JP6964236B2 - 照明ユニット及び照明器具 - Google Patents

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本発明は、LED(Light Emitting Diode)素子等の発光素子を有する照明ユニット及びこの照明ユニットを備える照明器具に関する。
LED素子を有する照明器具として、天井に設置されるシーリングライトが知られている。LED素子を有するシーリングライトは、例えば、器具本体と、器具本体に固定された実装基板と、実装基板に実装されたLED素子と、LED素子を点灯させるための電力を生成する電源回路を構成する複数の回路素子と、LED素子を覆う透光カバーとを備える。
従来、この種の照明器具として、リモコンからの信号を受信したことを音によってユーザに知らせたり、設定された起床時刻になったことを音によってユーザに知らせたりするために、ブザー音等の電子音を発する発音素子が設けられたシーリングライトが知られている(例えば特許文献1)。
特開2015−207380号公報
シーリングライト等の照明器具では、電源回路を構成する複数の回路素子と発光素子とを同一の実装基板に実装することが検討されている。
回路素子と発光素子とが実装された実装基板に発音素子(ブザー等)を実装する場合、実装基板として配線が両面に形成された両面基板を用いることで、発音素子の素子本体が発光素子の実装面側に位置するように発音素子を実装基板に実装することができる。このようにすることで、発光素子の光出射側と同一方向に発音素子を実装することができるので、発音素子を床面に向けることができる。これにより、照明器具としての所望の音量基準(例えば45dB以上)を容易に満足させることができる。
しかしながら、実装基板として配線が片面のみに形成された片面基板を用いた場合には、発光素子を実装する面に配線が必要になる。この場合、発音素子として、実装基板の貫通孔に挿通するリードを有するリード付きタイプの部品(リード部品)を用いると、リード付きタイプの発音素子は、実装基板の発光素子の実装面とは反対側の面に実装しなければならなくなる。つまり、発音素子は、実装基板の天井側の面に実装されることになる。この結果、所望の音量を確保することができなくなり、照明器具として所望の音量基準を満足させることができなくなるおそれがある。
そこで、リード付きの発音素子ではなく、表面実装タイプの発音素子を用いて発光素子と同一面に実装することも考えられるが、表面実装タイプの発音素子は、リード付きの発音素子と比べて、費用が2〜3倍高くなる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、実装基板として片面基板を用いて、リード付きの発音素子を実装基板の発光素子が実装された面とは反対側の面に実装したとしても所望の音量を得ることができる照明ユニット及び照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明ユニットの一態様は、基台と、前記基台に配置され、第1の面に配線が形成された片面基板である実装基板と、前記実装基板の前記第1の面に実装された1つ以上の発光素子と、前記実装基板に実装され、前記発光素子を発光させるための電力を生成する電源回路を構成する複数の回路素子と、前記実装基板の前記第1の面に背向する第2の面に実装された発音素子とを備え、前記基台は、所定の間隔をあけて前記実装基板に対向する対向部を有し、前記実装基板は、前記対向部に対向する位置に形成された開口部を有する。
また、本発明に係る照明器具の一態様は、上記の照明ユニットと、前記照明ユニットを覆う透光カバーとを備える。
本発明によれば、片面基板である実装基板の発光素子が実装された面とは反対側の面にリード付きの発音素子が実装されていたとしても、所望の音量を得ることができる。
実施の形態に係る照明器具の断面図である。 実施の形態に係る照明器具の分解斜視図である。 実施の形態に係る光源モジュールを天井側から見たときの斜視図である。 実施の形態に係る光源モジュールを床側から見たときの斜視図である。 実施の形態に係る光源モジュールの上面図である。 実施の形態に係る照明器具の半断面図である。 比較例の照明器具の半断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
また、本明細書及び図面において、X軸、Y軸及びZ軸は、三次元直交座標系の三軸を表しており、本実施の形態では、Z軸方向を鉛直方向とし、Z軸に垂直な方向(XY平面に平行な方向)を水平方向としている。X軸及びY軸は、互いに直交し、かつ、いずれもZ軸に直交する軸である。なお、Z軸方向のプラス方向を鉛直下方としている。
(実施の形態)
実施の形態に係る照明器具1の全体構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、実施の形態に係る照明器具1の断面図である。図2は、同照明器具1の分解斜視図である。なお、図1及び図2では、紙面の上方が床面(図示せず)の方向である。つまり、図1及び図2において、照明器具1は、通常の使用時とは上下が逆の姿勢で図示されている。また、図2では、部材同士をネジ止めするネジは省略されている。
照明器具1は、住宅等の建物の造営材に設置される。本実施の形態における照明器具1は、天井に設置されるシーリングライトである。具体的には、照明器具1は、天井に設けられたで引っ掛けシーリングボディに取り付けられることによって天井に設置される。引っ掛けシーリングボディは、天井の裏側において電線等を介して商用電源と電気的に接続されている。照明器具1は、引っ掛けシーリングボディに取り付けられることで商用電源からの電力を受けることができる。
