JP6978210B2 - ペリクル膜、及びペリクル膜の製造方法 - Google Patents

ペリクル膜、及びペリクル膜の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6978210B2
JP6978210B2 JP2017039367A JP2017039367A JP6978210B2 JP 6978210 B2 JP6978210 B2 JP 6978210B2 JP 2017039367 A JP2017039367 A JP 2017039367A JP 2017039367 A JP2017039367 A JP 2017039367A JP 6978210 B2 JP6978210 B2 JP 6978210B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
carbon
pellicle
substrate
carbon film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017039367A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018146668A (ja
Inventor
潤二 加藤
順也 山下
省三 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Corp filed Critical Asahi Kasei Corp
Priority to JP2017039367A priority Critical patent/JP6978210B2/ja
Publication of JP2018146668A publication Critical patent/JP2018146668A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6978210B2 publication Critical patent/JP6978210B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

本発明は、極端紫外光を用いたリソグラフィ用のペリクル膜、及びペリクル膜の製造方法に関する。
半導体集積回路は、集積度の向上が図られ、現在に至るまで高集積化が続いている。半導体集積回路の高集積化のために、光リソグラフィと呼ばれる露光技術が利用される。この露光技術では、半導体集積回路の配線の最小線幅が45nm以下の解像度を得るために、露光波長をEUV領域と呼ばれるλ=6〜14nmの極端紫外光(以下、EUV(Extreme Ultra Violet)光ともいう)を用いたEUVリソグラフィが有用であると考えられている。
EUV光は、ほとんど全ての物質に吸収されやすい特性を有する。そこで、露光光としてEUV光を用いる光リソグラフィでは、反射光学系を用いて露光を行う。具体的には、露光パターンが反映された原版にEUV光を反射させることによって、反射光としてのEUV光を露光する。この際、原版に異物が付着していると、EUV光が異物に吸収されたり、EUV光が散乱したりするため、所望のパターンに露光されない場合がある。
そのため、原版のEUV光照射面を、ペリクルで保護することが検討されている。ペリクルは、原版のEUV光照射面を保護するためのペリクル膜を有している。ペリクル膜にEUV光照が照射されると、ペリクル膜がEUV光を吸収し、十分な露光量が得られないことがあるため、ペリクル膜には、EUV光に対する高い透過性が求められる。炭素はEUV光を吸収する量が小さいため、ペリクル膜の材料として着目され、これまでに、炭素を含有する膜が提案されている(特許文献1及び2参照)。
特許文献1には、膜厚が100nm〜63nmであり、炭素多孔体膜で構成されるペリクル膜が開示されている。かかるペリクル膜は、EUV光に対する高い透過性を有し、物理的強度と耐久性を有するとともに、膜破片を容易に除去でき、且つ生産性に優れるとされている。
特許文献2には、有機系材料を含むフィルムにEUV光を照射することによって、有機系材料が炭化し無機系材料へと変換されることによって、ペリクル膜が製造できることが開示されている。かかるペリクル膜は、EUV光透過性及び耐久性に優れ、且つ、自立性を有するとされている。
国際公開2014/142125パンフレット 国際公開2015/178250パンフレット
しかしながら、EUV光透過率と膜厚との関係に着目すると、特許文献2のペリクル膜は、EUV光透過率に対するペリクル膜の膜厚が薄い。そのため、得られたペリクル膜を、さらに部材等に取り付けることといった操作をするとき、ハンドリングが難しい。膜のハンドリングを容易にするためには、膜厚を厚くする方法が考えられるが、膜厚を厚くすることによって、膜が吸収するEUV光は増大し、EUV光透過率が低下することになる。したがって、ハンドリング性の向上のために、一定の膜厚を有しながらも、EUV光透過率に優れるペリクル膜が必要とされている。
