JP6971798B2 - 竪格子体の製造方法及び施工治具 - Google Patents
竪格子体の製造方法及び施工治具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6971798B2 JP6971798B2 JP2017223671A JP2017223671A JP6971798B2 JP 6971798 B2 JP6971798 B2 JP 6971798B2 JP 2017223671 A JP2017223671 A JP 2017223671A JP 2017223671 A JP2017223671 A JP 2017223671A JP 6971798 B2 JP6971798 B2 JP 6971798B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical
- vertical grid
- vertical lattice
- mounting
- lattice
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
かかる竪格子体は、竪格子材を一本ずつ地面に立設して製造していた。
図6に示すように、本実施の形態にかかる竪格子体1は、ファサードであり、複数の竪格子材3を互いに間隔をあけて直線状に並べて地面Gに立設している。各竪格子材3の上端にはキャップ5が取り付けられている。各竪格子材3は、アルミニウム合金製であり、例えば70mm角の中空材で、地上から立設する高さが約1600mmである。尚、図6に示すように、本実施の形態では、竪格子材3は合計7本用いているが、図4では竪格子材3の数を省略して示している。
図1及び図3に示すように、施工治具7は、通し材9と、取付材11とを備えており、竪格子材3に着脱自在としてある。
通し材9は、複数の竪格子材3に亘って設けるものである。この通し材9は、アルミニウム合金製の中空形材であり、断面が略矩形を成している。通し材9は、竪格子材3の上端部において、竪格子材3の一側面に当接して配置されている。この通し材9には、竪格子材3と反対側の面に、長手方向に沿って係合溝9aが形成されている。通し材9の長さは約1000mmである。
取付材11は、各竪格子材3の位置に合わせて各竪格子材3と通し材9に跨がって仮固定するものである。取付材11は、竪格子材3に係止する係止部11aと、通し材9に仮固定される仮固定部11bと、係止部11aと仮固定部11bとの連結部11cとを有し、係止部11aと仮固定部11bと連結部11cとでコ字形状に形成されている。図3(a)に示すように、係止部11aは、竪格子材3の他端(立設したときに上端となる端)3bから竪格子材3の中空内に挿入されており、仮固定部11bは通し材9の係合溝9a側の面に対向して配置されている。
また、本実施の形態では、竪格子材3において、施工治具7の取付側と反対側には、各竪格子材3を連結する連結材15が設けてある。図1に示すように、連結材15は、各竪格子材3の下端を連結するものであり、図3(b)に示すように、通し材9と略同じ長さのアングル材である。図1(b)に示すように、この連結材15は、竪格子材3の一端3a(地面に立設したときの下端)に当接する一側部15aと、竪格子材3の側面に重ねる他側部15bとで側面視略L字形状を成している。図2(a)に示すように、連結材15の他側部15bには、取付孔17を穿けるときの目印15cが形成されている。目印15cは、連結材15の長手方向に形成された溝条であり、連結材15のL字のコーナーから所定寸法離れた位置に設けてある。
図2(a)に示すように、竪格子材3を必要とする高さに合わせて切断した後、竪格子材3を倒れた状態にして地面に並べ、一端3a(地面に立設したときの下端)側に、連結材15の取り付け孔16を加工する。
一方、連結材15には、その他側部15bに所定のピッチで取付孔17を形成する。取付孔17は、連結材15の他側部15bに形成された溝条の目印15cの位置で、目印15cの長手方向で所定ピッチの寸法毎に孔を穿ける。所定のピッチは、隣合う竪格子材の取り付け位置に合わせたピッチである。
次に、竪格子材3の一端3a(地面に立設したときの下端)を連結材15のL字の一側部15aに当てて、竪格子材3の一端3aを揃え、連結材15の他側部15bを竪格子材3の側面に当てて、ねじ19を各取付孔17にねじ込んで、連結材15を竪格子材3に順次固定する。
これにより、図2(b)に示すように、各竪格子材3の一端3a側を連結材15で連結した状態にする。
各竪格子材3の他端3b側において、取付材11の係止部11aを竪格子材3の中空内に挿入し、仮固定部11bを通し材9の上側面(係合溝9a側の面)に載せる。これにより、取付材11は竪格子材3と通し材9に跨って配置される。このとき、取付材11は、隣合う竪格子材3どうしにおける竪格子材3の他端3bの間隔が、竪格子材3の一端3aの間隔と同じになるようにして取り付ける。
次に、取付材11の仮固定部11bに形成されているねじ孔11dに押し付け手段13のねじ軸13aを螺進して、図1(b)に示すように、通し材9の係合溝9aの溝底にねじ軸13aの先端を押し付ける。
このようにして各竪格子材3に通し材9と取付材11を取り付けて、図3(b)に示すように、各取付材11を各竪格子材3と通し材9に跨って仮固定した仮固定竪格子体23を組み立てる。
この仮固定竪格子体23は、一人で運んで施工できる重量とサイズであり、例えば重量が約20Kg、高さが約1900mm(地上に立設する高さ1600mm)、左右の巾が約1000mmである。尚、仮固定竪格子体23の重量やサイズは竪格子材3の角柱の一辺の寸法や長さ、本数等によっても異なるが、最大重量で約25Kgが好ましい。