図1及び図2に示すように、照明器具1は、器具本体10と、光源モジュール20と、回路カバー30と、光源カバー40と、透光カバー50とを備えている。なお、図2に示すように、器具本体10と光源モジュール20とは、器具本体10を基台として、照明ユニット2を構成している。
以下、本実施の形態に係る照明器具1の各構成部材について、図1及び図2を用いて詳細に説明する。
[器具本体(基台)]
図1及び図2に示すように、器具本体10は、光源モジュール20、透光カバー50、回路カバー30及び光源カバー40を支持する基台である。本実施の形態において、器具本体10は、照明器具1の外郭部材を構成している。
器具本体10は、板金製であり、例えばアルミニウム板又は鋼板等の板金をプレス加工することによって所定形状に成形されている。器具本体10の光源モジュール20が配置される側の面である第1の面10aは、器具本体10の内面である。第1の面10aの反射性を高めて光取り出し効率を向上させるために、第1の面10aに白色塗料を塗布したり反射性金属材料を蒸着したりしてもよい。なお、第1の面10aとは反対側の面である第2の面10bは、器具本体10の外面であり、外気にさらされている。つまり、第2の面10bは放熱面として機能する。
器具本体10は、一部が床面側に突出する突出部11を有する。突出部11は、光源モジュール20を支持する支持部である。具体的には、突出部11は、光源モジュール20の実装基板210を支持しており、突出部11における第1の面10aは、実装基板210を配置するための基板配置面となっている。
突出部11は、プレス加工によって断面形状が略台形状となるように成形されている。なお、突出部11の平面視形状は、基板配置面として一定の幅を有する円環状である。
また、器具本体10に突出部11を形成することで、器具本体10の中央部に形成された開口部13の周辺には凹部12が形成される。具体的には、凹部12は、開口部13を囲むように円環状に形成される。凹部12の底部は、光源モジュール20の実装基板210に対向する対向部12aとなる。対向部12aは、実装基板210と所定の間隔をあけて形成されている。このように、器具本体10は、実装基板210と所定の間隔をあけて実装基板210に対向する対向部12aを有する。これにより、実装基板210と対向部12a(凹部12の底部)との間には空間領域が形成される。
器具本体10の開口部13には、円筒状の筒状部を有する筒状部材60が設けられている。また、筒状部材60の内側には、支持部材70が設けられている。支持部材70は、器具本体10をアダプタ(不図示)に装着するためにアダプタガイドであり、アダプタと嵌め合わせ可能な構造を有している。支持部材70とアダプタとは着脱自在である。アダプタは、引っ掛けシーリングボディと電気的及び機械的に接続される。具体的には、アダプタには、引っ掛けシーリングボディの孔に引っ掛けるためにL字状の金具が設けられている。
照明器具1を天井に設置する場合、ユーザは、アダプタを引っ掛けシーリングボディに取り付ける。その後、器具本体10の開口部13に設けられた支持部材70がアダプタに装着されるように、器具本体10を天井側に押し上げる。これにより、支持部材70とアダプタとが係止して照明器具1が天井に固定されるとともに、引っ掛けシーリングボディと照明器具1とが電気的及び機械的に接続される。
なお、器具本体10には、複数のネジ孔が設けられている。ネジ孔にはネジが螺合する。光源モジュール20、回路カバー30及び光源カバー40は、このネジによって共締めされることで器具本体10に取り付けられている。
[光源モジュール]
光源モジュール20は、照明器具1の光源であり、例えば白色光を発する。図1に示すように、光源モジュール20は、器具本体10に支持されている。具体的には、光源モジュール20は、器具本体10の突出部11に載置されている。
ここで、図1及び図2を参照しつつ、図3A、図3B、図4及び図5を用いて、光源モジュール20の詳細な構成について説明する。図3Aは、実施の形態に係る光源モジュール20を天井側から見たときの斜視図である。図3Bは、同光源モジュール20を床側から見たときの斜視図である。図4は、同光源モジュール20の上面図である。図5は、実施の形態に係る照明器具1の半断面図である。
図3A、図3B及び図4に示すように、光源モジュール20は、実装基板210と、1つ以上の発光素子220と、複数の回路素子230と、発音素子240とを有する。本実施の形態において、発光素子220は、複数である。
光源モジュール20は、電源一体型の発光モジュールであり、発光素子220と回路素子230とはいずれも実装基板210に実装されている。本実施の形態において、実装基板210には、発音素子240も実装されている。つまり、実装基板210は、発光素子220と回路素子230と発音素子240とに共通する共通基板であり、発光素子220、回路素子230及びと発音素子240は、同一の実装基板210に実装されている。
実装基板210は、絶縁性樹脂材料によって構成された樹脂基板、表面が樹脂被膜された金属材料からなるメタルベース基板、セラミック材料の焼結体であるセラミック基板、又は、ガラス材料からなるガラス基板等を基材とするプリント配線基板であり、実装基板210の表面には、配線が形成されている。配線は、例えば、銅又は銀等の金属薄膜からなる金属配線である。なお、実装基板210の表面には、ランド部(はんだ接続部)を除いて金属配線を覆うように白色レジスト膜等の絶縁被膜が被覆されていてもよい。また、実装基板210は、リジッド基板に限るものではなく、フレキシブル基板であってもよい。
