JP4044868B2 - 足場板用幅木 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築現場等で仮設される足場板に、その側縁部に沿って取り付けられる足場板用幅木に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
建築現場等における足場板上での高所作業では、作業者の手にしたボルト・ナット、金具類等の種々の施工用部品や工具類、足元に置いた各種資材や用具等を誤って落下させ、事故につながるという危険性が常に付きまとう。そこで、安全対策として、足場板の側縁部に添って幅木を取り付けることが行われているが、従来、足場板用幅木を足場板に取り付けるにあたって、足場板の幅木取付部位にボルト孔等を開けるなど足場板側に何らかの加工を施す必要があるため、在来の足場板をそのまま使用できない難点があり、また足場板用幅木の構成が複雑で、足場板への取り付けに手間がかかるという問題があった。
【0003】
一方、足場板1の取付ピッチLa(図5の(A)参照)は足場板メーカーの各社共に殆ど一定であるが、足場板本体1aの面板長さLb(図5の(A)参照)は各社違うため、幅木を足場板に取り付けた時に、幅木がガタついたり、ずれたりするという問題もあった。
【0004】
本発明は、足場板側に何の加工も施す必要がなく、在来の足場板をそのまま使用できると共に、足場板への取付け及び取外しが簡単容易に行え、しかも足場板のメーカーによって幅木がガタついたり、ずれたりすることのないようにした足場板用幅木を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の足場板用幅木は、足場板1の側縁部5上に起立姿勢に載置される幅木本体4を有し、この幅木本体4の前後各端部に、端部キャップ10と、足場板1の外側端面6に支持されるアウトガイド11と、足場用建枠の横架材2に掛合されるキャッチガイド12と、このキャッチガイド12を前記横架材2に掛合させてロックするロック部片13とを設け、キャッチガイド12は、端部キャップ10内で上端部を枢着されて前後方向揺動可能に垂下され、その下端掛合部12aが足場板係止用フック8の内側面近接位置で足場板1の前後端面7と前記横架材2との間に突入し、ロック部片13は幅木本体4の内側面に上下方向揺動可能に枢着されて、先端側を押し下げることにより、キャッチガイド12を前方へ押動して,その下端掛合部12aを前記横架材2に掛合させるようになっていることを特徴とする。
【0006】
請求項2は、請求項1に記載の足場板用幅木において、ロック部片13は、帯板材からなるもので、横長形状でその長手方向中間部が幅木本体4の内側面に枢着され、その枢着部より後方側には当該ロック部片13の先端側を押し下げ操作するために棒状金具を挿入する棒状金具挿入部21を設けてなることを特徴とする。
【0007】
請求項3は、請求項1又は2に記載の足場板用幅木において、アウトガイド11は、幅木本体4の外側面に取り付けられる取付板部11bと、この取付板部11bの下端から一体に突出して足場板1の外側端面6に当接支持される支持板部11aとからなるもので、取付板部11bには、幅木3の梱包等に際して幅木3同士を積み重ねる時にロック部片13との干渉を避けるための切除部25が形成されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係る足場板用幅木について図面を参照して説明すると、図1の(A)は足場板用幅木3をその内側面側から見た側面図、(B)は幅木3の平面図である。図2は幅木3を足場板1に取り付けた状態を示す斜視図、図3は幅木3を足場板1に取り付けた状態を幅木3の外側から見た正面図である。図4の(A)は図1の(A)の矢印Xで囲まれた部分の拡大図、(B)は同部分の平面図であり、(C)は同部分の端面図である。また図5の(A)は足場板1の取付ピッチ及び面板長さを示す側面図、(B)は幅木3の作用を示す正面図である。図2に示すように、足場板1には前後各端面7の左右両端部に足場板係止用フック8,8が突設され、各端面7の両係止用フック8,8は足場用建枠(図示省略)の横架材2に係止されるようになっている。
【0009】
