JP6900659B2 - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本開示は、画像形成装置およびその制御方法に関し、特に、交流電力を利用する画像形成装置およびその制御方法に関する。
従来、電子写真方式、静電記録方式等の方式によって画像形成を行う画像形成装置が利用されている。近年、このような画像形成装置において、低圧プロセス、低オゾン発生量、低コスト等の観点から、ローラー型の帯電部材を感光体の表面に接触配置または近接配置し、当該帯電部材に直流電圧と交流電圧が重畳された振動電圧を印加することによって、感光体表面を均一に帯電させる接触帯電方式を採用することが主流となりつつある。
接触帯電方式では、帯電電圧のピーク間電圧Vppは、たとえば以下のように決定されていた。すなわち、当該電圧のピーク間の値と交流電流値との間の第一の近似関数と第二の近似関数を導出し、そして、これらの2つの関数の差分値を示す差分関数を導出する。単位ピーク間電圧あたりの電流の差分値の変化量が所定値Kとなるピーク間電圧値が、制御で利用されるピーク間電圧Vppとして特定される。
特許文献1(特開2014−38259号公報)は、画像形成装置が設置される環境に応じてピーク間電圧Vppを変更する技術を開示している。より具体的には、装置は、当該装置が設置される場所の温度が低くなると、温度低下による帯電部材の帯電不良を補うために、ピーク間電圧Vppの値を上昇させる。
特開2014−38259号公報
しかしながら、ピーク間電圧Vppの上昇に従って、画像形成装置において感光体の膜の削れが進行しやすくなる。これにより、画像形成装置においてランニングコストが増大し得る。さらに、画像形成装置においてピーク間電圧Vppが大幅に上昇することが許容される場合、帯電部材に電力を供給する回路として高出力が可能なものを採用する必要が生じる。このため、画像形成装置の製造コストが増大し得る。
本開示は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、画像形成装置においてコストの低減を図ることである。
本開示のある局面に従うと、画像形成装置が提供される。画像形成装置は、像担持体と、像担持体に近接して設けられた帯電手段と、帯電手段に交流電力を含む電力を供給するように構成された帯電電力供給手段と、像担持体に近接して設けられた現像手段と、現像手段に交流電力を含む電力を供給するように構成された現像電力供給手段と、帯電電力供給手段の動作を制御するように構成された制御手段と、画像形成装置の内部の温度を検出するように構成された検出手段とを備える。制御手段は、検出手段が予め定められた温度を検出するまで、帯電電力供給手段に、検出手段の検出温度の低下に従って帯電手段に供給する電圧値を上昇するように、帯電手段に供給する電圧値を変化させ検出手段が予め定められた温度を検出したことに応じて、帯電電力供給手段に、帯電手段に供給する交流電力の周波数を第1の周波数へと低減させ、検出手段が予め定められた温度を検出したことに応じて、現像電力供給手段に、現像手段に供給する交流電力の周波数を第2の周波数へと低減させるように構成されている。第2の周波数は、第1の周波数の整数倍である。
制御手段は、検出手段によって検出された温度が予め定められた温度以上である所定の温度以上となった場合に、帯電電力供給手段に、帯電手段に供給する交流電力の周波数を低減させる前の周波数に戻させるように構成されていてもよい。
制御手段は、検出手段によって検出された温度が予め定められた温度以上である所定の温度以上となった場合に、現像電力供給手段に、現像手段に供給する交流電力の周波数を変更させる前の周波数に戻させるように構成されていてもよい。
制御手段は、検出手段によって検出された温度が予め定められた温度以下となったことに応じて、像担持体に形成された画像を転写される媒体を搬送する速度を変更するように構成されていてもよい。
制御手段は、検出手段によって検出された温度が予め定められた温度以上である所定の温度以上となった場合に、速度を変更される前の速度に戻すように構成されていてもよい。
本開示の他の局面に従うと、像担持体と、像担持体に近接して設けられた帯電手段と、帯電手段に交流電力を含む電力を供給するように構成された帯電電力供給手段と、像担持体に近接して設けられた現像手段と、現像手段に交流電力を含む電力を供給するように構成された現像電力供給手段とを備える画像形成装置のコンピュータによって実行される制御方法が提供される。制御方法は、画像形成装置の内部の温度を取得するステップと、取得された温度が予め定められた温度を検出するまで、帯電電力供給手段に、取得された温度の低下に従って帯電手段に供給する電圧値を上昇するように、帯電手段に供給する電圧値を変化させるステップと、取得された温度が予め定められた温度まで低下したことに応じて、帯電電力供給手段に、帯電手段に供給する交流電力の周波数を第1の周波数へと低減させ、現像電力供給手段に、現像手段に供給する交流電力の周波数を第2の周波数へと低減させるステップと、を備える。第2の周波数は、第1の周波数の整数倍である。
