JP6972602B2 - シート積載装置、画像形成装置および位置規制部材 - Google Patents

シート積載装置、画像形成装置および位置規制部材 Download PDF

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Description

本発明は、シートを積載するシート積載装置、これを備える画像形成装置、およびシート積載装置に具備される位置規制部材に関する。
プリンターなどの画像形成装置は、給紙カセットなどのシート積載装置に積載収容されたシートを1枚ずつ順に搬送路に搬送して、搬送路を搬送される各シートに画像を形成する構成になっている。
シート積載装置には、収容されたシートの搬送方向上流端(搬送方向後端)や搬送方向に直交する幅方向側縁に接して、そのシートの位置が搬送方向上流側にずれたり幅方向にずれたりすることを規制する位置規制部材が設けられている。
この位置規制部材は、シートの搬送方向(または幅方向)に移動可能に支持される構成が多く、例えばA4サイズのシートに代えてB5サイズのシートが収容される場合、ユーザーは、位置規制部材をA4サイズに応じた規制位置からB5サイズに応じた規制位置に移動させることができ、異なるサイズのシートの収容が可能になる。
位置規制部材がシートサイズに応じた規制位置までユーザーにより移動されると、その規制位置から動かないようにロックするロック機構を有する。
このロック機構を解除する構成として様々なものが提案されているが、最近では、この分野でもユニバーサルデザイン化の要請が強くなってきている。
そこで、本願発明者は、指一本でロックを解除して、そのまま指で押して目的の方向に移動させることができる位置規制部材を考案し、試作してみた。
図23(a)、(b)は、当該試作した位置規制部材500のシートと当接する部分(当接部材)の背面の構成を示す図である。
両図に示すように、規制部材本体501の左右の側方部には、一対の羽根状のロック部材510が軸支部512を中心に揺動可能に取着されている(両図において左右対称な部材には同じ符号を付すようにしている。他の図面においても同様。)。
給紙カセット(不図示)の底面には、給紙方向に沿って規制部材が摺動可能な溝が形成されており、その溝の内側面には、各シートサイズに応じた位置にロック溝が形成されている。
図23(a)は、ロック部材510が外側に開いた、「ロック時」の状態を示しており、このときロック部材510の下端のロック爪511が給紙カセット側のロック溝に係合して位置規制部材500がシートサイズに応じた位置にロックされる。
図23(b)は、ロック部材510を閉じて、ロック溝とロック部材510のロック爪511との係合が解除された、「ロック解除時」の状態を示している。
ユーザーは、操作レバー部520を操作して、ロック部材510の位置を上記ロック位置とロック解除位置とに切り換える。
図24は、図23(a)の位置規制部材500の上部を拡大して示す図であって、ロック部材110を揺動する構成が分かりやすいように操作レバー部520の一部を取り除いて示してある。
規制部材本体501上部の幅方向のほぼ中央部には、リンク部材(移動部材)530が、当該規制部材本体501の背面に沿って上下方向に摺動可能に保持されている。
リンク部材530は、圧縮バネ535により上方に付勢されており、その両側部には一対の傾斜部(テーパー部)531が形成されている。
一方、ロック部材510の軸支部512より上方の端部内側には当接部513が形成され、圧縮バネ514の付勢を受けて当該当接部513が、上記リンク部材530の傾斜部531の傾斜面(テーパー面)に当接した状態に維持される。
このような構成において、リンク部材530が下方(P方向)に移動すると、傾斜部531が、当接部513を外側(Q方向)に向けて押し広げようとする分力が作用するため、ロック部材510の軸支部512より下方の部分が閉じる方向(R方向)に揺動し、ロックが解除された状態となる(図23(b))。
なお、このように傾斜部と、当該傾斜部の傾斜面に当接する当接部材のうち、一方の部材の第1の方向への移動により他方の部材を、第1の方向と異なる第2の方向へ移動させる作用を、以下「テーパー作用」と呼ぶ。
かかるリンク部材530の下方への移動は、ユーザーが操作レバー部520を図24における紙面奥側または手前側に揺動させることによって実現される。
図25(a)〜(c)は、図24におけるS−S線矢視断面図であって、操作レバー部520の揺動動作によってリンク部材530が下方に移動する構成を示すものである。
図25(a)は、位置規制部材500がロック状態にあるときの断面図である。
リンク部材530の上部には傾斜部531と傾斜部532がV字状に対向してなる係合V字部534が形成されており、係合V字部534の谷間の部分に操作レバー部520のレバー部材522に付設された係合部523が介在している。
操作レバー部520は、軸支部521を介して規制部材本体501に対して揺動可能に保持されており、図25(b)のようにユーザーが操作レバー部520の上部に設けられた操作部525をA方向に向けて押すと、係合部523が傾斜部532の傾斜面に当接し、テーパー作用により、リンク部材530を下方に押し下げるので、図24で説明したようにロック部材510が閉じる方向に揺動して、ロックが解除された状態となる。
そして、位置規制部材500はそのままA方向に移動し、ユーザーが操作部525から指を離すと、圧縮バネ535(図24)の作用により操作レバー部520は元の位置に戻り、ロック部材510も圧縮バネ514(図24)の作用により元のロック位置(図23(a))に復帰する。
同様に、図25(c)に示すようにユーザーが操作部525をB方向に向けて押すと、係合部523と傾斜部531の傾斜面との係合によって生じるテーパー作用により、やはりリンク部材530が下方に押し下げられてロックが解除されると共に、位置規制部材500がB方向に移動し、ユーザーが操作部525より指を離すとロック位置に復帰する。
このように位置規制部材500では、指一本で操作部525を操作するだけでロックを解除し所望の方向へ移動させ、かつ指を操作部525から離すだけで再びロック状態にできるので、大変操作性に優れ、ユニバーサルデザイン性に優れている。
なお、図26(a)〜(c)は、上記図25(a)〜(c)に対応するものであり、レバー部材522の係合部523と、リンク部材530の傾斜部531、532との相互関係とテーパー作用によるリンク部材530の移動の原理が分かりやすいように模式的に示したものである。
特開2008―105856号公報 特開2011−201703号公報 特開2010―6593号公報
ところで、給紙シートの分野においては上述のようにユニバーサルデザイン化の要請がある一方で、画像形成装置全体のさらなるコンパクト化のため給紙カセットにもダウンサイジングの要請が強く、そのため、位置規制部材500の給紙方向における厚みも薄くする必要が生じてきた。
上述の位置規制部材500は、図26(a)の模式図にも示すように、傾斜部531および傾斜部532が対向して配置されているため、厚みD1を小さくすることには限界があり、その結果、当該位置規制部材500を備えたシート積載装置の給紙方向におけるダウンサイジング化が困難な状況であった。
