JP6959010B2 - 非水電解質二次電池用負極及び非水電解質二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、非水電解質二次電池用負極及び非水電解質二次電池に関する。
近年、携帯電話、ノートパソコン(note PC)等の情報処理装置の小型化に伴い、これらの情報処理装置の電源として用いられる非水電解質二次電池の高容量化、高寿命特性が求められている。そして、非水電解質二次電池を高容量化するための技術として、電極の厚膜化が提案されている。
特開2013−149403号公報 特表2015−511389号公報 国際公開第2015/045385号 特表2009−525568号公報
しかしながら、単に電極を厚膜化するだけでは、電極の厚み方向のイオン伝導性が低下し、非水電解質二次電池の寿命特性が低下するという問題があった。
この点、電極の厚膜化に伴う寿命特性の低下を改善する技術として、負極を多層構造とする技術が提案されている。例えば、特許文献1では、集電体側の下層に大粒径の活物質を含有させ、上層に小粒径の活物質を含有させる。また、特許文献1では、各活物質の粒径及び粒径の比率が規定されている。また、バインダとして、PVDF、PTFE、PVPのいずれか1つが使用される。特許文献2では、集電体側の下層に小粒径の活物質を含有させ、上層に大粒径の活物質を含有させる。また、特許文献2では、粒径の比率や各層の空隙率の大小が規定されている。特許文献3、4には、負極活物質層が多層構造であること、各層を構成するバインダが異なっても良いことが記載されている。
しかしながら、上述した技術では、非水電解質二次電池の寿命特性を十分に改善することができなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、電極の厚膜化に伴う寿命特性の低下を抑制しつつ、非水電解質二次電池を高容量化することが可能な、新規かつ改良された非水電解質二次電池用負極及び非水電解質二次電池を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、負極集電体上に配置され、第1の主バインダとしてスチレンブタジエンゴムを含む第1の負極活物質層と、第1の負極活物質層上に配置され、第2の主バインダとしてアクリレートバインダを含む第2の負極活物質層と、を含み、第2の負極活物質層に対する第1の負極活物質層の面密度比は0.25〜1であることを特徴とする、非水電解質二次電池用負極が提供される。
本観点によれば、負極活物質層を多層構造とし、負極集電体側の第1の負極活物質層にスチレンブタジエンゴム(SBR)を含める。さらに、第1の負極活物質層上に形成される第2の負極活物質層にアクリレートバインダを含める。これにより、負極活物質層の負極集電体への密着性を高めることができる。さらに、第2の負極活物質層を厚膜化しても、イオン伝導性の低下が抑制される。したがって、非水電解質二次電池の寿命特性の低下を抑制しつつ、非水電解質二次電池を高容量化することができる。
ここで、第1の主バインダは、スチレンブタジエンゴムのみで構成され、第2の主バインダは、アクリレートバインダのみで構成されてもよい。
本観点によれば、非水電解質二次電池の寿命特性の低下をさらに抑制しつつ、非水電解質二次電池をさらに高容量化することができる。
また、第2の負極活物質層に対する第1の負極活物質層の体積密度比が1以上であってもよい。
本観点によれば、非水電解質二次電池の寿命特性の低下をさらに抑制しつつ、非水電解質二次電池をさらに高容量化することができる。
また、アクリレートバインダの電解液に対する膨潤率が130〜220%であってもよい。
本観点によれば、非水電解質二次電池の寿命特性の低下をさらに抑制しつつ、非水電解質二次電池をさらに高容量化することができる。
また、第1の負極活物質層及び第2の負極活物質層は、導電剤を含んでいてもよい。
本観点によれば、非水電解質二次電池用の寿命特性の低下をさらに抑制しつつ、非水電解質二次電池をさらに高容量化することができる。
また、第1の負極活物質層及び第2の負極活物質層は、副バインダとしてカルボキシメチルセルロースを含んでいてもよい。
本観点によれば、非水電解質二次電池の寿命特性の低下をさらに抑制しつつ、非水電解質二次電池をさらに高容量化することができる。
本発明の他の観点によれば、上記の非水電解質二次電池用負極を含むことを特徴とする、非水電解質二次電池が提供される。
