JP6954055B2 - リアゲートのリアスポイラ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両後部に設けられた荷箱のリアゲートに取り付けられるリアスポイラ構造に関する。
車室の後方に荷箱を設けた車両がある。かかる車両は、人を載せるとともに、適度な荷物を運搬でき、使い勝手が良いことが知られている。荷箱には、後方にリアゲートが開閉自在に設けられている。
このような車両では、走行中、荷箱に走行風が流れ込むことで空気抵抗が増大する。この問題を解決するために、様々な方法が考えられている。例えば特許文献1では、リアゲートに前方に向かって下り傾斜する変向板を設けることで空気抵抗を低減している。その他、リアゲートの上部に、後方に突出したリアスポイラを取り付け、空気抵抗を低減する例が知られている。
特開2000−264262号公報
リアゲートにリアスポイラが取り付けられた車両では、作業者がリアスポイラを持ってリアゲートを引き上げ、開いた状態からリアゲートを閉じようとすることが想定される。そのため、仮にリアスポイラが十分な強度を有していないと、リアスポイラが破損するおそれが考えられる。また、リアスポイラの形状によっては、リアスポイラが持ちにくく、使い勝手が悪くなることもある。
本発明は、リアスポイラを取り付けた車両において、簡易な構成で、使い勝手が良く、破損を防止できるリアゲートのリアスポイラ構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、リアゲートに取り付けられるリアスポイラ構造を次のように構成した。リアスポイラ構造は、車両の後方に設けられた荷箱の後部に開閉自在に取り付けられたリアゲートに設けられ、車両後方に突出するリインフォースメントと、リインフォースメントを覆うようにリインフォースメントに組み付けられるリアスポイラと、を備えている。
リアスポイラは、リアスポイラが、リアゲートの上部に設けられたハイマウントストップランプの両側方及び上方を囲むように、ハイマウントストップランプに対応する部位を上方に窪ませたスポイラ側窪み部を有している。そして、スポイラ側窪み部の上面に、リインフォースメントに向かい突出するリブが設けられている。
リアゲートのハイマウントストップランプを避けるために細く形成されたリアスポイラの中央部分に、リアゲートを引き上げるための力が加えられても、リアスポイラは、リブを介してリインフォースメントに押し付けられ、リアスポイラには、過大な荷重がかからない。
これにより、ハイマウントストップランプにより中央部分が細く形成されたリアスポイラにおいて、リアスポイラを破損させることなくリアゲートの閉鎖動作を円滑に行える。
本発明の一実施形態にかかるリアスポイラ構造を備えた車両を示す斜視図。 リアスポイラを備えたリアゲートを示す斜視図。 リアスポイラ構造を示す分解斜視図。 リアスポイラ構造のリインフォースメントを示す斜視図。 リアスポイラのリアスポイラロアを示す斜視図。 リアスポイラのリアスポイラアッパを示す斜視図。 リアスポイラを破断して示す断面図。 同リアスポイラを破断して示す断面図。 同リアスポイラを破断して示す断面図。 リアスポイラロアを示す部分斜視図。 リアスポイラアッパの裏面を示す部分斜視図
本発明の一実施形態にかかるリアスポイラ構造について説明する。図1に、リアスポイラ10を備えた車両12を示す。車両12は、前方に車室14、後方に荷箱16を備えている。車室14には、乗員用のシートが設けられている。
荷箱16は、車室14の後壁18の後方に設けられている。荷箱16は、底板部20と底板部20の左右に設けられた側壁部22と後部に設けられたリアゲート24とを備えている。側壁部22は、底板部20の左右両側にそれぞれ、底板部20に対してほぼ垂直に固定されている。側壁部22の後部には、方向指示ランプ26等が設けられている。
リアゲート24は、底板部20の後端に、蝶番で回動自在に取り付けられている。リアゲート24の車幅方向中央には、図2に示すようにリアゲート24と側壁部22との係合を解除する操作レバー28、及びハイマウントストップランプ29が設けられている。リアゲート24の上部Aには、リアスポイラ10が取り付けられている。
操作レバー28は、リアゲート24と側壁部22との係合を解除するレバーであり、操作すると、リアゲート24が後方に回動自在となる。リアゲート24は後方に回動すると、底板部20と同じ平面となる位置で止め具が作用し、底板部20と連続した形で保持される。尚、リアゲート24は、止め具を外すこと等により、底板部20と同じ平面より下方に回動してもよい。ハイマウントストップランプ29は、操作レバー28の上方に設けられ、運転者のブレーキ操作に伴って明滅する。
リアスポイラ10は、図1、図2に示すように、リアゲート24の上部Aに設けられている。リアスポイラ10は、図3に示すように、リアゲート24の上部Aに固定されたリインフォースメント36と、リアスポイラアッパ38と、リアスポイラロア40とを備えている。リインフォースメント36は請求項でいう補強部材であり、上部にリアスポイラアッパ38が取り付けられ、後部にリアスポイラロア40が取り付けられている。