上述のような要請は、画像形成装置の給紙カセットに限られず、収容されたシートの位置を規制する位置規制部材を備えるシート積載装置一般についても同様に生じ得る。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ユニバーサルデザイン化を実現しつつ、可及的にダウンサイジングが可能なシート積載装置、当該シート積載装置を備えた画像形成装置および位置規制部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るシート積載装置は、シートを積載する積載部と、前記積載部において、積載されたシート端縁に向かう第1の方向と前記シート端縁から離れる第2の方向に移動可能に保持された位置規制部材とを有し、前記位置規制部材の当接部材をシートの端縁に当接させて当該シートの位置を規制するシート積載装置であって、前記位置規制部材は、前記積載部に設けられた係合部に係合する係合位置と、前記係合が解除される解除位置とに移動可能なロック部材と、前記ロック部材を前記係合位置から前記解除位置に移動させるロック解除部と、を備えており、前記ロック解除部は、上部にユーザーが操作する操作部を有するレバー部材と、前記レバー部材を前記第1と第2の方向に向けて揺動可能に軸支する軸支部と、第1の方向に向けて揺動されたレバー部材と連動して前記ロック部材を解除位置に移動させる第1の解除機構と、第2の方向に向けて揺動されたレバー部材と連動して前記ロック部材を解除位置に移動させる第2の解除機構とを備え、前記第1と第2の解除機構の双方が、前記軸支部に対し、前記第1及び第2の方向のうち一方の側に設けられていることを特徴とする。
ここで、前記ロック解除部は、前記当接部材に沿って、前記軸支部の軸方向と直交する第3の方向に移動可能な移動部材と、前記移動部材の前記第3の方向へ移動する力を、前記ロック部材の前記ロック解除位置へ移動させる力に変換する移動方向変換機構と、を備え、前記第1、第2の解除機構は、それぞれ前記レバー部材の第1、第2方向への揺動動作に応じ、前記移動部材を前記第3の方向に移動させることによって前記ロック部材を解除位置に移動させることとしてもよい。
前記ロック部材は、前記当接部材に、前記第1の方向と直交する平面内で揺動可能に軸支され、当該ロック部材が閉じる方向に揺動することによりロックが解除されるように構成されており、前記移動方向変換機構は、前記移動部材の前記第3の方向へ移動する動作を、前記ロック部材が閉じる方向へ揺動させる動作に変換してロックを解除させる構成であることとしてもよい。
また、前記レバー部材は、第1の係合部と、前記第1の係合部と前記操作部から異なる距離にある第2の係合部とを有すると共に、前記移動部材には、前記レバー部材が前記第1の方向に向けて揺動されたときに、前記第1の係合部と係合して移動部材を前記第3の方向に移動させる第1の被係合部と、前記レバー部材が、前記第2の方向に向けて揺動されたときに、前記第2の係合部と係合して前記移動部材を前記第3の方向に移動させる第2の被係合部と、を備え、前記第1の解除機構は、前記第1の係合部と第1の被係合部とを含み、前記第2の解除機構は、前記第2の係合部と第2の被係合部とを含むこととしてもよい。
前記ロック部材は、前記当接部材に、前記第1の方向と直交する平面内で揺動可能に軸支されており、前記第1の解除機構は、前記レバー部材を第1の方向に向けて揺動させたときに、当該レバー部材の第1の係合部が、前記ロック部材の第1の被係合部に係合して、当該ロック部材をロック解除位置に移動させ、前記第2の解除機構は、前記レバー部材を第2の方向に向けて揺動させたときに、当該レバー部材の前記第1の係合部と前記操作部から異なる距離にある第2の係合部が、前記ロック部材の第2の被係合部に係合して、当該ロック部材をロック解除位置に移動させることとしてもよい。
前記第1の係合部が、前記軸支部より前記操作部に近い側にあり、前記第2の係合部が、前記軸支部より前記操作部から遠い側に配されてなることとしてもよい。
前記第1の係合部と第1の被係合部との当接部を第1当接部とし、第2の係合部と第2の被係合部との当接部を第2当接部としたとき、第2当接部の前記レバー部材の軸支部からの距離が、第1当接部の前記軸支部からの距離よりも大きいこととしてもよい。
前記第1の係合部と第1の被係合部との当接部を第1当接部とし、第2の係合部と第2の被係合部との当接部を第2当接部としたとき、第2当接部の前記レバー部材の軸支部からの距離が、第1当接部の前記軸支部からの距離よりも小さいこととしてもよい。
前記第1の係合部と第1の被係合部の少なくともいずれか一方に第1のテーパー面が形成されると共に、前記第2の係合部と第2の被係合部の少なくともいずれか一方に第2のテーパー面が形成されていることとしてもよい。
第1のテーパー面に対し、第2のテーパー面の方が、鉛直方向に対する傾きが小さいこととしてもよい。
第1のテーパー面に対し、第2のテーパー面の方が、鉛直方向に対する傾きが大きいこととしてもよい。
前記ロック部材を、前記ロック解除位置からロック位置に向けて付勢する付勢手段が設けられ、前記操作部へのユーザーの操作がなくなると、前記ロック部材がロック位置に復帰することとしてもよい。
また、本発明の別の態様は、シート積載部に積載されているシートを1枚ずつ搬送路に繰り出して、当該搬送路に繰り出されたシートに画像を形成する画像形成装置であって、前記シート積載部として、上記のシート積載装置を備えることを特徴とする。
さらに、本発明の別の態様は、シート積載装置の積載部に積載されたシート端縁に向かう第1の方向と前記シート端縁から離れる第2の方向に移動可能に保持され、当接部材をシートの端縁に当接させて当該シートの位置を規制する位置規制部材であって、前記積載部に設けられた係合部に係合する係合位置と、前記係合が解除される解除位置とに移動可能なロック部材と、前記ロック部材を前記係合位置から前記解除位置に移動させるロック解除部と、を備えており、前記ロック解除部は、上部にユーザーが操作する操作部を有するレバー部材と、前記レバー部材を前記第1と第2の方向に向けて揺動可能に軸支する軸支部と、第1の方向に向けて揺動されたレバー部材と連動して前記ロック部材を解除位置に移動させる第1の解除機構と、第2の方向に向けて揺動されたレバー部材と連動して前記ロック部材を解除位置に移動させる第2の解除機構とを備え、前記第1と第2の解除機構の双方が、前記軸支部に対し、前記第1及び第2の方向のうち一方の側に設けられていることを特徴とする。
上記のように第1と第2の解除機構の双方を、レバー部材の軸支部に対し、第1及び第2の方向のうち一方の側に設けることにより、ユニバーサルデザイン性を確保しつつ、位置規制部材の当接部材の厚みの縮小化が可能となる。
