JP6954615B2 - ヒドロシランの製造方法 - Google Patents

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本発明はヒドロシランの製造方法に関し、より詳しくは水素化ホウ素塩を用いたヒドロシランの製造方法に関する。
ヒドロシランはアルケンやアルキンのヒドロシリル化や芳香族化合物との脱水素縮合反応などによって、そのヒドリドを様々な有機基へと変換することができる。そのため、ヒドロシランは有機ケイ素化学工業における有用な合成中間原料となっている。
ヒドロシランの合成法の1つにアルコキシシランのヒドリド還元反応が知られており、通常は水素化アルミニウムリチウムや水素化アルミニウムジイソブチルなどのアルミニウムヒドリド還元剤が用いられている(非特許文献1、非特許文献2参照)。しかしながら、これらのアルミニウムヒドリド還元剤はその高い反応性に由来して、一般に官能基許容性が低く、湿気等で分解しやすい。また、反応後に生じるアルミニウム塩残渣の処理が煩雑となることがある。
これに対して、より反応性が温和なボランを還元剤に用いたアルコキシシランの還元反応も開発されている(特許文献1参照)。しかしながら、ボランは比較的高価であり、アルミニウムヒドリド還元剤と同様に空気中の酸素や水分に対して不安定であるという問題が残されていた。
以上を鑑みると、安価で空気中でも比較的安定であり、後処理の容易な水素化ホウ素ナトリウムが本反応の還元剤(ヒドリド源)として適しているものと考えられるが、これを用いた例は知られていない。
一方で、水素化ホウ素ナトリウムからボランを合成する方法が知られている(非特許文献3、非特許文献4、非特許文献5参照)。例えば、ハロゲン化アルキルおよびその類縁体は水素化ホウ素ナトリウムによって還元される際にボランを生じることが知られている(非特許文献6参照)。その上、テトラブチルアンモニウムボロヒドリドとハロアルカンの反応により系中で発生させたボランを用いたニトリルやカルボニル化合物、オレフィンのヒドロホウ素化も報告されている(非特許文献7)。また、塩化インジウムは水素化ホウ素ナトリウムと反応してジクロロインジウムヒドリドとともにボランを生じる(非特許文献8参照)。
特願2016−246389号
H.Westermark. Acta.Chem.Scand, 1954, 89, 1830. L.H.Sinner, J.MuLick, C.M.Golino, J.Am.Chem.Soc.,1972,94,669. H.I.Schelesinger,H.C.Brown,H.R.Hoekstra,L.R.Rapp,,J.Am.Chem.Soc.,1953,75,199 H.G.Wess,I.Shapiro,J.Am.Chem.Soc.,1959,81,6167 G.F.Freeguard,L.H.Long,Chem.Ind.,1965,471 R.O.Huchins,D.Kandasamy,F.Dux III,C.A.Maryanoff,D.Rotsten,B.Goldsmith,W.Burgoyne,F.Cistone,J.Dalessandro,J.Puglis,J.Org.Chem.,1978,43,2259 A.Brandstrom,U.Junggren,B.Lamm,Tetrahedron Lett.,1972,31,3173 A.Baba,I.Shibata,Chemical Record,2005,5,323
本発明は、ヒドロシランを効率良く製造することができるヒドロシランの製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、水素化ホウ素塩とハロゲン原子を有する炭素原子数1〜20の炭化水素及び/又は金属塩とを反応させ、さらにその反応生成物をリン酸トリアミドの存在下でアルコキシシランと反応させることにより、ヒドロシランを効率良く製造することができることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は以下の通りである。
<1> 水素化ホウ素塩とハロゲン原子を有する炭素原子数1〜20の炭化水素及び/又
は金属塩とを反応させる第一工程、及びリン酸トリアミドの存在下、前記第一工程の反応生成物を下記式(a)で表される構造を有するアルコキシシランと反応させて下記式(b)で表される構造を有するヒドロシランを生成する第二工程を含むことを特徴とするヒドロシランの製造方法。
Figure 0006954615
(式(a)中、Rは炭素原子数1〜20の炭化水素基を表す。)
<2> 前記第一工程が、アルカリ金属ヨウ化物、ハロゲン化アンモニウム、及びクラウ
