JP6844310B2 - 周波数比測定装置および物理量センサー - Google Patents

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Description

本発明は、周波数比測定装置および物理量センサーに関するものである。
基準信号(基準クロック)の周波数と被測定信号の周波数との比に対応する信号であるデルタシグマ変調信号を生成する周波数カウンターが知られている。
この周波数カウンターは、周波数デルタシグマ変調部(以下、「FDSM(Frequency Delta Sigma Modulator)」と言う)を有し、そのFDSMにより、基準信号と被測定信号との一方を用いて他方を周波数デルタシグマ変調し、デルタシグマ変調信号を生成し、出力する。例えば、特許文献1には、電気的に並列に接続された複数のFDSMを有する周波数カウンターが開示されている。
また、FDSMの出力側には、ローパスフィルターが設けられている。このような構成により、FDSMの特徴の1つであるノイズシェープ機能が発揮されること(ノイズシェープ効果)により、ノイズを高周波側にシフトすることができ、ローパスフィルターにより、ノイズ成分を低減することができ、精度を向上させることができる。
また、周波数カウンターにおいて、直接カウント方式とレシプロカルカウント方式とのそれぞれを実現しようとする場合、直接カウント方式では、基準信号と被測定信号のうち、基準信号を動作信号として用いる。また、レシプロカルカウント方式では、前記とは逆に、被測定信号を動作信号として用いる。また、基準信号の周波数と被測定信号の周波数とを比較し、基準信号の周波数の方が低い場合は、直接カウント方式を採用し、被測定信号の周波数の方が低い場合は、レシプロカルカウント方式を採用することで、分解能をより高くして計測を行うことができると考えられている。したがって、被測定信号と基準信号のうち、周波数が低い方の信号を動作信号として用いる方式を採用するのが一般的である。
特開2015−220552号公報
従来のレシプロカルカウント方式の周波数カウンターは、基準信号に比べて低い周波数の被測定信号を動作信号として用いるので、消費電力を低減できるという利点を有している。
しかしながら、ローパスフィルターを被測定信号に同期させて駆動するので、ローパスフィルターの出力タイミングが、被測定信号の変動に起因して変化するという問題がある。また、被測定信号の周波数は低いので、ノイズシェープ効果を高めることが困難である。
本発明の目的は、ノイズシェープ効果を高め、測定精度を向上させつつ、消費電力を低減でき、ローパスフィルターの出力タイミングを一定にすることができる周波数比測定装置および物理量センサーを提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
本発明の周波数比測定装置は、被測定信号と、基準信号とに基づいて、前記被測定信号と前記基準信号との周波数比を測定する周波数比測定装置であって、
前記被測定信号に基づく動作信号を用いて前記基準信号を周波数デルタシグマ変調し、周波数デルタシグマ変調信号を生成する周波数デルタシグマ変調部と、
前記周波数デルタシグマ変調部の出力側に設けられたフィルターと、を備え、
前記フィルターは、前記基準信号に同期していることを特徴とする。
この発明によれば、レシプロカルカウント方式を採用しており、動作信号の周波数を基準信号の周波数よりも低くすることにより、消費電力を低減することができる。
また、被測定信号に比べ周波数が安定である基準信号に同期させてフィルターを駆動することにより、フィルターで所定の処理が行われた周波数デルタシグマ変調信号の出力タイミングの揺らぎを抑えることができ、測定精度を向上させることができる。
本発明の周波数比測定装置では、前記基準信号の周波数は、前記動作信号の周波数よりも高いことが好ましい。
これにより、被測定信号の変化に対してカウント値の変化が大きくなるため、測定精度を向上させることができる。
本発明の周波数比測定装置では、前記動作信号は、前記被測定信号であることが好ましい。
これにより、被測定信号に基づいて動作信号を生成する回路を設ける場合に比べて、回路構成を簡素化することができる。
本発明の周波数比測定装置では、前記動作信号は、前記被測定信号を前記基準信号でリサンプリングしたものであることが好ましい。
これにより、適確に周波数デルタシグマ変調部を動作させることができる。
本発明の周波数比測定装置では、前記被測定信号の立ち上がりおよび立ち下がりを検出し、前記被測定信号の立ち上がりおよび立ち下がりに同期する第1の信号を生成する第1の信号生成部を有し、
前記動作信号は、前記第1の信号であることが好ましい。
これにより、被測定信号の周波数の2倍の周波数を有する動作信号を生成することができ、ノイズシェープ効果を高め、測定精度を向上させることができる。
本発明の周波数比測定装置では、前記被測定信号の立ち上がりおよび立ち下がりを検出し、前記被測定信号の立ち上がりおよび立ち下がりに同期する第1の信号を生成する第1の信号生成部を有し、
前記動作信号は、前記第1の信号を前記基準信号でリサンプリングしたものであることが好ましい。
