JP6956976B2 - 足場板支持用ブラケット - Google Patents

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Description

本発明は、仮設足場の足場板を支持する足場板支持用ブラケットに関するものである。
この種の足場板支持用ブラケットとして、特許文献1にも記載されるように、足場板支持用水平部材、この足場板支持用水平部材の内端に上端部が連結された縦向き部材、この縦向き部材と前記足場板支持用水平部材とを連結する斜め向き連結部材、及び前記縦向き部材の上端部に、コンクリート型枠を構成している水平ばた材に上から嵌合して支持される嵌合部材を備えた足場板支持用ブラケットが知られている。従来のこの種の足場板支持用ブラケットでは、コンクリート型枠側の水平ばた材に上から嵌合部材を引っ掛けて支持させた足場板支持用ブラケットが、このブラケットに上向きに不測に作用した外力によって前記コンクリート型枠側の水平ばた材から外れてしまう可能性がある。従来、このような問題点を解消するために、特許文献を示すことはできないが、コンクリート型枠側の水平ばた材に前記のように支持させた足場板支持用ブラケットの前記縦向き部材又は嵌合部材に、コンクリート型枠側の前記水平ばた材の下側に突出するストッパーをボルトナットなどで取り付けるような工夫が考えられていた。
特開2006−316581号公報
上記のようにボルトナットなどでストッパーを取り付ける方法では、当該ストッパーの取り付けに多大の手間と工具が必要であり、現場では、そのストッパーの取り付けを省略してしまう場合があった。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできる足場板支持用ブラケットを提案するものであって、第1の本発明に係る足場板支持用ブラケットは、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、足場板支持用水平部材(1)、この足場板支持用水平部材(1)の内端に上端部が連結された縦向き部材(7)、この縦向き部材(7)と前記足場板支持用水平部材(1)とを連結する斜め向き連結部材(9)、及び前記縦向き部材(7)の上端部に、コンクリート型枠(10)を構成している水平ばた材(10a)に上から嵌合して支持される嵌合部材(11)を備えた足場板支持用ブラケットであって、前記嵌合部材(11)が嵌合して支持される前記水平ばた材(10a)の直下に位置する浮き上がり防止用ストッパー(12)が設けられ、この浮き上がり防止用ストッパー(12)は、出退自在な可動ストッパー本体(17)と、この可動ストッパー本体(17)を突出作用位置に付勢保持するスプリング(18)と、このスプリング(18)の付勢力に抗して前記浮き上がり防止用ストッパー(12)を非作用位置まで後退移動させるために前記可動ストッパー本体(12)に併設された操作具(19)から構成され、突出作用位置に付勢保持されている前記可動ストッパー本体(12)の先端は、前記水平ばた材(10a)が前記嵌合部材(11)内の支持位置まで相対的に嵌入することは後退移動して許すが前記嵌合部材(11)内の支持位置から前記水平ばた材(10a)が相対的に下方に外れる反対向きの相対移動は阻止する逆止爪(17d)に形成されている足場板支持用ブラケットにおいて、