第1の実施の形態に係るプリンターの全体の構成を示す図である。 上記プリンターの給紙カセットの構成を示す斜視図である。 上記給紙カセットの底面のガイド領域を拡大して示す図である。 第1実施の形態に係る後端規制部材の構成を示す斜視図である。 (a)〜(c)は、図4におけるS−S線矢視断面であって、操作レバー部の揺動動作に伴って、リンク部材が下方に移動する様子を示すものである。 (a)〜(c)は、レバー部材の当接部とリンク部材の傾斜部との関係が分かりやすいようにした模式図であり、それぞれ図5(a)〜(c)に対応している。 後端規制部材の分解斜視図である。 第2実施の形態に係る後端規制部材の構成を示す斜視図である。 図8の後端規制部材において、操作レバー部を取り除いたときの様子を示す図である。 操作レバー部を、裏面(規制部材本体に対向する面)から見たときの斜視図である。 (a)、(b)は、それぞれ図8におけるY−Y断面、Z−Z断面を概略的に示す図である。 操作レバー部をA方向に倒したときの、後端規制部材の状態を示す斜視図である。 (a)、(b)は、それぞれ図12におけるY−Y断面、Z−Z断面を概略的に示す図である。 操作レバー部をB方向に倒したときの、後端規制部材の状態を示す斜視図である。 (a)、(b)は、それぞれ図14におけるY−Y断面、Z−Z断面を概略的に示す図である。 (a)〜(c)は、第1実施の形態に係る後端規制部材において、操作レバー部の当接部の軸支部との位置関係と、リンク部材の移動距離との関係を示す作図である。 (a)〜(d)は、第1実施の形態に係る後端規制部材において、リンク部材の傾斜部の傾斜角の相違と、リンク部材の移動距離との関係を示す作図である。 (a)〜(c)は、リンク部材押下機構の第1の変形例の構成を示す模式図である。 (a)〜(c)は、リンク部材押下機構の第2の変形例の構成を示す模式図である。 (a)〜(c)は、リンク部材押下機構の第3の変形例の構成を示す模式図である。 (a)〜(c)は、リンク部材押下機構の第4の変形例の構成を示す模式図である。 (a)〜(c)は、リンク部材押下機構の第5の変形例の構成を示す模式図である。 (a)、(b)は、本発明の背景となる位置規制部材におけるロック状態とロック解除状態を示す図である。 図23の位置規制部材におけるロック部材の駆動機構を示す図である。 (a)〜(c)は、図24におけるS−S線における断面であって、操作レバー部材の揺動動作に応じた図である。 (a)〜(c)は、レバー部材の当接部とリンク部材の傾斜部との関係が分かりやすいようにした模式図であり、それぞれ図25(a)〜(c)に対応している。
以下、本発明に係るシート積載装置と画像形成装置と規制部材の実施の形態を、タンデム型カラープリンター(以下、「プリンター」という。)を例にして説明する。
<第1の実施の形態>
〔1〕プリンターの全体構成
図1は、プリンターの全体の構成を示す図である。
同図に示すように、プリンターは、周知の電子写真方式により画像を形成するものであり、作像部1Y、1M、1C、1Kと、中間転写ベルト2と、給紙部3と、定着部4と、制御部5を備え、ネットワーク(例えばLAN)に接続されて、外部の端末装置(不図示)からの印刷(プリント)ジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)色からなるカラーの画像形成を実行する。
作像部1Y〜1Kは、中間転写ベルト2に対して直下の位置であり中間転写ベルト2の走行方向に沿って並置されている。
作像部1Yは、矢印で示す方向に回転する感光体ドラム6上にY色のトナー像を作像する。この構成は、他の作像部1M、1C、1Kについて同様であり、同図では符号を省略している。各感光体ドラム6上に、対応する色(M、C、K)のトナー像が作像される。
給紙部3は、給紙カセット31と、ピックアップローラー32と、搬送ローラー33と、タイミングローラー34などを備える。
給紙カセット31は、記録用のシートとしての用紙Sを積載収容するシート積載装置であり、装置本体9に対して装置正面側に引き出すことが可能に装置本体9に支持されている。ユーザーは、給紙カセット31に用紙Sを補給する際に給紙カセット31を装置正面側に引き出し、新たな用紙Sを給紙カセット31に収容した後、給紙カセット31を装置背面側に押し込んで元の給紙位置に戻す操作を行うことができる。
ピックアップローラー32は、給紙カセット31から用紙Sを搬送路30に繰り出し、搬送ローラー33は、繰り出された用紙Sを、さらに搬送方向下流側に向けて搬送する。
タイミングローラー34は、搬送ローラー33により搬送されて来る用紙Sを二次転写ローラー2aに送り出すタイミングをとる。
定着部4は、定着ローラーと加圧ローラーを備え、所定の定着温度で用紙Sを加熱、加圧してトナー像を定着させる。
制御部5は、外部の端末装置からの画像データに基づき作像部1Y〜1Kごとに、その感光体ドラム6上に対応するトナー像を作像させる。
各感光体ドラム6上のトナー像は、中間転写ベルト2上に一次転写される。この際、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト2上の同じ位置に多重転写されるようにタイミングをずらして実行される。
中間転写ベルト2上に多重転写された各色トナー像は、中間転写ベルト2の周回走行により、二次転写ローラー2aが中間転写ベルト2に圧接される位置である二次転写位置2bに移動する。
上記の作像動作のタイミングに合わせて、給紙部3からは、タイミングローラー34を介して用紙Sが搬送されて来ており、その用紙Sは、周回走行する中間転写ベルト2と二次転写ローラー2aの間に挟まれて搬送され、二次転写位置2bにおいて中間転写ベルト2上の各色トナー像が一括して用紙Sに二次転写される。
二次転写位置2bを通過した用紙Sは、定着部4に搬送され、ここでトナー像が加熱、加圧により用紙Sに定着された後、排出ローラー35を介して排出され、収容トレイ36に収容される。
〔2〕給紙カセットの構成
図2は、給紙カセット31の構成を示す斜視図である。同図では、給紙カセット31が装置正面側に引き出された様子を示しており、繰り出しローラー32と装置本体9については図示が省略されている。
また、同図では、用紙Sの繰り出し方向(給紙方向)に平行な方向をX軸方向、奥行方向をY軸方向、高さ方向をZ軸方向で示し、さらに給紙方向を矢印A方向、これと反対の方向(用紙後側方向)を矢印B方向で示している。
図2に示すように給紙カセット31は、略矩形形状の底面10と、底面10を取り囲むように設けられる側壁11を備える。底面10と側壁11とが用紙Sを積載収容する用紙積載部10aを構成する。
側壁11は、装置正面側の正面側側壁11aと右側壁11bと左側壁11cと背面側側壁11dを含む。正面側側壁11aには、カバー11eが取り付けられており、カバ−11eには、ユーザーが給紙カセット31を装置正面側に引き出すときまたは装置背面側に押し込むときに把持するための取手11fが設けられている。
底面10には、用紙Sの給紙方向(矢印A方向)に沿って延びるようにガイド領域16が設けられており、ガイド領域16に沿って摺動可能に後端規制部材15が配置されている。この後端規制部材15により、底面10上に積載収容された用紙Sの大きさ(A4やB5など)に応じてその用紙Sの用紙後側方向(矢印B方向)の端縁(用紙後端)の位置が規制される。
底面10上における給紙方向前側には押し上げ板12が設けられている。押し上げ板12は、給紙カセット31が装置本体9に押し込まれている給紙位置に位置しているときに、積載収容されている用紙Sにおける給紙方向前側の用紙部分を底面10から押し上げて、最上位の用紙Sを繰り出しローラー32に押し当てる。この状態で繰り出しローラー32の回転により最上位の用紙Sが搬送路30に繰り出される。
