JP6967992B2 - ラベル付き伝票 - Google Patents

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Description

本発明は、配送伝票とラベルとが分離可能に一体となったラベル付き伝票に関する。
従来、配送物を配送する際に配送物に貼付される配送ラベルとして、配達票が分離可能に区画形成されたものが用いられている。このような配送ラベルを用いた場合、配送物が配送先に配送されると、配達票に受領印が押下され、配達票が配送ラベルから分離されて配送業者によって持ち帰られることにより、配送物が配送先に配送されたことが管理されることになる。
上記のように配達票を分離して持ち帰ることができるようにするために、2枚のシート基材を少なくとも一部が剥離可能となるように貼着するとともに、2枚のシート基材のうち配送物に貼付される側となるシート基材の表面に再湿糊を塗布しておき、再湿糊を水分で活性化して配送物に貼付する構成とすることで剥離紙を不要としたラベルが、例えば特許文献1に開示されている。このように配送物に貼付するために再湿糊を用いることで、剥離紙によるごみの発生を回避することができるとともに、2枚のシート基材が剥離可能に貼着されたライナーレス形態のラベルにおいても、ロール状に巻き取られた状態から引き出される際に2枚のシート基材が不用意に剥離することを回避することができる。
特開2017−219752号公報
上述したような配送ラベルにおいては、例えば段ボール箱のように開封部分を有する箱体に貼付される場合が多い。その場合、箱体の開封部分を跨るように配送ラベルを貼付すれば、配送ラベルによっても開封部分の意図しない開封を回避することができる。しかしながら、上述したように再湿糊を用いたものにおいては、再湿糊が水分で活性化した貼着力では、配送物の配送途中にて大きな振動が加わった場合等において、配送物の開封部分が開封してしまうことを回避できるとは言い難い。そこで、段ボール箱を、いわゆる差し込みによって折り畳むことで開封部分が配送途中において開封しにくくすることが考えられる。しかしながらその場合、開封部分が配送途中において不用意に開封してしまう可能性が低くなるものの、配送ラベルが開封部分に跨って貼付されると、開封部分に差し込みによる段差が生じていることで、配送ラベルに、いわゆる浮きが生じ、配送ラベルが段ボール箱等の箱体から不用意に剥離してしまう虞がある。
そこで、2枚のシート基材が少なくとも一部が剥離可能となるように貼着されてなる配送ラベルとは別個に、配送物の開封部分に跨って貼付するラベルを用いることが考えられるが、その場合、配送物の開封部分に跨って貼付するラベルが配送ラベルとは別に必要となるため、その分のコストがかかってしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、再湿糊によって被着体に貼付される構成でありながらも、伝票を分離可能としながら強い貼着力で被着体に貼付されるラベルを有するラベル付き伝票を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
伝票部とラベル部とが分離可能に連接してなる第1のシート基材と、第2のシート基材とが貼着されてなるラベル付き伝票であって、
前記第1のシート基材の前記第2のシート基材との貼着面のうち前記伝票部となる領域に積層された擬似接着層と、
前記第1のシート基材の前記第2のシート基材との貼着面の全面に、前記擬似接着層を覆って積層された粘着層と、
前記第2のシート基材の前記第1のシート基材との貼着面のうち前記ラベル部に対向する領域に積層された剥離層と、
前記第2のシート基材の前記第1のシート基材との貼着面とは反対側の全面に積層された再湿糊層とを有する。
上記のように構成された本発明においては、第1のシート基材のうちラベル部は、第1のシート基材と第2のシート基材とを貼着するために第1のシート基材の第2のシート基材との貼着面の全面に積層された粘着層と、第2のシート基材のラベル部との貼着面に積層された剥離層とによって第2のシート基材に剥離可能に貼着されているため、第1のシート基材の伝票部から分離して第2のシート基材から剥離することができる。ラベル部を第2のシート基材から剥離すると、ラベル部の第2のシート基材との貼着面において、第1のシート基材と第2のシート基材とを貼着するための粘着層が表出するため、この粘着層によってラベル部を被着体の開封部分等に強い貼着力で貼付することができる。