ンエーテルからなる群より選択される少なくとも1種の存在下で行われる、<1>に記載のヒドロシランの製造方法。
<3> 前記ハロゲン原子を有する炭化水素の使用量が、前記水素化ホウ素塩に対して物
質量換算で、0.3〜3.0当量である、<1>又は<2>に記載のヒドロシランの製造方法。
<4> 前記金属塩の使用量が、前記水素化ホウ素塩に対して物質量換算で、0.3〜3
.0当量である、<1>〜<3>の何れかに記載のヒドロシランの製造方法。
<5> 前記炭化水素が、塩化ベンジル又は臭化エチルであり、前記第一工程が、前記ア
ルカリ金属ヨウ化物の存在下で行われる、<2>〜<4>の何れかに記載のヒドロシランの製造方法。
<6> 前記第一工程と前記第二工程が、1つの反応器内で進行する、<1>〜<5>の
何れかに記載のヒドロシランの製造方法。
本発明によれば、ヒドロシランを効率良く製造することができる。
本発明の詳細を説明するに当たり、具体例を挙げて説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない限り以下の内容に限定されるものではなく、適宜変更して実施することができる。
<ヒドロシランの製造方法>
本発明の一態様であるヒドロシランの製造方法(以下、「本発明の製造方法」と略す場合がある。)は、「水素化ホウ素塩とハロゲン原子を有する炭素原子数1〜20の炭化水素及び/又は金属塩とを反応させる第一工程(以下、「第一工程」と略す場合がある。)」、及び「リン酸トリアミドの存在下、前記第一工程の反応生成物を下記式(a)で表される構造を有するアルコキシシランと反応させて下記式(b)で表される構造を有するヒドロシランを生成する第二工程(以下、「第二工程」と略す場合がある。)」を含むことを特徴とする。
Figure 0006954615
(式(a)中、Rは炭素原子数1〜20の炭化水素基を表す。)
本発明者らは、水素化ホウ素塩とハロゲン原子を有する炭素原子数1〜20の炭化水素及び/又は金属塩とを反応させ、さらにその反応生成物をリン酸トリアミドの存在下でアルコキシシランと反応させることにより、ヒドロシランを効率良く製造することができることを見出したのである。かかる反応の反応機構は十分に明らかとなっていないが、「ハロゲン原子を有する炭素原子数1〜20の炭化水素」や「金属塩」が犠牲試薬として働き、第一工程において「水素化ホウ素塩」からトリヒドロボラン(BH)が生成するものと考えられる。そして、第二工程において「リン酸トリアミド」がルイス塩基触媒として働き、アルコキシシランとトリヒドロボランが反応してヒドロシランが生成するものと考えられる。
なお、式(a)及び(b)中の波線は、その先の構造が任意であることを意味し、反応に関与しない官能基等を含んでいてもよいものとする。従って、「式(a)で表される構造を有するアルコキシシラン」は、−ORを2以上有するものであってもよく、また「第二工程」は、2以上の−ORを全て置換する反応であっても、−ORの一部を置換する反応であってもよいものとする(下記式参照)。
Figure 0006954615
以下、「第一工程」、「第二工程」について詳細に説明する。
(第一工程)
第一工程は、水素化ホウ素塩と炭素原子数1〜20のハロゲン化アルキル及び/又は金属塩とを反応させる工程であるが、「水素化ホウ素塩」、「ハロゲン原子を有する炭素原子数1〜20の炭化水素」、「金属塩」の具体的種類は特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができる。以下、「水素化ホウ素塩」、「ハロゲン原子を有する炭素原子数1〜20の炭化水素」、「金属塩」、「第一工程」の条件等について詳細に説明する。
水素化ホウ素塩は、水素化ホウ素イオン(BH )と対イオンからなる塩を意味し、対イオンの具体的種類は特に限定されないが、リチウムイオン(Li)、ナトリウムイオン(Na)、カリウムイオン(K)等の第1族元素イオン(アルカリ金属イオン);マグネシウム(Mg2+)、カルシウムイオン(Ca2+)等の第2族元素イオン(アルカリ土類金属イオン);テトラブチルアンモニウムイオン(NBu )等の四級アンモニウムイオン等が挙げられる。
即ち、水素化ホウ素塩としては、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウム、水素化ホウ素マグネシウム、水素化ホウ素カルシウム、水素化ホウ素テトラブチルアンモニウム等が挙げられる。
ハロゲン原子を有する炭素原子数1〜20の炭化水素は、クロロ基(−Cl)、ブロモ基(−Br)、ヨード基(−I)を少なくとも1つ有する炭化水素を意味し、炭化水素は、分岐構造、環状構造、及び炭素−炭素不飽和結合(炭素−炭素二重結合、炭素−炭素三重結合)のそれぞれを有していてもよく、飽和炭化水素、不飽和炭化水素、芳香族炭化水素等の何れであってもよいものとする。
