JP6967915B2 - ジャッキアップ方法 - Google Patents
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Description
先ず、本実施形態に係るジャッキアップ方法が適用される既存構造物10の構成について説明する。
仮設支柱40は、上部構造体30のジャッキアップ時に、一時的に既存柱20に併設される。この仮設支柱40は、下側柱部40Lと、上側柱部40Uとを有している。下側柱部40L及び上側柱部40Uは、角形鋼管によって形成されている。下側柱部40Lは、上側柱部40Uよりも長くされている。この下側柱部40Lと上側柱部40Uとの間には、ジャッキ42が設けられている。
仮設支柱40は、上下一対の連結バンド50によって既存柱20と連結される。この一対の連結バンド50は、上下方向に間隔を空けて配置されている。各連結バンド50は、その一端側が仮設支柱40の下側柱部40Lに固定されており、当該下側柱部40Lから既存柱20側へ延出されている。換言すると、各連結バンド50は、下側柱部40Lに片持ち状態で支持されている。
連結バンド50における既存柱20との対向面には、滑り材60が設けられている。具体的には、一対の両側拘束部52S、後側拘束部52R、及び前側拘束部56Fにおける既存柱20の各側面との対向面には、滑り材60がそれぞれ設けられている。滑り材60としては、例えば、絶縁シートやステンレス板、塗料等の低摩擦材が用いられる。
次に、本実施形態に係るジャッキアップ方法について説明する。
先ず、仮設支柱設置工程について説明する。仮設支柱設置工程では、既存柱20に仮設支柱40を併設する。具体的には、仮設支柱40を下部構造体12上に立てる。次に、ジャッキ42を作動し、仮設支柱40の上側柱部40Uの上端部を上部構造体30の下面に接触させ、下部構造体12と上部構造体30との間で仮設支柱40を自立させる。
次に、既存柱分離工程について説明する。既存柱分離工程では、下部構造体12から既存柱20を分離する。具体的には、図1に示されるように、ベースプレート22用の既存アンカー部材24からナット26を取り外す。これにより、下部構造体12と既存柱20との接合が解除される。
次に、ジャッキアップ工程について説明する。ジャッキアップ工程では、仮設支柱40に設けられたジャッキ42を作動し、当該ジャッキ42を伸長させる。これにより、図4に示されるように、ジャッキ42及び上側柱部40Uによって上部構造体30が押し上げられ、下部構造体12に対して上部構造体30が上昇する。このジャッキ42によって、上部構造体30を所定位置まで上昇させる。
次に、既存柱接合工程について説明する。既存柱接合工程では、図5に示されるように、既存柱20を下部構造体12に接合する。具体的には、既存アンカー部材24にコネクタ28を介して延長アンカー部材29を接続するとともに、ベースプレート22に形成された図示しない貫通孔に延長アンカー部材29を貫通させる。この状態で、延長アンカー部材29の上端部にナット26を締め込むことにより、ベースプレート22を既存アンカー部材24に固定する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
20 既存柱
30 上部構造体
40 仮設支柱
42 ジャッキ
50 連結バンド(連結部材)
70 連結バンド(連結部材)
Claims (3)
- 下部構造体上に立てられて上部構造体を支持する既存柱に、仮設支柱を併設するとともに、該仮設支柱に設けられたジャッキによって前記上部構造体をジャッキアップするジャッキアップ方法であって、
前記下部構造体から分離された前記既存柱の部位と前記仮設支柱とを連結部材によって上下方向に相対変位可能に連結した状態で、前記ジャッキによって前記上部構造体をジャッキアップする、
ジャッキアップ方法。 - 前記連結部材は、前記仮設支柱に固定されるとともに、前記既存柱に上下方向にスライド可能に連結され、
前記連結部材に対して前記既存柱を上方へスライドさせながら、前記ジャッキによって前記上部構造体をジャッキアップする、
請求項1に記載のジャッキアップ方法。 - 前記連結部材における前記既存柱との対向面には、滑り材が設けられる、
請求項2に記載のジャッキアップ方法。
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JP2017162181A JP6967915B2 (ja) | 2017-08-25 | 2017-08-25 | ジャッキアップ方法 |
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JP2019039221A JP2019039221A (ja) | 2019-03-14 |
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Family Applications (1)
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