JP6972604B2 - カウンター回路、測定装置および物理量センサー - Google Patents

カウンター回路、測定装置および物理量センサー Download PDF

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Description

本発明は、カウンター回路、測定装置および物理量センサーに関するものである。
カウンター回路は、各種の装置に用いられており、そのカウンター回路としては、例えば、リプルカウンター、グレイカウンター、ジョンソンカウンター等の種々の構成のカウンター回路が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、非特許文献1参照)。
リプルカウンターは、最も基本的なカウンターであり、簡単かつ小規模の回路構成で実現することができる。また、グレイカウンターは、カウント値が1だけ異なる値同士のハミング距離が1となるカウンターである。また、ジョンソンカウンターは、カウント値が1だけ異なる値同士のハミング距離が1となるカウンターであり、簡単な回路構成で実現することができる。
特開2003−298412号公報 特開2003−229761号公報
Jesse op den Brouw, "An Introduction to Ring Counters", Internal Report, The Hague University of Applied Sciences, 2015.
リプルカウンターでは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離の最大値は、そのリプルカウンターのビット数と等しい。このため、リプルカウンターでは、桁上がりが生じるときに大きな貫通電流が流れ易く、貫通電流が流れることにより、周辺回路に悪影響を及ぼす。
また、グレイカウンターでは、桁上がり時の貫通電流は軽減されるが、下位ビットのデータの決定に上位ビットのデータが必要であるので、その構成を実現するために回路構成が複雑化する。
また、ジョンソンカウンターでは、桁上がり時の貫通電流は軽減されるが、表現できる値が少ないので、必要なビット数が多くなり、回路規模が大きくなる。
本発明の目的は、桁上がりが生じるときの貫通電流を減少させることができ、また、回路構成を簡単かつ小規模にすることができるカウンター回路、測定装置および物理量センサーを提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
本発明のカウンター回路は、m(mは、2以上の整数)ビットカウンターをn(nは、2以上の整数)段有するカウンター部を備え、
前記n段のmビットカウンターのうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力することを特徴とする。
この発明では、n段のmビットカウンターのうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離が小さいときに桁上がり信号を出力するので、桁上がりが生じるときのハミング距離が小さくなり、これにより、貫通電流を減少させることができる。また、回路構成を簡単かつ小規模にすることができる。
本発明のカウンター回路では、前記n段のmビットカウンターのうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離が1のときの遷移時に桁上がり信号を出力することが好ましい。
これにより、貫通電流をさらに減少させることができる。
本発明のカウンター回路では、前記n段のmビットカウンターは、それぞれ、mビットのバイナリーカウンターであることが好ましい。
これにより、簡単かつ小規模の回路構成で貫通電流を減少させることができる。
本発明のカウンター回路では、前記mビットカウンターの各桁の初期の出力値は、それぞれ、「1」であることが好ましい。
これにより、貫通電流をさらに減少させることができ、また、カウンター回路のリセットを容易に行うことができ、また、カウンター部から出力されたカウントデータを容易にデコードすることができる。
本発明のカウンター回路では、前記カウンター部から出力されたカウントデータをデコードするデコード部を有することが好ましい。
これにより、カウンター回路から出力されるカウントデータをデコードすることなく用いることができ、これによって、カウンター回路を各用途に容易に用いることができる。
本発明のカウンター回路では、前記デコード部は、前記n段のmビットカウンターのそれぞれから出力されたデータ毎に、所定の数を加算または減算することにより前記カウントデータをデコードすることが好ましい。
これにより、カウントデータを容易にデコードすることができる。
本発明のカウンター回路では、前記n段の前記mビットカウンターで構成される部分は、m1ビットカウンターと、前記m1ビットカウンターとビット数の異なるm2(m1とm2の一方は、2以上の整数、他方は、1以上の整数)ビットカウンターとを有し、
前記m1ビットカウンターは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm1以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力するか、または、前記m2ビットカウンターは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm2以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力するか、または、前記m1ビットカウンターは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm1以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力し、かつ、前記m2ビットカウンターは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm2以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力することが好ましい。
これにより、ビット数の異なる複数の単位カウンターを有するカウンター回路を実現することができる。
本発明の測定装置は、本発明のカウンター回路を備え、
前記カウンター回路を用いて測定を行うことを特徴とする。
この発明では、n段のmビットカウンターのうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離が小さいときに桁上がり信号を出力するので、桁上がりが生じるときのハミング距離が小さくなり、これにより、貫通電流を減少させることができる。また、回路構成を簡単かつ小規模にすることができる。
本発明の測定装置では、被測定信号と基準信号との周波数比を測定することが好ましい。
これにより、周波数比を精度良く測定することができる。
本発明の物理量センサーは、物理量を検出する検出部と、
前記検出部から出力された被測定信号が入力される本発明の測定装置と、を備えることを特徴とする。
この発明では、n段のmビットカウンターのうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離が小さいときに桁上がり信号を出力するので、桁上がりが生じるときのハミング距離が小さくなり、これにより、貫通電流を減少させることができる。また、回路構成を簡単かつ小規模にすることができる。
