JP6962278B2 - ドライブロボットの車速制御装置 - Google Patents

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本発明は、ドライブロボットの車速制御装置に関する。より詳しくは、車両のアクセルペダルやブレーキペダルを操作するドライブロボットの車速制御装置に関する。
耐久試験、排気浄化性能評価試験及び燃費計測試験などの車両試験は、例えばシャシダイナモメータのローラ上に実車両を実際に走行させることによって行われる。この際、実車両の運転は自動運転装置(所謂、ドライブロボット)が行う場合が多い。ドライブロボットは、実現すべき車両の速度に相当する車速指令が入力されると、この車速指令を実現するように、車両のアクセルペダルやブレーキペダル等を操作するアクチュエータを駆動する。予め定められた車速指令に従った車両の運転は、モード運転と呼称される。
車両試験において、車両の耐久性能、排気浄化性能及び燃費等は、人に替わってドライブロボットが行うモード運転の結果として評価される。従って、このような試験に用いられるドライブロボットには、車速指令に忠実であることが要求される。特許文献1には、このような車速指令が忠実に再現されるようにドライブロボットのアクチュエータを駆動する車速制御装置が示されている。
特許文献1の車速制御装置では、車速指令を実現するようなアクセルペダルの開度指令信号を、フィードバックコントローラ及びフィードフォワードコントローラを用いることによって生成された開度指令を合算することによって生成する。フィードバックコントローラは、車速指令と実車速とが一致するように開度指令を生成する。フィードフォワードコントローラは、車速指令と駆動力指令とを、予め定められた駆動力特性マップに入力することによって開度指令を生成する。この駆動力特性マップは、実際の車両を運転することによって収録されたデータに基づいて構築される。
特許第5256671号
ところで車両の駆動力特性は、車両に搭載される変速機によって大きく変わる。車両に搭載される変速機は、従来は手動変速機(MT)や5段程度の自動変速機(AT)等が主流であったが、近年では無段変速機(CVT)や7段を超える自動変速機等も多くなっている。
駆動力特性マップの作成にあたり、従来のように変速機がMTや5段程度の低段のATである場合、各マップ点の収録時と実運転時のギア比は概ね一致している。すなわちマップを作成する際に行われる収録運転時と実際の試験運転時とで、各運転点で実現されるギア比は概ね一致する。このことは、車速制御装置に搭載する駆動力特性マップとしては、車速指令と駆動力指令とを入力として開度指令を出力する3次元マップで十分であることを意味する。すなわち、駆動力特性マップに、変速機のギア比に関する情報は不要であることを意味する。
しかしながら変速機がCVTや7段を超える多段のATである場合、収録運転時と試験運転時とで、各運転点で実現されるギア比がずれる場合がある。このため変速機としてCVTや多段のATを搭載する車両に車速制御装置を適用した場合、駆動力特性マップを用いたフィードフォワードコントローラは車速指令及び駆動力指令に応じた適切な開度を指令することができず、実現される車速が車速指令から外れてしまい、車速の再現精度が低下する場合がある。
本発明は、精度良く車速指令を実現できるドライブロボットの車速制御装置を提供することを目的とする。
(1)本発明に係るドライブロボットの車速制御装置(例えば、後述の車速制御装置)は、車両に対する車速指令信号が入力されると、前記車両のアクセル又はブレーキである操作対象に対する操作量に応じた制御入力を生成し、前記操作対象を操作するアクチュエータ(例えば、後述のアクセルアクチュエータ31又はブレーキアクチュエータ32)に入力するものであって、前記車速指令信号と前記車両に搭載された車速センサによって生成される車速検出信号との偏差に基づいて第1入力信号を生成する第1コントローラ(例えば、後述の第1アクセルコントローラ211又は第1ブレーキコントローラ231)と、前記車速指令信号に基づいて前記車両に対する駆動力指令信号を生成する駆動力指令生成部と、前記車両に搭載される変速機の減速比に応じて増減する減速比パラメータを算出する減速比パラメータ算出部(例えば、後述の減速比パラメータ算出部)と、前記車速指令信号、前記駆動力指令信号、及び前記減速比パラメータに基づいて第2入力信号を生成する第2コントローラ(例えば、後述の第2アクセルコントローラ212又は第2ブレーキコントローラ232)と、前記第1入力信号と前記第2入力信号とを合算することによって前記制御入力を生成し、前記アクチュエータに入力する合算部(例えば、後述の合算部233)と、を備えることを特徴とする。