本発明は、上記問題に鑑み、EUV光の透過率と、ハンドリング性のバランスに優れるペリクル膜、及び、かかるペリクル膜の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意検討した結果、特定の面内の膜厚ムラ及び密度を有する、炭素膜により構成されるペリクル膜は、EUV光の高透過率を有しながらも、ハンドリング性に優れることを見いだし、本発明を完成するに至った。
また、本発明者らは、特定の製造方法によって、上記ペリクル膜を、炭素化時のクラックがなく、強度に優れる自立膜として成膜できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1]
炭素膜により構成され、
面内の膜厚ムラが15%以下であり、
密度が0.3〜2.1g/cm3である、
ペリクル膜。
[2]
面内の膜厚ムラが5%以下である、[1]に記載のペリクル膜。
[3]
密度が0.8〜2.1g/cm3である、[1]又は[2]に記載のペリクル膜。
[4]
前記膜厚ムラが0.1%以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のペリクル膜。
[5]
炭素膜が、炭素、又は、炭素原子を含む化合物に由来する乱層炭素構造を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のペリクル膜。
[6]
炭素膜が、炭素原子を含む化合物として、ポリイミド化合物及びポリベンゾオキサジン化合物からなる群より選択される1種以上を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載のペリクル膜。
[7]
[1]〜[6]のいずれか1項に記載のペリクル膜を有する、ペリクル。
[8]
炭素膜により構成され、前記炭素膜の厚みが1500nm未満である、ペリクル膜の製造方法であって、
基板に炭素原子を含む膜を積層する工程、
前記基板に積層した膜を窒素雰囲気下、800〜1400℃で加熱し、炭素膜とする工程、
前記炭素膜を基板から剥離する工程を含み、
前記炭素膜が、炭素、又は、炭素原子を含む化合物に由来する乱層炭素構造を含み、
前記炭素原子を含む化合物が、ポリイミド化合物及びポリベンゾオキサジン化合物からなる群より選択される1種以上である、
ペリクル膜の製造方法
本発明は、EUV光の透過率と、ハンドリング性のバランスに優れるペリクル膜、及び上記ペリクル膜の製造方法を提供することができる。
PIに由来し、1100℃で加熱後の炭素膜、APD法により得られ、1100℃で加熱後の炭素膜、APD法により得られ、加熱前の炭素膜を用いて、レーザーラマン測定して得られたスペクトルを示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」と略記する。)について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
[ペリクル膜]
本実施形態のペリクル膜は、炭素膜により構成され、面内の膜厚ムラが15%以下であり、密度が0.3g/cm3〜2.1g/cm3である。
ペリクル膜が炭素膜により構成されることは、ペリクル膜が炭素膜からなることを指す。
一般的に炭素膜は、膜厚が厚くなるほど、EUV光の透過率が低下する。しかし、EUV光の高透過率が求められているため、膜厚を薄くする必要がある。膜厚を薄くすることによって、例えば、成膜した炭素膜をフレーム等に張りつける作業をする際、破膜の恐れがあり、ハンドリングが難しい。
本実施形態におけるペリクル膜を構成する炭素膜は、内面の膜厚ムラ及び密度が上記範囲であることによって、EUV光の透過率を高くすることができる。その結果、炭素膜の膜厚を比較的厚くしても、EUV光の透過性を維持できるため、ハンドリング性とEUV光の高透過性とのバランスに優れるペリクル膜を得ることができる。
(面内の膜厚ムラ)
本実施形態における面内の膜厚ムラとは、ペリクル膜を構成する炭素膜の厚さの均一性を指す。本実施形態における面内の膜厚ムラは、以下の式(1)から求めることができる。面内の膜厚ムラ(%)は、小さい値であるほど、膜厚の均一性に優れる。
面内の膜厚ムラ(%)=Δt/t×100 式(1)
Δtは、面内の最大膜厚と面内の最小膜厚との差である。
tは、面内膜厚の膜厚平均値である。
面内の膜厚ムラは、15%以下であり、好ましくは5%以下であり、より好ましくは4%以下である。面内の膜厚ムラは、EUV光の透過性を向上させる観点から、0%であることが理想であるが、0.1%以上であってもよく、0.5%以上であってもよい。
面内の膜厚ムラを15%以下とすることにより、EUV光がペリクル膜を通過するとき、該ペリクル膜中でEUV光が拡散することを防ぎ、EUV光の透過性を向上させることができると考えられる。
面内の膜厚ムラは、例えば、後述のペリクル膜の製造方法において、炭素原子を含む膜が積層された基板全体を加熱し、該炭素原子を含む膜を炭素化することによって、15%以下に制御することができる。
面内の膜厚ムラは、具体的には、実施例に記載の方法によって測定することができる。
(密度)
密度は、膜の外形寸法から求められる膜の体積V(cm3)と膜の質量G(g)との比、すなわち、G/Vとして算出した値である。
