JP2009294525A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー消費を抑制した上で最適な転写条件が設定可能で、以って、生産性が高く、信頼性の高い画像形成装置を提供する。
【解決手段】カラー画像形成装置において、中間転写体回転方向の最下流の像担持体より下流で中間転写体上の基準パターン画像を検出する第1の基準パターン検知手段と、最上流に配置された像担持体上の基準パターン画像を検出する第2の基準パターン検知手段のそれぞれから得られる両検知結果に基づいて、上流側から順に各像担持体の一次転写条件を決定する。
【選択図】図13

Description

本発明はカラー画像形成装置に関し、さらに詳しくは、そのカラー画像形成装置における基準パターンのトナー付着量検知技術、及びそれを利用した転写電流制御技術に関する。
近年、カラー画像形成装置に対する高生産性の要求が高まっており、作像方式としては複数の像担持体及び現像装置を含む画像形成ユニットを転写ベルトあるいは中間転写体に対向させた位置に並列に並べ、像担持体上のトナー像を転写ベルトで担持した記録紙あるいは中間転写体上に順次転写させる構成のタンデム方式と呼ばれるカラー画像形成装置が主流を占めるようになってきた(例えば特許文献1)。
また、このような画像形成装置において、像担持体上や中間転写体上に基準パターンを形成し、光学的なトナー濃度センサを用いてそのトナー付着量の測定結果に基づいて画像濃度制御を行う画像形成装置が実用化されている。
さらに画像形成装置の小型化に伴い、センサの数を最少にするためにも、二次転写部にて基準パターン検知用転写体を用いて基準パターンを検知して各種制御を行い、中間転写体から基準パターン検知用転写体への転写率を向上させる方式が知られている(例えば特許文献2)。
特開2001−356541公報 特開2005−017621公報
ところで、像担持体(以下感光体と称す)から中間転写体へトナー像を転写する1次転写においては、感光体と中間転写体との剥離放電等により、トナーが逆帯電を起こし、本来中間転写体に転写されるべきトナーが感光体へと転写される逆転写がおこる。
図14に示すように転写率の最も良い1次転写電流(図14中のa部)では、逆転写率が高くなる。そのため、1次転写後の転写率を最も良い状態とする為には、逆転写されるトナー量を考慮し、感光体上のトナー付着量を多くする必要があり、結果、トナー消費量が多くなる。特に複数の感光体を有している場合、中間転写体回転方向に対し最上流に配置している感光体で作像したトナー量については、中間転写体回転方向下流側の感光体を通過するたびに逆転写が生じるので、他の感光体に比べてトナー量を多くしており消費量が多くなる。
この不都合を回避するためには、転写条件として、図14中のb部の様な転写率が高くかつ逆転写率が低い、つまり過剰なトナー消費のない状態が望ましい。
しかしながら、前述した既存の制御では、転写率のみが最も良い状態(図14中のa部)となる様に制御するのみである為、トナー消費量が多くなり、トナー交換時期が早まる事は避けられず、その制御が必ずしも最適な転写率に制御されているとは言い難い。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、その目的は、最もトナー消費量の多くなる中間転写体最上流に配置した感光体から下流側の感光体それぞれについて、過剰なトナー消費を低減した上で最適な転写条件が設定可能な方法を提案し、その方法を用いて生産性が高く、信頼性の高い画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の像担持体に形成した画像を中間転写体に重ね合わせて転写した後、2次転写部で記録材に転写して多色のカラー画像を得る画像形成装置において、前記中間転写体回転方向に対し最下流に配置された像担持体より下流側で、かつ2次転写部上流側位置に配設されて、前記中間転写体上に形成された基準パターン画像を光学的に検出する第1の基準パターン検知手段と、前記中間転写体回転方向に対し最上流に配置された像担持体と前記中間転写体との間に形成されるニップ部よりも当該像担持体の回転方向上流側、かつ現像装置よりも下流側位置に配設されて、前記像担持体上に形成された基準パターン画像を光学的に検出する第2の基準パターン検知手段とを有し、前記第1および第2の基準パターン検知手段それぞれから得られた検知結果に基づいて、最初に前記中間転写体回転方向に対し最上流に配置された像担持体の転写条件を決定し、順次、中間転写体回転方向に対し下流側の像担持体の転写条件を決定することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記各像担持体のそれぞれの転写条件は、請求項1に記載の画像形成装置において、異なる転写条件下に複数回前記基準パターン画像を作成し、各回の基準パターン画像を前記第1および第2の基準パターン検知手段で検知して得た検知結果に基づいて決定することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記像担持体の転写条件を決定する処理の際には、前記転写条件を決定すべき像担持体より前記中間転写体回転方向に対し下流側の像担持体の転写条件を作像時とは異なる設定にして転写条件決定処理を行うことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記転写条件として一次転写電流を決定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記中間転写体は、展張面を備えた無端ベルトであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、前記無端ベルトが、透光性な材料で形成されていることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、前記第2の基準パターン検知手段が、前記無端ベルト周内に配置されていることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項6または7に記載の画像形成装置において、前記第1の基準パターン検知手段と対向して配設され、前記中間転写体のベルトを支持しているローラを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、基準パターン検知手段を二箇所に配置することで、最上流に配置された像担持体に作像された基準パターンのトナー付着量と、各像担持体で逆転写された後の基準パターンのトナー付着量を検知することが可能となる。すなわち、中間転写体回転方向に対し最上流に配置された像担持体(感光体)と中間転写体の間に形成されるニップ部(以下1次転写ニップと称す)の像担持体回転方向上流側で、かつ現像装置の下流側に像担持体上の基準パターンが検知できるよう配置された第1の基準パターン検知手段によって、最上流に配置された像担持体に作像された基準パターンのトナー付着量を検知することが可能となり、また、中間転写体の回転方向に対し最下流に配置された像担持体より下流側で、かつ2次転写部上流に中間転写体上の基準パターンが検知できる位置に配置された第2の基準パターン検知手段によって、各像担持体で逆転写された後の基準パターンのトナー付着量を検知することが可能となる。
そして、こうして得られた両者の検知結果を用いることで、中間転写体最上流位置に配置された最もトナー消費量の多くなる像担持体(感光体)での転写条件として最適なものを決定して設定し、順次中間転写体下流側の像担持体について転写条件を最適な転写率、逆転写率となるよう決定して設定することができ、結果、トナー消費を抑制して生産性が高く、信頼性の高い画像形成装置を提供することが可能となる。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、本発明を実施する為の最良の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の第1の実施形態を示す概略構成図である。同図に示されている画像形成装置は、画像情報に対応した画像を像担持体としての感光体に光書き込みをして現像後に中間転写体を介して転写紙に転写および定着して画像形成を行うことが可能な複写機である。但し、図1では、本発明に係る基準パターン検知手段の図示は省略してある(図2の拡大図中に明示)。
図2は、主たる画像形成処理を行う要部(以下、画像形成部120と言う)を模式的に示した拡大断面図である。ちなみに、本発明は、画像形成装置として、上述した複写機のみでなくプリンタやファクシミリ装置や印刷機あるいは複合機(MFP)を対象として実施することも可能である。
まず、本実施形態に係る複写機全体の構成の概略について説明する。図1の概略構成図に示すように、この複写機は、複写機本体100と、この複写機本体100を載置する給紙テーブル200と、その複写機本体100上に取り付けるスキャナ300と、このスキャナ300の上部に取り付けられる原稿自動搬送装置(ADF)400とから構成されている。複写機本体100の画像形成部120は、4つの画像形成手段シアン(Cy)、イエロー(Ye)、マゼンタ(Ma)、ブラック(Bk)が順に配列されたタンデム方式を採用している。
図2の、複写機の要部となる画像形成部120の拡大図に示すように、複写機本体100内には、像担持体としての4つの感光体(感光体ドラム)2Cy、2Ye、2Ma、2Bk(集合的に感光体2と記す)と、これらの感光体2に形成した画像(例えばトナー像)が重ね合わせて転写される中間転写体として無端ベルト状の中間転写ベルト8が設けられている。
この中間転写ベルト8は、図3に示すように、ベース層11、弾性層12及びコート層13の3層構造となっているベルト材(無端ベルト)が用いられている。3層構造のベルトの場合、ベース層11は、例えば伸びの少ないフッ素系樹脂や、伸びの大きなゴム材料に帆布などの伸びにくい材料を組み合わせた材料で構成されている。
