JP6981372B2 - 回路基板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、熱可塑性を有する回路基板に関する。
従来、樹脂組成物にレーザ照射を行うことによって印字を行う構成が、特許文献1に示すように、各種考案されている。
特許文献1に示す構成では、エポキシ樹脂組成物を絶縁被覆材として用いている。このことによって、樹脂表面にレーザ照射を行う際に、電気的特性等を低下させることなく、印字を行っている。
特開平4−28754号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成を採用し、熱可塑性樹脂で形成された基板に対し印字を行う場合、熱エネルギーが高いレーザ照射を行うと熱エネルギーの影響によって、該基板が変形してしまう虞がある。
したがって、本発明の目的は、熱可塑性を有する基板表面への印字を効率的に行う構成を提供することにある。
この発明の回路基板は、回路パターンが形成された熱可塑性樹脂層からなり、第1主面と、第1主面に対向する第2主面とを有する樹脂基板と、樹脂基板の第1主面に形成された変色層と、を備える。光照射によって、変色層に形成された印刷パターンは凹み部を有する。凹み部の底部は、熱可塑性樹脂と直接接していない。
この構成では、印刷パターンは、変色層に対して光照射を行うことにより形成されることによって、凹み部が形成される。凹み部の底部が熱可塑性樹脂層と直接接しないため、光照射が熱可塑性樹脂層へ直接行われず、回路基板への影響を抑制できる。
この発明の回路基板の製造方法は、次の工程からなる。回路パターンが形成され、熱可塑性樹脂からなり、第1主面と、第1主面に対向する第2主面とを有する樹脂基板を形成する工程と、樹脂基板の第1主面に、樹脂基板よりも耐熱性が高い、または熱硬化性の材質からなる保護層を形成する工程と、保護層の表面に変色層を形成する工程と、変色層に対して、光照射を行うことにより、印刷パターンを形成する工程とを実行する。また、印刷パターンを形成する工程は、グリーンレーザを用いて、光照射を行う。
この製造方法では、熱可塑性を有する基板表面への印字を効率的に行うことができる。
この発明の回路基板の製造方法は、次の工程からなる。回路パターンが形成され、熱可塑性樹脂からなり、第1主面と、第1主面に対向する第2主面とを有する樹脂基板を形成する工程と、樹脂基板よりも耐熱性が高い、または熱硬化性の材質からなり、第1主面に形成された電極パターンの一部を露出させる開口を有する保護層を樹脂基板の第1主面に形成する工程と、保護層の表面において、開口と異なる位置にUV照射によって導電率が高くなる変色層を形成する工程と、変色層に対して、光照射を行うことにより、印刷パターンを形成する工程を実行する。また、印刷パターンを形成する工程は、電極パターンをアライメントマークとして、光照射を行う。
この製造方法では、電気特性への悪影響を抑制しながら、熱可塑性を有する基板表面への印字を精度良く行うことができる。
この発明によれば、熱可塑性を有する基板表面への印字を効率的に行う構成を提供できる。
図1(A)は、第1の実施形態に係る回路基板10の外観斜視図であり、図1(B)は、第1の実施形態に係る回路基板10の断面図である。 図2は、樹脂基板110の製造工程を示す外観斜視図である。 図3(A)−図3(D)は、回路基板10を備えた回路モジュール1の製造工程を順に示す外観斜視図である。 図4は、回路基板10の製造工程を示すフローチャートである。 図5(A)は、第1の実施形態に係る回路基板10の外観斜視図であり、図5(B)は、図5(A)のA−A断面図である。 図6(A)は、第2の実施形態に係る樹脂基板110Aに保護層120Aを形成した外観斜視図であり、図6(B)は、図6(A)を第3主面103側から視た平面図である。 図7は、第2の実施形態に係る樹脂基板110Aの製造工程を示す外観斜視図である。 図8(A)−図8(E)は、回路基板10Aを備えた回路モジュール1Aの製造工程を順に示す外観斜視図である。 図9は、回路基板10Aの製造工程を示すフローチャートである。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態を分けて示すが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。