JP4290054B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に関し、特にトレイを開閉部材に係止し、該開閉部材を本体に開閉自在に設けた画像形成装置に関するものである。
従来、用紙等の転写材を受ける給送トレイや排出トレイなどのトレイは、複写機やプリンタ等の画像形成装置の小型化に伴い、本体外部に突出させて使用するものの、使用時以外には本体または本体に開閉自在に支持された開閉部材に対して折りたたんで収納するものが一般的である。
特開平3−102022号公報
しかしながら、本体に開閉自在に支持された開閉部材に対してトレイを折りたたんで収納する方式においては、開閉部材とトレイとを一体化して開閉する場合、開閉部材の開閉動作の振動や衝撃などで該開閉部材に係止してあるトレイのストッパなどが外れる場合があり、また開閉部材にトレイを係止するためのストッパをより強い係り止めにしてしまうと、トレイを使用する際に前記係止を解除してトレイを開けるためにより大きな操作力が必要となるなどの不都合があった。
そこで、本発明の目的は、トレイを使用する際には小さい操作力で開けることを可能とすると共に、開閉部材の開閉動作の振動や衝撃などで開閉部材に係止してあるトレイの係止が外れるのを防止することを安価に実現することである。
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、本体と、前記本体に開閉自在に支持された開閉部材と、前記本体に開閉自在に支持されたトレイであって、かつ前記開閉部材より外側に配置され前記開閉部材と一体的に開閉可能なトレイと、前記トレイ又は前記開閉部材に設けられた弾性変形可能な係合部と、前記係合部を係止するために前記開閉部材又は前記トレイに設けられた開口部と、を有し、前記トレイの開閉中心が、前記開閉部材の開閉中心よりも内側に位置し、前記係合部が係止する前記開口部が、前記開閉部材と前記トレイとを係止した状態で一体的に開閉した際に開ける角度が大きくなるに従い小さくなり、前記開閉部材が完全に開いた状態においては前記係合部が抜けることのない大きさに形成されていることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、前記トレイを使用する際には小さい操作力で前記トレイを開き作動姿勢にすることができると共に、前記開閉部材の開閉動作の振動や衝撃などで前記開閉部材に係止してある前記トレイの係止が外れるのを防止することを安価に実現することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔第1実施形態〕
図1〜図4を用いて、本発明の好適な実施の形態の一例について説明する。なお、本実施形態では、画像形成装置として、トレイを開閉部材に係止し、該開閉部材を本体に開閉自在に設けたプリンタを例示している。
図1はプリンタの概略図である。図1に示すプリンタ本体Aでは、給送ローラ1によって搬送された用紙等の転写材Pが図中矢印に示すようにプリンタ本体A上の積載部7に排出される。すなわち、転写材Pは給送ローラ1により給送され、搬送ローラ対2により画像形成部に搬送され、該画像形成部において感光体ドラム3に形成されたトナー画像が、該感光体ドラム3と対向する転写ローラ4により転写材Pに転写され、定着ローラ対5により定着されて、排出ローラ対6によりプリンタ本体A上の積載部7に排出される。
また、前記プリンタ本体Aの側方には開閉部材であるカバー21が開閉自在に支持されている。このカバー21は、図3に示す本体フレーム11下部に設けられたカバー支点12を中心に回動するように取り付けられている。このカバー21を開けることによりプリンタ内部のジャム処理や消耗品の交換などの保守をすることができるようになっている。
更に、前記プリンタ本体Aの側方には給送トレイ31が開閉自在に支持されている。この給送トレイ31は、図3に示す本体フレーム11下部に設けられ、前記カバー21のカバー支点12よりも内側に配置されたトレイ支点13を中心に回動可能に取り付けられている。給送トレイ31は、図1に示すようにカバー21に収納されるようになっており、収納された状態では給送トレイ31に設けられた弾性変形可能な係合部である爪32がカバー21に設けられた開口部である穴22に係止されることでその位置を保持している。