本観点によれば、非水電解質二次電池の寿命特性の低下を抑制しつつ、非水電解質二次電池を高容量化することができる。
以上説明したように本発明によれば、非水電解質二次電池の寿命特性の低下を抑制しつつ、非水電解質二次電池を高容量化することができる。
本発明の実施形態に係る非水電解質二次電池の概略構成を示す平断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.リチウムイオン二次電池の構成>
まず、図1に基づいて、本実施形態に係る非水電解質二次電池10の構成について説明する。
非水電解質二次電池10は、正極20と、負極30と、セパレータ40と、非水電解液とを備える。非水電解質二次電池10の充電到達電圧(酸化還元電位)は、例えば4.0V(vs.Li/Li)以上5.0V以下、特に4.2V以上5.0V以下となる。非水電解質二次電池10の形態は、特に限定されない。即ち、非水電解質二次電池10は、円筒形、角形、ラミネート(laminate)形、ボタン(button)形等のいずれであってもよい。
(1−1.正極20)
正極20は、正極集電体21と、正極活物質層22とを備える。正極集電体21は、導電体であればどのようなものでも良く、例えば、アルミニウム(aluminium)、ステンレス(stainless)鋼、及びニッケルメッキ(nickel coated)鋼等で構成される。
正極活物質層22は、少なくとも正極活物質を含み、導電剤と、正極用バインダとをさらに含んでいてもよい。正極活物質は、リチウムイオンを可逆的に吸蔵及び放出することが可能な物質であれば特に限定されず、例えば、リチウム含有遷移金属酸化物、硫化ニッケル、硫化銅、硫黄、酸化鉄、酸化バナジウム等が挙げられる。リチウム含有遷移金属酸化物の例としては、コバルト酸リチウム(LCO)、ニッケル酸リチウム、ニッケルコバルト酸リチウム、ニッケルコバルトアルミニウム酸リチウム(以下、「NCA」と称する場合もある。)、ニッケルコバルトマンガン酸リチウム(以下、「NCM」と称する場合もある。)、マンガン酸リチウム、リン酸鉄リチウム等が挙げられる。これらの正極活物質は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
正極活物質は、上記で列挙した例のうち、リチウム含有遷移金属酸化物が好ましく、特に、層状岩塩型構造を有する遷移金属酸化物のリチウム塩であることが好ましい。
導電剤は、例えばケッチェンブラック(Ketjenblack)、アセチレンブラック(acetylene black)等のカーボンブラック、カーボンナノチューブ、天然黒鉛、人造黒鉛等であるが、正極の導電性を高めるためのものであれば特に制限されない。
正極用バインダは、例えばポリフッ化ビニリデン(polyvinylidene fluoride)、酸変性ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン共重合体、酸変性ポリフッ化ビニリデン共重合体、アクリロニトリルブタジエンゴム(acrylonitrile−butadiene rubber)、水素化アクリロニトリルブタジエンゴム等であるが、正極活物質及び導電剤を正極集電体21上に結着させることができるものであれば、特に制限されない。正極用バインダは、上記に列挙されたバインダを複数種類混合したものであってもよい。
正極活物質層22は、例えば、以下の製法により作製される。すなわち、まず、正極活物質、導電剤、及び正極用バインダを乾式混合することで正極合剤を作製する。ついで、正極合剤を適当な有機溶媒に分散させることで正極合剤スラリー(slurry)を作製し、この正極合剤スラリーを正極集電体21上に塗布し、乾燥、圧延することで正極活物質層が作製される。
(1−2.負極30)
負極30は、負極集電体31と、負極活物質層32とを含む。負極活物質層32は、第1の負極活物質層32a及び第2の負極活物質層32bに区分される。負極集電体31は、導電体であればどのようなものでも良く、例えば、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、ステンレス鋼、及びニッケルメッキ鋼等で構成される。
第1の負極活物質層32aは、負極集電体31上に配置される層であり、少なくとも負極活物質および第1の主バインダを含む。負極活物質は、例えば、黒鉛活物質(人造黒鉛、天然黒鉛、人造黒鉛と天然黒鉛との混合物、人造黒鉛を被覆した天然黒鉛等)、ケイ素もしくはスズもしくはそれらの酸化物の微粒子と黒鉛活物質との混合物、ケイ素もしくはスズの微粒子、ケイ素もしくはスズを基本材料とした合金、及びLiTi12等の酸化チタン系化合物、リチウム窒化物等が考えられる。ケイ素の酸化物は、SiO(0≦x≦2)で表される。負極活物質としては、これらの他に、例えば金属リチウム等が挙げられる。
