と、鋼製とのいずれか一方であり、
前記第2及び第3の金属材料は、前記アルミニウム合金もしくは前記マグネシウム合金製と、前記鋼製とのいずれか他方である(53)~(58)のいずれかに記載の異材接合継手。
前記補助部材は、その周壁の一部が径方向外側に膨出する膨出部を有することで、前記管状部材とかしめ結合される異材接合用補助部材付き管状部材。
(61) 前記管状部材には、複数の貫通穴が円周方向に沿って設けられ、
前記補助部材は、前記複数の貫通穴に嵌入される複数の前記膨出部を有する(60)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材。
(62) 前記補助部材は、その周壁の一部が径方向外側に膨出し、前記管状部材に形成された複数の窪みに対して嵌入される複数の前記膨出部を有する(60)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材。
(63) 前記補助部材の軸方向端部が前記管状部材の軸方向端部から延出する(60)~(62)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材。
(64) 複数の前記膨出部の突出高さは、前記第1の部材の肉厚以下である(60)~(63)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材。
(65) 前記補助部材の軸方向端部には、前記管状部材の内径よりも大径の外周面を有する拡管部が設けられ、
前記管状部材の軸方向端部は、前記補助部材の拡管部と当接する(60)~(63)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材。
(66) 前記管状部材の金属材料は、アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金製と、鋼製とのいずれか一方であり、
前記補助部材の金属材料は、前記アルミニウム合金もしくは前記マグネシウム合金製と、前記鋼製とのいずれか他方である(60)~(65)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材。
前記補助部材の周囲に、前記管状部材を配置する工程と、
前記補助部材を拡管加工することにより、その周壁の一部を径方向外側に膨出して、前記管状部材と前記補助部材とをかしめ結合する工程と、を備える異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(68) 前記拡管加工は、前記補助部材の内部に複数の玉又はビット部材を配置し、前記複数の玉又はビット部材と当接する当接部を有し、該当接部が軸方向に沿って中心軸から徐々に離間する押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記補助部材の径方向外側へ移動させ、前記補助部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる(67)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(69) 前記管状部材には、円周方向に沿って複数の穴が設けられ、
前記拡管加工は、前記補助部材の内部に前記複数の穴に対応して前記複数の玉又はビット部材を配置し、前記押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記補助部材の径方向外側へ移動させ、前記複数の穴に臨む前記補助部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる(68)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(70) 前記拡管加工は、前記補助部材の内部に複数の玉又はビット部材を配置し、前記押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記補助部材の径方向外側へ移動させ、前記補助部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させて前記管状部材に形成された窪みに対して嵌入させる(68)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(71) 前記押出部材の当接部は、前記複数の玉又はビット部材と面接触しながら、軸方向に沿って中心軸から徐々に離間する凹面又は平面を有する錐状に形成される(68)~(70)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(72) 前記拡管加工は、
外面に押圧突起をそれぞれ備え、径方向に移動可能な複数の可動片を有する筒状拡管部材を、前記補助部材の内側に配置し、
押出部材を前記補助部材の軸方向に変位させることで、前記可動片を径方向外側に移動させ、前記押圧突起によって前記補助部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる(67)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(73) 前記第1の部材には、穴又は内向き溝が形成され、
前記筒状拡管部材は、前記押圧突起が前記第1の部材の前記穴又は内向き溝と位置合わせされた状態で前記補助部材の内側に配置する工程と、
前記押出部材を前記補助部材の軸方向に変位させることで、前記可動片を径方向外側に移動させ、前記押圧突起によって前記穴又は内向き溝に臨む前記補助部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させて前記穴又は内向き溝に対して嵌入させ、前記補助部材と前記第1の部材とをかしめ結合する(72)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(74) 前記押出部材は、前記筒状拡管部材の内側で前記管状部材の軸方向に変位する際に、前記可動片を径方向外側へ移動させるテーパ面を有する(72)又は(73)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(75) 前記複数の可動片は、軸方向に沿って延びる複数のスリットを介して円筒形状を構成し、