そして、納まり寸法、仮固定竪格子体23の垂直、水平を確認し、コンクリートKを打ち、図1及び図4に示すように、養生する。尚、図1では支え棒25は省略している。
コンクリートKの養生中は、竪格子材3の上部小口にビニール袋等の被覆材27を被せて雨水が竪格子材3の内部に入るのを防止する。
そして、図5に示すように、竪格子材3の上端3bにキャップ5をねじ29で止める。
これにより、図6に示すように、地面Gに立設した竪格子体1を製造する。
通し材9と取付材11を備える施工治具7は竪格子材3に着脱自在であるから、竪格子体1の製造後に取り外して再利用できるのでコストダウンを図ることができる。
各竪格子材3の下端を連結する連結材15は取り外すことなく、そのまま地中に埋設しているので、施工が容易である。
通し材9には、押し付け手段13の先端を係合する係合溝9aを形成しているので、押し付け手段13の位置決めが容易にできると共に押し付け手段13がずれ難い。
通し材9は各竪格子材3に押し付けているだけであるから、任意の間隔や位置で竪格子材3に仮固定できる。
取付材11は、竪格子材3の他端3bに掛けて係止しているので、簡単に取り付けできる。
図1に示すように、取付材11は、通し材9を押し付け手段13により各竪格子材3へ押し付けて仮固定しているので、押し付け手段13の押し付けを解除することで、仮固定を容易に解除できる。
連結材15には、連結孔17を形成するための溝条の目印15cが形成してあり、目印15cは、連結材15のコーナーから所定寸法の位置(高さ方向の位置)に形成してあるので、連結孔17を穿けるときには、連結材長手方向のピッチだけを決めればよいので、作業性が良い。
図7及び図8を参照して、第2実施の形態にかかる竪格子体1及びその製造方法について説明する。
図8に示すように、第2実施の形態にかかる竪格子体1は、竪格子材3は5本であり、円弧状に並べて配置していることが、直線状に並べた第1実施の形態と異なっている。
図7に示すように、通し材9と連結材15は共に長手方向が円弧状のものが用いられているが、取付材11及び押し付け手段13は第1実施の形態と同種のものが用いられている。
同様に、通し材9についても、左右の一側から竪格子材3について、取付材11を竪格子材3の他端3bに順次係止して、各々押し付け手段13で仮固定して、仮固定竪格子体23を組み立てる。
その後、図7に示すように、竪格子材3を円弧状に並べた仮固定竪格子体23を、図4に示す第1実施の形態と同様に、連結材15側を下にして立ち上げて、連結材15と共に各竪格子材3の下端部を埋め込み穴に埋設し、支え棒25で仮固定竪格子体23を自立させて、コンクリート打ちを行う。
コンクリートKが乾いた後、押し付け手段13を外し、取付材11及び通し材9を外し、各竪格子材3の上端3bにキャップ5を取り付ける。
この第2実施の形態においても、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
例えば、押し付け手段13は、ボルトやねじに限らず、ばねやパッド等であってもよい。
竪格子体1における竪格子材3の本数は、上述した第1実施の形態では7本とし、第2実施の形態では5本としてが、これに限らず、第1実施の形態では3本や5本とし、第2実施の形態では3本や7本としたり、第1及び第2実施の形態共に8本以上としても良く、本数は任意である。
竪格子体1は、ファサードに限らず、テラス、手摺、フェンス等であっても良く、竪格子体の機能や目的は限定されない。
キャップ5は、ねじ29で固定することに限らず、シーリング材で接着してもよい。
図2(a)に示すように、連結材15に形成する取付孔17の目印15cは、溝条に形成することに限らず、隣合う竪格子材3のピッチに対応する位置にも溝条に交差するように、例えば十字の溝条を付けても良い。また、目印15cは、溝条や十字の溝に限らず、点状の凹み、凸条や線を引いて形成しても良い。
図1(b)に示すように、連結材15の一側部15aにおいて、竪格子材3の一端3aに沿う寸法は、他側部15bと略同じ寸法にすることに限らず、竪格子材3の一端3aを略覆う寸法にしたり、その半分程度の寸法にしても良い。また、一側部15aを竪格子材3の見込寸法よりも大きくして、竪格子体1を埋設したときにより安定させるようにしても良い。
3 竪格子材
7 施工治具
9 通し材
11 取付材
13 押し付け手段
G 地面
Claims (2)
- 複数の竪格子材に亘る通し材と、
各竪格子材を通し材に取付ける複数の取付材を備えた、竪格子材に着脱自在な施工治具を用いるものであり、
各竪格子材の位置に合わせて竪格子材毎に各取付材を配置し、
取付材を竪格子材と通し材に跨って取付け、竪格子材を通し材に仮固定する竪格子体の製造方法。 - 複数の竪格子材に亘る通し材と、
各竪格子材の位置に合わせて各竪格子材毎に配置した複数の取付材とを備え、
取付材を竪格子材と通し材に跨って取付け、竪格子材を通し材に仮固定する、竪格子材に着脱自在な竪格子体の施工治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017223671A JP6971798B2 (ja) | 2017-11-21 | 2017-11-21 | 竪格子体の製造方法及び施工治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017223671A JP6971798B2 (ja) | 2017-11-21 | 2017-11-21 | 竪格子体の製造方法及び施工治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019094652A JP2019094652A (ja) | 2019-06-20 |
