JP6975030B2 - 防振装置及び防振構造 - Google Patents

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本発明は、防振装置及び防振構造に関するものである。
一般に、防振装置として、内筒と、該内筒の外方に配置される外筒と、それら内筒と外筒との間に介在される弾性部材(弾性体)と、を備えるものが知られている。
例えば特許文献1には、内筒部材と、該内筒部材の径方向外方に配置されて内周面及び外周面がストレートな円筒部を有し、少なくとも軸方向の一端側で外周面が先端に向けて先細り状態に傾斜した挿入端部を設けている樹脂製の外筒部材と、上記内筒部材と外筒部材の間に配設されて、該内筒部材と外筒部材間とを弾性的に連結する略筒状の弾性体部とを備えてなり、上記外筒部材が上記挿入端部側から筒状の取付部材の軸孔に圧入されて該軸孔に固定される防振装置において、上記挿入端部の根元部から軸方向先端側の所定範囲の肉厚を、上記円筒部の肉厚より厚くしたことを特徴とする防振装置が開示されている。これにより、外筒部材を、取付部材の軸孔へ圧入固定したとき、挿入端部に亀裂等を発生しないようにすることができる。
特開2002−286064号公報
ところで、特許文献1のものでは、内筒の中空部に振動源側又は振動受け側に締結するための締結部材が挿通されるが、その締結部材の挿通方向の向き(内筒の締結面の向き)を現在の状態と略直角をなす向きにすることが要求される場合、内筒及び外筒の軸方向の向きを現状と略直角をなす向きにする必要があり、ばね特性のバランスを要求されるバランスに維持できない。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、防振装置において、締結部材の挿入方向の向きを要求される向きにしながら、ばね特性のバランスを要求されるバランスに維持することにある。
上記の目的を達成するために、第1の発明では、軸部と、軸方向が該軸部の軸方向と略直交するように該軸部に設けられ、中空部に振動源側又は振動受け側に締結するための締結部材が挿入される筒部とを有する内側部材と、軸方向が上記軸部の軸方向と略一致するように該軸部の周囲に設けられ、上記筒部に対応する部分に開口が形成された外筒部材と、上記軸部と上記外筒部材との間に設けられた弾性体とを備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、防振装置が、内側部材の軸部と、軸方向が軸部の軸方向と略一致するように軸部の周囲に設けられた外筒部材と、軸部と外筒部材との間に設けられた弾性体とを備えるので、これらの軸部、外筒部材及び弾性体がなす構成は、内筒と外筒と弾性体とを備えた従来の防振装置と同様の構成となる。よって、従来の防振装置と同様のばね特性のバランスとすることができ、ばね特性のバランスを要求されるバランスに維持することができる。
また、締結部材が挿入される内側部材の筒部が、軸部の軸方向と略直交するように軸部に設けられているので、締結部材の挿入方向の向きを内側部材の軸部及び外筒部材の軸方向の向きと略直角をなす向きにすることができる。
以上より、締結部材の挿入方向の向きを要求される向き(内側部材の軸方向及び外筒部材の軸方向の向きと略直角をなす向き)にしながら、ばね特性のバランスを要求されるバランスに維持することができる。
第2の発明では、第1の発明において、上記筒部は、その軸方向端面が上記外筒部材の軸方向から見たときに該外筒部材よりも内側に位置していることを特徴とする。
上記の構成によれば、筒部の軸方向端面が、外筒部材の軸方向から見たときに外筒部材よりも内側に位置しているので、筒部は外筒部材から突出せず、防振装置をコンパクトにすることができる。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、上記開口は、上記外筒部材において上記筒部に対応する部分から周方向両側に延びるように形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、外筒部材の開口が、外筒部材において筒部に対応する部分から周方向両側に延びるように形成されているので、筒部が、外筒部材の中心軸を中心に該中心軸方向と直交する方向に十分に回動することができる。
