JP6959718B2 - 二次電池 - Google Patents

二次電池 Download PDF

Info

Publication number
JP6959718B2
JP6959718B2 JP2015213636A JP2015213636A JP6959718B2 JP 6959718 B2 JP6959718 B2 JP 6959718B2 JP 2015213636 A JP2015213636 A JP 2015213636A JP 2015213636 A JP2015213636 A JP 2015213636A JP 6959718 B2 JP6959718 B2 JP 6959718B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
resistant layer
negative electrode
layer
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015213636A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017084683A (ja
Inventor
政文 志波
隆幸 鈴木
真也 久世
竹規 石津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Vehicle Energy Japan Inc
Original Assignee
Vehicle Energy Japan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Vehicle Energy Japan Inc filed Critical Vehicle Energy Japan Inc
Priority to JP2015213636A priority Critical patent/JP6959718B2/ja
Publication of JP2017084683A publication Critical patent/JP2017084683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6959718B2 publication Critical patent/JP6959718B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Description

本発明は、車載用途等に使用される二次電池に関する。
近年、電気自動車やハイブリッド自動車等に用いられる車載用リチウムイオン電池は、高入出力化、高エネルギー化と共に、長寿命化が求められている。リチウムイオン電池では、充放電の際にリチウムイオンが正極と負極の間を移動するが、速やかに充放電反応が進行するためには正極および負極の近傍に電解液が十分に存在していることが重要である。正極と負極の近傍に電解液を保持する技術として、例えば特許文献1がある。
国際公開第2011/158335号
特許文献1では、正極と負極との間に位置し、正極と負極とを絶縁しているセパレータシートの少なくとも一方の表面に多孔層が形成されており、多孔層の表面に電解液を保持するための凹凸が形成されている。多孔層表面の凹凸により正極および負極の近傍に電解液を保持することができるが、凹部に保持された電解液が正極または負極に近接することになり、電極近傍の電解液量の分布にムラが生じた状態になる。電極近傍の電解液量のムラにより、電極では均一な反応が起きず、局所的な劣化が生じる可能性がある。
上記課題を解決するために、本発明の二次電池は、金属箔の両面に合剤層が設けられた電極と、セパレータとを捲回した捲回群を有し、電極は長辺と短辺を有し、電極の少なくとも片面の合剤層表面には耐熱層が設けられ、耐熱層は、耐熱層のセパレータと対向する表面に、凸部および凹部が、捲回軸方向である短辺方向に周期的に長辺方向に沿って設けられ、セパレータと凹部との間に保持される電解液を合剤層に均等に供給することができる多孔層であり、耐熱層の凹部は、捲回軸方向のいずれの端部にも連通することなく設けられ、耐熱層の凹部の短辺方向の長さと、凹部間に設けられている耐熱層の凸部の短辺方向の長さとが同程度である
本発明の構成によれば、電解液を保持し、かつ、電解液を合剤層表面に均一に供給することができる。これにより、電極近辺に電解液を保持するとともに、電解液のムラを抑制でき、均一な電極反応をすることができ、電極の局所的な劣化を抑制できる。
角形二次電池の外観斜視図 角形二次電池の分解斜視図 捲回電極群の分解斜視図 (a)実施形態1に係る電極の正面図、(b)実施形態1に係る電極のA-A断面図 工程フロー図 実施形態1に係る捲回群の部分断面図 実施形態2に係る捲回群の部分断面図 実施形態3に係る捲回群の部分断面図 (a)他の実施形態に係る電極の正面図、(b)他の実施形態に係る電極のB-B断面図 (a)他の実施形態に係る電極の正面図、(b)他の実施形態に係る電極のC-C断面図 (a)他の実施形態に係る電極の正面図、(b)他の実施形態に係る電極のD-D断面図 (a)他の実施形態に係る電極の正面図、(b)他の実施形態に係る電極のE-E断面図
以下、実施形態を図面を用いて説明する。
<実施形態1>
図1は、扁平捲回形二次電池の外観斜視図である。
扁平捲回形二次電池100は、電池缶1および蓋(電池蓋)6を備える。電池缶1は、相対的に面積の大きい一対の対向する幅広側面1bと相対的に面積の小さい一対の対向する幅狭側面1cとを有する側面と底面1dを有し、その上方に開口部1aを有する。