前記可動ストッパー本体(17)は、前記縦向き部材(7)の左右両側に位置する左右両側板部(17a,17b)と、前記縦向き部材(7)の後ろ側で前記左右両側板部(17a,17b)を連結一体化する後側板部(17c)を備えたもので、前記逆止爪(17d)は、前記左右両側板部(17a,17b)の先端に形成され、この可動ストッパー本体(17)が、前記左右両側板部(17a,17b)に設けられた長孔(20)と、当該両長孔(20)内を貫通する係止具(21)によって、前記突出作用位置と非作用位置との間で移動自在に前記縦向き部材(7)に支持され、前記操作具(19)は、前記可動ストッパー本体(17)の後側板部(17c)の内側を上下方向に位置する縦向き板部(19a)と、この縦向き板部(19a)の端から後ろ側に延出する側板部(19b)と、この側板部(19b)の後端から上下方向に連設された操作用突出板部(19d)を備え、この操作具(19)の前記縦向き板部(19a)と前記可動ストッパー本体(17)の後側板部(17c)とを貫通する軸体(22)の内端を前記縦向き部材(7)に取り付け、この軸体(7)の外端側のバネ受け座(22b)と前記可動ストッパー本体(17)の後側板部(17c)との間にコイル状の前記スプリング(18)が嵌合された構成になっている。
上記本発明の構成によれば、コンクリート型枠の外側に水平に配置されている水平ばた材の内、足場板支持用に選択した高さに位置する水平ばた材に前記嵌合部材を上から嵌合させるとき、浮き上がり防止用ストッパーが先端の逆止爪によりスプリングの付勢力に抗して一時的に非作用位置の方へ後退移動し、前記浮き上がり防止用ストッパーが前記水平ばた材の下側へ移動するのに伴って当該浮き上がり防止用ストッパーがスプリングの付勢力で元の突出作用位置に復帰することになる。足場板支持用ブラケットの嵌合部材がコンクリート型枠側の水平ばた材に嵌合支持されたときには、前記浮き上がり防止用ストッパーが前記嵌合部材を支持する水平ばた材の直下で突出作用姿勢に復帰している。この結果、水平ばた材に前記嵌合部材を介して支持された足場板支持用ブラケットに上向きの外力が作用しても、前記浮き上がり防止用ストッパーが直上にある前記水平ばた材に係合して、足場板支持用ブラケットの前記嵌合部材が前記水平ばた材から上方に外れてしまう可能性は皆無となる。
以上のように、本発明の足場板支持用ブラケットは、コンクリート型枠側の水平ばた材に嵌合部材を上から嵌合させるだけの、従来同様の操作を行うだけで、コンクリート型枠の外側に支持させることが出来、しかも水平ばた材に嵌合部材を上から嵌合させた状態では、特別な操作が全く不要でありながら、支持させた足場板支持用ブラケットを上に持ち上げることが出来ないロック状態になるので、足場板支持用ブラケットに上向きの外力が働いた不測の事態において、当該足場板支持用ブラケットが持ち上げられて水平ばた材から外れ落ちる恐れは全く無く、安全な状態に維持される。又、足場板支持用ブラケットを取り外すときは、前記操作具により前記可動ストッパー本体をスプリングの付勢力に抗して非作用位置に移動させた状態で足場板支持用ブラケットを持ち上げ、コンクリート型枠側の水平ばた材から取り外すことが出来る。
更に本発明の構成によれば、前記浮き上がり防止用ストッパーを、帯板をコの字形に曲げて構成した可動ストッパー本体と、帯板を曲げて構成した操作具、及び前記軸体とバネ受け座となるボルトによって簡単に構成することが出来るにも拘わらず、操作具が、前記軸体から外向きに突出する操作用突出板部を有する構造となるので、前記浮き上がり防止用ストッパーを非作用位置に切り換えるとき、操作用突出板部に指先を引っ掛けて手前に引けば良いので、操作が楽に容易く行える。
又、第2の本発明は、上記第1の本発明の前提部に記載の足場板支持用ブラケットにおいて、前記縦向き部材(7)は、前記斜め向き連結部材(9)の連結部より下方に延長する下側延長部分(7a)を備え、この縦向き部材(7)の下側延長部分(7a)に、この下側延長部分(7a)の下端部に設けられた抜け止めストッパー(13)と前記斜め向き連結部材(9)の連結部との間で昇降可能に嵌合する可動部材(14)が設けられ、この可動部材(14)の内端に、前記コンクリート型枠(10)の型枠板(10c)の外側面に当接して前記縦向き部材(7)を前記型枠板(10c)と平行な姿勢に保持する当接板(15)が設けられた構成になっている。