JP6971798B2 true JP6971798B2 (ja) | 2021-11-24 |
Family
ID=66972741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017223671A Active JP6971798B2 (ja) | 2017-11-21 | 2017-11-21 | 竪格子体の製造方法及び施工治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6971798B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6026893Y2 (ja) * | 1979-11-30 | 1985-08-14 | ナショナル住宅産業株式会社 | パネル枠組治具 |
JPH0413324Y2 (ja) * | 1984-12-27 | 1992-03-27 | ||
JPS6341430U (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-18 | ||
JP2583740B2 (ja) * | 1994-01-11 | 1997-02-19 | ナショナル住宅産業株式会社 | 塀の施工方法および枠組 |
JP2992249B2 (ja) * | 1997-05-19 | 1999-12-20 | ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社 | 格子の取付構造 |
-
2017
- 2017-11-21 JP JP2017223671A patent/JP6971798B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019094652A (ja) | 2019-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7052200B2 (en) | Resilient deck board fastener | |
JP4491030B2 (ja) | アンカーボルトセット装置 | |
US20070125022A1 (en) | Concrete post anchor | |
JP4567794B2 (ja) | 石橋の欄干補強構造 | |
KR101211481B1 (ko) | 내진설계용 석재패널 고정장치 | |
JP6966446B2 (ja) | 材木ポール基礎構造 | |
JP2018526555A5 (ja) | ||
KR20150101742A (ko) | 자주식 파일을 이용한 데크로드 및 그 시공방법 | |
US2240016A (en) | Base for porch columns | |
JP6971798B2 (ja) | 竪格子体の製造方法及び施工治具 | |
JP6151337B2 (ja) | ブロック積み土留め基礎及びブロック積み土留め基礎の施工方法 | |
JP4669955B2 (ja) | アンカーフレーム | |
KR102358453B1 (ko) | 콘크리트 구조물의 단면 감소부재와 고정대의 구조 및 그 시공방법 | |
KR101362345B1 (ko) | 계단거푸집 고정구 | |
JP4808018B2 (ja) | 組立式基礎ブロック及びその設置方法 | |
KR200414119Y1 (ko) | 휀스용 포스트의 설치구조 | |
KR20120066878A (ko) | 슬래브 거푸집용 데크 및 이를 이용한 슬래브 거푸집 시공방법 | |
JP6102614B2 (ja) | 建物の基礎構造 | |
JP2008095463A (ja) | 建築用鉛直調整器 | |
JP7033321B2 (ja) | 塀構造、塀材及び塀の構築方法 | |
KR20140056430A (ko) | 조립식 계단 | |
JP6252834B2 (ja) | 地下ピット構造 | |
JP3850714B2 (ja) | 金具装置及びこれを使用した土木・建築構造体 | |
KR200468906Y1 (ko) | 기초볼트 높낮이 조절용 기초블록 설치대 | |
JP6592317B2 (ja) | コンクリート基礎天端の施工方法および天端型枠 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200525 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210608 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210712 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211019 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211102 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6971798 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |