JP6978132B1 - 床排水トラップの再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】排水トラップを加工せずに容易に排水トラップの排水流路を維持した状態に再生することができると共に、浴室やユニットバス等の排水部との接続を確実にする。【解決手段】再生接続管7をトラップの筒部2bの開口端部に当接して、その外側を接合剤8で固定する工程と、筒部2bの内面及び排水管3の内面を研磨する工程と、樹脂塗料が含浸されない樹脂吸収材11の一端部を再生接続管7の開口端外周部に展着する工程と、バルーン内に圧縮エアーを供給して、バルーンの膨張によって樹脂吸収材11を再生接続管7の内壁及び筒部2bと排水管3内に付着させる工程と、樹脂吸収材の硬化後、バルーンを収縮して回収し、再生接続管7の開口端外周に展着された樹脂吸収材に樹脂塗料を塗布する工程と、トラップにおける再生接続管7との接続部の外側にモルタル9を充填する工程と、再生接続管7にユニットバスの排水管3を接続する工程とを備える。【選択図】 図14

Description

この発明は、床排水トラップの再生方法に関するもので、更に詳細には、例えば、浴室やユニットバス等の排水部に接続する床部に埋設された床排水トラップの再生方法に関するものである。
従来、既存の集合住宅や戸建て等において、ユニットバスの排水部に接続する床排水トラップは、底面が貫通する上下開口の排水口を形成する筒部を有し、上部が開口した有底筒状のトラップ本体が床部に埋設された状態で設けられている。
そのため、経年劣化等によってトラップ本体と筒部とで構成される封水部が発錆、腐食したり汚れ等によって、浴室やユニットバス等の排水部との接続が不十分となって封水機能が損なわれた場合、排水トラップ全体を交換することが難しいため、排水トラップを再生する方法が提案されている。
排水トラップを再生する方法として、例えば、特許文献1に記載の再生方法が知られている。特許文献1に記載の再生方法は、床部に埋設されたトラップ本体から床部を貫通して床下に延びる直管部を所定の位置で切断し、切断部側又はトラップ本体の立上り部(筒部)側からその内部に熱可塑性の再生部材を挿入し、上記再生部材を加熱膨張させて上記直管部及び立上り部(筒部)並びにそれらの接続部分の内面に密着させ、再生部材の先端及び下端を加熱軟化させて端部処理を施す再生方法である。
特開2015−21319号公報
しかしながら、特許文献1に記載の再生方法においては、トラップ本体から床部を貫通して床下に延びる直管部を切断する必要があり、また、トラップ本体の立上り部(筒部)及び直管部内に挿入される再生部材を加熱軟化させて直管部及び立上り部(筒部)並びにそれらの接続部分の内面に密着させるため、施工に手間を要する懸念がある。また、再生部材を直管部及び立上り部(筒部)内に挿入するため、排水流路が狭くなり、その分排水機能が低下する懸念がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、排水トラップを加工せずに容易に排水トラップの排水流路を維持した状態に再生することができると共に、浴室やユニットバス等の排水部との接続を確実にする床排水トラップの再生方法を提供するものである。
上記課題を達成するために、この発明の床排水トラップの再生方法は、ユニットバスの排水部に接続する床部に埋設された床排水トラップの再生方法であって、合成樹脂製の再生接続管を上記トラップの排水口を形成する筒部の開口端部に当接し、上記再生接続管と上記筒部の外側を合成樹脂製の接合剤で固定する工程と、上記筒部の内面及び上記筒部に接続する排水管の内面の汚れを除去する研磨工程と、両端が閉塞され、基端側にエアー供給口を有する膨張及び収縮可能なバルーンに取り付けられた耐水性及び伸縮性を有する筒状の樹脂吸収材に、該樹脂吸収材の一端部を残して樹脂塗料を含浸させる工程と、上記樹脂吸収材の上記樹脂塗料が含浸されない上記一端部を上記再生接続管の開口端外周部に展着する工程と、上記バルーン内に圧縮エアーを供給して、上記バルーンの膨張によって上記樹脂吸収材を上記再生接続管の内壁及び上記トラップの上記筒部と上記排水管内に付着させる工程と、上記樹脂吸収材の硬化後、上記バルーンを収縮して回収する工程と、上記再生接続管の開口端外周に展着された上記樹脂吸収材に樹脂塗料を塗布して上記再生接続管の端部を処理する工程と、上記トラップにおける上記再生接続管との接続部の外側にモルタルを充填する工程と、上記再生接続管に上記浴室やユニットバス等の排水管を接続する工程と、を備えることを特徴とする(請求項1)。
