JP2018091463A - 防振ブッシュ - Google Patents

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Abstract

【課題】ブッシュ軸直角方向に関して、いずれの方向についても低バネの特性を設定することができ、互いに直交する2方向について互いに異なる特性を設定することができ、しかも部品点数や組立て工数を削減することができる防振ブッシュを提供する。
【解決手段】アウタースリーブと、このアウタースリーブの内周側に保持されたゴム状弾性体との組み合わせよりなり、ゴム状弾性体の内周面に円周上複数のリブ形状を設け、複数のリブ形状の内周側に相手取付部品を非接着で圧入装着することを特徴とする。また、ゴム状弾性体の円周上一部に、すぐり部を設けたことを特徴とする。また、円周上一部のリブ形状の長さを他の部分のリブ形状の長さよりも小さく設定したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、防振技術に係る防振ブッシュに関する。本発明の防振ブッシュは例えば、自動車用マウントブッシュとして用いられる。
従来から図3に示すように、インナースリーブ(内筒)52とアウタースリーブ(外筒)53とを有し、この両スリーブ52,53の間にゴム状弾性体54を加硫接着してなる構造の防振ブッシュ51が知られており、この防振ブッシュ51は、その軸方向、軸直角方向、ねじり方向および、こじり方向に各々の剛性を有している。
自動車用マウントブッシュとして用いられる防振ブッシュ51は主に、振動伝達の低減と車体やフレームの支持とを目的とするが、振動伝達低減には低剛性ゴム材料、支持には高剛性ゴム材料が適しているため、1つのブッシュ51において互いに異なる特性が求められる。
一般に、防振ブッシュ51はその構造からして、低剛性はせん断特性となる軸方向やねじり方向、高剛性は圧縮特性となる軸直角方向やこじり方向で入力を受けることにより要求特性に対する対応を行っているが、実機レイアウト上、要求特性とブッシュ組付け方向とを適合させることができない場合がある。
また、ブッシュ51の軸直角方向に関しては、車両の上下方向と左右方向とで互いに異なる特性が求められることがあり、この場合、従来は図示したように、ゴム状弾性体54の円周上一部(図では上下位置)に軸方向に貫通する空洞であるすぐり部55を設けることにより、対応している。
特開2006−90409号公報
しかしながら、この場合、すぐり部55を設けた方向(図では上下方向、以下「すぐり方向」とも称する)はせん断成分のバネにより低バネとなるが、すぐり方向と直交する方向(図では左右方向、以下、狭義の「軸直角方向」とも称する)は圧縮成分のバネにより高バネとなる。
したがって、これにより従来技術では、すぐり方向および軸直角方向を双方共に低バネとしたうえで、互いに異なる特性を設定することが困難であると云う問題がある。
また、上記従来技術では、ブッシュ51が、インナースリーブ52、アウタースリーブ53およびゴム状弾性体54よりなる3つの構成部品によって構成され、インナースリーブ52およびアウタースリーブ53の双方に対してそれぞれゴム状弾性体54を加硫接着する構造とされている。
したがって、これにより従来技術では、部品点数や組立て工数が多く、よってコスト高であると云う問題がある。
本発明は以上の点に鑑みて、ブッシュ軸直角方向に関して、いずれの方向についても低バネの特性を設定することができ、しかも部品点数や組立て工数を削減することができる防振ブッシュを提供することを目的とする。また、ブッシュ軸直角方向に関して、いずれの方向についても低バネの特性を設定することができ、互いに直交する2方向について互いに異なる特性を設定することができ、しかも部品点数や組立て工数を削減することができる防振ブッシュを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の防振ブッシュは、アウタースリーブと、前記アウタースリーブの内周側に保持されたゴム状弾性体との組み合わせよりなり、前記ゴム状弾性体の内周面に円周上複数のリブ形状を設け、前記複数のリブ形状の内周側に相手取付部品を非接着で圧入装着することを特徴とする。