正面側側壁11aと背面側側壁11dの間には、サイド規制板13、14がY軸方向に間隔をあけて配置されている。サイド規制板13、14は、底面10に設けられたY軸方向に延びるガイド溝(不図示)に底面10上をY軸方向に沿って摺動自在に支持されている。
このサイド規制板13、14により、底面10上に積載収容された用紙Sの大きさに応じてその用紙SのY軸方向(用紙幅方向)の端縁(用紙側縁)の位置が規制される。
図3は、ガイド領域16を拡大して示す図である。
同図に示すようにガイド領域16は、底面10よりも低く設けられた低床部16aと、低床部16aの中央に設けられた溝部16bと、底面10と低床部16aとの段差部の側面に設けられた複数の凹部16cとを有している。
低床部16aと溝部16bは、給紙方向に沿って延びるように設けられている。
複数の凹部(ロック用溝)16cのそれぞれは、異なる用紙サイズごとにその用紙Sの給紙方向長さに対応して設けられたものである。
後端規制部材15に設けられたロック部材110の下端のロック爪111(図4)がいずれかの凹部16cの中に入り込む(係合する)ことにより、後端規制部材15がその位置でロック(移動が禁止)されるようになっている。この意味で、凹部16cは、ロック部材110のロック爪111と係合する係合部として機能する。
〔3〕後端規制部材の構成
図4は、後端規制部材15を背面側(図3のX方向)から見たときの斜視図である。なお、同図では、内部の構成が分かりやすいようにカバー部材140(図7の分解図参照)を、取り外すと共に、ロック部材110が外側に開いてロックされた状態(ロック位置)で示している。
図4に示すように後端規制部材15は、主要部として、基台となるベース部102と、シート後端部に当接するためベース部102に立設された規制部材本体101と、後端規制部材15のロック解除動作を行うための操作レバー部120と、一対のロック部材110などを有する。
各部材は、ここでは樹脂からなるが、これに限られず、他の素材、例えば金属製とすることもできる。また、ある部材を樹脂、別の部材を金属とするなど部材ごとに異なる素材を用いることもできる。
ベース部102は、給紙カセット31の載置面に設置される台状の部材であり、ベース部102の下面には、下方に向けて突出するガイド部材102aが設けられ、ガイド部材102aの下端部には、外側に向けてリブ102bが立設される。
このベース部102のガイド部材102aを給紙カセット31のガイド領域16の溝部16b(図3)の給紙方向前方に設けられた開口部16fから挿入して、用紙Sの後側方向に沿って移動させる。
これにより、ベース部102とリブ102bとによりガイド領域16の低床部16aが挟み込まれる状態になり、後端規制部材15が給紙カセットの溝部16bから抜けることが防止される。
規制部材本体(当接部材)101は、ベース部102のシートが載置される側と反対側の端部において鉛直方向に立設されてなる。
当該規制部材本体101の下方中央部は切り欠かかれて、弾性片103が付設される。この弾性片103は、その上端が規制部材本体101に連結されると共に、下端が開放されており、下端に向かうに従って給紙方向に傾斜しており、収容された用紙Sの後端部に接して、その用紙Sを給紙方向に向けて付勢する。
ロック部材110は、上下方向に長い羽根状の部材であり、軸支部112によって規制部材本体101に対し揺動可能に取着される。ロック部材110の、軸支部112より上方に位置する端部は、圧縮バネ114により、ロック部材110の下端が外側に開く方向、すなわちロック位置に向かうように付勢されている。
このロック部材110の下端部の外側側面には、給紙カセット31のロック溝16cと係合して後端規制部材15をロックするためのロック爪111が設けられている。
リンク部材130は、図7の分解図で見て取れるように、左側縦部材130aと右側縦部材130bを、水平部材130cで連結してなる。
左側縦部材130aと右側縦部材130bのそれぞれの外側側面には、左右対称に傾斜部131a、131bが設けられている(傾斜部131aについては図4参照)。また、左側縦部材130aには、上下の2箇所に傾斜部132、133が形成されている。
リンク部材130は、規制部材本体101の背面に設けられたガイド部材105a、105bに上下方向に摺動可能に取着され、圧縮バネ135よって上方に向けて付勢される。
また、図7に示すように、操作レバー部120は、上部に設けられたユーザーが操作するための操作部125と、その下部に設けられたレバー部材122とを有する。レバー部材122は、幅広な第1レバー部122aと幅狭な第2レバー部122bを有する。
第2レバー部122bに支軸部121が設けられており、この支軸部121を規制部材本体101の軸受部104に嵌め込むことにより、操作レバー部120が揺動可能に規制部材本体101に取着される。
このとき、第1レバー部122aの当接部123が、リンク部材130の傾斜部132の傾斜面に接触し、第2レバー部122bの下端の当接部124が、リンク部材130の下側の傾斜部133に接触するように操作レバー部120の各部の寸法が設定されている(図5(a)〜(c)参照)。
図4に戻り、リンク部材130の両側部に設けられた傾斜部131a、bには、ロック部材110の上端部の当接部113が圧縮バネ114の付勢を受けて当接した状態となっている。
このような構成において、リンク部材130が下方に移動すると、当該リンク部材130の傾斜部131a、131bがそれぞれ、テーパー作用により当接部113を外側に向けて押し広げようとするため、ロック部材110の軸支部112より下方の部分が内側に揺動し、ロックが解除されることになる。
このようにリンク部材130の下方への移動により、ロック部材110がロック解除位置に移動して、ロックが解除される構成自体は、背景技術の図24で説明したものと同様であり、本実施の形態では、操作レバー部120の操作によりリンク部材130を下方に押し下げる構成に特徴がある。
上述のように操作レバー部120は、軸部121を介して、規制部材本体101に設けられた軸受部104に揺動可能に保持されており、この操作レバー部120の揺動動作によりリンク部材130を上下方向に移動させて、同後端規制部材15をシート後端の規制位置でロックするためのロック操作とそのロックを解除するための解除操作が実行される。
以下、操作レバー部120によるリンク部材130の移動機構について詳説する。
図5(a)は、図4のX−X線の位置における矢視断面概略図である。
同図に示すように、ロック用レバー110(図4)がロック位置にあるときには、操作レバー部120は、ほぼ鉛直方向に位置している。
リンク部材130の傾斜部132は、軸部121より上方にあり、操作レバー部120のレバー部材122の当接部123に接触する。他方、リンク部材130の傾斜部133は、軸部121より下方であって、操作レバー部120の当接部124に接触する。
ここで、図5(b)に示すように、ユーザーが、操作レバー部120の操作部125を矢印A方向に押すと、操作レバー部120が軸部121を中心に図の右側に倒れるように揺動し、操作レバー部120の上方の当接部123が、リンク部材130の傾斜部132の傾斜面を押圧する。するとその接触面でリンク部材130を下方に移動させる分力が発生し、テーパー作用により、リンク部材130が圧縮バネ135(図4)の付勢力に抗して下方(P方向)に移動することになる。