密度は、EUV光の透過性を向上させる観点から、0.3g/cm3〜2.1g/cm3であり、好ましくは0.8g/cm3〜2.1g/cm3であり、より好ましくは0.9g/cm3〜1.9g/cm3である。
密度は、炭素膜が乱層炭素構造を含むことによって、0.3g/cm3〜2.1g/cm3とすることができる。また、密度は、後述のペリクル膜の製造方法により得られた炭素膜を、さらに二酸化炭素ガスを賦活することによって低密度化することや、高温の不活性雰囲気において熱処理することによって高密度化することを行って、0.3g/cm3〜2.1g/cm3の範囲に制御することができる。
密度は、具体的には、実施例に記載の方法によって測定することができる。
(炭素膜の厚み)
本実施形態のペリクル膜を構成する炭素膜の厚みは、好ましくは1500nm未満である。炭素膜の厚みは、通常の意味で用いられる、膜の厚みのことである。炭素膜の厚みの上限値は、より好ましくは1200nm以下であり、さらに好ましくは1000nm以下であり、よりさらに好ましくは500nm以下である。
炭素膜の厚みを1500nm未満とすることにより、製造時にクラックの発生がない炭素膜を得ることができる。
また、炭素膜の厚みの下限値は、0nmより大きければ特に制限されない。
炭素膜の厚みは、例えば、後述のペリクル膜の製造方法において、基板に炭素原子を含む膜を積層するときに、該膜の厚さを調整することによって、制御することができる。
炭素膜の厚みは、原子間力顕微鏡(AFM)や、電子顕微鏡(SEM)等で測定することができる。炭素膜の厚みは、具体的には、実施例に記載の方法によって測定することができる。
[ペリクル膜の製造方法]
本実施形態のペリクル膜の製造方法は、炭素膜により構成され、前記炭素膜の厚みが1500nm未満である、ペリクル膜の製造方法である。また、本実施形態のペリクル膜の製造方法は、基板に炭素原子を含む膜を積層する工程(工程I)、前記基板に積層した膜を窒素雰囲気下、800〜1400℃で加熱し、炭素膜とする工程(工程II)、前記炭素膜を基板から剥離する工程(III)を含む。
(工程I)
基板に炭素原子を含む膜を積層する工程とは、基板上に、炭素や炭素原子を含む化合物を膜状に成形することを指す。
上記基板としては、融点が、炭素膜を形成する際の加熱温度である800〜1400℃より高い基板であれば特に制限されず、例えば、炭化ケイ素を含む基板、二酸化ケイ素を含む基板、ケイ素を含む基板等が挙げられる。基板としては、表層が二酸化ケイ素(SiO2)を含む層であるケイ素基板(以下、Si基板ともいう)が好ましい。
Si基板上で炭素膜を製造することによって、破膜することなく、面内の膜厚の均一性に優れる炭素膜を製造することができる。
炭素や炭素原子を含む化合物を膜状に成形する方法としては、公知の技術が適用でき、例えば、スパッタリング法、電子ビーム蒸着法、イオンプレーティング法、分子線エピタキシー法、イオン化蒸着法、レーザーアブレーション法、アークプラズマ蒸着法、熱化学蒸着法、プラズマ化学蒸着法、有機金属化学蒸着法、スプレー熱分解法、無電解めっき法、電解めっき法、塗布焼成法、エアロゾルデポジション法、微粒子塗布法、及び、スピンコート法等が挙げられる。
中でも、炭素を基板上に膜状に成形する方法としては、アークプラズマ蒸着法(APD法ともいう)が好ましく、炭素原子を含む化合物を基板上に膜状に成形する方法としては、スピンコート法が好ましい。
アークプラズマ蒸着法及びスピンコート法を適用することによって、面内の膜厚の均一性に優れる炭素膜を製造することができる。
APD法では、炭素が基板上に蒸着され、膜を形成する。
工程IIでの加熱によって、形成される炭素膜の厚みの減少が起こるため、APD法で形成される膜の厚さは、好ましくは1900nm以下であり、より好ましくは1500nm以下であり、さらに好ましくは630nm以下である。
APD法で形成される膜の厚さの下限値は、炭素膜の厚みを0nmより大きくできる範囲であれば特に制限されず、0nm超過である。
アークプラズマ蒸着法は、例えば、アークプラズマ蒸着装置を用いることにより、炭素膜を作製することができる。具体的には、黒鉛を含むカソードに対し放電を行うことにより、炭素を蒸発させ、該炭素をSi基板上に堆積させることにより、炭素膜を得ることができる。堆積させるとき、炭素膜の均一性を高めるために、Si基板を回転させてもよい。
アークプラズマ蒸着装置としては、例えば、アドバンス理工(株)社製蒸着装置APD−1P−GB等が挙げられる。
スピンコート法では、炭素原子を含む化合物が基板上に塗布され、膜を形成する。
工程IIでの加熱によって、形成される炭素膜の厚みの減少が起こるため、APD法で形成される膜の厚さは、好ましくは3000nm以下であり、より好ましくは2400nm以下であり、さらに好ましくは2000nm以下である。
APD法で形成される膜の厚さの下限値は、得られる炭素膜の厚みを0nmより大きくできる範囲であれば特に制限されず、0nm超過である。
炭素原子を含む化合物としては、加熱によって炭素化するものであれば特に制限されず、好ましくは有機系材料である。
