JP6961935B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本開示は、画像形成装置に関し、特に、2以上の層を含む感光体を備える画像形成装置に関する。
従来、感光体を備える画像形成装置において、感光体の消耗の度合いが特定され、特定された消耗の度合いに基づいて感光体の交換時期が特定されていた。たとえば、特許文献1(特開2005−283736号公報)は、感光体の帯電電流および回転数から感光体の膜厚の減少量を予測する技術を開示している。特許文献2(特開2010−217532号公報)は、感光体の周方向の膜厚むらを検知し、当該むらが予め規定されたものより上回った場合に感光体の寿命が到来したことを特定する技術を開示している。
特開2005−283736号公報 特開2010−217532号公報
しかしながら、従来の画像形成装置において、感光体は、複数の層によって構成され、当該複数の層は、それぞれ異なる材料で構成される場合があった。構成される材料が異なれば、電気的特性等の特性が異なる場合がある。このことから、膜厚の減少量や膜厚むらの特定を一律の方法で行なって感光体の消耗の度合いを特定したのでは、実際の感光体の状態が正確に特定されない場合があった。
本開示は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、画像形成装置において、感光体の消耗の度合いを正確に特定することである。
本開示のある局面に従うと、電子写真方式で画像を形成する画像形成部を備え、画像形成部は、2以上の層を積層された感光体を含み、感光体の消耗の度合いを予測するように構成された制御手段をさらに備える画像形成装置が提供される。制御手段は、2以上の層のうち消耗の度合いを予測する時点において最も外にある層が最も外に位置し始めたタイミングを特定し、特定されたタイミング以降の画像形成部の電気的特性を用いて、感光体の消耗の度合いを予測するように構成されていてもよい。
画像形成部は、感光体に電圧を印加するように構成された帯電部材をさらに含んでもよい。電気的特性は、帯電部材に所定の電圧を印加したときの電流値を含んでもよい。制御手段は、電流値と感光体の回転数との一次関数の傾きに基づいて、感光体の消耗の度合いを予測するように構成されていてもよい。
制御手段は、特定されたタイミングより前の電気的特性を用いることなく、感光体の消耗の度合いを予測するように構成されていてもよい。
制御手段は、消耗の度合いを予測する時点において最も外にある層よりも外に位置していた層に対して設定された固定値を用いることにより、タイミングを特定するように構成されていてもよい。
制御手段は、消耗の度合いを予測する時点において最も外にある層よりも外に位置していた2以上の層のそれぞれに対して設定された固定値を用いることにより、タイミングを特定するように構成されていてもよい。
2以上の層は、第1の層と、第1の層より内側に積層された第2の層とを含んでもよい。制御手段は、第1の層が最も外にある期間に取得された、第1の数の時点での電気的特性を用いて、第2の層が最も外に位置し始めたタイミングを特定し、第2の層が最も外にある期間に取得された、第1の数より多い第2の数の時点での電気的特性を用いて、感光体の寿命満了時に対応するタイミングを予測するように構成されていてもよい。
制御手段は、予め定められた条件が満たされた場合に、感光体において最も外に位置する層が切り替わったタイミングを特定するように構成されていてもよい。
条件は、感光体が画像形成に使用された時間の長さに関連していてもよい。
画像形成部は、感光体に電圧を印加するように構成された帯電部材をさらに含んでもよい。条件は、帯電部材が所定の電圧を印加したときの電流値に基づいて算出された感光体の膜厚に関連する事項を含んでもよい。
画像形成部は、感光体に電圧を印加するように構成された帯電部材をさらに含んでいてもよい。条件は、帯電部材が所定の電圧を印加したときの電流値に基づいて算出された感光体の膜厚と感光体の回転数とに基づいて推定される膜厚と回転数の関係に関連する事項を含んでいてもよい。
本開示によれば、画像形成装置は、感光体の複数の層のうち消耗の度合いが予測される時点で最も外に位置する層について、当該層が最も外に位置したタイミングを特定し、の使用開始以降の画像形成部の電気的特性を用いて、感光体の消耗の度合いを特定する。これにより、感光体において層ごとに電気的特性が異なる場合であっても、感光体の消耗の度合いがより実情に沿った態様で特定され得る。
本開示の概要を説明するための図である。 ある実施形態に従う画像形成装置の構成例を説明する図である。 図2の画像形成装置における、感光体近傍の構成例を示す図である。 図2の画像形成装置の部分的なハードウェア構成の一例を示す図である。 画像形成装置において、感光体の消耗の度合いの予測のために実行される処理のフローチャートである。 感光体の消耗の度合いの表示例を示す図である。 感光体の消耗の度合いの計算方法を示す図である。 感光体の消耗の度合いの計算方法を示す図である。 第一層が消耗されるまでの回転数として利用される固定値を模式的に示す図である。 感光体の寿命が到来するまでに2つの層が消失する場合の、消耗の度合いの予測態様を説明するための図である。