上述のように、リンク部材130が下方に移動することによってロック部材110によるロックが解除されるので、規制部材本体101はそのまま操作部125が押されたA方向に移動して、シート束の後端部に当接し、そこでユーザーが操作部125から指を離せば、圧縮バネ135の付勢力によりリンク部材130が元の位置まで戻り(図5(a))、操作レバー部120も鉛直姿勢になる。ロック部材110は圧縮バネ114の付勢力により、外側に開きロック位置に復帰する。これによりシート束の位置規制が極めて容易に行える。
また、図5(c)に示すように、ユーザーが、操作レバー部120の操作部125を矢印B方向に押すと、操作レバー部120が軸部121を中心に図の左側に倒れるように揺動し、操作レバー部120の下方の当接部124が、リンク部材130の傾斜部133の傾斜面を押圧する。するとその接触面でリンク部材130を下方に移動させる分力が発生し、テーパー作用によりリンク部材130が圧縮バネ135の付勢力に抗して下方(P方向)に移動することになる。
これによりロック部材110によるロックが解除され、規制部材本体101はそのままB方向に移動して、シート束から離れ、そこでユーザーが指を操作部125から離せば、その位置で外側に開きロック位置に復帰する。
図5(a)に示すように本実施形態に係る後端規制部材15は、図25(a)に示す試作品と比較して、後端規制部材15の厚みがかなり減少しており、ダウンサイジングに貢献しているのがよく分かる。
図6(a)〜(c)は、上記図5(a)〜(c)の動作原理が分かりやすいように模式化したものである。
この模式図を比較しても分かるように、図6(a)の本実施の形態にかかる後端規制部材15の厚みD2は、図26(a)の試作品における厚みD1よりも小さく抑えることができることが理解される。
このように傾斜部132と133を操作レバー部120の軸部121に対して規制部材本体101側(A方向側)に配し、それに応じて操作レバー部120に当接部123、124を配置することにより、後端規制部材15の厚みを小さくできることになる。
図7は、後端規制部材15の分解図を示す。
後端規制部材15を組立てるには、まず、リンク部材130の左側縦部材130a、右側縦部材130bの脚部134a、134bが規制部材本体101のガイド部材105a、105bに上下方向に摺動可能に取り付けられると共に、圧縮バネ135が取着される。
そして、操作レバー部120の軸部121が規制部材本体101の軸受部104に嵌め込まれ、ロック部材110の軸支部112を規制部材本体101に取り付けた後、圧縮バネ114を取着し、最後にカバー部材140をネジ141〜144を用いて規制部材本体101に取り付ける。
カバー部材140は、規制部材本体101の上部が外部から見えないように遮蔽すると共に、操作レバー部120の軸部121や、ロック部材110の軸支部112などを押えるように作用して、それらが外れないように固定する役目も果たしている。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態は、後端規制部材15におけるロック部材110を開閉させてロック位置からロック解除位置に移動させる機構のみが異なるので、第1の実施の形態と共通の部品については、同じ符号を付してその説明を省略する。
第1の実施の形態では、操作レバー部120を揺動させてリンク部材130を下方へ移動をさせることによりロック解除を実行させたが、本実施の形態では、リンク部材130を介さずに操作レバー部の揺動動作により直接、ロック部材110が閉じるように揺動させてロックを解除するように構成されている点に特徴がある。
図8は、第2の実施の形態に係る後端規制部材15の背面側から見たときの外観斜視図である。同図では、ロック部材110がロック位置にある状態で示されており、また、内部の構成が分かりやすいように図4と同様カバー部材は取り外した状態で示してある。
操作レバー部220は、軸部221により揺動可能に規制部材本体101に装着されており、操作部225をA方向もしくはB方向に押して倒すことにより、ロック部材110が閉じてロック解除位置になる。
図9は、図8における後端規制部材15の規制部材本体101において、操作レバー部220を取り除いたときの背面部を示す図である。
同図に示すように、一対のロック部材110の上端部には内側に向けて一対の傾斜部213が形成されている。一対の傾斜部213の傾斜面213aは、手前に向けて(規制部材本体101から遠ざかるに連れて)開くように傾斜している(図11(a)参照)。
同じく、一対のロック部材110の下部には、内側に向けてほぼ水平方向に伸びる一対のアーム215が付設されており、各アーム215の先端部の対向する位置には、一対の傾斜部214が形成されている。
傾斜部214に外向きに形成された傾斜面214aは、手前に近付くほど、相互に近付く方向に傾いている(図11(b)参照)。
図10は、操作レバー部220を取り外して裏面側(規制部材本体101に対向している面)から見たときの図である。
同図に示すように、操作レバー部220は上部の操作部225とその下部のレバー部材222とからなり、操作レバー部220の上下方向のほぼ中央部に水平方向に軸部221が形成されると共に、軸部221の上方には軸部221と平行な方向に係合バー223が形成されている。
また、レバー部材222の軸部221より下方には一対の脚部224が垂設される。脚部224の内側には、ロック部材110の傾斜部214の傾斜面214a(図9)とほぼ同方向に傾斜した傾斜面224aが形成されている(図11(b)参照)。
操作レバー部220の軸部221が、規制部材本体101に形成された軸受部106a、106b(図9)に揺動可能に取着されて、図8に示すような状態となる。
図11(a)(b)は、それぞれ図8のY−Y線の位置における矢視断面およびZ−Zの位置における矢視断面(以下、単に「Y−Y断面」、「Z−Z断面」ともいう。)におけるロック部材110の傾斜部213、傾斜部214、および操作レバー部220の係合バー223および脚部224との係合状態を模式的に示す図である。
図8のようにロック部材110がロック位置にあるときは、操作レバー部220は規制部材本体101とほぼ平行な状態であり、図11に示すように操作レバー部220の係合バー223の両端部223aが、ロック部材110の傾斜部213の傾斜面213aに接触すると共に、操作レバー部220の脚部224の傾斜面224aが、ロック部材110の傾斜部214の傾斜面214aに接触している。
ところが、図12に示すように、ユーザーが、後端規制部材15をシート方向に移動させようとして操作レバー部220の操作部225をA方向に向けて指で押すと、操作レバー部220がA方向に倒れる。
図13(a)(b)はこのときにおける図12のY−Y断面とZ−Z断面における各部材の係合関係を示すものである。
操作レバー部220がA方向に倒れると、図13(a)に示すように、操作レバー部220の係合バー223の両端部223aが、ロック部材110側の傾斜部213の傾斜面213aを外側(T方向)に広げる。
一方、操作レバー部220の下端部は規制部材本体101から遠ざかるため、図13(b)に示すようにロック部材110の傾斜部214の傾斜面214aと操作レバー部220の脚部224の傾斜面224aが離間する。