炭素原子を含む化合物としては、より好ましくは、ポリイミド化合物、ポリベンゾオキサジン化合物、ポリアクリロニトリル化合物、ポリイソシアネート化合物、ポリアミド化合物、ヘテロ芳香環化合物、ポリフェニレン樹脂、ポリエーテル樹脂、液晶ポリマー樹脂、ポリパラキシリレン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂及びフラン樹脂からなる群より選択される1種以上である。
炭素原子を含む化合物としては、さらに好ましくは、ポリイミド化合物及びポリベンゾオキサジン化合物からなる群より選択される1種以上である。
ポリイミド化合物は、イミド結合を有するポリマーであれば特に制限されないが、酸無水物とジアミンとの反応物であることが好ましい。
酸無水物としては、例えば、ピロメリット酸無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)、2,3,3’,4−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物(BTDA)、4,4’−オキシジフタル酸二無水物(ODPA)、3,3’,4,4’−ジフェニルスルホテトラカルボン酸二無水物(DSDA)等が挙げられる。
ジアミンとしては、例えば、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、o−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノベンゾフェノン、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、4,4’−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル等が挙げられる。
これらのポリイミド化合物の中でも、好ましくは、BPDAとジアミノジフェニルエーテルとの反応物であるポリマーである。
ポリベンゾオキサジン化合物は、フェノール化合物とジアミンとホルムアルデヒドとの反応物であることが好ましい。
フェノール化合物としては、例えば、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、1,4−ジヒドロキシベンゼン等が挙げられる。
ジアミンとしては、例えば、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、o−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノベンゾフェノン、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、4,4’−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル等が挙げられる。
これらのポリベンゾオキサジン化合物の中でも、好ましくは、4,4’−ジヒドロキシジフェニルメタンとジアミノジフェニルエーテルとの反応物であるポリマーである。
ポリイミド化合物及びポリベンゾオキサジン化合物を基板に基板上に塗布するとき、ポリイミド化合物及びポリベンゾオキサジン化合物を直接塗布してもよく、ポリイミド化合物及びポリベンゾオキサジン化合物の原料である、上述の化合物を基板に塗布し、加熱等により基板上で該化合物を重合させ、ポリイミド化合物及びポリベンゾオキサジン化合物としてもよい。
(工程II)
基板に積層した膜を不活性ガス雰囲気下、800〜1400℃で加熱し、炭素膜とする工程とは、工程Iで得られた炭素原子を含む膜を800〜1400℃で加熱し、乱層炭素構造を含む炭素膜へと変換させることを指す。
炭素膜は、炭素、又は、炭素原子を含む化合物を加熱して得られる乱層炭素構造を含むことから、本実施形態のペリクル膜における炭素膜は、炭素、又は、炭素原子を含む化合物に由来する乱層炭素構造を含むことが好ましい。
不活性ガスとしては、工程Iで得られた膜に含まれる炭素原子が乱層炭素構造になる反応に影響を与えなければ、特に制限されず、例えば、窒素、アルゴン等が挙げられる。これらの中でも、窒素が好ましい。
加熱温度は、800〜1400℃であり、好ましくは900〜1300℃であり、より好ましくは1000〜1200℃である。加熱温度を800〜1400℃とすることにより、工程Iで得られた膜に含まれる炭素原子が乱層炭素構造へと変換することができ、炭素膜を得ることができる。加熱は、熱処理炉等により行うことができる。
加熱時間は、炭素原子から乱層炭素構造への変換を十分に行う観点から、好ましくは1分〜10時間であり、より好ましくは10分〜3時間であり、さらに好ましくは30分〜2時間である。
また、加熱により炭素原子から乱層炭素構造への変換が進行し、乱層炭素構造を含む炭素膜が得られたことは、レーザーラマン測定にてsp2炭素を観測することによって確認することができる。
レーザーラマン測定によるsp2炭素の観測は、具体的には、実施例に記載の方法によって行うことができる。
(工程III)
炭素膜を基板から剥離する工程における具体的な方法としては、特に制限されず、例えば、アクリル樹脂等を含む組成物を、加熱によって得られた炭素膜にスピンコートし、支持膜を形成する工程;フッ酸処理等によって、基板を剥離する工程;炭素膜と支持膜からなる構成体の炭素膜周端に、支持枠を張りつける工程;支持膜をエッチング処理等によって除去する工程;を含む方法等が挙げられる。