一方、ラベル部が分離した第1のシート基材の伝票部と、伝票部に粘着層によって貼着され、ラベル部が剥離された第2のシート基材とは、第2のシート基材の第1のシート基材との貼着面とは反対側の全面に再湿糊層が積層されていることにより、この再湿糊層を水分で活性化させて被着体に貼付することができる。そして、伝票部は、第1のシート基材と第2のシート基材とを貼着するための粘着層によって第2のシート基材と貼着されているものの、第2のシート基材との貼着面に積層された擬似接着層によって第2のシート基材から剥離可能となっているため、被着体に貼付された第2のシート基材から剥離して分離することができる。
このように、第1のシート基材に設けられた伝票部が、第2のシート基材との貼着面に積層された擬似接着層と粘着層とによって第2のシート基材に剥離可能に貼着され、第2のシート基材の第1のシート基材との貼着面とは反対側の面に積層された再湿糊層によって被着体に貼付可能な構成において、第1のシート基材に伝票部と分離可能に連接したラベル部を、伝票部を第2のシート基材に貼着するための粘着層を利用した構成とすることで、再湿糊によって被着体に貼付される構成でありながらも、伝票部を分離可能としながら強い貼着力で被着体に貼付されるラベルを有するものとすることができる。
また、擬似接着層が、第1のシート基材上に積層された第1の樹脂コーティング層と、第1の樹脂コーティング層上に積層されたニス層とからなり、第2のシート基材の第1のシート基材との貼着面の全面に第2の樹脂コーティング層が積層された構成とすれば、再湿糊層を活性化するために第2のシート基材の再湿糊層が積層された面に水分が付与された場合であっても、その水分が第2のシート基材を介して第1のシート基材との貼着面まで浸透しにくくなり、それにより、第1のシート基材の伝票部と第2のシート基材との間における擬似接着層による擬似接着機能に水分による悪影響が生じて伝票部を第2のシート基材から必要時にきれいに剥離することができなくなってしまうことが回避される。
また、第2のシート基材が、第1のシート基材よりも大きく、周縁部に第1のシート基材が貼着されていない領域を有するものとすれば、ラベル部や伝票部をその端辺に指等をひっかけて第2のシート基材から容易に剥離することができる。
本発明によれば、第1のシート基材に設けられた伝票部が、第2のシート基材との貼着面に積層された擬似接着層と粘着層とによって第2のシート基材に剥離可能に貼着され、第2のシート基材の第1のシート基材との貼着面とは反対側の面に積層された再湿糊層によって被着体に貼付可能な構成において、第1のシート基材に伝票部と分離可能に連接したラベル部を、伝票部を第2のシート基材に貼着するための粘着層を利用した構成とすることにより、再湿糊によって被着体に貼付される構成でありながらも、伝票部を分離可能としながら強い貼着力で被着体に貼付されるラベルを有するものとすることができる。
また、擬似接着層が、第1のシート基材上に積層された第1の樹脂コーティング層と、第1の樹脂コーティング層上に積層されたニス層とからなり、第2のシート基材の第1のシート基材との貼着面の全面に第2の樹脂コーティング層が積層されたものにおいては、再湿糊層を活性化するために第2のシート基材の再湿糊層が積層された面に水分が付与された場合であっても、その水分が第2のシート基材を介して第1のシート基材との貼着面まで浸透しにくくなり、それにより、第1のシート基材の伝票部と第2のシート基材との間における擬似接着層による擬似接着機能に水分による悪影響が生じて伝票部を第2のシート基材から必要時にきれいに剥離することができなくなってしまうことを回避できる。
また、第2のシート基材が、第1のシート基材よりも大きく、周縁部に第1のシート基材が貼着されていない領域を有するものにおいては、ラベル部や伝票部をその端辺に指等をひっかけて第2のシート基材から容易に剥離することができる。
本発明のラベル付き伝票の実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示したラベル付き伝票が貼付される被着物の一例を示す外観斜視図である。 図1に示したラベル付き伝票1からラベル部が分離されていく状態を示す図である。 図1に示したラベル付き伝票が図2に示した段ボール箱に貼付された状態を示す図である。 図1に示したラベル付き伝票を図2に示した段ボール箱に貼付した後の使用方法を説明するための図である。 図1に示したラベル付き伝票を図2に示した段ボール箱に貼付した後の使用方法を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のラベル付き伝票の実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態は図1に示すように、第1のシート基材となる上シート10と、第2のシート基材となる下シート20とが貼着されて構成されたラベル付き伝票1である。