これにより、ロック部材110の下方がR方向に移動して閉じるので、ロック解除の状態となり、後端規制部材15がそのままA方向摺動して移動する。
ユーザーが、操作部225から指を外すと、圧縮バネ114(図12)の付勢力によりロック部材110が開いてロック位置に移動し、これに連れて操作レバー部220も図8に示した初期位置に戻る。
図14は、後端規制部材15の操作レバー部220の操作部225をB方向に押したときの様子を示す図である。
このとき図15(a)のY−Y断面に示すように操作レバー部220の係合バー223がロック部材110の傾斜部213から遠ざかるが、操作レバー部220の脚部224がA方向に移動し、その傾斜面224aが、ロック部材110側の傾斜部214の傾斜面214aに押し付けられる。このときに生じるテーパー作用によりロック部材110が閉じる方向(R方向)に移動してロック解除位置となる。
このように、第2実施の形態においても、ユーザーが指一本で操作部225を、後端規制部材15を移動したい方向に押すだけでロックが解除され、そのまま後端規制部材15が移動し、指を離すと自動的にロック状態となって後端規制部材15の位置が固定されるのでユニバーサルデザイン性に優れると共に、後端規制部材15の鉛直方向に立設している部分の厚みを図23〜図26で示した試作品よりも十分小さくできるので、給紙カセット全体のダウンサイズ化にも貢献する。
また、第1の実施の形態と比べても、第2の実施の形態では、操作レバー部220の揺動動作によって直接ロック部材110をロック位置とロック解除位置に移動させることができ、リンク部材130が不要であるので、コスト面で有利である。
なお、上記第1、第2の実施の形態ともに、ロック部材110は圧縮バネ114に付勢されてロック状態になっているだけなので、ユーザーが、直感的に、一対のロック部材110を、例えば親指と人差指で挟んで閉じるようにしてもロックを解除でき、ユーザーフレンドリー性に優れている。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)第1の実施の形態において、さらに使い勝手のよさを追求するため、A方向およびB方向に、それぞれ操作レバー部120をほぼ同じ角度だけ揺動させることにより、ロック解除が可能な構成について説明する。
図16(a)〜(c)の作図は、このような操作を実現するための後端規制部材のリンク部材の移動機構の構成例を、図6の各部品の配置をさらに模式化して示すものである。
同図に示すように、リンク部材130(図16では簡略化のため不図示。図6参照)に設けられた傾斜部132、133の傾斜面は平行であって、鉛直方向に対してαの角度をなしている。
上記傾斜部132、133に当接する、操作レバー部120側の当接部123、124は、軸部121の回転中心からそれぞれL1、L2の距離に配される。
図16(b)に示すように、操作レバー部120をA方向に倒すと、当接部123が時計回り回転する軌跡を描き、傾斜部132に当接してリンク部材130(不図示)をL4だけ下方に押し下げて、ロック部材110をロック解除にすることができる。
一方、図16(c)に示すように、操作レバー部120をB方向に倒すと、当接部123が半時計回り回転する軌跡を描き、傾斜部132に当接してリンク部材130(不図示)をL4’だけ下方に押し下げて、ロック部材110をロック解除にすることができる。
このように、操作レバー部120がA方向に揺動する場合には、当接部123と傾斜部132との当接位置E1において、やや斜め下方に向かう矢印H1方向に押して、効率的に傾斜部132が押し下げられるが、操作レバー部120がB方向に揺動する場合には、当接部124と傾斜部133との当接位置E2において、やや斜め上方H2方向に押すようになるので、操作レバー部120の揺動角が同じ場合に、もし、L1=L2とすると、傾斜部133を下方に押し下げる量L4’が、図16(b)の場合の押し下げ量L4よりも小さくなる。
そこで、本変形例では、L2をL1よりも所定量長くして、B方向の揺動に伴う当接部124の移動量を当接部123の移動量よりも大きくして、リンク部材130の押し下げ量L4とL4’がほぼ等しくなるようにしている。
上記L1とL2の具体的な大きさは、設計仕様に応じて当業者であれば容易に算出できるものである。
実際に、L1=20mm、L2=23.2mm、α=30°、β=15°、L3=43.2mmとした場合に、押し下げ量L4=9.647mm、L4’=9.61mmとして、ほぼ同じ量の押し下げ量を得ることができた。
ユーザーは後端規制部材15をAまたはB方向に移動させるときに、操作部125を同程度の揺動角αだけ揺動させることによりロック解除できることを感覚的に知ることができるので、ユーザーフレンドリー性に優れていると言える。
このような考え方は、第2実施の形態に係る後端規制部材15の構成でも適用可能である。
(2)上記(1)では、A、B両方向における操作レバー部120の揺動角を等しくしながら、リンク部材130の押し下げ量をほぼ等しくするため、当接部124から軸部121の回転中心までの距離L2が、当接部123から軸部121の回転中心までの距離L1よりも所定量長くするようにしたが、L2=L1であっても、リンク部材130(図6参照)に設けられた傾斜部133の傾斜面の鉛直方向に対する角度を、傾斜部132の傾斜面が鉛直方向に対する角度よりも所定量小さくすることによって、操作レバー部120の揺動角を等しくしつつ、リンク部材130の移動量をほぼ等しくすることができる。
図17(a)〜(d)の作図は、本変形例の構成例を、模式化して示すものである。
同図に示すように、リンク部材130(図6)に設けられた傾斜部132の傾斜面は鉛直方向に対してαの角度をなしており、傾斜部133の傾斜面は鉛直方向に対してαよりも小さなγの角度をなしている。
上記傾斜部132、133の各傾斜面に当接する、操作レバー部120側の当接部123、124は、軸部121の回転中心から等距離L1の位置に配される。
図16(b)と同様、操作レバー部120をA方向に倒した場合には、図17(b)に示すように、当接部123が時計回り回転する軌跡を描くため、傾斜部132との当接点が下方に移動しつつリンク部材130(不図示)をL4だけ下方に押し下げる。
そして、図17(c)に示すように、操作レバー部120をB方向に倒すと、当接部123が半時計回り回転する軌跡を描き、傾斜部133の傾斜面と当接しながら傾斜部133を下方に移動させるが、本例では操作レバー部120側の当接部123、124は、軸部121の中心から等距離L1の位置に配されているので、もし、傾斜部132と傾斜部133の傾斜角が等しければ、図16でも説明したように、当接部124が傾斜部133に作用する力の方向は水平よりやや上向きになり、図17(b)の場合に比べてリンク部材130の押し下げ量が小さくなる。
しかし、図17(d)に模式的に示すように、当接位置E2で傾斜部133がL6だけ水平方向に押されたとすると、テーパー作用により、傾斜部133上の点P1が下方の点P1’へ押下げられる距離L7は、L7=L6/tan γの式で求められるから、γが小さいほどその押下げ量L7は大きくなることが分かる。