[ペリクル膜の用途]
本実施形態のペリクル膜は、ペリクルに使用することができる。ペリクルは、EUV露光装置内で、露光パターンを備える原版に異物が付着することを防ぐ部材として使用することができる。
以下実施例などを用いて、本実施形態を更に詳細に説明するが、本実施形態はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
(EUV光の透過率の測定)
ペリクル膜のEUV光の透過率は、九州シンクロトロン光研究センター保有のBL12を使用し、測定した。具体的には、EMジャパン製Si基板(基板中央部500μmのみ50nmのSiN膜)に数mmの試料を貼りつけ、専用ホルダーの凹みの側面に基板を固定し、透過光学系にて92eV(λ=13.5nm)の軟X線(EUV光)を照射した。そして、試料の有無での透過強度比から、EUV光の透過率I/I0を求めた。
0は、ペリクル膜を設置しない状態で検出される入射光強度であり、Iは、ペリクル膜を設置した状態で検出される透過光強度である。また、EUV光の透過率I/I0は、以下の関係式が成り立つ。
Figure 0006978210
ρは、密度(g/cm3)である。
μmは、質量吸収係数(cm2/g)である。
dは、膜厚(cm)である。
μは、線吸収係数である。
(面内の膜厚ムラの測定)
面内の膜厚ムラについては、EUV測定後に原子間力顕微鏡(AFM)を利用して測定した。膜厚の測定方法については、AFM以外で測定しても良く、特に限定されない。
AFMにより測定して得られた膜厚の値から、式(1)で算出した値を、面内の膜厚ムラの指標とした。
面内の膜厚ムラ(%)=Δt/t×100 式(1)
Δtは、測定して得られた膜厚のうち、最厚部と最薄部の膜厚との差である。
tは、測定して得られた膜厚の平均である。
(炭素膜の厚みの測定)
炭素膜の厚みについては、EUV測定後にAFMを利用して測定した。
(密度の測定)
密度は、膜の外形寸法から求められる膜の体積V(cm3)と膜の質量G(g)との比、すなわち、G/Vとして算出した。
(膜の強度の評価(液引き上げ))
下記の実施例において、炭素膜をイソプロピルアルコール中に浸し、液中からEUV測定にて使用するシリコン基板(中心部:SiN膜)を用いて、炭素膜を引き上げて、引き上げ時に膜が破膜するかどうかで評価した。表中、○は、膜の引き上げ時に膜が破膜しなかったとことを表し、×は、膜の引き上げ時に膜が破膜したことを表す。
(レーザーラマン測定によるsp2炭素の観測)
レーザーラマン測定によるsp2炭素の観測は、ラマン顕微鏡(Renishaw社製inVia Reflex)を使用して行った。ラマン測定では、測定条件は、環境雰囲気:大気中、励起光:532nm、励起光強度:1%、対物レンズ:100倍、回折格子:1800gr/mm、測定領域:165cm-1〜1920cm-1とした。
下記の実施例1にて得られた炭素膜、実施例8のアークプラズマ蒸着法による炭素膜、及び、加熱前の、アークプラズマ蒸着法による膜を使用して得られたスペクトルを図1に示す。
[実施例1]
3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)及び4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(ODA)から合成したポリイミド前駆体(BPDA−ODA)をN−メチルピロリドンに溶解させた15wt%溶液を、Si基板上にスピンコートにより塗布した。基板上で窒素雰囲気下、300℃、1時間イミド化し、膜厚400nmのポリイミド膜とした。膜厚は、断面SEMにて1mm以上の間隔をあけて10点以上撮影し、その寸法を平均した値として求めた。
続いて、この基板を熱処理炉に入れ、N2フロー下、1100℃、1時間、加熱することにより炭素化し、炭素膜とした。炭素膜の膜厚は、炭素膜にピンセットにてスクラッチ痕を作製後、接触式段差計にて、炭素膜と基板の段差を測定し、炭素膜厚200nmとし、膜厚ムラは2.5%であった。この炭素膜の表面を、光学顕微鏡により1000倍で観察すると、クラックは観察されなかった。
その後、基板にポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)15wt%のアセトン溶液を500rpmでスピンコートし、支持膜を形成した。基板を40wt%のフッ化水素(HF)水溶液に浸漬させ、PMMA膜付き炭素膜を基板から剥離後、水洗した。それから、PMMA膜付き炭素膜を、アセトン:イソプロピルアルコール=1:1(重量比)溶液に浸漬し、PMMAを溶解させた後、ガラス基板を利用して、炭素膜をイソプロピルアルコール液に移した。さらにEMジャパン製Si基板の中央のSiN窓部に合わせて、炭素膜を引き上げ、イソプロピルアルコールを乾燥させることにより、EUV測定用の炭素膜とした。この炭素膜のEUV透過率を測定したところ、透過率は41%であった。
[実施例2]
BPDA−ODAのN−メチルピロリドン溶液濃度を10wt%としたこと以外は、実施例1と同様に実施した。炭素膜厚は140nmであり、膜厚ムラは2.9%であった。また、EUV透過率は56%であった。
[実施例3]