本発明に係る足場板用幅木3は、図2に示すように足場板1の側縁部5上に起立姿勢で載置される幅木本体4を有する。この幅木本体4の前後各端部には、端部キャップ10と、幅木本体4が足場板1の側縁部5上に起立姿勢に載置された状態で足場板1の外側端面6に当接支持されるアウトガイド11と、図示しない足場用建枠の横架材2に掛合されるキャッチガイド12と、このキャッチガイド12を足場用建枠の横架材2に掛合させてロックするロック部片13とが設けられ、キャッチガイド12は、端部キャップ10内で上端部を枢着されて前後方向揺動可能に垂下され、その下端掛合部12aが足場板係止用フック8の内側面8aに近接した位置で足場板1の前後端面7と足場用建枠の横架材2との間に突入し、ロック部片13は、幅木本体4の内側面に上下方向揺動可能に枢着されて、1端側を押し下げることにより、キャッチガイド12を前方へ押動して、その下端掛合部12aを足場用建枠の横架材2に掛合させるようになっている。
【0010】
端部キャップ10は、幅木本体4の前後各端部に取り付け固定されるもので、一枚の金属板を二つ折りにしてその折曲端部と反対側の端部を平面視略々L字状に折曲したような形状のもので、平面視略々U字状のキャップ本体10aと、平面視略々L字状の取付基部10bとからなる。キャップ本体10aの下端部は、その前端側が側面視円弧状に形成されて、幅木取付時に足場用建枠の横架材2に係合可能な位置決め用の横架材係合部14を形成し、且つキャップ本体10a下端部の後端側が足場板1の前後端部に余裕をもって係合可能な足場板係合段部15を形成し、しかしてこれら横架材係合部14と足場板係合段部15の間に形成される突片16が、幅木取付時に足場板1の前後端面7と足場用建枠の横架材2との間に突入するようになっている。
【0011】
キャッチガイド12は、端部キャップ10のキャップ本体10a内に挿入されて、その上端部が枢支軸17によりキャップ本体10aに枢着されて前後方向に揺動可能に垂下され、その下端掛合部12aが足場板1の前後端面7と足場用建枠の横架材2との間に前後移動自在に突入している。このキャッチガイド12の下端掛合部12aの先端面は、足場用建枠の横架材2に掛合する掛合凹部12oを形成している。またキャッチガイド12は、ロック部片13の先端部13aが当接する後端部がテーパtに形成されているから、ロック部片13の先端側を押し下げてキャッチガイド12を押動する時に、そのテーパtの楔効果によってキャッチガイド12を横架材2に的確且つ強固に押し込むことができる。
【0012】
このキャッチガイド12は、図5の(B)の左側に示すように、ロック部片13によってロックされていない状態では、その下端掛合部12aが足場板1の前後端面7と足場用建枠の横架材2との中間に位置して足場用建枠の横架材2に係合しないように、枢支軸17により端部キャップ10に枢着されている。また、キャッチガイド12の中間部にはその前端側に切欠開口する一定長さのガイド溝18(図3及び図4参照)が形成されていて、このガイド溝18にキャッチガイド12側からガイド軸19を挿通させ、それによってキャッチガイド12の揺動をスムーズに行なわせるようにしている。
【0013】
ロック部片13は、金属帯板材をプレス加工して形成されたもので、図2及び図4から分かるように、その板面を幅木本体4の内側面と平行にした横長形状でその長手方向中間部が幅木本体4に枢支軸20により枢着され、この枢着部より後方側には、ロック部片13の先端側を押し下げ操作するために番線による結着作業等に使用される「しの」等の棒状金具を挿入する円筒状の棒状金具挿入部21が設けられ、またこの枢着部と先端部との中間部前方側には、同様にロック部片13の先端側を押し下げ操作するためにハンマー等で上から叩く叩き部22が設けられている。
【0014】
また、このロック部片13の枢着部より後方側は幅木本体4の内側面に接触した状態にあり、枢着部より前方側は屈曲して幅木本体4の内側面から離れ、このロック部片13の先端部13aは、幅木本体4の内側面と平行に延びて、端部キャップ10の取付基部10bに設けられたスリット23に突入し、キャッチガイド12の後端面に当接するようになっている。尚、前記叩き部22は、ロック部片13が枢着部から前方側で平面視略くの字状に屈曲した部分の上端面部とされる。
【0015】
また、このロック部片13を幅木本体4に枢着するための枢支軸20は、図4の(D)に示すように先端部にねじ部20aを有するボルトからなるもので、幅木本体4の外側面に取り付けられるアウトガイド11を挿通し且つ幅木本体4を挿通して幅木本体4の内側面側にねじ部20aを突出させ、そのねじ部20aをロック部片13のねじ孔24に螺合固定している。