以下に、図面を参照しつつ、画像形成装置の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[開示の概要]
図1は、本開示の概要を説明するための図である。図1は、線画901、グラフ902、および、グラフ903を含む。線画901は、本開示の画像形成装置における感光体の、使用開始時の表面の一部を拡大して表わす。感光体は、複数の層を含む。線画901において、第一層31は、感光体が画像形成装置において使用を開始される時に最も外に位置し、たとえば、いわゆる「コート層」である。第二層32は、第一層31の次に外側に位置し、たとえば、いわゆる「電荷輸送層」である。第三層33は、第二層32の次に外側に位置し、たとえば、いわゆる「電荷発生層」である。
グラフ902およびグラフ903は、感光体の回転数と膜厚との関係を表わす。膜厚とは、たとえば、感光体の内部の所定箇所から表面までの距離である。グラフ902は、感光体において第一層31が最も外に位置する状態に対応する。グラフ903は、感光体において第二層32が最も外に位置する状態に対応する。
感光体は、たとえばローラー形状を有する。「回転数」とは、たとえば、ローラーである感光体が回転した回数の積算値を意味する。感光体が画像形成に使用されるにつれて、感光体の回転数が上昇する。
感光体が画像形成に使用されるにつれて、感光体の表面が摩耗する。したがって、感光体が画像形成に使用されるにつれて、感光体の膜厚が減少する。
グラフ902は、感光体の使用開始から第一層31の消滅前までの期間における関係を示す。グラフ902における各プロットは、実測値を表わす。たとえば、膜厚は、画像形成装置において予め定められた格納された帯電電流値(帯電ローラーに供給する電流値)と感光体の膜厚との間の関係を用い、帯電電流値を計測することによって特定される。
グラフ902において示される期間では、膜厚と回転数との関係は、直線L11によって近似され得る。直線L11は、たとえば、第一層31が消滅するまでの期間における複数のプロットから得られた一次近似式を表わす。
グラフ903は、グラフ902によって示された期間に加えて、第一層31が消滅して第二層32が露呈した状態に対応する期間に対応する、膜厚と回転数の関係を示す。グラフ903中の各プロットは、実測値を表わす。グラフ903は、線L11で近似される部分と、線L12で近似される部分とを含む。線L12は、たとえば、第二層32が露呈した後の複数のプロットから得られた一次近似式を表わす。線L11と線L12との間の変曲点は、第一層31と第二層32の境界に対応する。
第一層31と第二層32とは、材質が異なる。一例では、第一層31は、第二層32よりも硬度の高い材質からなる。これにより、回転数の上昇に対する膜厚の減少の度合いは、第二層32が最表面となっている期間(線L12に対応する期間)よりも第一層31が最表面となっている期間(線L11に対応する期間)の方が低い。すなわち、感光体が同じ回転数を回転した期間に減少する膜厚の量は、線L11に対応する期間の方が線L12に対応する期間よりも少ない。
本開示に係る画像形成装置は、ある時点での感光体の消耗の度合いを予測する場合、最も外にある層の開始時点以降のデータを用いる。
たとえば、第一層31が最も外にある期間における感光体の消耗の度合いの予測には、グラフ902によって示されるように、感光体の使用開始以降のすべてのデータが使用され得る。画像形成装置は、線L11を生成し、線L11から(膜厚T1に対応する)回転数N1を第一層31が消滅するタイミングとして特定し、さらに、第一層31の消滅から感光体の交換までの予め定められた回転数(図1中の回転数NP)を用いて交換を必要とされる回転数の予測値(回転数NX)を算出する。そして、画像形成装置は、回転数NXに対する現在の回転数の割合を、感光体の消耗の度合いの予測値として規定する。
たとえば、第二層32が最も外にある期間における感光体の消耗の度合いの予測には、グラフ903によって示されるように、第二層32が露出した時点(図中の「変曲点」)以降に取得されたプロットが使用される。画像形成装置は、グラフ903において示されたプロットの中から、膜厚が膜厚T1以下の範囲に対応するプロットを選択する。画像形成装置は、選択されたプロットを用いて線L2を生成し、線L2が膜厚TXに対応する回転数NXを、感光体の交換が必要とするタイミングとして特定する。そして、画像形成装置は、回転数NXに対する現在の回転数の割合を、感光体の消耗の度合いの予測として規定する。
グラフ903では、比較例として、線L19が示されている。線L19は、グラフ903において示されるプロットが選択されることなくすべて利用されることによって生成される一次近似式の直線の一例である。線L19において膜厚TXと対応する回転数が、回転数NYとして示されている。回転数NYは、回転数NXと比較してかなり大きい値になっている。
線L19として示されるように、感光体の層ごとの特性(硬度等)の相違を考慮することなく一律に膜厚と回転数の関係を取り扱うことによって、感光体の交換時期に対応する回転数が予測された場合、実際の交換時期に対応する回転数(通常、グラフ903中の回転数NX)に対してかけ離れた値が予測値として規定され得る。本開示の画像形成装置は、線L12として示されたように、感光体において、その時点で最も外に位置する層に対応する実測値のみを使用して、感光体の交換のタイミングを予測し、そのように予測されたタイミングに基づいて感光体の消耗の度合いを予測する。これにより、感光体の実情に沿った態様で、感光体の消耗の度合いが予測され得る。