上記構成を備える本発明では、ゴム状弾性体の内周面に円周上複数のリブ形状が設けられ、このリブ形状はブッシュ軸直角方向の荷重入力時に、その断面形状を変化させながら容易に弾性変形する。したがってこのようなリブ形状が円周上複数設けられることによりブッシュ軸直角方向に関して、いずれの方向についても低バネの特性を設定することが可能とされる。
また、本発明では、防振ブッシュがアウタースリーブおよびゴム状弾性体の組み合わせとされ、ゴム状弾性体の内周面に設けた円周上複数のリブ形状の内周側に相手取付部品を非接着で圧入装着するものとされている。したがって従来対比でインナースリーブが省略され、インナースリーブにゴム状弾性体を加硫接着する工程が省略されるため、部品点数や組立て工数を削減することが可能とされる。
尚、リブ形状はゴム状弾性体の内周面の全周に亙って複数が設けられるため、ブッシュ軸直角方向に関し、いずれの方向についても低バネの特性が設定されるが、これに加えてゴム状弾性体の円周上一部にすぐり部を設けることにより、すぐり方向と軸直角方向とで互いに異なる特性を設定することが可能とされる。
また、すぐり部を設ける代わりとして、円周上一部のリブ形状の長さを他の部分のリブ形状の長さより小さく設定することにしても、同様に互いに直交する2方向で互いに異なる特性を設定することが可能とされる。
本発明では、上記構成により、ブッシュ軸直角方向に関して、いずれの方向についても低バネの特性を設定することができ、しかも部品点数や組立て工数を削減することができる。また、ブッシュ軸直角方向に関して、いずれの方向についても低バネの特性を設定することができ、互いに直交する2方向について互いに異なる特性を設定することができ、しかも部品点数や組立て工数を削減することができる。
(A)は本発明の実施例に係る防振ブッシュの断面図、(B)は同防振ブッシュを相手取付部品に取り付けた状態を示す断面図 同防振ブッシュのバネ特性を示すグラフ図 従来例に係る防振ブッシュの断面図
本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)互いに直交する2方向(X方向およびY方向)共に低バネの異なる特性を有する手法として、すぐりタイプブッシュに対しゴムの内周側にリブ(突起)を設けた形状とし、ゴムの内周側は相手部品非接着・圧入とする。これにより、X方向およびY方向は共に低剛性化、Y方向はすぐり部によるせん断特性となり、X方向およびY方向共に低バネの異なる特性が可能となる。また、Y方向に大変形が生じた際にはリブ形状のゴムが圧縮成分のバネによりストッパ機能となり、一定以上の変位を規制する。従来技術においてはインナースリーブおよびアウタースリーブの両接着仕様であるが、本発明の構造にすることによりインナースリーブを圧入に変えるため、コスト低減が可能となる。
(2)本発明によれば、
・X方向およびY方向共に低バネの異なる特性を有することが可能となる。
・ストッパ機能を設け、一定以上の変位を規制することが可能となる。
・部品点数削減によりコスト低減が可能となる。
(3)尚、すぐりタイプブッシュに対しリブを設ける形状の代わりとして、すぐり部を無くし、X方向とY方向でリブの長さを変えることで、X方向およびY方向共に低バネで異なる特性を有する仕様も考えられる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1(A)は、本発明の実施例に係る防振ブッシュ1を示し、図1(B)は同防振ブッシュ1を相手取付部品31に取り付けた状態を示している。当該実施例に係る防振ブッシュ1は自動車用マウントブッシュとして用いられる。当該防振ブッシュ1は以下のように構成されている。
すなわち当該防振ブッシュ1は、金属等の剛材よりなる環状のアウタースリーブ11を有し、このアウタースリーブ11の内周面に環状のゴム状弾性体21が加硫接着されている。
ゴム状弾性体21の内周面に、軸方向に延びるリブ形状(突起)22が円周上に複数、等間隔で設けられており(図では8等配)、このリブ形状22の軸直角方向の断面形状はそれぞれ、ブッシュ内径方向へ向けての凸の、断面円弧形ないし略円弧形とされている。
また、ゴム状弾性体21の円周上一部であって180度対称位置(図では上下位置)に、ゴム状弾性体21を軸方向に貫通する空洞である一対のすぐり部23が設けられている。