上記第2の本発明の構成によれば、足場板支持用ブラケットの前記縦向き部材を、当該足場板支持用ブラケットを嵌合支持させた水平ばた材の下側に存在する別の水平ばた材の位置に関係なく、常にコンクリート型枠の型枠板と平行な姿勢に保持することが出来る。即ち、前記抜け止めストッパーで受け止められる下降限位置にある可動部材の当接板が当接する位置に下側水平ばた材が存在するときは、その下側水平ばた材の上方に前記可動部材を持ち上げて逃がし、足場板支持用ブラケットの前記縦向き部材を前記下側水平ばた材に当接させて、足場板支持用ブラケットの前記縦向き部材をコンクリート型枠の型枠板と平行な姿勢に保持させることが出来、前記縦向き部材の下側延長部分に対応する高さに下側水平ばた材が存在しないときは、前記抜け止めストッパーで受け止められる下降限位置にある可動部材の当接板をコンクリート型枠の型枠板に当接させて、同じように足場板支持用ブラケットの前記縦向き部材をコンクリート型枠の型枠板と平行な姿勢に保持させることが出来る。
図1Aは、足場板支持用ブラケットの使用状態を示す一部縦断側面図、図1Bは、他の使用方法を示す要部の一部縦断側面図である。 図2は、足場板支持用ブラケットの一部切欠き側面図である。 図3は、足場板支持用ブラケットの一部切欠き拡大平面図である。 図4は、図2のA−A線拡大断面図である。 図5は、図2のB−B線拡大断面図である。 図6は、足場板支持用ブラケットの浮き上がり防止用ストッパーにおける要部の分解斜視図である。
以下、本発明の一実施例を添付図に基づいて説明すると、図1〜図3において、1は足場板支持用水平部材であって、筒状体から成る筒状基部2と、この筒状基部2の先端側から出し入れ自在に挿入された可動部材3とから、一定範囲内で長さを調整可能に構成されたものであり、可動部材3の先端には、手摺り支柱などを取り付けるためのパイプクランプ4が上向きに突出する足場板位置決め板5を介して取り付けられている。6は、筒状基部2に対して出し入れした可動部材3を固定するための可動部材固定用ボルトである。筒状基部2の内端は、角パイプ材利用の縦向き部材7の上端に水平向きに貫通するボルトナット8により取り付けられ、この縦向き部材7の中間高さと前記筒状基部2の先端とに、この両者を連結する斜め向き連結部材9の両端が固着されて、筒状基部2と縦向き部材7とが互いに直角向きに連結一体化されている。
縦向き部材7の上端内側には、コンクリート型枠10の外側に配置されている上下一対の円筒状鋼管利用の水平ばた材10a,10bの内の上側水平ばた材10aに上から嵌合する嵌合部材11が取り付けられ、この嵌合部材11の取付け位置の直下で縦向き部材7に浮き上がり防止用ストッパー12が設けられ、更に、縦向き部材7と斜め向き連結部材9との連結箇所より下方に延伸する縦向き部材7の下側延長部分7aには、この下側延長部分7aの下端部に取り付けられたボルトナットから成る抜け止めストッパー13の上側で昇降可能に嵌合する可動部材14が設けられ、この可動部材14の内端に、コンクリート型枠10を構成している型枠板10cに当接して、縦向き部材7を型枠板10bと平行な姿勢に保持する当接板15が取り付けられている。
前記嵌合部材11は、板材をU字形に曲げ加工して構成されたもので、その上端部の左右両側板部11a,11bの遊端部が、縦向き部材7の上端部の左右両側を挟む状態で、上下2本のボルトナット16によって縦向き部材7の上端部に固着され、前記左右両側板部11a,11bの先端円弧部が下方に延伸された脚柱部11cと縦向き部材7との間に、下側開放の嵌合凹入部11dが形成されたものであり、当該嵌合凹入部11dの上端となる左右両側板部11a,11bの下側縁11eは、凹曲形状に形成されている。
