JP6980564B2 - 画像読取装置および記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置および記録装置に関する。
特許文献1には、原稿搬送装置が画像形成装置に対して開く開き角度を2種類から選ぶことが可能な構成が開示されている。ユーザがヒンジの固定部材に取り付けるストッパの向きを変更することで、開き角度を第1の開き位置と第2の開き位置とに切替可能となっている。
特開2003−87463号公報
しかしながら特許文献1の構成では、開き角度を固定するためのストッパが必要であり、さらに、開き角度を変更するためにユーザはストッパにビスを挿通してヒンジに対して締結する必要であった。
上記課題に鑑みて本発明は、原稿カバーの開き角度を容易に変更することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、原稿を載置可能な原稿台が設けられた読取本体部と、前記原稿台に対して原稿を押圧するための原稿カバーと、前記読取本体部と前記原稿カバーを接続し、前記読取本体部に対して第1位置と第2位置とに移動可能なヒンジ機構と、を備える画像読取装置であって、前記読取本体部は前記原稿カバーと当接可能な第1当接部が設けられ、前記ヒンジ機構が前記第1位置にあるときは、前記原稿カバーと前記第1当接部が当接することで前記読取本体部に対する前記原稿カバーの開き角度が第1角度に規制され、前記ヒンジ機構が前記第2位置にあるときは、前記原稿カバーと前記第1当接部は当接せず、前記ヒンジ機構によって前記開き角度が前記第1角度より大きい第2角度に規制されることを特徴とする。
本発明によれば、原稿カバーの開き角度を容易に変更することができる画像読取装置が提供される。
画像読取装置の外観を示す斜視図である。 画像読取装置の外観を示す斜視図である。 画像読取装置のADFの内部構造を示す断面図である。 画像読取装置のADFの駆動列を示す斜視図である。 画像読取装置の第2読取センサの調整機構を示す斜視図である。 画像読取装置のADFの内部構造を示す斜視図である。 画像読取装置の簡略化した外観斜視図である。 図2におけるA−A線における画像読取装置の断面図である。 図7におけるA−A線における画像読取装置の断面模式図である。 図7におけるB−B線における画像読取装置の断面模式図である。 画像読取装置を第1角度まで開いた状態の断面模式図である。 画像読取装置を第2角度まで開いた状態の断面模式図である。
本発明は、自動原稿搬送装置としてのオートドキュメントフィーダ(以下、ADF)を備え、イメージセンサ(読取手段)によって原稿を読み取る読取装置(原稿読取装置)に適用することができる。また、読取装置の他、読取機能とともに画像を記録する記録機能を備えた記録装置にも適用することができる。記録装置には、プリント機能(記録機能)の他、FAX機能等その他の機能を併せ持った複合装置(複合機)が含まれるものとする。さらに本発明は、読取機能に代えて記録媒体に画像を記録する記録機能を備えた記録装置にも適用することができる。その場合、給送トレイには原稿ではなく画像を記録する対象である記録媒体を積載し、搬送経路中には読取手段に代えて記録部を設け、記録部によって搬送される記録媒体に画像を記録する。また、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1及び図2は、画像読取装置50の外観斜視図を示す。画像読取装置50は、記録手段を備える記録装置等の上に配されていてもよい。画像読取装置50は、原稿を載置可能な原稿台ガラス4を有する読取本体部1と、読取本体部1に対してヒンジ機構101により読取本体部1と接続され、開閉可能なADF100を備える。ヒンジ機構101は、図2に示すX方向において左右に配され、装置背面側(Y方向下流側)に配され、右側を右側ヒンジ機構101R、左側を左側ヒンジ機構101Lとする。また画像読取装置50には、ユーザがADF100を開閉する際に把持する把持部113が設けられている。さらに、左右のヒンジ機構101の外側には、後述する第1ストッパ部107が設けられている。図2は、ADF100が読取本体部1に対して開いた状態を示す。尚、共通の回動軸を構成するために、左側ヒンジ機構101Lのヒンジ軸と右側ヒンジ機構101Rのヒンジ軸は略同軸上に設けられている。