第2の実施形態では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。なお、以下の各実施形態に示す各図においては、説明を分かり易くするために、それぞれの構成要素の形状を部分的または全体として誇張して記載している。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る回路基板について、図を参照して説明する。図1(A)は、第1の実施形態に係る回路基板10の外観斜視図であり、図1(B)は、第1の実施形態に係る回路基板10の断面図である。図2は、樹脂基板110の製造工程を示す外観斜視図である。図3(A)−図3(D)は、回路基板10を備えた回路モジュール1の製造工程を順に示す外観斜視図である。図4は、回路基板10の製造工程を示すフローチャートである。図5(A)は、第1の実施形態に係る回路基板10の外観斜視図であり、図5(B)は、図5(A)のA−A断面図である。
図1(A)、図1(B)に示すように、回路基板10は、樹脂基板110、保護層120、変色層130を備える。樹脂基板110は、矩形の平板であり、互いに対向する第1主面101と第2主面102とを備える。
樹脂基板110は、熱可塑性を有する樹脂基材(熱可塑性樹脂)であり、例えば、液晶ポリマー(LCP)を主材料とするシートである。本実施形態においては、樹脂基板110は、複数のシートが積層されてなり、熱可塑性樹脂層とする積層体からなる。
樹脂基板110の内部には、複数の回路パターンCP2,CP3が形成されている。回路パターンCP2,CP3は、例えば、Cu箔等の導体パターンである。樹脂基板110の第2主面102には、実装用電極600が形成されている。実装用電極600は、他基板に実装する、もしくは部品を搭載するために用いられる。
保護層120は、樹脂基板110の第1主面101に当接するように形成されている。保護層120は、樹脂基板110よりも光照射(例えばUV照射)の熱による変形量が小さい、すなわち、保護層120の変形温度は、樹脂基板110の変形温度よりも高い。言い換えれば、保護層120は、樹脂基板110よりも耐熱性が高い材質からなる。または、保護層120は、熱硬化性の材質からなる。保護層120は、例えば、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂、またはポリイミド樹脂であり、インクジェット印刷、スクリーン印刷等で形成される。
変色層130は、保護層120の第1主面101側に対して、反対側の第3主面103に形成されている。言い換えれば、変色層130は、保護層120を間に介して樹脂基板110上に形成されている。変色層130の表面131(第3主面103と反対側の面)には、UV照射等によって印刷パターン135が形成されている。
変色層130は、UV照射によって変色する材質によって形成されている。より具体的には、変色層130は、アクリル樹脂、酸化チタンを含む。変色層130がアクリル樹脂を含むことによって、低エネルギーのUV照射による変質が可能となる。変色層130が酸化チタンを含むことによって、変色層130は白色で形成される。また、変色層130に含まれる酸化チタンの価数は、UV照射によって変化する。このことによって、変色層130におけるUV照射された部分は黒色に変色する。UV照射は、例えば、波長が532nmの第2高調波を用いるグリーンレーザである。このことによって、より精密な印刷パターン135を形成できる。
印刷パターン135は、例えば、2次元バーコードであり、製造に関する情報、ロットナンバー等が含まれる。
なお、上述のとおり、変色層130は、白色であることに対して、印刷パターン135は黒字であることが好ましい。このことによって、変色層130に対する、印刷パターン135のコントラスト比を高くできる。すなわち、解像度の高い印刷パターン135を形成することが可能となり、印刷パターン135の認識がより容易になる。ただし、変色層130と印刷パターン135とのコントラスト比が一定値以上であれば認識が可能である。
このように構成することによって、変色層130(回路基板10)にUV照射による印刷パターン135を形成することができる。これにより、樹脂基板110に直接的に熱が加わらず、UV照射を用いた印刷による、樹脂基板110へのダメージを抑制できる。また、樹脂基板110に保護層120が形成されていることによって、熱負荷がかかりやすい部分を保護することが可能となり、UV照射による印刷パターン135を形成する際の特性変化をさらに抑制できる。