これにより、被測定信号の周波数の2倍の周波数を有する動作信号を生成することができ、ノイズシェープ効果を高め、測定精度を向上させることができる。また、適確に周波数デルタシグマ変調部を動作させることができる。
本発明の周波数比測定装置では、第2の信号生成部を有し、
前記第2の信号生成部が、入力信号の立ち上がりおよび立ち下がりを検出し、前記入力信号の立ち上がりおよび立ち下がりに同期する第2の信号を生成し、
前記基準信号は、前記第2の信号であることが好ましい。
これにより、基準信号の周波数を高くすることができ、これによって、ノイズシェープ効果を高め、測定精度を向上させることができる。
本発明の周波数比測定装置では、前記周波数デルタシグマ変調信号に対してダウンサンプリングを行うデシメーション部を有することが好ましい。
これにより、目標のサンプリングタイミング(サンプリング周波数)を実現することができる。また、ダウンサンプリングにより動作速度を低下させることで、消費電力を低減することができる。
本発明の周波数比測定装置では、前記フィルターは、前記デシメーション部を有することが好ましい。
これにより、フィルターとは別にデシメーション部を設ける必要がなく、回路構成を簡素化することができる。
本発明の周波数比測定装置では、前記デシメーション部は、前記基準信号を分周する分周器と、
前記分周器により分周された前記基準信号により、前記周波数デルタシグマ変調信号をラッチするラッチと、を有することが好ましい。
これにより、簡易にデシメーション部を構成することができる。
本発明の周波数比測定装置では、前記ラッチは、前記フィルターの出力側に設けられていることが好ましい。
これにより、フィルターとは別にデシメーション部を設けることができ、設計の自由度を広くすることができる。
本発明の物理量センサーは、物理量を検出する検出部と、
前記検出部から出力された被測定信号が入力される本発明の周波数比測定装置と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、レシプロカルカウント方式を採用しており、動作信号の周波数を基準信号の周波数よりも低くすることにより、消費電力を低減することができる。
また、被測定信号に比べ周波数が安定である基準信号に同期させてフィルターを駆動することにより、フィルターで所定の処理が行われた周波数デルタシグマ変調信号の出力タイミングの揺らぎを抑えることができ、測定精度を向上させることができる。
本発明の周波数比測定装置の第1実施形態を示すブロック図である。 本発明の周波数比測定装置の第2実施形態を示すブロック図である。 本発明の周波数比測定装置の第3実施形態を示すブロック図である。 本発明の周波数比測定装置の第4実施形態を示すブロック図である。 本発明の周波数比測定装置の第5実施形態を示すブロック図である。 本発明の周波数比測定装置の第6実施形態を示すブロック図である。 本発明の物理量センサーの1例である加速度センサーの実施形態における検出部の内部構造を示す図である。 図7中のA−A線での断面図である。
以下、本発明の周波数比測定装置および物理量センサーを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の周波数比測定装置の第1実施形態を示すブロック図である。
なお、以下の説明では、信号のレベルが「ロー(Low)」の場合を「0」、信号のレベルが「ハイ(High)」の場合を「1」とも言う。
まず、周波数比測定装置1の概要について説明し、その後で、具体的に説明する。
図1に示す周波数比測定装置1は、被測定信号と、基準信号とに基づいて、被測定信号と基準信号との周波数比を測定する装置である。周波数比測定装置1は、被測定信号に基づく動作信号を用いて基準信号を周波数デルタシグマ変調し、周波数デルタシグマ変調信号を生成する周波数デルタシグマ変調部2と、周波数デルタシグマ変調部2の出力側に設けられたフィルターの1例であるローパスフィルター3とを備えている。また、ローパスフィルター3(フィルター)は、基準信号に同期している。
被測定信号に基づく動作信号とは、被測定信号と相関のある信号であり、被測定信号に基づく動作信号には、被測定信号自体も含まれる。
また、被測定信号とは、周波数(周波数比)を計測する対象となる信号である。例えば、後述する加速度センサー100(図7、図8参照)では、被測定信号は、加速度センサー100の検出部200から出力される信号であり、その被測定信号の周波数は、加速度に対応している。
また、周波数デルタシグマ変調部2の動作信号とは、周波数デルタシグマ変調部2の動作のタイミングを与えるために用いられる信号である。
この周波数比測定装置1によれば、レシプロカルカウント方式を採用して動作信号の周波数を基準信号の周波数よりも低くすることにより、消費電力を低減することができる。また、被測定信号に比べ周波数が安定である基準信号に同期させてローパスフィルター3を駆動することにより、ローパスフィルター3で所定の処理が行われた周波数デルタシグマ変調信号の出力タイミングの揺らぎを抑えることができ、測定精度を向上させることができる。以下、具体的に説明する。