電池缶1内には、捲回群3が収納され、電池缶1の開口部1aが電池蓋6によって封止されている。電池蓋6は略矩形平板状であって、電池缶1の上方開口部1aを塞ぐように溶接されて電池缶1が封止されている。電池蓋6には、正極外部端子14と、負極外部端子12が設けられている。正極外部端子14と負極外部端子12を介して捲回群3に充電され、また外部負荷に電力が供給される。電池蓋6には、ガス排出弁10が一体的に設けられ、電池容器内の圧力が上昇すると、ガス排出弁10が開いて内部からガスが排出され、電池容器内の圧力が低減される。これによって、扁平捲回形二次電池100の安全性が確保される。
図2は、角形二次電池の分解斜視図である。
扁平捲回形二次電池100の電池缶1は、矩形の底面1dと、底面1dから立ち上がる角筒状の側面1b、1cと、側面1b、1cの上端で上方に向かって開放された開口部1aとを有している。電池缶1内には、絶縁保護フィルム2を介して捲回群3が収容されている。
捲回群3は、扁平形状に捲回されているため、断面半円形状の互いに対向する一対の湾曲部と、これら一対の湾曲部の間に連続して形成される平面部とを有している。捲回群3は、捲回軸方向が電池缶1の横幅方向に沿うように、一方の湾曲部側から電池缶1内に挿入され、他方の湾曲部側が上部開口側に配置される。
捲回群3の正極電極箔露出部34cは、正極集電板(集電端子)44を介して電池蓋6に設けられた正極外部端子14と電気的に接続されている。また、捲回群3の負極電極箔露出部32cは、負極集電板(集電端子)24を介して電池蓋6に設けられた負極外部端子12と電気的に接続されている。これにより、正極集電板44および負極集電板24を介して捲回群3から外部負荷へ電力が供給され、正極集電板44および負極集電板24を介して捲回群3へ外部発電電力が供給され充電される。
正極集電板44と負極集電板24、及び、正極外部端子14と負極外部端子12を、それぞれ電池蓋6から電気的に絶縁するために、ガスケット5および絶縁板7が電池蓋6に設けられている。また、注液口9から電池缶1内に電解液を注入した後、電池蓋6に注液栓11をレーザ溶接により接合して注液口9を封止し、扁平捲回形二次電池100を密閉する。
ここで、正極外部端子14および正極集電板44の形成素材としては、例えばアルミニ
ウム合金が挙げられ、負極外部端子12および負極集電板24の形成素材としては、例え
ば銅合金が挙げられる。また、絶縁板7およびガスケット5の形成素材としては、例えばポリブチレンテレフタレートやポリフェニレンサルファイド、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂等の絶縁性を有する樹脂材が挙げられる。
また、電池蓋6には、電池容器内に電解液を注入するための注液孔9が穿設されており、この注液孔9は、電解液を電池容器内に注入した後に注液栓11によって封止される。ここで、電池容器内に注入される電解液としては、例えばエチレンカーボネート等の炭酸エステル系の有機溶媒に6フッ化リン酸リチウム(LiPF)等のリチウム塩が溶解された非水電解液を適用することができる。
正極外部端子14、負極外部端子12は、バスバー等に溶接接合される溶接接合部を有している。溶接接合部は、電池蓋6から上方に突出する直方体のブロック形状を有しており、下面が電池蓋6の表面に対向し、上面が所定高さ位置で電池蓋6と平行になる構成を有している。
正極接続部14a、負極接続部12aは、正極外部端子14、負極外部端子12の下面からそれぞれ突出して先端が電池蓋6の正極側貫通孔46、負極側貫通孔26に挿入可能な円柱形状を有している。正極接続部14a、負極接続部12aは、電池蓋6を貫通して正極集電板44、負極集電板24の正極集電板基部41、負極集電板基部21よりも電池缶1の内部側に突出しており、先端がかしめられて、正極外部端子14、負極外部端子12と、正極集電板44、負極集電板24を電池蓋6に一体に固定している。正極外部端子14、負極外部端子12と電池蓋6との間には、ガスケット5が介在されており、正極集電板44、負極集電板24と電池蓋6との間には、絶縁板7が介在されている。
正極集電板44、負極集電板24は、電池蓋6の下面に対向して配置される矩形板状の正極集電板基部41、負極集電板基部21と、正極集電板基部41、負極集電板基部21の側端で折曲されて、電池缶1の幅広面に沿って底面側に向かって延出し、捲回群3の正極箔露出部34c、負極箔露出部32cに対向して重ね合わされた状態で接続される正極側接続端部42、負極側接続端部22を有している。正極集電板基部41、負極集電板基部21には、正極接続部14a、負極接続部12aが挿通される正極側開口穴43、負極側開口穴23がそれぞれ形成されている。
捲回群3の扁平面に沿う方向でかつ捲回群3の捲回軸方向に直交する方向を中心軸方向として前記捲回群3の周囲には絶縁保護フィルム2が巻き付けられている。絶縁保護フィルム2は、例えばPP(ポリプロピレン)などの合成樹脂製の一枚のシートまたは複数のフィルム部材からなり、捲回群3の扁平面と平行な方向でかつ捲回軸方向に直交する方向を巻き付け中心として巻き付けることができる長さを有している。
図3は、捲回電極群の一部を展開した状態を示す分解斜視図である。
捲回群3は、耐熱層形成負極電極80と正極電極34を間にセパレータ33、35を介して扁平状に捲回することによって構成されている。捲回群3は、最外周の電極が耐熱層形成負極電極80であり、さらにその外側にセパレータ33、35が捲回される。セパレータ33、35は、正極電極34と耐熱層形成負極電極80との間を絶縁する役割を有している。
耐熱層形成負極電極80の負極合剤層32b(不図示)は全面が耐熱層50に覆われており、負極合剤層32b(不図示)が塗布された部分は、正極電極34の正極合剤層34bが塗布された部分よりも幅方向に大きく、これにより正極合剤層34bが塗布された部分は、必ず負極合剤層32b(不図示)が塗布された部分に挟まれるように構成されている。正極箔露出部34c、負極箔露出部32cは、平面部分で束ねられて溶接等により接続される。尚、セパレータ33、35は幅方向で負極合剤層32b(不図示)が塗布された部分よりも広いが、正極箔露出部34c、負極箔露出部32cで端部の金属箔面が露出する位置に捲回されるため、束ねて溶接する場合の支障にはならない。