本発明のカウンター回路の第1実施形態を示すブロック図である。 図1に示すカウンター回路の初段のmビットカウンターを示すブロック図である。 リプルカウンターの動作を説明するための図である。 リプルカウンターの動作を説明するための図である。 図1に示すカウンター回路の動作を説明するための図である。 図1に示すカウンター回路の動作を説明するための図である。 本発明のカウンター回路の第2実施形態を示すブロック図である。 図7に示すカウンター回路のデコード部の動作を説明するための図である。 本発明のカウンター回路の第3実施形態を示すブロック図である。 図9に示すカウンター回路の動作を説明するための図である。 本発明の測定装置の1例である周波数比測定装置の実施形態を示すブロック図である。 本発明の物理量センサーの1例である加速度センサーの実施形態を示す図である。 図12中のA−A線での断面図である。 実験の際の測定に用いる装置およびその装置の接続を説明するためのブロック部である。 実験の際の測定に用いる装置およびその装置の接続を説明するためのブロック部である。 実験結果を示すグラフである。 実験結果を示すグラフである。
以下、本発明のカウンター回路、測定装置および物理量センサーを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のカウンター回路の第1実施形態を示すブロック図である。図2は、図1に示すカウンター回路の初段のmビットカウンターを示すブロック図である。図3および図4は、それぞれ、リプルカウンターの動作を説明するための図である。図5および図6は、それぞれ、図1に示すカウンター回路の動作を説明するための図である。
なお、以下の説明では、信号のレベルが「ロー(Low)」の場合を「0」、信号のレベルが「ハイ(High)」の場合を「1」とも言う。
また、出力した信号が「0」の場合、その信号を出力した回路の状態を「0」、出力した信号が「1」の場合、その信号を出力した回路の状態を「1」とも言う。
まず、特許請求の範囲の記載に対応させてカウンター回路1の概要について説明し、その後で、具体的に説明する。
図1に示すように、カウンター回路1は、m(mは、2以上の整数)ビットカウンター3をn(nは、2以上の整数)段有するカウンター部2を備えている。そして、n段のmビットカウンター3のうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力する。
このカウンター回路1によれば、n段のmビットカウンター3のうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離が小さいときに桁上がり信号を出力するので、桁上がりが生じるときのハミング距離が小さくなり、これにより、貫通電流を減少させることができる。また、回路構成を簡単かつ小規模にすることができる。
また、カウンター回路1では、n段のmビットカウンター3のうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離が1のときの遷移時に桁上がり信号を出力することが好ましい。これにより、貫通電流をさらに減少させることができる。
また、カウンター回路1では、n段のmビットカウンター3は、それぞれ、mビットのバイナリーカウンターである。これにより、簡単かつ小規模の回路構成で貫通電流を減少させることができる。
また、カウンター回路1では、mビットカウンター3の各桁の初期の出力値は、それぞれ、「1」である。これにより、貫通電流をさらに減少させることができ、また、カウンター回路1のリセットを容易に行うことができ、また、カウンター部2から出力された出力値(カウントデータ)を容易にデコードすることができる。以下、具体的に説明する。
図1に示すように、カウンター回路1は、m(mは、2以上の整数)ビットカウンター3をn(nは、2以上の整数)段有するカウンター部2を備えている。このカウンター部2は、mビットカウンター3を1ユニットとし、そのmビットカウンター3をn個連結して構成された非同期式カウンターであるが、同期式カウンターであっても良い。また、本実施形態では、カウンター部2は、アップカウンターであるが、これに限らず、例えば、ダウンカウンター等の各種のカウンターに適用可能である。
また、mは、2以上であれば特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、3以上であることが好ましく、4以上であることがより好ましい。また、mは、偶数であることが好ましい。
また、nは、2以上であれば、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定される。また、nは、偶数であることが好ましい。なお、mとnとは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
以下、本実施形態では、mが「4」、nが「6」の場合、すなわち、カウンター部2が、4ビットカウンターを6段有する24ビットカウンターである場合を例に挙げて説明する。また、以下では、4(m)ビットカウンターを「カウンター」とも言う。
カウンター回路1は、カウンター3を6(n)段有するカウンター部2を備えている。各カウンター3の構成は、同様であるので、以下では、代表的に、初段(1段目)のカウンター3について説明する。なお、各カウンター3の構成は、異なっていてもよい。
図2に示すように、初段のカウンター3は、4(m)ビットのリプルカウンター(バイナリーカウンター)であり、4つのTフリップフロップ51、52、53、54と、論理積回路6とを備えている。なお、カウンター3として、リプルカウンター以外のバイナリーカウンターを用いてもよく、また、バイナリーカウンター以外のカウンターを用いてもよい。
また、Tフリップフロップ51は、Dフリップフロップ41のQバー出力端子とD入力端子とを接続してなるDフリップフロップ41で構成されている。同様に、Tフリップフロップ52、53、54は、それぞれ、Dフリップフロップ42、43、44で構成されている。Tフリップフロップ51、52、53、54は、それぞれ、クロック入力端子に入力される信号の立ち上がりエッジに同期して、Q出力端子およびQバー出力端子から出力される信号を「1」と「0」とに交互に切り換える。なお、図2中のTフリップフロップ51、52、53、54のQバー出力端子の位置に記載されている「○」は、Qバー出力端子にインバーターが接続さていることを意味するものではなく、Qバー出力端子が反転出力端子であることを示す記号である。
また、Tフリップフロップ51のQバー出力端子は、Tフリップフロップ52のクロック入力端子(T入力端子)に接続されている。また、Tフリップフロップ52のQバー出力端子は、Tフリップフロップ53のクロック入力端子に接続されている。また、Tフリップフロップ53のQバー出力端子は、Tフリップフロップ54のクロック入力端子に接続されている。
また、Tフリップフロップ51、52、53、54のQ出力端子は、それぞれ、論理積回路6の入力端子に接続されている。
そして、初段のカウンター3のTフリップフロップ51、52、53、54のQ出力端子からは、それぞれ、カウンター3の1桁目の出力値Q0、2桁目の出力値Q1、3桁目の出力値Q2、4桁目の出力値Q3が出力される。すなわち、初段のカウンター3からは、出力値(データ)Q0、Q1、Q2、Q3が出力される。この場合、Tフリップフロップ51の出力値Q0が「1」から「0」になると、Qバー出力値は、「0」から「1」になり、Tフリップフロップ52の出力値Q1は、「0」から「1」になる。そして、カウンター回路1のカウント値が1つ増加し、Tフリップフロップ51の出力値Q0が「0」から「1」になると、Qバー出力値は、「1」から「0」になり、Tフリップフロップ52の出力値Q1は、「1」を維持する。同様に、Tフリップフロップ53、54の出力値Q2、Q3もこのように切り換わる。
同様に、2段目のカウンター3からは、出力値(データ)Q4、Q5、Q6、Q7が出力される。同様に、3段目のカウンター3からは、出力値(データ)Q8、Q9、Q10、Q11が出力される。同様に、4段目のカウンター3からは、出力値(データ)Q12、Q13、Q14、Q15が出力される。同様に、5段目のカウンター3からは、出力値(データ)Q16、Q17、Q18、Q19が出力される。同様に、6段目(最後の段)のカウンター3からは、出力値(データ)Q20、Q21、Q22、Q23が出力される。このようにして、カウンター部2から、出力値(カウントデータ)Q0〜Q23が出力される。