実装基板210は、一方の面のみに配線が形成された片面基板である。具体的には、実装基板210は、第1の面210aと、第1の面210aに背向する第2の面210bとを有しており、本実施の形態における実装基板210は、第1の面210aに金属配線が所定形状のパターンで形成された片面基板である。したがって、実装基板210は、第1の面210aが半田面となる。
実装基板210に実装された複数の発光素子220と複数の回路素子230とは、実装基板210に形成された金属配線によって電気的に接続されている。また、複数の発光素子220同士及び複数の回路素子230同士も金属配線によって電気的に接続されている。なお、実装基板210は、両面基板ではなく片面基板であるが、必要に応じて、片面基板である実装基板210に後付で配線機能を有する導電部材が形成されていてもよい。
図3A、図3B及び図4に示すように、実装基板210は、発光素子220が実装される領域である発光領域EAと、回路素子230が実装される領域である回路領域CAとを有する。本実施の形態において、発光領域EAは、実装基板210の外周領域であり、回路領域CAは、実装基板210の内周領域である。つまり、発光領域EAは、回路領域CAの外側に位置する環状領域である。逆に、回路領域CAは、発光領域EAの内側に位置する環状領域である。
また、図1及び図5に示すように、実装基板210は、器具本体10に配置される。具体的には、実装基板210は、第2の面210bが器具本体10に接する状態で、器具本体10の突出部11に配置されている。つまり、実装基板210は、第2の面210bが天井側で、第1の面210aが床側となる状態で器具本体10に配置されている。
また、実装基板210は、実装基板210の一部が器具本体10の突出部11から開口部13側に突出する状態で、器具本体10の突出部11に載置されている。したがって、実装基板210の一部は、器具本体10の凹部12に対向している。具体的には、実装基板210の突出部11から突出した部分は、器具本体10の凹部12の底部(対向部12a)に対向している。本実施の形態では、実装基板210のうち回路領域CAの部分が突出部11からはみ出している。したがって、実装基板210の回路領域CAの部分が、器具本体10の凹部12の底部(対向部12a)に対向している。
実装基板210は、第1開口部211と第2開口部212とを有する。第1開口部211及び第2開口部212は、いずれも実装基板210を貫通する貫通孔である。
図5に示すように、第1開口部211は、器具本体10の対向部12aに対向する位置に形成されている。つまり、第1開口部211は、器具本体10の凹部12に対向している。第1開口部211は、光源モジュール20(実装基板210)が器具本体10に配置された状態でも開口状態となっている。つまり、光源モジュール20が器具本体10に配置された状態において第1開口部211内には何も挿入されておらず、第1の面210a側の空気と第2の面210b側の空気とは第1開口部211を介して行き来できる状態になっている。図3A、図3B及び図4に示すように、第1開口部211は、実装基板210の回路領域CAに存在する。つまり、第1開口部211は、発光領域EAではなく、回路領域CAに形成されている。
なお、実装基板210には、第1開口部211及び第2開口部212以外の貫通孔としてねじ孔も形成されているが、第1開口部211はねじ孔とは異なる。具体的には、第1開口部211の開口面積は、実装基板210に形成されたねじ孔の開口面積よりも大きい。第1開口部211の開口面積は、例えば、約20mm以上であるとよく、好ましくは約100mm以上、より好ましくは、200mm以上である。
第1開口部211の平面視形状は、特に限定されるものではないが、矩形又は円形等であってもよい。一例として、第1開口部211の平面視形状が矩形である場合、第1開口部211の大きさは、例えば、横15mm×縦20mmである。また、第1開口部211の平面視形状が円形である場合、第1開口部211の大きさは、φ5mm以上であるとよい。
図3A、図3B及び図4に示すように、第2開口部212は、実装基板210の中央部に形成されている。したがって、実装基板210は、平面視形状が環状である。本実施の形態において、第2開口部212の平面視形状は、円形である。図1に示すように、実装基板210の第2開口部212の中心は、器具本体10の円形の開口部13の中心と一致している。したがって、実装基板210は、器具本体10の開口部13を囲むようにして器具本体10に配置される。
複数の発光素子220は、実装基板210の第1の面210aに実装されている。つまり、発光素子220は、配線が形成された第1の面210aに実装されている。本実施の形態において、複数の発光素子220は、発光領域EAにおいて、第2開口部212を囲むように2列で環状に配列されている。
各発光素子220は、例えば、個々にパッケージ化された表面実装(SMD:Surface Mount Device)型のLED素子であり、凹部を有する白色樹脂製のパッケージ(容器)と、パッケージの凹部の底面に一次実装されたLEDチップと、パッケージの凹部内に封入された封止部材とを有する。封止部材は、例えばシリコーン樹脂等の透光性樹脂材料で構成されている。封止部材は、蛍光体等の波長変換材が含有された蛍光体含有樹脂であってもよい。
LEDチップは、所定の直流電力により発光する半導体発光素子の一例であって、単色の可視光を発するベアチップである。LEDチップは、例えば、通電されれば青色光を発する青色LEDチップである。この場合、白色光を得るために、封止部材には、青色LEDチップからの青色光を励起光として蛍光発光するYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)等の黄色蛍光体が含有される。