また、前記爪32が係止する穴22は、前記カバー21と前記給送トレイ31とを係止した状態で一体的に開閉した際に開ける角度が大きくなるに従い小さくなり、前記カバー21が完全に開いた状態においては前記爪32が抜けることのない大きさに形成されている。本実施形態では、前記カバー21の穴22は、図4(a)に示すようにカバー支点12に対して、遠い側が給送トレイ31の爪32と係止又は係止解除可能に形成され、近い側が給送トレイ31の爪32を係止解除しないように前記遠い側に対して幅狭に形成されている。
更に、前記カバー21の穴22に係止する前記給送トレイ31の爪32は、図4(b)、(c)に示すように、前記カバー21の穴22に対して、カバー支点12の軸線方向に係止するように設けられている。
そして、前記爪32と前記穴22により前記給送トレイ31と前記カバー21を係止した状態で一体的に開閉した際に、開ける角度が大きくなるに従って、図4(b)、(c)に示すように、前記爪32が前記穴22内を前記遠い側から前記幅狭の近い側に移動する。以下、詳しく説明する。
上記構成のプリンタ本体Aを使用する場合には、図1(a)に示す給送トレイ31に設けられた弾性変形可能な爪32がカバー21に開けられた穴22に係止された状態から、図2(a)に示すように給送トレイ31をトレイ支点13を中心として開放(図2(a)の時計回り方向に回動)することで、給送トレイ31に設けられた弾性変形可能な爪32がカバー21に設けられた穴22から開放され、すなわち爪32と穴22との係止が解除され、給送トレイ31は作動位置(図2(a)に示す姿勢)に固定される。
このように作動位置に固定された給送トレイ31上に載置された転写材Pは、前述したように、給送ローラ1により給送され、搬送ローラ対2により搬送され、感光体ドラム3と転写ローラ4により画像が転写され、定着ローラ対5により定着されて、排出ローラ対6によりプリンタ本体A上の積載部7に排出される。
この際、搬送経路上でジャム等の搬送不良が起きた場合には、図2(b)に示すようにカバー21を開放(図2(b)の時計回り方向に回動)すると、図に示すように搬送経路が外部に開放されるため、ジャムした転写材Pを容易に排除することができる。このとき給送トレイ31の姿勢は図2(b)に示す如く変わらないので、給送トレイ31上の転写材Pを他に移すことなく、ジャム処理操作をすることができる。
次に、給送トレイ31の使用時以外には、図4(b)に示すように給送トレイ31に設けられた弾性変形可能な爪32がカバー21に設けられた穴22に係止された状態で、図1(a)に示すように給送トレイ31がカバー21内に収納されている。この状態から、感光体ドラム3などの消耗品を交換する場合には、図1(b)に示すようにカバー21に給送トレイ31が収納された状態で、前記カバー21と前記給送トレイ31を一体的に開放する。
この時、給送トレイ31の回転中心(開閉中心)であるトレイ支点13は、カバー21の回転中心(開閉中心)であるカバー支点12よりも内側に配置されているため、カバー21の開く角度が大きくなるに従い、給送トレイ31に設けられた弾性変形可能な爪32は、カバー21に設けられた穴22に対し係止された状態を維持したまま、該カバー21の穴22内をカバー支点12に向かって移動する。この時、前記給送トレイ31の爪32は、前記カバー21の穴22に対して前記移動方向と交差する方向に係止するように、該爪32の突起32aが同方向に突出して形成されており、カバー21の開放動作に対し穴22の前記移動方向の幅が一定の領域では同じ係止力を維持できるようになっている。
また、図4(a)に示すように、カバー21に設けられた穴22aは、前記爪32の移動方向と交差する方向の幅が、カバー21の開く角度が大きくなるに従い、前記カバー21の穴22内を移動するトレイ31の爪32の移動方向(開閉支点に対して遠い側から近い側)に向けて狭くなっているので、図1(b)に示すように完全にカバー21が開いた状態では、図4(c)に示すように給送トレイ31の爪32は例え撓んでもカバー21の穴22の幅狭部(開閉支点に近い側の部分)から抜けないようになっている。そのため、例えばカバー21を勢い良く開いた場合でも給送トレイ31はカバー21から外れる事が無い。