(2)この場合、前記変速機は、無段変速機であることが好ましい。
(3)この場合、前記車速制御装置は、前記車両において実現される車速と、駆動力と、減速比パラメータと、前記操作対象に対する操作量と、を関連付ける車両モデル(例えば、後述の車両アクセルモデルMa又は車両ブレーキモデルMb)をさらに備え、前記第2コントローラは、前記車速指令信号と、前記駆動力指令信号と、前記減速比パラメータとを前記車両モデルに入力することによって得られる操作量に応じた信号を前記第2入力信号とすることが好ましい。
(1)本発明の車速制御装置は、車速指令信号と車速検出信号との偏差に基づいて第1コントローラによって生成された第1入力信号と、第2コントローラによって生成された第2入力信号とを合算することによって生成した制御入力を、車両のアクセルやブレーキである操作対象を操作するアクチュエータに入力する。すなわち車速制御装置では、フィードバック制御とフィードフォワード制御とを組み合わせて制御入力を生成することにより、車速指令の変化に対し精度良く追従するように高い応答性でアクセル又はブレーキを操作することができる。
また特に車速制御装置では、車両に搭載される変速機の減速比に応じて増減する減速比パラメータを算出し、この減速比パラメータを第2コントローラで用いる。より具体的には、第2コントローラでは、車速指令信号と、この車速指令信号に基づいて生成された駆動力指令信号と、減速比パラメータとの3つの入力に基づいて第2入力信号を生成する。このように車速制御装置では、第2コントローラへの入力に減速比パラメータを追加することにより、その時の変速機の状態に応じた制御入力を生成できるので、精度良く車速指令を実現できる。
(2)本発明では、変速機として減速比が連続的変化する無段変速機を搭載する車両を制御対象とする。上述のように無段変速機を搭載する車両を制御対象とする場合、第2コントローラの入出力特性を構築するために行われる収録運転時と実際の試験運転時とで、各運転点で実現されるギア比のずれが顕著となり、車速の再現精度が低下する場合がある。これに対し本発明の車速制御装置では、第2コントローラへの入力に減速比パラメータを追加することにより、その時の変速機で実現されるギア比を考慮して制御入力を生成できるので、特に好適である。
(3)本発明の車速制御装置は、車両において実現される車速と、駆動力と、減速比パラメータと、操作対象に対する操作量と、を関連付ける車両モデルを備える。また第2コントローラは、車速指令信号と、駆動力指令信号と、減速比パラメータとを、上記のような車両モデルに入力することによって得られる操作量に応じた信号を第2入力信号とする。車速制御装置では、車速と駆動力と減速比パラメータとの3つの入力に基づいて操作量を出力する車両モデルを用いて第2入力信号を生成することにより、その時の変速機の状態に応じた制御入力を生成できるので、精度良く車速指令を実現できる。
本発明の一実施形態に係るドライブロボットの車速制御装置が適用された車両試験システムの制御系の構成を示す図である。 車速制御装置の構成を示す図である。 車両アクセルモデルを構成するn枚のサブマップのうち、i番目のサブマップの具体例を示す図である。 比較例の車速制御装置によって実現される車速変化を示す図である。 上記実施形態に係る車速制御装置によって実現される車速変化を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係るドライブロボットの車速制御装置2が適用された車両試験システムSの制御系の構成を示す図である。車両試験システムSは、車速指令生成装置1と、車速制御装置2と、制御対象3と、シャシダイナモメータ4と、走行抵抗力制御装置5と、を備える。
