JP6967915B2 - ジャッキアップ方法 - Google Patents

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本発明は、ジャッキアップ方法に関する。
既存構造物を下部構造体と上部構造体とに分離し、上部構造体をジャッキアップした状態で、下部構造体と上部構造体との間に免震装置を設置する免震化工法が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2005−264569号公報 特開2001−032533号公報 特開2001−193289号公報
ところで、仮設支柱にジャッキを設けることが考えられる。
しかしながら、仮設支柱にジャッキを設けると、仮設支柱の倒れを抑制するためのサポート部材が必要となる。このサポート部材の仮設作業には、手間がかかる。
本発明は、上記の事実を考慮し、サポート部材の仮設作業の手間を低減することを目的とする。
第1態様に係るジャッキアップ方法は、下部構造体上に立てられて上部構造体を支持する既存柱に、仮設支柱を併設するとともに、該仮設支柱に設けられたジャッキによって前記上部構造体をジャッキアップするジャッキアップ方法であって、前記下部構造体から前記既存柱を分離するとともに、連結部材によって前記既存柱と前記仮設支柱とを上下方向に相対変位可能に連結した状態で、前記ジャッキによって前記上部構造体をジャッキアップする。
第1態様に係るジャッキアップ方法によれば、仮設支柱は、連結部材によって既存柱に連結されており、連結部材を介して既存柱に支持されている。つまり、既存柱は、仮設支柱の倒れを抑制するサポート部材として機能する。これにより、仮設支柱の倒れを抑制するサポート部材の本数が低減される。したがって、サポート部材の仮設作業の手間を低減することができる。
また、既存柱は、下部構造体から分離される。これにより、ジャッキによって上部構造体をジャッキアップしたときに、既存柱が上部構造体と一体に上昇する。したがって、既存柱の破損等が抑制される。
また、連結部材は、既存柱と仮設支柱とを上下方向に相対変位可能に連結する。これにより、ジャッキによって上部構造体をジャッキアップしたときに、連結部材が既存柱の上昇を阻害しない。したがって、連結部材の破損等が抑制される。
第2態様に係るジャッキアップ方法は、第1態様に係るジャッキアップ方法において、前記連結部材は、前記仮設支柱に固定されるとともに、前記既存柱に上下方向にスライド可能に連結され、前記連結部材に対して前記既存柱を上方へスライドさせながら、前記ジャッキによって前記上部構造体をジャッキアップする。
第2態様に係るジャッキアップ方法によれば、連結部材は、仮設支柱に固定されるとともに、既存柱に上下方向にスライド可能に連結される。この状態で、ジャッキによって上部構造体をジャッキアップすると、連結部材に対して既存柱が上方へスライドする。これにより、連結部材の破損等が抑制される。
第3態様に係るジャッキアップ方法は、第2態様に係るジャッキアップ方法において、前記連結部材における前記既存柱との対向面には、滑り材が設けられる。
第3態様に係るジャッキアップ方法によれば、連結部材における既存柱との対向面には、滑り材が設けられる。これにより、ジャッキによって上部構造体をジャッキアップしたときに、連結部材に対して既存柱が上方へスライドし易くなる。したがって、ジャッキによって上部構造体を容易にジャッキアップすることができる。
以上説明したように、本発明に係るジャッキアップ方法によれば、サポート部材の仮設作業の手間を低減することができる。
一実施形態に係るジャッキアップ方法が適用される構造物を示す立面図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の3−3線断面図である。 図1に示される上部構造体をジャッキアップした状態を示す立面図である。 図4に示される既存柱の下端部を下部構造体に接合した状態を示す立面図である。 一実施形態に係るジャッキアップ方法の変形例が適用される構造物を示す立面図である。 一実施形態に係るジャッキアップ方法の変形例が適用される構造物を示す立面図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係るジャッキアップ方法について説明する。
(既存構造物)
先ず、本実施形態に係るジャッキアップ方法が適用される既存構造物10の構成について説明する。
図1に示されるように、既存構造物10は、下部構造体12と、既存柱20と、上部構造体30とを備えている。下部構造体12は、例えば、基礎スラブや土間スラブ等のスラブとされる。この下部構造体12上には、既存柱20が立てられている。なお、下部構造体12は、スラブに限らず、例えば、梁や柱、基礎等であっても良い。
既存柱20は、角形鋼管によって形成されている。この既存柱20の下端部には、ベースプレート22が設けられている。ベースプレート22は、下部構造体12の上面から上方へ突出する既存アンカー部材24の上端部にナット26によって固定されている。これにより、既存柱20が、下部構造体12に接合されている。