前記筒状拡管部材は、自由端側を上方に向けて下部抑え管上に載置することで、前記管状部材の内側に配置される(72)~(74)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(76) 前記可動片には、複数の前記押圧突起が前記軸方向に配置され、
基端側の前記押圧突起の突出高さは、自由端側の前記押圧突起のものよりも高い(72)~(75)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(77) 前記複数の可動片は、軸方向に沿って延びる複数のスリットを介して円錐台形状を構成し、
前記筒状拡管部材は、自由端側を下方に向け、少なくとも前記補助部材の軸方向端部に吊り下げられることで、前記補助部材の内側に配置される(76)に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(78) 前記拡管加工は、前記補助部材の軸方向端部が前記管状部材の軸方向端部から延出するように、受座に設けられた高さの異なる2つの支持面に前記管状部材と前記補助部材を支持した状態で行われる(67)~(77)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
(79) 前記補助部材の軸方向端部には、前記管状部材の内径よりも大径の外周面を有する拡管部が設けられ、
前記配置工程において、前記管状部材の軸方向端部は、前記補助部材の拡管部と当接する(67)~(71)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。(80) 前記管状部材の金属材料は、アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金製と、鋼製とのいずれか一方であり、
前記補助部材の金属材料は、前記アルミニウム合金もしくは前記マグネシウム合金製と、前記鋼製とのいずれか他方である(67)~(79)のいずれかに記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
1a 膨出部
2 板材(第2の部材)
3 補助部材
3a 貫通穴(穴)
4 接合体
5,105 筒状拡管部材
5a 可動片
5b 基端
5d 押圧突起
5f 自由端
5s スリット
8 押出部材
9 他のパイプ(第2の部材)
10 異材接合継手
31 金属球(玉)
35 受座
40 押出部材
41 当接部
42 凹面
43 平面
45 角型ビット部材
46 円型ビット部材
133 下部抑え管
Claims (42)
- 第1の金属材料からなる管状の第1の部材と、該第1の金属材料と異なる第2の金属材料からなる第2の部材とを接合してなる異材接合方法において、
前記第1の金属材料と異なる第3の金属材料からなる管状の補助部材と、前記第1の部材のいずれか一方の内側部材の周囲に、前記補助部材と前記第1の部材のいずれか他方の外側部材を配置する工程と、
前記内側部材を拡管加工することにより、その周壁の一部を径方向外側に膨出して、前記第1の部材と前記補助部材とをかしめ結合する工程と、
前記補助部材と前記第2の部材とを溶接することで、前記補助部材を介して前記第1の部材と前記第2の部材とを接合する工程と、
を有する異材接合方法。 - 前記拡管加工は、前記内側部材の内部に複数の玉又はビット部材を配置し、前記複数の玉又はビット部材と当接する当接部を有し、該当接部が軸方向に沿って中心軸から徐々に離間する押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記内側部材の径方向外側へ移動させ、前記内側部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる請求項1に記載の異材接合方法。
- 前記外側部材には、円周方向に沿って複数の穴が設けられ、
前記拡管加工は、前記内側部材の内部に前記複数の穴に対応して前記複数の玉又はビット部材を配置し、前記押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記内側部材の径方向外側へ移動させ、前記複数の穴に臨む前記内側部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる請求項2に記載の異材接合方法。 - 前記拡管加工は、前記内側部材の内部に複数の玉又はビット部材を配置し、前記押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記内側部材の径方向外側へ移動させ、前記内側部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させて前記外側部材に形成された窪みに対して嵌入させる請求項2に記載の異材接合方法。
- 前記押出部材の当接部は、前記複数の玉又はビット部材と面接触しながら、軸方向に沿って中心軸から徐々に離間する凹面又は平面を有する錐状に形成される請求項2に記載の異材接合方法。
- 前記拡管加工は、
外面に押圧突起をそれぞれ備え、径方向に移動可能な複数の可動片を有する筒状拡管部材を、前記内側部材の内側に配置し、
押出部材を前記内側部材の軸方向に変位させることで、前記可動片を径方向外側に移動させ、前記押圧突起によって前記内側部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる請求項1に記載の異材接合方法。 - 前記外側部材には、穴又は内向き溝が形成され、
前記筒状拡管部材は、前記押圧突起が前記外側部材の前記穴又は内向き溝と位置合わせされた状態で前記内側部材の内側に配置され、