制御対象3は、試験対象としての車両33と、この車両の運転席に搭載されたドライブロボットと、を備える。
車両33は、動力発生源であるエンジンと、このエンジンで発生した駆動力を変速してシャシダイナモメータ4に接する駆動輪に伝達する変速機と、を備える。なお以下で説明するように、本発明に係る車速制御装置は、無段変速機又は7段以上のギアを有する自動変速機を変速機とする車両を試験対象とした場合、最も効果的である。そこで以下では、車両は、無段変速機又は7段以上の多段の自動変速機を変速機とするものについて説明するが、本発明はこれに限らない。また以下では、車両の動力発生源としてエンジンを用いた場合について説明するが、本発明はこれに限らない。動力発生源は、エンジンの他、電動機としてもよい。
ドライブロボットは、車両のアクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバー、及びイグニッションスイッチ等の車両を走行させるために必要な装置を操作する複数のアクチュエータを備える。図1には、ドライブロボットが備える複数のアクチュエータのうち、アクセルペダルを操作するアクセルアクチュエータ31、及びブレーキペダルを操作するブレーキアクチュエータ32のみを図示する。
アクセルアクチュエータ31は、開度指令値θACに応じたアクセル開度指令信号が車速制御装置2から入力されると、車両のアクセルペダルの開度を開度指令値θACに応じた大きさに調整する。
ブレーキアクチュエータ32は、開度指令値θBKに応じたブレーキ開度指令信号が車速制御装置2から入力されると、車両のブレーキペダルの開度を開度指令値θBKに応じた大きさに調整する。
車両33は、アクセルアクチュエータ31やブレーキアクチュエータ32等のアクチュエータによってアクセルペダルやブレーキペダル等が操作されると、これらペダルの操作量に応じた駆動力を発生する。シャシダイナモメータ4は、車両33の速度等に応じて走行抵抗力制御装置5によって演算された走行抵抗による制御を行う。
走行抵抗力制御装置5は、車両33の速度等に応じた走行抵抗を演算する。この走行抵抗力は、空気抵抗力、ころがり抵抗力、勾配抵抗力、及び車重相当の慣性等の実走行中の車両に作用し得る外力を模したものである。この走行抵抗力は、例えば図1に模式的に示すように車両の速度が大きくなるほど大きくなるように設定される。
車速指令生成装置1は、各時刻において実現すべき車両の速度に相当する車速指令値Vcmd[km/h]を算出するとともに、この車速指令値Vcmdに応じた車速指令信号を生成し、車速制御装置2に入力する。
車速制御装置2は、車速指令生成装置1から車速指令信号が入力されると、車両のアクセルペダルの開度指令値θACに応じたアクセル開度指令信号及びブレーキペダルの開度指令値θBKに応じたブレーキ開度指令信号を生成し、これらアクセル開度指令信号及びブレーキ開度指令信号をそれぞれアクセルアクチュエータ31及びブレーキアクチュエータ32に入力する。
図2は、車速制御装置2の具体的な構成を示す図である。車速制御装置2は、アクセルコントローラ21と、ブレーキコントローラ23と、駆動力指令生成部24と、車速偏差算出部25と、減速比パラメータ算出部26と、を備える。
駆動力指令生成部24は、車速指令生成装置1によって生成される車速指令信号に基づいて、車両に対する駆動力指令信号を生成し、アクセルコントローラ21及びブレーキコントローラ23へ入力する。なお以下では、この駆動力指令信号によって特定される駆動力指令値[N]を“Fcmd”と表記する。より具体的には、駆動力指令生成部24は、下記式(1)に示すように、車速指令値Vcmdを時間で微分したものに、予め定められた車両の車重M[kg]を乗じ、さらに次元を合せるための係数“3.6”で除算することによって、駆動力指令値Fcmdを算出する。なおこのように式(1)に従って算出される駆動力指令値Fcmdは、質量Mの車両を加速度dVcmd/dtで加速させるために、車両に加える必要のある力に相当する。
Figure 0006962278