BPDA−ODAのN−メチルピロリドン溶液濃度を8wt%としたこと以外は、実施例1と同様に実施した。炭素膜厚は100nmであり、膜厚ムラは2.6%であった。また、EUV透過率は60%であった。
[実施例4]
BPDA−ODAのN−メチルピロリドン溶液濃度を5.5wt%としたこと以外は、実施例1と同様に実施した。炭素膜厚は80nmであり、膜厚ムラは3.0%であった。また、EUV透過率は70%であった。
[実施例5]
BPDA−ODAのN−メチルピロリドン溶液濃度を4wt%としたこと以外は、実施例1と同様に実施した。炭素膜厚は50nmであり、膜厚ムラは2.0%であった。また、EUV透過率は79%であった。
[実施例6]
BPDA−ODAのN−メチルピロリドン溶液濃度を0.5wt%としたこと以外は、実施例1と同様に実施した。炭素膜厚は5nmであった。しかし、PMMA膜付き炭素膜を、アセトン:イソプロピルアルコール=1:1(重量比)溶液に浸漬後、ガラス基板を利用して引き上げる際に、炭素膜が破膜した。
[実施例7]
実施例1におけるBPDA−ODAを、4,4’−ジヒドロキシジフェニルメタン及び4,4’−ジアミノジフェニルエーテルから合成したポリベンゾオキサジン(PBO)に変更し、1,4−ジオキサンに溶解させた15wt%のポリベンゾオキサジン溶液を、Si基板上にスピンコートにより塗布した。基板上で窒素雰囲気下、250℃で開環重合させ、膜厚320nmとした。膜厚は、断面SEMにて1mm以上の間隔をあけて10点以上撮影し、その寸法を平均した値として求めた。
続いて、この基板を熱処理炉に入れ、N2フロー下、1100℃、1時間、加熱することにより炭素化し、炭素膜とした。炭素膜の膜厚は、炭素膜にピンセットにてスクラッチ痕を作製後、接触式段差計にて、炭素膜と基板の段差を測定し、炭素膜厚150nmとし、膜厚ムラは3.3%であった。この炭素膜の表面を、光学顕微鏡により1000倍で観察すると、クラックは観察されなかった。
その後、基板にPMMA15wt%のアセトン溶液を500rpmでスピンコートし、支持膜を形成した。基板を40wt%のHF水溶液に浸漬させ、PMMA膜付き炭素膜を基板から剥離後、水洗した。それから、PMMA膜付き炭素膜を、アセトン:イソプロピルアルコール=1:1(重量比)溶液に浸漬し、PMMAを溶解させた後、ガラス基板を利用して、炭素膜をイソプロピルアルコール液に移した。さらにEMジャパン製Si基板の中央のSiN窓部に合わせて、炭素膜を引き上げ、イソプロピルアルコールを乾燥させることにより、EUV測定用の炭素膜とした。この炭素膜のEUV透過率を測定したところ、透過率50%であった。
[実施例8]
アークプラズマ蒸着法による炭素膜の作製は、アドバンス理工(株)社製蒸着装置APD−1P−GBを用いて行った。具体的には、カソードである高純度人造黒鉛に対して、電圧100V、コンデンサ容量720F、周波数10Hzにて放電を行い、炭素を蒸発させた。蒸発した炭素は、カソードから15mmの距離に置かれたSi基板上に堆積させた。炭素膜の厚さは100nmとした。炭素膜の均一性を高めるために、Si基板を30rpmにて回転させた。炭素膜を形成させた基板を熱処理炉に入れ、N2フロー下、1100℃、1時間、加熱することにより炭素化し、炭素膜とした。以降の操作は、実施例1とすべて同様に実施した。炭素膜厚は80nmであり、膜厚ムラは3.1%であった。また、EUV透過率は71%であった。
[実施例9]
実施例1にて作製した炭素膜を、二酸化炭素ガスを賦活することによって多孔質化、すなわち低密度化した。
具体的には、実施例1にて作製した炭素膜を、流量100ml/minの二酸化炭素ガス気流中、800℃において5分間熱処理した。上記熱処理による質量減少は48%であった。得られた多孔質炭素膜について、実施例1と同様に物性値を測定したところ、密度0.82g/cm3、炭素膜厚200nm、膜厚ムラ2.5%であった。また、EUV透過率は62%であった。
[実施例10]
実施例2にて作製した炭素膜を、さらに高温の不活性雰囲気において熱処理することによって黒鉛化、すなわち高密度化した。
具体的には、実施例2にて作製した炭素膜を、倉田技研(株)製小型超高温炉SCC−30/220を用いて,アルゴンガス気流下3000℃にて熱処理した。アルゴンガス流量は500ml/minとした。この熱処理による質量減少は1%以下あった。得られた黒鉛化炭素膜について、実施例1と同様に物性値を測定したところ、密度2.10g/cm3,炭素膜厚100nm、膜厚ムラ2.7%であった。また、EUV透過率は54%であった。
[比較例1]
BPDA−ODAのN−メチルピロリドン溶液濃度を20%とし、Si基板上にブレードコータによって塗布したこと以外は、実施例1と同様に実施し、炭素膜厚1500nmとした。光学顕微鏡にて炭素膜の表面を観察すると、クラックが複数確認された。
[比較例2]
実施例1と同様に、Si基板上で膜厚400nmのポリイミド膜とした。その後、基板を40wt%のHF水溶液に浸漬させ、ポリイミド膜を基板から剥離後、水洗した。ポリイミド膜をテンタークリップにセットし、熱処理炉に入れ、張力を維持したまま、N2フロー下、1100℃、1時間、加熱することにより、炭素化した。しかし、加熱中に膜が破れ、炭素膜を得ることができなかった。