本開示の画像形成装置によれば、帯電手段に供給される交流電力の電圧の上昇以外の態様で、低温下での帯電手段の帯電不良を回避することができる。これにより、感光体の膜の削れを回避し、高出力の電力供給回路が必要とされる事態が回避され得る。したがって、画像形成装置のランニングコストおよび製造コストの増大が回避され得る。
本開示にかかる画像形成装置において実現される技術思想を説明するための図である。 ある実施形態に従う画像形成装置の構成例を説明する図である。 図2の帯電ローラーの近傍の構成を模式的に示す図である。 画像形成装置における内部温度に従った各種の設定値を説明するための図である。 画像形成装置の制御部において実行される処理の一例の流れを示す図である。 図4に示された設定値の態様の変形例を説明するための図である。
以下に、図面を参照しつつ、画像形成装置の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[技術思想]
図1は、本開示にかかる画像形成装置において実現される技術思想を説明するための図である。本開示にかかる画像形成装置では、当該画像形成装置の内部温度が予め定められた温度以下となったことに応じて、帯電ローラーに供給する交流電力の周波数が低減される。
図1に示されたグラフでは、縦軸は画像形成装置の帯電ローラーに供給される交流電力の周波数(以下、「帯電周波数」ともいう)を示し、横軸は画像形成装置の内部の温度(以下、「内部温度」ともいう)を示す。図1に示された例では、帯電周波数の変化が、「周波数FA」および「周波数FB」によって示される。「周波数FA」で示される第1の周波数は、「周波数FB」で示される第2の周波数より高い。
図1の例では、内部温度が6.5℃以下に低下するまで、帯電周波数は「周波数FA」に制御される。内部温度が6.5℃以下になると、帯電周波数は「周波数FB」に制御される。その後、内部温度が上昇し8.0℃以上になると、帯電周波数は「周波数FA」に戻される。以下、より詳細に説明する。
図1のグラフは、画像形成装置の5つの状態(状態(1)〜状態(5))を示す。図1に示された例は、画像形成装置が設置される環境の一例として、内部温度が、日中では15℃程度まで上昇し、夜間では5℃まで低下する、環境に対応する。
図1の例において、日中では、状態(1)で示されるように、内部温度は15℃である。この場合、帯電周波数として「周波数FA」が設定される。
夜間、内部温度が低下する。夜間、画像形成装置は、印刷指示を受けた場合、内部温度が6.5℃以下であれば(状態(2))、帯電周波数として「周波数FB」を設定して印刷を実行する(状態(3))。その後、画像形成装置において印刷動作が継続されることにより、または、外気の上昇により、内部温度が8.0℃以上まで上昇すると(状態(4))、帯電周波数の設定が「周波数FA」へと戻される(状態(5))。
なお、内部温度が6.5℃以下まで低下した後、内部温度が(8.0℃ではなく)6.5℃以上に上昇したことに応じて、帯電周波数の設定が「周波数FA」へと戻されてもよい。すなわち、帯電周波数が「周波数FA」から「周波数FB」へと変更される条件温度と、帯電周波数が「周波数FB」から「周波数FA」へと変更される条件温度は、同じ温度であってもよい。
[画像形成装置の構成]
図2は、ある実施形態に従う画像形成装置200の構成例を説明する図である。ある実施形態において、画像形成装置200は、レーザプリンタやLED(Light Emitting Diode)プリンター等の電子写真方式の画像形成装置である。図2に示されるよう、画像形成装置200は、内部のほぼ中央部にベルト部材として中間転写ローラー1を備えている。中間転写ローラー1の下部水平部の下には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色にそれぞれ対応する4つの作像ユニット2Y,2M,2C,2Kが中間転写ローラー1に沿って並んで配置される。これらの作像ユニット2Y,2M,2C,2Kは、トナー像を担持可能に構成される感光体3Y,3M,3C,3Kをそれぞれ有している。