【0016】
この場合、ボルトのねじ部20aに緩み止めのために樹脂が塗布されていて、このねじ部20aをロック部片13のねじ孔24にねじ込むことによって、ボルトであるロック部片13がロック部片13に対し緩むことなく一体化するようにしてある。従って、枢支軸20は、幅木本体4に対しては回転可能で、ロック部片13とは一体に回転することになる。尚、このロック部片13は、前記棒状金具を棒状金具挿入部21に挿入して操作したり、叩き部22をハンマー等で叩かないと簡単には揺動回転できないように、枢着部より後方側が幅木本体4の内側面に適当な接触摩擦力で圧接した状態に取り付けられるから、キャッチガイド12のロック状態及びロック解除状態を確実に保持することができる。
【0017】
しかして、このロック部片13が、図5の(B)の左側に示すように先端側が持ち上がった前上がりの状態にある時は、キャッチガイド12は、その下端掛合部12aが足場板1の前後端面7と足場用建枠の横架材2との中間に位置して、足場用建枠の横架材2に掛合しないロック解除状態にあるが、この前上がりの状態からロック部片13の棒状金具挿入部21に「しの」等の棒状金具を挿入してこじることによりロック部片13の先端部を押し下げ操作したり、又はロック部片13の叩き部22をハンマーで上から叩いてロック部片13の先端部を押し下げ操作して、ロック部片13を図5の(B)の右側に示すような水平姿勢にすると、ロック部片13の先端部13aがキャッチガイド12を前方へ押し込んで、その下端掛合部12aを足場用建枠の横架材2に掛合させ、これによりキャッチガイド12はロック状態となる。
【0018】
このキャッチガイド12のロック状態を解除する時は、ロック部片13の棒状金具挿入部21に再び棒状金具を挿入してこじながらロック部片13の先端側を押し上げるか、あるいは棒状金具挿入部21をハンマー等で上から叩いてロック部片13の先端側を押し上げることによって、キャッチガイド12の下端掛合部12aが足場用建枠の横架材2から離脱し、ロック解除状態となる。
【0019】
アウトガイド11は、図2及び図3から分かるように、幅木本体4の外側面にリベットで取り付けられる取付板部11bと、この取付板部11bの下端から一体に突出して足場板1の外側端面6に当接支持される支持板部11aとからなるもので、取付板部11bには、幅木3の梱包等に際して幅木同士を積み重ねる時にロック部片13との干渉を避けるための切除部25が形成されている。このアウトガイド11の取付板部11b及び支持板部11aにはそれらの一側端部に補強リブ11oが形成されている。
【0020】
以上説明したように構成される足場板用幅木3を足場板1に取り付けるには、図2に示すように、幅木3を足場板1の側縁部5の上方に持ち来たし、この足場板側縁部5の上方から幅木3をそのまま降ろして、幅木本体4を足場板1の側縁部5上に載置し、幅木本体4の前後両端部に夫々設けてあるアウトガイド11の支持板部11aを足場板1の外側端面6に当接支持させると共に、キャッチガイド12の下端掛合部12aを足場板1の前後端面7と足場用建枠の横架材2との間に突入させる。この時、端部キャップ12のキャップ本体10a下端部の横架材係合部14が足場用建枠の横架材2上に係合して位置決めされるから、幅木本体4は倒れるようなことがなく、足場板1の側縁部5上で安定状態となる。
【0021】
この後、前上がり姿勢にあるロック部片13の棒状金具挿入部21に「しの」等の棒状金具を挿入してこじることによりロック部片13の先端部を押し下げ、あるいはロック部片13の叩き部22をハンマーで上から叩いてロック部片13の先端部を押し下げ、それによりロック部片13の先端部13aがキャッチガイド12を前方へ押動して、その下端掛合部12aを足場用建枠の横架材2に掛合させることにより、キャッチガイド12をロックする。
【0022】