上シート10は、例えば角部に丸みを有する略長方形のサーマル紙等からなり、伝票部13とラベル部14a,14bとが長手方向に連接して構成されている。伝票部13は、配達票11と貼付票12とが、上シート10の長手方向にハーフスリット15aを介して分離可能に連接して構成されている。配達票11と貼付票12のそれぞれには、このラベル付き伝票1が貼付される配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が記入あるいは印字される配送情報表示領域11a,12aが設けられており、配達票11にはさらに、配送物が配送先に届けられた際に受領印を押下するための押印領域11bが設けられている。また、配達票11は、配達票11を下シート20から剥離する際に剥離開始端部11cとなる角部に剥離開始端を示す印刷が施されている。ラベル部14aは、配達票11の貼付票12との連接辺とは反対側の辺にハーフスリット15bを介して分離可能に連接している。ラベル部14bは、貼付票12の配達票11との連接辺とは反対側の辺にハーフスリット15cを介して分離可能に連接している。
上シート10の下シート20との貼着面のうち伝票部13となる領域には、その全面に、貼着後の剥離が可能な擬似接着層30が積層されている。擬似接着層30は、上シート10上に樹脂材料が塗布されることで第1の樹脂コーティング層となるコート層31が積層され、さらに、コート層31上にニスが塗布されることでニス層32が積層されることによって構成されている。さらに、上シート10の下シート20との貼着面には、その全面に、擬似接着層30を覆って粘着剤が塗布されることで粘着層40が積層されている。ハーフスリット15aは、少なくとも上シート10とコート層31とを貫通するように形成され、ハーフスリット15b,15cは、少なくとも上シート10と粘着層40とを貫通するように形成されている。
下シート20は、上シート10よりも一回り大きな形状を有し、それにより、周縁部に上シート10が貼着されていない領域を有している。下シート20は、上シート10との貼着面の全面に樹脂材料が塗布されることでコート層60が積層されており、このコート層60上のうち、ラベル部14a,14bに対向する領域にシリコンが塗布されることで剥離層50が積層されている。なお、コート層60上にさらにニス層を積層してもよい。また、下シート20の上シート10との貼着面とは反対側の全面には、PVA(polyvinyl alcohol)系接着剤等からなり、水分によって活性化する再湿糊が塗布されることで再湿糊層70が積層されている。
以下に、上記のように構成されたラベル付き伝票1の使用方法及び作用について説明する。
図2は、図1に示したラベル付き伝票1が貼付される被着物の一例を示す外観斜視図である。
図1に示したラベル付き伝票1は、例えば図2に示すように、配送物となる段ボール箱2に貼着されて使用される。段ボール箱2は、上面が開口した本体3の開口面に2枚の天面蓋4a,4bを有し、この天面蓋4a,4bが観音開き式に開かれることで、開封されることになる。そのため、天面蓋4a,4bが閉じられた際に対向する辺部間が、段ボール箱2の開封部分4cとなる。このように構成された段ボール箱2は、配送途中では開封部分4cを閉じておく必要があるため、図1に示したラベル付き伝票1を用いて、以下に示すようにして開封部分4cを閉じることになる。
図3は、図1に示したラベル付き伝票1からラベル部14a,14bが分離されていく状態を示す図である。
図1に示したラベル付き伝票1を用いて図2に示した段ボール箱2を配送する場合は、配達票11及び貼付票12のそれぞれに設けられた配送情報表示領域11a,12aに、段ボール箱2の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報を記入あるいは印字した後、まず、ラベル付き伝票1の再湿糊層70が積層された面側から、霧吹き器等によって水分を吹き付け、それにより、再湿糊層70を活性化させ、ラベル付き伝票1を再湿糊層70によって段ボール箱2に貼付可能な状態とする。