炭化水素の炭素原子数は、通常15以下、好ましくは10以下、より好ましくは8以下であり、芳香族炭化水素の場合の炭素原子数は、通常6以上である。
炭化水素のハロゲン原子の数は、通常8以下、好ましくは4以下、より好ましくは2以下である。
ハロゲン原子を有する炭素原子数1〜20の炭化水素としては、1,2−ジクロロエタン、塩化ベンジル、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、臭化エチル、1−臭化プロピル、1,2−ジブロモエタン、ヨウ化メチル等が挙げられる。
第一工程における「ハロゲン原子を有する炭素原子数1〜20の炭化水素」の使用量は、「水素化ホウ素塩」に対して物質量換算で、通常0.3当量以上、好ましくは0.5当量以上、より好ましくは1.0当量以上であり、通常3.0当量以下である。なお、「ハロゲン原子を有する炭素原子数1〜20の炭化水素」を溶媒として使用してもよい。
金属塩は、金属イオンと対イオンからなる塩を意味し、金属イオンと対イオンの具体的種類は特に限定されないが(但し、アルカリ金属ヨウ化物を除く。)、金属イオンとしては、チタンイオン(Ti4+)、ジルコニウムイオン(Zr4+)等の第4族元素イオン;鉄イオン(Fe3+)等の第8族元素イオン;コバルトイオン(Co2+)等の第9族元素イオン;ニッケルイオン(Ni2+)等の第10族元素イオン;アルミニウムイオン(Al3+)、ガリウムイオン(Ga3+)、インジウムイオン(In3+)等の第13族元素イオン;ケイ素イオン(Si4+)、スズイオン(Sn2+)、鉛イオン(Pd4+)等の第14族元素イオン;アンチモンイオン(Sb3+)、ビスマスイオン(Bi3+)等の第15族元素イオン等が挙げられる。
対イオンとしては、塩化物イオン(Cl)、臭化物イオン(Br)、ヨウ化物イオン(I)等のハロゲン化物イオン;トリフラートイオン(OTf)等が挙げられる。
金属塩としては、塩化チタン(TiCl)、塩化ジルコニウム(ZrCl)、塩化鉄(FeCl)、塩化コバルト(CoCl)、塩化ニッケル(NiCl)、塩化ア
ルミニウム(AlCl)、塩化ガリウム(GaCl)、塩化インジウム(InCl)、四塩化ケイ素(SiCl)、塩化スズ(SnCl)、塩化鉛(PdCl)、塩化アンチモン(SbCl)、塩化ビスマス(BiCl)等が挙げられる。
第一工程における「金属塩」の使用量は、「水素化ホウ素塩」に対して物質量換算で、通常0.3当量以上、好ましくは0.5当量以上、より好ましくは1.0当量以上であり、通常3.0当量以下、好ましくは2.0当量以下、より好ましくは1.5当量以下である。前記範囲内であると、ヒドロシランが収率良く生成し易くなる。
第一工程は、アルカリ金属ヨウ化物、ハロゲン化アンモニウム、及びクラウンエーテルからなる群より選択される少なくとも1種の存在下で行われることが好ましい。
「アルカリ金属ヨウ化物」は、第一工程においてハロゲン原子を有する炭化水素の活性化剤として、「ハロゲン化アンモニウム」及び「クラウンエーテル」は、相間移動触媒として作用して、ヒドロシランをより効率良く生成するものと考えられる。
アルカリ金属ヨウ化物は、アルカリ金属イオンとヨウ素化物イオンからなる塩を意味し、アルカリ金属イオンの具体的種類は特に限定されないが、リチウムイオン(Li)、ナトリウムイオン(Na)、カリウムイオン(K)が挙げられる。アルカリ金属ヨウ化物としては、ヨウ素化リチウム、ヨウ素化ナトリウム、ヨウ素化カリウム等が挙げられる。
ハロゲン化アンモニウムは、アンモニウムイオンとハロゲン化物イオンからなる塩を意味し、アンモニウムイオンの炭素原子数は0〜60である。ハロゲン化アンモニウムとしては、塩化テトラブチルアンモニウム、臭化テトラブチルアンモニウム、ヨウ化テトラブチルアンモニウム、臭化テトラオクチルアンモニウム等が挙げられる。
クラウンエーテルは、(−CHCHO−)で表される環状のエーテルを意味し、環を構成する原子数は通常12以上、好ましくは15以上であり、通常21以下、好ましくは18以下である。酸素原子数は通常4以上、好ましくは5以上であり、通常6以下、好ましくは7以下である。クラウンエーテルとしては、15−クラウン−5、18−クラウン−6等が挙げられる。
第一工程における「アルカリ金属ヨウ化物」の使用量は、「水素化ホウ素塩」に対して物質量換算で、通常0.005当量以上、好ましくは0.01当量以上、より好ましくは0.05当量以上であり、通常4.0当量以下、好ましくは2.0当量以下、より好ましくは1.5当量以下である。前記範囲内であると、ヒドロシランが収率良く生成し易くなる。