また、弾性層12は、例えばフッ素系ゴムやアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムなどで構成され、ベース層11の上に形成される。また、コート層13は、弾性層12の表面に、例えばフッ素系樹脂がコーティングされることで形成される。そして、この中間転写体8は、3つの支持ローラ14、15、16に張架された状態で、図2中で時計回り方向に回転駆動される。
中間転写ベルト8としては、3層構造のベルト以外にも、インフレーション成型されたイオン導電性のフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)等の単層ベルト、あるいは単層ベルト表面にコート層(例えばフッ素系樹脂をコーティング)を設けた2層ベルトを使用することが可能である。
3つの支持ローラ14、15、16のうちの第1支持ローラ14と第2支持ローラ15との間のベルト張架部分(展張部)には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4つの画像形成手段(画像形成ユニット)1Cy、1Ye、1Ma、1Bkが並んで配置されている。なお、中間転写体回転方向の上面部分最下流側に対面して第1の基準パターン検知手段20Aが配置されているが(図2参照)、これについては後で別途詳述する。
上記の画像形成ユニット1Cy、1Ye、1Ma、1Bkの上方には、図1に示すように、書き込み装置4が設けられている。この書き込み装置4としては、例えばレーザ光源、カップリングレンズ、光偏向器(回転多面鏡等)、走査結像レンズやミラー等の光学系などから構成されるレーザ走査方式のものや、あるいは、発光ダイオード(LED)アレイと結像光学系を組み合わせたLED書込み方式のものなどが用いられ、スキャナ300で読み取った原稿の画像情報に基づいて書き込み光を照射し、各画像形成ユニットに設けられる像担持体としての感光体2Cy、2Ye、2Ma、2Bk上に静電潜像を形成するためのものである。
また、支持ローラのうちの第3支持ローラ16は2次転写対向部材(バックアップローラ)として機能し、この第3支持ローラ(バックアップローラ)16に対向する位置には、2次転写ローラ23が設けられ2次転写装置22を形成している。そして、中間転写ベルト8上のトナー像を記録材(例えば記録紙)上に2次転写する際には、2次転写ローラ23を第3支持ローラ(バックアップローラ)16に巻回された中間転写ベルト8部分に押し当てて2次転写を行う。また、2次転写装置の2次転写ローラ23による記録紙搬送方向下流側には、ローラ23′との間に無端ベルト状の搬送ベルト24を張架してある。また、このさらに搬送方向下流側には、記録紙上に転写されたトナー像を定着させるための定着装置25が設けられている(図2では省略、図1参照)。
この定着装置25(図1)は、熱源を有する加熱ローラ27に加圧ローラに張設した定着ベルト26を押し当てた構成となっている。また、中間転写ベルト8の支持ローラのうちの第2支持ローラ15に対向する位置には、ベルトクリーニング装置17(図1参照)が設けられている。このベルトクリーニング装置17は、記録材としての記録紙に中間転写ベルト8上のトナー像を転写した後に中間転写ベルト8上に残留する残留トナーを除去するためのものである。
図2の画像形成部は、シアン(Cy)、イエロー(Ye)、マゼンタ(Ma)、ブラック(Bk)用の4つの画像形成手段がタンデムに配列され、中間転写体8を介して記録材Pへと画像を転写する方式を採っている。各画像形成手段において、感光体(ドラム)2の周囲には、反時計方向の回転過程において画像形成処理を実行するための帯電装置3、書き込み装置(図2では光路のみが示されている)4、現像装置5、および感光体クリーニング装置7がそれぞれ順に配置されている。
また、感光体2に対して中間転写ベルト8を介して対向する位置には、1次転写装置9が設けられている。なお、特に中間転写ベルト8の回転方向の最上流に位置する感光体2Cyについては、その回転方向に対し1次転写ニップ8NCyよりも上流でかつ現像装置5Cyよりも下流の位置に、更に、第2の基準パターン検知手段20Cyが配置されている。
画像形成手段の細部を説明する。図4は、中央で隣り合う2つの画像形成手段(1Ye、1Ma)を拡大して示している。上記帯電装置3は、帯電ローラを採用した接触帯電方式のものであり、感光体2に接触して電圧を印加することにより感光体2の表面を一様に帯電する。この帯電装置3には、帯電ローラの他、帯電ブラシ等を採用することができ、また、非接触のスコロトロンチャージャなどを採用した非接触帯電方式のものも採用できる。上記現像装置5は、現像剤として、トナーのみからなる一成分現像剤を使用してもよいが、本実施形態では、磁性キャリアと非磁性トナーからなる二成分現像剤を使用している。
