JP2014052282A - 周波数測定回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力信号の周波数を精度良く測定する。
【解決手段】周波数測定回路100は、入力信号IN(周波数:fin)よりも高い周波数fs(>fin)のクロック信号CLKを用いて入力信号INの同期化とエッジ検出を行うことによりエッジ検出信号EDGEを生成する同期化/エッジ検出部110と、エッジ検出信号EDGEにローパスフィルタ処理を施して出力信号OUTを生成するローパスフィルタ部120と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、周波数測定回路に関するものである。
図10は、周波数測定回路の一従来例を示すブロック図である。本従来例の周波数測定回路300では、入力信号INのパルス数を短ゲートタイムカウンタ部310でカウントし、そのカウント値(nビット)をローパスフィルタ部320に入力することによって、入力信号INの周波数finに応じた出力信号OUT(mビット)が生成されていた。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1〜特許文献3を挙げることができる。
特開2010−237215号公報 特開2009−250807号公報 特開2009−250808号公報
しかしながら、上記の従来方式では、ゲート信号Sgの周波数fgが入力信号INの周波数finよりも低く、ローパスフィルタ部320のカットオフ周波数fcを1Hzよりも高く設定した場合に出力信号OUTのノイズが大きくなるという課題があった。そのため、応答速度を上げるためにカットオフ周波数fcを高く設定しなければならないアプリケーションへの適用は困難であった。
本発明は、本願の発明者らにより見出された上記の問題点に鑑み、入力信号の周波数を精度良く測定することが可能な周波数測定回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る周波数測定回路は、入力信号よりも高い周波数のクロック信号を用いて前記入力信号の同期化とエッジ検出を行うことによりエッジ検出信号を生成する同期化/エッジ検出部と、前記エッジ検出信号にローパスフィルタ処理を施して出力信号を生成するローパスフィルタ部と、を有する構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成る周波数測定回路において、前記ローパスフィルタ部は、IIRフィルタ、FIRフィルタ、及び、デシメーションフィルタの少なくとも一つを含む構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第1または第2の構成から成る周波数測定回路において、前記ローパスフィルタ部は、複数のフィルタ回路を多段に接続して成る構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第3の構成から成る周波数測定回路において、前記複数のフィルタ回路は、後段ほど出力ビット数が大きい構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第3または第4の構成から成る周波数測定回路において、前記複数のフィルタ回路は、後段ほど駆動周波数が低い構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第5いずれかの構成から成る周波数測定回路は、第1入力信号と第2入力信号の差分周波数に応じた差分信号を生成し、これを前記入力信号として出力する差分信号生成部をさらに有する構成(第6の構成)にするとよい。
また、上記第6の構成から成る周波数測定回路において、前記差分信号生成部は、前記第1入力信号がクロック信号として入力されて前記第2入力信号がデータ信号として入力されるDフリップフロップを含む構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第6または第7の構成から成る周波数測定回路は、複数の前記差分信号生成部と、前記第1入力信号と前記第2入力信号の一方が前記複数の差分信号生成部に対して各々異なる位相で入力されるように遅延を与える遅延部とを有し、複数の差分信号から複数のエッジ検出信号を生成し、複数の前記エッジ検出信号から前記第1入力信号と前記第2入力信号の差分周波数に応じた出力信号を生成する構成(第8の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第5いずれかの構成から成る周波数測定回路は、複数の前記同期化/エッジ検出部と、前記入力信号が前記複数の同期化/エッジ検出部に対して各々異なる位相で入力されるように遅延を与える遅延部と、を有し、複数のエッジ検出信号から前記入力信号の周波数に応じた出力信号を生成する構成(第9の構成)にするとよい。
また、本発明に係る電子機器は、上記第1〜第9いずれかの構成から成る周波数測定回路と、前記周波数測定回路の測定結果に応じた処理を行う処理装置と、を有する構成(第10の構成)とされている。