第1の主バインダは、スチレンブタジエンゴム(SBR)を含む。第1の主バインダは、SBRのみで構成されることが好ましい。SBRは、後述するアクリレートバインダよりも負極集電体31に対する密着性が良好である。本実施形態では、負極集電体31に接する第1の負極活物質層32aに、負極集電体31との密着性が高いSBRを含有させている。これにより、非水電解質二次電池10の充放電を繰り返しても、負極活物質層32を強固に負極集電体31に密着させることができる。この結果、寿命特性の低下を抑制することができる。
第1の負極活物質層32aは、本実施形態の効果を損なわない範囲内で、主バインダ以外のバインダ、すなわち副バインダを含めても良い。このような副バインダとしては、例えば、カルボキシメチルセルロース(CMC)等が挙げられる。
第1の負極活物質層32aには、さらに導電剤を含めても良い。導電剤は、例えばケッチェンブラック(Ketjenblack)、アセチレンブラック(acetylene black)等のカーボンブラック、カーボンナノチューブ、天然黒鉛、人造黒鉛等であるが、負極の導電性を高めるためのものであれば特に制限されない。
第2の負極活物質層32bは、第1の負極活物質層31a上に配置される層であり、少なくとも負極活物質および第2の主バインダを含む。負極活物質は、第1の負極活物質層31a内の負極活物質と同様でもよく、異なっていてもよい。
第2の主バインダは、アクリレートバインダ(Acrylate binder)を含む。第2の主バインダは、アクリレートバインダのみで構成されることが好ましい。アクリレートバインダは、SBRよりもイオン伝導性に優れている。したがって、非水電解質二次電池10の高容量化のために第2の負極活物質層32bを厚膜化しても、イオン伝導性の低下を抑制することができ、ひいては、非水電解質二次電池10の寿命特性の低下を抑制することができる。しかしながら、SBRよりも負極活物質との密着性が低い傾向があるので、膨潤率を以下の範囲内の値とすることが好ましい。
ここで、アクリレートバインダは、所謂アクリル樹脂のうち、非水電解質二次電池の負極活物質のバインダとして使用可能なバインダである。電解液に対するアクリレートバインダの膨潤率は、130〜220%であることが好ましい。アクリレートバインダの膨潤率がこの範囲内の値となる場合に、イオン伝導性がより高くなる。アクリレートバインダの膨潤率が130%未満となる場合、イオン伝導性が不足する可能性がある。アクリレートバインダの膨潤率が220%を超える場合、アクリレートバインダが実質的に電解液に溶解することになるので、バインダとしての機能が不足する可能性がある。すなわち、アクリレートバインダと負極活物質との密着性が不足する可能性がある。
アクリレートバインダとしては、具体的には、アクリル酸、イタコン酸、アクリル酸エステルから選ばれる少なくとも一つと、スチレン、アクリロニトリル、アクリルアミド、ブタジエン、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロエチレンから選ばれる少なくとも一つとの共重合体等が挙げられる。ここで、アクリル酸エステルとしては、アクリル酸ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸4−ヒドロキシブチル等が挙げられるが、これらに限られず、本実施形態の効果が得られるアクリル酸エステルであればどのようなものであってもよい。
第2の負極活物質層32bは、本実施形態の効果を損なわない範囲内で、主バインダ以外のバインダ、すなわち副バインダを含めても良い。このような副バインダとしては、例えば、カルボキシメチルセルロース(CMC)等が挙げられる。
第2の負極活物質層32bには、さらに導電剤を含めても良い。導電剤は、例えばケッチェンブラック(Ketjenblack)、アセチレンブラック(acetylene black)等のカーボンブラック、カーボンナノチューブ、天然黒鉛、人造黒鉛等であるが、負極の導電性を高めるためのものであれば特に制限されない。