このように、本実施の形態における発光素子220は、青色LEDチップと黄色蛍光体とによって構成されたB−Yタイプの白色LED光源である。具体的には、黄色蛍光体は青色LEDチップが発した青色光の一部を吸収して励起されて黄色光を放出し、この黄色光と黄色蛍光体に吸収されなかった青色光とが混ざって白色光となる。なお、封止部材には、黄色蛍光体以外に赤色蛍光体や緑色蛍光体が含まれていてもよい。
なお、光源モジュール20は、全ての発光素子220の光色が同じである単色タイプであってもよいが、照明器具1の照明光を調色できるように調色タイプであってもよい。調色タイプの光源モジュール20の場合、複数の発光素子220には、色温度等の発光色が異なる複数種の発光素子220が含まれていている。この場合、例えば、複数の発光素子220は、高色温度(例えば昼白色)の光を発する第1の発光素子と、低色温度(例えば電球色)の光を発する第2の発光素子とによって構成されていてもよい。また、複数の発光素子220の接続の態様(直列接続、並列接続、及び、直列接続と並列接続との組み合わせの接続等)は特に限定されるものではない。
複数の回路素子230には、少なくとも発光素子220を発光させるための電力を生成する電源回路を構成する電源用回路素子が含まれている。電源回路を構成する複数の回路素子230は、例えば器具本体10の支持部材70に装着されたアダプタに接続されたリード線を介して供給される交流電力を直流電力に変換する。電源回路によって生成された直流電力は、各発光素子220に供給される。これにより、各発光素子220が発光する。
電源回路を構成する複数の回路素子230(電源用回路素子)は、例えば、電解コンデンサやセラミックコンデンサ等の容量素子、抵抗器等の抵抗素子、整流回路素子、チョークコイル、チョークトランス、ノイズフィルタ、ダイオード、あるいは、MOSFET等のスイッチング素子や集積回路素子等の半導体素子等である。
なお、複数の回路素子230には、電源用回路素子だけではなく、その他の回路を構成する回路素子が含まれていてもよい。例えば、複数の回路素子230には、照明器具1が人感センサ等のセンサを有する場合に人感センサからの信号により発光素子220の発光状態を制御するための制御回路を構成するセンサ用回路素子が含まれていてもよいし、光源モジュール20の照明光を調光したり調色したりするための調光回路又は調色回路等を構成する制御回路素子が含まれていてもよいし、リモコン又は携帯端末と赤外線通信したり無線通信したりするための通信回路を構成する通信用回路素子(通信モジュール)等のその他の回路素子が含まれていてもよい。
複数の回路素子230には、実装基板210への実装態様が異なる第1の回路素子231と第2の回路素子232とが含まれている。
第1の回路素子231は、表面実装タイプの回路部品(SMD:Surface Mount Device)であり、半田接続によって実装基板210の表面に実装される。る。本実施の形態において、第1の回路素子231は、実装基板210の配線が形成された第1の面210aに実装されている。
第2の回路素子232は、素子本体と素子本体から引き出された一対のリードとを有するリード付きタイプの回路部品(リード部品)である。したがって、第2の回路素子232は、実装基板210に形成された貫通孔にリードを挿通することによって実装(スルーホール実装)される。本実施の形態における実装基板210は、第1の面210aに配線が形成された片面基板であるので、第2の回路素子232は、実装基板210の第2の面210bに実装されている。例えば、第2の回路素子232は、実装基板210の配線と重なる位置に形成された貫通孔に第2の面210bからリードを挿通して第1の面210a側でリードの先端部を半田接続することで第1の面210aの配線と接続される。つまり、第2の回路素子232は、素子本体が第2の面210b側に位置し、実装基板210の挿通孔を挿通したリードの先端部が第1の面210aで半田接続されている。なお、リード部品である第2の回路素子232は、ラジアル部品又はアキシャル部品である。
また、複数の回路素子230は、実装基板210を上面視したときの実装基板210への投影面積が100cm以上の大型の回路素子を含んでいる。大型の回路素子は、リード部品である第2の回路素子232である。したがって、大型の回路素子は、実装基板210の第2の面210bに実装される。このような大型の回路素子としては、例えば、チョークトランスやチョークコイル等のコイルを有するコイル部品又は電解コンデンサ等が挙げられる。
実装基板210の第2の面210bには、電子音を発する発音素子240が実装されている。発音素子240は、リモコン等によって照明器具1が操作されたことをユーザに知らせたり、設定された起床時刻になったことをユーザに知らせたりする等のときに音を報知する。例えば、ユーザがリモコン操作により照明器具1の点消灯又は調光制御を行ったり各種設定を行ったりする際、ユーザのリモコン操作によって赤外線信号又は無線信号等の信号を照明器具1が受信したときに発音素子240が音を発する。また、起床時刻等の設定された時刻になったときに、発音素子240が音を発する。発音素子240は、例えば、「ピッピッ」等のブザー音を発する電子ブザーである。
発音素子240は、第2の回路素子232と同様に、素子本体と一対のリードとを有するリード付きタイプの回発素子である。本実施の形態において、発音素子は、ラジアル部品である。
