JP6974288B2 - 補助ウェア - Google Patents
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補助ウェア100の構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、着用した状態の補助ウェア100を前側から見た図である。図2は、着用した状態の補助ウェア100を後側から見た図である。
パンツ部110は、図1及び図2に示したように、少なくとも股間を覆う部分である。なお股間とは、脚の付け根近傍から臀部近傍を含む部分である。パンツ部110は、股間部分以外の部分は身体に密着していない。パンツ部110は、後述する後ろ身頃部140の1/4程度の伸縮率を有する素材で構成されている。ただし、パンツ部110は、例えば伸縮性のない素材や、汗で濡れたときや洗濯時などにも渇きやすく適度な伸縮性を有するドライストレッチ素材で構成されていてもよい。
ショルダー部120は、図1に示したように、左右の肩に掛かる部分である。ショルダー部120は後述する前側上半身部130と後ろ身頃部140に連結されている。ショルダー部120は、後述する後ろ身頃部140の1/4程度の伸縮率を有する素材で構成されている。ただし、ショルダー部120は、例えば伸縮性のない素材や、汗で濡れたときや洗濯時などにも渇きやすく適度な伸縮性を有するドライストレッチ素材で構成されていてもよい。ショルダー部120は肩に密着する。使用者は、ショルダー部120の2点と上記パンツ部110の股間部分の1点の合計3点のみで、後ろ身頃部140の伸縮を支持する。
前側上半身部130は、図1に示したように、パンツ部110から身体の前面を経てショルダー部120に至る部分である。前側上半身部130は、左右のショルダー部120から連なるバンド状に構成されている。このため、着脱時には、前側上半身部130を左右に開くことで、着脱が容易である。前側上半身部130は、後述する後ろ身頃部140の1/4程度の伸縮率を有する素材で構成されている。ただし、前側上半身部130は、例えば伸縮性のない素材や、汗で濡れたときや洗濯時などにも渇きやすく適度な伸縮性を有するドライストレッチ素材で構成されていてもよい。
後ろ身頃部140は、図2に示したように、パンツ部110から身体の背面を覆いショルダー部120に至る部分である。後ろ身頃部140は、例えば肩甲骨の下部から骨盤の上部までとすることができる。後ろ身頃部140は、着丈方向に伸縮する弾性素材からなる。なお一般に後ろ身頃とは、ウェアの胴体の後ろを覆う部分であり、うしろみとも称される部分である。本実施形態の補助ウェア100は、背中の部分をほぼ全域及び腰部から臀部わたって覆うことを特徴とする。そして、後ろ身頃部140は、ショルダー部120の幅と同じかそれ以上の幅を有し、着丈方向に伸縮する弾性素材からなる。例えば、後ろ身頃部140は、他の部分よりも4倍程度、伸縮する素材(例えば、見掛けの引張弾性率(引っ張り弾性係数)が3.5〜3.7MPa程度の素材)とすることができる。なお、後ろ身頃部140は、強度や伸縮を増すために、複数の弾性素材を重ねたり、つなげたりしたものであってもよい。
使用者が補助ウェア100を着て直立した状態では、図5(a)に示したように、肩から股間までの長さはL1である。この長さL1は後ろ身頃部140が伸びてもいず縮んでもいない自然長であってもよく、また、曲げ方向に対する復元力を増すために後ろ身頃部140が伸長している状態の長さでもよい。そして、図5(b)に示したように、使用者が前にかがむと、肩と股間を支点として後ろ身頃部140の長さがL2に伸びる。このとき後ろ身頃部140の弾性力により、かがむ前の状態に復元しようとする。物を把持した者は、この後ろ身頃部140の復元力によって、物を持ち上げる動作が補助される。
以上説明したように、本実施形態によれば、パンツ部110の股間部分とショルダー部120を支点として後ろ身頃部140の伸縮を支持することから、股間部分とショルダー部120のみが身体に密着するように着用すればよい。その他の部分は身体に密着させる必要がない。身体の中で動作性が少ない股間部分を支点とすることにより、動作による支点のズレを防ぐことができる。このため、特にベルト状のもので固定する必要がない。このことから、着脱が容易であるとともに、使用者に負担が少ない。このようにして、着脱が容易で使用者に負担の少ない補助ウェア100を提供することができる。
第2の実施形態に係る補助ウェア200の構成について、図6及び図7を参照しながら説明する。図6は、着用した状態の補助ウェア200を前側から見た図である。図7は、着用した状態の補助ウェア200を後側から見た図である。本実施形態の補助ウェア200は、ショルダー部220に滑り止め222が設けられている。この点が、上記第1の実施形態の補助ウェア100と相違する点である。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することがある。
以上説明したように、本実施形態によれば、ショルダー部220に滑り止め222を備えることで、ショルダー部220の肩からのずれが防止されて、肩における支点のずれが防止される。よって、ショルダー部220とパンツ部210で、後ろ身頃部240の伸縮をより確実に支持することができる。