図1に示す周波数比測定装置1は、周波数が既知である基準信号(基準クロック)の周波数と被測定信号の周波数との比(周波数比)に対応する値(または前記値を生成するために用いられる値)であるカウント値(カウント値を示す信号)を生成する装置(回路)である。すなわち、周波数比測定装置1の測定値(出力)が前記カウント値である。また、周波数比測定装置1では、レシプロカルカウント方式を採用している。
図1に示すように、周波数比測定装置1は、周波数デルタシグマ変調部2(以下、「FDSM(Frequency Delta Sigma Modulator)」と言う)と、フィルターの1例であるローパスフィルター3とを備えている。FDSM2の出力側(後段)に、ローパスフィルター3が接続されている。
また、被測定信号および周波数が既知である基準信号(基準クロック)は、それぞれ、FDSM2に入力されている。この場合、基準信号は、FDSM2のカウンター21の入力端子に入力されている。また、被測定信号は、FDSM2の第1ラッチ22のクロック入力端子および第2ラッチ23のクロック入力端子に入力されている。すなわち、FDSM2の動作信号(動作クロック)は、被測定信号である。被測定信号をそのまま動作信号として用いることにより、被測定信号に基づいて動作信号を生成する回路を設ける場合に比べて、回路構成を簡素化することができる。なお、FDSM2の動作信号としては、被測定信号と相関のある信号(被測定信号に基づく信号)であれば、被測定信号そのものでなくてもよい。
また、基準信号は、ローパスフィルター3のクロック入力端子に入力されている。すなわち、ローパスフィルター3の動作信号は、基準信号である。被測定信号に比べ周波数が安定である基準信号に同期させてローパスフィルター3を駆動することにより、ローパスフィルター3で所定の処理が行われた周波数デルタシグマ変調信号の出力タイミングの揺らぎを抑えることができ、測定精度を向上させることができる。
また、被測定信号(動作信号)の周波数と基準信号の周波数の大小関係については、基準信号の周波数は、被測定信号(動作信号)の周波数よりも高いことが好ましい。本実施形態では、基準信号の周波数は、被測定信号の周波数より高く設定されている。これにより、被測定信号の変化に対してカウント値の変化が大きくなるため、測定精度を向上させることができる。また、FDSM2の動作信号として、低い周波数の被測定信号を用いることにより、消費電力を低減することができる。
また、FDSM2は、動作信号である被測定信号に基づいて(動作信号を用いて)、基準信号を周波数デルタシグマ変調し、周波数デルタシグマ変調信号を生成する機能を有している。
FDSM2としては、例えば、出力信号をビットストリーム形式で出力するFDSM(以下、「ビットストリーム構成のFDSM(ビットストリーム型FDSM)」とも言う)、出力信号をデータストリーム形式で出力するFDSM(以下、「データストリーム構成のFDSM(データストリーム型FDSM)」とも言う)等を用いることができる。
ビットストリーム構成のFDSMを用いる場合は、他の信号処理回路を簡素化することができる。また、データストリーム構成のFDSMを用いる場合は、周波数変動が大きい場合にも対応することができる。本実施形態では、代表的に、データストリーム構成のFDSMを例に挙げて説明を行う。
FDSM2は、基準信号の立ち上がりエッジをカウントしてカウント値を示すカウントデータDcを出力するカウンター21と、被測定信号の立ち上がりエッジに同期してカウントデータDcをラッチして第1データD1を出力する第1ラッチ22と、被測定信号の立ち上がりエッジに同期して第1データD1をラッチして第2データD2を出力する第2ラッチ23と、第1データD1から第2データD2を減算して出力データOUTを生成する減算器24とを備える。カウンター21としては、例えば、アップカウンター等を用いることができる。また、第1ラッチ22および第2ラッチ23は、例えばDフリップフロップ回路等で構成される。
この例のFDSM2は、1次の周波数デルタシグマ変調器とも呼ばれ、基準信号のカウント値を被測定信号により2回ラッチしており、被測定信号の立ち上がりエッジをトリガーとして基準信号のカウント値を順次保持する。この例では、立ち上がりエッジでラッチ動作を行う場合を想定しているが、立ち下りエッジもしくは立ち上がり立ち下りエッジの両方でラッチ動作を行ってもよい。また減算器24は保持されている2つのカウント値の差分を演算することで被測定信号が1周期推移する間に観測される基準信号のカウント値の増分を時間経過と共に不感期間無く出力する。被測定信号の周波数をfx、基準信号の周波数をfcとしたとき、周波数の比はfc/fxとなる。FDSM2は、周波数の比を示す周波数デルタシグマ変調信号をデジタル信号列として出力するものである。
このデジタル信号列は、データ列・データストリームと呼ばれる。なお、ビットストリーム構成のFDSMの場合は、1ビットで表されるデジタル信号列は、ビット列・ビットストリームと呼ばれる。
このようにFDSM2を低い周波数の被測定信号で駆動すること、すなわち、低い周波数の被測定信号を用いて基準信号を周波数デルタシグマ変調することにより、消費電力を低減することができる。