保護層120が樹脂基板110よりも耐熱性が高い、または、保護層120が熱硬化性であることによって、樹脂基板110の保護作用が向上する。さらに、保護層120が熱硬化性であることによって、UV照射時における保護層120の変形が起こりにくい。また、UV照射を用いることで、低エネルギーでの印字を行うことができ、樹脂基板110にダメージを与えることなく、認識しやすい鮮明な印字が可能となる。
図2を用いて、樹脂基板110の具体的な形成方法について説明する。樹脂基板110は、複数の樹脂シート111,112,113を積層する構造である。上述のとおり、樹脂シート111,112,113は、熱可塑性を有する。樹脂シート111は、第1主面101を有し、樹脂シート113は、第2主面102を有する。樹脂シート112には、複数の回路パターンCP2が形成されており、樹脂シート113には、複数の回路パターンCP3が形成されている。回路パターンCP2と回路パターンCP3は、層間接続導体等で接続されている。
樹脂基板110は、樹脂シート111,112,113を加熱プレスすることによって一体形成されている。
図3(A)−図3(D)を用いて、回路基板10を備えた回路モジュール1の製造工程を順に示す。図3(A)に示すように、樹脂基板110の第1主面101に当接するように保護層120を形成する。保護層120は、第3主面103を有する。上述のとおり、第3主面103は、樹脂基板110が当接していない面である。
図3(B)に示すように、変色層130を保護層120の第3主面103に形成する。
図3(C)に示すように、変色層130の表面131にUV照射を行うことにより、印刷パターン135を形成する。
図3(D)に示すように、回路基板10を実装基板20に実装する。回路基板10は、第2主面102に形成されている実装用電極600を介して、実装基板20に実装される。これにより、回路モジュール1が実現される。
このような構成の回路基板10は、次に示す製造方法によって製造される。図4は、本発明の第1の実施形態に係る回路基板10の製造方法を示すフローチャートである。
まず、樹脂シート111,112,113を加熱プレスすることによって樹脂基板110を形成する(S101)。上述のとおり、樹脂シート111は、第1主面101を有し、樹脂シート113は、第2主面102を有する。
次に、樹脂基板110の第1主面101側に、保護層120を形成する(S102)。
次に、保護層120の第3主面103、言い換えれば、保護層120における樹脂基板110が当接していない面側に変色層130を形成する(S103)。
次に、変色層130の表面131にUV照射を行い、印刷パターン135を形成する(S104)。
このように、上述の製造方法を用いることによって、UV照射による印刷パターン135を形成する際の熱負荷がかかりやすい部分を保護でき、信頼性が高い回路基板10を製造することができる。また、印刷パターン135が形成された回路基板10を簡素な工程で製造できる。
図5(A)、図5(B)を用いて、UV照射によって形成される印刷パターン135の具体的な構造について説明する。図5(B)は、図5(A)に示す、回路基板10のA−A線における断面図である。なお、変色層130の表面131をUV照射することによって、変色層130は表面131側から凹む。この凹む部分が、凹み部136である。この際、変色する部分によって、印刷パターン135が形成される。
図5(B)に示すように、印刷パターン135では、UV照射によって、エッチングされる凹み部136の深さはD1であり、変色層130に残存する部分の厚さはD2である。凹み部136の底部137とは、UV照射によってエッチングされることによって形成された最も深い部分である。
変色層130の厚みD(D=D1+D2)が25μmである場合、エッチングされる凹み部136の深さD1は、約5±3μmの範囲で形成されることが好ましい。また、残存する部分の厚さD2は、エッチングされる凹み部136の深さD1よりも厚く形成されることが好ましい。より具体的には、例えば、凹み部136の深さD1は、10μm以下とすることが好ましい。このことによって、樹脂基板110への熱照射による影響を抑制できる。