Figure 0006978210
国際公開2015/178250パンフレットに開示されている、ポリイミド膜にEUV光を照射して得られる炭素膜(以下、比較参考例1の炭素膜という)は、上記パンフレットの図11から、EUV光の透過率が53%であると読み取ることができる。
このとき、比較参考例1の炭素膜は、炭素化前の膜厚が110nmであり、比較参考例1の炭素化後の炭素膜は、60nm前後であると予想される。また、比較参考例1の炭素膜は、上記パンフレットの図9から、レーザーラマン測定によるsp2炭素に相当するバンドが見られず、グラファイト(密度;2.26g/cm3)を主成分として含むと予想される。
上記実施例2の炭素膜は、EUV光の透過率が56%であったとき、膜厚は140nmであったことから、比較参考例1の炭素膜と比較して、膜厚が厚くてもEUV光の透過率が高い。これは、本実施形態の炭素膜が、基板上の炭素原子を含む膜全体を加熱することにより形成されたものであり、膜厚ムラが抑えられたのに対し、比較参考例1では、電子ビーム走査によるスポット露光のため、走査パターンによるムラが発生し、膜厚が均一にならないためだと考えられる。
本発明のペリクル膜は、リソグラフィマスクを汚染から保護するためのペリクル膜として、EUVリソグラフィの分野で産業上の利用可能性がある。

Claims (8)

  1. 炭素膜により構成され、
    面内の膜厚ムラが15%以下であり、
    密度が0.3〜2.1g/cm3である、
    ペリクル膜。
  2. 面内の膜厚ムラが5%以下である、請求項1に記載のペリクル膜。
  3. 密度が0.8〜2.1g/cm3である、請求項1又は2に記載のペリクル膜。
  4. 前記膜厚ムラが0.1%以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のペリクル膜。
  5. 炭素膜が、炭素、又は、炭素原子を含む化合物に由来する乱層炭素構造を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のペリクル膜。
  6. 炭素膜が、炭素原子を含む化合物として、ポリイミド化合物及びポリベンゾオキサジン化合物からなる群より選択される1種以上を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載のペリクル膜。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のペリクル膜を有する、ペリクル。
  8. 炭素膜により構成され、前記炭素膜の厚みが1500nm未満である、ペリクル膜の製造方法であって、
    基板に炭素原子を含む膜を積層する工程、
    前記基板に積層した膜を窒素雰囲気下、800〜1400℃で加熱し、炭素膜とする工程、
    前記炭素膜を基板から剥離する工程を含み、
    前記炭素膜が、炭素、又は、炭素原子を含む化合物に由来する乱層炭素構造を含み、
    前記炭素原子を含む化合物が、ポリイミド化合物及びポリベンゾオキサジン化合物からなる群より選択される1種以上である、
    ペリクル膜の製造方法。
JP2017039367A 2017-03-02 2017-03-02 ペリクル膜、及びペリクル膜の製造方法 Active JP6978210B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017039367A JP6978210B2 (ja) 2017-03-02 2017-03-02 ペリクル膜、及びペリクル膜の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017039367A JP6978210B2 (ja) 2017-03-02 2017-03-02 ペリクル膜、及びペリクル膜の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018146668A JP2018146668A (ja) 2018-09-20
JP6978210B2 true JP6978210B2 (ja) 2021-12-08

Family

ID=63591121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017039367A Active JP6978210B2 (ja) 2017-03-02 2017-03-02 ペリクル膜、及びペリクル膜の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6978210B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63107898A (ja) * 1986-10-23 1988-05-12 Natl Inst For Res In Inorg Mater プラズマを用いるダイヤモンドの合成法
JPH1012217A (ja) * 1996-06-26 1998-01-16 Mitsubishi Pencil Co Ltd リチウムイオン二次電池用負極
