JP6974676B2 - 堤防用保護シート - Google Patents

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Description

本発明は、堤防の主に法面に配置し、法面の安定化を図る堤防用保護シートに関する。詳細には、河川の越水時に堤防の崩壊を遅延させることができる堤防用保護シートに関する。
河川堤防は、大雨や台風等により、河川が氾濫することを防ぐ機能を有するが、河川から水が溢れて堤防を越える場合(越水と記す。)、該越水により堤防が削られて堤防が崩壊するのを防ぐため、樹脂製シートにより堤防の法面を保護することが行われている。例えば、特許文献1には、止水材と被覆材が積層された遮水シートを法面被覆護岸工用として用いることが記載されている。そして、通常、樹脂製シートの上に配置した覆土中で生育した芝生等の植物の根を堤防の法面へ侵入させることで、越水時の堤防の崩壊を防ぐことが行われている。例えば、特許文献2には、堤防の法面上に敷設する植生マットが記載されている。
特許第5044456号 特開2002−363990号公報
しかしながら、植生マット等の樹脂製シートを用いて堤防の法面へ植物の根を浸入させた場合、大雨等により河川の越水が発生し、堤防の崩壊が防げない状況では、シート上の植物に水がぶつかるためにシートがめくれやすくなることやシートがめくられる際に根が地面から抜けて土面が抉られやすく、反対に堤防の崩壊を促進してしまうおそれがあった。
本発明は、上記従来の問題を解決するため、河川の越水時に堤防の崩壊を遅延させることができる堤防用保護シートを提供する。
本発明は、防草シートと、防草シートの一方の表面に配置された網状体と、防草シートの他方の表面に配置された被覆シートとを含み、前記防草シートは、密度が0.16g/cm3以上の繊維シートであり、前記被覆シートは、密度が0.15g/cm3以下の繊維シートであり、前記網状体は、防草シートが配置されている側の反対側の表面に突出している複数の凸部を有するか、又は、複数の繊維端部を有することを特徴とする堤防用保護シートに関する。
本発明は、河川の越水時に堤防の崩壊を遅延させることができる堤防用保護シートを提供することができる。
図1Aは本発明の一例の堤防用保護シートの模式的表面図であり、図1Bは同I−I方向の模式的断面図である。 図2Aは本発明の他の一例の堤防用保護シートの模式的表面図であり、図2Bは同II−II方向の模式的断面図である。 図3Aは本発明の他の一例の堤防用保護シートの模式的表面図であり、図3Bは同III−III方向の模式的断面図である。 図4Aは2段構造の略円柱状の形状を有する突起の模式的断面図であり、図4Bは略円柱状の形状を有する突起の模式的断面図である。 図5は本発明の一例の堤防用保護シートを堤防の法面に設置した状態を説明する模式的断面図である。
本発明者は、堤防の法面に設置した保護シート上の覆土中に植物を生育した場合、大雨等により河川の越水が発生し、堤防の崩壊が防げない状況において、堤防の崩壊を遅延させることについて鋭意検討した。その結果、保護シートを、密度が0.16g/cm3以上の繊維シートからなる防草シートと、複数の凸部を有するか、又は、複数の繊維端部を有する網状体と、密度が0.15g/cm3以下の繊維シートからなる被覆シートを含む構成にすることで、堤防の崩壊を遅延させることができることを見出し、本発明に至った。具体的には、本発明の堤防用保護シートを網状体が堤防の法面に接するように配置して使用すると、密度が0.15g/cm3以下の被覆シートにより覆土を安定に保持することができ、密度が0.16g/cm3以上の防草シートにより覆土中の植物の根が堤防の法面へ侵入することが防げる。そして、大雨等により河川の越水が発生して、堤防用保護シートの被覆シート上の覆土と植物が流される際、堤防用保護シートが植物とともに流されることが起こらない。加えて、網状体が複数の凸部を有するか、又は、複数の繊維端部を有することにより、堤防の法面との摩擦力が大きくなるため、保護シートが堤防から滑落しにくくなり、堤防への水の侵入を抑え、堤防の崩壊を遅延することができる。
<防草シート>
防草シートは、密度が0.16g/cm3以上の繊維シートである。覆土中の植物の根が堤防の法面へ侵入することを防止しやすい観点から、防草シートは、密度が0.20g/cm3以上であることが好ましく、0.25g/cm3以上であることがより好ましい。防草シートの密度の上限は、特に限定されないが、降雨後に堤防からの水分の蒸発を確保する観点から、0.50g/cm3以下であることが好ましく、0.40g/cm3以下であることがより好ましい。