本発明に係る周波数測定回路であれば、入力信号の周波数を精度良く測定することが可能となる。
周波数測定回路の第1構成例を示すブロック図 周波数finと標準偏差σとの相関図 同期化/エッジ検出部110とフィルタ部120の一構成例を示す図 周波数測定動作の一例を示すタイミングチャート 周波数測定回路の第2構成例を示すブロック図 周波数測定回路の第3構成例を示すブロック図 周波数測定回路の第4構成例を示すブロック図 電子機器の一構成例(リモコン)を示すブロック図 電子機器の一構成例(リモコン)を示す外観図 周波数測定回路の一従来例を示すブロック図
<周波数測定回路>
図1は、周波数測定回路の第1構成例を示すブロック図である。本構成例の周波数測定回路100は、入力信号INの周波数finに応じたmビットの出力信号OUTを生成する回路であり、同期化/エッジ検出部110と、ローパスフィルタ部120とを有する。
同期化/エッジ検出部110は、入力信号INよりも高い周波数fs(>fin)のクロック信号CLKを用いて入力信号INの同期化とエッジ検出を行うことにより、1ビットのエッジ検出信号EDGEを生成する。
ローパスフィルタ部120は、エッジ検出信号EDGEにローパスフィルタ処理を施してmビットの出力信号OUTを生成する。
上記構成から成る周波数測定回路100では、エッジ検出信号EDGEは、ある種のパルス列として振る舞い、入力信号INの周波数変化に応じてパルスの発生頻度(粗密)が変化する。そして、入力信号INの周波数finに関する情報は、パルス列として振る舞うエッジ検出信号EDGEの周波数スペクトルの低域成分に存在する。従って、ローパスフィルタ部120を用いて、エッジ検出信号EDGEから低域成分を抽出する(量子化誤差に起因する高調波成分を除去する)ことにより、入力信号INの周波数に関する情報を抽出(復調)し、これを出力信号OUTとして出力することができる。
この技術は、ΔΣ型ADコンバータで用いられているオーバーサンプリング技術を周波数測定回路に応用したものと考えることもできる。
図2は、入力信号INの周波数finと出力信号OUT(16ビット:−32768〜+32767)の標準偏差σとの相関図である。図中の実線は同期化/エッジ検出部110を用いて生成された出力信号OUTの標準偏差σを示しており、図中の破線は短ゲートタイムカウンタ部310(図10)を用いて生成された出力信号OUTの標準偏差σを示している。なお、出力データOUTの揺れ具合(ノイズ量)は、その標準偏差σを指標として評価することが可能である。
図2では、入力信号INの周波数finを20Hzずつスイープしながら、各周波数において約300ms毎に出力信号OUTを10回ずつ測定し、各10回の測定結果に基づいて標準偏差σを算出した結果が描写されている。また、図2では、ローパスフィルタ部120のカットオフ周波数fcを50Hzとしたときの結果が描写されている。
図中の実線と破線を比較すれば明らかなように、本構成例の周波数測定回路100であれば、従来構成と比べて出力信号OUTのノイズを約1/3に低減することができる。従って、ローパスフィルタ部120のカットオフ周波数fcを不要に低下させることなく、入力信号INの周波数finを精度良く測定することが可能となる。なお、クロック信号CLKの周波数fsを上げれば、さらなるノイズの低減効果を期待することもできる。
<同期化/エッジ検出部、ローパスフィルタ部>
図3は、同期化/エッジ検出部110とローパスフィルタ部120の一構成例を示す図である。本構成例の同期化/エッジ検出部110は、Dフリップフロップ111〜113と、EXORゲート114を含む。また、本構成例のローパスフィルタ部120は、64移動平均フィルタ121と、16移動平均フィルタ122と、IIR[infinite impulse response]フィルタ123と、2分周器124と、8分周器125を含む。
Dフリップフロップ111〜113のクロック端は、いずれもクロック信号CLK(周波数:320kHz)の印加端に接続されている。Dフリップフロップ111のデータ端は、入力信号IN(周波数:0〜80kHz)の印加端に接続されている。Dフリップフロップ112のデータ端は、Dフリップフロップ111の出力端(遅延入力信号d1の印加端)に接続されている。Dフリップフロップ113のデータ端とEXORゲート114の第1入力端は、いずれもDフリップフロップ112の出力端(遅延入力信号d2の印加端)に接続されている。EXORゲート114の第2入力端は、Dフリップフロップ113の出力端(遅延入力信号d3の印加端)に接続されている。EXORゲート114の出力端は、エッジ検出信号EDGEの出力端に相当する。
64移動平均フィルタ121は、クロック信号CLK(周波数:320kHz)に同期してエッジ検出信号EDGEの64移動平均処理を行い、xビット(例えば6ビット)のデータ信号Daを生成する。なお、64移動平均フィルタ121は、デシメーションフィルタの一例である。