この現像装置5は、攪拌部56と現像部57に大別できる。攪拌部56では、二成分現像剤(以下、単に「現像剤」という)が攪拌されながら搬送されて現像剤担持体としての現像スリーブ55上に供給される。この攪拌部56には、平行な2本のスクリュ58が設けられており、2本のスクリュ58の間には、両端部で互いが連通するように仕切るための仕切り板が設けられている。また、現像ケース59には現像装置内の現像剤のトナー濃度を検知するためのトナー濃度センサ70が取り付けられている。
一方、現像部57では、現像スリーブ55に付着した現像剤のうちのトナーが感光体2に転移される。この現像部57には、現像ケース59の開口を通して感光体2と対向する現像スリーブ55が設けられており、その現像スリーブ55内には図示しないマグネットが固定配置されている。また、現像スリーブ55に先端が接近するようにドクタブレード71が設けられている。本実施形態では、このドクタブレード71と現像スリーブ55との間の最接近部における間隔が0.9mmとなるように設定されている。
この現像装置5では、現像剤を2本のスクリュ58で攪拌しながら搬送循環し、現像スリーブ55に供給する。現像スリーブ55に供給された現像剤は、マグネットにより汲み上げられて保持される。現像スリーブ55に汲み上げられた現像剤は、現像スリーブ55の回転に伴って搬送され、ドクタブレード71により適正な量に規制される。
なお、規制された現像剤は攪拌部56に戻される。このようにして感光体2と対向する現像領域まで搬送された現像剤は、マグネットにより穂立ち状態となり、磁気ブラシを形成する。現像領域では、現像スリーブ55に印加されている現像バイアスにより、現像剤中のトナーを感光体2上の静電潜像部分に移動させる現像電界が形成される。これにより、現像剤中のトナーは、感光体2上の静電潜像部分に転移し、感光体2上の静電潜像は可視像化され、トナー像が形成される。
現像領域を通過した現像剤は、マグネットの磁力が弱い部分まで搬送されることで現像スリーブ55から離れ、攪拌部66に戻される。このような動作の繰り返しにより、攪拌部56内のトナー濃度が薄くなると、それをトナー濃度センサ70が検出し、その検出結果に基づいて図示しないトナー補給部から攪拌部56にトナーが補給される。
上記1次転写装置9には、1次転写ローラを採用しており、中間転写ベルト8を挟んで感光体2に押し当てるようにして設置されている。1次転写装置9は、ローラ形状のものでなくても、導電性のブラシ形状のものや、非接触のコロナチャージャなどを採用してもよい。
感光体クリーニング装置7(7Cy、7Ye、7Ma、7Bk)は、先端を感光体2(感光体ドラム)に押し当てられるように配置されている。例えばポリウレタンゴム製のクリーニングブレード75を備えている。また、本実施形態では、クリーニング性能を高めるために感光体ドラム2に接触する導電性のファーブラシ76を併用している。
このファーブラシ76には、金属製の電界ローラ77からバイアスが印加されており、その電界ローラ77にはスクレーパ78の先端が押し当てられている。そして、クリーニングブレード75やファーブラシ76により感光体ドラム2から除去されたトナーは、感光体クリーニング装置7の内部に収容される。その後、収容されたトナーは、回収スクリュ79により感光体クリーニング装置7の片側に寄せられ、トナーリサイクル装置(二点鎖線で示す)を通じて現像装置5へと戻され、再利用される。
次に、本実施形態における複写機としての既知の動作について簡略に説明しておく。上述した構成をもつ複写機を用いて原稿のコピーをとる場合、まず、原稿自動搬送装置(ADF)400の原稿台130に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
その後、ユーザーが図示しないスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときには、原稿がコンタクトガラス32上に搬送される。そして、スキャナ300が駆動して第1走行体33および第2走行体34が走行を開始する。これにより、第1走行体33からの光がコンタクトガラス32上の原稿で反射し、その反射光が第2走行体34のミラーで反射されて、結像レンズ35を通じてCCD等の読取センサ36に案内される。このようにして原稿の画像情報を読み取る。
また、ユーザーによりスタートスイッチが押されると、図示しない駆動モータが駆動し、支持ローラ14、15、16のうちの1つが回転駆動して中間転写ベルト8が回転駆動する。また、これと同時に、各画像形成ユニット1Cy、1Ye、1Ma、1Bkの感光体2Cy、2Ye、2Ma、2Bkも回転駆動する。
画像形成過程を詳述する。画像形成ユニット1(1Cy、1Ye、1Ma、1Bk)では、感光体2(2Cy、2Ye、2Ma、2Bk)の回転過程において、感光体2の回転とともに、まず帯電装置3(3Cy、3Ye、3Ma、3Bk)によって感光体2の表面を一様に帯電する。
