JP6975411B2 - 脱穀装置の扱胴 - Google Patents

脱穀装置の扱胴 Download PDF

Info

Publication number
JP6975411B2
JP6975411B2 JP2019232517A JP2019232517A JP6975411B2 JP 6975411 B2 JP6975411 B2 JP 6975411B2 JP 2019232517 A JP2019232517 A JP 2019232517A JP 2019232517 A JP2019232517 A JP 2019232517A JP 6975411 B2 JP6975411 B2 JP 6975411B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
drum
stay
support portion
extending
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019232517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021100387A (ja
Inventor
寛樹 渡部
伸 二神
正司 中井
棟 張
亮 澤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2019232517A priority Critical patent/JP6975411B2/ja
Publication of JP2021100387A publication Critical patent/JP2021100387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6975411B2 publication Critical patent/JP6975411B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

本発明は、脱穀装置の扱胴に関するものである。
従来、脱穀装置の扱室の回転軸に前後方向に所定の間隔を隔てて設けられた複数の円形状のプレートに、左右方向の縦断面が六角形に形成されたドラムを架設し、ドラムの外周部に径方向に所定の間隔を隔てて複数の扱歯を備える前後方向に延在する支持部を架設する技術が提案されている。
特開2016−187327号公報
しかし、特許文献1の技術においては、扱胴に移送されてきた穀稈が、支持部や円形状のプレートと支持部を連結するボルト等の連結部材に絡み付き、連結部材に絡み付いた穀稈を頻繁に取除く必要が有り脱穀処理を効率良く行うことができないという問題があった。
そこで、本発明の主たる課題は、支持部やプレートと支持部を連結する連結部材に穀稈が絡み付くのを抑制して、脱穀処理を効率良く行うことができる脱穀装置の扱胴を提案することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、[請求項1]
前後方向に延在する回転軸(30)の前部に円形状の第1プレート(42)を設け、該回転軸(30)の後部に円形状の第2プレート(61)を設け、前記第1プレート(42)と第2プレート(61)に左右方向の縦断面が六角形状のドラム(50)を架設した脱穀装置の扱胴において、
前記回転軸(30)に軸心視において、前記第1プレート(42)と第2プレート(61)におけるドラム(50)のドラム頂部(58)の外周部に、複数の扱歯(71)が立設された支持部(72)を設け、前記第1プレート(42)に支持部(72)の前部を前ステー(73)を介して連結し、前記第2プレート(61)に支持部(72)の後部を後ステー(74)を介して連結し、前記前ステー(73)における扱胴内周側の部位に、前記ドラム(50)のドラム頂部(58)が入り込む前切欠部(73A)を形成し、前記後ステー(74)における扱胴内周側の部位に、前記ドラム(50)のドラム頂部(58)が入り込む後切欠部(74A)を形成し、前記第1プレート(42)に前ステー(73)を2つの前連結部材(77)で連結し、前記第2プレート(61)に後ステー(74)を2つの後連結部材(78)で連結し、前記回転軸(30)に軸心視において、回転方向の上手側に位置する前記前連結部材(77)と後連結部材(78)を、下手側に延在するドラム側板(59)を上手側に延在した第1仮想線(L1)よりも上手側に設け、前記回転軸(30)に軸心視において、回転方向の下手側に位置する前記前連結部材(77)と後連結部材(78)を、上手側に延在するドラム側板(59)を下手側に延在した第2仮想線(L2)よりも下手側に設けたことを特徴とする脱穀装置の扱胴である。
請求項記載の発明は、前記回転軸(30)に軸心視において、前記前連結部材(77)と後連結部材(78)を、前記回転軸(30)を中心として前記ドラム頂部(58)を結ぶ仮想円周線(L3)上に設けた請求項記載の脱穀装置の扱胴である。
請求項記載の発明は、前記支持部(72)を円筒状のパイプで形成し、前記扱歯(71)の基部をパイプの一側から他側に貫通させて固定した請求項1又は2記載の脱穀装置の扱胴である。
請求項記載の発明は、前記支持部(72)の内周部を、前記前ステー(73)と後ステー(74)の外周部に形成された半円弧状の開口部に沈込ませた請求項1〜のいずれか1項に記載の脱穀装置の扱胴である。