このように、所定の厚みを残してエッチングする、言い換えれば凹み部136の底部137が、樹脂基板110と直接接していないことによって、熱負荷から樹脂基板110を保護することが可能となり、UV照射による印刷パターン135を形成する際の特性変化を抑制できる。すなわち、回路基板10の信頼性が向上する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る回路基板について、図を参照して説明する。図6(A)は、第2の実施形態に係る樹脂基板110Aに保護層120Aを形成した外観斜視図であり、図6(B)は、図6(A)を第3主面103側から視た平面図である。図7は、第2の実施形態に係る樹脂基板110Aの製造工程を示す外観斜視図である。図8(A)−図8(E)は、回路基板10Aを備えた回路モジュール1Aの製造工程を順に示す外観斜視図である。図9は、回路基板10Aの製造工程を示すフローチャートである。
本実施形態における回路基板10Aは、第1の実施形態に係る回路基板10に対して、樹脂基板110Aに電極パターンCP1が形成されている点、保護層120Aに開口125が形成されている点において異なる。回路基板10Aの他の構成は、第1の実施形態に係る回路基板10と同じであり、同じ箇所の説明は省略する。
図6(A)、図6(B)に示すように、保護層120Aには開口125が複数形成されている。図6(B)に示すように、開口125は、電極パターンCP1が露出する位置に形成されている。なお、電極パターンCP1の開口125によって露出する部分が実装電極126である。
より具体的には、保護層120Aを平面視して、実装電極126の面積、すなわち開口125の開口面積は、電極パターンCP1の面積より小さい形状である。変色層130は、実装電極126、電極パターンCP1と重ならない位置に形成されている。
図7を用いて、樹脂基板110Aの具体的な形成方法について説明する。樹脂基板110Aは、複数の樹脂シート111A,112,113を積層する構造である。樹脂シート111Aは、第1主面101を有し、樹脂シート113は、第2主面102を有する。樹脂シート111Aには、複数の電極パターンCP1が形成されている。電極パターンCP1と回路パターンCP2と回路パターンCP3は、層間接続導体等で接続されている。
樹脂基板110Aは、樹脂シート111A,112,113を加熱プレスすることによって一体形成されている。
図8(A)−図8(E)を用いて、回路基板10を備えた回路モジュール1Aの製造工程を順に示す。図8(A)に示すように、保護層120Aは、開口125が電極パターンCP1を露出させるように、樹脂基板110Aの第1主面101に形成される。保護層120Aは、第1主面101に当接している。上述のとおり、電極パターンCP1が開口125によって露出する部分が実装電極126である。
図8(B)に示すように、変色層130を保護層120Aの第3主面103に形成する。このとき、保護層120Aの開口125をアライメントマークとして、保護層120Aの第3主面103に変色層130を形成する。このように構成することによって、変色層130を実装時に影響がない位置に形成できる。
図8(C)に示すように、変色層130にUV照射を行うことにより、印刷パターン135を形成する。上述の図6(B)で示したとおり、電極パターンCP1をアライメントマークとしてUV照射を行う。この際、例えば、電極パターンCP1が透過して見える部分をアライメントマークとしてUV照射を行ってもよい。
変色層130における、UV照射によって変色する部分(変色部)の導電率が高くなる場合に、変色部は、近傍の導体パターンとの間で結合し易く、電気特性に影響を与えやすい。しかしながら、上述のようにアライメントマークを用いて、電極パターンCP1を基準に印刷パターン135を形成することによって、変色層130と電極パターンCP1との距離を制御しやすく、電気特性が安定する。さらに、印刷パターン135を精度よく形成できる。