また、各カウンター3の論理積回路6の出力端子からは、それぞれ、カウンター3において桁上がり(キャリー)が生じると、その桁上がりを示す「桁上がり信号C(キャリー信号)」が出力される。桁上がり信号Cは、桁上がりが生じないときは、「0」であり、桁上がりが生じると、「1」となる。本明細書では、桁上がり信号Cが「0」の場合を「桁上がり信号Cが出力されていない」、桁上がり信号が「1」の場合を「桁上がり信号Cが出力された(出力されている)」と定義する。具体的には、各カウンター3では、それぞれ、遷移前の状態の出力値「Q3、Q2、Q1、Q0」が「1110」であり、遷移後の状態の出力値「Q3、Q2、Q1、Q0」が「1111」の場合に、遷移後の論理積回路6の出力値、すなわち、桁上がり信号Cは、「1」となる。なお、論理積回路6により、桁上がり信号Cを生成する桁上がり信号生成部が構成される。
図1に示すように、初段のカウンター3の論理積回路6の出力端子は、次段のカウンター3のTフリップフロップ51のクロック入力端子(T入力端子)に接続されている。これにより、初段のカウンター3の論理積回路6から出力される桁上がり信号Cは、次段のカウンター3のTフリップフロップ51のクロック入力端子に入力される。以下、同様に、最後の段以外の各カウンター3の論理積回路6の出力端子は、それぞれ、次段のカウンター3のTフリップフロップ51のクロック入力端子に接続されている。これにより、最後の段以外の各カウンター3の論理積回路6から出力される桁上がり信号Cは、それぞれ、次段のカウンター3のTフリップフロップ51のクロック入力端子に入力される。
また、カウンター回路1への入力信号の1例であるパルス信号Pは、初段のカウンター3のTフリップフロップ51のクロック入力端子に入力される。
このカウンター回路1では、各カウンター3は、それぞれ、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離が1のときの遷移時に桁上がり信号Cを「1」とする。
以下、4ビットリプルカウンターを6段有するリプルカウンター(以下、単に「リプルカウンター」とも言う)の初段の4ビットリプルカウンターと対比して、カウンター回路1の初段のカウンター3を説明する。
まず、リプルカウンターの初段の4ビットリプルカウンターについて説明する。
4ビットリプルカウンターでは、パルス信号Pのパルス(クロック)をカウントする場合、現在のカウント値(10進数で表記)と、現在の状態での出力値「Q3、Q2、Q1、Q0」と、次の状態での出力値「Q3、Q2、Q1、Q0」と、次の状態に遷移したときの桁上がり信号Cと、現在の状態と次の状態とのハミング距離とは、図3に示すようになっている。
図3に示すように、4ビットリプルカウンターでは、カウント値が「0」のとき、すなわち、初期の出力値は、「0000」であり、次の状態での出力値は、「0001」である。また、遷移後の桁上がり信号Cは、「0」である。また、ハミング距離は、「1」である。
以下、途中の説明は省略するが、カウント値が「15」のときの出力値は、「1111」であり、次の状態での出力値は、「0000」である。また、遷移後の桁上がり信号Cは、「1」である。また、ハミング距離は、「4」である。
このように4ビットリプルカウンターでは、ハミング距離が4のときの遷移時に、桁上がり信号Cを「1」とする。このため、大きな貫通電流が流れ易い。
次に、カウンター回路1の初段のカウンター3について説明する。
カウンター3では、パルス信号Pのパルス(クロック)をカウントする場合、現在のカウント値(10進数で表記)と、現在の状態での出力値「Q3、Q2、Q1、Q0」と、次の状態での出力値「Q3、Q2、Q1、Q0」と、次の状態に遷移したときの桁上がり信号Cと、現在の状態と次の状態とのハミング距離とは、図5に示すようになっている。
図5に示すように、カウンター3では、カウント値が「0」のとき、すなわち、初期の出力値は、「1111」であり、次の状態での出力値は、「0000」である。また、遷移後の桁上がり信号Cは、「0」である。また、ハミング距離は、「4」である。このように、カウンター3では、その状態は、4ビットリプルカウンターの1つ前の状態になっている。
以下、途中の説明は省略するが、カウント値が「15」のときの出力値は、「1110」であり、次の状態での出力値は、「1111」である。また、遷移後の桁上がり信号Cは、「1」である。また、ハミング距離は、「1」である。
このようにカウンター3では、ハミング距離が1のときの遷移時に、桁上がり信号Cを「1」とする。このため、貫通電流を減少させることができる。なお、ハミング距離が1のときの他の遷移時に、桁上がり信号Cを「1」としてもよい。
次に、カウンター回路1の効果を説明するため、カウンター3を6段有するカウンター回路1の遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離の最大値(以下、単に「ハミング距離の最大値」とも言う)と、4ビットリプルカウンターを6段有するリプルカウンターのハミング距離の最大値とを比較する。
図4に示すように、リプルカウンターでは、現在の状態(遷移前の状態)が、「111111111111111111111111」の場合、次の状態(遷移後の状態)では、「000000000000000000000000」となる。リプルカウンターでは、この場合のハミング距離が最大であり、その値は、「24」である。
なお、mビットリプルカウンターをn段有するリプルカウンターの場合(一般形)は、ハミング距離の最大値は、「m・n」である。したがって、前記のように、mが「4」、nが「6」の場合は、ハミング距離の最大値は、「24」である。
一方、図6に示すように、カウンター回路1では、現在の状態(遷移前の状態)が、「111111101110111011101110」の場合、次の状態(遷移後の状態)では、「000011111111111111111111」となる。カウンター回路1では、この場合のハミング距離が最大であり、その値は、「9」である。
なお、mビットカウンター3をn段有するカウンター回路1の場合(一般形)は、各mビットカウンター3の桁上がり時の遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離をa(aは、1以上の整数)とした場合、ハミング距離の最大値は、「a・(n−1)・m」である。また、各mビットカウンター3のaが「1」の場合は、ハミング距離の最大値は、「m+n−1」である。したがって、前記のように、aが「1」、mが「4」、nが「6」の場合は、ハミング距離の最大値は、「9」である。
このように、カウンター回路1では、桁上がりが生じるときのハミング距離の最大値がリプルカウンターに比べて小さくなる。これにより、貫通電流を減少させることができる。
以上説明したように、カウンター回路1によれば、各カウンター3は、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離が1のときに桁上がり信号を出力するので、桁上がりが生じるときのハミング距離が小さくなり、これにより、貫通電流を減少させることができる。
また、カウンター回路1では、回路の基本構成は、リプルカウンターと同様であるので、回路構成を簡単かつ小規模にすることができる。
なお、カウンター回路1は、前記の構成に限定されず、例えば、6つのカウンター3のうちの1つ、2つ、3つ、4つまたは5つが、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離が1のときの遷移時に桁上がり信号Cを「1」とするように構成されていてもよい。