車速偏差算出部25は、車速指令生成装置1によって生成される車速指令信号と、シャシダイナモメータ4に搭載されているエンコーダ38の出力に応じた車速検出信号と、に基づいて車速偏差信号を生成し、アクセルコントローラ21及びブレーキコントローラ23へ入力する。シャシダイナモメータ4には、車両33のタイヤが接するローラの回転数を検出するエンコーダ38が設けられている。車両33の車速は、このエンコーダ38の出力やローラの半径等を用いることによって算出される。なお以下では、エンコーダ38の車速検出信号によって特定される車速検出値[km/h]を“V”と表記する。車速偏差算出部25は、車速指令値Vcmdから車速検出値Vを減算することによって車速偏差eを算出し、この車速偏差eに応じた車速偏差信号を生成する。
減速比パラメータ算出部26は、エンコーダ38の車速検出信号と、車両に搭載されているエンジン回転計39の検出信号である回転数検出信号と、に基づいて減速比パラメータを算出し、アクセルコントローラ21及びブレーキコントローラ23へ入力する。ここで減速比パラメータとは、車両に搭載されている変速機の減速比に応じて増減するパラメータであり、以下では“Gratio”と表記する。また以下では、エンジン回転計の回転数検出信号によって特定されるエンジン回転数[rpm]を“N”と表記する。
より具体的には、減速比パラメータ算出部26は、下記式(2)に示すように、エンジン回転数Nに、次元を合せるための係数(60/1000)と、車両のタイヤ外周長(2πr)とを乗算し、さらに車速検出値Vで除算することによって、減速比パラメータGratioを算出する。下記式(2)において、“r”は車両に装着されているタイヤの半径[m]であり、予め定められた値が用いられる。
Figure 0006962278
アクセルコントローラ21は、車速指令信号と、駆動力指令信号と、車速偏差信号と、減速比パラメータとに基づいて、車両のアクセルペダルに対する開度指令値θACを算出し、この開度指令値θACに応じたアクセル開度指令信号を生成し、アクセルアクチュエータ31に入力する。より具体的には、アクセルコントローラ21は、フィードバックコントローラである第1アクセルコントローラ211と、フィードフォワードコントローラである第2アクセルコントローラ212と、第1アクセルコントローラ211によって生成されるフィードバック信号と第2アクセルコントローラ212によって生成されるフィードフォワード信号とを合算することによりアクセル開度指令信号を生成する合算部213と、を備える。
第2アクセルコントローラ212は、車速指令値Vcmdに応じた車速指令信号と、駆動力指令値Fcmdに応じた駆動力指令信号と、減速比パラメータ算出部26によって算出される減速比パラメータGratioと、に基づいて、第2開度指令値θAC_FFに応じたフィードフォワード信号を生成し、合算部213に入力する。
第2アクセルコントローラ212は、車両において実現される4つのパラメータである車速v[km/h]と、駆動力f[N]と、減速比パラメータgと、アクセルペダルの開度θaと、を関連付ける車両アクセルモデルMaを備え、この車両アクセルモデルMaを用いることによってフィードフォワード信号を生成する。
本実施形態では、このような車両アクセルモデルMaを、車速vと、駆動力fと、減速比パラメータgとの3つを入力とし、アクセルペダルの開度θaを出力とする4次元マップで構築した場合について説明するが、このような車両アクセルモデルMaを実現する具体的な手段はマップ形式に限らない。車両アクセルモデルMaは、マップ形式の他、上記のような3つのパラメータを入力としてアクセルペダルの開度θaを出力する演算式やニューラルネットワーク等で構築してもよい。
また本実施形態では、このような4次元マップを、n枚(nは、2以上の整数)の3次元マップの組み合わせによって構築した場合について説明する。より具体的には、実際の車両において取得し得る減速比パラメータgの範囲をn分割するとともに、n個の領域毎に車速v及び駆動力fを入力とし、アクセルペダルの開度θaを出力とする3次元のサブマップを構築する。
図3は、車両アクセルモデルMaを構成するn枚のサブマップMa_1,…,Ma_nのうち、i番目(iは、1からnの間の何れかの整数)のサブマップMa_iの具体例を示す図である。すなわち、i番目のサブマップMa_iとは、減速比パラメータの取り得る範囲を0〜gmaxとした場合、減速比パラメータgが(i−1)×gmax/n〜i×gmax/nの範囲内であるときに選択されるマップをいう。