そこで、本変形例では、傾斜部133の傾斜角γを傾斜部132の傾斜角αより所定量小さくすることにより、操作レバー部120の等しい揺動角βに対して、当接部124の移動による傾斜部133の押し下げ量が、当接部123が傾斜部132を押し下げる押し下げ量と等しくなるようにしている。
実際に、L1=20mm、α=30°、γ=26.6°、L3=34.7mm、β=15°したとときに、L4=9.647mm、L4”=9.655mmとなり、ほぼ同じ量の押し下げ量を得ることができた。
このような考え方は、第2実施の形態に係る後端規制部材15の構成でも適用可能である。
(3)なお、別の視点から、ユーザーの使い勝手のよさを追求するため、ロックを解除するのに必要な、A方向およびB方向に操作部125を押す力の差ができるだけ小さくなるように配慮してもよい。
この場合には、例えば、図16の場合には、上記(1)の場合とは逆にL2がL1より所定量短くなるようにし、図17の場合には、上記(2)の場合とは逆に傾斜部133の傾斜角γが傾斜部132の傾斜角αより所定量大きくなるようにすればよい。それらの具体的な値は、実験もしくは計算により当業者であれば、求めることができる。
(4)上記第1の実施の形態では、図6に模式的に示したように、操作レバー部120に設けられた当接部123、124と、リンク部材130側に設けられた傾斜部132、133との係合によるテーパー作用により操作レバー部120の揺動動作をリンク部材130の押し下げ動作に変換(以下、この機構を「リンク部材押下機構」という。)することにより、ロック部材110によるロック解除させたが、このようなリンク部材押下機構の構成は、図6に示す構成に限られないのは勿論であり、様々な変形例が考えられる。
以下、リンク部材押下機構の代表的な変形例について模式図を用いて説明する。
(4−1)図18(a)〜(c)は、リンク部材押下機構の第1の変形例を示す図である。
図18(a)に示すように、本例では傾斜部1221、1222が、レバー部材122側に設けられ、これに当接するピン状の当接部1301、1302が、リンク部材130側に設けられている。
この場合でも、レバー部材122をA方向に倒すと、図18(b)に示すように、傾斜部1221と当接部1301とがE1点で当接して、テーパー作用によりリンク部材130は下方(P方向)に移動する。また、図18(c)に示すように、レバー部材122をB方向に倒すと傾斜部1222と当接部1302とがE2点で当接しテーパー作用によりリンク部材130は下方(P方向)に移動する。
(4−2)図19(a)〜(c)は、リンク部材押下機構の第2の変形例を示す図である。
図19(a)に示すように、傾斜部1303、1304が、リンク部材130側に設けられているが、その傾斜方向が図6の場合とは反対側に傾斜している。これに当接する当接部1223、1224が、レバー部材122側に設けられている。
この場合には、レバー部材122をA方向に倒すと下方の当接部1224が傾斜部1304にE1点で当接して、テーパー作用によりリンク部材130は下方(P方向)に移動する(図19(b))。一方、レバー部材122をB方向に倒すと上方の傾斜部1303と当接部1223がE2点で当接しテーパー作用によりリンク部材130は下方(P方向)に移動する(図19(c))。
(4−3)図20(a)〜(c)は、リンク部材押下機構の第3の変形例を示す図である。
図20(a)に示すように、本例では傾斜部1225、1226が、レバー部材122側に設けられ、これに当接するピン状の当接部1305、1306が、リンク部材130側に設けられている(当接部1305、1306は不図示の支持部材によりリンク部材130に保持されている。)。
レバー部材122をA方向に倒すと下側の傾斜部1226と当接部1306とがE1点で当接して、テーパー作用によりリンク部材130は下方(P方向)に移動し(図20(b))、レバー部材122をB方向に倒すと傾斜面1225と当接部1305とがE2点で当接しテーパー作用によりリンク部材130は下方(P方向)に移動する(図20(c))。
(4−4)図21(a)〜(c)は、リンク部材押下機構の第4の変形例を示す図である。
図21(a)に示すように、本例では、他の例と異なり、レバー部材122の軸部121が下端に設けられていると共に、リンク部材130に設けられている傾斜部1307と1308の傾斜方向が逆になっており「ハ」の字形状になっている。
この場合には、レバー部材122をA方向に倒すと上方の当接部1227が傾斜部1307にE1点で当接して、テーパー作用によりリンク部材130は下方(P方向)に移動し(図21(b))、レバー部材122をB方向に倒すと下方の傾斜部1308と当接部1228がE2点で当接しテーパー作用によりリンク部材130は下方(P方向)に移動する(図21(c))。
(4−5)これまで述べてきた例では、例えば、図6の模式図に代表して示されるように当接部123、124と傾斜部132、133のそれぞれの接触部(ロック解除機構としてテーパー作用が生じる部分)が、少なくとも後端規制部材15がロック状態にある場合において、操作レバー部120の軸部121よりもA方向(第1の方向)側に位置する構成について述べてきたが、双方の接触部が、軸部121よりもB方向(第2の方向)側にあっても、後端規制部材15の薄型化は可能である。
図22(a)〜(c)は、この場合におけるリンク部材押下機構の第5の変形例を示すものである。
本例では、図22(a)に示すように、レバー部材122の軸受部材1211が、リンク部材130方向に突出するように設けられており、レバー部材122の当接部1229、1230と、リンク部材130の傾斜部1309、1310との接触部が、軸部121よりもB方向(第2の方向)側に配されている。
この場合でも、図6の場合と同様に後端規制部材の薄型を図りつつ、レバー部材122をA方向あるいはB方向に倒すことにより、テーパー作用によりリンク部材130を下方に移動させることができる(図22(b)、(c)参照)。
つまり、第1と第2の当接部が、レバー部材122もしくはリンク部材130の一方側に形成され、それぞれに接触してテーパー作用を生じる第1と第2の傾斜部が、レバー部材122とリンク部材130の他方の側に形成されて、それらの接触部(第1、第2のロック解除機構)が、レバー部材122の長手方向にずれた位置にあって、レバー部材122の軸部121位置よりA方向(第1の方向)またはB方向(第2の方向)の一方の側に配されることにより、少なくとも図23〜図26に示した後端規制部材の試作品よりも薄型化が可能である。
(5)上記第1の実施の形態では、リンク部材130の下方への移動をロック部材110がロック解除位置への移動へ変換させるための機構(移動方向変換機構)として、テーパー作用を利用したが、しかし、このような機構に限らず、たとえば、公知のクランク機構などを利用することも可能である。
(6)上記実施の形態では、ロック部材110を凹部16cと係合する係合位置に向けて付勢する付勢部材として圧縮バネを用いる構成例を説明したが、これに限られず、他の弾性部材などを付勢部材として用いることもできる。
(7)上記実施の形態では、シート積載装置を画像形成装置の一例としてのタンデム型のプリンターに適用した場合の構成例を説明したが、これに限られない。画像形成装置としては、例えば複写機やファクシミリ装置、複合機(MFP:Multiple Function Peripheral)等のシート積載装置に適用できる。