発音素子240は、第1開口部211の近傍に実装されているとよい。この場合、発音素子240と第1開口部211との間の距離は、30mm以内、より好ましくは10mm以内、さらに、5mm以内であるとよい。なお、照明器具1の外部に発する発音素子240から発する音の量が所定の基準を超えていれば、発音素子240と第1開口部211との距離は、30mmを超えていてもよい。
本実施の形態において、発音素子240は、実装基板210の回路領域CAに存在する。つまり、発音素子240は、実装基板210の第2の面210bにおける回路領域CAに実装されている。この場合、発音素子240の周辺には大型の回路素子が実装されていない方がよい。つまり、発音素子240は、大型の回路素子230の実装数が少ない疎領域に形成されているとよい。
また、実装基板210の第1の面210aには、コネクタ250が実装されている。コネクタ250は外部接続端子であり、コネクタ250には、器具本体10の支持部材70に装着されたアダプタに接続されたリード線が差し込まれる。つまり、コネクタ250は、リード線を介して供給される交流電力(例えば商用AC100V)を受電する。コネクタ250で受電した交流電力は、複数の回路素子230で構成される電源回路によって直流電力に変化される。コネクタ250は、例えば速結端子であり、リード線が差し込まれることでリード線と電気的及び機械的に接続される。本実施の形態において、コネクタ250は、実装基板210の第1の面210aに平行に延在する挿入穴を有する横挿しタイプのコネクタである。したがって、コネクタ250とリード線とを結線する場合、真横からリード線をコネクタ250に差し込む。
このように構成される光源モジュール20は、ネジによって器具本体10に固定される。具体的には、光源モジュール20は、器具本体10の突出部11に載置されて、回路カバー30、光源カバー40及び実装基板210の各々に設けられたネジ孔にネジを挿入して、このネジを器具本体10のネジ孔にねじ込むことで器具本体10に固定される。
[回路カバー]
図1及び図2に示すように、回路カバー30は、複数の回路素子230を覆うカバー部材である。具体的には、回路カバー30は、複数の回路素子230のうち実装基板210の第1の面210aに実装された回路素子を覆っている。つまり、回路カバー30は、実装基板210の第1の面210aに実装された第1の回路素子231を覆っている。したがって、回路カバー30は、実装基板210の第1の面210a(床面側の面)の一部を覆っている。具体的には、回路カバー30は、実装基板210の第1の面210aにおける発光領域ES及び回路領域CAのうち回路領域CAのみを覆っている。
回路カバー30は、例えば発光素子から出射して当該回路カバー30に当たった光を反射して透光カバー50の方向に導くように不透光性の白色であるが、透光性を有する透光カバーであってもよい。また、本実施の形態において、回路カバー30は、金属製の金属カバーであるが、樹脂製の樹脂カバーであってもよい。なお、回路カバー30は、金属材料又は不燃性樹脂材料等の不燃性を有する材料で構成されているとよい。
回路カバー30は、器具本体10の開口部13を囲む形状である。本実施の形態において、回路カバー30は、平面視形状が円環状に形成されている。また、図1に示すように、回路カバー30は、回路カバー30と筒状部材60と実装基板210とで空間領域を形成するように構成されている。この空間領域内に回路素子230の第1の回路素子231が配置されている。なお、回路カバー30の外側端部は、実装基板210の第1の面210aに支持されている。
図2に示すように、回路カバー30には、切り欠き部30aが形成されている。切り欠き部30aは、樹脂カバー31で覆われている。樹脂カバー31は、実装基板210に実装されたリモコン受信部又は常夜灯等を覆っている。リモコン受信部は、ユーザが操作するリモコンから送信される赤外線信号又は無線信号を受信する。なお、樹脂カバー31が常夜灯を覆う場合は、樹脂カバー31を常夜灯の光が通過するように、樹脂カバー31に開口部を形成したり、樹脂カバー31を透光性樹脂材料によって構成したりするとよい。本実施の形態では、樹脂カバー31に開口部が形成されているので、樹脂カバー31は、光源カバー40の突出部で覆われている。
このように構成される回路カバー30は、ネジによって、光源モジュール20及び光源カバー40とともに、器具本体10に取り付けられている。本実施の形態では、回路カバー30、光源カバー40、光源モジュール20及び器具本体10がこの順で配置されて4つのネジによって共締めされる。
[光源カバー]
図1に示すように、光源カバー40は、実装基板210に配置された発光素子220を覆うカバー部材である。本実施の形態において、光源カバー40は、実装基板210の発光領域EAを覆っている。
光源カバー40は、透光性を有する透光カバーであって、発光素子220から出射した光を透過させる。つまり、発光素子220から出射した光は、光源カバー40に入射して光源カバー40を透過する。光源カバー40を配置することで、発光素子220を保護したり実装基板210の充電部にユーザが触れないようにしたりできる。
本実施の形態において、光源カバー40は、発光素子220から出射する光の配光を制御する配光制御機能を有する。具体的には、図1及び図2に示すように、光源カバー40は、複数の発光素子220の各々に対応するレンズ部41を有しており、複数のレンズ部41の各々は、対応する発光素子220から出射する光の配光角を拡大する機能を有する。レンズ部41は、複数の発光素子220と一対一で形成されている。レンズ部41は、複数の発光素子220の配列に対応して光源カバー40の全体にわたって形成されている。光源カバー40の平面視形状はリング状である。このように、光源カバー40は、レンズ機能を有するレンズカバーである。