図3に示すように、サブマップMa_iは、車速v(X軸)及び駆動力f(Y軸)を入力とし、アクセルペダルの開度θa(Z軸)を出力とする3次元マップである。サブマップMa_iは、変速機の状態を特定する減速比パラメータgが(i−1)×gmax/n〜i×gmax/nの範囲内である時に、車速v及び駆動力fによって特定される運転点を実現するアクセルペダルの開度θaの集合であり、図3に示すように3次元空間における曲面となる。
図1に戻り、第2アクセルコントローラ212にはこのようなサブマップMa_i(iは、1からnの何れかの整数)が合計n枚格納されている。第2アクセルコントローラ212は、始めに減速比パラメータ算出部26によって算出される減速比パラメータGratioを取得し、n枚のサブマップMa_1〜Ma_nの中からこの減速比パラメータGratioに応じたサブマップMa_iを選択する。また第2アクセルコントローラ212は、車速指令生成装置1によって生成される車速指令信号と、駆動力指令生成部24によって生成される駆動力指令信号と、を減速比パラメータGratioに応じて選択したサブマップMa_iに入力することによって第2開度指令値θAC_FFを算出し、この第2開度指令値θAC_FFに応じたフィードフォワード信号を生成し、合算部213へ送信する。
また第2アクセルコントローラ212は、上述のようにフィードフォワード信号を生成するとともに、減速比パラメータGratioに応じて選択したサブマップMa_iを用いることによって、車両の感度(駆動力fの微小変化/アクセルペダルの開度θaの微小変化)の逆数dθa/dfを算出し、この車両感度の逆数dθa/dfを第1アクセルコントローラ211へ送信する。
以上のような車両アクセルモデルMaを構成するn枚のサブマップMa_1〜Ma_nは、以下の手順によって構築される。始めに、実車両を用いたデータ収録運転を行うことにより、各マップMa_1〜Ma_nを構築するために必要なデータを取得する。データ収録運転では、実車両を予め定められた態様で走行させながら、この車両において実現される駆動力と車速と減速比パラメータとアクセルペダルの開度とを関連付けて取得する。次に、取得されたデータを減速比パラメータの大きさに応じてn組に分割し、各組のデータに基づいて、各サブマップMa_1〜Ma_nを作成する。
第1アクセルコントローラ211は、車速偏差算出部25によって生成される車速偏差信号に基づいて、例えばPI制御則に従って車速偏差eを0にするような第1開度指令値θAC_FBを算出し、この第1開度指令値θAC_FBに応じたフィードバック信号を生成し、合算部213へ送信する。なお第1アクセルコントローラ211は、第2アクセルコントローラ212によって算出される車両感度の逆数dθa/dfを比例ゲインに乗算する。
合算部213は、第1アクセルコントローラ211によって生成されるフィードバック信号と第2アクセルコントローラ212によって生成されるフィードフォワード信号とを合算することによってアクセル開度指令信号を生成し、アクセルアクチュエータ31に入力する。
ブレーキコントローラ23は、車速指令信号と、駆動力指令信号と、車速偏差信号と、減速比パラメータとが入力されると、これら入力に基づいてブレーキペダルに対する開度指令値θBKを算出し、この開度指令値θBKに応じたブレーキ開度指令信号を生成し、ブレーキアクチュエータ32に入力する。より具体的には、ブレーキコントローラ23は、フィードバックコントローラである第1ブレーキコントローラ231と、フィードフォワードコントローラである第2ブレーキコントローラ232と、第1ブレーキコントローラ231によって生成されるフィードバック信号と第2ブレーキコントローラ232によって生成されるフィードフォワード信号とを合算することによりブレーキ開度指令信号を生成する合算部233と、を備える。
第2ブレーキコントローラ232は、車速指令値Vcmdに応じた車速指令信号と、駆動力指令値Fcmdに応じた駆動力指令信号と、減速比パラメータ算出部26によって算出される減速比パラメータGratioと、に基づいて、第2開度指令値θBK_FFに応じたフィードフォワード信号を生成し、合算部233に入力する。