像担持体である各感光体3Y,3M,3C,3Kの周囲には、その回転方向に沿って順に、対応する感光体を帯電するための帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kと、プリントヘッド部5Y,5M,5C,5Kと、現像ローラー6Y,6M,6C,6Kと、中間転写ローラー1を挟んで各感光体3Y,3M,3C,3Kと対向する1次転写ローラー7Y,7M,7C,7Kがそれぞれ配置されている。
中間転写ローラー1の中間転写ベルト駆動ローラー8で支持された部分には、2次転写ローラー9が圧接されており、当該領域で2次転写が行なわれる。2次転写領域後方の搬送路R1の下流位置には、定着ローラー10と加圧ローラー11とを含む定着加熱部20が配置されている。
画像形成装置200の下部には、給紙カセット30が配置されている。給紙カセット30は、画像形成装置200の本体に対して着脱可能である。給紙カセット30内に積載収容された用紙Pは、給紙ローラー31の回転によって最上部の用紙から1枚ずつ搬送路R1に送り出される。
画像形成装置200の上部には、操作パネル80が配置されている。操作パネル80は、一例として、タッチセンサーとディスプレイとが互いに重ね合わせられたタッチパネルと、物理ボタンとから構成される。
ある局面において、中間転写ローラー1と、帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kと、1次転写ローラー7Y,7M,7C,7Kと、2次転写ローラー9とは、イオン導電性の導電部材として機能し得る。一例として、これらの導電部材は、ヒドリンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、エピクロルヒドリンゴムなどを配合したイオン導電性ゴムを含み得る。これらの導電部材の各々は、要求される特性によって、適切なイオン導電性の材料を含み得る。
画像形成装置200は、図2ではタンデム式の中間転写方式を採用しているがこれに限定されるものではない。具体的には、画像形成装置200は、サイクル方式を採用する画像形成装置であってもよいし、現像装置から印刷媒体に直接トナーを転写する直接転写方式を採用する画像形成装置であってもよい。
画像形成装置200は、当該画像形成装置200の動作を制御する制御部(図3を参照して後述する「制御部70」)を含む制御ボックス700を備える。制御ボックス700には、温度センサー51が取付けられている。温度センサー51の設置位置は、温度センサー51が画像形成装置200の内部温度を計測することができる限り、図2に示された位置に限定されない。内部温度とは、たとえば、画像形成装置200の外殻を被うカバーの内部の温度である。
外部装置(たとえば、パソコン等)から画像形成装置200の制御部に画像信号が入力されると、制御部は、この画像信号をイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックに色変換したデジタル画像信号を作成し、入力されたデジタル信号に基づいて、各作像ユニット2Y,2M,2C,2Kの各プリントヘッド部5Y,5M,5C,5Kを発光させて露光を行なう。これにより、各感光体3Y,3M,3C,3K上に形成された静電潜像は、各現像ローラー6Y,6M,6C,6Kによりそれぞれ現像されて各色のトナー画像となる。各色のトナー画像は、各1次転写ローラー7Y,7M,7C,7Kの作用により、図1中の矢印A方向に移動する中間転写ローラー1上に順次重ね合わせて1次転写される。このようにして中間転写ローラー1上に形成されたトナー画像は、2次転写ローラー9の作用により、用紙Pに一括して2次転写される。
用紙Pに2次転写されたトナー画像は、定着加熱部20に達する。トナー画像は、加熱された定着ローラー10、および加圧ローラー11の作用により用紙Pに定着される。トナー画像が定着された用紙Pは、排紙ローラー50を介して排紙トレイ60に排出される。
[帯電ローラー近傍の構成]
図3は、図2の帯電ローラー4Y,4M,4C,4K近傍の構成を模式的に示す図である。図3では、4つの作像ユニット2Y,2M,2C,2Kに共通する構成を説明するために、作像ユニット2Y,2M,2C,2Kは「作像ユニット2」として示される。4つの感光体3Y,3M,3C,3Kに共通する構成を説明するために、感光体3Y,3M,3C,3Kは「感光体3」として示される。4つの帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kに共通する構成を説明するために、帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kは「帯電ローラー4」として示される。4つの現像ローラー6Y,6M,6C,6Kに共通した構成を説明するために、現像ローラー6Y,6M,6C,6Kは「現像ローラー6」として示される。4つの1次転写ローラー7Y,7M,7C,7Kに共通した構成を説明するために、1次転写ローラー7Y,7M,7C,7Kは「1次転写ローラー7」として示される。