光源カバー40は、透光性の樹脂材料を用いて形成することができる。例えば、光源カバー40の材質は、アクリル、ポリカーボネート又はポリエチレンテレフタレート等である。なお、本実施の形態における光源カバー40は、透明であって、光拡散性を有していないが、光源カバー40は光拡散性を有していてもよい。
光源カバー40は、器具本体10の開口部13を囲む形状である。光源カバー40は、環状に配列された複数の発光素子220を覆うように環状に形成されている。本実施の形態において、光源カバー40は、平面視形状が円環状に形成されている。
光源カバー40は、回路カバー30を囲むように構成されている。つまり、光源カバー40の開口部には回路カバー30が配置されており、光源カバー40の外径は回路カバー30の外径よりも大きい。
また、光源カバー40の一部には、内側に突出する平板状の突出部42が設けられている。突出部42は、回路カバー30の切り欠き部30aを塞ぐ樹脂カバー31を覆っている。つまり、突出部42は、樹脂カバー31と重なっている。
このように構成される光源カバー40は、上述のように、回路カバー30を貫通した4つのネジによって器具本体10に固定される。なお、光源カバー40の内側の端部は、実装基板210の第1の面210aに支持されている。
[透光カバー]
透光カバー50は、照明ユニット2を覆うカバー部材である。つまり、透光カバー50は、照明ユニット2を構成する器具本体10及び光源モジュール20を覆っている。本実施の形態において、透光カバー50は、光源モジュール20を覆う回路カバー30及び光源カバー40も覆っている。
また、透光カバー50は、照明器具1の外郭部材を構成する外郭カバーである。透光カバー50は、器具本体10の全体を覆うグローブである。透光カバー50は、器具本体10に着脱自在に取り付けられている。
透光カバー50は、透光性を有する透光部材であり、光源モジュール20から出射して光源カバー40を透過した光を透過させる。つまり、透光カバー50の内面に入射した光光は、透光カバー50を透過して透光カバー50の外部へと取り出される。
透光カバー50は、透光性の樹脂材料を用いて形成することができる。例えば、透光カバー50の材質は、アクリル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリ塩化ビニル等である。
また、透光カバー50は、光拡散性を有する。透光カバー50に光拡散性を持たせることによって、透光カバー50に入射する光源カバー40からの光を拡散(散乱)させることができるので、透光カバー50の全体から均一に光を外部に取り出すことができる。
この場合、例えば、透光カバー50は乳白色にとすることで透光カバー50に光拡散性を持たせることができる。具体的には、光拡散粒子を分散させた樹脂材料によって透光カバー50を構成することによって透光カバー50に光拡散性を持たせることができる。また、透光カバー50の内面又は外面に乳白色の光拡散膜を形成することによって透光カバー50に光拡散性を持たせてもよい。あるいは、透明な透光カバー50の表面に複数の光拡散ドット又は複数の微小凹凸(シボ)を形成することによって光拡散性を持たせてもよい。また、乳白色の透光カバー50に対してさらに複数の光拡散ドット又は複数の微小凹凸を形成することによって光拡散性を持たせてもよい。
なお、透光カバー50の形状は、器具本体10の形状に従った形状であり、本実施の形態では、円形ドーム状である。なお、器具本体10がスクエア形である場合は、透光カバー50の形状は、矩形ドーム状であってもよい。
[効果等]
次に、本実施の形態における照明器具1の作用効果について、図5を参照しながら、図6に示す比較例の照明器具1Xと比較して説明する。図6は、比較例の照明器具1Xの半断面図である。
図6に示すように、比較例の照明器具1Xでは、光源モジュール20Xの実装基板210Xとして、配線が両面に形成された両面基板を用いている。したがって、回路素子230は、表面実装タイプであってもリード部品であっても、実装基板210Xの第1の面210a及び第2の面210bのいずれの面にも任意に実装することができる。
例えば、ほとんどの回路素子230について、回路素子230の素子本体が発光素子220の実装面である第1の面210aと同じ面側に位置するように実装基板210Xに実装することができる。この場合、表面実装タイプの第1の回路素子231は、実装基板210の第1の面210aで半田接続することで実装基板210Xに実装される。また、リード部品である第2の回路素子232は、第1の面210aから第2の面210bに向けて挿通させたリードを第2の面210bで半田接続することで実装基板210Xに実装される。
また、比較例の照明器具1Xでは、実装基板210Xとして両面基板を用いているので、リード付きタイプの発音素子240であっても、発音素子240の素子本体が発光素子220の実装面である第1の面210aと同じ面側に位置するようにして実装基板210Xに実装することができる。具体的には、第1の面210aから第2の面210bに向けて挿通させたリードを第2の面210bで半田接続することで発音素子240を実装基板210Xに実装することができる。
このように、比較例の照明器具1Xでは、発光素子220の光出射側と同一方向に発音素子240を実装することができるので、発音素子240を発光素子220と同様に床面に向けることができる。これにより、発音素子240が発音したときに、照明器具1Xとしての所望の音量基準(例えば45dB以上)を容易に満足させることができる。