防草シートは、繊維で構成されたシート状のものであれば特に限定されず、例えば、編物、織物、不織布等を用いることができる。コストの観点から、不織布を用いることが好ましい。不織布は、短繊維不織布であってもよく、長繊維不織布であってもよい。例えば、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等の長繊維不織布であってもよく、ニードルパンチ不織布、スパンレース不織布、サーマルボンド不織布等の短繊維不織布であってもよい。覆土中の植物の根が堤防の法面へ侵入することを防止しやすい観点から、長繊維不織布であることが好ましく、スパンボンド不織布やメルトブローン不織布等の長繊維不織布であることがより好ましい。
防草シートを構成する繊維は、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド樹脂等の合成樹脂で構成されている繊維が挙げられる。中でも、防草シートを構成する繊維は、耐アルカリ性や耐候性に優れる観点からポリエステル樹脂やポリオレフィン樹脂を含むことが好ましい。
防草シートを構成する繊維は、密度が高い繊維シートが得られやすい観点から、単繊維繊度が0.5〜10dtexであることが好ましく、より好ましくは1〜9dtexであり、さらに好ましくは1.5〜8.5dtexである。
防草シートは、目付が80〜250g/m2であることが好ましい。防草シートの目付が80g/m2以上であると、引張強度が高く、破断しにくい。また、防草シートの目付が250g/m2以下であると、重くなりすぎず、施工が容易である。より好ましくは、防草シートの目付は100〜230g/m2である。
防草シートは、厚みが0.1〜20mmであることが好ましい。防草シートの厚みが0.1mm以上であると、覆土中の植物の根が堤防の法面へ侵入することを防止しやすい。防草シートの厚みが20mm以下であると、防草シートが厚み方向に破断又は剥離しにくい。より好ましくは防草シートの厚みは0.3〜18mmであり、さらに好ましくは0.5〜15mmである。本発明において、防草シート、被覆シート、及び堤防用保護シートの厚みは、JIS L 1908に準じて、2kPaの荷重を加えた状態で測定する。
防草シートは、1種の繊維で構成されていてもよく、2種以上の繊維で構成されていてもよい。また、防草シートは、1層のウェブからなる単層不織布であってもよく、2層以上のウェブを含む積層不織布であってもよい。さらに、防草シートは、単一成分の樹脂からなる繊維で構成されていてもよく、2以上の樹脂を用いた複合繊維で構成されていてもよい。
防草シートは、降雨後に堤防から水分が蒸発しやすい観点から、通気度が3cm3/cm2・s以上であることが好ましく、より好ましくは4cm3/cm2・s以上であり、さらに好ましくは5cm3/cm2・s以上である。防草シートの通気度の上限は、特に限定されないが、防草シート中に土砂が侵入するのを防ぐ観点から、50cm3/cm2・s以下であることが好ましく、より好ましくは30cm3/cm2・s以下であり、さらに好ましくは20cm3/cm2・s以下である。
<被覆シート>
被覆シートは、密度が0.15g/cm3以下の繊維シートである。越水時以外の通常の状況において、覆土を安定に保持しやすい観点から、密度が0.14g/cm3以下であることが好ましく、0.13g/cm3以下であることがより好ましい。被覆シートの密度の下限は、特に限定されないが、被覆シート中に土砂が大量に侵入するのを防ぐ観点から、0.05g/cm3以上であることが好ましく、0.06g/cm3以上であることがより好ましい。
被覆シートは、繊維で構成されたシート状のものであれば特に限定されず、例えば、編物、織物、不織布等を用いることができる。コストの観点から、不織布を用いることが好ましい。不織布は、短繊維不織布であってもよく、長繊維不織布であってもよい。例えば、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等の長繊維不織布であってもよく、ニードルパンチ不織布、スパンレース不織布、サーマルボンド不織布等の短繊維不織布であってもよい。越水時以外の通常の状況において、覆土を安定に保持しやすい観点から、被覆シートは、短繊維不織布であることが好ましく、ニードルパンチ不織布、スパンレース不織布等の短繊維不織布であることがより好ましい。