このように構成することにより、合成樹脂製の再生接続管をトラップの排水口を形成する筒部の開口端部に当接して、再生接続管と筒部の外側を合成樹脂製の接合剤で固定するので、トラップの筒部を切断することががない。
また、筒部の内面及び筒部に接続する排水管の内面を研磨した後、樹脂塗料が含浸されない樹脂吸収材の一端部を再生接続管の開口端外周部に展着した状態で、バルーン内に圧縮エアーを供給して、バルーンの膨張によって樹脂吸収材を再生接続管の内壁及びトラップの筒部と排水管内に付着させるので、トラップの排水流路を維持しつつ再生接続管、筒部及び排水管の内壁を均一にライニングすることができる。
更に、再生接続管の開口端外周に展着された樹脂吸収材に樹脂塗料を塗布し、トラップにおける上記再生接続管との接続部の外側にモルタルを充填することで、再生接続管とトラップを一体化することができ、再生接続管に浴室やユニットバス等の排水管を確実に接続することができる。
請求項1に記載の床排水トラップの再生方法において、樹脂吸収材に樹脂塗料を含浸させる工程は、バルーンの先端部を該バルーンの内方へ反転させ、反転部内に樹脂吸収材を挿入すると共に、樹脂吸収材の一端部をバルーンの外周部に折り返した状態で、バルーンの反転部内に挿入された樹脂吸収材に樹脂塗料を含浸させて行うことができる(請求項2)。
また、樹脂吸収材に樹脂塗料を含浸させる工程を、上記バルーンの外周に上記樹脂吸収材を被着し、上記樹脂吸収材の一端部を残して上記樹脂塗料を含浸させて行うようにしてもよい(請求項3)。
また、請求項1に記載の床排水トラップの再生方法において、上記再生接続管に上記浴室やユニットバス等の排水管を接続する工程は、上記再生接続管の開口端外周に展着された上記樹脂吸収材に、上記ユニットバスの上記排水管の接続側開口端部を被着して接合するのが好ましい(請求項4)
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
排水トラップを加工せずに容易に排水トラップの排水流路を維持した状態に再生することができると共に、浴室やユニットバス等の排水部との接続を確実にすることができる。
この発明に係る再生方法により再生された床排水トラップの使用状態の一例を示す概略断面図である。 この発明に係る床排水トラップの再生方法の作業手順の前工程を示すフローチャートである。 この発明に係る床排水トラップの再生方法の作業手順の後工程を示すフローチャートである。 この発明におけるバルーン、コンプレッサ及び圧力計を示す概略側面図である。 この発明における樹脂吸収材を示す斜視図である。 上記バルーンの反転状態を示す概略側面図である。 上記バルーンの反転部内に樹脂吸収材を挿入する状態を示す概略側面図(a)及び樹脂吸収材の挿入後の状態を示す概略側面図(b)である。 上記樹脂吸収材に樹脂塗料を注入する状態を示す概略側面図(a)、樹脂吸収材に樹脂塗料を含浸させる状態を示す概略平面図(b)及び樹脂吸収材に樹脂塗料を含浸させた状態を示す拡大断面図(c)である。 上記バルーンを反転させずに上記樹脂吸収材に樹脂塗料を含浸させる状態の一例を示す概略平面図である。 再生する前の床排水トラップを示す断面図である。 この発明における再生接続管をトラップの筒部に当接し、固定した状態を示す断面図である。 上記バルーンを再生接続管の開口端に近接して設置する状態を示す断面図である。 上記バルーンを絞った状態で再生接続管の開口端から挿入して設置する状態を示す断面図である。 上記再生接続管の内壁及び筒部と排水管の接続部内に樹脂吸収材を付着させる状態を示す断面図である。 上記再生接続管の内壁及び筒部と排水管の接続部内に樹脂吸収材を付着させる別の状態を示す断面図である。 バルーンの回収状態を示す断面図である。 トラップにおける再生接続管との接続部の外側にモルタルを充填した状態を示す断面図である。 再生接続管にユニットバスの排水管を接続した状態を示す断面図である。