次いでスキャナ300により読み取った画像情報に基づいて書き込み装置4(4Cy、4Ye、4Ma、4Bk)からレーザやLED等による書込み光を照射される。この光書き込みにより、各感光体2上には、それぞれ静電潜像が形成される。その後、静電潜像が現像装置5(5Cy、5Ye、5Ma、5Bk)から供給されるトナーにより可視像処理されて各感光体2Cy、2Ye、2Ma、2Bk上には、それぞれ、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラックの各色のトナー像が形成される。
各色トナー像は、各1次転写装置9により1次転写電流が印加され、順次中間転写ベルト(中間転写体)8上に重なり合うようにそれぞれ1次転写される。これにより、中間転写ベルト8上には、各色のトナー像が重なり合った合成トナー像が形成される。なお、この時印加される転写電流には、後で詳述する基準パターンを用いたプロセス制御値の決定過程で求められた電流値が設定されていて、これに従って各一次転写電流が印加される。
中間転写体8に1次転写されたトナー像は、給紙装置から繰り出された記録材Pに対して2次転写装置22にて静電転写され、定着装置25(図1参照)に搬送されて定着されることにより画像出力物とされる。
1次転写後に感光体2の表面に残留した転写残トナーは、感光体クリーニング装置7(7Ye、7Ma)により除去され、その後、感光体2の表面は、除電装置10(10Ye、10Ma)により除電されて、次の画像形成に供される。なお、2次転写後の中間転写ベルト8上に残留した転写残トナーは、ベルトクリーニング装置17(図1参照)により除去される。
本実施形態では特徴的構成として、図2に明示してある基準パターン検知手段を二箇所に配置している。一つは、既に述べたように、中間転写体回転方向の最上流に位置する感光体2Cyの回転方向に対し1次転写ニップ8NCyよりも上流でかつ現像装置5Cyよりも下流の位置に第2の基準パターン検知手段20Cyを配置して、感光体に作像された基準パターンのトナー付着量を検知している。
もう一つは、感光体2Bkよりも中間転写体回転方向の下流側の位置に第1の基準パターン検知手段20Aを配置して、各感光体で逆転写された後の基準パターンのトナー付着量を検知している。なお、これらの基準パターン検知手段は、感光体軸方向に複数個配列されていても良い。
続いて、中央処理装置(CPU)やメモリ(ROM、RAM)、各種制御回路、クロック、タイマー、カウンタ、入出力装置などで構成されたメイン制御部(図示せず)による、上述画像形成部における各像担持体の転写条件として一次転写電流を決定する過程を詳述する。
本実施形態の場合、上述した第1の基準パターン検知手段20A、および第2の基準パターン検知手段20Cyからの2系統の検知出力に基づいて、以下の様に中間転写ベルト回転方向の上流から下流へと、順次転写電流値を決定して、実動作時制御値として記憶する(設定する)。
まず、中間転写ベルト回転方向の最上流に位置するシアンの像担持体の1次転写電流が、図5に示すフローチャートに従い最初に設定されることとなる。図5に示すように、先ずシアンの像担持体2Cyより下流側であるイエロー、マゼンタ、ブラックそれぞれの像担持体において印加する個々の1次転写電流として、逆転写の無い作像時より低い、予め定めた1次転写電流値T0を設定し印加する(ステップS501)。
次に、1次転写装置9Cyでの転写率測定回数:Nを設定する(ステップS502)。なお、この測定回数は3以上とする(3水準以上振る)ことが望ましい。そして、1回目の転写率測定を開始するため、シアン用の1次転写装置9Cyでの1次転写電流Tc1を設定しに印加する(ステップS504)。
シアンの基準パターンを感光体上に作成し中間転写ベルト上に転写する(ステップS505)。そして、第2の基準パターン検知手段20Cyで感光体付着量Fci1を検知し(ステップS506)、第1の基準パターン検知手段20Aで転写後付着量Fco1を検知して(ステップS507)、得られた感光体付着量Fci1および転写後付着量Fco1から、図示しない周知のメイン制御部にて転写率ηc1を算出し記憶部に保存する(ステップS508)。
続いて、現測定回数を予定測定回数と比較し(ステップS509)、規定回数Nに満たない場合には(ステップS509:No)、現測定回数を1だけ増加(インクリメント)させて(ステップS510)、(ステップS504)に戻り次の1次転写電流Tc2を設定し印加する。
以下、同様にして測定を測定設定回数:N回繰り返し実行して、転写率ηc1〜ηcnまで算出したら(ステップS509:Yes)、図6に示すように一次転写電流値変化に対する転写率カーブを作成する(ステップS511)。この転写率カーブ作成は、実際にはメモリ上での処理として行われる。
なお、上記各過程において、1次転写電流の上下限はあらかじめ設定しておき、測定回数に応じて1次転写電流の増加分は図示しないメイン制御部にて計算され、設定されるものとする。
更に、作成した転写率カーブより転写率の最も良いηcを求め、その時の1次転写電流値Tcをシアンでの最適1次転写電流として設定する(ステップS512)。また転写率ηcでの転写後付着量Fcoは図示しないメイン制御部に記憶する(ステップS513)。