前記浮き上がり防止用ストッパー12は、図4及び図6に示すように、出退自在な可動ストッパー本体17、この可動ストッパー本体17を突出作用位置に付勢保持する圧縮コイルスプリング18、及び操作具19から構成されている。操作具19は、前記圧縮コイルスプリング18の付勢力に抗して可動ストッパー本体17を非作用位置まで後退移動させるために当該可動ストッパー本体17に併設されたものである。
更に詳述すると、前記可動ストッパー本体17は、縦向き部材7の左右両側に位置する左右両側板部17a,17bと、縦向き部材7の後ろ側で前記左右両側板部17a,17bを連結一体化する後側板部17cを備えた平面視コの字形のもので、左右両側板部17a,17bの先端は、上端側ほど嵌合部材11の嵌合凹入部11d内に向かって突出する突出量が漸増するように傾斜した逆止爪17dとなっている。この可動ストッパー本体17は、前記左右両側板部17a,17bに設けられた長孔20と、当該両長孔20と縦向き部材7を貫通するボルトナットから成る2本の係止具21によって、図2に示すように前記逆止爪17dの全体が側面視で縦向き部材7から突出する突出作用位置と、前記逆止爪17dの全体が側面視で縦向き部材7と重なる非作用位置との間で移動自在に支持されている。前記操作具19は、可動ストッパー本体17の後側板部17cの内側を上下方向に貫通する縦向き板部19aと、この縦向き板部19aの上下両端から後ろ側に延出する上下両側板部19b,19cと、これら上下両側板部19b,19cの後端から互いに離れる上下方向に連設された上下一対の操作用突出板部19d,19eから構成され、この操作具19の縦向き板部19aと可動ストッパー本体17の後側板部17cとを貫通させたボルト利用の軸体22が、前記縦向き部材7の外側面に溶接により固着された固定ナット23に当該軸体22の先端螺軸部22aを捩じ込むことにより、縦向き部材7に取り付けられ、この軸体22の外端側のバネ受け座となる頭部22bと可動ストッパー本体17の後側板部17cとの間に前記圧縮コイルスプリング18が圧縮状態で嵌合されている。
尚、軸体22は、その大径軸部22cが可動ストッパー本体17の後側板部17cに設けられた貫通孔17dと操作具19の縦向き板部19aに設けられた貫通孔19fとを貫通し、前記大径軸部22cよりも小径の先端螺軸部22aを、この先端螺軸部22aと大径軸部22cとの間の段部が固定ナット23に当接する限界まで固定ナット23の雌ネジ孔に捩じ込んだとき、固定ナット23から突出する先端螺軸部22aが入り込む貫通孔24が縦向き部材7に設けられている。勿論、固定ナット23に代えて、縦向き部材7の後側壁に貫通雌ネジ孔を形成し、この貫通雌ネジ孔に軸体22の先端螺軸部22aを捩じ込むように構成しても良いし、縦向き部材7の後側壁に軸体22の内端を直接溶接して固着し、この軸体22の外端螺軸部に、前記頭部22bに代わるバネ受け座を捩じ込んで固定するように構成しても良い。
前記可動部材14は、図2及び図5に示すように、帯状板材を縦向き部材7に沿ってコの字形に曲げ加工して、縦向き部材7の後側面に隣接する後側板部14aと、縦向き部材7の左右両側面に隣接し且つ縦向き部材7から内側に互いに平行に延出する左右両側板部14b,14cを形成し、この左右両側板部14b,14cの縦向き部材7から内側に離れた領域の上下両側辺から、それぞれ互いに接近する内側に上下両側板部14d,14eを折曲形成したものであり、後側板部14aと左右両側板部14b,14c、及び上下両側板部14d,14eの側縁を縦向き部材7の周面に隣接させることにより、可動部材14を縦向き部材7に、その長さ方向に昇降移動のみ可能に構成している。前記当接板15は、可動部材14の内端輪郭より一回り大きな平板15aによって構成されており、当該平板5aの左右両側辺に設けた上下一対の切込みの間の板部を、前記可動部材14の左右両側板部14b,14cの外側面に隣接するように折曲して、左右一対の取付け板部15b,15cを形成し、この左右一対の取付け板部15b,15cとその間の可動部材14の左右両側板部14a,14bとを貫通する1本のボルトナット15dにより、前記当接板15(平板15a)を可動部材14の内端に結合している。