より具体的には、第2ブレーキコントローラ232は、車両において実現される4つのパラメータである車速v[km/h]と、駆動力f[N]と、減速比パラメータg[−]と、ブレーキペダルの開度θbと、を関連付ける車両ブレーキモデルMbを備え、この車両ブレーキモデルMbを用いることによってフィードフォワード信号を生成する。
本実施形態では、このような車両ブレーキモデルMbを、上述の車両アクセルモデルMaと同様に、車速vと、駆動力fと、減速比パラメータgとの3つを入力とし、ブレーキペダルの開度θbを出力とする4次元マップで構築した場合について説明するが、このような車両ブレーキモデルMbを実現する具体的な手段はマップ形式に限らない。車両ブレーキモデルMbは、マップ形式の他、上記のような3つのパラメータを入力としてブレーキペダルの開度θbを出力する演算式やニューラルネットワーク等で構築してもよい。
また本実施形態では、このような4次元マップを、m枚(mは、2以上の整数)の3次元マップの組み合わせによって構築した場合について説明する。より具体的には、実際の車両において取得し得る減速比パラメータgの範囲をm分割するとともに、m個の領域毎に車速v及び駆動力fを入力とし、ブレーキペダルの開度θbを出力とする3次元のサブマップを構築する。また車両ブレーキモデルMbを構成するm枚のサブマップMb_1,…,Mb_mの具体的な構成は、図3を参照して説明したサブマップMa_iとほぼ同じであるので、詳細な説明を省略する。
第2ブレーキコントローラ232にはサブマップMb_j(jは、1からmの何れかの整数)が合計m枚格納されている。第2ブレーキコントローラ232は、始めに減速比パラメータ算出部26によって算出される減速比パラメータGratioを取得し、m枚のサブマップMb_1〜Mb_mの中からこの減速比パラメータGratioに応じたサブマップMb_jを選択する。また第2ブレーキコントローラ232は、車速指令生成装置1によって生成される車速指令信号と駆動力指令生成部24によって生成される駆動力指令信号とを、減速比パラメータGratioに応じて選択したサブマップMb_jに入力することによって第2開度指令値θBK_FFを算出し、この第2開度指令値θBK_FFに応じたフィードフォワード信号を生成し、合算部233へ送信する。
また第2ブレーキコントローラ232は、上述のようにフィードフォワード信号を生成するとともに、減速比パラメータGratioに応じて選択したサブマップMb_jを用いることによって、車両の感度(駆動力fの微小変化/ブレーキペダルの開度θbの微小変化)の逆数dθb/dfを算出し、この車両感度の逆数dθb/dfを第1アクセルコントローラ231へ送信する。
以上のような車両ブレーキモデルMbを構成するm枚のサブマップMb_1〜Mb_mは、車両アクセルモデルMaと同様に、以下の手順によって構築される。始めに、実車両を用いたデータ収録運転を行うことにより、各マップMb_1〜Mb_mを構築するために必要なデータを取得する。データ収録運転では、実車両を予め定められた態様で走行させながら、この車両において実現される駆動力と車速と減速比パラメータとブレーキペダルの開度とを関連付けて取得する。次に、取得されたデータを減速比パラメータの大きさに応じてm組に分割し、各組のデータに基づいて、各サブマップMb_1〜Mb_mを作成する。
第1ブレーキコントローラ231は、車速偏差算出部25によって生成される車速偏差信号に基づいて、例えばPI制御則に従って車速偏差eを0にするような第1開度指令値θBK_FBを算出し、この第1開度指令値θBK_FBに応じたフィードバック信号を生成し、合算部233へ送信する。なお第1ブレーキコントローラ231は、第2ブレーキコントローラ232によって算出される車両感度の逆数dθb/dfを比例ゲインに乗算する。
合算部233は、第1ブレーキコントローラ231によって生成されるフィードバック信号と第2ブレーキコントローラ232によって生成されるフィードフォワード信号とを合算することによってブレーキ開度指令信号を生成し、ブレーキアクチュエータ32に入力する。
次に、車両の減速時に実現される車速の変化について、図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、本発明の比較例の車速制御装置によって実現される車速変化を示し、図5は、本実施形態に係る車速制御装置2によって実現される車速変化を示す。