なお、本例では、シアンより下流側であるイエロー、マゼンタ、ブラックのそれぞれの像担持体の1次転写電流は逆転写の無いように、作像時より低い転写電流を印加するようにしているが、(ステップS501)において、シアンより下流側の1次転写電流T0は印加せずにそれ以降の前述各工程を行うようにしても実用上足りる結果が得られる。
次に2番目のイエローの像担持体2Yeについて、図7に示すフローチャートに従ってイエロー用の1次転写電流を設定する。図5に類似する点の説明は簡略化あるいは省略して説明する。
本処理では、イエローより下流側であるマゼンタ、ブラックの1次転写電流は逆転写の無い作像時より低い1次転写電流T0を印加する(ステップS701)。また、シアンの1次転写電流は先に求めたTcを印加する(ステップS702)。なお、イエローより下流側の1次転写電流T0については印加せずに行っても良い。
図5の場合と略同様に、1次転写装置9Yeでの転写率測定回数:Nを設定する(ステップS703)。なお、この測定回数は3水準以上振ることが望ましい。現測定回数nを1にセットし(ステップS704)、1回目の転写率測定を開始するため、1次転写装置9Yeで1次転写電流Ty1を設定し印加する(ステップS705)。
この条件下で、シアン、イエローの基準パターンを作成し(ステップS706、ステップS726;これらは規定タイミングで併行的に実行される)、次いで、基準パターン検知手段20Aでシアンの転写後付着量Fco1並びにイエローの転写後付着量Fyo1検知してイエローの転写率ηy1を算出し図示しないメイン制御部に保存する(ステップS707〜ステップS708、ステップS727〜ステップS728)。
続いて、現測定回数を予定測定回数と比較し(ステップS709)、規定回数Nに満たない場合には(ステップS709:No)、現測定回数を1だけ増加(インクリメント)させて(ステップS710)、(ステップS704)に戻り次の1次転写電流Tc1を設定し印加する。
以下、同様にして上記測定を測定設定回数:N回繰り返し実行して、イエローの転写率ηy1〜ηynを算出し、またシアンの1次転写電流決定時に求め記憶された転写後付着量FcoとFco1〜Fconを用いてシアンの逆転写率ηrc1〜ηrcnを算出した後(ステップS709:Yes)、図8に示すようなイエローの転写率カーブとシアンの逆転写率カーブを作成する(ステップS711)。なお、1次転写電流の上下限はあらかじめ設定しておき、測定回数に応じて1次転写電流の増加分は図示しないメイン制御部にて計算され、設定される。
作成したイエローの転写率カーブ、シアンの逆転写率カーブより、イエローの転写率とシアンの逆転写率の差が最も大きい時の1次転写電流Tyをイエローの1次転写電流に設定する(ステップS712)。
なお、イエローの転写率は、あるしきい値以上(例えば転写率:85%以上)の範囲で計算を行う。また、イエローの転写率とシアンの逆転写率の差が最も大きいときのシアンの転写後付着量Fcoおよびイエローの転写後付着量Fyoは、図示しないメイン制御部に記憶する(ステップS713)。
同様にして、次にマゼンタの1次転写電流を図9に示すフローチャートに従い設定する。シアン、イエローとマゼンタの3色について処理するが、図7に酷似し類推可能であるからステップ毎の説明は省略する。
本処理では、マゼンタより下流側であるブラックの1次転写電流は逆転写の無い作像時より低い1次転写電流T0を印加する。シアンにおける1次転写電流は先に決定した最適1次転写電流Tcを、イエローにおける1次転写電流は先に求めたTyを印加する。なお、マゼンタより下流側の1次転写電流T0は印加せずに行っても良い。
そして、1次転写装置9Maでの転写率測定回数:Nを設定する。なお、この測定回数は3水準以上振ることが望ましい。
1回目の転写率測定を開始するため、1次転写装置9Maでマゼンタ用の1次転写電流Tm1を印加する。シアン、イエローの基準パターンを作成し、基準パターン検知手段20Aでシアンの転写後付着量Fco1、イエローの転写後付着量Fyo1、マゼンタの転写後付着量Fmo1検知してマゼンタの転写率ηm1を算出し図示しないメイン制御部に保存する。
上記測定を測定設定回数:N回繰り返しマゼンタの転写率ηm1〜ηmnを算出し、イエローの1次転写電流決定時に求めたイエローの転写後付着量Fyo、シアンの転写後付着量Fcoを用いてイエローの逆転写率ηry1〜ηryn、シアンの逆転写率ηrc1〜ηrcnを算出し、記憶した測定設定回数:N回分のデータから図10に示すようなマゼンタの転写率カーブとイエロー、シアンの逆転写率カーブを作成する。なお、1次転写電流の上下限はあらかじめ設定しておき、測定回数に応じて1次転写電流の増加分は図示しないメイン制御部にて計算され、設定される。