第一工程における「ハロゲン化アンモニウム」の使用量は、「水素化ホウ素塩」に対して物質量換算で、通常0.005当量以上、好ましくは0.01当量以上、より好ましくは0.05当量以上であり、通常4.0当量以下、好ましくは2.0当量以下、より好ましくは1.5当量以下である。前記範囲内であると、ヒドロシランが収率良く生成し易くなる。
第一工程における「クラウンエーテル」の使用量は、「水素化ホウ素塩」に対して物質量換算で、通常0.005当量以上、好ましくは0.01当量以上、より好ましくは0.05当量以上であり、通常4.0当量以下、好ましくは2.0当量以下、より好ましくは1.5当量以下である。前記範囲内であると、ヒドロシランが収率良く生成し易くなる。
第一工程は、溶媒を使用しても、無溶媒であってもよい。溶媒を使用する場合の溶媒の種類は、特に限定されないが、原料や触媒が反応しない化合物である、ヘキサンやヘプタン等の脂肪族炭化水素系溶媒、ベンゼンやトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、テトラヒドロフランやジメトキシエタン、ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテル等のエーテル系溶媒等が挙げられる。また、「ハロゲン原子を有する炭素原子数1〜20の炭化水素」を使用する場合、これを溶媒量使用してもよい。
第一工程の反応温度は、通常0℃以上、好ましくは10℃以上、通常50℃以下、好ましくは150℃以下である。
第一工程の反応時間は、通常1時間以上、好ましくは4時間以上、より好ましくは24時間以上、特に好ましくは48時間以上である。
第一工程は、通常窒素、アルゴン等の不活性雰囲気下で行う。
前記範囲内であると、ヒドロシランがより収率良く生成し易くなる。
(第二工程)
第二工程は、リン酸トリアミドの存在下、第一工程の反応生成物を下記式(a)で表される構造を有するアルコキシシランと反応させて下記式(b)で表される構造を有するヒドロシランを生成する工程であるが、「リン酸トリアミド」、「式(a)で表される構造を有するアルコキシシラン」、「式(b)で表される構造を有するヒドロシラン」の具体的種類は特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができる。以下、「リン酸トリアミド」、「式(a)で表される構造を有するアルコキシシラン」、「式(b)で表される構造を有するヒドロシラン」、「第二工程」の条件等について詳細に説明する。
Figure 0006954615
(式(a)中、Rは炭素原子数1〜20の炭化水素基を表す。)
リン酸トリアミドは、下記式(P)で表される化合物を意味する。
Figure 0006954615
(式(P)中、R’はそれぞれ独立して水素原子、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を表す。但し、R’の2以上が炭化水素基である場合、2以上の炭化水素基が互いに連結して環状構造を形成していてもよい。)
式(P)中のR’は、「水素原子」、又は「炭素原子数1〜10の炭化水素基」を表しているが、「炭化水素基」は、分岐構造、環状構造、及び炭素−炭素不飽和結合(炭素−炭素二重結合、炭素−炭素三重結合)のそれぞれを有していてもよく、飽和炭化水素基、不飽和炭化水素基、芳香族炭化水素基等の何れであってもよいものとする。
R’の炭化水素基の炭素原子数は、通常8以下、好ましくは6以下、より好ましくは4以下であり、R’が芳香族炭化水素基の場合の炭素原子数は、通常6以上である。
R’としては、メチル基(−CH,−Me)、エチル基(−C,−Et)、n−プロピル基(−,−Pr)、i−プロピル基(−,−Pr)、n−ブチル基(−,−Bu)、t−ブチル基(−,−Bu)、n−ペンチル基(−11)、n−ヘキシル基(−13,−Hex)
、シクロヘキシル基(−11,−Cy)、フェニル基(−C,−Ph)等が挙げられる。
リン酸トリアミドとしては、ヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPA)、トリス(N,N−テトラメチレン)リン酸トリアミド、トリモルホリノホスフィンオキシド等が挙げられる。
第二工程における「リン酸トリアミド」の使用量は、第一工程における「水素化ホウ素塩」に対して物質量換算で、通常0.005当量以上、好ましくは0.01当量以上、より好ましくは0.05当量以上であり、通常10当量以下、好ましくは5.0当量以下、より好ましくは1.0当量以下である。前記範囲内であると、ヒドロシランが収率良く生成し易くなる。
式(a)で表される構造を有するアルコキシシランの具体的種類は、特に限定されず、製造目的であるシロキサンに応じて適宜選択すべきであるが、下記式(A−1)〜(A−5)の何れかで表されるアルコキシシランが挙げられる。以下、「式(A−1)〜(A−5)の何れかで表されるアルコキシシラン」について詳細に説明する。