請求項記載の発明は、前記回転軸(30)における第1プレート(42)と第2プレート(61)の中間部に、左右方向の縦断面が六角形状の固定部(80)を連結し、前記ドラム(50)を、前記第1プレート(42)と固定部(80)に架設される左右方向の縦断面が六角形状の前ドラム(51)と、前記固定部(80)と第2プレート(61)に架設される左右方向の縦断面が六角形状の後ドラム(55)で形成し、前記支持部(72)の前後方向の中間部に、前記支持部(72)を固定部(80)に連結する中間ステー(75)を設け、前記中間ステー(75)の内周部に、前記固定部(80)の固定部頂部(83)から回転方向の上手側と下手側に延在する固定部側板(82)に平行な中間切欠部(75A)を形成した請求項1〜のいずれか1項に記載の脱穀装置の扱胴である。
請求項1記載の発明によれば、回転軸(30)に軸心視において、第1プレート(42)と第2プレート(61)におけるドラム(50)のドラム頂部(58)の外周部に、複数の扱歯(71)が立設された支持部(72)を設け、第1プレート(42)に支持部(72)の前部を前ステー(73)を介して連結し、第2プレート(61)に支持部(72)の後部を後ステー(74)を介して連結し、前ステー(73)における扱胴内周側の部位に、ドラム(50)のドラム頂部(58)が入り込む前切欠部(73A)を形成し、後ステー(74)における扱胴内周側の部位に、ドラム(50)のドラム頂部(58)が入り込む後切欠部(74A)を形成したので、支持部(72)をドラム(50)に近接させて設けて穀稈が支持部(72)に絡み付くのを防止して脱穀処理を効率良く行うことができる。
1プレート(42)に前ステー(73)を2つの前連結部材(77)で連結し、第2プレート(61)に後ステー(74)を2つの後連結部材(78)で連結し、回転軸(30)に軸心視において、回転方向の上手側に位置する前連結部材(77)と後連結部材(78)を、下手側に延在するドラム側板(59)を上手側に延在した第1仮想線(L1)よりも上手側に設け、回転軸(30)に軸心視において、回転方向の下手側に位置する前連結部材(77)と後連結部材(78)を、上手側に延在するドラム側板(59)を下手側に延在した第2仮想線(L2)よりも下手側に設けた延在するドラム側板(59)を下手側に延在した第2仮想線(L2)よりも下手側に設けたので、前連結部材(77)と後連結部材(78)の径方向の突出を抑制して、穀稈が前連結部材(77)と後連結部材(78)に絡み付くのを防止することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明による効果に加えて、回転軸(30)に軸心視において、前連結部材(77)と後連結部材(78)を、回転軸(30)を中心としてドラム頂部(58)を結ぶ仮想円周線(L3)上に設けたので、前連結部材(77)と後連結部材(78)の径方向の突出をより抑制して、穀稈が前連結部材(77)と後連結部材(78)に絡み付くのをより防止することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、支持部(72)を円筒状のパイプで形成し、扱歯(71)の基部をパイプの一側から他側に貫通させて固定したので、支持部(72)に扱歯(71)が強固に固定されて扱歯(71)の変形を防止することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項1〜のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、支持部(72)の内周部を、前ステー(73)と後ステー(74)の外周部に形成された半円弧状の開口部に沈込ませたので、穀稈が支持部(72)に穀稈が絡み付くのをより防止することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項1〜のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、回転軸(30)における第1プレート(42)と第2プレート(61)の中間部に、左右方向の縦断面が六角形状の固定部(80)を連結し、ドラム(50)を、第1プレート(42)と固定部(80)に架設される左右方向の縦断面が六角形状の前ドラム(51)と、固定部(80)と第2プレート(61)に架設される左右方向の縦断面が六角形状の後ドラム(55)で形成し、支持部(72)の前後方向の中間部に、支持部(72)を固定部(80)に連結する中間ステー(75)を設け、中間ステー(75)の内周部に、固定部(80)の固定部頂部(83)から回転方向の上手側と下手側に延在する固定部側板(82)に平行な中間切欠部(75A)を形成したので、支持部(72)を強固に固定されて支持部(72)の変形を防止することができる。
コンバインの正面図である。 コンバインの左側面図である。 コンバインの平面図である。 脱穀装置の前後方向の縦断面図である。 扱胴の側面図である。 同扱胴の組立説明図である。 同扱胴のロータの前部の正面図である。 同扱胴のロータの中間部の正面図である。