以下に、この発明の実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係る床排水トラップの再生方法をユニットバス6の排水部であるユニットバス排水管6bに接続する床排水トラップ2(以下にトラップ2という)の再生方法について説明する。
上記トラップ2は、図8に示すように、底面が貫通する上下開口の排水口を形成する筒部2bを有し、上部が開口した有底筒状のトラップ本体2aがスラブ1aの上面に防水層1bを有する床部1に埋設されている。なお、トラップ本体2aの上端開口部には、着脱可能な目皿2cが配置されている。また、筒部2bの下端開口部には、一部がスラブ1aに埋設された排水管3が接続されており、スラブ1aより下方に突出する排水管3にエルボ状の継手4を介して既設排水管5が接続されている。
次に、トラップ2の再生方法について説明する。トラップ2の再生に当たって、以下の再生装置が使用される。
再生装置は、両端が閉塞され、基端側に圧縮エアー供給源であるコンプレッサ40に接続するエアー供給口13と、圧力計50が接続可能な接続口14を有する膨張及び収縮可能な透明のバルーン10と、バルーン10の先端部を該バルーン10の内方へ反転させる反転押圧部32と、樹脂吸収材11を筒状に拡径しつつバルーン10の反転押圧部32内に挿入する円筒開口部33を有する操作棒30と、バルーン10の外周を覆う分割又は周方向に開閉可能なサポート体20と、を具備する。
上記バルーン10は、例えば、ポリウレタン,ポリエチレン,塩化ビニール製の膨張及び収縮可能な透明部材にて形成されており、図3に示すように、先端部が凸円弧状に形成され、基端部にエアー供給口13と接続口14が設けられている。
なお、エアー供給口13にはエアーホース41を介してコンプレッサ40が接続され、接続口14に接続される接続ホース51に、バルーン10内の圧力を検出する圧力計50が設けられている。
このバルーン10は、エアーが供給された状態では、先端部が半球状に膨隆し、基端部が閉塞された円筒中空状に形成される。
上記操作棒30は、図5及び図6に示すように、例えば塩化ビニール製のパイプからなる棒本体31の一端に略半球状の頭部32aを有する反転押圧部32を設け、他端に円筒開口部33が設けられている。
このように形成される操作棒30は、図5に示すように、反転押圧部32によってバルーン10の先端部を該バルーン10の内方へ反転させることができ、図6(a)に示すように、円筒開口部33によって樹脂吸収材11を筒状に拡径しつつバルーン10の反転押圧部32内に挿入することができる。
上記樹脂吸収材11は、アラミド繊維を表と裏を同時に編んだ(ダブルニットと称する)筒状の編物にて形成されている(図4参照)。アラミド繊維は、耐水性,強度,耐熱性に優れた材料であり、編物により、伸縮性をもたせることができると共に、例えば、エポキシ樹脂塗料からなる硬化性樹脂塗料(以下に樹脂塗料という)の含浸をし易くすることができる。
次に、トラップ2の再生方法について、図2−1,図2−2に示す作業手順(工程)のフローチャートと、図8ないし図14を参照して説明する。
<再生接続管をトラップの筒部に固定>
まず、図8に示す再生前のトラップ2の目皿2cを取り外し、筒部2bの内径と同径(例えば50mmφ)の合成樹脂例えば塩化ビニル製の再生接続管7を筒部2bの開口端に当接して、再生接続管7の上部をトラップ2の上面より上方に突出した状態で、再生接続管7と筒部2bの接続部の外側を合成樹脂製の接合剤8、例えばエポキシ樹脂製パテで固定する(ステップS1;図9参照)。
<筒部及び排水管の内面を研磨>
再生接続管7と筒部2bの接続部の外側を合成樹脂製の接合剤8で固定した状態で、水を流しながら図示しない円筒状のワイヤーブラシを装着した電動具を用いて、ブラシの回転によって筒部2bと排水管3の汚れを除去し、研磨する(ステップS2)。
<樹脂吸収材に樹脂塗料を含浸>