上述したように、本実施形態によれば、給送トレイ31を使用する際には、給送トレイ31の爪32はカバー21の穴22に対して図4(b)に示す如く係止解除可能な状態で係止しているため、小さい操作力で該給送トレイ31に設けられた弾性変形可能な爪32による係止を解除し、該給送トレイ31を図1(a)に示す如き閉状態から図2(a)に示す開き作動姿勢にすることができる。また、給送トレイ31の使用時以外に図1(b)に示すように給送トレイ31をカバー21に係止した状態で該カバー21と一体的に開閉する場合、例えば画像形成装置内部を保守する場合などにおいては、給送トレイ31の爪32はカバー21の穴22に対して図4(c)に示す如く抜け止め(係止解除不能な状態)されているため、前記カバー21の開閉動作の振動や衝撃などで該カバー21に係止してある給送トレイ31の爪32が外れ、該給送トレイ31が不用意に開いてしまうことを防止できる。更に、このような機構を安価に実現することができる。
なお、本実施形態においてカバー21と給送トレイ31とを一体で開放する場合、カバー21と給送トレイ31上部との隙間は開放角度が大きくなるに従い大きくなるため相互干渉することは無い。
また本実施形態では、カバー21と給送トレイ31との係止部として、弾性変形可能な爪を給送トレイ31に設け、該爪32と係止する穴22をカバー21に設けた構成を例示したが、これとは逆に前記給送トレイ31に前記構成の穴22を設け、前記カバー21に前記構成の爪32を設けた構成としてもよい。この場合、給送トレイ31に設ける穴22を、開閉中心に対して、近い側を前記爪32と係止又は係止解除可能に形成し、遠い側を前記爪32を係止解除しないように前記遠い側に対して前記軸線方向に幅狭に形成する必要がある。このように構成することで、給送トレイ31とカバー21を係止した状態で一体的に開閉した際に、開ける角度が大きくなるに従って、前記カバー21に設けた爪32に対して、前記給送トレイ31に設けた穴22が開閉支点方向に移動し、前記爪32が前記穴22内を前記近い側から前記幅狭の遠い側に移動する。このように構成しても前述した効果と同様の効果が得られる。
〔第2実施形態〕
図5を用いて、本発明の好適な実施の形態の一例について説明する。なお、画像形成装置の概略構成、及び、開閉自在な開閉部材およびトレイを有する構成は、前述した実施形態と同様であるため、同等の機能を有する部材に同一符号を付し、ここでは詳しい説明は省略する。
前述した第1実施形態では、給送トレイ31の爪32を、カバー21の穴22に対して、開閉中心の軸線方向に係止するように設けた場合を例示したが、第2実施形態では、図5に示すように、給送トレイ31の爪32を、カバー21の穴22に対して、開閉中心の軸線方向と交差する方向であって、開閉中心に向かう方向に係止するように設けている。
そして、前記爪32と前記穴22により前記給送トレイ31と前記カバー21を係止した状態で一体的に開閉した際に、開ける角度が大きくなるに従って、図5に示すように、前記カバー21の穴22に係止した前記給送トレイ31の爪32の掛かり量が大きくなるように構成している。以下、詳しく説明する。
本実施形態では、図5に示すように、給送トレイ31に設けられた爪32の突起32aが下方(開閉支点方向)に向いており、該方向に係止する構成であるため、カバー21に設けられた穴22の軸線方向の幅形状が一定であっても、給送トレイ31の回転中心(開閉中心)であるトレイ支点13は、カバー21の回転中心(開閉中心)であるカバー支点12よりも内側に配置されているため、カバー21の開放角度が大きくなるに従い、カバー21の穴22に対する、給送トレイ31の爪32の突起32aの掛かり量が増える。このため、カバー21の開放角度が大きくなるに従い、カバー21の穴22と給送トレイ31の爪32との係止力は大きくなる。従って、この係止力により、図5(b)に示す如き状態において、給送トレイ31が不用意に開いてしまうことを防止できる。