作成したマゼンタの転写率カーブ、イエロー、シアンの逆転写率カーブより、マゼンタの転写率とイエロー、シアンの逆転写率の差が最も大きい時の1次転写電流Tmをマゼンタの1次転写電流に設定する(ステップS912)。なお、マゼンタの転写率はあるしきい値以上(例えば転写率:85%以上)の範囲で計算を行う。1次転写電流Tmでのシアンの転写後付着量Fco、イエローの転写後付着量Fyo、マゼンタの転写後付着量Fmoは図示しないメイン制御部に記憶する(ステップS913)。
最後にブラックの像担持体の1次転写電流の最適化を図11に示すフローチャートに従って行い設定する。なお、図7、図9に酷似し類推可能であるからステップ毎の説明は省略する。
本処理では、シアンの1次転写電流は先に求めたTcを、イエローの1次転写電流は先に求めたTyを、マゼンタの1次転写電流は先に求めたTmをそれぞれ印加する。1次転写装置9Bkでの転写率測定回数:Nを設定する。なお、この測定回数は3水準以上振ることが望ましい。1回目の転写率測定を開始するため、1次転写装置9Bkで1次転写電流Tk1を印加する。
シアン、イエロー、マゼンタおよびブラックそれぞれの基準パターンを作成し、基準パターン検知手段20Aでシアンの転写後付着量Fco1、イエローの転写後付着量Fyo1、マゼンタの転写後付着量Fmo1、ブラックの転写後付着量Fko1検知してブラックの転写率ηk1を算出し図示しないメイン制御部に保存する。
上記測定を測定設定回数:N回繰り返しブラックの転写率ηk1〜ηknを算出し、マゼンタの1次転写電流決定時に求めたマゼンタの転写後付着量Fmo、イエローの転写後付着量Fyo、シアンの転写後付着量Fcoを用いてマゼンタの逆転写率ηrm1〜ηrmn、イエローの逆転写率ηry1〜ηryn、シアンの逆転写率ηrc1〜ηrcnを算出し、図12に示すようなブラックの転写率カーブとマゼンタ、イエロー、シアンの逆転写率カーブを作成する。なお、1次転写電流の上下限はあらかじめ設定しておき、測定回数に応じて1次転写電流の増加分は図示しないメイン制御部にて計算され、設定される。
作成したブラックの転写率カーブ、マゼンタ、イエロー、シアンの逆転写率カーブより、ブラックの転写率とマゼンタ、イエロー、シアンの逆転写率の差が最も大きい時の1次転写電流Tkをブラックの1次転写電流に設定する。なお、ブラックの転写率は、あるしきい値以上(例えば転写率:85%以上)の範囲で計算を行う。
本実施形態では基準パターン検知手段を2箇所に設置しているが、コスト、配置スペース等が許容されるのであれば、感光体2Ye、2MA、2Bkについても基準パターン検知手段を同様にして配置し、各感光体に作像される基準パターンのトナー付着量を検知して当該感光体の1次転写電流を決定する制御に反映させても良い。
なお、本実施形態は4つの感光体の場合であるが、感光体が4つ以上ある場合でも、最上流の像担持体について1次転写電流を最適化した後に、順次に下流側の像担持体について1次転写電流の最適化を行うようにすれば良い。
[第2実施形態]
本発明に係る画像形成装置の別な実施形態について、図1のものと類似の複写機に用いられる画像形成部120Aの模式的な配置図を図13に示す。この第2実施形態は、前実施形態の画像形成部120の中間転写体が光を透過する透光性な材料で形成されたベルトを用いている中間転写体8Aとなっている点と、第2の基準パターン検知手段20Cyに関しその配設位置が異なっている。
なお、画像形成装置としてのその他の構成は前実施形態と同等であって、図2に示した画像形成部のものと同一部分については同一符号を付してあり、以下では説明を省略する。
第2実施形態では、中間転写体8Aとして、透光性の材料で形成された無端ベルトを用いるとともに、感光体2Cyでの基準パターンのトナー付着量を検知する第2の基準パターン検知手段20Cyを中間転写体8Aの周内に配置して、中間転写体8Aを介在させて光学的に感光体2Cyへ形成した基準パターン画像のトナー付着量の検知を行っている。中間転写体8Aが透光性であるため、各感光体で逆転写された後の基準パターンのトナー付着量を検知する第1の基準パターン検知手段20Aには対向部材が必要となる。
本実施形態では、その対向部材として中間転写体8Aを支持している支持ローラ14を兼用している。これにより、専用の部材を設けること無く、また装置の大型化を避け小型化を図った上で、第1実施形態と全く同様にして各感光体での一次転写電流値の決定を行うことが可能となっている。支持ローラ14の表面に、この用途に合わせた加工を適宜施したり、適切な色彩の材質を選択する等して、反射に関する光学特性を適合させるようにすると好ましい。
なお、これまで説明した各実施形態は、単なる例示にすぎず本発明を限定するものではない。したがって本発明は当然にその要旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変形が可能である。例えば、中間転写体としては無端ベルト以外に中間転写体ドラムを採用した構成の画像形成装置に適用することも可能である。
また、転写条件として各現像装置のトナー濃度の制御に反映させる、あるいはトナー濃度制御と転写電流値制御の両方を調整し最適画像を得るように制御することも考えられる。