[画像形成装置の構成例]
(概略的な構成)
図2は、ある実施形態に従う画像形成装置200の構成例を説明する図である。ある実施形態において、画像形成装置200は、レーザプリンタやLED(Light Emitting Diode)プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置である。図2に示されるように、画像形成装置200は、当該画像形成装置200の動作を制御するための制御回路(後述する制御部70)を含む要素を収容するための制御ボックス700を備える。
画像形成装置200は、内部のほぼ中央部にベルト部材として中間転写ローラー1を備えている。中間転写ローラー1の下部水平部の下には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色にそれぞれ対応する4つの作像ユニット2Y,2M,2C,2Kが中間転写ローラー1に沿って並んで配置される。これらの作像ユニット2Y,2M,2C,2Kは、トナー像を担持可能に構成される感光体3Y,3M,3C,3Kをそれぞれ有している。
像担持体である各感光体3Y,3M,3C,3Kの周囲には、その回転方向に沿って順に、対応する感光体を帯電するための帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kと、プリントヘッド部5Y,5M,5C,5Kと、現像器6Y,6M,6C,6Kと、中間転写ローラー1を挟んで各感光体3Y,3M,3C,3Kと対向する1次転写ローラー7Y,7M,7C,7Kがそれぞれ配置されている。
中間転写ローラー1の中間転写ベルト駆動ローラー8で支持された部分には、2次転写ローラー9が圧接されており、当該領域で2次転写が行なわれる。2次転写ローラー9の材料の一例は、たとえば導電性のゴムである。2次転写領域後方の搬送路R1の下流位置には、定着ローラー10と加圧ローラー11とを含む定着加熱部20が配置されている。定着ローラー10は、ヒーター26を内包する。
画像形成装置200の下部には、給紙カセット30が着脱可能に配置されている。給紙カセット30内に積載収容された用紙Pは、給紙ローラー30Aの回転によって最上部の用紙から1枚ずつ搬送路R1に送り出されることになる。用紙Pは、記録媒体の一例である。
画像形成装置200の上部には、操作パネル80が配置されている。操作パネル80は、一例として、タッチパネルとディスプレイとが互いに重ね合わせられた画面と、物理ボタンとから構成される。
ある局面において、中間転写ローラー1と、帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kと、1次転写ローラー7Y,7M,7C,7Kと、2次転写ローラー9とは、イオン導電性の導電部材として機能し得る。一例として、これらの導電部材は、ヒドリンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、エピクロルヒドリンゴムなどを配合したイオン導電性ゴムを含み得る。これらの導電部材の各々は、要求される特性によって、適切なイオン導電性の材料を含み得る。
上記の例において画像形成装置200は、タンデム式の中間転写方式を採用しているがこれに限定されるものではない。具体的には、イオン導電性の導電部材を含む画像形成装置であればよく、サイクル方式を採用する画像形成装置であってもよいし、現像装置から印刷媒体に直接トナーを転写する直接転写方式を採用する画像形成装置であってもよい。
(概略的な動作)
次に、画像形成装置200の概略的な動作について説明する。外部装置(たとえば、パソコン等)から画像形成装置200の制御部70(たとえば、制御ボックス700内に設けられている)に画像信号が入力されると、制御部70ではこの画像信号をイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックに色変換したデジタル画像信号を作成し、入力されたデジタル信号に基づいて、各作像ユニット2Y,2M,2C,2Kの各プリントヘッド部5Y,5M,5C,5Kを発光させて露光を行なう。
これにより、各感光体3Y,3M,3C,3K上に形成された静電潜像は、各現像器6Y,6M,6C,6Kによりそれぞれ現像されて各色のトナー画像となる。各色のトナー画像は、各1次転写ローラー7Y,7M,7C,7Kの作用により、図2中の矢印A方向に移動する中間転写ローラー1上に順次重ね合わせて1次転写される。
このようにして中間転写ローラー1上に形成されたトナー画像は、2次転写ローラー9の作用により、用紙Pに一括して2次転写される。
用紙Pに2次転写されたトナー画像は、定着加熱部20に達する。トナー画像は、加熱された定着ローラー10、および加圧ローラー11の作用により用紙Pに定着される。トナー画像が定着された用紙Pは、排紙ローラー50を介して排紙トレイ60に排出される。
(感光体近傍の構成)