被覆シートを構成する繊維は、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド樹脂等の合成樹脂で構成されている繊維が挙げられる。中でも、被覆シートを構成する繊維は、耐アルカリ性や耐候性に優れる観点からポリエステル樹脂やポリオレフィン樹脂を含むことが好ましい。
被覆シートを構成する繊維は、密度が低い繊維シートが得られやすい観点から、単繊維繊度が3〜30dtexであることが好ましく、より好ましくは4〜29dtexであり、さらに好ましくは5〜28dtexである。
被覆シートは、目付が100〜600g/m2であることが好ましい。被覆シートの目付が100g/m2以上であると、引張強度が高く、破断しにくい。また、被覆シートの目付が600g/m2以下であると、重くなりすぎず、施工が容易である。より好ましくは、被覆シートの目付は150〜550g/m2である。
被覆シートは、厚みが0.5〜20mmであることが好ましい。被覆シートの厚みが0.5mm以上であると、越水時以外の通常の状況において、覆土を安定に保持しやすい。被覆シートの厚みが20mm以下であると、被覆シートが厚み方向に破断又は剥離しにくい。より好ましくは被覆シートの厚みは1.0〜18mmであり、さらに好ましくは1.5〜15mmである。
被覆シートは、1種の繊維で構成されていてもよく、2種以上の繊維で構成されていてもよい。また、被覆シートは、1層のウェブからなる単層不織布であってもよく、2層以上のウェブを含む積層不織布であってもよい。さらに、被覆シートは、単一成分の樹脂からなる繊維で構成されていてもよく、2以上の樹脂を用いた複合繊維で構成されていてもよい。
被覆シートは、降雨後に堤防から水分が蒸発しやすい観点から、通気度が3cm3/cm2・s以上であることが好ましく、より好ましくは4cm3/cm2・sであり、さらに好ましくは5cm3/cm2・s以上である。被覆シートの通気度の上限は、特に限定されないが、被覆シート中に土砂が大量に侵入するのを防ぐ観点から、300cm3/cm2・s以下であることが好ましく、より好ましくは290cm3/cm2・s以下であり、さらに好ましくは280cm3/cm2・s以下である。また、降雨後に堤防から水分が蒸発しやすく、覆土中の土砂が網状体に侵入するのを防ぐ観点から、被覆シートと防草シートの積層体は、通気度が3〜50cm3/cm2・sであることが好ましく、より好ましくは7〜30cm3/cm2・sであり、さらに好ましくは10〜20cm3/cm2・sである。
被覆シートは、防草シートが配置されている側の反対側の表面の静摩擦係数(静止摩擦係数とも称される。)が、越水時以外の通常の状況において、覆土を安定に保持しやすい観点から、0.70〜1.0であることが好ましく、より好ましくは0.73〜0.90であり、さらに好ましくは0.75〜0.85である。
<網状体>
網状体は、複数本のフィラメントが水平方向及び/又は厚さ方向に不規則に交差してなるものである。網状体を構成するフィラメントの繊維径は、1.5mm以下であることが好ましく、0.1〜1.2mmであることがより好ましい。また、フィラメントの繊維径が1.5mm以下であると、フィラメント同士の接着交点が大きくなりすぎることがなく、網状体が適度な空隙を形成する。フィラメントの繊維径が0.1mm以上であると、フィラメントが破断しにくくなる。なお、フィラメントの繊維径は、任意の100箇所におけるフィラメントの直径を測定し、その平均値をフィラメントの繊維径とする。
フィラメントの断面形状は、特に限定されず、円形、楕円形、三角形、四角形、多角形、Y字型、十字型等のいずれの形状であってもよい。また、フィラメントの断面形状は中空形状でもよい。フィラメント断面が円形状以外である場合、フィラメントの繊維径は、フィラメント断面積を測定し、この断面積と同じ面積の円に換算したときの円直径とする。
フィラメントを構成する成分は、特に限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド樹脂等の合成樹脂であってよい。なかでも、耐アルカリ性と耐候性に優れる観点からポリオレフィン樹脂やポリエステル樹脂であることが好ましい。
網状体は、防草シートが配置されている側の反対側の表面に突出している複数の凸部を有するか、又は、複数の繊維端部を有する。凸部の形状は、特に限定されず、例えば、円柱形、角柱形、円錐形及び角錐形等のいずれであってもよい。また、凸部は、円錐及び角錐の先端が平坦である形状、蕾形状又はきのこ形状等であってもよい。また、凸部は、網状体の表面から垂直に伸びることが好ましいが、斜め方向に伸びてもよい。