既存柱20の上端部は、上部構造体30に接合(剛接合)されている。この既存柱20によって、上部構造体30が支持されている。なお、図示を省略するが、上部構造体30は、複数の既存柱20によって支持されている。
上部構造体30は、例えば、既存柱20の上階の躯体や、図示しない2棟の建物を繋ぐ渡り廊下等とされる。この上部構造体30は、既存柱20の上に設けられている。この上部構造体30と下部構造体12とは、上下方向に対向して配置されている。また、上部構造体30と下部構造体12との間には、空間14が形成されている。
次に、上部構造体30のジャッキアップに用いる仮設支柱40及び一対の連結バンド50の構成について説明する。
(仮設支柱)
仮設支柱40は、上部構造体30のジャッキアップ時に、一時的に既存柱20に併設される。この仮設支柱40は、下側柱部40Lと、上側柱部40Uとを有している。下側柱部40L及び上側柱部40Uは、角形鋼管によって形成されている。下側柱部40Lは、上側柱部40Uよりも長くされている。この下側柱部40Lと上側柱部40Uとの間には、ジャッキ42が設けられている。
ジャッキ42は、例えば、油圧ジャッキとされており、既存柱20の上部に設けられている。また、ジャッキ42は、伸縮方向を上下方向として、下側柱部40Lと上側柱部40Uとの間に配置されている。このジャッキ42は、下側柱部40L及び下部構造体12に反力をとって、上部構造体30を上方へ押し上げる。
(連結バンド)
仮設支柱40は、上下一対の連結バンド50によって既存柱20と連結される。この一対の連結バンド50は、上下方向に間隔を空けて配置されている。各連結バンド50は、その一端側が仮設支柱40の下側柱部40Lに固定されており、当該下側柱部40Lから既存柱20側へ延出されている。換言すると、各連結バンド50は、下側柱部40Lに片持ち状態で支持されている。
各連結バンド50の他端側には、スライド連結部50Aが設けられている。スライド連結部50Aは、既存柱20に上下方向にスライド可能に連結される。この一対の連結バンド50によって、仮設支柱40と既存柱20とが上下方向に相対変位可能に連結される。
具体的には、図2に示されるように、連結バンド50は、バンド本体52と、一対のブラケット54と、仕切部材56とを有している。バンド本体52は、例えば、複数のL形鋼等を接合することにより形成されている。また、バンド本体52の閉断面形状は、仮設支柱40側が開口されたU字形状(コの字形状)とされている。
バンド本体52の仮設支柱40側の両端部は、一対のブラケット54を介して仮設支柱40に固定されている。一対のブラケット54は、例えば、アングルとされており、バンド本体52及び仮設支柱40にそれぞれ溶接等によって固定されている。なお、バンド本体52は、例えば、ボルト等によって仮設支柱40に着脱可能に固定しても良い。
バンド本体52は、一対の両側拘束部52Sと、後側拘束部52Rとを有している。図2及び図3に示されるように、一対の両側拘束部52Sは、既存柱20と仮設支柱40との対向方向(矢印X方向)と直交する直交方向(矢印Y方向)に、互い対向して配置されている。
一対の両側拘束部52Sは、壁状に形成されている。また、一対の両側拘束部52Sは、既存柱20に対して直交方向の両側に配置されており、既存柱20の側面と対向している。この一対の両側拘束部52Sによって、既存柱20に対する仮設支柱40の直交方向の移動が拘束(制限)されている。また、一対の両側拘束部52Sの既存柱20側の端部には、後側拘束部52Rが掛け渡されている。
図2に示されるように、後側拘束部52Rは、壁状に形成されている。また、後側拘束部52Rは、既存柱20に対して仮設支柱40と反対側に配置されており、一対の両側拘束部52Sの既存柱20側の端部を接続している。この後側拘束部52Rは、既存柱20を挟んで仕切部材56と対向している。
仕切部材56は、L形鋼によって形成されており、既存柱20に対して仮設支柱40側に配置されている。また、仕切部材56の両端部は、ボルト58及びナット59によって一対の両側拘束部52Sに着脱可能に接合されている。この仕切部材56によって、一対の両側拘束部52Sが接続されている。また、仕切部材56は、前側拘束部56Fを有している。なお、仕切部材56は、溶接等によって一対の両側拘束部52Sに接合しても良い。
前側拘束部56Fは、壁状に形成されている。この前側拘束部56Fと後側拘束部52Rとは、既存柱20及び仮設支柱40の対向方向(矢印X方向)に互い対向して配置されている。また、前側拘束部56Fと後側拘束部52Rとは、既存柱20に対して既存柱20及び仮設支柱40の対向方向の両側に配置されており、既存柱20の側面と対向している。これらの後側拘束部52R及び前側拘束部56Fによって、既存柱20に対する仮設支柱40の対向方向の移動が拘束(制限)されている。
また、後側拘束部52R、前側拘束部56F、及び一対の両側拘束部52Sは、既存柱20を囲む筒状のスライド連結部50Aを形成している。このスライド連結部50Aは、既存柱20に沿って上下方向にスライド可能とされる。なお、連結バンド50は、連結部材の一例である。