図3を参照して、画像形成装置200は、帯電ローラー4は、帯電電圧供給部44から電力を供給される。供給される電力は、交流成分を含む。供給される電力は、直流成分を含んでいてもよい。帯電電圧供給部44は、たとえば電源回路によって実現される。画像形成装置200は、帯電ローラー4に供給される電力の交流成分の電流値を検出するための電流検出部43を含む。
画像形成装置200は、制御部70を含む。制御部70は、たとえば、制御ボックス700(図2)内に収納されている。制御部70は、プログラムを実行するプロセッサーの一例であるCPU(Central Processing Unit)511と、当該プログラム等のデータを格納するメモリー512とを含む。制御部70は、温度センサー51の検出出力を取得する。制御部70は、帯電電圧供給部44の動作を制御する。
画像形成装置200は、現像ローラー6に電力を供給するための現像電圧供給部54、および、1次転写ローラー7に電力を供給するための現像電圧供給部53を含む。現像ローラー6に供給される電力は、交流成分を含む。現像ローラー6に供給される電力の周波数は、以下の説明において、「現像周波数」と称される場合がある。現像電圧供給部54および現像電圧供給部53のそれぞれは、たとえば、電源回路によって実現される。制御部70は、現像電圧供給部54および現像電圧供給部53の動作を制御する。
作像ユニット2では、帯電ローラー4は、感光体3に当接し、帯電電圧供給部44から画像形成に要する電圧を印加される。帯電電圧供給部44は、たとえば、帯電ローラー4に、直流(DC:Direct Current)電圧に交流(AC:Alternative Current)電圧を重畳した電圧を供給する。帯電電圧供給部44から帯電ローラー4に電圧が印加されることにより、帯電ローラー4表面と感光体3との間に電位差が発生する。
帯電ローラー4表面と感光体3との間に電位差がパッシェンの法則で決まる予め定められた電位差以上になると、放電が生じ、これにより、感光体41が帯電する。帯電ローラー4と帯電した感光体3との間で電荷の移動が生じることにより、電流が流れる。電流検出部43は、帯電ローラー4と感光体3の間を流れる電流の値を検出する。帯電ローラー4に予め定められた値の電圧が印加されたときの帯電ローラー4と感光体3の間を流れる電流の値は、画像形成装置200(たとえば、温度、湿度、気圧)、および、感光体3の膜厚に応じて変化し得る。
[温度の変化に基づく制御(1)]
画像形成装置200では、内部温度に従って、各種の制御値が設定される。図4は、画像形成装置200における内部温度に従った各種の制御値を説明するための図である。
図4において、線L11は、時間に対する内部温度の変化の一例を示す。線L12は、時間に対する帯電周波数の変化の一例を示す。線L13は、時間に対する現像周波数の変化の一例を示す。
図4に示された例では、線L11として示されるように、内部温度は、図4の左端から徐々に低下する。時刻T1で、内部温度は6.5℃に到達し、その後もさらに低下する。
内部温度が6.5℃以下になったことに応じて、線L12として示されるように、帯電周波数は、周波数FAから周波数FBへと変更される。
線L13として示されるように、内部温度が6.5℃以下になったことに応じて、現像周波数は、周波数FXから周波数FYへと変更される。周波数FXは、たとえば、周波数FAの整数倍の値を有する。周波数FYは、たとえば、周波数FBの整数倍の値を有する。すなわち、画像形成装置200において、帯電周波数の変更に伴って現像周波数が変更されることにより、現像周波数が帯電周波数の整数倍であるという関係が維持される。これにより、帯電周波数が周波数FAおよび周波数FBのいずれに設定されても、帯電ローラー4に供給される電力と現像ローラー6に供給される電力における干渉縞の発生がより確実に回避され、これにより、現像画像におけるノイズの発生がより確実に回避され得る。ただし、内部温度の変化に従って帯電周波数および現像周波数のうち帯電周波数のみが変更され、現像周波数は変更される場合もあり得る。
図4の例では、その後、内部温度が上昇する。より具体的には、線L11として示されるように、内部温度は時刻T2で8.0℃となり、その後も上昇する。
内部温度が8.5℃以上となったことに応じて、線L12として示されるように、帯電周波数は、周波数FBから周波数FAへと戻される。