16移動平均フィルタ122は、分周クロック信号CK1(周波数:160kHz)に同期してデータ信号Daの16移動平均処理を行い、yビット(例えば10ビット)のデータ信号Dbを生成する。なお、16移動平均フィルタ122は、デシメーションフィルタの一例である。
IIRフィルタ123は、分周クロック信号CK2(周波数:20kHz)に同期してデータ信号DbのIIRフィルタ処理を行い、zビット(例えば16ビット)の出力信号OUTを生成する。
2分周器124は、クロック信号CLKを2分周することにより、分周クロック信号CK1を生成する。
8分周器125は、分周クロック信号CK1を8分周することにより、分周クロック信号CK2を生成する。
このように、本構成例のローパスフィルタ部120は、複数のフィルタ回路を多段に接続して成り、後段のフィルタ回路ほど出力ビット数が大きく、かつ、駆動周波数が低い構成とされている。このような構成とすることにより、ローパスフィルタ部120のフィルタ精度を高めることが可能となる。ただし、ローパスフィルタ部120の構成はこれに限定されるものではなく、複数のフィルタ回路の出力ビット数と駆動周波数のうち、少なくとも一方を固定してもよい。
また、ローパスフィルタ部120を形成するフィルタ回路の組み合わせについても、上記に限定されるものではなく、上記複数のフィルタ回路としては、IIRフィルタ、FIR[finite impulse response]フィルタ、及び、デシメーションフィルタの少なくとも一つを含むように構成すればよい。
本構成例では、両エッジの検出回路について説明したが、EXORゲート114をANDゲートに置き換え、遅延入力信号d2と遅延入力信号d3の論理反転信号d3BとをANDゲートに入力するようにすれば、立上りエッジの検出回路を実現することができ、また、遅延入力信号d2の論理反転信号d2Bと遅延入力信号d3とをANDゲートに入力するようにすれば、立下りエッジの検出回路を実現することができる。ただし、片エッジの検出回路では、両エッジの検出回路と比べて精度が半減する。
図4は、周波数測定動作の一例を示すタイミングチャートであり、上から順に、クロック信号CLK、入力信号IN、遅延信号d1〜d3、エッジ検出信号EDGE、データ信号Da及びDbが描写されている。
遅延信号d1は、入力信号INをクロック信号CLKに同期して1回遅延させることにより生成される。遅延信号d2は、遅延信号d1をクロック信号CLKに同期してさらに1回遅延させる(入力信号INをクロック信号CLKに同期して2回遅延させる)ことにより生成される。遅延信号d3は、遅延信号d2をクロック信号CLKに同期してさらに1回遅延させる(入力信号INをクロック信号CLKに同期して3回遅延させる)ことにより生成される。エッジ検出信号EDGEは、遅延信号d2及びd3の排他的論理和演算により生成される。すなわち、エッジ検出信号EDGEは、遅延信号d2及びd3が同一の論理レベルであるときにローレベルとなり、遅延信号d2及びd3が異なる論理レベルであるときにハイレベルとなる。
なお、同期化/エッジ検出部110の内部遅延段数(Dフリップフロップの直列段数)については、適切なメタステーブル対策が実施され得る限り、任意に設計すればよい。
図5は、周波数測定回路の第2構成例を示すブロック図である。本構成例の周波数測定回路100は、第1構成とほぼ同様の構成であり、入力信号IN1(周波数:f1)と入力信号IN2(周波数:f2<f1)の入力を受けて差分信号(周波数:f1−f2)を生成し、これを入力信号INとして出力する差分信号生成部130をさらに有する。
差分信号生成部130は、Dフリップフロップ131及び132を含む。Dフリップフロップ131には、入力信号IN1がクロック信号として入力されており、入力信号IN2がデータ信号として入力されている。一方、Dフリップフロップ132には、入力信号IN1がクロック信号として入力されており、Dフリップフロップ131の出力信号がデータ信号として入力されている。このような構成とすることにより、互いに非同期で入力される入力信号IN1及びIN2に対して、適切なメタステーブル対策を実施することが可能となる。
このように、同期化/エッジ検出部110の前段に差分信号生成部130を追加することにより、入力信号IN1及びIN2の差分周波数(f1−f2)に応じた出力信号OUTを生成することが可能となる。
なお、本構成を採用する場合、クロック信号CLKの周波数fsは、入力信号IN1の周波数f1よりも高く設定すればよい(fs>f1>f2)。
図6は、周波数測定回路の第3構成例を示すブロック図である。本構成例の周波数測定回路100は、第2構成例とほぼ同様の構成であり、複数組の差分信号生成部130−xと同期化/エッジ検出部110−x(ただしx=1、2)を有すると共に、加算部140と遅延部150を別途追加した構成とされている。