(滑り材)
連結バンド50における既存柱20との対向面には、滑り材60が設けられている。具体的には、一対の両側拘束部52S、後側拘束部52R、及び前側拘束部56Fにおける既存柱20の各側面との対向面には、滑り材60がそれぞれ設けられている。滑り材60としては、例えば、絶縁シートやステンレス板、塗料等の低摩擦材が用いられる。
なお、滑り材60は、一対の両側拘束部52S、後側拘束部52R、及び前側拘束部56Fの少なくとも一つに設けることができる。また、滑り材60は、適宜省略可能である。
(ジャッキアップ方法)
次に、本実施形態に係るジャッキアップ方法について説明する。
既存構造物10は、地震等の沈下によって、所定位置よりも下方に位置されている。本実施形態では、上部構造体30を沈下前の所定位置に戻すために、上部構造体30をジャッキ42によってジャッキアップする。このジャッキアップ方法は、仮設支柱設置工程と、既存柱分離工程と、ジャッキアップ工程と、既存柱接合工程とを備えている。
(仮設支柱設置工程)
先ず、仮設支柱設置工程について説明する。仮設支柱設置工程では、既存柱20に仮設支柱40を併設する。具体的には、仮設支柱40を下部構造体12上に立てる。次に、ジャッキ42を作動し、仮設支柱40の上側柱部40Uの上端部を上部構造体30の下面に接触させ、下部構造体12と上部構造体30との間で仮設支柱40を自立させる。
次に、一対の連結バンド50によって、既存柱20と仮設支柱40とを上下方向に相対変位可能に連結する。具体的には、先ず、連結バンド50のバンド本体52の内部に既存柱20を挿入し、既存柱20の周囲にバンド本体52を配置する。
この状態で、バンド本体52の仮設支柱40側の端部を、一対のブラケット54を介して仮設支柱40に溶接等によって固定する。また、バンド本体52の内部に仕切部材56を配置し、仕切部材56の両端部を、一対の両側拘束部52Sにボルト58及びナット59によってそれぞれ接合する。これにより、バンド本体52及び仕切部材56によって、既存柱20を囲むスライド連結部50Aを形成する。
(既存柱分離工程)
次に、既存柱分離工程について説明する。既存柱分離工程では、下部構造体12から既存柱20を分離する。具体的には、図1に示されるように、ベースプレート22用の既存アンカー部材24からナット26を取り外す。これにより、下部構造体12と既存柱20との接合が解除される。
なお、既存柱分離工程は、仮設支柱設置工程に前後して又は仮設支柱設置工程と並行して行っても良い。
(ジャッキアップ工程)
次に、ジャッキアップ工程について説明する。ジャッキアップ工程では、仮設支柱40に設けられたジャッキ42を作動し、当該ジャッキ42を伸長させる。これにより、図4に示されるように、ジャッキ42及び上側柱部40Uによって上部構造体30が押し上げられ、下部構造体12に対して上部構造体30が上昇する。このジャッキ42によって、上部構造体30を所定位置まで上昇させる。
この際、既存柱20は、上部構造体30と一体に上昇し、一対の連結バンド50のスライド連結部50Aに対して上方へスライドする。この結果、既存柱20のベースプレート22と下部構造体12との間に隙間が形成される。
(既存柱接合工程)
次に、既存柱接合工程について説明する。既存柱接合工程では、図5に示されるように、既存柱20を下部構造体12に接合する。具体的には、既存アンカー部材24にコネクタ28を介して延長アンカー部材29を接続するとともに、ベースプレート22に形成された図示しない貫通孔に延長アンカー部材29を貫通させる。この状態で、延長アンカー部材29の上端部にナット26を締め込むことにより、ベースプレート22を既存アンカー部材24に固定する。
次に、既存柱20のベースプレート22と下部構造体12の上面との間にコンクリート16を打設する。これにより、既存柱20と下部構造体12とが接合され、既存柱20によって上部構造体30が支持される。
その後、仮設支柱40及び一対の連結バンド50を撤去する。
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係るジャッキアップ方法によれば、仮設支柱40は、一対の連結バンド50によって既存柱20に連結されており、一対の連結バンド50を介して既存柱20に支持されている。つまり、既存柱20は、仮設支柱40の倒れを抑制するサポート部材として機能する。これにより、仮設支柱40の倒れを抑制するサポート部材が不要になる。したがって、サポート部材の仮設作業の手間を低減することができる。
また、既存柱20は、既存柱分離工程において、下部構造体12から分離されている。これにより、ジャッキ42によって上部構造体30をジャッキアップしたときに、既存柱20が上部構造体30と一体に上昇する。したがって、既存柱20の破損等が抑制される。
また、連結バンド50の一端側は、仮設支柱40に固定される。一方、連結バンド50の他端側は、スライド連結部50Aを介して既存柱20と上下方向に相対変位可能にされる。そのため、ジャッキ42によって上部構造体30をジャッキアップすると、一対の連結バンド50に対して既存柱20が上方へスライドする。つまり、一対の連結バンド50は、既存柱20の上昇を阻害しない。したがって、一対の連結バンド50の破損等が抑制される。