負極活物質層32の面密度(圧延前の面密度)は特に制限されないが、10mg/cm以上であることが望ましい。また、負極活物質層32の圧延後の体積密度も特に制限されないが、1.5g/cc以上であることが好ましい。ここで、負極活物質層32の面密度は、負極集電体31の単位面積当たりの負極活物質層32の質量(すなわち、第1の負極活物質層32a及び第2の負極活物質層32bの質量の総和)である。また、負極活物質層32の体積密度は、負極活物質層32の単位体積当りの負極活物質層32の質量であり、負極活物質層32全体の質量を負極活物質層32全体の体積で除算することで得られる。
ここで、第2の負極活物質層32bに対する第1の負極活物質層32aの面密度比(圧延前の面密度比)は、0.25〜1であることが好ましい。面密度比は、0.45〜0.55であることがより好ましく、0.5であることが最も好ましい。この場合、負極活物質層32の負極集電体31への密着性及び非水電解質二次電池10の寿命特性がより向上する。ここで、第1の負極活物質層32aの面密度は、負極集電体31の単位面積当たりの第1の負極活物質層32aの質量であり、第2の負極活物質層32bの面密度は、負極集電体32の単位面積当たりの第2の負極活物質層32bの質量である。
また、第2の負極活物質層32bに対する第1の負極活物質層32aの圧延後の体積密度比が1以上であることが好ましい。圧延後の体積密度比の上限値は特に制限されないが、1.1以下であることが好ましい。この場合、負極活物質層32の負極集電体31への密着性及び非水電解質二次電池10の寿命特性がより向上する。ここで、第1の負極活物質層32aの体積密度は、第1の負極活物質層32aの単位体積あたりの第1の負極活物質層32aの質量であり、第2の負極活物質層32bの体積密度は、第2の負極活物質層32bの単位体積あたりの第2の負極活物質層32bの質量である。
なお、第1の負極活物質層32a及び第2の負極活物質層32bの面密度は、負極合剤スラリー(各負極活物質層の成分が分散したスラリー)の塗布量によって調整することができる。体積密度は、圧延時の圧力により調整することができる。
(1−5.セパレータ)
セパレータ40は、特に制限されず、リチウムイオン二次電池のセパレータとして使用されるものであれば、どのようなものであってもよい。セパレータとしては、優れた高率放電性能を示す多孔膜や不織布等を、単独あるいは併用することが好ましい。セパレータを構成する樹脂としては、例えばポリエチレン(polyethylene),ポリプロピレン(polypropylene)等に代表されるポリオレフィン(polyolefin)系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(Polyethylene terephthalate),ポリブチレンテレフタレート(polybutylene terephthalate)等に代表されるポリエステル(Polyester)系樹脂、PVDF、フッ化ビニリデン(VDF)−ヘキサフルオロプロピレン(HFP)共重合体、フッ化ビニリデン−パーフルオロビニルエーテル(par fluorovinyl ether)共重合体、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン(tetrafluoroethylene)共重合体、フッ化ビニリデン−トリフルオロエチレン(trifluoroethylene)共重合体、フッ化ビニリデン−フルオロエチレン(fluoroethylene)共重合体、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロアセトン(hexafluoroacetone)共重合体、フッ化ビニリデン−エチレン(ethylene)共重合体、フッ化ビニリデン−プロピレン(propylene)共重合体、フッ化ビニリデン−トリフルオロプロピレン(trifluoro propylene)共重合体、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン(tetrafluoroethylene)−ヘキサフルオロプロピレン(hexafluoropropylene)共重合体、フッ化ビニリデン−エチレン(ethylene)−テトラフルオロエチレン(tetrafluoroethylene)共重合体等を挙げることができる。
(1−6.非水電解液)