しかしながら、上述したように、段ボール箱2の開封部分4cを跨ってラベル付き伝票1を貼付した場合、再湿糊層70が水分で活性化した貼着力では、段ボール箱2の配送途中にて大きな振動が加わった場合等において、段ボール箱2の開封部分4cが開封してしまうことを回避できない場合がある。
そこで、まず、図3(a)に示すように、ラベル部14a,14bを下シート20から剥離していく。ラベル部14a,14bは、上シート10の下シート20との貼着面に積層された粘着層40によって下シート20と貼着されているものの、下シート20の上シート10との貼着面にはラベル部14a,14bに対向する領域に剥離層50が積層されており、また、ラベル部14aと配達票11、ラベル部14bと貼付票12とはそれぞれハーフスリット15b,15cを介して分離可能に連接しているため、ラベル部14a,14bのみを上シート10から分離して下シート20から剥離することができる。その際、下シート20が、上シート10よりも一回り大きな形状を有することで、周縁部に上シート10が貼着されていない領域を有しているため、ラベル部14a,14bをその端辺に指等をひっかけて下シート20から容易に剥離することができる。
図4は、図1に示したラベル付き伝票1が図2に示した段ボール箱2に貼付された状態を示す図である。
下シート20から剥離したラベル部14a,14bは、下シート20との貼着面に積層された粘着層40が表出する。そのため、図4(a)に示すように、表出した粘着層によってラベル部14a,14bを段ボール箱2の開封部分4cにおいて天面蓋4a,4bと本体3とに跨って強い貼着力で貼付することができる。
一方、ラベル部14a,14bが分離した上シート10の伝票部13と、伝票部13に粘着層40によって貼着され、ラベル部14a,14bが剥離された下シート20とは、下シート20の上シート10との貼着面とは反対側の全面に積層された再湿糊層70が水分で活性化していることで、図4(b)に示すように、段ボール箱2の開封部分4cに天面蓋4a,4bに跨って貼付することができる。
このようにしてラベル付き伝票1が貼付された段ボール箱2は、配送情報表示領域11a,12aに記入あるいは印字された配送情報に従って配送先に配送されていく。その際、段ボール箱2の開封部分4cには、天面蓋4a,4bに跨ってラベル付き伝票1が貼付されているものの、再湿糊層70が水分で活性化した貼着力では、段ボール箱2の配送途中にて大きな振動が加わった場合等において、段ボール箱2の開封部分4cが開封してしまう可能性もある。しかしながら、段ボール箱2の開封部分4cには、粘着層40によってラベル部14a,14bが天面蓋4a,4bに跨って強い貼着力で貼付されているため、段ボール箱2の開封部分4cが不用意に開封してしまうことが回避されることになる。
このように、上シート10に設けられた伝票部13が、下シート20との貼着面に積層された擬似接着層30と粘着層40とによって下シート20に剥離可能に貼着され、下シート20の上シート10との貼着面とは反対側の面に積層された再湿糊層70によって段ボール箱2に貼付可能な構成において、上シート10にて伝票部13と分離可能に連接したラベル部14a,14bを、伝票部13を下シート20に貼着するための粘着層40を利用した構成とすることで、再湿糊層70によって段ボール箱2に貼付される構成でありながらも、伝票部13を分離可能としながら強い貼着力で段ボール箱2に貼付されるラベル14a,14bを有するものとすることができる。
なお、本形態においては、段ボール箱2の開封部分4cにおいて天面蓋4a,4bと本体3とに跨って貼付されるラベル部14a,14bを有するラベル付き伝票1を例に挙げて説明したが、段ボール箱2の開封部分4cに貼付されるラベル部14a,14bの他に、“取扱注意”や“ガラス・ビン”等といった、貼付される被着体の取り扱い上の注意や種類等を示す情報が表示されたラベル部を有し、このラベル部を、下シート20から剥離したことで表出した粘着層40によって段ボール箱2の開封部分4c以外の平面領域に貼付する構成としてもよい。
図5及び図6は、図1に示したラベル付き伝票1を図2に示した段ボール箱2に貼付した後の使用方法を説明するための図である。