また、カウンター回路1は、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離が1ではなく、2または3のときの遷移時に桁上がり信号Cを「1」とするように構成されていてもよい。
また、桁上がり信号Cを「1」とするときの遷移時の遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離は、本実施形態では、各カウンター3のすべてが同一であるが、これに限らず、異なっていてもよい。
<第2実施形態>
図7は、本発明のカウンター回路の第2実施形態を示すブロック図である。図8は、図7に示すカウンター回路のデコード部の動作を説明するための図である。
以下、第2実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態は、主として、さらにデコード部7を有すること以外は第1実施形態と同様である。
図7に示すように、第2実施形態のカウンター回路1は、カウンター部2と、カウンター部2から出力された出力値(カウントデータ)Q0〜Q23をデコードするデコード部7とを有している。デコード部7は、カウンター部2の出力側に接続されている。このカウンター回路1によれば、デコード部7を有しているので、カウンター回路1の出力値Q0〜Q23をデコードすることなく用いることができ、これによって、カウンター回路1を各用途に容易に用いることができる。
また、デコード部7は、n段のmビットカウンター3(カウンター)のそれぞれから出力された出力値(データ)毎、すなわち、出力値Q0〜Q3、出力値Q4〜Q7、出力値Q8〜Q11、出力値Q12〜Q15、出力値Q16〜Q19、出力値Q20〜Q23をそれぞれ1単位として、所定の数を加算または減算することにより出力値(カウントデータ)Q0〜Q23をデコードする。これにより、出力値Q0〜Q23を容易にデコードすることができる。
以下、デコード部7について、具体的に説明する。なお、各カウンター3の出力値Q0〜Q3、出力値Q4〜Q7、出力値Q8〜Q11、出力値Q12〜Q15、出力値Q16〜Q19、出力値Q20〜Q23に対するデコードの方法は、同様であるので、以下では代表的に、初段のカウンター3の出力値Q0〜Q3に対するデコードの方法について説明する。
図8に示すように、デコード部7では、カウンター3の現在の状態での出力値「Q3、Q2、Q1、Q0」に対し、1を加算すること、すなわち、出力値「Q3、Q2、Q1、Q0」をインクリメントすることにより、デコードする。
例えば、カウンター3の現在の状態(デコード前)での出力値「Q3、Q2、Q1、Q0」が、「1111」の場合は、デコード後の値であるデコード部7の出力値「Q3、Q2、Q1、Q0」は、「0000」となる。
カウンター回路1では、デコード前のカウンター3の出力値「1111」は、カウント値「0」を示しており、デコードすることにより、デコード後の値は、2進数の「0」、すなわち、「0000」となる。
以上のような第2実施形態によっても、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。
なお、第2実施形態は、第3実施形態にも適用することができる。
<第3実施形態>
図9は、本発明のカウンター回路の第3実施形態を示すブロック図である。図10は図9に示すカウンター回路の動作を説明するための図である。
以下、第3実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
まず、特許請求の範囲の記載に対応させて第3実施形態のカウンター回路1の概要について説明し、その後で、具体的に説明する。
図9に示すように、第3実施形態のカウンター回路1では、n段のmビットカウンター3(図1参照)で構成される部分(カウンター部2)は、m1ビットカウンター81と、m1ビットカウンター81とビット数の異なるm2(m1とm2の一方は、2以上の整数、他方は、1以上の整数)ビットカウンター82とを有している。そして、m1ビットカウンター81は、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm1以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力するか、または、m2ビットカウンター82は、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm2以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力するか、または、m1ビットカウンター81は、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm1以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力し、かつ、m2ビットカウンター82は、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm2以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力する。このカウンター回路1によれば、ビット数の異なる複数の単位カウンター(m1ビットカウンター81、m2ビットカウンター82)を有するカウンター回路1を実現することができる。
また、この第3実施形態のカウンター回路1は、以下のように表現することもできる。
第3実施形態のカウンター回路1は、m1(m1は、2以上の整数)ビットカウンター81をn1(n1は、1以上の整数)段と、m1ビットカウンター81とビット数の異なるm2(m2は、2以上の整数)ビットカウンター82をn2(n2は、1以上の整数)段有するカウンター部2を備えている。そして、n1段のm1ビットカウンター81のうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm1以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力するか、または、n2段のm2ビットカウンター82のうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm2以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力するか、または、n1段のm1ビットカウンター81のうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm1以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力し、かつ、n2段のm2ビットカウンター82のうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm2以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力する。以下、具体的に説明する。
図9に示すように、第3実施形態のカウンター回路1では、カウンター部2は、m1(m1は、2以上の整数)ビットカウンター3をn1(n1は、1以上の整数)段と、m1ビットカウンター81とビット数の異なるm2(m2は、2以上の整数)ビットカウンター3をn2(n2は、1以上の整数)段有している。
また、m1とm2の一方は、2以上の整数、他方は、1以上の整数であれば特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定される。但し、m1は、2以上であることが好ましく、3以上であることがより好ましく、4以上であることがさらに好ましい。また、m2は、2以上であることが好ましく、3以上であることがより好ましく、4以上であることがさらに好ましい。