また、給紙カセット31に収容されたシートを規制する規制部材として後端規制部材15の構成例を説明したが、これに限られず、例えばサイド規制板13、14に適用することもできる。さらに、給紙カセット31に限られず、例えば画像形成後のシートを積載収容する収容トレイ36に規制部材を設ける構成にも適用可能である。
(8)また、上記実施の形態及び上記変形例の内容をそれぞれ可能な限り組み合わせるとしても良い。
本発明は、積載収容されたシートの位置を規制する位置規制部材を備えるシート積載装置および画像形成装置に広く適用することができる。
10a 用紙積載部
15 後端規制部材
31 給紙カセット
16b 溝部
16c 凹部
101 規制部材本体
102 ベース部
110 ロック部材
111 ロック爪
112 軸支部
113 当接部
114、135、 圧縮バネ
120、220 操作レバー部
121、221 軸部
122 レバー部材
123、124 当接部
125、225 操作部
130 リンク部材
132、133、213、214 傾斜部
140 カバー部材
213a、214a、224a 傾斜面
215 アーム
220 操作レバー部
223 係合バー

Claims (10)

  1. シートを積載する積載部と、前記積載部において、積載されたシート端縁に向かう第1の方向と前記シート端縁から離れる第2の方向に移動可能に保持された位置規制部材とを有し、前記位置規制部材の当接部材をシートの端縁に当接させて当該シートの位置を規制するシート積載装置であって、
    前記位置規制部材は、
    前記積載部に設けられた係合部に係合する係合位置と、前記係合が解除される解除位置とに移動可能なロック部材と、
    前記ロック部材を前記係合位置から前記解除位置に移動させるロック解除部と、
    を備えており、
    前記ロック解除部は、
    上部にユーザーが操作する操作部を有するレバー部材と、
    前記レバー部材を前記第1と第2の方向に向けて揺動可能に軸支する軸支部と、
    第1の方向に向けて揺動されたレバー部材と連動して前記ロック部材を解除位置に移動させる第1の解除機構と、
    第2の方向に向けて揺動されたレバー部材と連動して前記ロック部材を解除位置に移動させる第2の解除機構と
    を備え、
    前記第1と第2の解除機構の双方が、前記軸支部に対し、前記第1及び第2の方向のうち一方の側に設けられており、
    前記ロック解除部は、
    前記当接部材に沿って、前記軸支部の軸方向と直交する第3の方向に移動可能な移動部材と、
    前記移動部材の前記第3の方向へ移動する力を、前記ロック部材前記解除位置へ移動させる力に変換する移動方向変換機構と、
    を備え、
    前記第1、第2の解除機構は、それぞれ前記レバー部材の第1、第2方向への揺動動作に応じ、前記移動部材を前記第3の方向に移動させることによって前記ロック部材を解除位置に移動させ、
    前記ロック部材は、前記当接部材に、前記第1の方向と直交する平面内で揺動可能に軸支され、当該ロック部材が閉じる方向に揺動することによりロックが解除されるように構成されており、
    前記移動方向変換機構は、
    前記移動部材の前記第3の方向へ移動する動作を、前記ロック部材が閉じる方向へ揺動させる動作に変換してロックを解除させる構成であり、
    前記レバー部材は、第1の係合部と、前記第1の係合部と前記操作部から異なる距離にある第2の係合部とを有すると共に、
    前記移動部材には、前記レバー部材が前記第1の方向に向けて揺動されたときに、前記第1の係合部と係合して移動部材を前記第3の方向に移動させる第1の被係合部と、前記レバー部材が、前記第2の方向に向けて揺動されたときに、前記第2の係合部と係合して前記移動部材を前記第3の方向に移動させる第2の被係合部と、
    を備え、
    前記第1の解除機構は、前記第1の係合部と第1の被係合部とを含み、前記第2の解除機構は、前記第2の係合部と第2の被係合部とを含む
    ことを特徴とするシート積載装置。
  2. 前記ロック部材は、前記当接部材に、前記第1の方向と直交する平面内で揺動可能に軸支されており、
    前記第1の解除機構は、前記レバー部材を第1の方向に向けて揺動させたときに、当該レバー部材の第1の係合部が、前記ロック部材の第1の被係合部に係合して、当該ロック部材を解除位置に移動させ、
    前記第2の解除機構は、前記レバー部材を第2の方向に向けて揺動させたときに、当該レバー部材の前記第1の係合部と前記操作部から異なる距離にある第2の係合部が、前記ロック部材の第2の被係合部に係合して、当該ロック部材を解除位置に移動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
  3. 前記第1の係合部が、前記軸支部より前記操作部に近い側にあり、前記第2の係合部が、前記軸支部より前記操作部から遠い側に配されてなることを特徴とする請求項1または2に記載のシート積載装置。
  4. 前記第1の係合部と第1の被係合部との当接部を第1当接部とし、第2の係合部と第2の被係合部との当接部を第2当接部としたとき、第2当接部の前記レバー部材の軸支部からの距離が、第1当接部の前記軸支部からの距離よりも大きい
    ことを特徴とする請求項3に記載のシート積載装置。
  5. 前記第1の係合部と第1の被係合部との当接部を第1当接部とし、第2の係合部と第2の被係合部との当接部を第2当接部としたとき、第2当接部の前記レバー部材の軸支部からの距離が、第1当接部の前記軸支部からの距離よりも小さい
    ことを特徴とする請求項3に記載のシート積載装置。
  6. 前記第1の係合部と第1の被係合部の少なくともいずれか一方に第1のテーパー面が形成されると共に、前記第2の係合部と第2の被係合部の少なくともいずれか一方に第2のテーパー面が形成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のシート積載装置。
  7. 第1のテーパー面に対し、第2のテーパー面の方が、鉛直方向に対する傾きが小さい
    ことを特徴とする請求項6に記載のシート積載装置。
  8. 第1のテーパー面に対し、第2のテーパー面の方が、鉛直方向に対する傾きが大きい
    ことを特徴とする請求項6に記載のシート積載装置。
  9. 前記ロック部材を、前記解除位置からロック位置に向けて付勢する付勢手段が設けられ、前記操作部へのユーザーの操作がなくなると、前記ロック部材がロック位置に復帰する
    ことを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載のシート積載装置。
  10. シート積載部に積載されているシートを1枚ずつ搬送路に繰り出して、当該搬送路に繰り出されたシートに画像を形成する画像形成装置であって、
    前記シート積載部として、請求項1から9までのいずれかに記載のシート積載装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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