非水電解液は、従来から非水電解質二次電池に用いられる非水電解液と同様のものを特に限定なく使用することができる。非水電解液は、非水溶媒に電解質塩を含有させた組成を有する。非水溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート(propylene carbonate)、エチレンカーボネート(ethylene carbonate)、ブチレンカーボネート(ethylene carbonate)、クロロエチレンカーボネート(chloroethylene carbonate)、ビニレンカーボネート(vinylene carbonate)等の環状炭酸エステル(ester)類;γ−ブチロラクトン(butyrolactone)、γ−バレロラクトン(valerolactone)等の環状エステル類;ジメチルカーボネート(dimethyl carbonate)、ジエチルカーボネート(diethyl carbonate)、エチルメチルカーボネート(ethyl methyl carbonate)等の鎖状カーボネート類;ギ酸メチル(methyl formate)、酢酸メチル(methyl acetate)、酪酸メチル(butyric acid methyl)等の鎖状エステル類;テトラヒドロフラン(Tetrahydrofuran)またはその誘導体;1,3−ジオキサン(dioxane)、1,4−ジオキサン(dioxane)、1,2−ジメトキシエタン(dimethoxyethane)、1,4−ジブトキシエタン(dibutoxyethane)、メチルジグライム(methyl diglyme)等のエーテル(ether)類;アセトニトリル(acetonitrile)、ベンゾニトリル(benzonitrile)等のニトリル(nitrile)類;ジオキソラン(Dioxolane)またはその誘導体;エチレンスルフィド(ethylene sulfide)、スルホラン(sulfolane)、スルトン(sultone)またはその誘導体等の単独またはそれら2種以上の混合物等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
また、電解質塩としては、例えば、LiClO、LiBF、LiAsF、LiPF,LiPF6−x(C2n+1[但し、1<x<6,n=1or2],LiSCN,LiBr,LiI,LiSO,Li10Cl10,NaClO,NaI,NaSCN,NaBr,KClO,KSCN等のリチウム(Li)、ナトリウム(Na)またはカリウム(K)の1種を含む無機イオン塩、LiCFSO,LiN(CFSO,LiN(CSO,LiN(CFSO)(CSO),LiC(CFSO,LiC(CSO,(CHNBF,(CHNBr,(CNClO,(CNI,(CNBr,(n−CNClO,(n−CNI,(CN−maleate,(CN−benzoate,(CN−phtalate、ステアリルスルホン酸リチウム(stearyl sulfonic acid lithium)、オクチルスルホン酸リチウム(octyl sulfonic acid)、ドデシルベンゼンスルホン酸リチウム(dodecyl benzene sulphonic acid)等の有機イオン塩等が挙げられ、これらのイオン性化合物を単独、あるいは2種類以上混合して用いることが可能である。なお、電解質塩の濃度は、従来の非水電解質二次電池で使用される非水電解液と同様でよく、特に制限はない。本実施形態では、適当なリチウム化合物(電解質塩)を0.8〜1.5mol/L程度の濃度で含有させた非水電解液を使用することができる。
なお、非水電解液には、各種の添加剤を添加してもよい。このような添加剤としては、負極作用添加剤、正極作用添加剤、エステル系の添加剤、炭酸エステル系の添加剤、硫酸エステル系の添加剤、リン酸エステル系の添加剤、ホウ酸エステル系の添加剤、酸無水物系の添加剤、及び電解質系の添加剤等が挙げられる。これらのうちいずれか1種を非水電解液に添加しても良いし、複数種類の添加剤を非水電解液に添加してもよい。
<2.リチウムイオン二次電池の製造方法>
次に、非水電解質二次電池10の製造方法について説明する。正極20は、以下のように作製される。まず、正極活物質、導電剤、及び正極用バインダを上記の割合で混合したものを、溶媒(例えばN−メチル−2−ピロリドン)に分散させることで正極合剤スラリーを作製する。次いで、正極合剤スラリーを正極集電体21上に塗布し、乾燥させることで、正極活物質層22を形成する。なお、塗布の方法は、特に限定されない。塗布の方法としては、例えば、ナイフコーター(knife coater)法、グラビアコーター(gravure coater)法等が考えられる。以下の各塗布工程も同様の方法により行われる。次いで、プレス(press)機により正極活物質層22を圧延する。これにより、正極20が作製される。