しかしながら、本実施の形態における照明器具1のように、実装基板210として片面基板を用いた場合には、発光素子220を実装する面に配線が必要になるので、リード付きタイプの発音素子240を用いる場合には、発光素子220の実装面とは反対側の面に発音素子240を実装しなければならなくなる。つまり、発音素子240は、実装基板210の天井側の面に実装されることになる。この結果、発音素子240について所望の音量を確保することができなくなり、照明器具として所望の音量基準を満足させることができなくなるおそれがある。
そこで、本実施の形態における照明器具1及び照明ユニット2では、図5に示すように、器具本体10は、所定の間隔をあけて実装基板210に対向する対向部12aを有しており、実装基板210は、器具本体10の対向部12aに対向する位置に形成された第1開口部211を有する。
この構成により、実装基板210として片面基板を用いて、リード付きの発音素子240を、実装基板210の発光素子220が実装された第1の面210aとは反対側の第2の面210bに実装されていたしても、発音素子240から発生した音は、対向部12a等で反射して第1開口部211を通って、第2の面210b側から第1の面210a側へと進行することになる。つまり、発音素子240で発生した音は、実装基板210の天井面側から床面側へと移動することになる。これにより、発音素子240が発音したときに所望の音量を確保することができるので、照明器具1として所望の音量基準を満足させることができる。したがって、発音素子240の音量が改善された高品質の照明器具1を実現できる。
特に、本実施の形態では、第1開口部211が形成された実装基板210の部分の第2の面210b側が、器具本体10の凹部12と実装基板210とによって囲まれた空間領域が形成されている。これにより、発音素子240で発生した音は、第1開口部211を通って容易に第1の面210a側(床面側)に移動することになる。したがって、発音素子240の音量が改善された高品質の照明器具1を容易に実現することができる。
しかも、リード付きの発音素子240は、表面実装タイプの発音素子と比べて低コストであるので、照明器具1のコストアップを抑制することができる。
また、本実施の形態における照明器具1及び照明ユニット2において、発音素子240は、第1開口部211の近傍に実装されている。
この構成により、発音素子240で発生した音が第1開口部211を通過しやすくなるので、所望の音量基準を一層容易に満足させることができる。
また、本実施の形態における照明器具1及び照明ユニット2において、発音素子240の周辺には、大型の回路素子230が実装されていない。
この構成により、発音素子240で発生した音が大型の回路素子230で遮られてしまうことを抑制できる。これにより、発音素子240で発生した音が第1開口部211を通過しやすくなるので、所望の音量基準をさらに容易に満足させることができる。
また、本実施の形態における照明器具1及び照明ユニット2において、さらに、前記開口部の近傍に配置された横挿しタイプのコネクタ250を有する。
この構成により、横指しタイプのコネクタ250であっても、コネクタ250に容易にリード線を差し込むことができる。例えば、作業者がコネクタ250にリード線を差し込む際、リード線を持ったユーザの指の一部(関節部等)を第1開口部211に入れることができるので、実装基板210の表面に指が当たる等して実装基板210が邪魔になってリード線をコネクタ250に差し込みにくくなることを抑制することができ、リード線をコネクタ250に容易に差し込むことができる。したがって、第1開口部211の開口面積は、人の指の一部(関節部等)が入る程度の大きさであるとよい。
また、本実施の形態における照明器具1は、さらに、複数の回路素子230のうち実装基板210の第1の面210aに実装された回路素子230を覆う回路カバー30を備えている。
本実施の形態では、図5に示すように、複数の回路素子230のうち、実装基板210の第1の面210aには表面実装タイプの第1の回路素子231が実装され、実装基板210の第2の面210bにはリード付きの第2の回路素子232が実装されている。つまり、回路カバー30が配置される第1の面210aには比較的に背が低い回路素子230が実装され、第2の面210bには比較的に背が高い回路素子230が実装されている。これにより、図5に示すように、本実施の形態における照明器具1の回路カバー30については、図6に示す比較例の照明器具1Xの回路カバー30Xと比べて、高さを低くすることができる。これにより、本実施の形態における照明器具1では、発光素子220の光が回路カバー30で遮光されてしまうことを抑制できる。
また、本実施の形態における照明器具1において、回路カバー30には、切り欠き部30aが形成されており、切り欠き部30aは、樹脂カバー31で覆われている。
この構成により、実装基板210の第1開口部211が回路カバー30で覆われていたとしても、発音素子240で発生した音は、切り欠き部30aと樹脂カバー31の隙間から漏れ出ていくので、所望の音量基準を満足させることができる。
(変形例)
以上、本発明に係る照明器具について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態において、発音素子240で発生した音が通過する第1開口部211は、実装基板210に1つのみ形成されていたが、これに限らない。つまり、第1開口部211は、実装基板210に複数形成されていてもよい。これにより、発音素子240で発生した音を、実装基板210の第2の面210b側から第1の面210a側にさらに容易に移動させることができるので、所望の音量基準をさらに容易に満足させることができる。