ここで比較例の車速制御装置とは、本実施形態に係る車速制御装置2のようにフィードバック制御及びフィードフォワード制御を組み合わせてブレーキ開度指令信号を生成するのではなく、フィードバック制御のみ(すなわち、第1ブレーキコントローラ231のみ)によってブレーキ開度指令信号を生成するものをいう。またこれら図4及び図5において、太破線は車速指令値Vcmdの変化を示し、細破線は車速指令値Vcmdに対して定められる車速の許容範囲の上限及び下限であるファールラインを示し、細実線は各車速制御装置によって実現される実車速を示す。
図4に示すように、フィードバック制御のみによってブレーキ開度指令信号を生成する比較例の車速制御装置では、ブレーキペダルが踏み込まれるタイミング(図4における、破線4a,4b参照)において遅れが生じ、実車速は車速指令値Vcmdを上回ってしまい、追従性が悪い。
これに対し本実施形態に係る車速制御装置では、フィードバック制御とフィードフォワード制御とを組み合わせてブレーキ開度指令信号を生成することにより、図5に示すように、ブレーキペダルが踏み込まれるタイミング(図5における破線5a,5b参照)において、遅れを生じさせることなく実車速を車速指令値Vcmdに追従させることができる。
本実施形態に係る車速制御装置2によれば、以下の効果を奏する。
(1)車速制御装置2のアクセルコントローラ21は、車速指令信号と車速検出信号との車速偏差信号に基づいて第1アクセルコントローラ211によって生成されたフィードバック信号と、第2アクセルコントローラ212によって生成されたフィードバック信号とを合算することによって生成したアクセル開度指令信号を、車両のアクセルペダルを操作するアクセルアクチュエータ31に入力する。すなわち車速制御装置2では、フィードバック制御とフィードフォワード制御とを組み合わせてアクセル開度指令信号を生成することにより、車速指令の変化に対し精度良く追従するように高い応答性でアクセルを操作することができる。また車速制御装置2では、ブレーキコントローラ23についても同様にフィードバック信号とフィードフォワード信号とを合算することによってブレーキ開度指令信号を生成することにより、車速指令の変化に対し精度良く追従するように高い応答性でブレーキを操作することができる。
また特に車速制御装置2では、車両に搭載される変速機の減速比に応じて増減する減速比パラメータGratioを算出し、この減速比パラメータGratioを、アクセルコントローラ21の第2アクセルコントローラ212及びブレーキコントローラ23の第2ブレーキコントローラ232で用いる。より具体的には、これらコントローラ212,232では、車速指令信号と、この車速指令信号に基づいて生成された駆動力指令信号と、減速比パラメータとの3つの入力に基づいてフィードフォワード信号を生成する。このように車速制御装置2では、コントローラ212,232への入力に減速比パラメータを追加することにより、その時の変速機の状態に応じたアクセル開度指令やブレーキ開度指令を生成できるので、精度良く車速指令を実現できる。
(2)本実施形態では、変速機として減速比が連続的変化するCVTを備える自動変速機を搭載する車両を制御対象3とする。上述のようにCVTや多段のATを搭載する車両を制御対象とする場合、コントローラ212,232の入出力特性を構築するために行われる収録運転時と実際の試験運転時とで、各運転点で実現されるギア比のずれが顕著となり、車速の再現精度が低下する場合がある。これに対し本実施形態の車速制御装置2では、コントローラ212,232への入力に減速比パラメータを追加することにより、その時の変速機で実現される減速比パラメータを考慮してアクセル開度指令やブレーキ開度指令を生成できるので、特に好適である。
(3)車速制御装置2は、車両において実現される車速と、駆動力と、減速比パラメータと、アクセルペダルやブレーキペダルに対する開度と、を関連付ける車両モデルを備える。またコントローラ212,232は、車速指令信号と、駆動力指令信号と、減速比パラメータとを、上記のような車両モデルMa,Mbに入力することによって得られる開度に応じた信号をフィードフォワード信号とする。車速制御装置2では、車速と駆動力と減速比パラメータとの3つの入力に基づいて開度を出力する車両モデル1を用いてフィードフォワード信号を生成することにより、その時の変速機の状態に応じたアクセル開度指令やブレーキ開度指令を生成できるので、精度良く車速指令を実現できる。