図3は、画像読取装置50を前面側から見たときのADF100の内部構造を示す断面図である。ADF100は、原稿を搬送する搬送経路を有し、搬送経路は搬送される原稿がUターンして反転するためのUターンパスを有している。原稿トレイ215にセットされた原稿は、X方向の上流側に向けて搬送された後、U字状に反転されてX方向の下流側に向けて搬送され、原稿トレイ215の下方に配される排出トレイ216に排出される。
ADF100には、原稿トレイ215にセットされた原稿の有無を検知するための原稿検知センサ213と、原稿の先端を検知して読取のタイミングを決定するためのエッジセンサ225が備えられている。エッジセンサ225は、原稿の有無に応じて動作するエッジセンサレバー214によって、原稿の先端と後端の通過を検知することができる。
ADF100の給紙口近傍であってUターンパスの上流側から順に、載置された原稿をピックアップするピックアップローラ224と、原稿を1枚ずつに分離する分離ローラ217と、原稿の傾きを補正するレジローラ223が設けられている。また、Uターンパスの中ほどには、第1搬送ローラ218と第2搬送ローラ219が設けられ、ADF100の排出口近傍であってUターンパスの下流側には原稿を排出トレイ216に排出するための排出ローラ220が設けられている。これらのローラは、後述するモータM(図4参照)によって回転可能となっている。
以下に、ADF100による原稿の読取動作(シートスルー読取方式)の詳細を説明する。ユーザによって原稿が原稿トレイ215にセットされると、原稿が原稿検知センサ213によって検知される。その後、読取動作を開始する指令に従って、原稿はピックアップローラ224でピックアップされ、分離ローラ217で分離搬送されて、レジローラ223により傾きが補正される。反転された原稿は第1搬送ローラ218によって搬送されながら、エッジセンサ225で先端を検知されると、搬送ガイド部材221と読取本体部1に設けられるADFガラス5(図2参照)の間に送り込まれる。搬送ガイド部材221は、弾性機構によって原稿を読取本体部1に押圧することで読み取りの精度を向上させる。
エッジセンサ225によって原稿の先端を検知後、モータMのステップカウントが所定数になるまで搬送されると、原稿の先端が第1読取センサ6に到達し、第1搬送ローラ218による搬送に合わせて原稿の第1面が読み取られる。ここで、第1面とは原稿が原稿トレイ215にセットされた状態における上面に対応する。なお、第1読取センサ6はADFガラス5の下に配されている。
搬送ガイド部材221より下流に搬送された原稿は、第1読取センサ6での読取開始後にモータMのステップカウントが所定数になるまで第2読取センサ支持部222に沿って搬送されると、第2読取センサ200によって第2面が読み取られる。ここで、第2面とは第1面の裏側の面であり、原稿が原稿トレイ215にセットされた状態における下面に対応する。
原稿の後端がエッジセンサ225によって検知されて、モータMのステップカウントが所定数になるまで搬送されると、第1読取センサ6による読み取りを終了した後、第2読取センサ200による読み取りを終了する。第2読取センサ200を通過した原稿は、第2搬送ローラ219と排出ローラ220を通過して排出トレイ216に排出される。このように、モータMのステップカウントによって、第1読取センサ6及び第2読取センサ200と原稿の先端・後端の距離を取得して、各ローラによる原稿の搬送と読み取りのタイミングを合わせている。
図4は、画像読取装置50の背面側から見たADF100の駆動列を示す斜視図である。モータMからの駆動が中間ギア部Gやベルト駆動部Bを介して伝達されることによって、ピックアップローラ224、分離ローラ217、レジローラ223(図4では不図示)、第1搬送ローラ218、第2搬送ローラ219及び排出ローラ220を駆動する。
次に、図5と図6を用いて本実施形態の第2読取センサ200の調整機構を説明する。図5は画像読取装置50の前面側から見た第2読取センサ200の調整機構を示す斜視図であり、図6はADF100の内部構造を示す斜視図である。画像読取装置50は、ADF100によって搬送される原稿の搬送方向と、第1読取センサ6及び第2読取センサ200との相対的な角度を調整可能な調整機構を有する。これにより、原稿の読み取りの際に、第1読取センサ6及び第2読取センサ200が搬送される原稿に対して直交するように配置されるため、原稿が斜めに読み取られることが抑制される。