Figure 0006954615
(式(a)中、Rは炭素原子数1〜20の炭化水素基を表す。)
Figure 0006954615
(式(A−1)〜(A−5)中、Rはそれぞれ独立してヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基を、Rはヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20のn価の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して炭素原子数1〜20のアルコキシ基、又はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して炭素原子数1〜20の炭化水素基を、nは2〜10の整数を表す。)
式(A−1)〜(A−5)中のRは、それぞれ独立して「ヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基」を表しているが、「炭化水素基」は、分岐構造、環状構造、及び炭素−炭素不飽和結合(炭素−炭素二重結合、炭素−炭素三重結合)のそれぞれを有していてもよく、飽和炭化水素基、不飽和炭化水素基、芳香族炭化水素基等の何れであってもよいものとする。
また、「ヘテロ原子を含んでいてもよい」とは、炭化水素基の水素原子がヘテロ原子、即ち、窒素原子、酸素原子、硫黄原子、ハロゲン原子等を含む1価の官能基で置換されていてもよいほか、炭化水素基の炭素骨格内部の炭素原子が窒素原子、酸素原子、硫黄原子等を含む2価以上の官能基(連結基)で置換されていてもよいことを意味する。
の炭化水素基の炭素原子数は、通常15以下、好ましくは10以下、より好ましくは8以下であり、Rが芳香族炭化水素基の場合の炭素原子数は、通常6以上である。
に含まれる官能基や連結基としては、アミノ基(−N<)、エーテル基(オキサ基、−O−)、フルオロ基(フッ素原子,−F)、クロロ基(塩素原子,−Cl)等が挙げられる。
としては、メチル基(−CH,−Me)、エチル基(−C,−Et)、n−プロピル基(−,−Pr)、i−プロピル基(−,−Pr)、n−ブチル基(−,−Bu)、t−ブチル基(−,−Bu)、n−ペンチル基(−11)、n−ヘキシル基(−13,−Hex)、シクロヘキシル基(−11,−Cy)、フェニル基(−C,−Ph)、n−オクチル基(−C17,−Oct)等が挙げられる。
式(A−5)中のRは、「ヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20のn価の炭化水素基」を表しているが、「ヘテロ原子を含んでいてもよい」と「炭化水素基」はRの場合と同義であり、「n価の炭化水素基」はn個の結合位置を有する炭化水素基を意味する。
の炭化水素基の炭素原子数は、通常15以下、好ましくは10以下、より好ましくは8以下であり、Rが芳香族炭化水素基の場合の炭素原子数は、通常6以上である。
に含まれる官能基や連結基としては、アミノ基(−N<)、エーテル基(オキサ基、−O−)、フルオロ基(フッ素原子,−F)、クロロ基(塩素原子,−Cl)等が挙げられる。
としては、メチレン基(−CH−)、エチレン基(−C−)、n−プロピレン基(−−)、i−プロピレン基(−−)、n−ブチレン基(−−)、n−ペンチレン基(−10−)、n−ヘキシレン基(−12−)、フェニレン基(−C−)等が挙げられる。
式(A−5)中のRは、それぞれ独立して「炭素原子数1〜20のアルコキシ基」、又は「ヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基」を表しているが、「ヘテロ原子を含んでいてもよい」と「炭化水素基」はRの場合と同義である。
のアルコキシ基や炭化水素基の炭素原子数は、通常15以下、好ましくは10以下、より好ましくは8以下であり、Rのアルコキシ基や炭化水素基が芳香族炭化水素基の場合の炭素原子数は、通常6以上である。
に含まれる官能基や連結基としては、アミノ基(−N<)、ヒドロキシル基(−OH)、エーテル基(オキサ基、−O−)、フルオロ基(フッ素原子,−F)、クロロ基(塩素原子,−Cl)等が挙げられる。
としては、メトキシ基(−OCH,−OMe)、エトキシ基(−OC,−OEt)、n−プロポキシ基(−O,−OPr)、i−プロポキシ基(−O,−OPr)、n−ブトキシ基(−O,−OBu)、t−ブトキシ基(−O,−OBu)、フェノキシ基(−OC,−OPh)、メチル基(−CH,−Me)、エチル基(−C,−Et)、n−プロピル基(−,−Pr)、i−プロピル基(−,−Pr)、n−ブチル基(−