また、周波数比測定装置1は、周波数デルタシグマ変調部2の出力側にローパスフィルター3を有している。
このローパスフィルター3により、所定のカットオフ周波数(遮断周波数)以上の周波数成分が遮断または低減される。これにより、FDSM2から出力される信号に含まれるノイズ成分を除去または低減することができる。詳細に説明すると、まず、FDSM2の特徴の1つであるノイズシェープ機能が発揮されること(ノイズシェープ効果)により、ノイズを高周波側にシフトすることができる。そして、ローパスフィルター3により、ノイズ成分を低減することができ、測定精度を向上させることができる。
ローパスフィルター3としては、特に限定されず、例えば、一般的なローパスフィルターや、ラグリードフィルター、ラグフィルター、移動平均フィルター等が挙げられ、これらを組み合わせて用いてもよい。また、フィルターとしては、ローパスフィルター3に限らず、他の機能を有するフィルターを用いてもよい。
また、周波数比測定装置1では、ローパスフィルター3は、基準信号に同期している。本実施形態では、ローパスフィルター3の動作信号として、基準信号を用いる。すなわち、ローパスフィルター3を基準信号で駆動する。
このようにローパスフィルター3を高い周波数の基準信号で駆動することにより、ノイズシェープ効果を高めることができ、これによって、測定精度を向上させることができる。
次に、周波数比測定装置1の動作について説明する。
図1に示すように、周波数比測定装置1のFDSM2には、被測定信号および基準信号が入力される。また、ローパスフィルター3のクロック入力端子には、基準信号が入力される。
FDSM2では、前述した所定の処理が行われ、周波数デルタシグマ変調信号が生成される。
周波数デルタシグマ変調信号は、ローパスフィルター3で所定の処理が行われ、ローパスフィルター3から出力される。ローパスフィルター3は、基準信号で駆動される。
このような周波数比測定装置1は、前述した各部に対応する機能を実現するハードウェアで構成することが可能である。また、周波数比測定装置1は、前述した各部に対応する機能を実現するプログラムやモジュール等により、ソフトウェア的に構成することも可能である。また、周波数比測定装置1は、前述した各部に対応する機能を実現するハードウェアとソフトウェアとを組み合わせて構成することも可能である。
以上説明したように、周波数比測定装置1によれば、消費電力を低減することができ、また、被測定信号の変化に対してカウント値の変化が大きくなるため、測定精度を向上させることができる。
また、基準信号の周波数は一定であるので、ローパスフィルター3から周波数デルタシグマ変調信号を一定のタイミングで出力することができる。
なお、本実施形態では、FDSM2が1つ設けられているが、これに限らず、例えば、FDSM2を複数設けてもよい。この場合は、例えば、各FDSM2は、電気的に並列に接続され、また、被測定信号について、各FDSM2に互いに位相の異なる被測定信号が入力される。または、基準信号について、各FDSM2に互いに位相の異なる基準信号が入力されるように構成してもよい。または、被測定信号について、各FDSM2に互いに位相の異なる被測定信号が入力され、基準信号について、各FDSM2に互いに位相の異なる基準信号が入力されるように構成してもよい。これにより、各FDSM2の出力信号に重畳されるアイドルトーンを時間的に分散させることができる。すなわち、アイドルトーン等の量子化雑音の影響を抑制することができ、測定精度を向上させることができる。
<第2実施形態>
図2は、本発明の周波数比測定装置の第2実施形態を示すブロック図である。
以下、第2実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図2に示すように、第2実施形態の周波数比測定装置1は、FDSM2と、ラッチ4と、ローパスフィルター3と、ラッチ5とを備えている。FDSM2の出力側にラッチ4が接続され、ラッチ4の出力側にローパスフィルター3が接続されている。また、ラッチ4、5としては、それぞれ、例えば、Dラッチ等を用いることができる。ラッチ4、5を設けることにより、それぞれで、被測定信号を基準信号に同期させることができ、動作を安定させることができる。
また、ラッチ5の出力端子は、FDSM2の第1ラッチ22のクロック入力端子および第2ラッチ23のクロック入力端子に接続されている。
また、基準信号は、FDSM2のカウンター21の入力端子に入力されている。また、被測定信号は、ラッチ5の入力端子に入力され、ラッチ5から出力される信号は、FDSM2の第1ラッチ22のクロック入力端子および第2ラッチ23のクロック入力端子に入力されている。
また、基準信号は、ラッチ5のクロック入力端子、ラッチ4のクロック入力端子およびローパスフィルター3のクロック入力端子に入力されている。
このように、FDSM2の動作信号は、被測定信号を基準信号でリサンプリングしたものである。具体的には、ラッチ5は、基準信号の立ち上がりエッジに同期して被測定信号をラッチし、出力する。FDSM2の動作信号は、このラッチ5から出力される信号である。これにより、適確にFDSM2を動作させることができる。