上述したように、本実施形態によっても、給送トレイ31を使用する際には、給送トレイ31の爪32はカバー21の穴22に対して図5(a)に示す如く係止解除可能な掛かり量で係止しているため、小さい操作力で該給送トレイ31に設けられた弾性変形可能な爪32による係止を解除し、該給送トレイ31を閉状態から開き作動姿勢にすることができる。また、給送トレイ31の使用時以外に給送トレイ31をカバー21に係止した状態で該カバー21と一体的に開閉する場合、例えば画像形成装置内部を保守する場合などにおいては、図5(b)に示すようにカバー21の穴22に対する給送トレイ31の爪32の掛かり量は、図5(a)に示す掛かり量より大きいため、すなわちより大きな係止力で係止しているため、前記カバー21の開閉動作の振動や衝撃などで該カバー21に係止してある給送トレイ31の爪32が外れ、該給送トレイ31が不用意に開いてしまうことを防止できる。更に、このような機構を安価に実現することができる。
なお、本実施形態においてもカバー21と給送トレイ31とを一体で開放する場合、カバー21と給送トレイ31上部との隙間は開放角度が大きくなるに従い大きくなるため相互干渉することは無い。
また本実施形態では、前記爪32を係止するために前記カバー21に穴を設けた構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば前記爪32を係止するための突部である突起であっても良い。
また本実施形態では、カバー21と給送トレイ31との係止部として、弾性変形可能な爪を給送トレイ31に設け、該爪32と係止する穴22(又は突起)をカバー21に設けた構成を例示したが、これとは逆に前記給送トレイ31に前記構成の穴22を設け、前記カバー21に前記構成の爪32を設けた構成としてもよい。この場合、カバー21の開放角度が大きくなるに従い、給送トレイ31の穴22に対する、カバー21の爪32の突起32aの掛かり量が増えるように、該カバー21に設ける爪32の突起32aを、カバー開放時の給送トレイ31の穴22の移動方向(開閉支点方向)とは逆方向に突出して設けた構成とする。このように構成することで、給送トレイ31とカバー21を係止した状態で一体的に開閉した際に、開ける角度が大きくなるに従って、前記カバー21に設けた爪32に対して、前記給送トレイ31に設けた穴22が開閉支点方向に移動し、前記穴22に対する前記爪32の掛かり量が増え、すなわち係止力が増す。このように構成しても前述した効果と同様の効果が得られる。
〔第3実施形態〕
図6を用いて、本発明の好適な実施の形態の一例について説明する。なお、画像形成装置の概略構成、及び、開閉自在な開閉部材およびトレイを有する構成は、前述した実施形態と同様であるため、ここでは詳しい説明は省略する。
本実施形態では、給送トレイ31とカバー21とを係止するための第1の係止手段と、前記第1の係止手段とは異なる位置に設けられ、給送トレイ31とカバー21とを係止するための第2の係止手段と、を有し、給送トレイ31の開閉中心をカバー21の開閉中心よりも内側に設けて、前記第1の係止手段は前記カバー21と前記給送トレイ31を一体的に開閉した際に、開ける角度に関係なく係止力が一定で、前記第2の係止手段は前記カバー21と前記給送トレイ31を閉じた状態では係止力は生じず、前記カバー21と前記給送トレイ31を一体的に開閉した際に、開ける角度が大きくなるに従って係止する構成となっている。
以下、図6を用いて、カバー21と給送トレイ31とを一体的に開閉した際に、開ける角度に関係なく係止力が一定になるような第1の係止手段と、開放角度が大きくなるに従い係止が掛かる第2の係止手段について説明する。
前記第1の係止手段は、カバー21と給送トレイ31とを一体的に開閉した際に開ける角度に関係なく係止力が一定になるように、突起部53をもつラッチ部材51が押圧バネ52の力によって給送トレイ31に対し摺動加圧され、該加圧されたラッチ部材51の突起部53がカバー21に設けられた凹部54に係止される構成となっている。
前記第2の係止手段は、カバー21と給送トレイ31を一体的に開閉した際に開ける角度が大きくなるに従って係止するように、給送トレイ31に設けられたリブ55と、カバー21の開放角度が大きくなると、前記リブ55を案内し規制するためにカバー21に設けられた溝部56と、により構成されている。
従って、給送トレイ31の使用時以外に、カバー21に給送トレイ31が収納された状態でカバー21を開放すると、給送トレイ31の回転中心(開閉中心)であるトレイ支点13は、カバー21の回転中心(開閉中心)であるカバー支点12よりも内側に配置しているため、カバー21の開放角度が大きくなると、給送トレイ31に備えられた突起部53をもつラッチ部材51は、図6(a)及び図6(b)に示すように、カバー21に設けられた凹部54に対し係止された状態(一定の係止力)を維持したまま、該凹部54内をカバー21のカバー支点12に向かって移動する。