また、n1、n2は、それぞれ、1以上であれば、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定される。なお、n1とn2とは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。また、n1とm1とは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。また、n1とm2とは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。また、n2とm1とは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。また、n2とm2とは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
また、カウンター回路1は、下記の条件1、条件2および条件3のうちのいずれか1つを満足するように構成されている。
(条件1)
n1段のm1ビットカウンター81のうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm1以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力する。この場合、すべてのm1ビットカウンター81が遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm1以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力することが好ましい。
(条件2)
n2段のm2ビットカウンター82のうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm2以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力する。この場合すべてのm2ビットカウンター82が遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm2以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力することが好ましい。
(条件3)
n1段のm1ビットカウンター81のうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm1以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力し、かつ、n2段のm2ビットカウンター82のうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm2以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力する。この場合、すべてのm1ビットカウンター81が遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm1以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力することが好ましい。また、すべてのm2ビットカウンター82が遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm2以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力することが好ましい。
条件1は、条件3の2つの条件のうちの一方であり、条件2は、条件3の2つの条件のうちの他方であるので、以下、本実施形態では、代表的に条件3の場合について説明する。
また、本実施形態では、m1が「4」、n1が「3」、m2が「3」、n2が「4」の場合、すなわち、カウンター部2が、4(m1)ビットカウンター81を3段と、3(m2)ビットカウンター82を4段有する24ビットカウンターである場合を例に挙げて説明する。また、以下では、4(m1)ビットカウンター、3(m2)ビットカウンターをそれぞれ「カウンター」とも言う。
カウンター回路1は、カウンター81を3段とカウンター82を4段有するカウンター部2を備えている。各カウンター81の構成は、第1実施形態のカウンター3の構成と同様であり、各カウンター82の構成は、第1実施形態のカウンター3を3段にした他は同様であるので、それぞれ、その説明は省略する。
また、本実施形態では、カウンター部2において、初段、2段目、3段目に、カウンター81が設けられ、4段目、5段目、6段目、7段目に、カウンター81が設けられている。なお、カウンター81、82の配置は、これに限らず、例えば、初段にカウンター81、2段目にカウンター82、3段目にカウンター81、4段目にカウンター82、5段目にカウンター81、6段目にカウンター82、7段目にカウンター82が設けられていてもよい。
このカウンター回路1では、各カウンター81および各カウンター82は、それぞれ、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離が1のときの遷移時に桁上がり信号Cを「1」とする。
次に、カウンター回路1の動作について説明するが、各カウンター81の動作は、第1実施形態のカウンター3の動作と同様であるのでその説明は省略する。また、各カウンター82の動作は、同様であるので、以下では代表的に、初段のカウンター82について説明する。
カウンター82では、パルス信号Pのパルス(クロック)をカウントする場合、現在のカウント値(10進数で表記)と、現在の状態での出力値「Q2、Q1、Q0」と、次の状態での出力値「Q2、Q1、Q0」と、次の状態に遷移したときの桁上がり信号Cと、現在の状態と次の状態とのハミング距離とは、図10に示すようになっている。
図10に示すように、カウンター82では、カウント値が「0」のとき、すなわち、初期の出力値は、「111」であり、次の状態での出力値は、「000」である。また、遷移後の桁上がり信号Cは、「0」である。また、ハミング距離は、「3」である。このように、カウンター82では、その状態は、3ビットリプルカウンターの1つ前の状態になっている。
以下、途中の説明は省略するが、カウント値が「7」のときの出力値は、「110」であり、次の状態での出力値は、「111」である。また、遷移後の桁上がり信号Cは、「1」である。また、ハミング距離は、「1」である。
このようにカウンター3では、ハミング距離が1のときの遷移時に、桁上がり信号Cを「1」とする。このため、貫通電流を減少させることができる。なお、ハミング距離が1のときの他の遷移時に、桁上がり信号Cを「1」としてもよい。
以上のような第3実施形態によっても、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<測定装置の実施形態>
図11は、本発明の測定装置の1例である周波数比測定装置の実施形態を示すブロック図である。
図11では、回路中のバスを太線で示す。また、図11では、被測定信号において、遅延素子により遅延されていない被測定信号、遅延素子により遅延された31個の被測定信号のそれぞれを区別するため、遅延されていない被測定信号をFxまたはFx0とし、遅延された31個の被測定信号をそれぞれ、Fx1、Fx2・・・Fx31(Fx1〜Fx31は図示されていない)とする。また、Fx0〜Fx31をFx[31:0]と表記する。
以下、測定装置の1例である周波数比測定装置の実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図11に示すように、本実施形態の周波数比測定装置10(測定装置)は、カウンター回路1を備え、カウンター回路1を用いて測定を行う、すなわち、被測定信号Fxと基準信号Fsとの周波数比を測定する。