図1Aに示すように、既設のコンクリート型枠10の外側には、上下一対の水平ばた材10a,10bが上下方向適当間隔おきに配置されている。この上下一対の水平ばた材10a,10bは、型枠板10cを位置決めするためのセパレーター10dに内端部が連結された棒状本体10eの上下両側に振り分け配置された状態で、この上下一対の水平ばた材10a、10bを外側から押圧固定する当て部材10fを棒状本体10eに取り付けることにより、コンクリート型枠10に一体化される。このようなコンクリート型枠10に対して足場板支持用ブラケットを使用する場合、当該コンクリート型枠10の外側に配設されている水平ばた材10a,10bの内、足場板25を仮設したい高さの許容範囲内にある上側水平ばた材10aを選択し、この上側水平ばた材10aに嵌合部材11を上から嵌合させる。この嵌合操作により、上側水平ばた材10aが嵌合部材11の嵌合凹入部11d内を相対的に上昇移動することになるので、その過程において、浮き上がり防止用ストッパー12の突出作用位置にある可動ストッパー本体17の先端の逆止爪17dに対して上側水平ばた材10aが上向きに押圧し、可動ストッパー本体17には後退方向の作用力が作用して、可動ストッパー本体17が圧縮コイルスプリング18の付勢力に抗して突出作用位置から後退移動し、上側水平ばた材10aの相対上昇移動を許容する。最終的には、当該上側水平ばた材10aの上に、嵌合部材11における嵌合凹入部11dの上端の凹曲した下側縁11eが載置され、足場板支持用ブラケットの全体が前記上側水平ばた材10aに支持されることになる。
浮き上がり防止用ストッパー12の可動ストッパー本体17は、上記のように上側水平ばた材10aの通過に伴って突出作用位置から一旦後退した後、圧縮コイルスプリング18の付勢力によって前進移動し、再び突出作用位置に復帰する結果、当該可動ストッパー本体17の左右一対の逆止爪17dが、嵌合凹入部11dの上端を受け止めている上側水平ばた材10aとその直下の下側水平ばた材10bとの間に突出し、この上側水平ばた材10aに対して足場板支持用ブラケットが上昇移動するのを、一体に上昇移動する可動ストッパー本体17の左右両側板部17a,17bの上側辺先端近傍部が上側水平ばた材10aに上向きに当接して阻止することが出来る。尚、可動ストッパー本体17が圧縮コイルスプリング18の付勢力に抗して突出作用位置から後退移動するとき、当該可動ストッパー本体17と操作具19とは互いに固着されているわけではないので、固定ナット23と可動ストッパー本体17の後側板部17cとの間で縦向き板部19aが挟まれていた操作具19は、一時的に軸体22の長さ方向に関してフリーな状態になるが、上下一対の操作用突出板部19d,19eは、軸体22と圧縮コイルスプリング18の上下両側に位置する初期姿勢を維持している。
上記のように特定の上側水平ばた材10aに嵌合部材11を介して足場板支持用ブラケットが支持されたときに、図1Aに示すように、縦向き部材7の下端の抜け止めストッパー13で受け止められている可動部材14の内側に、他の水平ばた材10a,10bが存在しないときは、そのまま可動部材14の内端の当接板15をコンクリート型枠10の型枠板10cに当接させて、縦向き部材7を、型枠板10cとほぼ平行な垂直姿勢に保持させることが出来る。しかし、嵌合部材11が嵌合する上下一対の水平ばた材10a,10bより下側に存在する別の上下一対の水平ばた材10a,10bに可動部材14の内端の当接板15が当接するような状況であれば、可動部材14を縦向き部材7に対して適当高さまで持ち上げた状態で上側水平ばた材10aに嵌合部材11を嵌合させ、この後、図1Bに示すように、持ち上げていた可動部材14を下げて、嵌合部材11より下側にある別の上側水平ばた材10aの上に載せれば良い。この状態では、縦向き部材7が嵌合部材11より下側にある別の水平ばた材10a,10bの外側に当接すると同時に、可動部材14の内端の当接板15がコンクリート型枠10の型枠板10cに当接することになるが、コンクリート型枠10の寸法精度によっては、縦向き部材7が嵌合部材11より下側にある別の水平ばた材10a,10bの外側に当接するか又は、可動部材14の内端の当接板15がコンクリート型枠10の型枠板10cに当接することになる。