上記のように幅木本体4を足場板1の側縁部5の上に載せて、アウトガイド11の支持板部11aを足場板1の外側端面6に当接支持させ、キャッチガイド12の下端掛合部12aを足場板1の前後端面7と足場用建枠の横架材2との間に突入させることによって、幅木本体4の左右方向の移動及び倒れが阻止される。これは、図2から分かるように、アウトガイド11とキャッチガイド12の下端掛合部12aによって足場板1の係止用フック8を挟む状態となるからである。そして、キャッチガイド12の下端掛合部12aを足場用建枠の横架材2に掛合させることにより、幅木本体4の前後方向の移動が阻止され、これによって幅木本体4は、足場板1の側縁部5上で起立姿勢に確実に保持固定される。
【0023】
また、この幅木3を取り外すときは、ロック部片13の棒状金具挿入部21に再び棒状金具を挿入してこじながらロック部片13の先端側を押し上げるか、又は棒状金具挿入部21をハンマー等で上から叩いてロック部片13の先端側を押し上げれば、キャッチガイド12の下端掛合部12aが足場用建枠の横架材2から離脱して、ロック解除状態となるから、幅木本体4をそのまま持ち上げるだけで、簡単容易に足場板1から取り外すことができる。
【0024】
また、キャッチガイド12の作用について、図5を参照して更に説明すると、この図5の(B)では、右側のキャッチガイド12がロック状態にあって、左側のキャッチガイド12は非ロック状態となっているが、この左側のキャッチガイド12もロック状態にすることによって、幅木本体4の前後両端側のキャッチガイド12,12が両足場用建枠の横架材2,2に掛合して突っ張った状態となるため、幅木本体4の前後方向の移動が完全に阻止される。
【0025】
しかも、この場合、キャッチガイド12は、端部キャップ10内に垂下状態で前後方向揺動自在に枢支されて、その下端掛合部12aが足場板1の前後端面7と足場用建枠の横架材2との間に突入した位置で前後に移動可能となっているから、この位置でキャッチガイド12をロックすることにより、下端掛合部12aの掛合用凹部12oが横架材2に掛合した位置で幅木本体4の前後方向の移動を完全に阻止することができ、従って図5の(A)に示す足場板本体1aの面板長さLbが各メーカーによって違っていても、幅木3を足場板1に取り付けた時、幅木3がその長手方向にガタついたり、ずれたりすることがない。
【0026】
図6は幅木3の梱包等に際して幅木3同士を多数積み重ねる時の状態を示す。この図から分かるように、幅木3同士を積み重ねる時には、幅木本体4の内側面に突出するロック部片13の突出高さと端部キャップ10の突出高さとは同じであるから、幅木本体4の外側面に何も取り付けられていなければ、何ら問題ないわけであるが、幅木本体4の外側面にはアウトガイド11が取り付けられ、しかもこのアウトガイド11には一側端部に補強リブ11oが形成されているから、積み重ねる時に特にロック部片13の棒状金具挿入部21とアウトガイド11とが干渉して隣合う幅木3相互間の間隔が不都合に広がると共に、その干渉によって幅木3の積み重ね状態が不安定となる。このような不都合を回避するために、アウトガイド11の取付板部11bにロック部片13との干渉を避けるための切除部25が形成されているから、隣合う幅木3,3相互間において一方の幅木3側のロック部片13の棒状金具挿入部21が他方の幅木3側のアウトガイド11の取付板部11bの切除部25に嵌まり込み、従って幅木3相互間の間隔が広がることがなく、しかも切除部25にロック部片13の棒状金具挿入部21が嵌まりこむため、幅木3の横ズレが防止され、幅木3の積み重ね状態が非常に安定することになる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の幅木によれば、幅木を足場板に取り付けるにあたって、幅木本体を足場板の側縁部上に載せて、アウトガイドを足場板の外側端面に当接支持させると共に、キャッチガイドの下端掛合部を足場板の前後端面と足場用建枠の横架材との間に突入させることにより、アウトガイドとキャッチガイドの下端掛合部によって足場板の係止用フックを挟む状態となって、幅木本体の左右方向の移動及び倒れを阻止でき、そしてキャッチガイドの下端掛合部を足場用建枠の横架材に掛合させることにより、幅木本体の前後方向の移動を阻止し、これによって幅木本体を足場板の側縁部上で起立姿勢に保持固定することができる。
【0028】
この場合、ロック部片の先端側を押し下てキャッチガイドを前方へ押動するだけで、その下端掛合部が足場用建枠の横架材2に掛合するから、キャッチガイド12を簡単にロックすることができる。また、幅木を取り外すときは、ロック部片の先端側を押し上げてロックを解除した後、幅木をそのまま持ち上げるだけでよいから、幅木の取外しも極めて簡単容易となる。