第1読取センサ6と原稿の搬送方向との角度調整は、作業者が読取本体部1に対するADF100の取付位置を変更することで行う。具体的には、図2に示す右側ヒンジ機構101RをY方向において移動することで、ADF100の位置調整が行われる。これにより、ADF100は読取本体部1に対して左側ヒンジ機構101Lを中心に回動可能となり、第1読取センサ6が原稿の搬送方向と直交するように調整可能となる。
第2読取センサ200と原稿の搬送方向の角度調整は、前述した第1読取センサ6と原稿の搬送方向の角度調整が行われた後に行う必要があり、本実施形態ではADF100の内部における第2読取センサ200の取り付け角度を調整することで行う。図5に示すように、画像読取装置50の前面側には、第2読取センサ調整部材202が設けられている。第2読取センサ調整部材202は係合穴202aが設けられており、係合穴202aに対して第2読取センサ200の突起部200aが挿入されることで、突起部200aと係合穴202aが係合する。これにより、第2読取センサ200は第2読取センサ調整部材202に対して位置固定されている。
また、画像読取装置50の前面側において、第2読取センサ調整部材202は、ADF100本体に対して原稿の搬送方向であるX方向にスライド可能に配置されている。一方、画像読取装置50の背面側において、第2読取センサ200はADF100に対して位置固定されている。このように、第2読取センサ200は画像読取装置50の背面側においては位置固定され、前面側においてX方向にスライド可能な構成とすることで、ADF100に対して背面側を中心に回動可能となっている。作業者は、第2読取センサ調整部材202をX方向にスライドして回動させることで、所望の角度で図5に示すようにビス203を締結してADF100本体に対して固定することで第2読取センサ200の位置調整が完了する。
上述したセンサの位置調整は、工場における画像読取装置50の組み立て時や、サービスマンによるメンテナンスの際に実施される。図6に示すように、画像読取装置50において第2読取センサ調整部材202は装置前面側に設けられ、読取信号を送信するためのコネクタ201は装置背面側に設けられている。さらに、第2読取センサ200の信号を装置本体のメイン基板に中継する中継基板等も、画像読取装置50の背面側に配されている。このように、第2読取センサ調整部材202は装置前面側に設けられ、コネクタ201等の電気部品は装置背面側に設けられている。これにより、作業者が位置調整を行う際に誤って電気部品と接触することが抑制され、静電気等による電子素子の破壊を防止することができる。
次に図7から図12を用いて、画像読取装置50のヒンジ機構101及びADF100の開き角度を調整するための構成を説明する。図7は、図2を簡略化した画像読取装置50の外観斜視図を示す。尚、本明細書ではADF100を読取本体部1に対して開閉する構成について説明するが、読取本体部1に載置された原稿を押圧するための原稿カバーを読取本体部1に対して開閉する構成に対しても採用可能である。
図7に示すように、左側ヒンジ機構101Lの外側には左側第1ストッパ部107Lが設けられ、右側ヒンジ機構101Rの外側には右側第1ストッパ部107Rが設けられている。図2及び図7は、共に第1ストッパ部によって読取本体部1に対して第1角度110(図11参照)の開き角度でADF100が開いた状態を示す。
図8は、図2で示すA−A線における左側ヒンジ機構101Lの断面図である。以下では左側ヒンジ機構101Lについて説明するが、右側ヒンジ機構101Rの構成も同様である。図9は、図7で示すA−A線における左側ヒンジ機構101Lを簡略化した断面模式図であり、ADF100が読取本体部1に対して閉じた状態を示す。図9(a)はA−A線における画像読取装置50全体の断面模式図を示し、図9(b)及び(c)はA−A線における左側ヒンジ機構101Lの構成を説明する断面模式図を示す。