正極電極34は、正極集電体である正極電極箔34aの両面に正極活物質合剤を有し、正極電極箔の幅方向一方側の端部には、正極活物質合剤を塗布しない正極箔露出部34cが設けられている。
耐熱層形成負極電極32は、負極集電体である負極電極箔の両面に負極活物質合剤を塗布した負極合剤層32bを有し、負極電極箔32aの幅方向他方側の端部には、負極活物質合剤を塗布しない負極箔露出部32cが設けられている。負極合剤層32bは耐熱層50に覆われており、凸部50aと凹部50bが耐熱層形成負極電極80の短辺方向に周期的に形成されている。正極箔露出部34cと負極箔露出部32cは、電極箔の金属面が露出した領域であり、捲回軸方向の一方側と他方側の位置に配置されるように捲回される。
負極電極32に関しては、負極活物質として非晶質炭素粉末100重量部に対して、結着剤として10重量部のポリフッ化ビニリデン(以下、PVDFという。)を添加し、これに分散溶媒としてN−メチルピロリドン(以下、NMPという。)を添加、混練した負極合剤を作製した。この負極合剤を厚さ10μmの銅箔(負極電極箔)の両面に溶接部(負極未塗工部)を残して塗布した。その後、乾燥、プレス、裁断工程を経て銅箔を含まない負極活物質塗布部厚さ70μmの負極電極32を得た。
本発明では、上記負極電極32に耐熱層を形成するため、工程の一部を変更して、負極合剤を塗布した後、乾燥、プレスし、さらに耐熱層を塗布、乾燥、プレス、裁断して、耐熱層形成負極電極80を得た。
尚、本実施形態では、負極活物質に非晶質炭素を用いる場合について例示したが、これに限定されるものではなく、リチウムイオンを挿入、脱離可能な天然黒鉛や、人造の各種黒鉛材、コークスなどの炭素質材料やSiやSnなどの化合物(例えば、SiO、TiSi2等)、またはそれの複合材料でもよく、その粒子形状においても、鱗片状、球状、繊維状、塊状等、特に制限されるものではない。
正極電極34に関しては、正極活物質としてマンガン酸リチウム(化学式LiMn2O4)100重量部に対し、導電材として10重量部の鱗片状黒鉛と結着剤として10重量部のPVDFとを添加し、これに分散溶媒としてNMPを添加、混練した正極合剤を作製した。この正極合剤を厚さ20μmのアルミニウム箔(正極電極箔)の両面に溶接部(正極未塗工部)を残して塗布した。その後、乾燥、プレス、裁断工程を経てアルミニウム箔を含まない正極活物質塗布部厚さ90μmの正極電極34を得た。
また、本実施形態では、正極活物質にマンガン酸リチウムを用いる場合について例示したが、スピネル結晶構造を有する他のマンガン酸リチウムや一部を金属元素で置換又はドープしたリチウムマンガン複合酸化物や層状結晶構造を有すコバルト酸リチウムやチタン酸リチウムやこれらの一部を金属元素で置換またはドープしたリチウム-金属複合酸化物を用いるようにしてもよい。
また、本実施形態では、正極電極、負極電極における塗工部の結着材としてPVDFを用いる場合について例示したが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ブチルゴム、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、多硫化ゴム、ニトロセルロース、シアノエチルセルロース、各種ラテックス、アクリロニトリル、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、フッ化プロピレン、フッ化クロロプレン、アクリル系樹脂などの重合体およびこれらの混合体などを用いることができる
図4aおよび図4bは実施形態1における耐熱層形成負極電極80の正面図および該正面図のA-Aの断面図である。耐熱層形成負極電極80は、負極集電体である負極電極箔32aの両面に負極合剤層32bを有し、負極合剤層32bの上には耐熱層50を有している。耐熱層50には、耐熱層形成負極電極80の短辺方向に耐熱層凸部50aと耐熱層凹部50bが周期的に形成されている。
図5は実施形態1における耐熱層形成負極電極80を作成する工程フロー図である。
合剤層塗布工程P1は、負極集電箔32aの両面に負極合剤を塗布し、乾燥する工程である。負極合剤は、負極活物質として非晶質炭素粉末100重量部に対して、結着剤として10重量部のPVDFを添加し、これに分散溶媒としてNMPを添加、混練して作製した。負極箔露出部32cを残し、負極集電箔32aの両面に負極合剤を塗布して乾燥し、塗布後負極電極32dを得た。負極合剤層32bの厚さはL1である。
合剤層プレス工程P2では、塗布後負極電極32dをプレスし、プレス後負極電極32eを得た。負極合剤層32bの厚さはL2である。尚、このときの負極合剤層部厚さは負極合剤層32bをプレスしているのでL1>L2の関係になっている。
耐熱層塗布工程P3では、プレス後負極電極32eの両面に耐熱層50を塗布して乾燥し、耐熱層塗布後負極電極32fを得た。耐熱層50の厚さはL3である。
耐熱層凹凸形成工程P4では、耐熱層50に凹凸を形成するための凹凸形状を有したプレスロールを用い、耐熱層塗布後負極電極32fをプレスした。耐熱層50の表面に凸部50aおよび凹部50bが電極の短辺方向に周期的に形成された耐熱層凹凸形成後負極電極32gを得た。耐熱層50の凹部50bの厚さはL4である。尚、このときの耐熱層凹部50bの厚さはL3>L4となる。また、耐熱層凹部50bを形成する際に負極合剤層32bはわずかにプレスされる。このときの負極合剤層32bへのプレス厚さは非常に軽微であり寿命特性の劣化への影響はほとんどない。スリット工程P5では、耐熱層凹凸形成後負極電極32gの幅方向の中央を切断することにより、凸部50aと凹部50bが電極の短辺方向に周期的に形成された耐熱層50を有している耐熱層形成負極電極80を得た。