さらに、一対の連結バンド50における既存柱20との対向面には、滑り材60が設けられている。これにより、ジャッキ42によって上部構造体30をジャッキアップしたときに、連結バンド50に対して既存柱20が上方へスライドし易くなる。したがって、ジャッキ42によって上部構造体30を容易にジャッキアップすることができる。
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、連結バンド50が仮設支柱40に固定されるが、上記実施形態はこれに限らない。例えば、図6に示される変形例のように、連結バンド50は、既存柱20に固定しても良い。この場合、連結バンド50のスライド連結部50Aは、仮設支柱40と上下方向に相対変位可能に連結される。
また、一対の連結バンド50のうち、一方の連結バンド50を仮設支柱40に固定し、他方の連結バンド50を既存柱20に固定することも可能である。また、既存柱20と仮設支柱40とは、少なくとも1つの連結バンド50によって連結することができる。さらに、連結部材は、連結バンド50に限らず、その構成は適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、既存柱20に一本の仮設支柱40が併設されるが、上記実施形態はこれに限らない。既存柱20には、複数の仮設支柱が併設されても良い。例えば、図7に示される変形例では、既存柱20の両側に、一対の仮設支柱40が併設されている。
一対の仮設支柱40と既存柱20とは、上下一対の連結バンド70を介して連結されている。各連結バンド70の両端部70Aは、一対の仮設支柱40にそれぞれ固定されている。また、各連結バンド70の中間部には、スライド連結部70Bが設けられており、このスライド連結部70Bが既存柱20に上下方向に相対変位可能に連結されている。これにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、仮設支柱40の上部にジャッキ42が設けられるが、上記実施形態はこれに限らない。仮設支柱40に対するジャッキ42の配置は、適宜変更可能であり、ジャッキは、例えば、仮設支柱の下部に設けられても良い。
また、上記実施形態では、上側柱部40Uと下側柱部40Lとの間にジャッキ42が設けられるが、上記実施形態はこれに限らない。例えば、仮設支柱を一本の柱部材で形成し、この柱部材の上端部又は下端部にジャッキが設けられても良い。
また、上記実施形態では、仮設支柱40が、既存柱20とは別のサポート部材によって支持されないが、仮設支柱40が、サポート部材によって支持されても良い。この場合、仮設支柱40と既存柱20とを連結バンド50によって連結しない場合と比較して、サポート部材の本数を低減することができる。
また、上記実施形態では、既存柱20のベースプレート22と既存アンカー部材24との接合を解除することにより、既存柱20を下部構造体12から分離したが、上記実施形態はこれに限らない。例えば、既存柱を柱脚部で切断しても良い。この場合、既存柱の切断部は、ジャッキアップ後に当て板等を介して接合しても良いし、根巻コンクリートを介して接合しても良い。
また、上記実施形態では、既存柱20及び仮設支柱40が角形鋼管によって形成されるが、上記実施形態はこれに限らない。既存柱及び仮設支柱は、例えば、H形鋼、C形鋼、丸形等によって形成されても良い。
また、既存柱20が鉄骨造に限らず、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造等であっても良い。なお、連結部材の形状は、既存柱や仮設支柱の形状に応じて、適宜変更可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
12 下部構造体
20 既存柱
30 上部構造体
40 仮設支柱
42 ジャッキ
50 連結バンド(連結部材)
70 連結バンド(連結部材)

Claims (3)

  1. 下部構造体上に立てられて上部構造体を支持する既存柱に、仮設支柱を併設するとともに、該仮設支柱に設けられたジャッキによって前記上部構造体をジャッキアップするジャッキアップ方法であって、
    前記下部構造体から分離された前記既存柱の部位と前記仮設支柱とを連結部材によって上下方向に相対変位可能に連結した状態で、前記ジャッキによって前記上部構造体をジャッキアップする、
    ジャッキアップ方法。
  2. 前記連結部材は、前記仮設支柱に固定されるとともに、前記既存柱に上下方向にスライド可能に連結され、
    前記連結部材に対して前記既存柱を上方へスライドさせながら、前記ジャッキによって前記上部構造体をジャッキアップする、
    請求項1に記載のジャッキアップ方法。
  3. 前記連結部材における前記既存柱との対向面には、滑り材が設けられる、
    請求項2に記載のジャッキアップ方法。
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