上記の要領で同一高さで2つの足場板支持用ブラケットを支持したならば、両足場板支持用ブラケットの足場板支持用水平部材1の上に足場板25を載置支持させることが出来る。このとき、足場板25の外側辺に足場板位置決め板5が隣接するように、筒状基部2に対して可動部材3を出し入れして、足場板支持用水平部材1の長さを調整することが出来る。足場解体時に足場板支持用ブラケットを取り外すときは、浮き上がり防止用ストッパー12における操作具19の上下一対の操作用突出板部19d,19eを2本の指先で手前に引いて、当該操作具19の縦向き板部19aと可動ストッパー本体17の後側板部17cを介して可動ストッパー本体17を圧縮コイルスプリング18の付勢力に抗して後退移動させ、可動ストッパー本体17の先端の逆止爪17dが嵌合部材11の嵌合凹入部11dから退出する非作用位置に切り換えた状態で足場板支持用ブラケットを持ち上げて、嵌合部材11を上側水平ばた材10aから上方に取り外せば良い。尚、この操作に際して、例えば親指を軸体22の頭部(バネ受け座)22bの外側面に当て付けた状態で、人差し指と中指で上下一対の操作用突出板部19d,19eを手前に引くように操作することが出来る。
本発明の足場板支持用ブラケットは、コンクリート型枠10の外側に角鋼管利用の水平ばた材が配置されている場合にも使用することが出来る。この場合、角鋼管利用の水平ばた材が上下に隣接するように並列使用されているときは、上下に隣接する一対の角鋼管利用の水平ばた材間に浮き上がり防止用ストッパー12の逆止爪17dが入り込める空間が確保されていなければならないが、角鋼管利用の水平ばた材が単体で上下方向に適当間隔を隔てて配置されるような構成であれば、角鋼管利用の水平ばた材の下側に浮き上がり防止用ストッパー12の逆止爪17dが入り込むように、本発明の足場板支持用ブラケットを使用すれば良い。
本発明の足場板支持用ブラケットは、特にコンクリート型枠の外側に足場板を仮設する場合に活用出来るものである。
1 足場板支持用水平部材
2 筒状基部
3 可動部材
4 パイプクランプ
5 足場板位置決め板
6 可動部材固定用ボルト
7 縦向き部材
8,15d,16 ボルトナット
9 斜め向き連結部材
10 コンクリート型枠
10a,10b 水平ばた材
10c 型枠板
11 嵌合部材
11d 嵌合凹入部
12 浮き上がり防止用ストッパー
13 抜け止めストッパー
14 可動部材
15 当接板
17 可動ストッパー本体
17a,17b 左右両側板部
17c 後側板部
17d 逆止爪
18 圧縮コイルスプリング
19 操作具
19a 縦向き板部
19b,19c 上下両側板部
19d,19e 操作用突出板部
20 長孔
21 係止具(ボルトナット)
22 軸体(ボルト)
22a 先端螺軸部
22b 頭部(バネ受け座)
22c 大径軸部
23 固定ナット
25 足場板

Claims (3)