尚、耐熱層50は、アルミナなどの無機フィラーの層であり、微細な孔を多数有した多孔層である。前記無機フィラーの負極合剤層32b内への入り込みを抑制するため、無機フィラーの径は負極合剤層32bの活物質層の空孔径よりも大きいことが望ましい。
図6は実施形態1における捲回群中の一対の正極、セパレータおよび負極の部分断面図である。
本実施形態では負極合剤層32bの表面に耐熱層を設けた耐熱層形成負極電極80を用いている。耐熱層形成負極電極80はセパレータ33および35と対向する側に周期的に長辺方向に沿って耐熱層凸部50aと耐熱層凹部50bを有している。耐熱層凹部50bとセパレータ33および35の間には電解液保液部60があり、電解液を保持している。
前記電解液保液部60は、負極合剤層32bの表面の耐熱層50上に均一に配置されており、電解液のバッファとして機能する。負極合剤層32bの表面を覆う耐熱層50は多孔層であり、電解液保液部60に保持された電解液を負極合剤層32bに電解液を均等に供給することができる。また、電解液保液部60は、正極合剤層34bに近接しているセパレータ33、35の正極合剤層34b側の反対側に均一に配置されており、電解液のバッファとして機能する。正極合剤層34bの表面を覆うセパレータ33および35は多孔層であり、電解液保液部60に保持された電解液を正極合剤層34bに電解液を均等に供給することができる。すなわち、セパレータ33、35の一方の面に電解液保液部60が配置されていることにより、セパレータ33、35の他方の面に接している正極合剤層34bにも電解液を均等に供給できる。電池の充放電反応において、電解液が及ぼす影響は大きく、電池内の全ての電極が電解液を一様に含浸し、十分に反応できる状態が整えられていることは電池にとって極めて重要である。よって前記電解液保液部60が耐熱層50のセパレータ33または35側に均一に配置され、耐熱層50およびセパレータ33、35によって負極合剤層32bまたは正極合剤層34bに電解液を均等に供給することにより、電解液のムラによる不均一な反応を抑制し、局所的な劣化が生じることを抑制することができる。
尚、本実施形態においては、耐熱層50を負極電極32に形成した場合について記載しているが、負極電極32に限定したものではない。凹凸を有した耐熱層50を正極電極34に形成した場合にも、同様の効果を得ることができる。
<実施形態2>
図7は実施形態2における捲回群中の一対の正極、セパレータおよび負極の部分断面図である。
本実施形態では負極合剤層32bの表面に耐熱層50を設けた耐熱層形成負極電極80を用いかつ、正極合剤層34bの表面に耐熱層51を設けた耐熱層形成正極電極81を用いている。耐熱層形成負極電極80と耐熱層形成正極電極81はセパレータ33および35と対向する側に周期的に長辺方向に沿って耐熱層凸部51aと耐熱層凹部51bを有している。耐熱層凹部51bとセパレータ33、35の間には電解液保液部60があり、電解液を保持している。
前記電解液保液部60は、負極合剤層32bおよび正極合剤層34bの表面に軽視された耐熱層50、51に均一に配置されており、電解液のバッファとして機能する。負極合剤層32bおよび正極合剤層34bの表面を覆う耐熱層50、51は多孔層であり、電解液保液部60に保持された電解液を負極合剤層32bおよび正極合剤層34bに電解液を均等に供給することができる。電池の充放電反応において、電解液が及ぼす影響は大きく、電池内の全ての電極が電解液を一様に含浸し、十分に反応できる状態が整えられていることは電池にとって極めて重要である。よって前記電解液保液部60が耐熱層50、51に均一に配置され、耐熱層50、51によって負極合剤層32bまたは正極合剤層34bに電解液を均等に供給することにより、電解液のムラによる不均一な反応を抑制し、局所的な劣化が生じることを抑制することができる。
本実施形態では、負極電極32および正極電極34のいずれにも電解液保液部60を有する耐熱層50、51を形成することにより、より多くの電解液を負極電極32および正極電極34の近傍に保持することができる。そのため第一の実施形態と比較して、より負極電極32及び正極電極34の両方に対して局所的な劣化を抑制することができる。
<実施形態3>
図8は実施形態3における捲回群中の一対の正極、セパレータおよび負極の部分断面図である。
本実施形態では負極合剤層32bの一方の表面に耐熱層を設けた片側耐熱層形成負極電極82を用いかつ、正極合剤層34bの一方の表面に耐熱層を設けた片側耐熱層形成正極電極83を用いている。片側耐熱層形成負極電極82と片側耐熱層形成正極電極83の耐熱層50、51は、互いにセパレータ33または35を介して対向しないように配置されている。
つまり、セパレータ33、35と対向する片側耐熱層形成負極電極82と片側耐熱層形成正極電極83の一方に周期的に長辺方向に沿って耐熱層凸部50a、51aと耐熱層凹部50b、51bを有している。耐熱層凹部50b、51bとセパレータ33、35の間には電解液保液部60があり、電解液を保持している。
前記電解液保液部60は、負極合剤層32bおよび正極合剤層34bの一側に形成された耐熱層50上に均一に配置されており、電解液のバッファとして機能する。負極合剤層32bおよび正極合剤層34bの一側表面を覆う耐熱層50、51は多孔層であり、電解液保液部60に保持された電解液を負極合剤層32bまたは正極合剤層34bの耐熱層50、51で覆われた側に電解液を均等に供給することができる。
また、片側耐熱層形成負極電極82に形成された電解液保液部60は、正極合剤層34bに近接しているセパレータ33の正極合剤層34b側の反対側に均一に配置されており、電解液のバッファとして機能する。正極合剤層34bの表面を覆うセパレータ33は多孔層であり、電解液保液部60に保持された電解液を正極合剤層34bに電解液を均等に供給することができる。