凸部は、堤防用保護シートと堤防の法面との摩擦力を高める観点から、根元の最大幅が0.3〜3mmであることが好ましく、0.5〜2.8mmであることがより好ましく、1〜2mmであることがさらに好ましい。例えば、凸部が円柱形又は円錐形の場合、根元の最大幅は直径となる。また、凸部は、網状体の本体との結合力及び堤防の法面との摩擦力を高める観点から、高さが0.5〜6mmであることが好ましく、1.0〜4.5mmであることがより好ましく、1.2〜3.0mmであることがさらに好ましい。本発明において、凸部の高さは、凸部の先端から根元までの距離をいう。本発明において、凸部の根元の最大幅及び高さは、それぞれ、網状体又は堤防用保護シートをマイクロメータ又はルーペを用いて観察し、測定した任意の10個の凸部の根元の最大幅及び高さの平均値を意味する。
網状体において、堤防用保護シートと堤防の法面との摩擦力を高める観点から、凸部又は繊維端部の密度は10〜1500個/m2であることが好ましく、25〜900個/m2であることがより好ましく、100〜400個/m2であることがさらに好ましい。
網状体は、厚みが0.5〜20mmであることが好ましい。網状体の厚みが0.5mm以上であると、凸部を形成しやすい。また、網状体の厚みが20mm以下であると防草シートと網状体とが剥離しにくい。かかる効果をより顕著に得る観点から、網状体の厚みは0.6〜15mmであることが好ましく、より好ましくは0.8〜12mmである。網状体の厚みは、網状体を2枚の厚さ3mmのアクリル板で挟み込み、JIS L 1908に準じて、2kPaの荷重を加えた状態で、アクリル板間の距離を測定し網状体の厚みとする。
網状体は、目付が100〜1000g/m2であることが好ましい。目付が100g/m2以上であると、凸部を形成しやすい。また、目付が1000g/m2以下であると、重くなりすぎず、施工が容易となる。網状体の目付は150〜900g/m2であることがより好ましく、150〜700g/m2であることがさらに好ましい。
網状体は、例えば、網状体を構成する樹脂を加熱溶融し、これを紡糸金型(紡糸口金とも称される。)からランダムに周動させながら押し出して、不規則に交差するフィラメントを金型又は捕集板上に捕集することで作製することができる。
網状体において、繊維端部は、網状体をグラインダー等で切断することで形成することができる。凸部は、特に限定されないが、突起を形成したり、ゴムチップや網状体の切断物を担持させることで形成することができる。突起は、細孔を有する金属ロール又は金属板を用いて形成することができる。例えば、溶融した熱可塑性樹脂を金属ロール又は金属板の細孔内に流入させながら、金属ロール又は金属板を網状体に押し付けることで、網状体の表面に突起を形成することができる。ゴムチップや網状体の切断物の場合、接着剤によって網状体に担持させてもよく、網状体の構成成分でゴムチップや網状体の切断物を網状体に担持させてもよい。なお、凸部がゴムチップや網状体の切断物の場合、これらは、防草シートの表面に接するように配置され、網状体の表面に突出していてもよい。
突起を構成する熱可塑性樹脂としては、特に限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド樹脂等の合成樹脂であってよい。なかでも、耐アルカリ性と耐候性に優れる観点からポリオレフィン樹脂やポリエステル樹脂であることが好ましい。網状体本体との一体性を高める観点から、網状体本体を構成する樹脂と同じ樹脂で突起を構成することが好ましい。
ゴムチップとしては、特に限定されず、例えば、エチレン−プロピレンゴム(EPM)、ブチルゴム(IIR)、イソプレンゴム(IR)、天然ゴム(NR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、1,2−ポリブタジエン(RB)、アクリルゴム(ACM、ANM)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、クロロプレンゴム(CR)、シリコンゴム等のゴム材料(例えば発泡体)を所定の大きさや形状に切断したゴムチップを用いることができる。
網状体の切断物としては、特に限定されず、例えば、網状体を所定の大きさや形状に切断したものを用いることができる。
被覆シート、防草シート及び網状体は、接着剤を介して一体化されていてもよく、被覆シート、防草シート又は網状体を構成する成分で熱接着されていてもよい。また、被覆シートと防草シートを接着剤で一体化した後、該積層体を網状体に網状体を構成する成分で熱接着してもよい。接着剤としては、特に限定されず、例えば、アクリル系接着剤等を用いることができる。