前述の如くカバー21の開放角度が大きくなると、更に、図6(b)に示すように、給送トレイ31に設けられたリブ55が、カバー21に設けられた溝部56に案内され、給送トレイ31はカバー21に対し規制される。このため、給送トレイ31はカバー21から外れる事が無い。
上述したように、本実施形態によっても、給送トレイ31を使用する際には、第2の係止手段を構成するリブ55と溝部56は係止しておらず、第1の係止手段を構成する給送トレイ31のラッチ部材51はカバー21の凹部54に対して一定の係止力で係止しているため、すなわち図6(a)に示す如く係止解除可能な状態であるため、小さい操作力で該給送トレイ31のラッチ部材51による係止を解除し、該給送トレイ31を閉状態から開き作動姿勢にすることができる。また、給送トレイ31の使用時以外に給送トレイ31をカバー21に係止した状態で該カバー21と一体的に開閉する場合、例えば画像形成装置内部を保守する場合などにおいては、図6(b)に示すように、第1の係止手段を構成する給送トレイ31のラッチ部材51はカバー21の凹部54に対して一定の係止力で係止されているだけでなく、第2の係止手段を構成するリブ55と溝部56が係止して給送トレイ31がカバー21に対し外れないように規制されているため、前記カバー21の開閉動作の振動や衝撃などで該カバー21から前記給送トレイ31が不用意に開いてしまうことを防止できる。更に、このような機構を安価に実現することができる。
なお、本実施形態においてもカバー21と給送トレイ31とを一体で開放する場合、カバー21と給送トレイ31上部との隙間は開放角度が大きくなるに従い大きくなるため相互干渉することは無い。
また本実施形態では、第1の係止手段を構成する、押圧バネ52に押圧され突起部53を備えたラッチ部材51を給送トレイ31に設け、前記ラッチ部材51の突起部53と係止する凹部54をカバー21に設けた構成とし、更に第2の係止手段を構成する、リブ55を給送トレイ31に設け、前記リブ55と係止する溝部56をカバー21に設けた構成としたが、これとは逆に、第1の係止手段を構成する、押圧バネ52に押圧され突起部53を備えたラッチ部材51をカバー21に設け、前記ラッチ部材51の突起部53と係止する凹部54を給送トレイ31に設けた構成とし、更に第2の係止手段を構成する、リブ55をカバー21に設け、前記リブ55と係止する溝部56を給送トレイ31に設けた構成としてもよい。このように構成しても前述した効果と同様の効果が得られる。
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、開閉部材より開閉中心が内側であるトレイとして、給送する転写材を載置する給送トレイを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば前記トレイとして排出される転写材を積載する排出トレイであってもよく、該排出トレイの場合にも、排出搬送路におけるジャム処理用として開閉カバー等は必然的に存在するものであり、同様に適用すれば、同様の構成となり、同様の効果を得ることができる。
また前述した実施形態では、画像形成装置本体に対して開閉可能な開閉部材およびトレイを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば画像形成装置に着脱自在なオプション装置(給送デッキ等のシート給送装置、あるいはフィニッシャ等のシート処理装置など)において該オプション装置本体に対して開閉可能な開閉部材およびトレイであっても良く、該オプション装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また前述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良く、該画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また前述した実施形態では、電子写真方式の画像形成装置を例示したが、これに限定されるものではなく、例えばインクジェット方式等の他の記録方式を用いた画像形成装置であっても良い。