図3は、図2の画像形成装置200における、感光体3Y,3M,3C,3K近傍の構成例を示す図である。画像形成装置200では、作像ユニット2Y,2M,2C,2Kのそれぞれにおいて、感光体3Y,3M,3C,3K、帯電ローラー4Y,4M,4C,4K、プリントヘッド部5Y,5M,5C,5K、現像器6Y,6M,6C,6K、および、1次転写ローラー7Y,7M,7C,7Kのそれぞれが同様に配置されていてもよい。このことから、図3では、作像ユニット2Y,2M,2C,2Kにおける共通の配置が示されている。本明細書において、作像ユニット2Y,2M,2C,2Kのそれぞれにおける感光体3Y,3M,3C,3K、帯電ローラー4Y,4M,4C,4K、プリントヘッド部5Y,5M,5C,5K、現像器6Y,6M,6C,6K、および、1次転写ローラー7Y,7M,7C,7Kの共通した特性について言及する場合には、それぞれを作像ユニット2、感光体3、帯電ローラー4、プリントヘッド部5、現像器6、および、1次転写ローラー7と称する場合がある。
図3に示されるように、画像形成装置200は、帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kのそれぞれに電力を供給するための電源装置14Y,14M,14C,14Kと、供給される電力の電流値および電圧のそれぞれを計測する電流計15Y,15M,15C,15Kおよび電圧計16Y,16M,16C,16Kを備える。制御部70は、電流計15Y,15M,15C,15Kおよび電圧計16Y,16M,16C,16Kのそれぞれに電気的に接続されていることにより、それぞれの計測結果を取得する。
本明細書では、電流計15Y,15M,15C,15Kおよび電圧計16Y,16M,16C,16Kのそれぞれは、作像ユニット2Y,2M,2C,2Kにおける共通した特性について言及する場合には、電流計15および電圧計16と言及される場合がある。
(部分的なハードウェア構成)
図4は、図2の画像形成装置200の部分的なハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示されるように、制御部70は、その主要な制御要素として、CPU(Central Processing Unit)310と、RAM(Random Access Memory)320と、ROM(Read Only Memory)330と、インターフェイス(I/F)340とを備える。
CPU301は、画像形成装置200のコンピューターとして動作し、ROM330または後述する記憶装置370に記憶された制御プログラムを読み出して実行することで、画像形成装置200の動作を制御する。
RAM320は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などである。RAM320は、CPU301がプログラムを動作するために必要なデータや画像データを一時的に記憶し得る。RAM320は、いわゆるワーキングメモリとして機能し得る。
ROM330は、典型的には、フラッシュメモリなどであり、CPU301で実行されるプログラムや、画像形成装置200の動作に係る各種設定情報を記憶し得る。
CPU301は、インターフェイス340を介して、操作パネル80と、通信インターフェイス350と、タイマ360と、記憶装置370とにそれぞれ電気的に接続され、各種装置との信号のやり取りを行なう。
通信インターフェイス350は、一例として、無線LAN(Local Area Network)カードである。画像形成装置200は、通信インターフェイス350を介してLANまたはWAN(Wide Area Network)に接続された外部装置(パソコン、スマートフォン、タブレット等)と通信可能に構成される。
タイマ360は、時間をカウントする。一例として、タイマ360は、水晶振動子によって構成される。
記憶装置370は、典型的にはハードディスクドライブによって構成される。記憶装置370は、プログラム記憶部372と、データ記憶部374とを含む。プログラム記憶部372は、CPU301によって実行されるプログラムを記憶していてもよい。データ記憶部374は、本開示における処理に利用されるデータを記憶していてもよい。
画像形成装置200は、画像形成動作において駆動される要素(画像形成部)を含む。制御部70は、当該要素に接続され、当該要素の動作を制御し得る。当該要素は、たとえば、作像ユニット2Y,2M,2C,2K(図2)を構成する各種のローラーを含む。
[処理の流れ]
図5は、画像形成装置200が感光体3の消耗の度合いを予測するためにCPU301が実行する処理のフローチャートである。CPU301は、感光体3Y,3M,3C,3Kのそれぞれについて、消耗の度合いを予測することができる。感光体3Y,3M,3C,3Kのそれぞれの消耗の度合いは、同様に予測され得る。したがって、以下の説明では、感光体3Y,3M,3C,3Kのそれぞれの消耗の度合いの予測を、「感光体3の消耗の度合いの予測」として説明する。CPU301は、たとえばプログラム記憶部372に格納されたプログラムを実行することにより、図5に示された処理を実現させる。