,−Bu)、t−ブチル基(−,−Bu)、n−ペンチル基(−11)、n−ヘキシル基(−13,−Hex)、シクロヘキシル基(−11,−Cy)、フェニル基(−C,−Ph)等が挙げられる。
式(A−1)〜(A−5)の何れかで表されるヒドロシランとしては、下記式で表される化合物等が挙げられる。
Figure 0006954615
第二工程における「式(a)で表される構造を有するアルコキシシラン」の使用量は、第一工程における「水素化ホウ素塩」に対して物質量換算で、通常0.1当量以上、好ましくは0.5当量以上、より好ましくは1.0当量以上であり、通常3.0当量以下、好ましくは2.0当量以下、より好ましくは1.5当量以下である。前記範囲内であると、ヒドロシランが収率良く生成し易くなる。
第二工程は、溶媒を使用しても、無溶媒であってもよい。溶媒を使用する場合の溶媒の種類は、特に限定されないが、原料や触媒が反応しない化合物である、ヘキサンやヘプタン等の脂肪族炭化水素系溶媒、ベンゼンやトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、テトラヒドロフランやジメトキシエタン、ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテル等のエーテル系溶媒、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられる。
第二工程の反応温度は、通常0℃以上、好ましくは10℃以上、通常50℃以下、好ましくは150℃以下である。
第二工程の反応時間は、通常1時間以上、好ましくは4時間以上、より好ましくは24時間以上、特に好ましくは48時間以上である。
第二工程は、通常窒素、アルゴン等の不活性雰囲気下で行う。
前記範囲内であると、ヒドロシランがより収率良く生成し易くなる。
第二工程によって生成する式(b)で表される構造を有するヒドロシランの具体的種類は、特に限定されず、製造目的に応じて適宜選択することができるが、下記式(B−1)〜(B−13)の何れかで表されるヒドロシランが挙げられる。
Figure 0006954615
(式(B−1)〜(B−13)中、Rはそれぞれ独立してヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基を、Rはヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20のn価の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して水素原子、炭素原子数1〜20のアルコキシ基、又はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して炭素原子数1〜20の炭化水素基を、nは2〜10の整数を表す。)
なお、R、R、R、Rは、式(A−1)〜(A−5)の何れかで表されるアルコキシシランの場合と同様である。
本発明の製造方法は、第一工程及び第二工程を含むものであるが、第一工程と第二工程がそれぞれ独立して反応が進行するものに限られず、例えば「水素化ホウ素塩」と「ハロゲン原子を有する炭素原子数1〜20の炭化水素」及び/又は「金属塩」と「リン酸トリアミド」と「式(a)で表される構造を有するアルコキシシラン」とが1つの反応器内に
存在することによって、第一工程及び第二工程が1つの反応器内で進行するものであってもよい。このような態様であると、ワンポットでヒドロシランをより効率良く製造することができる。
なお、「アルカリ金属ヨウ化物」、「ハロゲン化アンモニウム」、及び「クラウンエーテル」からなる群より選択される少なくとも1種の存在下で行われる場合は、これらも1つの反応系に投入されることとなる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。従って、本発明の範囲は以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。
<実施例1〜8>
Figure 0006954615
水素化ホウ素ナトリウム(8.4mg,0.22mmol)と下記表1に記載の相間移動触媒あるいは活性化剤の存在下、Me OctSiOMe(40.4mg,0.20mmol)及びヘキサメチルリン酸トリアミド(1.7μL,0.010mol)、塩化ベンジル(25μL,0.22mmol)を加えて室温にて撹拌した。24時間後、内部標準としてメシチレン(7μL,0.05mmol)を加えてH NMRを測定するこ
とにより、下記表1の収率のMe OctSiHの生成を確認した。
Figure 0006954615
<実施例9〜13>
Figure 0006954615