第1実施形態に係るプリンタの概略図であり、(a)は転写材の流れを示す図、(b)は給送トレイとカバーを一体に開いた状態の図である。 第1実施形態に係るプリンタの概略図であり、(a)は給送トレイを開いた状態の図、(b)は給送トレイを開いた状態からカバーを開いた図である。 第1実施形態に係るプリンタの本体フレームとカバー及び給送トレイの開閉支点を示す図である。 第1実施形態に係るプリンタにおいてカバーの穴形状と給送トレイの爪の関係を示す模式斜視図であり、(a)はカバーに設けられた穴形状を示す図、(b)はカバーに設けられた穴に給送トレイの爪が係止解除可能に係止されている状態を示す図、(c)はカバーに設けられた穴に給送トレイの爪が抜け止めされている状態を示す図である。 第2実施形態に係るプリンタの概略図であり、(a)は給送トレイとカバーとが閉じた状態の図、(b)は給送トレイとカバーを一体に開いた状態の図である。 第3実施形態に係るプリンタの概略図であり、(a)は給送トレイがカバーに係止解除可能に係止されている状態を示す図、(b)は給送トレイがカバーに抜け止めされている状態を示す図である。
符号の説明
A …プリンタ本体
P …転写材
11 …本体フレーム
12 …カバー支点
13 …トレイ支点
21 …カバー(開閉部材)
22 …穴(開口部)
31 …給送トレイ
32 …爪(係合部)
32a …突起
51 …ラッチ部材
52 …押圧バネ
53 …突起部
54 …凹部
55 …リブ
56 …溝部

Claims (3)

  1. 本体と、
    前記本体に開閉自在に支持された開閉部材と、
    前記本体に開閉自在に支持されたトレイであって、かつ前記開閉部材より外側に配置され前記開閉部材と一体的に開閉可能なトレイと、
    前記トレイ又は前記開閉部材に設けられた弾性変形可能な係合部と、
    前記係合部を係止するために前記開閉部材又は前記トレイに設けられた開口部と、
    を有し、
    前記トレイの開閉中心が、前記開閉部材の開閉中心よりも内側に位置し、
    前記係合部が係止する前記開口部が、前記開閉部材と前記トレイとを係止した状態で一体的に開閉した際に開ける角度が大きくなるに従い小さくなり、前記開閉部材が完全に開いた状態においては前記係合部が抜けることのない大きさに形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 本体と、
    前記本体に開閉自在に支持された開閉部材と、
    前記本体に開閉自在に支持されたトレイであって、かつ前記開閉部材より外側に配置され前記開閉部材と一体的に開閉可能なトレイと、
    前記トレイ又は前記開閉部材に設けられた弾性変形可能な係合部と、
    前記係合部を係止するために前記開閉部材又は前記トレイに設けられた開口部又は突部と、
    を有し、
    前記トレイの開閉中心が、前記開閉部材の開閉中心よりも内側に位置し、
    前記開口部又は突部に係止する前記係合部の掛り量が、前記開閉部材と前記トレイとを係止した状態で一体的に開閉した際に開ける角度が大きくなるに従い大きくなるように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 本体と、
    前記本体に開閉自在に支持された開閉部材と、
    前記本体に開閉自在に支持されたトレイであって、かつ前記開閉部材より外側に配置され前記開閉部材と一体的に開閉可能なトレイと、
    前記トレイと前記開閉部材とを係止するための第1の係止手段と、
    前記第1の係止手段とは異なる位置に設けられ、前記トレイと前記開閉部材とを係止するための第2の係止手段と、
    を有し、
    前記トレイの開閉中心を前記開閉部材の開閉中心よりも内側に設けると共に、
    前記第1の係止手段は前記開閉部材と前記トレイを一体的に開閉した際に、開ける角度に関係なく係止力が一定で、前記第2の係止手段は前記開閉部材と前記トレイを閉じた状態では係止力は生じず、前記開閉部材と前記トレイを一体的に開閉した際に、開ける角度が大きくなるに従って係止することを特徴とする画像形成装置。
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