バルーン10の先端部を操作棒30の反転押圧部32でバルーン10の内方に押し込んで反転させ(図5参照)、樹脂吸収材11に操作棒30の円筒開口部33を挿入して、バルーン10の反転部10a内に樹脂吸収材11を筒状に拡径しつつ挿入し、樹脂吸収材11の外方側端部をバルーン10の外周部に折り返す(図6(a),(b)参照)。バルーン10の反転部10a内に挿入された樹脂吸収材11に漏斗16を用いて樹脂塗料12を注入した後、バルーン10の外面にローラ17を押圧して樹脂塗料12を樹脂吸収材11に均等に含浸させる(ステップS3;図7参照)。この場合、バルーン10は透明性部材にて形成されているので、樹脂塗料12の含浸状体を外部から確認することができる。
反転部10aの樹脂吸収材11に樹脂塗料が含浸された状態において、バルーン10の外周部に折り返された樹脂吸収材11には樹脂塗料12は含浸されない。
なお、樹脂吸収材11に樹脂塗料12が含浸された際に、サポート体20でバルーン10の外周を覆って固定バンド(図示せず)で固定する。
樹脂吸収材11を反転させずに樹脂塗料12を含浸させる場合は、バルーン10の外周面に樹脂吸収材11を被着させ、樹脂吸収材11の一端側の樹脂塗料12を含浸させない領域(非含浸領域X)に例えばマスキングテープ15を貼着した状態で、バルーン10に被着された樹脂吸収材11に樹脂塗料12を浸した状態でローラ17Aによって樹脂吸収材11に樹脂塗料を含浸させる(図7A参照)。この際、樹脂吸収材11の一端側の非含浸領域Xにはマスキングテープ15が貼着されているので、樹脂塗料12は含浸されず、その他の含浸領域Yにのみ樹脂塗料12が均等に含浸される。なお、樹脂塗料12が含浸された後、マスキングテープ15を剥がす。
<バルーンのトラップへの設置>
バルーン先端側及びサポート体20の端部をトラップ2の筒部2bに接合された再生接続管7の開口端に近接した状態に設置し、バルーン10の外周部に折り返された樹脂塗料12が含浸されていない樹脂吸収材11を、再生接続管7の開口端部に被覆した状態で展着する(ステップS4;図10参照)。
樹脂吸収材11を反転させない場合は、樹脂吸収材11を被着したバルーン10を絞った状態にして再生接続管7の開口部から再生接続管7内に挿入し、樹脂塗料12が含浸されていない樹脂吸収材11を、再生接続管7に被覆した状態で展着する(図10A参照)。
<再生接続管、筒部及び排水管の再生>
バルーン10内へ圧縮エアーを供給し、バルーン10の膨張によって樹脂吸収材11を再生接続管7、筒部2b及び排水管3の内壁とこれらの接続部内に付着してライニングする(ステップS5;図11,図11A参照)。この場合、圧力計50によってバルーン10内の圧力を確認しながら圧縮エアーを供給する。
バルーン10内に圧縮エアーを供給している際は、サポート体20によってバルーン10の圧力変形を抑制することができると共に、作業者のバルーン10の保持を容易にすることができる。
<バルーンの回収>
樹脂吸収材11の硬化後、バルーン10内のエアーを抜いてバルーン10を収縮すると共に、固定バンド(図示せず)の締結を解いてサポートを分離してバルーン10を回収する(ステップS6;図12参照)。
<再生接続管の端部処理>
再生接続管の開口端部に展着された樹脂吸収材11に樹脂塗料12を塗布して、再生接続管7の開口端部を処理する(ステップS7)。
<モルタル充填>
トラップ2における再生接続管7との接続部の外側、すなわち再生接続管7と筒部2bの接続部の外側にモルタル9を充填する(ステップS8;図13参照)。これによって、再生接続管7とトラップ2とが一体化される。
<再生接続管とユニットバスの排水部の接続>
再生接続管7の端部処理部、すなわち再生接続管7の開口端部に展着された樹脂塗料12が塗布された樹脂吸収材11にユニットバス排水管6bの接続側開口端部を被着して接続する(ステップS9;図1,図14参照)。この場合、ユニットバス排水管6bに接続するエルボ状の継手6を再生接続管7の開口端部に被着して接続する。
なお、上記実施形態では、バルーン10の外周をサポート体20で覆った状態でバルーン10内に圧縮エアーを供給する場合について説明したが、バルーン10への供給圧が低い場合は、サポート体20を用いずに、直接バルーン10を保持して作業してもよい。
上記実施形態のトラップの再生方法によれば、合成樹脂製の再生接続管7をトラップ2の排水口を形成する筒部2bの開口端部に当接して、再生接続管7と筒部2bの外側を合成樹脂製の接合剤8で固定するので、トラップ2の筒部2bを切断することなく再生することができる。