堤防用保護シートは、施工時の取扱い性の観点から、厚みが1.5〜30mmであることが好ましく、より好ましくは2〜25mmであり、さらに好ましくは3〜20mmである。
堤防用保護シートは、耐久性に優れる観点から、引張強度が500N/5cm以上であることが好ましく、より好ましくは550N/5cm以上であり、さらに好ましくは600N/5cm以上である。堤防用保護シートの引張強度の上限は特に限定されないが、施工性の観点から、1000N/5cm以下であることが好ましい。
堤防用保護シートは、降雨後に堤防から水分が蒸発しやすい観点から、通気度が3〜50cm3/cm2・sであることが好ましく、より好ましくは5〜40cm3/cm2・sであり、さらに好ましくは7〜25cm3/cm2・sである。
堤防用保護シートにおいて、堤防の法面との摩擦力を高め、越水時の水や水に流された土砂が堤防用保護シートと堤防との間を流れることを防止する観点から、網状体側の表面の静摩擦係数は、0.55以上であることが好ましく、0.60以上であることがより好ましい。
以下、図面に基づいて、本発明の堤防用保護シートを説明する。図1Aは本発明の一例の堤防用保護シートの模式的裏面図であり、図1Bは同I−I方向の模式的断面図である。図1A−Bに示されているように、該堤防用保護シート10は、防草シート1と、防草シート1の一方の表面に配置されている被覆シート2と、防草シート1の他方の表面に配置されている網状体3を有する。網状体3は繊維端部4を有する。網状体3は繊維端部4を有することから、堤防の法面との摩擦力が高く、大雨等により越水した場合、保護シートが堤防から滑落しにくくなり、堤防への水の侵入を抑え、堤防の崩壊を遅延することができる。また、防草シート1によって、覆土中の植物の根が堤防の法面へ侵入することが防止されるため、大雨等により越水が発生した場合、堤防用保護シートが植物とともに流されることが起こらず、堤防の崩壊が遅延される。
図2Aは本発明の他の一例の堤防用保護シートの模式的斜視図であり、図2Bは同II−II方向の模式的断面図である。図2A−Bに示されているように、該堤防用保護シート20は、防草シート11と、防草シート11の一方の表面に配置されている被覆シート12と、防草シート11の他方の表面に配置されている網状体13を有する。網状体13は、防草シート11が配置されている側の反対側の表面に突出している凸部(突起)14を有する。網状体13は凸部14を有することから、堤防の法面との摩擦力が大きく、大雨等により越水した場合、保護シートが堤防から滑落しにくくなり、堤防への水の侵入を抑え、堤防の崩壊を遅延することができる。また、防草シート11によって、覆土中の植物の根が堤防の法面へ侵入することが防止されるため、大雨等により越水が発生した場合、堤防用保護シートが植物とともに流されることが起こらず、堤防の崩壊が遅延される。
図3Aは本発明の他の一例の堤防用保護シートの模式的斜視図であり、図3Bは同III−III方向の模式的断面図である。図3A−Bに示されているように、該堤防用保護シート30は、防草シート21と、防草シート21の一方の表面に配置されている被覆シート22と、防草シート21の他方の表面に配置されている網状体23を有する。網状体23は、防草シート21が配置されている側の反対側の表面に突出している凸部(ゴムチップ)24を有する。ゴムチップ24は、防草シート21の表面に接するように配置され、網状体23の表面に突出している。網状体23は凸部24を有することから、堤防の法面との摩擦力が大きく、大雨等により越水した場合、保護シートが堤防から滑落しにくくなり、堤防への水の侵入を抑え、堤防の崩壊を遅延することができる。また、防草シート21によって、覆土中の植物の根が堤防の法面へ侵入することが防止されるため、大雨等により越水が発生した場合、堤防用保護シートが植物とともに流されることが起こらず、堤防の崩壊が遅延される。
網状体が繊維端部を有する場合、堤防用保護シートは、例えば、下記のように作製することができる。
(1)防草シートと被覆シートを接着剤で一体化して積層体を得る。
(2)ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を加熱して溶融し、これを紡糸金型からランダムに周動させながら押し出して、複数本の不規則に交差するフィラメントを金型又は捕集板上に捕集して、網状体を得る。