図5に示されるように、ステップS110で、CPU301は、感光体3において現在最も外に位置する層が第一層31(図1)であるか否かを判断する。CPU301は、第一層31が最も外に位置すると判断すると(ステップS110でYES)、ステップS120へ制御を進め、そうではないと判断すると(ステップS110でNO)、ステップS150へ制御を進める。CPU301は、たとえば、電流計15によって計測される電流値に基づいて、感光体3の膜厚を特定する。データ記憶部374(図4)は、第一層31、第二層32、第三層33に対応する膜厚を特定するデータを記憶していてもよい。CPU301は、たとえば、特定された膜厚と当該データとに基づいて、感光体3においてどの層が最も外に位置するかを決定する。
ステップS120で、CPU301は、第一層31が(摩耗により)消滅するタイミングに対応する感光体3の回転数の予測値(図1のグラフ902の回転数N1)を特定する。
ステップS130で、CPU301は、ステップS120で特定した回転数を用いて、感光体3の消耗の度合いを算出する。データ記憶部374は、第二層32が感光体3の交換を必要とされる状態まで摩耗されるのに予測される感光体3の回転数(図1のグラフ902の回転数NP)を特定する情報を記憶していてもよい。CPU301は、たとえば、回転数N1と回転数NPとを足し合わせることにより、感光体3の使用開始から交換を要する状態までの回転数(図1のグラフ902の回転数NX)を算出し、当該回転数NXに対する現在の回転数の比を、感光体3の消耗の度合いとして算出する。たとえば、回転数NXが「10,000」であり、現在の回転数が「3,000」であれば、消耗の度合いは、「30%」として算出される。
ステップS140で、CPU301は、ステップS130で算出された感光体3の消耗の度合いを報知して、図5の処理を終了する。報知の一例は、操作パネル80に、算出された度合いを表示することである。
図6は、感光体の消耗の度合いの表示例を示す図である。図6に示されるように、操作パネル80は、タッチパネル81を含む。タッチパネル81は、画面SC11を表示する。画面SC11は、感光体3Y,3M,3C,3Kのそれぞれの消耗の度合いを棒グラフで表す。
CPU301は、感光体3の交換までに可能な回転数を算出し、報知してもよい。感光体3の交換までに可能な回転数は、たとえば、回転数NXから現在の回転数を差し引くことによって算出される。
図5に戻って、ステップS150で、CPU301は、図1のグラフ902やグラフ903に示されているような膜厚と回転数との関係を表わす複数のプロットから、第二層32に対応するプロットを選択する。CPU301は、たとえば、膜厚の計測結果が第二層32が露出したと予測される厚さ(第一層31が摩耗して消滅したと予測される厚さ)に到達した時点を、第二層32が最も外に位置し始めたタイミングであると特定する。そして、CPU301は、当該タイミング以降のプロットを、第二層32に対応するプロットとして選択する。
ステップS160で、CPU301は、ステップS150で選択されたプロットを用いて、感光体3が交換されるタイミングに対応する回転数(図1のグラフ903の回転数NX)を予測する。CPU301は、たとえば、ステップS150で選択されたプロットを用いて一次近似式(図1のグラフ903の線L12)を生成し、当該一次近似式において、交換が必要な感光体の膜厚に対応する回転数を、回転数NXの予測値として特定する。
ステップS170で、CPU301は、ステップS160で特定した回転数を用いて、感光体3の消耗の度合いを算出する。CPU301は、たとえば、回転数NXに対する現在の回転数の割合を、感光体3の消耗の度合いとして算出する。
ステップS180で、CPU301は、ステップS170で算出された感光体3の消耗の度合いを報知して、図5の処理を終了する。ステップS180の報知の一例は、図6に示されたような画面表示であってもよい。
以上説明された図5の処理では、感光体3において最も外にどの層が位置するかによって、感光体3の消耗の度合いを予測する態様が変更される。すなわち、第一層31が最も外に位置する場合には、CPU301は、ステップS150〜ステップS170の制御を実行する。第二層32が最も外に位置する場合、CPU301は、ステップS120〜ステップS130の制御を実行する。
図5に示された例では、最も外に位置し得る層として第一層31と第二層32の2つの層が例示されたが、最も外に位置し得る層は3つ以上であってもよい。すなわち、画像形成装置200の感光体3の消耗に従って、感光体3の表面の3つ以上の層が順に露出することが想定され得る。
図7および図8を参照して、消耗の度合いの予測の態様についてより詳細に説明する。図7は、線画901、グラフ904、および、グラフ905を含む。図7の線画901は、図1と同様に、感光体3の外側の部分の複数の層を模式的に示す。グラフ904は、最も外側に第一層31が位置するときに生成される近似線(線L11)を表わす。グラフ905は、最も外側に第二層32が位置するときに生成される近似線(線L12)を表わす。図8は、状況1と状況2のそれぞれにおける感光体3の消耗の度合いの計算方法を示す。状況1は、最も外側に第一層31が位置する状況である。状況2は、最も外側に第二層32が位置する状況である。