次に、周波数比測定装置1の動作について説明する。
図2に示すように、周波数比測定装置1のFDSM2のカウンター21の入力端子、ラッチ5のクロック入力端子、ラッチ4のクロック入力端子、ローパスフィルター3のクロック入力端子には、それぞれ、基準信号が入力される。また、ラッチ5の入力端子には、被測定信号が入力される。
ラッチ5は、基準信号の立ち上がりエッジに同期して被測定信号をラッチし、出力する。ラッチ5から出力された信号は、FDSM2の第1ラッチ22のクロック入力端子および第2ラッチ23のクロック入力端子に入力され、FDSM2では、前述した所定の処理が行われ、周波数デルタシグマ変調信号が生成される。
ラッチ4は、基準信号の立ち上がりエッジに同期して周波数デルタシグマ変調信号をラッチし、出力する。ラッチ4から出力された信号は、ローパスフィルター3で所定の処理が行われ、ローパスフィルター3から出力される。ローパスフィルター3は、基準信号で駆動される。
以上のような第2実施形態によっても、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。
なお、第2実施形態では、ラッチ4、5のいずれか一方、または両方を省略してもよい。同様に、後述する第3〜第6実施形態でも、ラッチ4、5のいずれか一方、または両方を省略してもよい。
<第3実施形態>
図3は、本発明の周波数比測定装置の第3実施形態を示すブロック図である。
以下、第3実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態は、主として、さらにエッジ検出部6を有すること以外は前記第2実施形態と同様である。
まず、周波数比測定装置1の概要について説明し、その後で、具体的に説明する。
図3に示すように、第3実施形態の周波数比測定装置1は、被測定信号の立ち上がりおよび立ち下がりを検出し、被測定信号の立ち上がりおよび立ち下がりに同期するパルス信号(第1の信号)を生成する第1の信号生成部の1例であるエッジ検出部6を有している。FDSM2の動作信号は、パルス信号(第1の信号)を基準信号でリサンプリングしたものである。
これにより、被測定信号の周波数の2倍の周波数を有する動作信号を生成することができ、ノイズシェープ効果を高め、測定精度を向上させることができる。また、適確にFDSM2を動作させることができる。以下、具体的に説明する。
図3に示すように、第3実施形態の周波数比測定装置1では、エッジ検出部6の出力側にラッチ5が接続されている。すなわち、エッジ検出部6の出力端子は、ラッチ5の入力端子に接続されている。
エッジ検出部6は、遅延素子61と、排他的論理和回路62とを有している。遅延素子61の出力端子は、排他的論理和回路62の一方の入力端子に接続されている。また、遅延素子61としては、本実施形態では、バッファーが用いられている。
また、基準信号は、FDSM2のカウンター21の入力端子に入力されている。また、被測定信号は、エッジ検出部6の入力端子に入力されている。すなわち、被測定信号は、エッジ検出部6の排他的論理和回路62の一方の入力端子に接続されている遅延素子61の入力端子と、排他的論理和回路62の他方の入力端子とに、それぞれ、入力されている。そして、エッジ検出部6から出力される信号(パルス信号)は、ラッチ5の入力端子に入力され、ラッチ5から出力される信号は、FDSM2の第1ラッチ22のクロック入力端子および第2ラッチ23のクロック入力端子に入力されている。
また、基準信号は、ラッチ5のクロック入力端子、ラッチ4のクロック入力端子およびローパスフィルター3のクロック入力端子に入力されている。
このように、FDSM2の動作信号は、エッジ検出部6から出力される信号を基準信号でリサンプリングしたものである。具体的には、エッジ検出部6では、被測定信号の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジが検出される。すなわち、エッジ検出部6は、被測定信号の立ち上がりエッジに同期したパルスおよび被測定信号の立ち下がりエッジに同期したパルスを有するパルス信号を出力する。ラッチ5は、基準信号の立ち上がりエッジに同期してパルス信号をラッチし、出力する。FDSM2の動作信号は、このラッチ5から出力される信号である。これにより、被測定信号の周波数の2倍の周波数を有する信号をFDSM2の動作信号として用いることができ、ノイズシェープ効果を高め、測定精度を向上させることができる。
なお、ラッチ5は省略することが可能であり、ラッチ5を省略した場合は、FDSM2の動作信号は、エッジ検出部6から出力される信号である。
次に、周波数比測定装置1の動作について説明する。
図3に示すように、周波数比測定装置1のFDSM2のカウンター21の入力端子、ラッチ5のクロック入力端子、ラッチ4のクロック入力端子、ローパスフィルター3のクロック入力端子には、それぞれ、基準信号が入力される。また、エッジ検出部6の入力端子には、被測定信号が入力される。
エッジ検出部6は、被測定信号の立ち上がりエッジに同期したパルスおよび被測定信号の立ち下がりエッジに同期したパルスを有するパルス信号を出力する。このパルス信号は、ラッチ5の入力端子に入力される。