図8(D)に示すように、実装電極126に半田等を用いて表面実装部品150を実装する。この際、変色層130は実装電極126から適宜離間され、この変色層130にUV照射による印刷パターン135が形成されるので、回路基板10Aの実装領域の変形を抑制できる。また、樹脂基板110Aを形成する際の加熱プレスによって、樹脂が流動し、パターンの位置ずれが発生しやすい。しかしながら、開口125と比較して、電極パターンCP1が大きいので、開口125によって露出する電極パターンCP1の位置、面積は略変化しない。よって、表面実装部品150の実装不良を抑制できる。なお、本実施形態においては、実装電極126に表面実装部品150が実装されている例を示したが、実装電極126には、その他の部材と接合されていてもよい。
図8(E)に示すように、実装基板20に、回路基板10Aを実装する。回路基板10Aは、第2主面102に形成されている実装用電極600を介して、実装基板20に実装されることによって、回路モジュール1Aが実現される。
このような構成の回路基板10Aは、次に示す製造方法によって製造される。図9は、本発明の第2の実施形態に係る回路基板10Aの製造方法を示すフローチャートである。
まず、樹脂シート111A,112,113を加熱プレスすることによって樹脂基板110を形成する(S201)。上述のとおり、樹脂シート111Aは、第1主面101を有し、樹脂シート113は、第2主面102を有する。
次に、樹脂基板110Aの第1主面101に、開口125を有するようにパターニングされた保護層120Aを形成する(S202)。
次に、保護層120Aの第3主面103、言い換えれば、保護層120Aと樹脂基板110Aが当接していない面側に変色層130を形成する(S203)。より具体的には、開口125をアライメントマークとして変色層130を形成する。
次に、変色層130に、UV照射を行い、印刷パターン135を形成する(S204)。より具体的には、電極パターンCP1をアライメントマークとして印刷パターン135を形成する。この際、保護層120Aで覆われていない電極パターンCP1をアライメントマークとしてもよい。なお、アライメントマークは、位置合わせを行うためだけの機能を限定した形状である必要はなく、アライメントマークの形状およびアライメントマークの位置は限定されない。
このように、上述の製造方法を用いることによって、UV照射による印刷パターン135を形成する際の熱負荷がかかりやすい部分を保護でき、信頼性が高い回路基板10Aを製造することができる。
また、本実施形態においても、エッチングされる深さD1よりも残存する部分の厚さD2は、厚く形成されることが好ましい。このことによって、樹脂基板110Aへの熱照射による影響を抑制できる。
さらに、上述のアライメントマークを用いることにより、電極パターンCP1と変色層130(印刷パターン135)との距離を確保できる。このことから、電気的結合量を小さくでき、電気特性のばらつきを抑えることができる。
なお、上述の実施形態においては、複数の樹脂シートを積層することによって、樹脂基板を形成する例を用いて説明したが、樹脂シートは複数であっても、1シートで形成されていてもよい。
また、上述の実施形態における保護層は、樹脂基板の全面を覆う形状として説明したが、保護層は樹脂基板の全面を覆う形状である必要はない。言い換えれば、少なくとも変色層が形成されている箇所を覆う形状であればよい。
CP1…電極パターン
CP2、CP3…回路パターン
D…厚み
D1…深さ
D2…厚さ
1、1A…回路モジュール
10、10A…回路基板
20…実装基板
101…第1主面
102…第2主面
103…第3主面
110、110A…樹脂基板
111、111A、112、113…樹脂シート
120、120A…保護層
125…開口
126…実装電極
130…変色層
131…表面
135…印刷パターン
136…凹み部
137…底部
150…表面実装部品
600…実装用電極

Claims (1)

  1. 回路パターンが形成され、熱可塑性樹脂からなり、第1主面と、前記第1主面に対向する第2主面とを有する樹脂基板を形成する工程と、
    前記樹脂基板の前記第1主面に、前記樹脂基板よりも耐熱性が高い、または熱硬化性の材質からなる保護層を形成する工程と、
    前記保護層の表面に変色層を形成する工程と、
    前記変色層に対して、光照射を行うことにより、印刷パターンを形成する工程と、
    を有し、
    前記印刷パターンを形成する工程は、グリーンレーザを用いて、前記光照射を行う、
    回路基板の製造方法。
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