第4の発明では、第1〜第3のいずれか1つの発明において、上記防振装置と、上記防振装置が収容される収容孔が形成されるとともに、上記筒部に対応する部分に開口が形成された収容部材とを備え、上記収容孔は、その中心軸方向が上記軸部の軸方向と略一致することを特徴とする。
上記の構成によれば、第1の発明と同様の作用効果を得ることができる。
第5の発明では、軸部と、軸方向が該軸部の軸方向と略直交するように該軸部に設けられ、中空部に振動源側又は振動受け側に締結するための締結部材が挿入される筒部とを有する内側部材と、弾性体とを備えた防振装置と、上記防振装置が収容される収容孔が形成されるとともに、上記筒部に対応する部分に開口が形成された収容部材とを備え、上記収容孔は、その中心軸方向が上記軸部の軸方向と略一致し、上記弾性体は、上記軸部の外周面と上記収容孔の内周面との間に設けられていることを特徴とする。
上記の構成によれば、第1の発明と同様の作用効果を得ることができる。
以上のように、本発明によれば、締結部材の挿入方向の向きを要求される向きにしながら、ばね特性のバランスを要求されるバランスに維持することができる。
本発明の実施形態1に係る防振装置を示す斜視図である。 防振装置を示す側面図である。 図2のIII−III線矢視断面図である。 図2のIV−IV線矢視断面図である。 図3のV−V線矢視断面図である。 ロアアームに防振装置を圧入する前の状態を示す斜視図である。 実施形態2に係る防振装置を示す図1相当図である。 実施形態3に係る防振装置を示す図1相当図である。 実施形態3の内側部材を示す斜視図である。 その他の実施形態に係る防振装置を示す図1相当図である。 図10に示す防振装置をトルクロッドに収容した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<実施形態1>
本発明の実施形態に係る防振装置Aは、自動車のフロントサスペンションに用いられ、車両走行時の車輪の振動を減衰するようになっている。防振装置Aは、図1〜図5に示すように、十字形状の内側部材1と、この内側部材1の外周囲に離間して設けられた外筒部材2と、これら両部材1,2の間に設けられ、両部材1,2を互いに連結するゴム弾性体(弾性体)3とを備える。防振装置Aは、外筒部材2の軸方向が車両前後方向に一致するように配置されている。
内側部材1は、円柱状の軸部11と、無蓋無底の円筒状の筒部12とを有する金属製の部材であり、軸部11及び筒部12は、一体に形成されている。軸部11は、図2及び図3に示すように、その軸方向長さが外筒部材2よりも長くなっていて、軸方向両端が外筒部材2から突出している。筒部12は、その軸方向が軸部11の軸方向と略直交するように軸部11の軸方向中央部に配置されている。筒部12は、その軸方向各端面12a,12bから軸部11の中心軸までの距離が軸部11の軸方向と直交する方向に関して略同一になるように形成されている。筒部12は、図3及び図5に示すように、その軸方向両端面12a,12bが、外筒部材2の軸方向から見たときに外筒部材2よりも内側に位置している。筒部12には、車体側フレーム(振動受け側)に締結するためのボルト8(締結部材)を挿通するための中空部12cが形成されている。この中空部12cは、筒部12の内部に、その断面が円形になるように軸方向に貫通して形成されている。なお、ボルト8は図3にのみ図示している。
外筒部材2は、図6に示すように、後述するロアアームB(振動源側)の収容孔5に圧入される金属製の部材である。外筒部材2は、その軸方向が軸部11の軸方向と略一致するように、軸部11の周囲に離間して配置されている。外筒部材2は、図1及び図2に示すように、周方向に二等分されて、2つの半筒2a,2bからなる。これらの半筒2a,2bの間には、隙間21が形成されていて、半筒2a,2aの周方向端部同士が互いに接触しないようになっている。外筒部材2には、筒部12の軸方向両端面12a,12bが外部に露出するように筒部12の軸方向両端面12a,12b(軸方向両側部分)に対応する部分に開口22がそれぞれ形成されている。この開口22は、筒部12が外筒部材2の中心軸を中心に該中心軸方向と直交する方向に回動可能になるように、外筒部材2において筒部12の軸方向両端面12a,12bに対応する部分から周方向両側に延びるように略楕円状に形成されている。開口22の長軸及び短軸の長さは、筒部12の直径よりも大きく、開口22からは、筒部12の端面12a,12b及び以下に詳述するゴム弾性体3の外周面の一部が露出している。