前記押出部材を前記内側部材の軸方向に変位させることで、前記可動片を径方向外側に移動させ、前記押圧突起によって前記穴又は内向き溝に臨む前記内側部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させて前記穴又は内向き溝に対して嵌入させ、前記内側部材と前記外側部材とをかしめ結合する請求項6に記載の異材接合方法。 - 前記押出部材は、前記筒状拡管部材の内側で前記内側部材の軸方向に変位する際に、前記可動片を径方向外側へ移動させるテーパ面を有する請求項6に記載の異材接合方法。
- 前記複数の可動片は、軸方向に沿って延びる複数のスリットを介して円筒形状を構成し、
前記筒状拡管部材は、自由端側を上方に向けて下部抑え管上に載置することで、前記内側部材の内側に配置される請求項6に記載の異材接合方法。 - 前記可動片には、複数の前記押圧突起が前記軸方向に配置され、
基端側の前記押圧突起の突出高さは、自由端側の前記押圧突起のものよりも高い請求項6に記載の異材接合方法。 - 前記複数の可動片は、軸方向に沿って延びる複数のスリットを介して円錐台形状を構成し、
前記筒状拡管部材は、自由端側を下方に向け、少なくとも前記補助部材の軸方向端部に吊り下げられることで、前記内側部材の内側に配置される請求項6に記載の異材接合方法。 - 前記拡管加工は、前記補助部材の軸方向端部が前記第1の部材の軸方向端部から延出するように、受座に設けられた高さの異なる2つの支持面に前記第1の部材と前記補助部材を支持した状態で行われる請求項1に記載の異材接合方法。
- 前記内側部材が前記補助部材で、前記外側部材が前記第1の部材であり、
前記補助部材の軸方向端部には、前記第1の部材の内径よりも大径の外周面を有する拡管部が設けられ、
前記配置工程において、前記第1の部材の軸方向端部は、前記補助部材の拡管部と当接する、請求項1に記載の異材接合方法。 - 前記第1の金属材料は、アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金製と、鋼製とのいずれか一方であり、
前記第2及び第3の金属材料は、前記アルミニウム合金もしくは前記マグネシウム合金製と、前記鋼製とのいずれか他方である請求項1~13のいずれか1項に記載の異材接合方法。 - 第1の金属材料からなる管状の第1の部材と、該第1の金属材料と異なる第2の金属材料からなり、前記第1の部材と接合される第2の部材と、を有する異材接合継手において、
前記第1の金属材料と異なる第3の金属材料からなる管状の補助部材を備え、
前記補助部材と前記第1の部材のいずれか一方である内側部材は、その周壁の一部が径方向外側に膨出する膨出部を有することで、前記補助部材と前記第1の部材のいずれか他方である外側部材とかしめ結合され、
前記補助部材と前記第2の部材とが溶接される異材接合継手。 - 前記外側部材には、円周方向に沿って複数の穴が設けられ、
前記内側部材は、前記複数の穴に嵌入される複数の前記膨出部を有する請求項15に記載の異材接合継手。 - 前記内側部材は、その周壁の一部が径方向外側に膨出し、前記外側部材に形成された複数の窪みに対して嵌入される複数の前記膨出部を有する請求項15に記載の異材接合継手。
- 前記補助部材の軸方向端部が前記第1の部材の軸方向端部から延出する請求項15に記載の異材接合継手。
- 複数の前記膨出部の突出高さは、前記外側部材の肉厚以下である請求項15に記載の異材接合継手。
- 前記内側部材が前記補助部材で、前記外側部材が前記第1の部材であり、
前記補助部材の軸方向端部には、前記第1の部材の内径よりも大径の外周面を有する拡管部が設けられ、
前記第1の部材の軸方向端部は、前記補助部材の拡管部と当接する、請求項15に記載の異材接合継手。 - 前記第1の金属材料は、アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金製と、鋼製とのいずれか一方であり、
前記第2及び第3の金属材料は、前記アルミニウム合金もしくは前記マグネシウム合金製と、前記鋼製とのいずれか他方である請求項15~20のいずれか1項に記載の異材接合継手。 - 金属材料からなる管状部材と、該管状部材の金属材料と異なる金属材料からなり、前記管状部材と嵌合する管状の補助部材と、を備える異材接合用補助部材付き管状部材であって、
前記補助部材と前記管状部材のいずれか一方の内側部材は、その周壁の一部が径方向外側に膨出する膨出部を有することで、前記補助部材と前記管状部材のいずれか他方の外側部材とかしめ結合される異材接合用補助部材付き管状部材。 - 前記外側部材には、複数の貫通穴が円周方向に沿って設けられ、
前記内側部材は、前記複数の貫通穴に嵌入される複数の前記膨出部を有する請求項22に記載の異材接合用補助部材付き管状部材。 - 前記内側部材は、その周壁の一部が径方向外側に膨出し、前記外側部材に形成された複数の窪みに対して嵌入される複数の前記膨出部を有する請求項22に記載の異材接合用補助部材付き管状部材。
- 前記補助部材の軸方向端部が前記管状部材の軸方向端部から延出する請求項22に記載の異材接合用補助部材付き管状部材。
- 複数の前記膨出部の突出高さは、前記外側部材の肉厚以下である請求項22に記載の異材接合用補助部材付き管状部材。
- 前記内側部材が前記補助部材で、前記外側部材が前記管状部材であり、
前記補助部材の軸方向端部には、前記管状部材の内径よりも大径の外周面を有する拡管部が設けられ、
前記管状部材の軸方向端部は、前記補助部材の拡管部と当接する請求項22に記載の異材接合用補助部材付き管状部材。 - 前記管状部材の金属材料は、アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金製と、鋼製とのいずれか一方であり、
前記補助部材の金属材料は、前記アルミニウム合金もしくは前記マグネシウム合金製と、前記鋼製とのいずれか他方である請求項22~27のいずれか1項に記載の異材接合用補助部材付き管状部材。 - 金属材料からなる管状部材と、該管状部材の金属材料と異なる金属材料からなり、前記管状部材と嵌合する管状の補助部材と、を備える異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法であって、
前記補助部材と前記管状部材のいずれか一方の内側部材の周囲に、前記補助部材と前記管状部材のいずれか他方の外側部材を配置する工程と、