(3)網状体を構成するフィラメントが固化する前に、網状体の表面に防草シートの方が網状体に接するように前記(1)で得られた積層体を重ねて、金属ロールやゴムロール等で加圧することにより、網状体を構成する成分で積層体を網状体に接着させて、防草シート、被覆シート及び網状体が一体化された堤防用保護シートを得る。
(4)グラインダー等により網状体のみを切断し、網状体から繊維端部を形成する。
網状体における凸部が突起の場合、堤防用保護シートは、例えば、下記のように作製することができる。
(1)防草シートと被覆シートを接着剤で一体化して積層体を得る。
(2)金属製の平面状のコンベア上に積層体を防草シートが上になるように配置し、ポリプロピレン樹脂等の熱可塑性樹脂を加熱して溶融し、これを紡糸金型からランダムに周動させながら押し出して、複数本の不規則に交差するフィラメントを防草シート上に捕集して、網状体を得る。
(3)網状体を構成するフィラメントが固化する前に、細孔を有する金属ロールや金属板等で網状体を加圧することにより、網状体を構成する成分で積層体を網状体に接着させて、防草シート、被覆シート及び網状体が一体化された堤防用保護シートを得ることができる。網状体を金属ロールや金属板等で加圧する際に、細孔内に溶融したポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を流入させることにより、網状体の表面に突起を形成することができる。細孔は、底を有する凹部として金属ロール又は金属板に形成されることができる。金属ロール又は金属板に形成する細孔の最大内径は、所望とする突起の根元の最大幅より約0.1〜0.2mm大きく設定する必要がある。金属ロール又は金属板の厚さは、所望とする突起の高さより0.5mm以上大きくすることが好ましい。
網状体における凸部がゴムチップ又は網状体の切断物の場合、堤防用保護シートは、例えば、下記のように作製することができる。
(1)防草シートと被覆シートを接着剤で一体化して積層体を得る。
(2)ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を加熱して溶融し、これを紡糸金型からランダムに周動させながら押し出して、複数本の不規則に交差するフィラメントを金属製の平面状のコンベア上に捕集して、網状体を得る。この時、金属製の平面状のコンベア上に、所定の形状及び大きさのゴムチップ又は網状体の切断物を所定量均一に配置し、網状体と一体化する。
(3)網状体を構成するフィラメントが固化する前に、網状体の表面に防草シートの方が網状体に接するように前記(1)で得られた積層体を重ねて、金属ロールやゴムロール等で加圧することにより、網状体を構成する成分で積層体を網状体に接着させて、防草シート、被覆シート及び網状体が一体化された堤防用保護シートを得る。
本発明の堤防用保護シートは、大雨等により越水時に堤防が崩壊するのを遅延することができ、コンクリートブロックを設置することができない河川堤防の保護シートとして好適に用いることができる。図5は本発明の一例の堤防用保護シートを堤防の法面に設置した状態を説明する模式的断面図である。河川200に設置された堤防300に堤防用保護シート10を設置する際、網状体3が堤防300の法面に接するように設置する。網状体3が凸部又は繊維端部(図示なし)を有することから、堤防300の法面との摩擦力が高く、大雨等により越水した場合、堤防用保護シート10が堤防から滑落しにくくなり、堤防300への水の侵入を抑えることができる。また、防草シート1によって、覆土400中の植物の根が堤防300の法面へ侵入することが防止される。
以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
合成樹脂として、以下を用意した。
(1)PP
ポリプロピレン(商品名:SA01A、メルトマスフローレイト:9g/10分(JIS K 6924−1による)、日本ポリプロ株式会社製)
(2)EVA
エチレン−酢酸ビニル共重合体(商品名:ウルトラセン710、東ソー株式会社製、メルトマスフローレイト:18g/10分(JIS K 6924−1による))
繊維シートとして、以下を用意した。
(1)被覆シート用
ポリエチレンテレフタレート繊維(繊度24.3dtex:50質量%、繊度8.8dtex:50質量%)からなるニードルパンチ不織布(目付:200g/m2、厚み:1.77mm、密度:0.113g/cm3、通気度:220cm3/cm2・s)
(2)防草シート用