この周波数比測定装置10によれば、周波数比測定装置10が備えるカウンター回路1は、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。すなわち、カウンター回路1では、各カウンター3は、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離が小さいときに桁上がり信号を出力するので、桁上がりが生じるときのハミング距離が小さくなり、これにより、貫通電流を減少させることができる。また、回路構成を簡単かつ小規模にすることができる。また、周波数比測定装置10は、周波数比を精度良く測定することができる。以下、具体的に説明する。
図11に示す周波数比測定装置10(測定装置)は、周波数が既知である基準信号(基準クロック)Fsの周波数と被測定信号Fxの周波数との比(周波数比)に対応する値(または前記値を生成するために用いられる値)であるカウント値(カウント値を示す信号)を生成する装置(回路)である。すなわち、周波数比測定装置10の測定値(出力)が前記カウント値である。
また、周波数比測定装置10では、直接カウント方式とレシプロカルカウント方式とのいずれも採用することが可能である。以下では、代表的に、レシプロカルカウント方式を例に挙げて説明する。
図11に示すように、周波数比測定装置10は、エッジ検出部9と、カウンター回路1と、ラッチ18と、少なくとも1つ(本実施形態では、31個)の遅延素子(図示せず)と、複数(本実施形態では、32個)のカウンター30(図示は1つ)と、複数(本実施形態では、32個)のラッチ17(図示は1つ)と、数え上げ部19と、乗算器25と、カウンター20と、ラッチ24と、ラッチ26と、加算器27とを備えている。カウンター回路1は、第2実施形態のカウンター回路1と同様のものであり、カウンター部2およびデコード部7を備えている。なお、ラッチ18は、カウンター回路1の構成要素に含まれていないが、構成要素に含まれていてもよい。
カウンター30は、本実施形態では、周波数デルタシグマ変調部(以下、「FDSM(Frequency Delta Sigma Modulator)」と言う)で構成されている。FDSMは、パルス信号P(基準信号Fs)と被測定信号(Fx0〜Fx31)との一方に基づいて他方を周波数デルタシグマ変調し、周波数デルタシグマ変調信号を生成する機能を有している。また、FDSMとしては、例えば、出力信号をビットストリーム形式で出力するFDSM(ビットストリーム構成のFDSM)、出力信号をデータストリーム形式で出力するFDSM(データストリーム構成のFDSM)等を用いることができる。
本実施形態では、カウンター30は、基準信号(基準クロック)Fsから生成されたパルス信号Pの立ち上がりエッジに同期して被測定信号(Fx0〜Fx31)をラッチして第1データを出力するラッチ31(第1ラッチ)と、パルス信号Pの立ち上がりエッジに同期して前記第1データをラッチして第2データを出力するラッチ32(第2ラッチ)と、前記第1データと前記第2データの排他的論理和を演算して出力データを生成する排他的論理和回路33とを備えている。ラッチ31、ラッチ32としては、それぞれ、例えば、Dラッチ等を用いることができ、ラッチ31およびラッチ32は、例えば、Dフリップフロップ回路等で構成される。なお、本実施形態では、立ち上がりエッジでラッチ動作を行う場合を想定しているが、これに限らず、例えば、立ち下りエッジでラッチ動作を行ってもよく、または、立ち上がりエッジと立ち下りエッジの両方でラッチ動作を行ってもよい。
また、図示は省略するが、カウンター30の入力側には、遅延素子が接続されており、その遅延素子により、被測定信号Fxを遅延させる。
また、カウンター20は、ラッチ21、ラッチ22および排他的論理和回路23を備えており、前記カウンター30と同様に構成されている。
また、エッジ検出部9は、遅延素子91と、排他的論理和回路92とを備えている。遅延素子91の出力端子は、排他的論理和回路92の一方の入力端子に接続されている。また、遅延素子91としては、本実施形態では、バッファーが用いられている。
また、カウンター30と、ラッチ17と、数え上げ部19と、乗算器25と、加算器27とは、入力側から出力側に向って、この順序で接続されている。また、数え上げ部19は、「1」ビットの数え上げを行う機能を有している。
また、エッジ検出部9と、カウンター部2と、ラッチ18と、デコード部7と、乗算器25とは、入力側から出力側に向って、この順序で接続されている。
また、カウンター20と、ラッチ24とは、入力側から出力側に向って、この順序で接続されている。
また、前記ラッチ17、ラッチ18およびラッチ26としては、それぞれ、例えば、Dラッチ等を用いることができる。
また、エッジ検出部9の出力端子は、カウンター30の各ラッチ31のクロック入力端子および各ラッチ32のクロック入力端子と、カウンター部2の初段のカウンター3のTフリップフロップ51のクロック入力端子と(図2参照)、ラッチ18のクロック入力端子と、ラッチ26のクロック入力端子と、各ラッチ17のクロック入力端子と、カウンター20のラッチ21のクロック入力端子およびラッチ22のクロック入力端子と、ラッチ24のクロック入力端子とに、それぞれ、接続されている。
また、カウンター部2の出力端子は、ラッチ18の入力端子に接続されている。また、ラッチ18の出力端子は、デコード部7の入力端子に接続されている。また、デコード部7の出力端子は、乗算器25の一方の入力端子に接続されている。また、数え上げ部19の出力端子は、乗算器25の他方の入力端子に接続されている。
また、乗算器25の出力端子は、加算器27の一方の入力端子に接続されている。また、加算器27の出力端子は、ラッチ26の入力端子に接続され、ラッチ26の出力端子は、加算器27の他方の入力端子に接続されている。また、ラッチ24の出力端子は、加算器27のリセット端子に接続されている。
また、基準信号Fsは、エッジ検出部9の排他的論理和回路92の一方の入力端子に接続されている遅延素子91の入力端子と、排他的論理和回路92の他方の入力端子とに、それぞれ、入力されている。
また、被測定信号Fx(Fx0)は、カウンター20のラッチ21の入力端子と、複数のカウンター30のうちの所定のカウンター30のラッチ31の入力端子と、複数の遅延素子のうちの初段の遅延素子の入力端子(図示せず)とに、それぞれ、入力されている。また、初段の遅延素子で遅延された被測定信号Fx1は、別のカウンター30のラッチ31の入力端子と、2段目の遅延素子の入力端子とに、それぞれ、入力されている。また、2段目の遅延素子で遅延された被測定信号Fx2は、別のカウンター30のラッチ31の入力端子と、3段目の遅延素子の入力端子とに、それぞれ、入力されている。以下、同様にして、3段目以降の遅延素子で遅延された被測定信号Fx3〜Fx31は、それぞれ、別のカウンター30のラッチ31の入力端子に入力されている。
次に、周波数比測定装置10の動作について説明する。
図11に示すように、エッジ検出部9では、基準信号Fsの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジが検出される。すなわち、エッジ検出部9は、基準信号Fsの立ち上がりエッジに同期したパルスおよび基準信号Fsの立ち下がりエッジに同期したパルスを有するパルス信号Pを出力する。
また、エッジ検出部9から出力されたパルス信号Pは、カウンター部2に入力され、カウンター部2は、エッジ検出部9から出力されるパルス信号Pのパルスをカウントし、そのパルスのカウント値を出力する。
また、パルス信号Pは、各カウンター30のラッチ31のクロック入力端子およびラッチ32のクロック入力端子と、各ラッチ17のクロック入力端子と、ラッチ18のクロック入力端子と、ラッチ26のクロック入力端子と、カウンター20のラッチ21のクロック入力端子およびラッチ22のクロック入力端子と、ラッチ24のクロック入力端子とに、それぞれ、入力される。