画像形成装置200では、たとえば、ATVC(Active Transfer Voltage Control)動作など、図5の処理とは別の処理において、感光体3の膜厚を特定するための値が適宜測定され、対応する回転数とともに、データ記憶部374に格納される。CPU301は、データ記憶部374に格納されたデータを用いて、グラフ904およびグラフ905に示されるような関係をすることができる。
図7においてグラフ904に示されるように、最も外側に第一層31が位置する期間に感光体3の消耗の割合が予測されるときには、CPU301は、それまでに得られたプロットを用いて線L11を生成し、回転数N1を予測し、予測された回転数N1と回転数NPとを足し合わせることにより回転数NXを算出する。そして、CPU301は、図8において状況1として示されるように、回転数NXに対する現在の回転数NAの割合を、感光体3の消耗の度合いとして出力する。
図8においてグラフ905に示されるように、最も外側に第二層32が位置する期間に感光体3の消耗の割合が予測されるときには、CPU301は、感光体3の表面が第一層31と第二層32の境界に達した以降の得られたプロットを用いて線L12を生成し、回転数NXを予測する。そして、CPU301は、図8において状況2として示されるように、回転数NXに対する現在の回転数NAの割合を、感光体3の消耗の度合いとして出力する。
[消失した層が消費されるまでの回転数として固定値を利用すること]
図9を参照して、第一層31が消耗されたときの回転数として固定値が利用されるときの処理内容を説明する。図9は、第一層31が消耗されるまでの回転数として利用される固定値を模式的に示す図である。図9は、線図901とグラフ910とを含む。グラフ910において、回転数NFは、第一層31の消失までの感光体3の回転数の設定値(固定値)である。回転数NFを特定する情報は、たとえば、データ記憶部374に格納されている。
CPU301は、回転数が回転数NFに到達したか否かを判断する。CPU301は、回転数がまだ回転数NXに到達していなければ、図5のステップS120,ステップS130を参照して説明されたような態様で、感光体3の消耗の度合いを予測する。
CPU301は、回転数が回転数NFに到達していると判断すると、感光体3において第二層32が最も外に位置すると決定する。CPU301は、図9に示されるように、回転数が回転数NF以降に取得されたプロットを用いて、感光体3が交換されるべき膜厚TXに対応する回転数NXを予測する。当該予測のために、CPU301は、たとえば、回転数NF以降に取得されたプロットを用いて、近似線(図9中の線L21)を生成し、線L21において膜厚TXに対応する回転数を、回転数NXとして特定する。
そして、CPU301は、回転数NXに対する現在の回転数の割合として、感光体3の消耗の度合いの予測値を算出する。図9に示された例では、回転数が回転数NFを超えると、回転数NFより回転数が少ないときのプロットを用いることなく、感光体3の消耗の度合いが予測される。
より具体的には、たとえば、回転数NFが「5,000」であれば、CPU301は、現在の回転数が「5,000」に到達しているか否かを判断する。CPU301は、回転数「5,000」に到達していれば、回転数「5,000」以上の領域で取得された膜厚と回転数との関係を用いて、回転数NXを特定する。たとえば、回転数NXが「10,000」として特定された場合であって、現在の回転数が「7,000」であれば、CPU301は、感光体3の消耗の度合いを70%((7,000/10,000)×100%)として特定する。
[感光体の寿命が到来するまでに2以上の層が消失する場合]
図9の例では、感光体3の第一層31が摩耗等により消失した後、第二層32の一部が摩耗し、感光体3の膜厚が膜厚TXになると、感光体3の寿命が到来したと判断される。つまり、感光体3の寿命が到来するまでに1つの層が消失する。
図10は、感光体3の寿命が到来するまでに2つの層が消失する場合の、消耗の度合いの予測態様を説明するための図である。図10には、感光体3の表面の複数の層を示す線画931と、膜厚と回転数との関係を示すグラフ932とが示されている。線画931に示されるように、この例では、感光体3の外側から、第一層31、第二層32A、および、第三層32Bが配置されている。たとえば、第一層31および第二層32Aがいわゆる「コート層」である。第三層32Bがいわゆる「電荷輸送層」である。
図10の例において、膜厚TXは、寿命が到来したと判断されるときの感光体3の膜厚を表す。すなわち、感光体3の膜厚が膜厚TXとなると、感光体3の寿命が到来していると判断される。なお、膜厚が膜厚TXのとき、感光体3では、第一層31と第二層32Aは消失し、第三層32Bが感光体3の最も外に位置している。
図10の例において、感光体3において第三層32Bが最も外に位置しているとき、第一層31および第二層32Aの消失までの感光体3の回転数の設定値(回転数NF)が利用される。この例において、回転数NFは、第一層31の消失までの感光体3の回転数の設定値(NF(1))と、第二層32Aの消失までの感光体3の回転数の設定値(NF(2))との和である。
CPU301は、感光体3の回転数が回転数NFに到達すると、それ以降に取得された実測値における膜厚と回転数との関係に基づいて、回転数NXを予測する。当該予測において、CPU301は、たとえば、線L31として示されるような、実測値に基づく一次近似線を用いる。