JP2001240034A (ja) * 2000-02-24 2001-09-04 Mitsubishi Shoji Plast Kk 揮発性有機物を含有する液体用のプラスチック容器
JP5958959B2 (ja) * 2012-04-11 2016-08-02 国立研究開発法人産業技術総合研究所 炭素原子から構成されるフィルムの製造方法
JP6084681B2 (ja) * 2013-03-15 2017-02-22 旭化成株式会社 ペリクル膜及びペリクル
JP6364404B2 (ja) * 2013-05-24 2018-07-25 三井化学株式会社 ペリクル、及びこれらを含むeuv露光装置
US10108084B2 (en) * 2014-05-19 2018-10-23 Mitsui Chemicals, Inc. Pellicle membrane, pellicle, original plate for exposure, exposure apparatus, and method of producing semiconductor device
GB2534404A (en) * 2015-01-23 2016-07-27 Cnm Tech Gmbh Pellicle
JP6408396B2 (ja) * 2015-02-17 2018-10-17 三井化学株式会社 ペリクル膜の製造方法、ペリクルの製造方法、およびフォトマスクの製造方法
KR102345543B1 (ko) * 2015-08-03 2021-12-30 삼성전자주식회사 펠리클 및 이를 포함하는 포토마스크 조립체

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018146668A (ja) 2018-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6279722B2 (ja) ペリクル膜、ペリクル、露光原版、露光装置及び半導体装置の製造方法
JP6683687B2 (ja) イオンビームの荷電変換方法
JP4189569B2 (ja) 炭素フィルムの製造方法
JPWO2016031746A1 (ja) シランカップリング剤層積層高分子フィルム
JP2015127124A (ja) ガスバリアフィルム(Gasbarrierfilm)及びガスバリアフィルムの製造方法
WO2015045414A1 (ja) ペリクル膜、それを用いたペリクル、露光原版および露光装置、ならびに半導体装置の製造方法
KR101735864B1 (ko) 방향족 폴리이미드 필름, 적층체 및 태양 전지
WO2009142244A1 (ja) ポリイミド金属積層体および太陽電池
JP6965978B2 (ja) ポリイミドフィルムと無機基板の積層体
Laird et al. Carbon nanotube‐directed polytetrafluoroethylene crystal growth via initiated chemical vapor deposition
KR102462146B1 (ko) 폴리머를 이용한 붕소 질화막 나노튜브의 가스 상 코팅
JP6978210B2 (ja) ペリクル膜、及びペリクル膜の製造方法
JP7213248B2 (ja) ペリクル複合体及びその製造方法
JP2021076620A (ja) 炭素質膜を含むペリクル及び炭素質膜を含むペリクルの製造方法
WO2020008978A1 (ja) 補強ペリクル膜及び補強ペリクル膜の製造方法
WO2019172170A1 (ja) グラファイト薄膜を含むペリクル
JP4273608B2 (ja) 高結晶性の多孔質黒鉛膜及びその製造方法
KR20130035617A (ko) 그래핀상의 금속 박막의 형성 방법
RU2374358C1 (ru) Способ получения углеродсодержащих покрытий
JP2010215417A (ja) ガス分離用セラミック薄膜の製造方法
Liu et al. New Approach for Fabricating of Deep Submicron Free-Standing Polyimide Thin Film
KR102414419B1 (ko) 그라파이트 시트용 폴리이미드 필름 제조방법 및 그라파이트 시트 제조방법
Green et al. Morphology of vapor deposited polyimides containing copper phthalocyanine
Zeng et al. Synthesis of silicon-based polymerized films by excimer laser ablation deposition of hexaphenyldisilane
Chung et al. Synthesis and Optical Characterization of CVD Graphene

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6978210

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350