各カウンター30では、それぞれ、ラッチ31は、パルス信号Pの立ち上がりエッジに同期して被測定信号(Fx0〜Fx31)をラッチして第1データを出力し、ラッチ32は、パルス信号Pの立ち上がりエッジに同期して前記第1データをラッチして第2データを出力し、排他的論理和回路33は、前記第1データと前記第2データの排他的論理和を演算して出力データを生成し、出力する。すなわち、排他的論理和回路33は、パルス信号Pが1周期推移する間の被測定信号(Fx0〜Fx31)の反転回数が偶数であれば「0」、奇数であれば「1」を出力する。これにより、各カウンター30からは、被測定信号(Fx0〜Fx31)の立ち上がりおよび立ち下がりに対応してそれぞれ「1」が出力され、その他は「0」が出力される。
また、カウンター30から出力された信号は、それぞれ、ラッチ17により、パルス信号Pの立ち上がりエッジに同期してラッチされ、出力される。
次に、数え上げ部19は、カウンター30から出力された信号の「1」ビットの数え上げを行う。すなわち、カウンター部2の各カウント値のときのカウンター30から出力された信号の「1」の数を数える。
また、カウンター部2から出力されたカウント値は、ラッチ18に入力される。ラッチ18は、パルス信号Pの立ち上がりエッジに同期して前記カウント値をラッチし、出力する。そして、デコード部7は、ラッチ18から出力されたカウント値をデコードする。
次に、乗算器25は、数え上げ部19から出力された数値と、デコード部7から出力されたカウント値とを乗算し、その乗算値を出力する。この乗算値は、加算器27の一方の入力端子に入力される。
また、カウンター20では、ラッチ21は、パルス信号Pの立ち上がりエッジに同期して被測定信号Fxをラッチして第1データを出力し、ラッチ22は、パルス信号Pの立ち上がりエッジに同期して前記第1データをラッチして第2データを出力し、排他的論理和回路23は、前記第1データと前記第2データの排他的論理和を演算して出力データを生成し、出力する。すなわち、カウンター20からは、被測定信号Fxの立ち上がりおよび立ち下がりに対応してそれぞれ「1」が出力され、その他は「0」が出力される。
カウンター20から出力された信号は、ラッチ24により、パルス信号Pの立ち上がりエッジに同期してラッチされ、出力され、加算器27のリセット端子に入力される。
乗算器25から出力された乗算値は、加算器27の一方の入力端子に入力される。また、加算器27の出力は、ラッチ26により、パルス信号Pの立ち上がりエッジに同期してラッチされ、出力され、加算器27の他方の入力端子に入力される。
加算器27は、現在の乗算値と、ラッチ26にラッチされている1つ前の乗算値とを加算し、出力する。この出力は、積算されたレシプロカルカウント値の総和である。
以降の動作については詳細な説明を省略するが、例えば、現在の積算されたレシプロカルカウント値の総和と、1つ前の積算されたレシプロカルカウント値の総和との差を求め、出力する。この出力は、レシプロカルカウント値の総和である。なお、レシプロカルカウント値の総和を求める方法としては、この方法に限定されず、他の方法を用いてもよい。また、例えば、ローパスフィルター、移動平均フィルター等のフィルター等を設けてもよい。
なお、本実施形態におけるレシプロカルカウント値は、32個のカウンター30の1つ分の出力に相当する値であり、被測定信号Fの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとの間に含まれるパルス信号Pの立ち上がりエッジの数である。したがって、レシプロカルカウント値から基準信号Fsと被測定信号Fxとの周波数比を求めることができる。
また、レシプロカルカウント値の総和は、すべてのカウンター3の出力から得られたレシプロカルカウント値を合計した値である。したがって、レシプロカルカウント値の総和からも基準信号Fsと被測定信号Fxとの周波数比を求めることができる。
以上のような周波数比測定装置10によれば、その周波数比測定装置10が備えるカウンター回路1は、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。また、周波数比測定装置10は、周波数比を精度良く測定することができる。
<物理量センサーの実施形態>
図12は、本発明の物理量センサーの1例である加速度センサーの実施形態を示す図である。図13は、図12中のA−A線での断面図である。
以下、物理量センサーの1例である加速度センサーの実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図12および図13に示すように、本実施形態の加速度センサー100(物理量センサー)は、物理量(振動に関する物理量)の1例である加速度を検出する検出部200と、検出部200から出力された被測定信号が入力される周波数比測定装置10(測定装置)とを備えている。検出部200と周波数比測定装置10とは電気的に接続されている。すなわち、検出部200の出力が、周波数比測定装置10の被測定信号として周波数比測定装置10に入力される。周波数比測定装置10は、検出部200に内蔵されていてもよく、また、外付けであってもよい。なお、周波数比測定装置10については、既に図11等に基づいて説明したので、その説明は省略する。
検出部200は、平板状のベース部210と、ベース部210に継ぎ手部211を介して接続された略矩形平板状の可動部212と、ベース部210と可動部212とに掛け渡された物理量検出素子の1例である加速度検出素子213と、少なくとも上記各構成要素を内部に収納するパッケージ220とを備えている。
この検出部200は、外部端子227、228、内部端子224、225、外部接続端子214e、214f、接続端子210b、210c等を経由して加速度検出素子213の励振電極に印加される駆動信号によって、加速度検出素子213の振動梁213a、213bが所定の周波数で発振(共振)する。そして、検出部200は、加わる加速度に応じて変化する加速度検出素子213の共振周波数を被測定信号(検出信号)として出力する。
この被測定信号は、周波数比測定装置10に入力され、周波数比測定装置10は、前記実施形態で説明したように動作する。
また、検出部200の数は、本実施形態では1つであるが、これに限らず、例えば、2つ、または3つでもよい。検出部200を3つ設け、各検出部200の検出軸を互いに直交(交差)させることにより、互いに直交する3つの検出軸のそれぞれの軸方向の加速度を検出することが可能である。
以上のような加速度センサー100によれば、その加速度センサー100が備えるカウンター回路1および周波数比測定装置10は、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。すなわち、カウンター回路1では、各カウンター3は、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離が小さいときに桁上がり信号を出力するので、桁上がりが生じるときのハミング距離が小さくなり、これにより、貫通電流を減少させることができる。また、回路構成を簡単かつ小規模にすることができる。また、加速度センサー100は、加速度を精度良く検出することができる。
<実験>
前述したカウンター回路1の効果を確認するため、下記の実験を行なった。
図14および図15は、それぞれ、実験の際の測定に用いる装置およびその装置の接続を説明するためのブロック部である。図16および図17は、それぞれ、実験結果を示すグラフである。
(実施例)
第2実施形態のカウンター回路1を備える前記実施形態の周波数比測定装置10を用意した。カウンター回路1は、4ビットカウンターを6段有しており(24ビット)、各4ビットカウンターは、それぞれ、「1110」から「1111」に遷移するときに、桁上がり信号Cを「1」にする。このカウンター回路1の遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離の最大値は、「9」である。