差分信号生成部130−xは、入力信号IN1または遅延入力信号IN1d(周波数:f1)と、入力信号IN2(周波数:f2<f1)との差分信号Dx(周波数:f1−f2)を生成する回路ブロックであり、Dフリップフロップ131−x及び132−xを含んでいる。Dフリップフロップ131−xには、入力信号IN1または遅延入力信号IN1dがクロック信号として入力されており、入力信号IN2がデータ信号として入力されている。一方、Dフリップフロップ132−xには、入力信号IN1または遅延入力信号IN1dがクロック信号として入力されており、Dフリップフロップ131−xの出力信号がデータ信号として入力されている。
同期化/エッジ検出部110−xは、入力信号IN1よりも高い周波数fs(>f1>f2)のクロック信号CLKを用いて差分信号Dxの同期化とエッジ検出を行うことにより、1ビットのエッジ検出信号EDGExを生成する。
加算部140は、複数のエッジ検出信号EDGExを足し合わせて、最終的なエッジ検出信号EDGEを生成する。
ローパスフィルタ部120は、エッジ検出信号EDGEにローパスフィルタ処理を施して出力信号OUTを生成するデジタルフィルタ回路である。
遅延部150は、入力信号IN1が複数の差分信号生成部130−xに対して各々異なる位相で入力されるように遅延を与える。図6の例において、差分信号生成部130−1には、入力信号IN1が遅延なく入力される一方、差分信号生成部130−2には、入力信号IN1を遅延部150で遅延させた遅延入力信号IN1dが入力されている。なお、差分信号生成部130と同期化/エッジ検出部110を2組有する場合、入力信号IN1の周期T1(=1/f1)に対して、遅延部150の遅延量をT1/2に設定することが望ましいので、遅延部150として単純なインバータを用いることができる。
上記したように、本構成例の周波数測定回路100は、複数の差分信号生成部130−xに対して入力信号IN1を異なる位相で入力することにより、複数のエッジ検出信号EDGExを生成し、これらのエッジ検出信号EDGExから入力信号IN1及びIN2の差分周波数(f1−f2)に応じた出力信号OUTを生成する構成とされている。
このような構成とすることにより、ローパスフィルタ部120のカットオフ周波数を不要に低下させることなく、出力信号OUTのノイズを抑制することができるので、入力信号IN1及びIN2の差分周波数を精度良く測定することが可能となる。
図7は、周波数測定回路の第4構成例を示すブロック図である。本構成例の周波数測定回路100は、第3構成例に倣って第1構成例を変形したものであり、複数の同期化/エッジ検出部110−x(ただしx=1、2)を有すると共に、加算部140と遅延部150を別途追加した構成とされている。
本構成例の周波数測定回路100は、複数の同期化/エッジ検出部110−xに対して入力信号INを異なる位相で入力することにより、複数のエッジ検出信号EDGExを生成し、これらのエッジ検出信号EDGExから入力信号INの周波数f1に応じた出力信号OUTを生成する構成とされている。
このような構成とすることにより、ローパスフィルタ部120のカットオフ周波数を不要に低下させることなく、出力信号OUTのノイズを抑制することができるので、入力信号INの周波数を精度良く測定することが可能となる。
<電子機器への適用例>
図8及び図9は、それぞれ周波数測定回路が搭載される電子機器の第1構成例(リモコン)を示すブロック図及び外観図である。本構成例のリモコン200は、その内部にMEMS[micro electro mechanical systems]モーションセンサ210及び220と、差分周波数測定IC230と、マイコン240と、を有する。
MEMSモーションセンサ210及び220は、それぞれ、リモコン200に設けられたボタンの動き(押し具合)に応じて、互いに異なる出力特性(感受性)を持って周波数が変化する入力信号IN1及びIN2を生成する。例えば、或るボタンが押下されたときに、MEMSモーションセンサ210は、ボタンの動きに対して入力信号IN1の周波数を比較的緩慢に変化させる一方、MEMSモーションセンサ220は、ボタンの動きに対して入力信号IN2の周波数を比較的急峻に変化させる。その結果、入力信号IN1及びIN2の差分周波数は、ボタンの動きに応じて変化することになる。
差分周波数測定IC230は、第2構成例(図5)または第3構成例(図6)の周波数測定回路100を集積化して成り、入力信号IN1及びIN2の差分周波数に応じた出力信号OUTを生成するモノリシック半導体装置である。
マイコン240は、出力信号OUTに応じた演算処理を行い、ボタンが押されているか否かをデジタル的に検出するだけでなく、ボタンがどの程度の力で押されているかをアナログ的に検出する。
本構成例のリモコン200であれば、例えば、ボタンを強く押下したときには第1の処理を行う一方、ボタンを弱く押下したときには第2の処理を行うというように、単一のボタンに複数の機能を持たせることができるので、リモコン200の多機能化と小型化を両立することが可能となる。
<その他の変形例>