ヒンジ機構101は、上下移動可能なヒンジケース103と、ヒンジ軸102を介してヒンジケース103に対して回動可能に軸支されたヒンジカム104が設けられている。ヒンジカム104は、ADF100に対してビス固定されている。図9(b)はヒンジケース103(ヒンジ機構101)が下位置(第1位置)に位置する状態を示し、具体的にはADF100が閉じている場合等に対応する。図9(c)は、ユーザによってADF100が上に持ち上げられて、ヒンジケース103(ヒンジ機構101)が上位置(第2位置)に位置する状態を示す。
図9に示すように、ヒンジケース103の内部には、ヒンジバネ111とヒンジダンパ112が設けられている。ヒンジバネ111は弾性部材であり、ヒンジカムフォロワ114を介してヒンジカム104を上方へ付勢する。これにより、ユーザがADF100を開くときに必要な力を低減することができ、さらにADF100が自重によって急に閉じるのを抑制することができる。また、ヒンジダンパ112は、ADF100が読取本体部1に対して閉じた状態になる直前の回動を滑らかにする効果がある。尚、ヒンジケース103の内部にヒンジバネ111とヒンジダンパ112のうち、片方のみを設ける構成であってもよい。
ヒンジケース103は読取本体部1に設けられたヒンジスロット2に挿入されており、ユーザの操作によって、ヒンジ機構101はヒンジスロット2に沿って上下に移動可能である。原稿台ガラス4に厚手の原稿を載置して読み取る際は、ユーザがADF100を上方に持ち上げることで、図9(c)のようにヒンジ機構101を上昇させることができる。このようにヒンジ機構101を上昇させることで、ADF100と読取本体部1の距離が大きくなり、厚手の原稿も原稿台ガラス4に対して均一に押圧することができる。このようなユーザによる上下移動の操作によってヒンジケース103がヒンジスロット2から抜けないように、読取本体部1にはヒンジ抜け防止ビス3が取り付けられている(図8参照)。
以上より、ADF100が閉じた状態や通常の原稿が原稿台ガラス4に載置された状態において、ヒンジ機構101は下位置にある。一方、ユーザによってヒンジ機構101が持ち上げられた状態や厚手の原稿が原稿台ガラス4に載置された状態において、ヒンジ機構101は上位置にある。
図10は、図7で示すB−B線における画像読取装置50全体の断面模式図を示し、ADF100が読取本体部1に対して閉じた状態を示す。第1ストッパ部107は、ADF100の下面100Bより下方に突出した突起形状である。読取本体部1において第1ストッパ部107と対向する位置には、読取本体部1の上面から下方に窪んだ凹部120が設けられている。凹部120は湾曲面を有し、ユーザによってADF100が開閉される際に突出した第1ストッパ部107が回動可能なように形成されている。
凹部120の装置前面側には第1当接部108が設けられ、第1当接部108は読取本体部1の上面に対して交差する面(当接面)を有する。本実施形態においては、第1当接部108は読取本体部1の上面に対して直交する面を有する。第1当接部108は、ユーザによってADF100が開かれる際に、回動する第1ストッパ部107と当接可能に形成されている。
図11は、ユーザによってADF100が第1角度110まで開かれた状態を示す。図11(a)は図7で示すA−A線におけるヒンジ機構101(左側ヒンジ機構101L)の断面模式図を示し、図11(b)は図7で示すB−B線における第1ストッパ部107(左側第1ストッパ部107L)の断面模式図を示す。
ユーザが把持部113を掴んでADF100を上方へ移動させることで、図11(a)に示すように、ヒンジ機構101のヒンジカム104がヒンジ軸102を中心に回動する。このとき、ヒンジ機構101はヒンジスロット2に対する上下移動を行わないため、ヒンジ機構101は下位置の状態を維持する。ヒンジ機構101が下位置を維持したままADF100が回動すると、図11(b)に示すように第1ストッパ部107が第1当接部108と当接する。この当接により、ADF100のそれ以上の回動が規制されて、ADF100は読取本体部1の上面に対して第1角度110の開き角度で開いた状態で保持される。本実施形態において第1角度110は約60度である。なお、第1ストッパ部107と第1当接部108の当接によってADF100の開き角度が第1角度110で規制されているときは、ヒンジ機構101においてはADF100の開き角度を規制していない(図11(a)参照)。