たとえば、感光体3が2,500回転したときに第一層31が消失し、さらに感光体3が3,000回転したときに第二層32Aが消失すると設定されている場合、回転数NF(1)と回転数NF(2)は、それぞれ、「2,500」と「3,000」である。CPU301は、回転数NFとして、回転数NF(1)と回転数NF(2)の和、すなわち、「5,500」を設定する。
CPU301は、現在の回転数が「5,500」に到達しているか否かを判断する。CPU301は、回転数「5,500」に到達していれば、回転数「5,500」以上の領域で取得された膜厚と回転数との関係を用いて、回転数NXを特定する。たとえば、回転数NXが「10,000」として特定された場合であって、現在の回転数が「8,000」であれば、CPU301は、感光体3の消耗の度合いを80%((8,000/10,000)×100%)として特定する。
[開示の要約]
(1) 本開示において、画像形成装置200は、電子写真方式で画像を形成する画像形成部(作像ユニット2Y,2M,2C,2Kを含む要素)を備える。画像形成部は、2以上の層(第一層31、第二層32、等)を積層された感光体3を含む。画像形成装置200は、感光体3の消耗の度合いを予測するように構成された制御手段(CPU301)をさらに備える。制御手段は、2以上の層のうち消耗の度合いを予測する時点において最も外にある層が最も外に位置し始めたタイミング(たとえば、図7のグラフ905における、膜厚T1に対応する回転数N1)を特定し、特定されたタイミング以降の画像形成部の電気的特性(回転数N1以降のプロット)を用いて、感光体の消耗の度合いを予測するように構成されていてもよい。
本開示において、タイミングとして、時間的な位置が特定されてもよいし、図7において感光体の回転数の値として示されたように、画像形成装置200の動作状態が特定されてもよい。
(2) 画像形成部は、感光体に電圧を印加するように構成された帯電部材(帯電ローラー4Y,4M,4C,4K)をさらに含んでもよい。上記された電気的特性は、帯電部材に所定の電圧を印加したときの電流値を含み、制御手段は、電流値(によって特定される膜厚)と感光体の回転数との一次関数の傾きに基づいて、感光体の消耗の度合いを予測するように構成されていてもよい。
(3) 制御手段は、特定されたタイミングより前の電気的特性を用いることなく、感光体の消耗の度合いを予測するように構成されていてもよい。
(4) 制御手段は、消耗の度合いを予測する時点において最も外にある層よりも外に位置していた層に対して設定された固定値(図9の回転数NF)を用いることにより、タイミングを特定するように構成されていてもよい。
(5) 制御手段は、消耗の度合いを予測する時点において最も外にある層よりも外に位置していた2以上の層のそれぞれに対して設定された固定値(図10の回転数NF(1)および回転数NF(2))を用いることにより、タイミングを特定するように構成されていてもよい。
(6) 2以上の層は、第1の層(図1等の第一層31)と、第1の層より内側に積層された第2の層(図1等の第二層32)とを含んでもよい。制御手段は、第1の層が最も外にある期間に取得された、第1の数の時点での電気的特性(第1の数の電気的特性の計測値)を用いて、第2の層が最も外に位置し始めたタイミングを特定してもよい(膜厚T1に対応する回転数N1を求めること)。制御手段は、第2の層が最も外にある期間に取得された、第1の数より多い第2の数の時点での電気的特性(第2の数の電気的特性の計測値)を用いて、感光体の寿命満了時に対応するタイミングを予測するように構成されていてもよい。第2の数の点が第1の数の点より多いことは、たとえば、線L11を求めるプロット数よりも線L12を求めるプロット数の方が多いことに対応する。
(7) 制御手段は、予め定められた条件が満たされた場合に、感光体において最も外に位置する層が切り替わったタイミングを特定するように構成されていてもよい。
(8) 上記の条件は、感光体が画像形成に使用された時間の長さに関連していてもよい。すなわち、図9を参照して説明された例では、感光体3の回転数が回転数NFを到達したことに応じて、感光体3において最も外に位置する層が第一層31から第二層32に切替わったと決定する。これに対する変形例として、CPU301は、感光体3が画像形成に使用された時間、すなわち、感光体3が帯電ローラー4によって帯電された時間の長さが予め定められた時間に到達したことを条件として、感光体3において最も外に位置する層が第一層31から第二層32に切替わったと決定してもよい。
(9) 画像形成部は、感光体に電圧を印加するように構成された帯電部材(帯電ローラー4)をさらに含んでもよい。上記の条件は、帯電部材が所定の電圧を印加したときの電流値に基づいて算出された感光体の膜厚に関連する事項を含んでもよい。すなわち、CPU301は、電流計15の計測値に従って特定される膜厚が膜厚T1まで低下したことを条件として、感光体3において最も外に位置する層が第一層31から第二層32に切替わったと決定してもよい。
(10) 画像形成部は、感光体に電圧を印加するように構成された帯電部材(帯電ローラー4)をさらに含んでもよい。上記の条件は、帯電部材が所定の電圧を印加したときの電流値に基づいて算出された感光体の膜厚と感光体の回転数とに基づいて推定される膜厚と回転数の関係(図1等の線L11)に関連する事項を含んでもよい。