本発明の一実施形態に係る複写機全体の概略構成図である。 図1に示す複写機本体部分の要部構成を示す拡大図である。 中間転写ベルトの構造の一例を示す部分断面図である。 図1に示す複写機の隣り合う2つの画像形成ユニットの構成例を示す拡大図である。 シアンの像担持体の1次転写電流を決定する過程のフローチャートである。 図5中の処理の結果得られる転写率カーブの一例を示す図である。 イエローの像担持体の1次転写電流を決定する過程のフローチャートである。 図7中の処理の結果得られる転写率・逆転写率カーブの一例を示す図である。 マゼンタの像担持体の1次転写電流を決定する過程のフローチャートである。 図9中の処理の結果得られる転写率・逆転写率カーブの一例を示す図である。 マゼンタの像担持体の1次転写電流を決定する過程のフローチャートである。 図11中の処理の結果得られる転写率・逆転写率カーブの一例を示す図である。 第2実施形態に係る複写機本体部分の要部構成を示す拡大図である。 1次転写電流に対する転写率と逆転写率を示した図である。
符号の説明
1(1Cy、1Ye、1Ma、1Bk) 画像形成手段(感光体ユニット)、2(2Cy、2Ye、2Ma、2Bk) 感光体ドラム、3(3Cy、3Ye、3Ma、3Bk) 帯電装置、4(4Cy、4Ye、4Ma、4Bk) 書き込み装置(露光装置)、5(5Cy、5Ye、5Ma、5Bk) 現像装置、7(7Cy、7Ye、7Ma、7Bk) 感光体クリーニング装置、8 中間転写体(中間転写ベルト)、8A 中間転写体(透明体ベルト)、8N(8NCy、8NYe、8NMa、8NBk) 1次転写ニップ、9(9Cy、9Ye、9Ma、9Bk) 1次転写装置、10(10Cy、10Ye、10Ma、10Bk) 除電装置(除電ランプ)、14、15、16 支持ローラ、17 ベルトクリーニング装置、20A 第1の基準パターン検知手段(反射濃度検知センサ)、20Cy 第2の基準パターン検知手段(反射濃度検知センサ)、22 2次転写装置、25 定着装置、70 トナー濃度センサ、100 複写機本体、120 画像形成部、200 給紙テーブル、300 スキャナ、400 原稿自動搬送装置(ADF)、P 記録材(被転写用紙)

Claims (8)

  1. 複数の像担持体に形成した画像を中間転写体に重ね合わせて転写した後、2次転写部で記録材に転写して多色のカラー画像を得る画像形成装置において、
    前記中間転写体回転方向に対し最下流に配置された像担持体より下流側で、かつ2次転写部上流側位置に配設されて、前記中間転写体上に形成された基準パターン画像を光学的に検出する第1の基準パターン検知手段と、
    前記中間転写体回転方向に対し最上流に配置された像担持体と前記中間転写体との間に形成されるニップ部よりも当該像担持体の回転方向上流側、かつ現像装置よりも下流側位置に配設されて、前記像担持体上に形成された基準パターン画像を光学的に検出する第2の基準パターン検知手段とを有し、
    前記第1および第2の基準パターン検知手段それぞれから得られた検知結果に基づいて、最初に前記中間転写体回転方向に対し最上流に配置された像担持体の転写条件を決定し、順次、中間転写体回転方向に対し下流側の像担持体の転写条件を決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記各像担持体のそれぞれの転写条件は、
    異なる転写条件下に複数回前記基準パターン画像を作成し、各回の基準パターン画像を前記第1および第2の基準パターン検知手段で検知して得た検知結果に基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体の転写条件を決定する処理の際には、前記転写条件を決定すべき像担持体より前記中間転写体回転方向に対し下流側の像担持体の転写条件を作像時とは異なる設定にして転写条件決定処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写条件として一次転写電流を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記中間転写体は、展張面を備えた無端ベルトであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記無端ベルトが、透光性な材料で形成されていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2の基準パターン検知手段が、前記無端ベルト周内に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の基準パターン検知手段と対向して配設され、前記中間転写体としての無端ベルトを支持しているローラを備えていることを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。
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