ユーザが原稿を読み取らせる等、画像読取装置50を通常使用する場合は、上述したようにADF100を約60度まで開けば作業が可能である。しかし、作業者による組立やサービスマンによる装置のメンテナンスの際には、ADF100を60度よりも大きい角度まで開ける必要がある。図12は、このような作業時に、作業者やサービスマンによって第1角度110より大きい第2角度109までADF100が開かれる様子を示す。
図12(a)は図7で示すB−B線における第1ストッパ部107(左側第1ストッパ部107L)の断面模式図を示し、図11(b)に示す状態からヒンジ機構101が上位置に持ち上げられた様子を示す。図12(b)は、図7で示すA−A線におけるヒンジ機構101(左側ヒンジ機構101L)の断面模式図を示し、ADF100が第2角度109まで開いた状態を示す。
ADF100を第2角度109まで開く場合、ユーザは、図11に示す第1角度110まで開いた状態から、ADF100をさらに上方へ持ち上げてヒンジ機構101を上位置に移動させる。ヒンジ機構101を上位置に移動させると、図12(a)に示すように第1ストッパ部107と第1当接部108は離間される。第1ストッパ部107と第1当接部108の当接が解除されてADF100の回動が規制されないため、作業者はADF100をさらに回動させることが可能となる。
作業者によってADF100が第2角度109の開き角度になるまで回動されると、ヒンジ機構101において、ヒンジカム104に設けられた第2ストッパ部105と、ヒンジケース103に設けられた第2当接部106とが当接する(図12(b)参照)。この当接により、ADF100のそれ以上の回動が規制されて、ADF100は読取本体部1の上面に対して第2角度109で開いた状態で保持される。本実施形態において第2角度109は約90度である。
尚、ADF100を第1角度110に開いた状態から第2角度109まで開く場合を説明したが、ADF100が閉じた状態から第1角度110における第1ストッパ部107による角度規制を経由せずに、第2角度109まで開くことも可能である。その場合は、図9(c)に示すように、ADF100が閉じた状態でヒンジ機構101を上方へ持ち上げることで、第1ストッパ部107と第1当接部108を離間させることができて、直接第2角度109まで開くことが可能である。
このようにADF100の開き角度を変更可能な構成とすることで、以下に示す効果を得ることができる。まず、ユーザが通常使用する際は開き角度を60度に規制することによって、ヒンジカム104に対してアクセス(接触)できないようになっている。ヒンジカム104には、カムの摺動をスムーズにするためにグリス等の油脂類が塗布されている。ADF100を60度まで開いた状態ではヒンジカム104における油脂類が塗布された面が露出しないため、ユーザや原稿に油脂類が付着することが抑制される。一方、作業者が組立やメンテナンスなどの作業をする場合はADF100の開き角度を90度に規制することで、視認性や作業性を向上させることができる。例えば、原稿台ガラス4を取り外して交換する際にも、ADF100を読取本体部1から取り外さずに作業が可能となる。
上述したように、第1ストッパ部107と第1当接部108による第1当接機構と、ヒンジ機構101に設けられた第2ストッパ部105と第2当接部106による第2当接機構を設けることで、ADF100の開き角度を容易に変更可能となる。また、本実施形態はADF100に限らず原稿カバーにも採用することができる。
尚、第1ストッパ部107と第1当接部108は、ヒンジ機構101の近傍であって、ヒンジ機構101より外側に設けることが望ましい。これにより、画像読取装置50の剛性が向上し、ADF100の開き角度がX方向やY方向において偏ることを抑制することができる。
また、変更可能な開き角度をさらに増やす場合は、第1当接機構と第2当接機構の間の角度であって、別の当接機構を設けることで実現することができる。例えば、ヒンジ機構101が上位置と下位置の間の中位置に位置する際にADF100の一部と読取本体部1の一部が当接する機構を設けることも可能である。
1 読取本体部
50 画像読取装置
101 ヒンジ機構
108 第1当接部
109 第2角度
110 第1角度