今回開示された各実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された発明は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することが意図される。
1 中間転写ローラー、2,2C,2K,2M,2Y 作像ユニット、3,3C,3K,3M,3Y 感光体、4,4C,4K,4M,4Y 帯電ローラー、5,5C,5K,5M,5Y プリントヘッド部、6,6C,6K,6M,6Y 現像器、7,7C,7K,7M,7Y 1次転写ローラー、31 第一層、32,32A 第二層、32B,33 第三層、200 画像形成装置、301 CPU。

Claims (9)

  1. 電子写真方式で画像を形成する画像形成部を備え、
    前記画像形成部は、2以上の層を積層された感光体と、当該感光体に電圧を印加するように構成された帯電部材とを含み、
    前記感光体の消耗の度合いを予測するように構成された制御手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記2以上の層のうち消耗の度合いを予測する時点において最も外にある層が最も外に位置し始めたタイミングを特定し、
    前記特定されたタイミング以降の前記画像形成部の電気的特性を用いて、前記感光体の消耗の度合いを予測するように構成され、
    前記電気的特性は、前記帯電部材に所定の電圧を印加したときの電流値を含み、
    前記制御手段は、前記電流値と前記感光体の回転数との一次関数の傾きに基づいて、前記感光体の消耗の度合いを予測するように構成されている、画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記特定されたタイミングより前の前記電気的特性を用いることなく、前記感光体の消耗の度合いを予測するように構成されている、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 電子写真方式で画像を形成する画像形成部を備え、
    前記画像形成部は、2以上の層を積層された感光体を含み、
    前記感光体の消耗の度合いを予測するように構成された制御手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記2以上の層のうち消耗の度合いを予測する時点において最も外にある層が最も外に位置し始めたタイミングを、消耗の度合いを予測する時点において最も外にある層よりも外に位置していた層に対して設定された固定値を用いることにより特定し、
    前記特定されたタイミングより前の前記画像形成部の電気的特性を用いることなく、前記特定されたタイミング以降の前記画像形成部の電気的特性を用いて、前記感光体の消耗の度合いを予測するように構成されている、画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、消耗の度合いを予測する時点において最も外にある層よりも外に位置していた2以上の層のそれぞれに対して設定された固定値を用いることにより、前記タイミングを特定するように構成されている、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記2以上の層は、第1の層と、前記第1の層より内側に積層された第2の層とを含み、
    前記制御手段は、
    前記第1の層が最も外にある期間に取得された、第1の数の時点での前記電気的特性を用いて、前記第2の層が最も外に位置し始めたタイミングを特定し、
    前記第2の層が最も外にある期間に取得された、前記第1の数より多い第2の数の時点での前記電気的特性を用いて、前記感光体の寿命満了時に対応するタイミングを予測するように構成されている、請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、予め定められた条件が満たされた場合に、前記感光体において最も外に位置する層が切り替わったタイミングを特定するように構成されている、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記条件は、前記感光体が画像形成に使用された時間の長さに関連する、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成部は、前記感光体に電圧を印加するように構成された帯電部材をさらに含み、
    前記条件は、前記帯電部材が所定の電圧を印加したときの電流値に基づいて算出された前記感光体の膜厚に関連する事項を含む、請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成部は、前記感光体に電圧を印加するように構成された帯電部材をさらに含み、
    前記条件は、前記帯電部材が所定の電圧を印加したときの電流値に基づいて算出された前記感光体の膜厚と前記感光体の回転数とに基づいて推定される膜厚と回転数の関係に関連する事項を含む、請求項6に記載の画像形成装置。
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