S…車両試験システム
1…車速指令生成装置
2…車速制御装置
21…アクセルコントローラ
211…第1アクセルコントローラ(第1コントローラ)
212…第2アクセルコントローラ(第2コントローラ)
Ma…車両アクセルモデル(車両モデル)
213…合算部
23…ブレーキコントローラ
231…第1ブレーキコントローラ(第1コントローラ)
232…第2ブレーキコントローラ(第2コントローラ)
Mb…車両ブレーキモデル(車両モデル)
233…合算部
24…駆動力指令生成部
25…車速偏差算出部
26…減速比パラメータ算出部
3…制御対象
31…アクセルアクチュエータ(アクチュエータ)
32…ブレーキアクチュエータ(アクチュエータ)
38…エンコーダ(車速センサ)
39…エンジン回転計

Claims (4)

  1. 車両に対する車速指令信号が入力されると、前記車両のアクセル又はブレーキである操作対象に対する操作量に応じた制御入力を生成し、前記操作対象を操作するアクチュエータに入力するドライブロボットの車速制御装置であって、
    前記車速指令信号と前記車両に搭載された車速センサによって生成される車速検出信号との偏差に基づいて第1入力信号を生成する第1コントローラと、
    前記車速指令信号に基づいて前記車両に対する駆動力指令信号を生成する駆動力指令生成部と、
    前記車両に搭載される変速機の減速比に応じて増減する減速比パラメータを、前記車速検出信号及び前記車両のエンジン回転数に基づいて算出する減速比パラメータ算出部と、
    前記車速指令信号、前記駆動力指令信号、及び前記減速比パラメータに基づいて第2入力信号を生成する第2コントローラと、
    前記第1入力信号と前記第2入力信号とを合算することによって前記制御入力を生成し、前記アクチュエータに入力する合算部と、を備えることを特徴とするドライブロボットの車速制御装置。
  2. 車両に対する車速指令信号が入力されると、前記車両のアクセル又はブレーキである操作対象に対する操作量に応じた制御入力を生成し、前記操作対象を操作するアクチュエータに入力するドライブロボットの車速制御装置であって、
    前記車速指令信号と前記車両に搭載された車速センサによって生成される車速検出信号との偏差に基づいて第1入力信号を生成する第1コントローラと、
    前記車速指令信号に基づいて前記車両に対する駆動力指令信号を生成する駆動力指令生成部と、
    前記車両に搭載される変速機の減速比に応じて増減する減速比パラメータを算出する減速比パラメータ算出部と、
    前記車速指令信号、前記駆動力指令信号、及び前記減速比パラメータに基づいて第2入力信号を生成するとともに前記駆動力指令信号の微小変化量に対する前記第2入力信号の微小変化量の比である感度を算出する第2コントローラと、
    前記第1入力信号と前記第2入力信号とを合算することによって前記制御入力を生成し、前記アクチュエータに入力する合算部と、を備え
    前記第1コントローラは、前記偏差及び前記感度に基づいて前記第1入力信号を生成することを特徴とするドライブロボットの車速制御装置。
  3. 前記変速機は、無段変速機であることを特徴とする請求項1又は2に記載のドライブロボットの車速制御装置。
  4. 前記車両において実現される車速と、駆動力と、減速比パラメータと、前記操作対象に対する操作量と、を関連付ける車両モデルをさらに備え、
    前記第2コントローラは、前記車速指令信号と、前記駆動力指令信号と、前記減速比パラメータとを前記車両モデルに入力することによって得られる操作量に応じた信号を前記第2入力信号とすることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のドライブロボットの車速制御装置。
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