前記内側部材を拡管加工することにより、その周壁の一部を径方向外側に膨出して、前記管状部材と前記補助部材とをかしめ結合する工程と、を備える異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。 - 前記拡管加工は、前記内側部材の内部に複数の玉又はビット部材を配置し、前記複数の玉又はビット部材と当接する当接部を有し、該当接部が軸方向に沿って中心軸から徐々に離間する押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記内側部材の径方向外側へ移動させ、前記内側部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる請求項29に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
- 前記外側部材には、円周方向に沿って複数の穴が設けられ、
前記拡管加工は、前記内側部材の内部に前記複数の穴に対応して前記複数の玉又はビット部材を配置し、前記押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記内側部材の径方向外側へ移動させ、前記複数の穴に臨む前記内側部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる請求項30に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。 - 前記拡管加工は、前記内側部材の内部に複数の玉又はビット部材を配置し、前記押出部材を軸方向に変位させることで、前記複数の玉又はビット部材を前記内側部材の径方向外側へ移動させ、前記内側部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させて前記外側部材に形成された窪みに対して嵌入させる請求項30に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
- 前記押出部材の当接部は、前記複数の玉又はビット部材と面接触しながら、軸方向に沿って中心軸から徐々に離間する凹面又は平面を有する錐状に形成される請求項30に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
- 前記拡管加工は、
外面に押圧突起をそれぞれ備え、径方向に移動可能な複数の可動片を有する筒状拡管部材を、前記内側部材の内側に配置し、
押出部材を前記内側部材の軸方向に変位させることで、前記可動片を径方向外側に移動させ、前記押圧突起によって前記内側部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させる請求項29に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。 - 前記外側部材には、穴又は内向き溝が形成され、
前記筒状拡管部材は、前記押圧突起が前記外側部材の前記穴又は内向き溝と位置合わせされた状態で前記内側部材の内側に配置する工程と、
前記押出部材を前記内側部材の軸方向に変位させることで、前記可動片を径方向外側に移動させ、前記押圧突起によって前記穴又は内向き溝に臨む前記内側部材の周壁の一部を径方向外側に膨出させて前記穴又は内向き溝に対して嵌入させ、前記内側部材と前記外側部材とをかしめ結合する請求項34に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。 - 前記押出部材は、前記筒状拡管部材の内側で前記管状部材の軸方向に変位する際に、前記可動片を径方向外側へ移動させるテーパ面を有する請求項34に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
- 前記複数の可動片は、軸方向に沿って延びる複数のスリットを介して円筒形状を構成し、
前記筒状拡管部材は、自由端側を上方に向けて下部抑え管上に載置することで、前記管状部材の内側に配置される請求項34に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。 - 前記可動片には、複数の前記押圧突起が前記軸方向に配置され、
基端側の前記押圧突起の突出高さは、自由端側の前記押圧突起のものよりも高い請求項34に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。 - 前記複数の可動片は、軸方向に沿って延びる複数のスリットを介して円錐台形状を構成し、
前記筒状拡管部材は、自由端側を下方に向け、少なくとも前記補助部材の軸方向端部に吊り下げられることで、前記内側部材の内側に配置される請求項34に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。 - 前記拡管加工は、前記補助部材の軸方向端部が前記管状部材の軸方向端部から延出するように、受座に設けられた高さの異なる2つの支持面に前記管状部材と前記補助部材を支持した状態で行われる請求項29に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
- 前記内側部材が前記補助部材で、前記外側部材が前記管状部材であり、
前記補助部材の軸方向端部には、前記管状部材の内径よりも大径の外周面を有する拡管部が設けられ、
前記配置工程において、前記管状部材の軸方向端部は、前記補助部材の拡管部と当接する請求項29に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。 - 前記管状部材の金属材料は、アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金製と、鋼製とのいずれか一方であり、
前記補助部材の金属材料は、前記アルミニウム合金もしくは前記マグネシウム合金製と、前記鋼製とのいずれか他方である請求項29~41のいずれか1項に記載の異材接合用補助部材付き管状部材の製造方法。
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