図1〜3に示すように、汎用コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取前処理装置3が設けられ、刈取前処理装置3の後方左側に収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取前処理装置3の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側にエンジンを内装するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側に脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ8が設けられている。
刈取前処理装置3は、圃場の穀稈を起立させながら後側に搬送する搬送装置3Aと、搬送装置3Aの後側下部に搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置3Bと、搬送装置3Aの後側に搬送された穀稈を左側に寄せ集めるオーガ装置3Cと、寄せ集められた穀稈を脱穀装置4に搬送するフィーダハウス3Dから構成されている。
図4に示すように、脱穀装置4は、穀稈を脱穀する扱室10と、脱穀された穀粒を選別する選別室20から形成されている。
扱室10の前後壁には、フィーダハウス3Dから搬送されてくる穀稈を脱穀する扱胴11が架設され、扱胴11の下側には、扱胴11の外周下部に沿って半円弧形状に形成された受網12が設けられている。また、扱胴11の上部は、開閉可能な扱胴カバー(図示省略)で覆われており、扱胴カバーの内周部には、穀稈を扱室10の後部に案内する送塵板が設けられている。
選別室20の上部には、扱室10から漏下してくる穀粒を選別処理する揺動選別装置21が設けられている。揺動選別装置21の下部には、前側から順に、揺動選別装置21に選別風を送風する唐箕25と、唐箕25の後方に選別風の送風方向を変更する風割26と、揺動選別装置21から漏下してくる穀粒をグレンタンク7に搬送する1番螺旋27と、揺動選別装置21の後部から漏下してくる枝梗等が付着した穀粒を2番処理室に搬送する2番螺旋28が設けられている。
図5,6に示すように、扱胴11は、扱室10の前後壁に回転自在に架設される回転軸30と、回転軸30の前部に支持された中空の円錐台形状のインペラ40と、回転軸30におけるインペラ40の後側に支持された中空の六角筒形状のドラム50と、回転軸30におけるドラム50の後側に支持された中空の円筒状の円筒ドラム60と、ドラム50の外周部に円周方向に所定角度を隔てて設けられた前後方向に延在する扱歯支持杆のロータ70から形成されている。
(回転軸)
回転軸30の前端部には、インペラ40の前板41が連結される円形状の前端板31が設けられ、回転軸30の前部には、インペラ40の後板(請求項における「第1プレート」)42が連結される円形状の前板32が設けられ、回転軸30の後端部には、円筒ドラム60の前板61が連結される円形状の後板34が設けられている。
回転軸30における前板32と後板34の前後方向の中間部には円形状の中板33が設けられ、中板33の後面には、ロータ70の前後方向の中間部を支持する中空の六角筒形状の固定部80が設けられている。
固定部80の前板81の前面は、回転軸30の中板33の後面に、前板81の後方から前方に挿入されたボルトによって連結され、円筒ドラム60の前板61の前面は、回転軸30の後板34の後面に、前板61の後方から前方に挿入されたボルトによって連結されている。
(インペラ)
インペラ40は、円形状の前板41と、前板41よりも径が大きい円形状の後板42と、前板41と後板42の外周部を連結する測板43から形成されている。
側板43の外周面には、インペラ40の前部に搬送された穀稈をインペラ40の後部に搬送する上下一対の搬送螺旋44が立設されている。これにより、インペラ40に移送されてきた穀稈をインペラ40の前部から後部に効率よく搬送してロータ70に移送することができる。
搬送螺旋44の前面には、円周方向に所定角度を隔てて側板43と搬送螺旋44の前面下部を連結する略三角形状の補強リブ45が設けられている。これにより、搬送螺旋44の剛性を高めて、穀稈から搬送螺旋44に加わる負荷による搬送螺旋44の変形を抑制することができる。
回転軸30の前端板31の前面は、インペラ40の前板41の後面に、前板41の前方から後方に挿入される締結手段であるボルトによって連結され、回転軸30の前板32の前面は、インペラ40の後板42の後面に、前板32の後方から前方に挿入されるボルトによって連結されている。
(ドラム)
ドラム50は、インペラ40の後板42と固定部80の前板81に連結される左右方向の縦断面が六角形状の前ドラム51と、固定部80の側板82と円筒ドラム60の前板(請求項における「第2プレート」)61に連結される左右方向の縦断面が六角形状の後ドラム55から形成されている。
前ドラム51は、前ドラム51の一側を形成する上側前ドラム52と他側を形成する下側前ドラム53から形成されている。なお、上側前ドラム52の側板59Aの下端部と下側前ドラム53は側板59Aの上端部をボルトで連結することにより前ドラム51を形成することができる。これにより、前ドラム51を容易に形成することができる。
上側前ドラム52の前端部には、径方向の内側に向かって延在する上側前連結部52Aが形成され、上側前ドラム52の後端部には、径方向の内側に向かって延在する上側後連結部52Bが形成されている。また、下側前ドラム53の前端部には、径方向の内側に向かって延在する下側前連結部53Aが形成され、下側前ドラム53の後端部には、径方向の内側に向かって延在する下側後連結部53Bが形成されている。これにより、前ドラム51を上側前連結部52Aと下側前連結部53Aを介してインペラ40の後板42に容易に連結することができ、上側後連結部52Bと下側後連結部53Bを介して固定部80の前板81に容易に連結することができる。