また、筒部2bの内面及び筒部2bに接続する排水管の内面を研磨した後、樹脂塗料12が含浸されない樹脂吸収材11の一端部を再生接続管7の開口端外周部に展着した状態で、バルーン10内に圧縮エアーを供給して、バルーン10の膨張によって樹脂吸収材11を再生接続管7の内壁及びトラップ2の筒部2bと排水管3内に付着させるので、トラップ2の排水流路を維持しつつ再生接続管7、筒部2b及び排水管3の内壁を均一にライニングすることができる。
更に、再生接続管7の開口端外周に展着された樹脂吸収材11に樹脂塗料12を塗布し、トラップ2における再生接続管7との接続部の外側にモルタル9を充填することで、再生接続管7とトラップ2を一体化することができ、再生接続管7にユニットバス排水管6bを確実に接続することができる。
したがって、トラップ2の筒部2bを加工せずに容易にトラップ2の排水流路を維持した状態に再生することができると共に、ユニットバス6の排水部との接続を確実にすることができる。
なお、上記実施形態では、再生されたトラップ2の再生接続管7の端部処理部にユニットバス排水管6bを接続する場合について説明したが、ユニットバス6以外の浴室の排水部に接続する再生されたトラップ2も同様に、浴室の排水部の排水管を再生接続管7に接続することができる。
1 床部
2 トラップ
2a トラップ本体
2b 筒部
3 排水管
6 ユニットバス
6b ユニットバス排水管
7 再生接続管
8 接合剤
9 モルタル
10 バルーン
11 樹脂吸収材
12 樹脂塗料
13 エアー供給口
14 接続口
40 コンプレッサ(圧縮エアー供給源)
50 圧力計

Claims (4)

  1. 浴室やユニットバス等の排水部に接続する床部に埋設された床排水トラップの再生方法であって、
    合成樹脂製の再生接続管を上記トラップの排水口を形成する筒部の開口端部に当接し、上記再生接続管と上記筒部の外側を合成樹脂製の接合剤で固定する工程と、
    上記筒部の内面及び上記筒部に接続する排水管の内面の汚れを除去する研磨工程と、
    両端が閉塞され、基端側にエアー供給口を有する膨張及び収縮可能なバルーンに取り付けられた耐水性及び伸縮性を有する筒状の樹脂吸収材に、該樹脂吸収材の一端部を残して樹脂塗料を含浸させる工程と、
    上記樹脂吸収材の上記樹脂塗料が含浸されない上記一端部を上記再生接続管の開口端外周部に展着する工程と、
    上記バルーン内に圧縮エアーを供給して、上記バルーンの膨張によって上記樹脂吸収材を上記再生接続管の内壁及び上記トラップの上記筒部と上記排水管内に付着させる工程と、
    上記樹脂吸収材の硬化後、上記バルーンを収縮して回収する工程と、
    上記再生接続管の開口端外周に展着された上記樹脂吸収材に樹脂塗料を塗布して上記再生接続管の端部を処理する工程と、
    上記トラップにおける上記再生接続管との接続部の外側にモルタルを充填する工程と、
    上記再生接続管に上記浴室やユニットバス等の排水管を接続する工程と、
    を備えることを特徴とする床排水トラップの再生方法。
  2. 請求項1に記載の床排水トラップの再生方法において、
    上記樹脂吸収材に上記樹脂塗料を含浸させる工程は、上記バルーンの先端部を該バルーンの内方へ反転させ、反転部内に上記樹脂吸収材を挿入すると共に、上記樹脂吸収材の一端部を上記バルーンの外周部に折り返した状態で、上記バルーンの反転部内に挿入された上記樹脂吸収材に樹脂塗料を含浸させる、ことを特徴とする床排水トラップの再生方法。
  3. 請求項1に記載の床排水トラップの再生方法において、
    上記樹脂吸収材に上記樹脂塗料を含浸させる工程は、上記バルーンの外周に上記樹脂吸収材を被着し、上記樹脂吸収材の一端部を残して上記樹脂塗料を含浸させる、ことを特徴とする床排水トラップの再生方法。
  4. 請求項1に記載の床排水トラップの再生方法において、
    上記再生接続管に上記浴室やユニットバス等の排水管を接続する工程は、上記再生接続管の開口端外周に展着された上記樹脂吸収材に、上記ユニットバスの上記排水管の接続側開口端部を被着して接合する、ことを特徴とする床排水トラップの再生方法。
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