ゴム弾性体3は、図3〜図5に示すように、防振のために軸部11の外周面と外筒部材2の内周面との間に配置されている。ゴム弾性体3は、内側部材1の軸部11の外周面及び筒部12の外周面と、外筒部材2の内周面とそれぞれ加硫接着によって接合されている。ゴム弾性体3における外筒部材2の隙間21,21に対応する部分には、外筒部材2の軸方向に溝31,31が形成されている。ゴム弾性体3における外筒部材2の軸方向両端面には、軸部11の軸方向両端部を周方向に囲むように円環状の凹部32がそれぞれ形成されている。防振装置Aがロアアームに圧入される際のゴム弾性体3の変形を許容し、変形したゴム弾性体3の逃げのためのものである。
上述の如く構成された防振装置Aは、ロアアームBの収容孔5に圧入される前、外筒部材2が絞り変形される。このとき、外筒部材2の隙間21及びゴム弾性体3の溝31は小さくなり、外筒部材2は略円筒状となる。また、外筒部材2の絞り変形に伴ってゴム弾性体3も変形し、凹部32も小さくなる。
図6に示すように、フロントサスペンションは、ロアアームBを備える。このロアアームBの車両前端面には、円柱状の収容孔5が形成されている。この収容孔5は、防振装置Aを収容するためのものであり、その中心軸方向が軸部11(外筒部材2)の軸方向と略一致するように形成されている。収容孔5の中心軸方向長さは、軸部11の軸方向長さと略同じである。ロアアームBの上面及び下面には、筒部12の軸方向両端面12a,12bに対応する部分(外筒部材2の開口22,22に対応する部分)に円状の開口6,6がそれぞれ形成されている。この開口6の大きさは、筒部12の中空部12cに挿入されるボルト8が振動した場合に、ボルト8の動きを許容して、ロアアームBにボルト8が接触しない程度の大きさに設定される。
そして、防振装置Aは、収容孔5の開口からその中心軸方向(図6の点線矢印方向)に圧入されて収容される。このとき、筒部12の軸方向両端面12a,12bは、開口6,6から外部に露出し、防振装置Aの圧入方向と筒部12の中空部12cに挿通されるボルト8の挿通方向は、略直交した状態となる。
−効果−
以上より、本実施形態によれば、防振装置Aが、内側部材1の軸部11と、軸方向が軸部11の軸方向と略一致するように軸部11の周囲に設けられた外筒部材2と、軸部11と外筒部材2との間に設けられたゴム弾性体3とを備えるので、これらの軸部11、外筒部材2及びゴム弾性体3がなす構成は、内筒と外筒とゴム弾性体とを備えた従来の防振装置と同様の構成となる。よって、従来の防振装置と同様のばね特性のバランスとすることができ、ばね特性のバランスを要求されるバランスに維持することができる。
また、ボルト8が挿通される内側部材1の筒部12が、軸部11の軸方向と略直交するように軸部11に設けられているので、ボルト8の挿通方向の向きを内側部材1の軸部11及び外筒部材2の軸方向の向きと略直角をなす向きにすることができる。
以上より、ボルト8の挿通方向の向きを要求される向き(内側部材1の軸方向及び外筒部材2の軸方向の向きと略直角をなす向き)にしながら、ばね特性のバランスを要求されるバランスに維持することができる。
上記実施形態によれば、筒部12の軸方向両端面12a,12bが、外筒部材2の軸方向から見たときに外筒部材2よりも内側に位置しているので、筒部12は外筒部材2から突出せず、防振装置Aをコンパクトにすることができる。また、筒部12の軸方向両端面12a,12bが外筒部材2よりも外側に突出しているときに比べ、防振装置AをロアアームBの収容孔5に圧入する際、筒部12がその圧入の妨げとならないため、収容孔5を小さくすることができる。