  1. 足場板支持用水平部材、この足場板支持用水平部材の内端に上端部が連結された縦向き部材、この縦向き部材と前記足場板支持用水平部材とを連結する斜め向き連結部材、及び前記縦向き部材の上端部に、コンクリート型枠を構成している水平ばた材に上から嵌合して支持される嵌合部材を備えた足場板支持用ブラケットであって、前記嵌合部材に、この嵌合部材が嵌合して支持される前記水平ばた材の直下に位置する浮き上がり防止用ストッパーが併設され、この浮き上がり防止用ストッパーは、出退自在な可動ストッパー本体と、この可動ストッパー本体を突出作用位置に付勢保持するスプリングと、このスプリングの付勢力に抗して前記浮き上がり防止用ストッパーを非作用位置まで後退移動させるために前記可動ストッパー本体に併設された操作具から構成され、突出作用位置に付勢保持されている前記可動ストッパー本体の先端は、前記水平ばた材が前記嵌合部材内の支持位置まで相対的に嵌入することは後退移動して許すが前記嵌合部材内の支持位置から前記水平ばた材が相対的に下方に外れる反対向きの相対移動は阻止する逆止爪に形成されている足場板支持用ブラケットにおいて、
    前記可動ストッパー本体は、前記縦向き部材の左右両側に位置する左右両側板部と、前記縦向き部材の後ろ側で前記左右両側板部を連結一体化する後側板部を備えたもので、前記逆止爪は、前記左右両側板部の先端に形成され、この可動ストッパー本体が、前記左右両側板部に設けられた長孔と、当該両長孔内を貫通する係止具によって、前記突出作用位置と非作用位置との間で移動自在に前記縦向き部材に支持され、前記操作具は、前記可動ストッパー本体の後側板部の内側を上下方向に位置する縦向き板部と、この縦向き板部の端から後ろ側に延出する側板部と、この側板部の後端から上下方向に連設された操作用突出板部から構成され、この操作具の前記縦向き板部と前記可動ストッパー本体の後側板部とを貫通する軸体の内端を前記縦向き部材に取り付け、この軸体の外端側のバネ受け座と前記可動ストッパー本体の後側板部との間にコイル状の前記スプリングが嵌合されている、足場板支持用ブラケット。
  2. 前記縦向き部材は、前記斜め向き連結部材の連結部より下方に延長する下側延長部分を備え、この縦向き部材の下側延長部分に、この下側延長部分の下端部に設けられた抜け止めストッパーと前記斜め向き連結部材の連結部との間で昇降可能に嵌合する可動部材が設けられ、この可動部材の内端に、前記コンクリート型枠の型枠板の外側面に当接して前記縦向き部材を前記型枠板と平行な姿勢に保持する当接板が設けられている、請求項1に記載の足場板支持用ブラケット。
  3. 足場板支持用水平部材、この足場板支持用水平部材の内端に上端部が連結された縦向き部材、この縦向き部材と前記足場板支持用水平部材とを連結する斜め向き連結部材、及び前記縦向き部材の上端部に、コンクリート型枠を構成している水平ばた材に上から嵌合して支持される嵌合部材を備えた足場板支持用ブラケットであって、前記嵌合部材に、この嵌合部材が嵌合して支持される前記水平ばた材の直下に位置する浮き上がり防止用ストッパーが併設され、この浮き上がり防止用ストッパーは、出退自在な可動ストッパー本体と、この可動ストッパー本体を突出作用位置に付勢保持するスプリングと、このスプリングの付勢力に抗して前記浮き上がり防止用ストッパーを非作用位置まで後退移動させるために前記可動ストッパー本体に併設された操作具から構成され、突出作用位置に付勢保持されている前記可動ストッパー本体の先端は、前記水平ばた材が前記嵌合部材内の支持位置まで相対的に嵌入することは後退移動して許すが前記嵌合部材内の支持位置から前記水平ばた材が相対的に下方に外れる反対向きの相対移動は阻止する逆止爪に形成されている足場板支持用ブラケットにおいて、
    前記縦向き部材は、前記斜め向き連結部材の連結部より下方に延長する下側延長部分を備え、この縦向き部材の下側延長部分に、この下側延長部分の下端部に設けられた抜け止めストッパーと前記斜め向き連結部材の連結部との間で昇降可能に嵌合する可動部材が設けられ、この可動部材の内端に、前記コンクリート型枠の型枠板の外側面に当接して前記縦向き部材を前記型枠板と平行な姿勢に保持する当接板が設けられている足場板支持用ブラケット。
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