上記防振ブッシュ1は、図1(B)に示すように、複数のリブ形状22の内周側に環状の相手取付部品31を非接着で圧入することによりこの相手取付部品31に対し装着される。そして、この装着状態では図示するように、各リブ形状22がその先端部(内周端部)で相手取付部品31の円筒状外周面に接触するので、円周上互いに隣り合うリブ形状22の間に、両リブ形状22および相手取付部品31によって囲まれる断面三角形ないし略三角形の空間部41が形成される。
上記構成を備える防振ブッシュ1では、ゴム状弾性体21の内周面に円周上複数のリブ形状22が設けられており、このリブ形状22はブッシュ軸直角方向の荷重が入力したときに、その断面形状を変化させるようにして、また空間部41を変形の逃げ場空間として利用することにより容易に弾性変形する。したがってこのようなリブ形状22が円周上に複数設けられることによりブッシュ軸直角方向に関して、いずれの方向についても低バネの特性を設定することが可能とされている。
また、これに加えて、ゴム状弾性体21の円周上一部であって180度対称位置に一対のすぐり部23が設けられているため、図2のグラフ図に示すように、すぐり方向(Y方向)において更なる低バネ化が実現され、軸直角方向(X方向)と差別化されている。
また、上記構成の防振ブッシュ1では、当該防振ブッシュ1がアウタースリーブ11およびゴム状弾性体21の組み合わせとされ、ゴム状弾性体21の内周面に設けた円周上複数のリブ形状22の内周側に相手取付部品31を非接着で圧入装着するものとされているため、従来対比でインナースリーブが省略され、ゴム状弾性体をインナースリーブに加硫接着する工程が省略され、部品点数や組立て工数を削減することが可能とされている。
したがって、以上により本発明所期の目的どおり、ブッシュ軸直角方向に関して、いずれの方向についても低バネの特性を設定し、部品点数や組立て工数を削減することができる防振ブッシュ1を提供することができ、また、ブッシュ軸直角方向に関して、いずれの方向についても低バネの特性を設定し、互いに直交する2方向について互いに異なる特性を設定し、部品点数や組立て工数を削減することができる防振ブッシュ1を提供することができる。
尚、上記構成の防振ブッシュ1では、ゴム状弾性体21の円周上一部にすぐり部23を設けることにより、すぐり方向と軸直角方向とで互いに異なる特性を設定しているが、これに代えて、すぐり部を省略し、円周上一部のリブ形状22の長さを他の部分のリブ形状22の長さより小さく設定することにしても、同様に互いに直交する2方向で互いに異なる特性を設定することができる。
その具体例としては例えば、図1(A)における上下位置の2本のリブ形状22の長さを残る6本のリブ形状22の長さより小さく設定し、これにより上下方向(Y方向)における更なる低バネ化を実現し、左右方向(X方向)と差別化する。
また、図1(A)における上下位置の2本のリブ形状22の長さを左右位置の2本のリブ形状22の長さより小さく設定するとともに、残る4本のリブ形状22の長さを上下位置の2本のリブ形状22の長さより大きく、かつ左右位置の2本のリブ形状22の長さより小さく設定し、これにより上下方向(Y方向)における更なる低バネ化を実現し、左右方向(X方向)と差別化する。
1 防振ブッシュ
11 アウタースリーブ
21 ゴム状弾性体
22 リブ形状
23 すぐり部
31 相手取付部品
41 空間部

Claims (3)

  1. アウタースリーブと、前記アウタースリーブの内周側に保持されたゴム状弾性体との組み合わせよりなり、
    前記ゴム状弾性体の内周面に円周上複数のリブ形状を設け、
    前記複数のリブ形状の内周側に相手取付部品を非接着で圧入装着することを特徴とする防振ブッシュ。
  2. 請求項1記載の防振ブッシュにおいて、
    ゴム状弾性体の円周上一部に、すぐり部を設けたことを特徴とする防振ブッシュ。
  3. 請求項1記載の防振ブッシュにおいて、
    円周上一部のリブ形状の長さを、他の部分のリブ形状の長さよりも小さく設定したことを特徴とする防振ブッシュ。
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