上記実施形態によれば、外筒部材2の開口22が、外筒部材2において筒部12の軸方向両側部分に対応する部分から周方向両側に延びるように形成されているので、筒部12が、外筒部材2の中心軸を中心に該中心軸方向と直交する方向に十分に回動することができる。
ところで、自動車のフロントサスペンションに用いられる防振装置において、従来の防振装置のように、内筒に挿通される締結部材の挿通方向と防振装置の、ロアアームの収容部材への圧入方向とが一致する場合、収容部材をロアアームに車両前後方向と防振装置の圧入方向とが一致するように溶接することが考えられる。この場合、収容部材をロアアームに位置決めするための貫通状の位置決め孔をロアアームに形成する必要があるが、この位置決め孔によってロアアームの耐久性が低下する。また、重量の大きい自動車では、上記耐久性の点で、ロアアームを一般に鋳造する。
これに対し、耐久性の低下を抑制するため、上記位置決め孔を形成せず、ロアアーム自体に防振装置を収容するための収容孔を上下方向(車両前後方向と略直交する方向)に形成し、この収容孔に従来の防振装置を圧入することが考えられるが、この場合、ばね特性のバランスが崩れ、操縦安定性に影響を与える。
ここで、上記実施形態によれば、上述したように、ボルト8の挿通方向の向きを要求される向き(内側部材1の軸方向及び外筒部材2の軸方向の向きと略直角をなす向き)にしながら、ばね特性のバランスを、要求される従来の防振装置と同様のバランスに維持することができるので、耐久性を維持しながら、操縦安定性に影響を与えない。これにより、重量の大きい自動車に適用されるロアアームを鈑金化することができる。
<実施形態2>
図7は、本発明の実施形態2に係る防振装置を示す図1相当図である。なお、この実施形態では、図1〜図6と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
実施形態1では、防振装置Aは外筒部材2を備えているが、本実施形態では、これを備えていない。本実施形態では、ゴム弾性体3の外径は、実施形態1のゴム弾性体3の外径よりも大きく、ロアアームBの収容孔5の外径よりも少し大きい。そして、本実施形態の防振装置Aは、実施形態1と同様に、ロアアームBの収容孔5に圧入されて収容される。また、筒部12は、その軸方向両端部12a、12bが軸部11の軸方向から見たときにゴム弾性体3よりも内側に位置している。
その他の構成は実施形態1と同じであり、この実施形態でも実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
<実施形態3>
図8は、本発明の実施形態3を示す図1相当図である。なお、この実施形態では、図1〜図6と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
実施形態3に係る防振装置Aは、エンジンマウントである。防振装置Aは、図8に示すように、車両前後方向に間隔を空けて配置された第1外筒部材2及び第2外筒部材4を有するマウント本体と、該第1外筒部材2内に配設され、該第1外筒部材2の内周面に第1ゴム弾性体3を介して連結される内側部材1と、第2外筒部材4内に配置され、該第2外筒部材4の内周面に第2ゴム弾性体43を介して連結される内筒体41とを備えている。
実施形態1及び2では、筒部12は、無蓋無底の円筒状のものであるが、図9に示すように、本実施形態では、筒部12は、無蓋有底(上側のみ開口)の円筒状のものである。
実施形態1及び2では、筒部12は、軸部11から軸部11の軸方向と直交する方向の両側に突出しているが、本実施形態では、その一方側(上側)にのみ突出している。
筒部12の中空部12cに挿入されるボルト8は、エンジン側(振動源側)に締結される。筒部12の内周面には、雌ねじが切られ、この雌ねじ部と中空部12cに挿入されるボルト8とが螺合される。
その他の構成は実施形態1と同じであり、この実施形態でも実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態では、内側部材1は軸部11と筒部12とが一体に形成されているが、別体に形成してもよい。この場合、軸部11及び筒部12の材質を異なるものにしてもよい。