ポリエチレンテレフタレート繊維(繊度2.7dtex)からなるスパンボンド不織布(目付:180g/m2、厚み:0.58mm、密度:0.310g/cm3、通気度:14.2cm3/cm2・s)
(実施例1)
被覆シート用繊維シートと、防草シート用繊維シートを、アクリル系接着剤により積層一体化して、厚みが3.0mmの積層シートを得た。得られた積層シート(2層シート)の通気度は13.1cm3/cm2・sであった。また、得られた積層シートの被覆シート側の静摩擦係数は、0.76であった。通気度及び静摩擦係数は、後述のとおりに測定した。
PPを加熱溶融し、孔径1.0mmの複数の紡糸ノズルが列設された紡糸口金から押出して紡出し、フィラメントを紡糸口金の下方に設けられた高さ5mmの線状凸部を有する金型上に垂らしながら、金型を紡出速度より遅い速度で移動させて網状体を得た。
次いで、網状体を構成する連続フィラメントが完全に固化する前に、網状体の上部から積層シートを防草シートが網状体に接するように押し当て、金属ロール(以下において、押圧ロールとも記す。)で加圧して、積層シートと網状体とを連続フィラメントによって一体化した。
次いで、グラインダー(株式会社マキタ製ディスクグラインダーに株式会社レヂトン製切断砥石「金の卵1.0(105×1.0×15)」装着)により5cm間隔で幅なりに網状体のみを直線に切断し、網状体から繊維端を形成させて実施例1の堤防用保護シートを得た。実施例1の堤防用保護シートにおいて、繊維端部の密度は、400個/m2であった。
(比較例1)
網状体のみを直線に切断して網状体から繊維端を形成させないこと以外は、実施例1と同様にして比較例1の堤防用保護シートを得た。
(実施例2)
実施例1と同様にして被覆シートと防草シートの積層シートを得た。PPを加熱溶融し、孔径1.0mmの複数の紡糸ノズルが列設された紡糸口金から押出して紡出し、金属製の平面状のコンベア上に積層シートを防草シート側が上になるよう置き、防草シート上に連続フィラメントを垂らしながら、コンベアを紡出速度より遅い速度で移動させて網状体を得た。
次いで、網状体を構成する連続フィラメントが完全に固化する前に、網状体の上部から、細孔の開いた押圧ロールで加圧して、積層シートと網状体とを連続フィラメントによって一体化した。各細孔は、2段構造の略円柱状の形状を有し、全体孔径が2.0mm、全体深さが2.0mm、細孔の最奥部の孔径が1.2mm、細孔の最奥部の深さが0.8mmであり、細孔の配列は、コンベアの搬送方向(MD方向)の間隔を7.5mmとし、MD方向に垂直の方向(CD方向)の間隔を7.5mmとし、MD方向とCD方向との間の方向、つまり斜め方向の間隔を5.3mmとする千鳥配列とした。押圧ロールで加圧する際に、押圧ロールの細孔内に連続フィラメントを形成する樹脂を流入させることにより、図4Aに示したような、全体直径W1が1.8mm、全体高さH1が1.6mm、先端部の直径W2が1.0mm、先端部の高さが0.6mmである2段構造の略円柱状の突起(以下において、「突起1」とも記す。)を360個/m2有する網状体を形成した。こうして実施例2の堤防用保護シートを得た。
(実施例3)
細孔を有する押圧ロールについて、各細孔を、2.0mmの孔径及び2.0mmの深さを有する略円柱状とし、細孔の配列が、MD、CD方向の間隔を共に10.0mmとし、斜め方向の間隔を7.1mmとする千鳥配列とする以外は、実施例2と同様にして、実施例3のシートを得た。形成された突起(以下において、「突起2」とも記す。)は、図4Bに示すような直径Wが1.8mm、高さHが1.5mmの略円柱状であった。実施例3の堤防用保護シートにおいて、突起(凸部)の密度は200個/m2であった。
(比較例2)
細孔を有しない押圧ロールを用い、網状体の表面に突起を形成させない以外は、実施例2と同様にして、比較例2の堤防用保護シートを得た。
(実施例4)
EVAを加熱溶融し、孔径1.0mmの複数の紡糸ノズルが列設された紡糸口金から押出して紡出し、金属製の平面状のコンベア上に連続フィラメントを垂らしながら、コンベアを紡出速度より遅い速度で移動させて網状体を得た。このときコンベア上には、ポリプロピレン樹脂製の網状体を約1cm角に切断した網状体の切断物を載せており、連続フィラメントがコンベアに垂れる際に、網状体の切断物と接着一体化している。網状体の切断物はコンベア上において30g/m2を均一にまいた。
次いで、網状体を構成する連続フィラメントが完全に固化する前に、網状体の上部から実施例1と同様にして得られた被覆シートと防草シートの積層シートを防草シートが網状体に接するように押し当て、押圧ロールで加圧して、積層シートと網状体とを連続フィラメントによって一体化して、実施例4の堤防用保護シートを得た。実施例4の堤防用保護シートにおいて、網状体の切断物(凸部)の密度は200個/m2であった。