負極30も、正極20と同様に作製される。まず、第1の負極活物質層32aを構成する材料を混合したものを、溶媒(例えば水)に分散させることで、第1の負極合剤スラリーを作製する。次いで、第1の負極合剤スラリーを負極集電体31上に塗布し、乾燥させることで、第1の負極活物質層32aを形成する。これにより、第1の負極活物質層32aが負極集電体31上に形成される。
ついで、第2の負極活物質層32bを構成する材料を混合したものを、溶媒(例えば水)に分散させることで、第2の負極合剤スラリーを作製する。次いで、第2の負極合剤スラリーを第1の負極活物質層32a上に塗布し、乾燥させることで、第2の負極活物質層32bを形成する。次いで、プレス機により第1の負極活物質層32a及び第2の負極活物質層32bを圧延する。これにより、負極30が作製される。
次いで、セパレータ40を正極20及び負極30で挟むことで、電極構造体を作製する。次いで、電極構造体を所望の形態(例えば、巻回形、円筒形、角形、ラミネート形、ボタン形等)に加工し、当該形態の容器に挿入する。次いで、当該容器内に非水電解液を注入することで、セパレータ40内の各気孔に電解液を含浸させる。これにより、リチウムイオン二次電池が作製される。
以上により、本実施形態によれば、負極活物質層32を2層構造とし、負極集電体31側の第1の負極活物質層32aにSBRを含める。さらに、第1の負極活物質層32a上に形成される第2の負極活物質層32bにアクリレートバインダを含める。これにより、負極活物質層32の負極集電体31への密着性を高めることができる。さらに、第2の負極活物質層32bを厚膜化しても、イオン伝導性の低下が抑制される。したがって、非水電解質二次電池10の寿命特性の低下を抑制しつつ、非水電解質二次電池10を高容量化することができる。
<1.実施例1>
つぎに、本実施形態の実施例について説明する。実施例1では、以下の工程により、非水電解質二次電池を作製した。
(1−1.負極の作製)
黒鉛、スチレンブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩を固形分の質量比98:1:1で水溶媒中に溶解分散させることで、第1の負極合剤スラリーを作製した。ついで、黒鉛、アクリレートバインダ、カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩を固形分の質量比98:1:1で水溶媒中に溶解分散させることで、第2の負極合剤スラリーを作製した。ここで、アクリレートバインダとして、日本合成化学のモビニール752(スチレン/アクリレート共重合体)を使用した。
ついで、厚さ6μmの銅箔集電体(負極集電体31)の両面に集電体の片面あたりの面密度(第1の負極活物質層32aの面密度)が3mg/cmとなるにように第1の負極合剤スラリーを塗工後、乾燥した。これにより、負極集電体31上に第1の負極活物質層32aを形成した。ついで第2の負極合剤スラリーを集電体の片面あたりの面密度が12mg/cm(第2の負極活物質層32bの面密度)となるように両面に塗工、乾燥した。これにより、第1の負極活物質層32a上に第2の負極活物質層32bを形成した。ついで、負極活物質層32を圧延後の体積密度が1.6g/ccとなるように圧延することで、負極30を作製した。以上の工程により、負極30を作製した。その後、ニッケルリード線を負極30の端部に溶接した。
(1−2.正極の作製)
コバルト酸リチウム、カーボンブラック、バインダ1、及びバインダ2を固形分の質量比97.7:1.2:1.0:0.1でN−メチルピロリドン中に溶解分散させることで正極合剤スラリーを作製した。ここで、バインダ1はポリフッ化ビニリデン、バインダ2は水素化アクリロニトリルブタジエンゴムとした。ついで、この正極合剤スラリーを厚さ12μmのアルミ箔集電体(正極集電体21)の両面に塗工することで、正極集電体21上に正極活物質層22を形成した。ついで、正極活物質層22の空隙率が17%となるように、正極集電体21及び正極活物質層22を圧延することで、正極20を作製した。ついで、アルミリード線を正極20の端部に溶接した。
(1−3.巻回素子の作製)
正極20、セパレータ40(旭化成イーマテリアルズ社製ND314)、負極30、セパレータ40をこの順に積層し、直径3cmの巻き芯を用いて、この積層体を長手方向に巻きつけた。端部をテープにて固定した後、巻き芯を取り除き、厚さ3cmの2枚の金属プレートの間に円筒状電極巻回素子を挟み、3秒間保持することで、扁平状の巻回素子を得た。