なお、上記の実施形態では、本発明に係る周波数測定回路をリモコンに適用した構成を例に挙げたが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、本発明に係る周波数測定回路は、入力信号の周波数を測定する必要のある電子機器全般(光波長測定機器、高周波測定機器、脈拍測定機器など)に広く適用することが可能である。
また、本発明の応用回路例としては、入力信号源としてセンサ以外の発振回路(VCO[voltage controlled oscilator]やPLL[phase loked loop]など)が接続される場合や、入力信号源が電子機器の外部に設けられている場合(電子機器が差分周波数測定器として提供される場合)が考えられる。また、本発明に係る周波数測定回路を半導体装置として実現するのではなく、市販のディスクリート部品を用いて組み立てることも可能である。さらに、周波数測定回路の出力信号を用いて演算処理を行う処理装置としては、マイコンに限らず、DSP[digital signal processor]やFPGA[field-programmable gate array]、或いは、パソコンなどを用いることもできる。
このように、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明に係る周波数測定回路は、例えばMEMSモーションセンサ(リモコンなど)、半導体集積回路、及び、周波数測定装置(計測器)に利用することが可能である。
100 周波数測定回路
110 同期化/エッジ検出部
111〜113 Dフリップフロップ
114 EXORゲート
120 ローパスフィルタ部
121 64移動平均フィルタ
122 16移動平均フィルタ
123 IIRフィルタ
124 2分周器
125 8分周器
130 差動信号生成部
131、132 Dフリップフロップ
140 加算部
150 遅延部
200 電子機器(リモコン)
210、220 MEMSモーションセンサ
230 差分周波数測定IC
240 マイコン

Claims (10)

  1. 入力信号よりも高い周波数のクロック信号を用いて前記入力信号の同期化とエッジ検出を行うことによりエッジ検出信号を生成する同期化/エッジ検出部と、
    前記エッジ検出信号にローパスフィルタ処理を施して出力信号を生成するローパスフィルタ部と、
    を有することを特徴とする周波数測定回路。
  2. 前記ローパスフィルタ部は、IIRフィルタ、FIRフィルタ、及び、デシメーションフィルタの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の周波数測定回路。
  3. 前記ローパスフィルタ部は、複数のフィルタ回路を多段に接続して成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の周波数測定回路。
  4. 前記複数のフィルタ回路は、後段ほど出力ビット数が大きいことを特徴とする請求項3に記載の周波数測定回路。
  5. 前記複数のフィルタ回路は、後段ほど駆動周波数が低いことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の周波数測定回路。
  6. 第1入力信号と第2入力信号の差分周波数に応じた差分信号を生成し、これを前記入力信号として出力する差分信号生成部をさらに有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の周波数測定回路。
  7. 前記差分信号生成部は、前記第1入力信号がクロック信号として入力されて前記第2入力信号がデータ信号として入力されるDフリップフロップを含むことを特徴とする請求項6に記載の周波数測定回路。
  8. 複数の前記差分信号生成部と、
    前記第1入力信号と前記第2入力信号の一方が前記複数の差分信号生成部に対して各々異なる位相で入力されるように遅延を与える遅延部と、
    を有し、
    複数の差分信号から複数のエッジ検出信号を生成し、複数の前記エッジ検出信号から前記第1入力信号と前記第2入力信号の差分周波数に応じた出力信号を生成することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の周波数測定回路。
  9. 複数の前記同期化/エッジ検出部と、
    前記入力信号が前記複数の同期化/エッジ検出部に対して各々異なる位相で入力されるように遅延を与える遅延部と、
    を有し、
    複数のエッジ検出信号から前記入力信号の周波数に応じた出力信号を生成することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の周波数測定回路。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の周波数測定回路と、
    前記周波数測定回路の測定結果に応じた処理を行う処理装置と、
    を有することを特徴とする電子機器。
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