上側前ドラム52の上側頂部58Aから回転方向の上手側に延在する側板59Aと下手側に延在する側板59Aには、開口部52Cが形成され、開口部52Cは、着脱自在な左右方向の縦断面が三角形状の覆い材52Dで覆われている。また、下側前ドラム53の下側頂部58Aから回転方向の上手側に延在する側板59Aと下手側に延在する側板59Aには、開口部53Cが形成され、開口部53Cは、着脱自在な左右方向の縦断面が三角形状の覆い材53Dで覆われている。これにより、開口部52C、53Cから器具を挿入して、前ドラム51をインペラ40の後板42と固定部80の前板81に容易に連結することができる。なお、インペラ40から移送されてくる穀稈を効率よく後方に搬送するために、前ドラム51の頂部58Aをインペラ40の搬送螺旋44の終端部の後方に位置させるのが好ましい。
前ドラム51の上側前連結部52Aと下側前連結部53Aの前面は、インペラ40の後板42の後面に、上側前連結部52Aと下側前連結部53Aの後方から前方に挿入されるボルトによって連結されている。また、前ドラム51の上側後連結部52Bと下側後連結部53Bの後面は、固定部80の前板81の前面に、前板81の後方から前方に挿入されるボルトによって連結されている。
後ドラム55は、後ドラム55の一側を形成する上側後ドラム56と他側を形成する下側後ドラム57から形成されている。なお、上側後ドラム56の側板59Bの下端部と下側後ドラム57は側板59Bの上端部をボルトで連結することにより後ドラム55を形成することができる。これにより、後ドラム55を容易に形成することができる。なお、本実施形態においては、前ドラム51と後ドラム55の径方向の大きさを同一にしているが、後ドラム55の径方向の大きさを前ドラム51よりも小さく形成することもできる。
上側後ドラム56の後端部には、径方向の内側に向かって延在する上側後連結部56Bが形成されている。また、下側後ドラム57の後端部には、径方向の内側に向かって延在する下側後連結部57Bが形成されている。これにより、後ドラム55を上側後連結部52Bと下側後連結部53Bを介して円筒ドラム60の前板61に容易に連結することができる。なお、上側後ドラム56に上側前ドラム52と同様な開口部を形成し、下側後ドラム57に下側前ドラム53と同様な開口部を形成することもできる。
後ドラム55の前部の内周面は、固定部80の側板82の外周面に、後ドラム55の前部の径方向の外方から内方に挿入されるボルトによって連結されている。また、後ドラム55の上側後連結部56Bと下側後連結部57Bの後面は、円筒ドラム60の前板61の前面に、前板61の後方から前方に挿入されるボルトによって連結されている。
(円筒ドラム)
円筒ドラム60は、円形状の前板61と、前板61の後面に形成された円筒状の筒部62と、筒部62の後部を覆う円形状の覆い材63と、覆い材63の後面に装着される前後方向の縦断面がチェンネル形状の後板64から形成されている。これにより、扱胴11に搬送されてきた穀稈が回転軸30の後部に巻き付くのを防止することができる。
(ロータ)
ロータ70は、複数の丸棒状の扱歯71と、扱歯71の基部を支持する丸パイプ状の支持部72と、支持部72の前部に連結された前後方向の縦断面がアングル形状の前ステー73と、支持部72の後部に連結された前後方向の縦断面がアングル形状の後ステー74と、支持部72の前後方向の中心部に連結された前後方向の縦断面がチェンネル形状の中間ステー75から形成されている。これにより、ロータ70の前部を前ステー73を介してインペラ40の後板42に容易に連結することができ、ロータ70の後部を後ステー74を介して円筒ドラム60の前板61に容易に連結することができ、ロータ70の前後方向の中間部を中間ステー75を介して固定部80の側板81に容易に連結することができる。
支持部72には、前後方向に所定の間隔を隔てて扱歯71が支持され、支持部72の後部には、穀稈を扱胴11の後部から外部に勢いよく排出するために板形状の跳ね出し板76が着脱自在に支持されている。これにより、ドラム50の後部に搬送されてきた穀稈を扱胴11の外部に勢いよく放出することができる。
ロータ70の前ステー73の前面は、インペラ40の後板42の後面に、前ステー73の後方から前方に挿入されるボルトによって連結されている。また、ロータ70の後ステー74の後面は、円筒ドラム60の前板61の前面に、後ステー74の前方から後方に挿入されるボルトによって連結されている。
ロータ70の中間ステー75の内周面は、固定部80の側板82の外周面に、中間ステー75の径方向の外方から内方に挿入されるボルトによって連結されている。また、中間ステー75の径方向の長さは、前ステー73と後ステー74の径方向の長さよりも長く形成されている。これにより、ドラム50とロータ70の間に形成される空間の連続性を確保して、穀稈をドラム50の外周面に沿って後方に効率よく搬送することができる。
図7に示すように、支持部72の前ステー73は、インペラ40の後板42における前ドラム51の頂部58Aの外周部に近接して連結されている。また、前ドラム51の頂部58Aに対向する前ステー73の内周部には、前ドラム51の頂部58Aから回転方向の上手側に延在する側板59Aと下手側に延在する側板59Aに平行になるように前切欠部73Aが形成されている。これにより、前ドラム51の頂部58Aに支持部72の前ステー73を近接させて連結することができ、インペラ40の後板42に支持部72の前ステー73を連結するボルト(請求項における「前連結部材」)77の径方向の突出を抑制してボルト77に穀稈が絡まるのを防止することができる。