ラッチ5は、基準信号の立ち上がりエッジに同期してパルス信号をラッチし、出力する。ラッチ5から出力された信号は、FDSM2の第1ラッチ22のクロック入力端子および第2ラッチ23のクロック入力端子に入力され、FDSM2では、前述した所定の処理が行われ、周波数デルタシグマ変調信号が生成される。
ラッチ4は、基準信号の立ち上がりエッジに同期して周波数デルタシグマ変調信号をラッチし、出力する。ラッチ4から出力された信号は、ローパスフィルター3で所定の処理が行われ、ローパスフィルター3から出力される。ローパスフィルター3は、基準信号で駆動される。
以上のような第3実施形態によっても、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。
また、前述したように、ラッチ5は省略可能であり、ラッチ5を省略した場合は、第3実施形態の周波数比測定装置1は、被測定信号の立ち上がりおよび立ち下がりを検出し、被測定信号の立ち上がりおよび立ち下がりに同期するパルス信号(第1の信号)を生成する第1の信号生成部の1例であるエッジ検出部6を有することとなる。この場合、FDSM2の動作信号は、パルス信号(第1の信号)である。これにより、被測定信号の周波数の2倍の周波数を有する動作信号を生成することができ、ノイズシェープ効果を高め、測定精度を向上させることができる。
<第4実施形態>
図4は、本発明の周波数比測定装置の第4実施形態を示すブロック図である。
以下、第4実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第4実施形態は、主として、エッジ検出部6を、ラッチ5の入力側(前段)に代えて、FDSM2のカウンター21の入力側に設けたこと以外は前記第3実施形態と同様である。
まず、周波数比測定装置1の概要について説明し、その後で、具体的に説明する。
図4に示すように、第4実施形態の周波数比測定装置1は、第2の信号生成部の1例であるエッジ検出部6を有している。エッジ検出部6は、元信号(入力信号)の立ち上がりおよび立ち下がりを検出し、元信号(入力信号)の立ち上がりおよび立ち下がりに同期するパルス信号(第2の信号)を生成する。そして、本実施形態では、基準信号は、パルス信号(第2の信号)である。また、元信号(入力信号)は、基準信号を生成するために用いられる信号である。
これにより、被測定信号の変化に対してカウント値の変化が大きくなるため、測定精度を向上させることができる。以下、具体的に説明する。
図4に示すように、第4実施形態の周波数比測定装置1では、基準信号の生成に用いられる元信号は、エッジ検出部6の入力端子に入力されている。すなわち、元信号は、エッジ検出部6の排他的論理和回路62の一方の入力端子に接続されている遅延素子61の入力端子と、排他的論理和回路62の他方の入力端子とに、それぞれ、入力されている。
エッジ検出部6では、元信号の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジが検出される。すなわち、エッジ検出部6は、元信号の立ち上がりエッジに同期したパルスおよび元信号の立ち下がりエッジに同期したパルスを有するパルス信号を出力する。このパルス信号は、基準信号である。
エッジ検出部6から出力される基準信号(パルス信号)は、FDSM2のカウンター21の入力端子、ラッチ5のクロック入力端子、ラッチ4のクロック入力端子およびローパスフィルター3のクロック入力端子に入力されている。
また、被測定信号は、ラッチ5の入力端子に入力され、ラッチ5から出力される信号は、FDSM2の第1ラッチ22のクロック入力端子および第2ラッチ23のクロック入力端子に入力されている。
このように、FDSM2の動作信号は、被測定信号を基準信号(パルス信号)でリサンプリングしたものである。具体的には、ラッチ5は、基準信号の立ち上がりエッジに同期して被測定信号をラッチし、出力する。FDSM2の動作信号は、このラッチ5から出力される信号である。
また、エッジ検出部6を設けることにより、元信号の周波数の2倍の周波数を有する基準信号を生成することができる。このような高い周波数の基準信号を用いることにより、被測定信号の変化に対してカウント値の変化が大きくなるため、測定精度を向上させることができる。
以上のような第4実施形態によっても、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第5実施形態>
図5は、本発明の周波数比測定装置の第5実施形態を示すブロック図である。
以下、第5実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第5実施形態は、主として、さらにデシメーション部7を有すること以外は前記第2実施形態と同様である。
図5に示すように、第5実施形態の周波数比測定装置1は、さらに、周波数デルタシグマ変調信号に対してダウンサンプリング(間引き処理)を行うデシメーション部7を有している。このデシメーション部7は、ローパスフィルター3の出力側に接続されている。このデシメーション部7により、目標のサンプリングタイミング(サンプリング周波数)を実現することができる。また、ダウンサンプリングにより動作速度を低下させることで、消費電力を低減することができる。