(1−4.電池の作製)
上記電極巻回素子をポリプロピレン/アルミ/ナイロンの3層からなるラミネートフィルムに、2本のリード線が外に出るように電解液とともに減圧封止することで、電池を作製した。電解液には、エチレンカーボネート/ジメチルカーボネートを3対7(体積比)で混合した溶媒に、10体積%のFEC(フルオロエチレンカーボネート)及び1.3MのLiPFを溶解させたものを使用した。この電池を90℃に加熱した厚さ3cmの2枚の金属プレートの間に挟み、5分間保持した。以上の工程により、非水電解質二次電池10を作製した。
(1−5.膨潤率の測定)
アクリレートバインダの膨潤率を以下の工程で測定した。まず、基材上にアクリレートバインダを塗布、乾燥することで、バインダフィルムを作製した。ついで、バインダフィルムを基材から剥がし、非水電解質二次電池の作製に使用した電解液にバインダフィルムを24時間浸漬した。電解液の温度は60℃で保持した。ついで、浸漬前後のバインダフィルムの質量変化率をアクリレートバインダの膨潤率とした。質量変化率は、質量の変化量を浸漬前のバインダフィルムの質量で除算した値である。
(1−6.圧延後体積密度比)
負極集電体に第1の負極合剤スラリーを塗工後、乾燥し、第1の負極活物質層32bを引きはがし、このサンプル5gを直径10mmの円筒形の容器に挿入し、油圧プレス機にて10t/cmの圧力を印加して、第1の負極活物質層32aの体積密度を測定した。同様にして第2の負極活物質層32bの体積密度を測定し、第1の負極活物質層32aの体積密度を第2の負極活物質層32bの体積密度で除した値を圧延後体積密度比とした。
(1−7.剥離強度)
作製された負極30から負極活物質層32を剥離する180℃剥離試験を行った。試験装置は万能試験機(島津製作所製AGS−X)を用いた。そして、負極活物質層32が負極集電体31から剥離した際に負極活物質層32に作用させた力(N/m)を負極活物質層32の剥離強度とした。
(1−8.サイクル試験)
非水電解質二次電池10のサイクル試験を以下のように行った。まず、1サイクル目において、電圧が4.4Vとなるまで0.1CにてCC−CV充電(定電流定電圧充電)を行い、電圧が2.75Vとなるまで0.1CにてCC放電(定電流放電)を行った。次に、2サイクル目において、電圧が4.4Vとなるまで0.2CにてCC−CV充電を行い、電圧が2.75Vとなるまで0.2CにてCC放電を行った。さらに、3サイクル目以降において、電圧が4.4Vとなるまで1.0CにてCC−CV充電を行い、電圧が3.00Vとなるまで1.0CにてCC放電を行うサイクルを繰り返した。そして、200サイクル目の放電容量を3サイクル目の放電容量で除した数値を容量維持率として定義した。容量維持率が高いほど、寿命特性が良好であることを示す。
<2.実施例2>
上記(1−1.負極の作製)において、第1の負極活物質層32aの面密度を5mg/cmとし、第2の負極活物質層32bの面密度を10mg/cmとした他は実施例1と同様の処理を行った。
<3.実施例3>
上記(1−1.負極の作製)において、第1の負極活物質層32aの面密度を7.5mg/cmとし、第2の負極活物質層32bの面密度を7.5mg/cmとした他は実施例1と同様の処理を行った。
<4.実施例4>
上記(1−1.負極の作製)において、第2の負極活物質層32bを構成する負極活物質を、第1の負極活物質層32a中の黒鉛よりも硬質で難配向性の黒鉛に変更した他は、実施例2と同様の処理を行った。実施例4では、圧延後体積密度比が1.02となった。
<5.実施例5>
上記(1−1.負極の作製)において、アクリレートバインダを日本合成化学のモビニール749E(スチレン/アクリレート)とした他は実施例2と同様の処理を行った。
<6.比較例1>
上記(1−1.負極の作製)において、第2の負極活物質層32bを形成しなかったこと、第1の負極活物質層32aの面密度を15mg/cmとした他は実施例1と同様の処理を行った。
<7.比較例2>
上記(1−1.負極の作製)において、第2の負極活物質層32bを構成するバインダをSBRとした他は実施例2と同様の処理を行った。
<8.比較例3>
上記(1−1.負極の作製)において、第2の負極活物質層32bを形成しなかったこと、第1の負極活物質層32aを構成するバインダを実施例1のアクリレートバインダとしたこと、第1の負極活物質層32aの面密度を15mg/cmとした他は実施例1と同様の処理を行った。
<9.比較例4>