(実施例5)
網状体の切断物を、クロロプレンゴム製のゴム発泡体を約1cm角に切断したゴムチップ(比重0.2g/cm3)に変更してゴムチップを網状体に接着一体化させた以外は、実施例4と同様にして実施例5の堤防用保護シートを得た。実施例5の堤防用保護シートにおいて、ゴムチップ(凸部)の密度は150個/m2であった。
(比較例3)
網状体の切断物をコンベア上に載せない以外は、実施例4と同様にして比較例3の堤防用保護シートを得た。
実施例1〜5、比較例1〜3において、繊維シート、2層シート、網状体及び堤防用保護シートの物性を下記のように測定した。その結果を下記表1に示した。
(目付及び厚み)
JIS L 1908に準じて測定した。なお、厚みは2kPaの圧力とした。
(密度)
目付及び厚みの値に基づいて算出した。
(引張強度)
JIS L 1908に準じ、定速伸長形引張試験機を用いて、試験片の幅を5cm、つかみ間隔を20cmとして、引張抵抗力(荷重)の最大値を引張強度とした。
(通気度)
JIS L 1913のフラジール形法に準じて測定した。
(静摩擦係数)
締め固めた砂質土上に10cm×10cmのサンプルを載せ、サンプルに5kg/100cm2の荷重(垂直抗力)をかけ、定速伸長形引張試験機を用いて、サンプルの移動速度を100mm/minとして、サンプルが移動する際の引張抵抗力(荷重)を測定し、最大静止摩擦力とした。垂直抗力と最大静止摩擦力より、静止摩擦係数を算出した。なお、堤防用保護シートの場合は、網状体側が締め固めた砂質土に接するように配置し、2層シートの場合は、被覆シート側が締め固めた砂質土に接するように配置した。
Figure 0006974676
実施例の堤防用保護シートは、比較例の堤防用保護シートと比べて、土との静摩擦係数が大きく、堤防の法面に網状体が接するように配置した際に、水が流れても堤防用保護シートは流されにくいものであった。特に、被覆シートの上に覆土を行った場合には、水が流れても覆土が先に流され、堤防用保護シートは法面にしばらく残ったままであった。
1、11、21 防草シート
2、12、22 被覆シート
3、13、23 網状体
4 繊維端部
10、20、30 堤防用保護シート
14、24 凸部
200 河川
300 堤防
400 覆土

Claims (5)

  1. 防草シートと、防草シートの一方の表面に配置された被覆シートと、防草シートの他方の表面に配置された網状体と、複数の凸部とを含み、
    前記凸部は、前記の網状体の防草シートが配置されている側の反対側の表面に突出するように形成されており、
    前記凸部は、根元の最大幅が0.3〜3mmであり、高さが1〜6mmであり、
    前記防草シートは、密度が0.16g/cm3以上の繊維シートであり、
    前記被覆シートは、密度が0.15g/cm3以下の繊維シートであり、
    前記網状体が堤防の法面に接するように配置され、前記被覆シートの上には覆土が配置されて使用されることを特徴とする堤防用保護シート。
  2. 防草シートと、防草シートの一方の表面に配置された被覆シートと、防草シートの他方の表面に配置された網状体とを含み、
    前記防草シートは、密度が0.16g/cm3以上の繊維シートであり、
    前記被覆シートは、密度が0.15g/cm3以下の繊維シートであり、
    前記網状体は、複数の繊維端部を有し、繊維端部の密度は10〜1500個/m2であり、
    前記被覆シートは、防草シートが配置されている側の反対側の表面の静摩擦係数が0.70以上であり、
    前記網状体が堤防の法面に接するように配置され、前記被覆シートの上には覆土が配置されて使用されることを特徴とする堤防用保護シート。
  3. 前記凸部は、熱可塑性樹脂で構成された突起、ゴムチップ、及び網状体の切断物からなる群から選ばれる一つ以上である請求項1に記載の堤防用保護シート。
  4. 前記堤防用保護シートにおいて、網状体が配置されている側の表面の静摩擦係数は、0.55以上である請求項1〜のいずれか1項に記載の堤防用保護シート。
  5. 前記被覆シートは、防草シートが配置されている側の反対側の表面の静摩擦係数が0.70以上である請求項1、3及び4のいずれか1項に記載の堤防用保護シート。
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