また、片側耐熱層形成正極電極83に形成された電解液保液部60は、負極合剤層32bに近接しているセパレータ35の負極合剤層32b側の反対側に均一に配置されており、電解液のバッファとして機能する。負極合剤層32bの表面を覆うセパレータ35は多孔層であり、電解液保液部60に保持された電解液を負極合剤層32bに電解液を均等に供給することができる。
電池の充放電反応において、電解液が及ぼす影響は大きく、電池内の全ての電極が電解液を一様に含浸し、十分に反応できる状態が整えられていることは電池にとって極めて重要である。
よって前記電解液保液部60が負極合剤層32bおよび正極合剤層34bの互いに対向しない面に形成された耐熱層50、51に均一に配置され、耐熱層50、51およびセパレータ33、35によって負極合剤層32bまたは正極合剤層34bに電解液を均等に供給することにより、電解液のムラによる不均一な反応を抑制し、局所的な劣化が生じることを抑制することができる。
負極合剤層32bまたは正極合剤層34bの一方の表面に周期的に電極の短辺方向に耐熱層凸部50a、51aと耐熱層凹部50b、51bを有することで、耐熱層凹凸形成工程時に使用するプレスロールの一方を平たいロールにでき、装置構成が簡易になり、プレスロールの相対位置の制御も容易になる。
本例では変形例として、下記のように耐熱層形成負極電極80を形成してもよい。
図9aおよび図9bは耐熱層形成負極電極80の正面図および該正面図のB-Bの断面図である。耐熱層形成負極電極80は、負極集電体である負極電極箔32aの両面に負極合剤層32bを有し、負極合剤層32bの上には耐熱層50を有している。耐熱層50には、耐熱層形成負極電極80の耐熱層凸部50aと耐熱層凹部50bが電極の長辺方向に周期的に形成されている。このような構成にすることによって、耐熱層凸部50aと耐熱層凹部50bが電極の短辺方向に周期的に形成されている構造と比較して、捲回群3の開口部に耐熱層凹部50bが連通する構造となるため、より電解液保液部60に電解液がしみこみやすく、保持しやすい構造となる。また、第一の実施形態と比較して、捲回群3の開口部(捲回軸方向)に耐熱層凹部50bが連通する構造となっているため、隣接する凹部50b間で電解液保液部60に保液される電解液の量の差が小さくなる。従って、より電解液のムラによる不均一な反応を抑制でき、局所的な劣化が生じることを抑制することが出来る。
図10aおよび図10bは耐熱層形成負極電極80の正面図および該正面図のC-Cの断面図である。耐熱層形成負極電極80は、負極集電体である負極電極箔32aの両面に負極合剤層32bを有し、負極合剤層32bの上には耐熱層50を有している。耐熱層50には、耐熱層形成負極電極80に耐熱層凸部50aと耐熱層凹部50bが島状に形成されている。このような構造にすることによって、第一の実施形態と比較して、耐熱層をプレスする面積が小さくできる。そのため、耐熱層のプレスによって生じる電極箔の歪みをより小さく抑えることが出来る。
図11aおよび図11bは耐熱層形成負極電極80の正面図および該正面図のD-Dの断面図である。耐熱層形成負極電極80は、負極集電体である負極電極箔32aの両面に負極合剤層32bを有し、負極合剤層32bの上には耐熱層50を有している。耐熱層50には、耐熱層形成負極電極80の長辺に対して斜めに耐熱層凸部50aと耐熱層凹部50bが周期的に形成されている。このような構成にすることによって、耐熱層凸部50aと耐熱層凹部50bが電極の長辺方向に周期的に形成されている構造と同様、捲回群3の開口部に耐熱層凹部50bが連通する構造となり、より電解液保液部60に電解液がしみこみやすく、保持しやすい構造となる。また、耐熱層凸部50aと耐熱層凹部50bが電極の長辺方向に周期的に形成されている構造と同様、捲回群3の開口部(捲回軸方向)と耐熱層凹部50bが連通する構造となっているため、隣接する凹部50b間で電解液保液部60に保液される電解液の量の差が小さくなる。従って、より電解液のムラによる不均一な反応を抑制でき、局所的な劣化が生じることを抑制することが出来る。
図12aおよび図12bは耐熱層形成負極電極80の正面図および該正面図のE-Eの断面図である。耐熱層形成負極電極80は、負極集電体である負極電極箔32aの両面に負極合剤層32bを有し、負極合剤層32bの上には耐熱層50を有している。耐熱層50には、耐熱層形成負極電極80に耐熱層凸部50aと耐熱層凹部50bがランダムに形成されている。このような構造にすることによって、第一の実施形態と比較して、より電解液を均一に保液できる構造となる。そのため、第一の実施形態と比較してより電解液のムラによる不均一な反応を抑制でき、局所的な劣化を抑制することができる。
尚、図9から12においては、耐熱層50を負極電極32に形成した場合について記載しているが、負極電極32に限定したものではない。凹凸を有した耐熱層50を正極電極34に形成した場合にも、同様の効果を得ることができる。
本発明について簡単にまとめる。
本発明に記載の二次電池は、金属箔(32a、34a)の両面に合剤層(32b、34b)が設けられた電極(32、34)と、セパレータ(33、35)とを捲回した捲回群(3)を有し、電極の少なくとも片面の合剤層表面には耐熱層(50、51)が設けられ、耐熱層(50、51)のセパレータ(33、35)と対向する表面に凹部を有する。このような構造にすることによって、電解液保液部60を耐熱層50のセパレータ33または35側に均一に配置することができる。従って、耐熱層50およびセパレータ33、35によって負極合剤層32bまたは正極合剤層34bに電解液を均等に供給することが可能となり、電解液のムラによる不均一な反応の抑制、局所的な劣化の抑制することができる。