上記(1−1.負極の作製)において、第1の負極活物質層32aの面密度を12mg/cmとし、第2の負極活物質層32bの面密度を3mg/cmとした他は実施例1と同様の処理を行った。
<10.評価>
評価結果を表1にまとめて示す。表1中、「第1層」は第1の負極活物質層32aを示し、「第2層」は第2の負極活物質層32bを示す。
Figure 0006959010
表1によれば、実施例1〜5では、剥離強度、容量維持率のいずれも良好な結果となった。特に、実施例2では、面密度比が好ましい範囲となっており、特に良好な結果が得られた。実施例4では、第2の負極活物質層32bの圧延後体積密度が小さく、この結果、圧延後体積密度比が実施例1〜3に対して高くなっている。つまり、実施例4では、圧縮しにくい負極活物質を第2の負極活物質層32bに使用している。これにより第2の負極活物質層32bの空隙率が第1の負極活物質層32aよりも増加し、律速となりやすい第2負極活物質層32bのイオン伝導性が向上し、寿命特性が向上したと考えられる。
これに対し、比較例1では、負極活物質層32がSBRの単層となっているため、剥離強度、容量維持率が低下した。ここで、SBRの単層で剥離強度が低下しているのは、負極活物質層32中でバインダマイグレーションが起こり、剥離強度が低下したと考えられる。ここで、バインダマイグレーションは、負極活物質層32の作製時(具体的には、スラリーの乾燥時)に、バインダが塗布層の表面に偏在することを意味する。この結果、剥離強度が低下し、容量維持率も低下したと考えられる。比較例2では、負極活物質層32は多層構造となっているものの、いずれの層でもバインダとしてSBRを使用している。このため、剥離強度は良好であったが、容量維持率が低下した。なお、比較例2では、負極活物質層32が多層構造となっているため、バインダマイグレーションが抑えられ、剥離強度が良好であったと考えられる。比較例3では、負極活物質層32はアクリレートバインダの単層となっている。このため、剥離強度及び容量維持率が低下した。比較例4では、負極活物質層32が多層構造となっており、かつ、各層を構成するバインダは実施例1と同様となっている。しかし、面密度比が本実施形態の範囲から外れるため、剥離強度及び容量維持率が低下した。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 非水電解質二次電池
20 正極
21 正極集電体
22 正極活物質層
30 負極
31 負極集電体
32 負極活物質層
32a 第1の負極活物質層
32b 第2の負極活物質層

Claims (7)

  1. 負極集電体上に配置され、第1の主バインダとしてスチレンブタジエンゴムを含む第1の負極活物質層と、
    前記第1の負極活物質層上に配置され、第2の主バインダとしてアクリレートバインダを含む第2の負極活物質層と、を含み、
    前記第2の負極活物質層に対する前記第1の負極活物質層の面密度比は0.25〜1であることを特徴とする、非水電解質二次電池用負極。
  2. 前記第1の主バインダは、スチレンブタジエンゴムのみで構成され、
    前記第2の主バインダは、アクリレートバインダのみで構成されることを特徴とする、請求項1記載の非水電解質二次電池用負極。
  3. 前記第2の負極活物質層に対する前記第1の負極活物質層の体積密度比が1以上であることを特徴とする、請求項1または2に記載の非水電解質二次電池用負極。
  4. 前記アクリレートバインダの電解液に対する膨潤率が130〜220%であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の非水電解質二次電池用負極。
  5. 前記第1の負極活物質層及び第2の負極活物質層は、導電剤を含むことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の非水電解質二次電池用負極。
  6. 前記第1の負極活物質層及び第2の負極活物質層は、副バインダとしてカルボキシメチルセルロースを含むことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の非水電解質二次電池用負極。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の非水電解質二次電池用負極を含むことを特徴とする、非水電解質二次電池。
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