水素化ホウ素ナトリウムとヨウ化ナトリウム(1.5mg,0.01mmol)の存在下、アルコキシシラン(0.20mmol)及びヘキサメチルリン酸トリアミド(1.7μL,0.010mol)、塩化ベンジルを加えて室温にて撹拌した。24時間後、内部標準としてメシチレン(7μL,0.05mmol)を加えてH NMRを測定するこ
とにより、下記表2の収率のMe OctSiHの生成を確認した。
Figure 0006954615
<実施例14〜20>
Figure 0006954615
水素化ホウ素ナトリウム(3.8mg,0.10mmol)とテトラオクチルアンモニウムブロミド(5.6mg,0.01mmol)の存在下、Me OctSiOMe(50μL,0.20mmol)及びヘキサメチルリン酸トリアミド(1.7μL,0.010mol)、ハロアルカンを加えて室温にて撹拌した。24時間後、内部標準としてメシチレン(7μL,0.05mmol)を加えてH NMRを測定することにより、下
記表3の収率のMe OctSiHの生成を確認した。
Figure 0006954615
<実施例21〜28>
水素化ホウ素ナトリウム(8.4mg,0.22mmol)と下記表4に記載の金属塩化物MCl(0.02mmol)の存在下、Me OctSiOMe(50μL,0.20mmol)及びヘキサメチルリン酸トリアミド(35μL,0.20mmol)のTHF溶液(0.5mL)を室温にて加え、70℃にて加熱撹拌した。24時間後、内部標準としてメシチレン(7μL,0.05mmol)を加えてH NMRを測定するこ
とにより、下記表4の収率のMe OctSiHの生成を確認した。
Figure 0006954615
本発明の製造方法によって製造されたヒドロシランは、有機無機ハイブリット素材や機能性有機分子等の製造に利用することができる。

Claims (5)

  1. 水素化ホウ素塩とハロゲン原子を有する炭素原子数1〜20の炭化水素及び/又は金属塩とを反応させる第一工程、及びリン酸トリアミドの存在下、前記第一工程の反応生成物を下記式(A−1)〜(A−5)の何れかで表されるアルコキシシランと反応させて下記式(B−1)〜(B−13)の何れかで表されるヒドロシランを生成する第二工程を含み、
    前記第一工程が、アルカリ金属ヨウ化物、ハロゲン化アンモニウム、及びクラウンエーテルからなる群より選択される少なくとも1種の存在下で行われる、ヒドロシランの製造方法。
    Figure 0006954615

    (式(A−1)〜(A−5)中、R はそれぞれ独立してヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基を、R はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20のn価の炭化水素基を、R はそれぞれ独立して炭素原子数1〜20のアルコキシ基、又はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して炭素原子数1〜20の炭化水素基を、nは2〜10の整数を表す。)
    Figure 0006954615

    (式(B−1)〜(B−13)中、R はそれぞれ独立してヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基を、R はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20のn価の炭化水素基を、R はそれぞれ独立して水素原子、炭素原子数1〜20のアルコキシ基、又はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素原子数1〜20の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して炭素原子数1〜20の炭化水素基を、nは2〜10の整数を表す。)
  2. 前記炭化水素の使用量が、前記水素化ホウ素塩に対して物質量換算で、0.3〜3.0当量である、請求項に記載のヒドロシランの製造方法。
  3. 前記金属塩の使用量が、前記水素化ホウ素塩に対して物質量換算で、0.3〜3.0当量である、請求項1又は2に記載のヒドロシランの製造方法。
  4. 前記炭化水素が、塩化ベンジル又は臭化エチルであり、前記第一工程が、前記アルカリ金属ヨウ化物の存在下で行われる、請求項の何れか1項に記載のヒドロシランの製造方法。
  5. 前記第一工程と前記第二工程が、1つの反応器内で進行する、請求項1〜の何れか1項に記載のヒドロシランの製造方法。
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