また、本発明に記載の二次電池は、耐熱層(50、51)の凹部(50b、51b)は、前記セパレータ(33、35)の一方側の面と対向している。このような構造にすることによって、電解液保液部60が負極合剤層32bおよび正極合剤層34bの互いに対向しない面に形成された耐熱層50、51に均一に配置される。従って、耐熱層50、51およびセパレータ33、35によって負極合剤層32bまたは正極合剤層34bに電解液を均等に供給することができ、電解液のムラによる不均一な反応の抑制、局所的な劣化の抑制をすることが可能となる。また、負極合剤層32bまたは正極合剤層34bの一方の表面に耐熱層凸部50a、51aと耐熱層凹部50b、51bを形成する際、耐熱層凹凸形成工程時に使用するプレスロールの一方を平たいロールにでき、装置構成が簡易になり、プレスロールの相対位置の制御も容易になる。
また、本発明に記載の二次電池は、耐熱層(50、51)の凹部(50b、51b)は、電極(32、34)の両面の合剤層表面に設けられている。このような構造にすることによって、負極電極32および正極電極34のいずれにも電解液保液部60を有する耐熱層50、51を形成することができる。従って、より多くの電解液を負極電極32および正極電極34の近傍に保持することができ、負極電極32及び正極電極34の両方に対してより局所的な劣化を抑制することができる。
また、本発明に記載の二次電池では、凹部(50b、51b)は周期的に設けられる。このような構造にすることによって、電極内で均一に電解液を保持する構造をとることが出来る。従って、電解液のムラによる不均一な反応の抑制、局所的な劣化の抑制することができる。
また、本発明に記載の二次電池は、電極(32、34)が長辺と短辺を有し、凹部(50b、51b)は短辺方向に周期的に設けられる。このような構造にすることによって、上述のとおり、電極内で均一に電解液を保持する構造をとることが出来る。従って、電解液のムラによる不均一な反応の抑制、局所的な劣化の抑制することができる。
また、本発明に記載の二次電池は、電極(32、34)が長辺と短辺を有し、凹部(50b、51b)は長辺方向に周期的に設けられる。このような構成にすることによって、耐熱層凸部50aと耐熱層凹部50bが電極の短辺方向に周期的に形成されている構造と比較して、捲回群3の開口部に耐熱層凹部50bが連通する構造となるため、より電解液保液部60に電解液がしみこみやすく、保持しやすい構造となる。また、第一の実施形態と比較して、捲回群3の開口部(捲回軸方向)に耐熱層凹部50bが連通する構造となっているため、隣接する凹部50b間で電解液保液部60に保液される電解液の量の差が小さくなる。従って、より電解液のムラによる不均一な反応を抑制でき、局所的な劣化が生じることを抑制することが出来る。
また、本発明に記載の二次電池は、電極(32、34)が長辺と短辺を有し、凹部(50b、51b)は電極の長辺に対して斜めに設けられる。このような構成にすることによって、耐熱層凸部50aと耐熱層凹部50bが電極の長辺方向に周期的に形成されている構造と同様、捲回群3の開口部に耐熱層凹部50bが連通する構造となり、より電解液保液部60に電解液がしみこみやすく、保持しやすい構造となる。また、耐熱層凸部50aと耐熱層凹部50bが電極の長辺方向に周期的に形成されている構造と同様、捲回群3の開口部(捲回軸方向)と耐熱層凹部50bが連通する構造となっているため、隣接する凹部50b間で電解液保液部60に保液される電解液の量の差が小さくなる。従って、より電解液のムラによる不均一な反応を抑制でき、局所的な劣化が生じることを抑制することが出来る。
また、本発明に記載の二次電池は、凹部が島状に設けられている。このような構造にすることによって、第一の実施形態と比較して、耐熱層50をプレスする面積が小さくできる。そのため、耐熱層50のプレスによって生じる電極箔32a、34aの歪みをより小さく抑えることが出来る。
また、本発明に記載の二次電池において、凹部(50b、51b)がランダムに設けられる。このような構造にすることによって、第一の実施形態と比較して、より電解液を均一に保液できる構造となる。そのため、第一の実施形態と比較してより電解液のムラによる不均一な反応を抑制でき、局所的な劣化を抑制することができる。
また、本発明に記載の二次電池は、耐熱層(50、51)はフィラーを有し、フィラー径は合剤層の空孔径よりも大きい。このような構造にすることによって、無機フィラーの負極合剤層32b内(または正極合剤層34b内)への入り込みを抑制することが可能となる。
また、本発明に記載の二次電池の製造方法は、金属箔に合剤層を塗布する合剤塗布工程と、合剤塗布工程の後に前記合剤層を加圧するプレス工程と、プレス工程の後に合剤層上に耐熱層を塗布する耐熱層形成工程と、耐熱層形成工程の後に、プレスして耐熱層に凹部を設ける凹部形成工程を有する。このように二次電池を製造することによって、本発明に記載の二次電池を作成することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は、前記の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
1 電池缶
1a 開口部
1b 幅広側面
1c 幅狭側面
1d 底面
2 絶縁保護フィルム
3 捲回群
5 ガスケット
6 電池蓋
7 絶縁板
9 注液口
10 ガス排出弁
11 注液栓
12 負極外部端子
12a 負極接続部
14 正極外部端子
14a 正極接続部
21 負極集電板基部
22 負極側接続端部
23 負極側開口穴
24 負極集電板
26 負極側貫通孔
32 負極電極
32a 負極箔
32b 負極合剤層
32c 負極箔露出部
32d 塗布後負極電極
32e プレス後負極電極
32f 耐熱層塗布後負極電極
32g 耐熱層凹凸形成後負極電極
33 セパレータ
34 正極電極
34a 正極箔
34b 正極合剤層
34c 正極箔露出部
35 セパレータ
41 正極集電板基部
42 正極側接続端部
43 正極側開口穴
44 正極集電板
46 正極側貫通孔
50 耐熱層
50a 耐熱層凸部
50b 耐熱層凹部
60 電解液保液部
80 耐熱層形成負極電極
81 耐熱層形成正極電極
82 片側耐熱層形成負極電極
83 片側耐熱層形成正極電極
100 二次電池