インペラ40の後板42に支持部72の前ステー73を連結する回転方向の上手側のボルト77は、前ドラム51の頂部58Aの回転方向の下手側の側板59Aを回転方向の上手側に延在する第1仮想線L1よりも回転方向の上手側に設け、インペラ40の後板42に支持部72の前ステー73を連結する回転方向の下手側のボルト77は、前ドラム51の頂部58Aの回転方向の上手側の側板59Aを回転方向の下手側に延在する第2仮想線L2よりも回転方向の下手側に設けるのが好ましい。これにより、インペラ40の後板42に支持部72の前ステー73を連結するボルト77の径方向の突出をより抑制してボルト77に穀稈が絡まるのをより防止することができる。
また、インペラ40の後板42に支持部72の前ステー73を連結する回転方向の上手側のボルト77と下手側のボルト77を、前ドラム51の中心を中心として前ドラム51の頂部58Aを結ぶ仮想円周線L3上に位置させるのが好ましい。これにより、インペラ40の後板42に支持部72の前ステー73を連結するボルト77の径方向の突出をさらに抑制してボルト77に穀稈が絡まるのをさらに防止することができる。
同様に、支持部72の後ステー74は、円筒ドラム60の前板61における後ドラム55の頂部58Bの外周部に近接して連結されている。また、後ドラム55の頂部58Bに対向する後ステー74の内周部には、後ドラム55の頂部58Bから回転方向の上手側に延在する側板59Bと下手側に延在する側板59Bに平行になるように後切欠部74Aが形成されている。これにより、後ドラム55の頂部58Bに支持部72の後ステー74を近接させて連結することができ、円筒ドラム60の前板61に支持部72の後ステー74を連結するボルト(請求項における「後連結部材」)78の径方向の突出を抑制してボルト78に穀稈が絡まるのを防止することができる。
円筒ドラム60の前板61に支持部72の後ステー74を連結する回転方向の上手側のボルト78は、後ドラム55の頂部58Bの回転方向の下手側の側板59Bを回転方向の上手側に延在する仮想線L1よりも回転方向の上手側に設け、円筒ドラム60の前板61に支持部72の後ステー74を連結する回転方向の下手側のボルト78は、後ドラム55の頂部58Bの回転方向の上手側の側板59Bを回転方向の下手側に延在する仮想線L2よりも回転方向の下手側に設けるのが好ましい。これにより、円筒ドラム60の前板61に支持部72の後ステー74を連結するボルト78の径方向の突出をより抑制してボルト78に穀稈が絡まるのをより防止することができる。
また、円筒ドラム60の前板61に支持部72の後ステー74を連結する回転方向の上手側のボルト78と下手側のボルト78を、後ドラム55の中心を中心として後ドラム55の頂部58Bを結ぶ仮想円周線L3上に位置させるのが好ましい。これにより、円筒ドラム60の前板61に支持部72の後ステー74を連結するボルト78の径方向の突出をさらに抑制してボルト78に穀稈が絡まるのをさらに防止することができる。なお、本明細書においては、頂部58Aと頂部58Bを総称して頂部(請求項における「ドラム頂部」)58といい、側板59Aと側板59Bを総称して側板(請求項における「ドラム側板」)59という。
図8に示すように、支持部72の中間ステー75は、固定部ラ80の頂部(請求項における「固定部頂部」)83に連結されている。また、固定部ラ80の頂部83に対向する中間ステー75の内周部には、固定部ラ80の頂部83から回転方向の上手側に延在する側板(請求項における「固定部側板」)82と下手側に延在する側板82に平行になるように中間切欠部75Aが形成されている。これにより、固定部80の頂部83に支持部72の中間ステー75を係合させて強固に連結することができる。
図7,8に示すように、扱歯71は、回転方向に対して所定の後退角を持って、支持部72に支持されている。これにより、インペラ40からドラム50に移送されてきた穀稈をドラム50の前部から後部に効率よく搬送することができる。なお、図中の矢印は、扱胴11の回転方向を示している。
扱歯71は、支持部72の外周部と内周部の2箇所に支持されている。これにより、扱歯71を支持部72に強固に固定することができる。また、支持部72の前下部は、前ステー73の外周部に形成された半円弧状の溝内に固定され、支持部72の中間下部は、中間ステー75の外周部に形成された半円弧状の溝内に固定され、支持部72の後下部は、後ステー74の外周部に形成された半円弧状の溝内に固定されている。これにより、支持部72を前ステー73と、中間ステー75と、後ステー74で強固に支持することができる。
30 回転軸
42 後板(第1プレート)
50 ドラム
51 前ドラム
55 後ドラム
58 頂部(ドラム頂部)
59 側板(ドラム側板)
61 前板(第2プレート)
71 扱歯
72 支持部
73 前ステー
73A 前切欠部
74 後ステー
74A 後切欠部
75 中間ステー
75A 中間切欠部
77 ボルト(前連結部材)
78 ボルト(後連結部材)
80 固定部
82 側板(固定部側板)
83 頂部(固定部頂部)
L1 第1仮想線
L2 第2仮想線
L3 仮想円周線