帯電周波数が周波数FBから周波数FAへと戻されたことに応じて、線L13として示されるように、現像周波数は、周波数FYから周波数FXへと戻される。
[処理の流れ(1)]
画像形成装置200では、たとえばCPU511が所与のプログラムを実行することにより、本明細書において説明された処理が実現される。図5は、制御部70のCPU511(図3)によって実行される処理の一例の流れを示す図である。
図5を参照して、ステップS100で、CPU511は、印刷ジョブが開始されるか否かを判断する。CPU511は、たとえば、操作パネル80に対する操作または外部の装置からの入力に従って、印刷ジョブを開始する。CPU511は、印刷ジョブが開始されるまでステップS100に制御を留め、印刷ジョブが開始されるとステップS110へ制御を進める。
ステップS110で、CPU511は、たとえば温度センサー51から検出出力を取得することにより、内部温度を計測する。その後、制御はステップS120へ進む。
ステップS120で、CPU511は、内部温度Tcが6.5℃以下であるか否かを判断する。CPU511は、内部温度Tcが6.5℃以下であると判断するとステップS130へ制御を進め、内部温度Tcが6.5℃を上回ると判断するとステップS100へ制御を進める。これにより、画像形成装置200では、帯電周波数を変更されることなく、印刷ジョブが実行される。
ステップS130で、CPU511は、帯電電圧供給部44(図3)に、帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kに供給する電力の周波数(帯電周波数)を周波数FAから周波数FBへと変更させる。その後、制御はステップS140へ進む。
ステップS140で、CPU511は、現像電圧供給部54(図3)に、現像ローラー6Y,6M,6C,6Kに供給する電力の周波数(現像周波数)を周波数FXから周波数FYへと変更させる。その後、制御はステップS150へ進む。
ステップS150で、CPU511は、システム速度の設定値を変更する。システム速度とは、たとえば、画像形成装置200における用紙Pの搬送速度である。ステップS150では、たとえば、システム速度が低下する。これにより、用紙Pの搬送速度が低下する。その後、制御はステップS160へ進む。
ステップS160で、CPU511は、ステップS100で開始された印刷ジョブの次の印刷ジョブが開始されたか否かを判断する。CPU511は、印刷ジョブが開始されたと判断するまでステップS160に制御を留める。CPU511は、印刷ジョブが開始されたと判断すると、ステップS170へ制御を進める。
ステップS170で、CPU511は、内部温度Tcを計測し、計測された内部温度Tcが8.0℃以上であるか否かを判断する。CPU511は、内部温度Tcが8.0℃未満であると判断すると、ステップS160へ制御を戻す。これにより、CPU511は、新たな印刷ジョブの開始を待つ。一方、CPU511は、内部温度Tcが8.0℃以上であると判断すると、ステップS180へ制御を進める。
ステップS180で、CPU511は、帯電電圧供給部44(図3)に、帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kに供給する電力の周波数(帯電周波数)を周波数FBから周波数FAへと変更させる。その後、制御はステップS190へ進む。
ステップS190で、CPU511は、現像電圧供給部54(図3)に、現像ローラー6Y,6M,6C,6Kに供給する電力の周波数(現像周波数)を周波数FYから周波数FXへと変更させる。その後、制御はステップS200へ進む。
ステップS200で、CPU511は、システム速度の設定値を、ステップS150における変更より前の状態に戻す。これにより、たとえば、用紙Pの搬送速度は、上昇され、ステップS150における低下より前の状態に戻る。その後、制御はステップS100へ戻る。
以上説明された図5の処理では、CPU511は、内部温度Tcが予め定められた温度(6.5℃)以下となったことに応じて、帯電周波数を周波数TAから周波数TBへと低減させる。
図5の処理では、CPU511は、新たな印刷ジョブが開始される際に、帯電周波数、現像周波数、および、システム速度を変更する(ステップS100またはステップS170でYES)。帯電周波数、現像周波数、および、システム速度がジョブの途中で変更されないことにより、ジョブ内で印刷環境が変更されることが回避される。これにより、ジョブ内で印刷品質がばらつくことが回避され得る。
[温度の変化に基づく制御(2)]