第3の実施形態に係る補助ウェア300の構成について、図8及び図9を参照しながら説明する。図8は、補助ウェア300を前側から見た図である。図9は、補助ウェア300を後側から見た図である。本実施形態の補助ウェア300は、パンツ部310、前側上半身部330、後ろ身頃部340の構成が、上記第1の実施形態の補助ウェア100と相違する点である。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することがある。
パンツ部310は、骨盤より下の臀部や下半身の一部を覆うように構成されている。パンツ部310は、第1の実施形態のパンツ部110と同様に、補助ウェア300の着用のしやすさのために、ルーズな構成となっており、ウレタンパッド312のみ身体に密着するが、それ以外の部分は身体に密着しない構成となっている。パンツ部310内には、図8及び図9に示したように、股間に当たる部分に装着されるウレタンパッド312を収容する収容部314が設けられている。
ショルダー部320は、図9に示したように、左右の肩に掛かる部分でありベルト状に構成されたベルト状部322と、ベルト状部322の下端と後述する後ろ身頃部340を連結する略台形状に構成された台形状部324からなる。ベルト状部322の上端は後述する前側上半身部330に連結されている。ショルダー部320は、伸縮性のない素材で構成されている。
前側上半身部330は、図8に示したように、ベルト状に構成されており、下端部がパンツ部310の前側の上端部に連結されており、上端部が第1の実施形態と同様にショルダー部320に連結されている。前側上半身部330には、第1の実施形態と同様に、伸縮性のない素材で構成されており、長さ調整部332が設けられている。
後ろ身頃部340は、図9に示したように、ショルダー部320の幅と同じかそれ以上の幅を有し、着丈方向に伸縮する弾性素材からなる。後ろ身頃部340は、3つの短冊状に構成された生地である後ろ身頃片340−1、340−2、340−3を左右につなぎ合わせて構成されている。3つの後ろ身頃片340−1、340−2、340−3は、幅が10cm程度である。後ろ身頃部340の下端部340aは、パンツ部310のウエストから股間までの間の位置に連結されている。後ろ身頃部340とウレタンパッド312の収容部314とは連結されていない。よって、後ろ身頃部340は、パンツ部310のウエストに引き上げる方向の力を作用しないため、ウレタンパッド312が引き上げられない。このため、ウレタンパッド312が股間に食い込むことを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、後ろ身頃部340の引っ張り力がウレタンパッド312に直接作用しないため、ウレタンパッド312が股間に食い込むことを防止することができる。また、前側上半身部330と後ろ身頃部340とが連結されていないため、後ろ身頃部340の伸縮に前側上半身部330が影響しない。
110、210、310 パンツ部
112、212、312 ウレタンパッド(股間パッド)
120、220、320 ショルダー部
130、230、330 前側上半身部
132、232、332 長さ調整部
140、240、340 後ろ身頃部
222 滑り止め
Claims (8)
- 少なくとも股間を覆うパンツ部と、
左右の肩に掛かるショルダー部と、
前記パンツ部から身体の前面を経て前記ショルダー部に至る前側上半身部と、
前記パンツ部から身体の背面を覆い前記ショルダー部に至る後ろ身頃部と、
を備え、
前記後ろ身頃部は、着丈方向に伸縮する弾性素材からなり、
前記パンツ部は、股間以外は身体に密着しない構成であり、
前記後ろ身頃部は、身体の背面の全域を覆い、
前記パンツ部、前記ショルダー部及び前記前側上半身部は、伸縮性のない素材又は前記後ろ身頃部の伸縮率の1/4以下の伸縮率を有する素材からなり、
前記パンツ部の股間部分と前記ショルダー部を支点として、前記後ろ身頃部の伸縮を支持することを特徴とする、補助ウェア。 - 前記前側上半身部に、前記前側上半身部の長さを調整することにより、前記後ろ身頃部の弾性力を調整するための長さ調整部を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の補助ウェア。
- 前記パンツ部は、股間を保護する股間パッドを備えたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の補助ウェア。
- 前記パンツ部の股間部分に、滑り止めを備えたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の補助ウェア。
- 前記ショルダー部は、肩を保護するショルダーパッドを備えたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の補助ウェア。
- 前記ショルダー部は、滑り止めを備えたことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の補助ウェア。
- 前記後ろ身頃部と前記前側上半身部は連結されていないことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の補助ウェア。
- 前記後ろ身頃部は、複数の後ろ身頃片をつなぎ合わせて構成されることを特徴とする、請求項1〜7に記載の補助ウェア。
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