【0029】
また、この発明の幅木によれば、キャッチガイドは、端部キャップに垂下状態で前後方向揺動自在に枢支されて、下端掛合部が足場板の前後端面と足場用建枠の横架材との間に突入した位置で前後に移動可能となっているから、この位置でキャッチガイドをロック操作すれば、下端掛合部が横架材に掛合した位置で幅木本体の前後方向の移動を完全に阻止することができ、従って足場板本体の面板長さが各メーカーによって違っていても、幅木を足場板に取り付けた時に、幅木がその長手方向にガタついたり、ずれたりすることがない。また、この発明の幅木は、足場板側には幅木取付のための何の加工も施す必要がないため、在来の足場板をそのまま使用できる。
【0030】
請求項2に係る発明の幅木によれば、キャッチガイドをロックするには、ロック部片の棒状金具挿入部に棒状金具を挿入してロック部片の先端部を押し下げればよく、またロック部片をロック解除する時は、同じく棒状金具挿入部に棒状金具を挿入してロック部片の先端部を押し上げればよいから、キャッチガイドのロック操作及びロック解除操作が一層容易となる。
【0031】
請求項3に係る発明の幅木によれば、アウトガイドは、幅木本体外側面に取り付けられる取付板部と、取付板部の下端から突出して足場板の外側端面に当接支持される支持板部とからなるもので、取付板部には、幅木の梱包等に際して幅木同士を積み重ねる時にロック部片との干渉を避けるための切除部を形成しているから、隣合う幅木相互間において一方の幅木側のロック部片の棒状金具挿入部が他方の幅木側のアウトガイドの取付板部の切除部に嵌まり込み、従って幅木相互間の間隔が広がることがなく、しかも幅木の横ズレが防止され、幅木の積み重ね状態を非常に安定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は足場板用幅木をその内側面側から見た側面図、(B)は
幅木の平面図である。
【図2】 幅木を足場板に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図3】 幅木を足場板に取り付けた状態を幅木の外側から見た正面図であ
る。
【図4】 (A)は図1の(A)の矢印Xで囲まれた部分の拡大図、(B)は同部分の平面図、(C)は同部分の端面図、(D)はロック部片を幅木本体
に枢着する枢支軸(ボルト)の正面図である。
【図5】 (A)は足場板の取付ピッチ及び面板長さを示す側面図、(B)
は幅木の作用を示す正面図である。
【図6】 幅木の梱包等に際して幅木同士を多数積み重ねる時の状態を示す
正面図である。
【符号の説明】
1 足場板
2 足場用建枠の横架材
3 足場板用幅木
4 幅木本体
10 端部キャップ
11 アウトガイド
12 キャッチガイド
12a 下端掛合部
13 ロック部片
21 棒状金具挿入部
Claims (3)
- 足場板の側縁部上に起立姿勢に載置される幅木本体を有し、この幅木本体の前後各端部に、端部キャップと、足場板の外側端面に支持されるアウトガイドと、足場用建枠の横架材に掛合されるキャッチガイドと、このキャッチガイドを前記横架材に掛合させてロックするロック部片とを設け、キャッチガイドは、端部キャップ内で上端部を枢着されて前後方向揺動可能に垂下され、その下端掛合部が足場板係止用フックの内側面近接位置で足場板の前後端面と前記横架材との間に突入し、ロック部片は幅木本体の内側面に上下方向揺動可能に枢着されて、先端側を押し下げることにより、キャッチガイドを前方へ押動して、その下端掛合部を前記横架材に掛合させるようになっている足場板用幅木。
- ロック部片は、帯板材からなるもので、横長形状でその長手方向中間部が幅木本体の内側面に枢着され、その枢着部より後方側に、ロック部片の先端側を押し下げ操作するために棒状金具を挿入する棒状金具挿入部を設けてなる請求項1に記載の足場用幅木。
- アウトガイドは、幅木本体の外側面に取り付けられる取付板部と、この取付板部の下端から一体に突出して足場板の外側端面に当接支持される支持板部とからなるもので、取付板部には、幅木の梱包等に際して幅木同士を積み重ねる時にロック部片との干渉を避けるための切除部が形成されている請求項1又は2に記載の足場用幅木。
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