図6は、図4に示された設定値の態様の変形例を説明するための図である。図6のグラフは、図4のグラフと比較して、画像形成装置200において温度変化とともに帯電電圧(帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kに印加される電圧値)が制御される。ここでいう電圧値は、帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kに印加される交流成分のピーク間電圧値を意味する。図6において、線L21は、時間に対する内部温度の変化の一例を示す。線L22は、時間に対する帯電電圧の一例を示す。線L23は、時間に対する帯電周波数の変化の一例を示す。線L24は、時間に対する現像周波数の変化の一例を示す。
図6に示された例では、線L21として示されるように、内部温度は、図6の左端から徐々に低下する。当該例では、内部温度の低下に伴って、画像形成装置200は、温度低下による帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kの帯電不良の補完のために、帯電電圧を上昇させる。これにより、線L22として示されるように、帯電電圧の値はV1から電圧V3まで上昇する。当該帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kに対する帯電電圧の上昇は、予め定められた電圧値(図6中の電圧V3)に到達するまで継続される。
内部温度が6.5℃以下になったことに応じて、線L23として示されるように、帯電周波数は、周波数FAから周波数FBへと変更される。
内部温度が6.5℃以下になったことに応じて、線L24として示されるように、現像周波数は、周波数FXから周波数FYへと変更される。周波数FXは、たとえば、周波数FAの整数倍の値を有する。周波数FYは、たとえば、周波数FBの整数倍の値を有する。すなわち、画像形成装置200において、帯電周波数の変更に伴って現像周波数が変更されることにより、現像周波数が帯電周波数の整数倍であるという関係が維持される。なお、内部温度の変化に従って帯電周波数および現像周波数のうち帯電周波数のみが変更されて、現像周波数は変更されなくてもよい。
図6の例では、その後、内部温度が上昇する。より具体的には、線L21として示されるように、内部温度は時刻T2で8.0℃となり、その後も上昇する。
内部温度が8.5℃以上となったことに応じて、線L23として示されるように、帯電周波数は、周波数FBから周波数FAへと戻される。
帯電周波数が周波数FBから周波数FAへと戻されたことに応じて、線L24として示されるように、現像周波数は、周波数FYから周波数FXへと戻される。
以上説明された図6の例では、内部温度の低下に従って帯電電圧が上昇される。帯電電圧は、電圧V3まで上昇され得る。たとえば、温度と帯電電圧の対応関係が予めメモリー512(図3)に格納されており、CPU511(図3)は、温度センサー51によって検出される温度に従って帯電電圧を調節する。当該対応関係は、温度に加えて、画像形成装置200の内部の湿度を帯電電圧に関連付けていてもよい。この場合、CPU511は、画像形成装置200の内部の温度と湿度に基づいて、帯電電圧の設定値を特定する。
CPU511は、帯電電圧を電圧V3まで上昇させた後、内部温度が6.5℃以下であると判断すると、帯電周波数を周波数FAから周波数FBへと変更する。CPU511は、帯電周波数の変更に従って、現像周波数を周波数FXから周波数FYへと変更してもよい。CPU511は、帯電周波数の変更に従って、システム速度を変更してもよい。
その後、内部温度が8.0℃以上になると、CPU511は、帯電周波数を周波数FBから周波数FAへ戻す。このとき、CPU511は、現像周波数を周波数FYから周波数FXへ戻してもよい。このとき、CPU511は、システム速度を変更前のものに戻してもよい。
その後、さらに内部温度が上昇すると、線L22として示されるように、CPU511は、内部温度に従って帯電電圧を低下させる。より具体的には、内部温度が8.0℃に到達したことにより、帯電電圧は、8.0℃に対応する電圧V2へと変更される。その後、さらに内部温度が上昇すると、帯電電圧は当該上昇に従って低減される。