Claims (10)

  1. 原稿を載置可能な原稿台が設けられた読取本体部と、
    前記原稿台に対して原稿を押圧するための原稿カバーと、
    前記読取本体部と前記原稿カバーを接続し、前記読取本体部に対して第1位置と第2位置とに移動可能なヒンジ機構と、を備える画像読取装置であって、
    前記読取本体部は前記原稿カバーと当接可能な第1当接部が設けられ、
    前記ヒンジ機構が前記第1位置にあるときは、前記原稿カバーと前記第1当接部が当接することで前記読取本体部に対する前記原稿カバーの開き角度が第1角度に規制され、
    前記ヒンジ機構が前記第2位置にあるときは、前記原稿カバーと前記第1当接部は当接せず、前記ヒンジ機構によって前記開き角度が前記第1角度より大きい第2角度に規制されることを特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿を載置可能な原稿台が設けられた読取本体部と、
    前記原稿台に対して原稿を押圧するための原稿カバーと、
    前記読取本体部と前記原稿カバーを接続し、前記読取本体部に対して第1位置と第2位置とに移動可能なヒンジ機構と、を備える画像読取装置であって、
    前記読取本体部は、前記ヒンジ機構の外側に前記原稿カバーと当接可能な第1当接部が設けられ、
    前記ヒンジ機構が前記第1位置にあるときは、前記原稿カバーと前記第1当接部が当接することで前記読取本体部に対する前記原稿カバーの開き角度が第1角度に規制され、
    前記ヒンジ機構が前記第2位置にあるときは、前記ヒンジ機構によって前記開き角度が前記第1角度より大きい第2角度に規制されることを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記ヒンジ機構が前記第2位置にあるとき、前記原稿カバーは前記第1位置にあるときよりも前記読取本体部との距離が大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第1当接部は、前記原稿台を形成する面に対して形成された凹部と接続され前記原稿台を形成する面に対して交差する当接面を有し、前記原稿カバーには突起形状のストッパ部が配され、前記ストッパ部と前記当接面とが当接することで前記開き角度が前記第1角度に規制されることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記ヒンジ機構は、上下移動可能なヒンジケースと、前記ヒンジケースに対して回動可能に軸支されたヒンジカムと、を有し、前記ヒンジケースと前記ヒンジカムとが当接することで前記開き角度が前記第2角度に規制されることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記原稿カバーは、自動原稿搬送装置と一体で形成されることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記自動原稿搬送装置は、載置された原稿を第1方向に搬送しながら読み取る読取手段と、装置の前面側に設けられ前記読取手段の前記第1方向に対する角度を調整する調整機構と、装置の背面側に設けられ前記読取手段と接続される電気部品と、を有することを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  8. 前記調整機構は、前記読取手段における装置の背面側を中心として前記読取手段を回動可能に構成されていることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  9. 記読取本体部は、前記原稿カバーの第2ストッパ部と当接可能な第2当接部が設けられ、
    記ヒンジ機構が前記第2位置にあるときは、前記第2ストッパ部と前記第2当接部が当接することで前記開き角度が前記第1角度より大きい第2角度に規制されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. 記録媒体に画像を記録する記録手段と、請求項1からのいずれか1項に記載の画像読取装置と、を備えることを特徴とする記録装置
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