また、上記実施の形態において、基台の一例として器具本体10を例示したが、これに限らない。例えば、基台として、アルミダイキャスト製又は高熱伝導樹脂製のヒートシンク等であってもよい。
また、上記実施の形態において、光源モジュール20は、1つの実装基板210で構成されていたが、これに限るものではない。例えば、発光素子220が実装された円弧状の基板を複数個並べることで、1つの円環状の光源モジュールを構成してもよい。
また、上記実施の形態において、発光素子220は、SMDタイプのLED素子であったが、これに限らない。例えば、発光素子220としてLEDチップ(ベアチップ)そのものを用いて、このLEDチップが基板上に直接実装(1次実装)されたCOB(Chip On Board)タイプの光源モジュールであってもよい。この場合、基板上に実装された複数のLEDチップは、封止部材によって一括して封止されていてもよいし個別に封止されていてもよい。また、この封止部材には、上述のように黄色蛍光体等の波長変換材が含有されていてもよい。
また、上記実施の形態において、発光素子220は、青色LEDチップと黄色蛍光体とによって白色光を放出するB−Yタイプの白色LED光源としたが、これに限らない。例えば、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有する蛍光体含有樹脂を用いて、これと青色LEDチップと組み合わせることによりに白色光を放出するように構成してもよい。また、演色性を高める目的で、黄色蛍光体に加えて、さらに赤色蛍光体や緑色蛍光体を混ぜても構わない。また、青色以外の色を発するLEDチップを用いてもよく、例えば、青色LEDチップが放出する青色光よりも波長が短い紫外光を放出する紫外LEDチップを用いて、主に紫外光により励起されて青色光、赤色光及び緑色光を放出する青色蛍光体、緑色蛍光体及び赤色蛍光体によって白色光を放出するように構成してもよい。
また、上記実施の形態において、発光素子220の光源としてLEDを例示したが、半導体レーザなどの半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)又は無機EL等、その他の固体発光素子を用いてもよい。
また、上記実施の形態において、リモコン受信部以外の機能部として、照明器具周辺の明るさを検知する明るさセンサ、赤外線によって人を検知する人感センサ、又は、周辺画像を撮像する画像センサが内蔵されていてもよい。
また、上記実施の形態において、照明器具1は、有線又は無線によって照明器具1が受信した音声を出力するスピーカを内蔵していてもよい。この場合、例えば、光源モジュール20の点灯に同期してスピーカから音声が出力されるように、スピーカが制御されてもよい。
その他、上記の実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記の実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 照明器具
2 照明ユニット
10 器具本体(基台)
12a 対向部
30 回路カバー
30a 切り欠き部
31 樹脂カバー
50 透光カバー
210 実装基板
210a 第1の面
210b 第2の面
211 第1開口部(開口部)
220 発光素子
230 回路素子
240 発音素子
250 コネクタ

Claims (8)

  1. 基台と、
    前記基台に配置され、第1の面に配線が形成された片面基板である実装基板と、
    前記実装基板の前記第1の面に実装された1つ以上の発光素子と、
    前記実装基板に実装され、前記発光素子を発光させるための電力を生成する電源回路を構成する複数の回路素子と、
    前記実装基板の前記第1の面に背向する第2の面に実装された発音素子とを備え、
    前記基台は、所定の間隔をあけて前記実装基板に対向する対向部を有し、
    前記実装基板は、前記対向部に対向する位置に形成された開口部を有する、
    照明ユニット。
  2. 前記発音素子は、前記開口部の近傍に実装されている、
    請求項1に記載の照明ユニット。
  3. 前記複数の回路素子は、上面視したときの前記実装基板への投影面積が100mm以上の大型の回路素子を含み、
    前記発音素子の周辺には、前記大型の回路素子が実装されていない、
    請求項1又は2に記載の照明ユニット。
  4. さらに、前記開口部の近傍に配置された横挿しタイプのコネクタを有する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明ユニット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明ユニットと、
    前記照明ユニットを覆う透光カバーとを備える、
    照明器具。
  6. さらに、前記複数の回路素子のうち前記実装基板の前記第1の面に実装された回路素子を覆う回路カバーを備える、
    請求項5に記載の照明器具。
  7. 前記回路カバーには、切り欠き部が形成されており、
    前記切り欠き部は、樹脂カバーで覆われている、
    請求項6に記載の照明器具。
  8. 前記照明器具は、天井に設置されるシーリングライトであり、
    前記発音素子は、前記実装基板の前記第2の面が天井側の面である、
    請求項5〜7のいずれか1項に記載の照明器具。
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