Claims (7)

  1. 金属箔の両面に合剤層が設けられた電極と、セパレータとを捲回した捲回群を有する二次電池において
    前記電極は長辺と短辺を有し、
    記電極の少なくとも片面の合剤層表面には耐熱層が設けられ、
    前記耐熱層は、
    前記耐熱層のセパレータと対向する表面に、凸部および凹部が、捲回軸方向である短辺方向に周期的に長辺方向に沿って設けられ、
    前記セパレータと前記凹部との間に保持される電解液を前記合剤層に均等に供給することができる多孔層であり、
    記耐熱層の凹部は、捲回軸方向のいずれの端部にも連通することなく設けられ、
    前記耐熱層の凹部の短辺方向の長さと、凹部間に設けられている前記耐熱層の凸部の短辺方向の長さとが同程度であることを特徴とする二次電池。
  2. 請求項1に記載の二次電池において、
    前記耐熱層の凹部は、前記セパレータの一方側の面と対向していることを特徴とする二次電池。
  3. 請求項2に記載の二次電池において、
    前記耐熱層の凹部は、前記電極の両面の合剤層表面に設けられていることを特徴とする二次電池。
  4. 請求項2又は3に記載の二次電池において、
    前記電極は負極電極であることを特徴とする二次電池。
  5. 請求項2又は3に記載の二次電池において、
    前記電極は正極電極であることを特徴とする二次電池。
  6. 請求項1に記載の二次電池において、前記耐熱層はフィラーを有し、前記フィラー径は前記合剤層の空孔径よりも大きいことを特徴とする二次電池。
  7. 金属箔の両面に合剤層が設けられた電極と、セパレータとを捲回した捲回群を有する二次電池の製造方法であって、
    属箔に合剤層を塗布する合剤塗布工程と、前記合剤塗布工程の後に前記合剤層を加圧するプレス工程と、前記プレス工程の後に合剤層上に耐熱層を塗布する耐熱層形成工程と、前記耐熱層形成工程の後に、プレスして前記耐熱層に凹部を設ける凹部形成工程を有し、電極は長辺と短辺を有し、前記耐熱層のセパレータと対向する表面に、凸部および凹部が、捲回軸方向である短辺方向に周期的に長辺方向に沿って設けられ、前記耐熱層は、セパレータと前記凹部との間に保持される電解液を前記合剤層に均等に供給することができる多孔層であり、前記耐熱層の凹部は、捲回軸方向のいずれの端部にも連通することなく設けられ、前記耐熱層の凹部の短辺方向の長さと、凹部間に設けられている前記耐熱層の凸部の短辺方向の長さとが同程度であることを特徴とする二次電池の製造方法。
JP2015213636A 2015-10-30 2015-10-30 二次電池 Active JP6959718B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015213636A JP6959718B2 (ja) 2015-10-30 2015-10-30 二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015213636A JP6959718B2 (ja) 2015-10-30 2015-10-30 二次電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017084683A JP2017084683A (ja) 2017-05-18
JP6959718B2 true JP6959718B2 (ja) 2021-11-05