また、上記各実施形態では、軸部11は円柱状であるが、円筒状にしてもよい。
また、上記各実施形態では、筒部12の軸方向両端面12a,12bが外筒部材2の軸方向から見たときに外筒部材2よりも内側に又は軸部11の軸方向から見たときにゴム弾性体3よりも内側に位置しているが、軸方向両端面12a,12bの少なくとも一方が外筒部材2又はゴム弾性体3よりも外側に突出していてもよい。
また、上記実施形態1及び3では、外筒部材2は、周方向に二等分されているが、周方向に三等分以上にしてもよく、分割されていないものにしてもよく、外筒部材2の軸方向から見たときに略C字状のものにしてもよい。
また、上記各実施形態では、防振装置Aをサスペンション又はエンジンマウントに適用したが、トルクロッド等に適用してもよい。
また、上記各実施形態では、ゴム弾性体3の径方向厚さは均一であるが、ゴム弾性体3の形状は収容部材に適したものに変更してもよい。例えば、図10及び図11に示すように、トルクロッドCに圧入される、外筒部材2を備えていない防振装置Aでは、軸部11の軸方向両端部に、収容部材からの抜けを防止するためのフランジ部35,35が形成され、フランジ部35,35と軸方向内側に隣接する部分に、圧入時のゴム弾性体3の変形を許容するための窪み36,36が周方向に形成されてもよい。
また、上記実施形態1及び2では、筒部12は、その軸方向各端面12a,12bから軸部11の中心軸までの距離が軸部11の軸方向と直交する方向に関して略同一になるように形成されているが、その距離が異なるように形成されてもよい。
また、上記実施形態1及び3では、ゴム弾性体3は、内側部材1と外筒部材2との間に加硫接着によって接合されているが、圧入接着によって接合されてもよく、或いは、単に圧入されてもよい。
また、上記実施形態2では、ゴム弾性体3は、内側部材1にのみ加硫接着によって接合されているが、内側部材1とロアアームBの収容孔5との間に加硫接着又は圧入接着によって接合されてもよい。
A 防振装置
1 内側部材
11 軸部
12 筒部
12a,12b 端面
12c 中空部
2 外筒部材
22 開口
3 ゴム弾性体(弾性体)
B ロアアーム(収容部材)
5 収容孔
6 開口
8 ボルト(締結部材)

Claims (5)

  1. 軸部と、軸方向が該軸部の軸方向と略直交するように該軸部に設けられ、中空部に振動源側又は振動受け側に締結するための締結部材が挿入される筒部とを有する内側部材と、
    軸方向が上記軸部の軸方向と略一致するように該軸部の周囲に設けられ、上記筒部に対応する部分に開口が形成された外筒部材と、
    上記軸部と上記外筒部材との間に設けられた弾性体とを備えることを特徴とする防振装置。
  2. 請求項1において、
    上記筒部は、その軸方向端面が上記外筒部材の軸方向から見たときに該外筒部材よりも内側に位置していることを特徴とする防振装置。
  3. 請求項1又は2において、
    上記開口は、上記外筒部材において上記筒部に対応する部分から周方向両側に延びるように形成されていることを特徴とする防振装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、
    上記防振装置と、
    上記防振装置が収容される収容孔が形成されるとともに、上記筒部に対応する部分に開口が形成された収容部材とを備え
    上記収容孔は、その中心軸方向が上記軸部の軸方向と略一致することを特徴とする防振構造。
  5. 軸部と、軸方向が該軸部の軸方向と略直交するように該軸部に設けられ、中空部に振動源側又は振動受け側に締結するための締結部材が挿入される筒部とを有する内側部材と、弾性体とを備えた防振装置と、
    上記防振装置が収容される収容孔が形成されるとともに、上記筒部に対応する部分に開口が形成された収容部材とを備え、
    上記収容孔は、その中心軸方向が上記軸部の軸方向と略一致し、
    上記弾性体は、上記軸部の外周面と上記収容孔の内周面との間に設けられていることを特徴とする防振構造。
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