図6を参照して説明された制御によって、帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kに印加される電圧の値に上限値が設けられる。これにより、帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kに印加される電圧が過度に上昇する事態が回避され得る。したがって、感光体3Y,3M,3C,3Kの膜の削れを促進するという事態が回避され得る。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 中間転写ローラー、2,2C,2K,2M,2Y 作像ユニット、3,3C,3K,3M,3Y,41 感光体、4,4C,4K,4M,4Y 帯電ローラー、5C,5K,5M,5Y プリントヘッド部、6,6C,6K,6M,6Y 現像ローラー、7,7C,7K,7M,7Y 1次転写ローラー、44 帯電電圧供給部、51 温度センサー、53,54 現像電圧供給部、60 排紙トレイ、70 制御部、80 操作パネル、200 画像形成装置、511 CPU、512 メモリー、700 制御ボックス。

Claims (6)

  1. 画像形成装置であって、
    像担持体と、
    前記像担持体に近接して設けられた帯電手段と、
    前記帯電手段に交流電力を含む電力を供給するように構成された帯電電力供給手段と、
    前記像担持体に近接して設けられた現像手段と、
    前記現像手段に交流電力を含む電力を供給するように構成された現像電力供給手段と、
    前記帯電電力供給手段の動作を制御するように構成された制御手段と、
    前記画像形成装置の内部の温度を検出するように構成された検出手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記検出手段が予め定められた温度を検出するまで、前記帯電電力供給手段に、前記検出手段の検出温度の低下に従って前記帯電手段に供給する電圧値を上昇するように、前記帯電手段に供給する電圧値を変化させ
    前記検出手段が前記予め定められた温度を検出したことに応じて、前記帯電電力供給手段に、前記帯電手段に供給する交流電力の周波数を第1の周波数へと低減させ、
    前記検出手段が前記予め定められた温度を検出したことに応じて、前記現像電力供給手段に、前記現像手段に供給する交流電力の周波数を第2の周波数へと低減させるように構成され、
    前記第2の周波数は、前記第1の周波数の整数倍である、画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出手段によって検出された温度が前記予め定められた温度以上である所定の温度以上となった場合に、前記帯電電力供給手段に、前記帯電手段に供給する交流電力の周波数を前記低減させる前の周波数に戻させるように構成されている、請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記検出手段によって検出された温度が前記予め定められた温度以上である所定の温度以上となった場合に、前記現像電力供給手段に、前記現像手段に供給する交流電力の周波数を前記低減させる前の周波数に戻させるように構成されている、請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記検出手段によって検出された温度が前記予め定められた温度以下となったことに応じて、前記像担持体に形成された画像を転写される媒体を搬送する速度を変更するように構成されている、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記検出手段によって検出された温度が前記予め定められた温度以上である所定の温度以上となった場合に、前記速度を前記変更される前の速度に戻すように構成されている、請求項に記載の画像形成装置。
  6. 像担持体と、前記像担持体に近接して設けられた帯電手段と、前記帯電手段に交流電力を含む電力を供給するように構成された帯電電力供給手段と、前記像担持体に近接して設けられた現像手段と、前記現像手段に交流電力を含む電力を供給するように構成された現像電力供給手段とを備える画像形成装置のコンピュータによって実行される制御方法であって、
    前記画像形成装置の内部の温度を取得するステップと、
    取得された前記温度が予め定められた温度を検出するまで、前記帯電電力供給手段に、取得された前記温度の低下に従って前記帯電手段に供給する電圧値を上昇するように、前記帯電手段に供給する電圧値を変化させるステップと、
    取得された前記温度が前記予め定められた温度まで低下したことに応じて、前記帯電電力供給手段に、前記帯電手段に供給する交流電力の周波数を第1の周波数へと低減させ、前記現像電力供給手段に、前記現像手段に供給する交流電力の周波数を第2の周波数へと低減させるステップと、を備え、
    前記第2の周波数は、前記第1の周波数の整数倍である、画像形成装置の制御方法。
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