Family

ID=58711263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015213636A Active JP6959718B2 (ja) 2015-10-30 2015-10-30 二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6959718B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109935777A (zh) * 2017-12-19 2019-06-25 株式会社理光 电极及其制造方法,电极元件,非水电解液蓄电元件
JP7206762B2 (ja) * 2017-12-19 2023-01-18 株式会社リコー 電極及びその製造方法、電極素子、非水電解液蓄電素子
JP7371581B2 (ja) * 2020-07-17 2023-10-31 トヨタ自動車株式会社 非水電解質二次電池

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4657001B2 (ja) * 2004-05-25 2011-03-23 パナソニック株式会社 リチウムイオン二次電池およびその製造方法
JP4672079B2 (ja) * 2009-01-14 2011-04-20 パナソニック株式会社 非水系電池用負極板、非水系電池用電極群およびその製造方法、並びに、円筒形非水系二次電池およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017084683A (ja) 2017-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6446239B2 (ja) 二次電池
CN105474429A (zh) 非水电解质电池及其制造方法
WO2018159180A1 (ja) 二次電池
JP6959718B2 (ja) 二次電池
JP2022100395A (ja) リチウムイオン二次電池およびその製造方法
JP2016152170A (ja) 角形二次電池及びその製造方法
JP2018060599A (ja) 角形二次電池
JP6336821B2 (ja) 二次電池
WO2016088505A1 (ja) 角形二次電池
WO2019123932A1 (ja) リチウムイオン二次電池用正極及びそれを用いたリチウムイオン二次電池
JP2016178053A (ja) 角形二次電池
JP2015103420A (ja) 角形二次電池
JP2018056085A (ja) 二次電池
JP7027540B2 (ja) リチウムイオン二次電池及びその製造方法
WO2019003770A1 (ja) 二次電池およびその製造方法
JP6216203B2 (ja) 捲回式二次電池
JP2017004775A (ja) 角形二次電池及びその製造方法
JP2016103446A (ja) リチウム二次電池
JP6302797B2 (ja) 角形二次電池
JP2018056086A (ja) 二次電池及び二次電池の製造方法
JP2020035641A (ja) 二次電池
WO2016076109A1 (ja) 角形二次電池
JP6892338B2 (ja) 蓄電装置および蓄電装置の製造方法
WO2020017096A1 (ja) 二次電池
JP2015106496A (ja) 二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151102

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170119

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170125

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180222

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190222

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190513

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200115

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20200115

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200122

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20200128

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20200214

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20200218

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20200228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200409

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200703

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20201110

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210413

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20210518

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210707

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20210824

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20210928

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20210928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211008

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6959718

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150