段ボール箱2が配送先に届けられ、配達票11の押印領域11bに受領印が押下された後、図5(a)に示すように、剥離開始端部11cを摘み代とすることで配達票11を下シート20から剥離していく。配達票11は擬似接着層30によって下シート20と剥離可能に擬似接着されており、また、配達票11と貼付票12とはハーフスリット15aを介して分離可能に連接しているため、配達票11のみを貼付票12から分離して下シート20から剥離することができる。その際、下シート20が、上シート10よりも一回り大きな形状を有することで、周縁部に上シート10が貼着されていない領域を有しているため、配達票11を剥離開始端部11cの端辺に指等をひっかけて下シート20から容易に剥離することができる。また、ラベル付き伝票1の再湿糊層70が積層された面側から水分が吹き付けられたものの、下シート20の上シート10との貼着面に積層されたコート層60によって、擬似接着層30の擬似接着機能に水分による悪影響が生じることが回避されているため、図5(b)に示すように、配達票11を下シート20からきれいに剥離することができる。
このようにしてラベル付き伝票1から分離された配達票11は、配送業者によって持ち帰られ、段ボール箱2が配送先に届けられた旨が管理されることになる。
配達票11がラベル付き伝票1から分離された後、図6(a)に示すように、貼付票12の1つの角部を摘み代とすることで貼付票12を下シート20から剥離していくこともできる。貼付票12は擬似接着層30によって下シート20と剥離可能に擬似接着されているため、下シート20から剥離することができる。その際、下シート20が、上シート10よりも一回り大きな形状を有することで、周縁部に上シート10が貼着されていない領域を有しているため、貼付票12をその端辺に指等をひっかけて下シート20から容易に剥離することができる。また、ラベル付き伝票1の再湿糊層70が積層された面側から水分が吹き付けられたものの、下シート20の上シート10との貼着面に積層されたコート層60によって、擬似接着層30の擬似接着機能に水分による悪影響が生じることが回避されているため、図6(b)に示すように、貼付票12を下シート20からきれいに剥離することができる。
このように、配達票11のみならず貼付票12もラベル付き伝票1から分離することで、貼付票12の配送情報表示領域12aに印字または記入された配送情報の漏洩を回避することができる。
なお、本形態においては、下シート20が上シート10よりも大きく、周縁部に上シート10が貼着されていない領域を有するものを例に挙げて説明したが、下シート20と上シート10とが同一形状のものであってもよい。その場合、上シート10の剥離開始端部11cとなる領域に切り欠きを設けておけば、配達票11を下シート20から剥離しやすくすることができる。
1 ラベル付き伝票
2 段ボール箱
3 本体
4a,4b 天面蓋
4c 開封部分
10 上シート
11 配達票
11a,12a 配送情報表示領域
11b 押印領域
11c 剥離開始端部
12 貼付票
13 伝票部
14a,14b ラベル部
15a〜15c ハーフスリット
20 下シート
30 擬似接着層
31,60 コート層
32 ニス層
40 粘着層
50 剥離層
70 再湿糊層

Claims (3)

  1. 伝票部とラベル部とが分離可能に連接してなる第1のシート基材と、第2のシート基材とが貼着されてなるラベル付き伝票であって、
    前記第1のシート基材の前記第2のシート基材との貼着面のうち前記伝票部となる領域に積層された擬似接着層と、
    前記第1のシート基材の前記第2のシート基材との貼着面の全面に、前記擬似接着層を覆って積層された粘着層と、
    前記第2のシート基材の前記第1のシート基材との貼着面のうち前記ラベル部に対向する領域に積層された剥離層と、
    前記第2のシート基材の前記第1のシート基材との貼着面とは反対側の全面に積層された再湿糊層とを有するラベル付き伝票。
  2. 請求項1に記載のラベル付き伝票において、
    前記擬似接着層は、前記第1のシート基材上に積層された第1の樹脂コーティング層と、前記第1の樹脂コーティング層上に積層されたニス層とからなり、
    前記第2のシート基材の前記第1のシート基材との貼着面の全面に第2の樹脂コーティング層が積層されている、ラベル付き伝票。
  3. 請求項1または請求項2に記載のラベル付き伝票において、
    前記第2のシート基材は、前記第1のシート基材よりも大きく、周縁部に前記第1のシート基材が貼着されていない領域を有する、ラベル付き伝票。
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