また、デシメーション部7は、基準信号を分周する分周器71と、分周器71により分周された基準信号により、周波数デルタシグマ変調信号をラッチするラッチ72とを有している。また、分周器71の出力端子は、ラッチ72のクロック入力端子に接続されている。これにより、簡易にデシメーション部7を構成することができる。
また、分周器71の分周比は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定される。また、ラッチ72としては、例えば、Dラッチ等を用いることができる。
また、ラッチ72は、ローパスフィルター3(フィルター)の出力側に設けられている。すなわち、ローパスフィルター3の出力端子は、ラッチ72の入力端子に接続されている。このようにローパスフィルター3とは別にデシメーション部7を設けることにより、設計の自由度を広くすることができる。
また、基準信号は、FDSM2のカウンター21の入力端子に入力されている。また、被測定信号は、ラッチ5の入力端子に入力され、ラッチ5から出力される信号は、FDSM2の第1ラッチ22のクロック入力端子および第2ラッチ23のクロック入力端子に入力されている。
また、基準信号は、ラッチ5のクロック入力端子、ラッチ4のクロック入力端子、ローパスフィルター3のクロック入力端子およびデシメーション部7の分周器71の入力端子に入力されている。
次に、周波数比測定装置1の動作について説明する。
周波数比測定装置1の動作は、ローパスフィルター3までは、第2実施形態と同様であり、ローパスフィルター3から出力された周波数デルタシグマ変調信号は、デシメーション部7に入力される。
デシメーション部7では、分周器71は、基準信号を分周し、その分周された基準信号は、ラッチ72のクロック入力端子に入力される。ラッチ72は、分周された基準信号の立ち上がりエッジに同期してローパスフィルター3から出力された周波数デルタシグマ変調信号をラッチし、出力する。このようにして、周波数デルタシグマ変調信号は、ダウンサンプリングされ、これにより、消費電力を低減することができる。
以上のような第5実施形態によっても、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第6実施形態>
図6は、本発明の周波数比測定装置の第6実施形態を示すブロック図である。
以下、第6実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第6実施形態は、主として、デシメーション部8を、ローパスフィルター3の出力側に代えて、ローパスフィルター3の内部に設けたこと以外は前記第5実施形態と同様である。
図6に示すように、第6実施形態の周波数比測定装置1では、ローパスフィルター3(フィルター)は、周波数デルタシグマ変調信号に対してダウンサンプリングを行うデシメーション部8を有している。これにより、ローパスフィルター3とは別にデシメーション部を設ける必要がなく、回路構成を簡素化することができる。
デシメーション部8としては、例えば、第5実施形態のデシメーション部8と同様のものを用いることができ、また、それとは異なる構成のものを用いることもできる。
以上のような第6実施形態によっても、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<物理量センサーの実施形態>
図7は、本発明の物理量センサーの1例である加速度センサーの実施形態における検出部の内部構造を示す図である。図8は、図7中のA−A線での断面図である。
以下、物理量センサーの1例である加速度センサーの実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図7および図8に示すように、本実施形態の加速度センサー100(物理量センサー)は、物理量(振動に関する物理量)の1例である加速度を検出する検出部200と、検出部200から出力された被測定信号が入力される周波数比測定装置1(周波数比測定装置1については、図1等を参照)とを備えている。検出部200と周波数比測定装置1とは電気的に接続されている。なお、周波数比測定装置1については、既に説明したので、その説明は省略する。
検出部200は、平板状のベース部210と、ベース部210に継ぎ手部211を介して接続された略矩形平板状の可動部212と、ベース部210と可動部212とに掛け渡された物理量検出素子の1例である加速度検出素子213と、少なくとも上記各構成要素を内部に収納するパッケージ220とを備えている。
この検出部200は、外部端子227、228、内部端子224、225、外部接続端子214e、214f、接続端子210b、210c等を経由して加速度検出素子213の励振電極に印加される駆動信号によって、加速度検出素子213の振動梁213a、213bが所定の周波数で発振(共振)する。そして、検出部200は、加わる加速度に応じて変化する加速度検出素子213の共振周波数を被測定信号(検出信号)として出力する。
この被測定信号は、周波数比測定装置1に入力され、周波数比測定装置1は、前記実施形態で説明したように動作する。
また、検出部200の数は、本実施形態では1つであるが、これに限らず、例えば、2つ、または3つでもよい。検出部200を3つ設け、各検出部200の検出軸を互いに直交(交差)させることにより、互いに直交する3つの検出軸のそれぞれの軸方向の加速度を検出することが可能である。
以上のような加速度センサー100によっても、その加速度センサー100が備える周波数比測定装置1は、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。これにより、加速度センサー100は、加速度を精度良く検出することができる。
以上、本発明の周波数比測定装置および物理量センサーを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、前記実施形態では、物理量センサーとして、加速度センサーを例に挙げて説明したが、本発明では、物理量センサーは、物理量の変化を周波数変化として検出することが可能なものであれば、これに限定されず、この他、例えば、質量センサー、超音波センサー、角加速度センサー、容量センサー等が挙げられる。
また、本発明の物理量センサーは、例えば、傾斜計、地震計、ナビゲーション装置、姿勢制御装置、ゲームコントローラー、携帯電話、スマートフォン、デジタルスチルカメラ等の各種の電子機器や、自動車等の各種の移動体等に適用することが可能である。すなわち、本発明では、本発明の物理量センサーを備えた電子機器、本発明の物理量センサーを備えた移動体等を提供することが可能である。
1…周波数比測定装置、2…FDSM(周波数デルタシグマ変調部)、3…ローパスフィルター、4…ラッチ、5…ラッチ、6…エッジ検出部、7…デシメーション部、8…デシメーション部、21…カウンター、22…第1ラッチ、23…第2ラッチ、24…減算器、61…遅延素子、62…排他的論理和回路、71…分周器、72…ラッチ、100…加速度センサー、200…検出部、210…ベース部、210b…接続端子、210c…接続端子、211…継ぎ手部、212…可動部、213…加速度検出素子、213a…振動梁、213b…振動梁、214e…外部接続端子、214f…外部接続端子、220…パッケージ、224…内部端子、225…内部端子、227…外部端子、228…外部端子

Claims (9)

  1. 被測定信号と、基準信号とに基づいて、前記被測定信号と前記基準信号との周波数比を測定する周波数比測定装置であって、
    前記被測定信号に基づく動作信号を用いて前記基準信号を周波数デルタシグマ変調し、周波数デルタシグマ変調信号を生成する周波数デルタシグマ変調部と、
    前記周波数デルタシグマ変調部の出力側に設けられたフィルターと、を備え、
    前記フィルターは、前記基準信号に同期し
    前記動作信号は、前記被測定信号を前記基準信号でリサンプリングしたものであることを特徴とする周波数比測定装置。
  2. 被測定信号と、基準信号とに基づいて、前記被測定信号と前記基準信号との周波数比を測定する周波数比測定装置であって、
    前記被測定信号に基づく動作信号を用いて前記基準信号を周波数デルタシグマ変調し、周波数デルタシグマ変調信号を生成する周波数デルタシグマ変調部と、
    前記周波数デルタシグマ変調部の出力側に設けられたフィルターと、
    前記被測定信号の立ち上がりおよび立ち下がりを検出し、前記被測定信号の立ち上がりおよび立ち下がりに同期する第1の信号を生成する第1の信号生成部と、を備え、
    前記フィルターは、前記基準信号に同期し
    前記動作信号は、前記第1の信号を前記基準信号でリサンプリングしたものであることを特徴とする周波数比測定装置。
  3. 前記基準信号の周波数は、前記動作信号の周波数よりも高い請求項1または2に記載の周波数比測定装置。
  4. 第2の信号生成部を有し、
    前記第2の信号生成部が、入力信号の立ち上がりおよび立ち下がりを検出し、前記入力信号の立ち上がりおよび立ち下がりに同期する第2の信号を生成し、
    前記基準信号は、前記第2の信号である請求項1ないしのいずれか1項に記載の周波数比測定装置。
  5. 前記周波数デルタシグマ変調信号に対してダウンサンプリングを行うデシメーション部を有する請求項1ないしのいずれか1項に記載の周波数比測定装置。
  6. 前記フィルターは、前記デシメーション部を有する請求項に記載の周波数比測定装置。
  7. 前記デシメーション部は、前記基準信号を分周する分周器と、
    前記分周器により分周された前記基準信号により、前記周波数デルタシグマ変調信号をラッチするラッチと、を有する請求項に記載の周波数比測定装置。
  8. 前記ラッチは、前記フィルターの出力側に設けられている請求項に記載の周波数比測定装置。
  9. 物理量を検出する検出部と、
    前記検出部から出力された被測定信号が入力される請求項1ないしのいずれか1項に記載の周波数比測定装置と、を備えることを特徴とする物理量センサー。
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