そして、図14および図15に示すように、周波数比測定装置10の電源ラインに対してオシロスコープ400を接続し、周波数比測定装置10を動作させ、カウンター回路1で26MHzのクロックをカウントしつつ、電源ノイズの周波数スペクトルを測定した。周波数比測定装置10への印加電圧は、3.3Vとした。また、ノイズの周波数スペクトルは、オシロスコープ400が有する高速フーリエ変換機能を使用し、高速フーリエ変換を行って求めた。その結果は、図16に示す通りである。図16に示すグラフの横軸は、高速フーリエ変換を行って求めたノイズの周波数(FFT周波数)であり、縦軸は、ノイズスペクトル(強度)である。
(比較例)
カウンター回路1をリプルカウンターに変更した他は前記実施例と同様の周波数比測定装置を用意した。
リプルカウンターは、4ビットリプルカウンターを6段有しており(24ビット)、各4ビットリプルカウンターは、それぞれ、「1111」から「0000」に遷移するときに、桁上がり信号を「1」にする。このリプルカウンターの遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離の最大値は、「24」である。
そして、前記実施例と同様にして測定を行った。その結果は、図17に示す通りである。図17に示すグラフの縦軸および横軸は、図16に示すグラフと同様である。
(実験結果)
比較例では、図17に示すように、周波数が99.18Hzのときと、その2倍の198.36Hz(倍波)のときに、それぞれ、矢印で指し示す大きな電源ノイズ(ノイズ成分)が生じた。このノイズは、桁上がりが生じるときの貫通電流の影響によるものと考えられる。その理由は、カウントしたクロックの周波数である26MHzを218で除算すると、前記ノイズの周波数である99.18Hzとなり、べき指数「18」は、桁上がりが生じるときの遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離に相当するためである。同様に、26MHzを217で除算すると、前記ノイズの周波数である198.36Hzとなり、べき指数「17」は、桁上がりが生じるときの遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離に相当するためである。
これに対し、実施例では、図16に示すように、前記貫通電流が減少し、周波数が99.18Hzおよび198.36Hzのノイズ成分が抑制された。
以上、本発明のカウンター回路、測定装置および物理量センサーを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、前記実施形態では、測定装置として周波数比測定装置を例に挙げて説明したが、本発明では、測定装置は、これに限定されず、カウンター回路を設けることが可能なあらゆる測定装置に適用可能である。
また、前記実施形態では、物理量センサーとして、加速度センサーを例に挙げて説明したが、本発明では、物理量センサーは、物理量の変化を周波数変化として検出することが可能なものであれば、これに限定されず、この他、例えば、質量センサー、超音波センサー、角加速度センサー、容量センサー等が挙げられる。
また、本発明の物理量センサーは、例えば、傾斜計、地震計、ナビゲーション装置、姿勢制御装置、ゲームコントローラー、携帯電話、スマートフォン、デジタルスチルカメラ等の各種の電子機器や、自動車等の各種の移動体等に適用することが可能である。すなわち、本発明では、本発明の物理量センサーを備えた電子機器、本発明の物理量センサーを備えた移動体等を提供することが可能である。
1…カウンター回路、2…カウンター部、3…mビットカウンター(カウンター)、41…Dフリップフロップ、42…Dフリップフロップ、43…Dフリップフロップ、44…Dフリップフロップ、51…Tフリップフロップ、52…Tフリップフロップ、53…Tフリップフロップ、54…Tフリップフロップ、6…論理積回路、7…デコード部、81…m1ビットカウンター(カウンター)、82…m2ビットカウンター(カウンター)、9…エッジ検出部、91…遅延素子、92…排他的論理和回路、10…周波数比測定装置、17…ラッチ、18…ラッチ、19…数え上げ部、20…カウンター、21…ラッチ、22…ラッチ、23…排他的論理和回路、24…ラッチ、25…乗算器、26…ラッチ、27…加算器、30…カウンター、31…ラッチ、32…ラッチ、33…排他的論理和回路、100…加速度センサー、200…検出部、210…ベース部、210b…接続端子、210c…接続端子、211…継ぎ手部、212…可動部、213…加速度検出素子、213a…振動梁、213b…振動梁、214e…外部接続端子、214f…外部接続端子、220…パッケージ、224…内部端子、225…内部端子、227…外部端子、228…外部端子、400…オシロスコープ

Claims (7)

  1. m(mは、2以上の整数)ビットカウンターをn(nは、2以上の整数)段有するカウンター部を備え、
    前記n段のmビットカウンターは、それぞれ、mビットのバイナリーアップカウンターであり、
    前記n段のmビットカウンターのうちの少なくとも1つは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がのときの遷移時に桁上がり信号を出力し、
    前記mビットカウンターの各桁の初期の出力値は、それぞれ、「1」であることを特徴とするカウンター回路。
  2. 前記カウンター部から出力されたカウントデータをデコードするデコード部を有する請求項1に記載のカウンター回路。
  3. 前記デコード部は、前記n段のmビットカウンターのそれぞれから出力されたデータ毎に、所定の数を加算または減算することにより前記カウントデータをデコードする請求項に記載のカウンター回路。
  4. 前記n段の前記mビットカウンターで構成される部分は、m1ビットカウンターと、前記m1ビットカウンターとビット数の異なるm2(m1とm2の一方は、2以上の整数、他方は、1以上の整数)ビットカウンターとを有し、
    前記m1ビットカウンターは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm1以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力するか、または、前記m2ビットカウンターは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm2以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力するか、または、前記m1ビットカウンターは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm1以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力し、かつ、前記m2ビットカウンターは、遷移前の状態と遷移後の状態とのハミング距離がm2以外のときの遷移時に桁上がり信号を出力する請求項1ないし3のいずれか1項に記載のカウンター回路。
  5. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のカウンター回路を備え、
    前記カウンター回路を用いて測定を行うことを特徴とする測定装置。
  6. 被測定信号と基準信号との周波数比を測定する請求項に記載の測定装置。
  7. 物理量を検出する検出部と、
    前記検出部から出力された被測定信号が入力される請求項またはに記載の測定装置と、を備えることを特徴とする物理量センサー。
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