Claims (5)

  1. 前後方向に延在する回転軸(30)の前部に円形状の第1プレート(42)を設け、該回転軸(30)の後部に円形状の第2プレート(61)を設け、前記第1プレート(42)と第2プレート(61)に左右方向の縦断面が六角形状のドラム(50)を架設した脱穀装置の扱胴において、
    前記回転軸(30)に軸心視において、前記第1プレート(42)と第2プレート(61)におけるドラム(50)のドラム頂部(58)の外周部に、複数の扱歯(71)が立設された支持部(72)を設け、
    前記第1プレート(42)に支持部(72)の前部を前ステー(73)を介して連結し、
    前記第2プレート(61)に支持部(72)の後部を後ステー(74)を介して連結し、
    前記前ステー(73)における扱胴内周側の部位に、前記ドラム(50)のドラム頂部(58)が入り込む前切欠部(73A)を形成し、
    前記後ステー(74)における扱胴内周側の部位に、前記ドラム(50)のドラム頂部(58)が入り込む後切欠部(74A)を形成し
    前記第1プレート(42)に前ステー(73)を2つの前連結部材(77)で連結し、
    前記第2プレート(61)に後ステー(74)を2つの後連結部材(78)で連結し、
    前記回転軸(30)に軸心視において、回転方向の上手側に位置する前記前連結部材(77)と後連結部材(78)を、下手側に延在するドラム側板(59)を上手側に延在した第1仮想線(L1)よりも上手側に設け、
    前記回転軸(30)に軸心視において、回転方向の下手側に位置する前記前連結部材(77)と後連結部材(78)を、上手側に延在するドラム側板(59)を下手側に延在した第2仮想線(L2)よりも下手側に設けたことを特徴とする脱穀装置の扱胴。
  2. 前記回転軸(30)に軸心視において、前記前連結部材(77)と後連結部材(78)を、前記回転軸(30)を中心として前記ドラム頂部(58)を結ぶ仮想円周線(L3)上に設けた請求項記載の脱穀装置の扱胴。
  3. 前記支持部(72)を円筒状のパイプで形成し、前記扱歯(71)の基部をパイプの一側から他側に貫通させて固定した請求項1又は2記載の脱穀装置の扱胴。
  4. 前記支持部(72)の内周部を、前記前ステー(73)と後ステー(74)の外周部に形成された半円弧状の開口部に沈込ませた請求項1〜のいずれか1項に記載の脱穀装置の扱胴。
  5. 前記回転軸(30)における第1プレート(42)と第2プレート(61)の中間部に、左右方向の縦断面が六角形状の固定部(80)を連結し、
    前記ドラム(50)を、前記第1プレート(42)と固定部(80)に架設される左右方向の縦断面が六角形状の前ドラム(51)と、前記固定部(80)と第2プレート(61)に架設される左右方向の縦断面が六角形状の後ドラム(55)で形成し、
    前記支持部(72)の前後方向の中間部に、前記支持部(72)を固定部(80)に連結する中間ステー(75)を設け、
    前記中間ステー(75)の内周部に、前記固定部(80)の固定部頂部(83)から回転方向の上手側と下手側に延在する固定部側板(82)に平行な中間切欠部(75A)を形成した請求項1〜のいずれか1項に記載の脱穀装置の扱胴。
JP2019232517A 2019-12-24 2019-12-24 脱穀装置の扱胴 Active JP6975411B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019232517A JP6975411B2 (ja) 2019-12-24 2019-12-24 脱穀装置の扱胴

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019232517A JP6975411B2 (ja) 2019-12-24 2019-12-24 脱穀装置の扱胴

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021100387A JP2021100387A (ja) 2021-07-08
JP6975411B2 true JP6975411B2 (ja) 2021-12-01

Family

ID=76650871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019232517A Active JP6975411B2 (ja) 2019-12-24 2019-12-24 脱穀装置の扱胴

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6975411B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230058795A (ko) 2021-10-25 2023-05-03 경상국립대학교산학협력단 두류작물 타격강도 측정기

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6187523B2 (ja) * 2015-03-30 2017-08-30 井関農機株式会社 脱穀装置
CN107613753A (zh) * 2015-06-19 2018-01-19 洋马株式会社 脱粒筒
JP6608751B2 (ja) * 2016-03-30 2019-11-20 ヤンマー株式会社 扱胴
JP6995132B2 (ja) * 2017-10-31 2022-01-14 三菱マヒンドラ農機株式会社 扱胴
DE102017011801A1 (de) * 2017-12-20 2019-06-27 Claas Selbstfahrende Erntemaschinen Gmbh Mähdrescher

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021100387A (ja) 2021-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7209236B1 (ja) 脱穀装置の扱胴
JP6975411B2 (ja) 脱穀装置の扱胴
JP2012231703A (ja) コンバインの扱胴
JP7057906B1 (ja) 脱穀装置の扱胴
JP7288621B1 (ja) 脱穀装置の扱胴
JP6880517B2 (ja) 脱穀装置の扱胴
EP3804498A1 (en) Threshing cylinder
JP2017212967A (ja) コンバイン
JP6994175B2 (ja) 脱穀装置の扱胴
JP2023026613A (ja) コンバイン
JP6982810B2 (ja) コンバインの脱穀装置
JP2021029195A (ja) 脱穀装置の扱胴
JP2021029196A (ja) 脱穀装置の扱胴
JP6980602B2 (ja) 脱穀装置
JP4782708B2 (ja) コンバイン
JP6931494B1 (ja) コンバインの脱穀装置
JP7101466B2 (ja) 脱穀装置
CN112438124A (zh) 脱粒装置的处理筒
JP2023177667A (ja) 汎用コンバインの脱穀装置
JP7457897B1 (ja) コンバイン
JP2024034763A (ja) 汎用コンバインの脱穀装置
JP2020178594A (ja) 脱穀装置の扱胴
JP7386405B2 (ja) 脱穀装置
JP7412290B2 (ja) 収穫機
JP2018068145A (ja) 脱穀装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6975411

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150