リアゲート24は、図7に示すように荷箱16の内側に設けられた内板32と、内板32に対向して荷箱16の後側(外側)に設けられた外板34とを備えている。外板34は、後方に凸に湾曲した形状を有しており、リアゲート24の上部Aの後方には、外板34の一部から斜め後下方に傾斜した傾斜部35が形成されている。
リアゲート24の上部Aには、図3に示すように、雌ねじ部取付孔50とクリップ用孔52と水抜き孔54が設けられている。雌ねじ部取付孔50は、リアゲート24の上端の車幅方向ほぼ中央に設けられている。雌ねじ部取付孔50は、例えば矩形で、後述する雌ねじ部90(図7参照)を雌ねじ部取付孔50に嵌め込むと、雌ねじ部90が雌ねじ部取付孔50に保持される。雌ねじ部90は、例えば合成樹脂材から形成され、雌ねじ部取付孔50に保持された状態で内部の孔に雄ねじ88を螺合させる。
クリップ用孔52は、雌ねじ部取付孔50の左右両側に設けられている。クリップ用孔52は、後述するクリップ94(図8等参照)が装入されるとそのクリップ94を保持する。
次に、リインフォースメント36について説明する。図4にリインフォースメント36の斜視図を示す。リインフォースメント36は、上板部42と後板部44とを備えて構成されている。上板部42と後板部44は、概ねV字形状に連結されており、例えば、プレス加工により金属材を所定の角度に屈曲して形成する。
上板部42は、概ね平板状に形成されている。上板部42の前端部Bは、リアゲート24の上部Aに沿った形状を有している。前端部Bは、例えばスポット溶接等で上部A(外板34)に固定される。上板部42の後端部Cは、車幅方向中央部分が後方に若干突出した曲線を有している。
上板部42には、下方に凹んだ第1から第9までの凹部60(a〜i)が9カ所に設けられている。リインフォースメント36の幅方向ほぼ中央に第5凹部60eが設けられ、第1凹部60aから第9凹部60iの各凹部60が、第5凹部60eを中心にしてほぼ左右対称に設けられている。
リインフォースメント36の前端部Bには、第1から第3の各切欠62(a〜c)が3カ所に設けられている。第2切欠62bはリインフォースメント36の車幅方向中央に、第1切欠62aは第4凹部60dの近傍に、第3切欠62cは第6凹部60fの近傍にそれぞれ設けられている。
第2切欠62bは、リアゲート24の車幅方向中央に設けられた雌ねじ部取付孔50に対応して設けられている。第2切欠62bは、リアスポイラアッパ38をリアゲート24にねじ止めする際、リアスポイラアッパ38に設けられた雌ねじ部90を避けるように形成されている。これにより、リアスポイラアッパ38の雄ねじ88を止める雌ねじ部90がリアゲート24の雌ねじ部取付孔50に直接嵌合される(図7参照)。
第1切欠62aと第3各切欠62cは、リアゲート24に設けられたクリップ用孔52に対応して設けられている。第1切欠62aと第3各切欠62cは、リアスポイラアッパ38に取り付けられたクリップ94をリアゲート24に取り付ける際にクリップ94を避けるように形成されている。これにより、リアスポイラアッパ38がリアゲート24に直接クリップ94で組み付けられる。
第3凹部60cから第7凹部60gの各凹部60には、クリップ用孔64が設けられている。第1凹部60aと第2凹部60bと第4凹部60dと第6凹部60fと第8凹部60gと第9凹部60iには、雌ねじ部取付孔66が設けられている。したがって、第4凹部60dと第6凹部60fには、クリップ用孔64と雌ねじ部取付孔66の双方の孔が設けられている。
第1凹部60aと第9凹部60iの雌ねじ部取付孔66は、後述するリアスポイラアッパ38の第1溝部102aと第7溝部102g(図6参照)に設けられた雄ねじ88に螺合された雌ねじ部90に対応している。第2凹部60bと第4凹部60dと第6凹部60fと第8凹部60hの雌ねじ部取付孔66は、リアスポイラロア40の第1から第4の支持片82(a〜d)(図5参照)に設けられた雄ねじ88に螺合された雌ねじ部90に対応している。
上板部42の後端部Cには、図4に示すように後板部44が設けられている。後板部44には、車幅方向中央にハイマウントストップランプ29の上方及び両側方を囲むようにハイマウントストップランプ29を避けて窪ませたリインフォースメント側の窪み部72が設けられている。窪み部72は、ハイマウントストップランプ29の上方で、後板部44から車両前方に延びる上壁73と、上壁73の両側端から下方に延びる側壁75とを有する。
後板部44と上板部42とは、それぞれの上端部D及び後端部Cにおいて、ほぼ直角か、それより狭い角度で連結されている。後板部44の下端部Eは、スポット溶接等でリアゲート24に固定する。側壁75の下端は、後板部44の下端部Eに連結されている。
上板部42の第1凹部60aと第3凹部60cと第4凹部60dと第5凹部60eと第6凹部60fと第7凹部60gと第9凹部60iに対応して、後板部44に第1から第7凹部78(a〜g)が形成されている。後板部44に設けられた各凹部78は、前方に向かって、上板部42の各凹部60に連続して凹んでいる。
後板部44に設けられた第1から第7凹部78(a〜g)には、クリップ用孔80が設けられている。第2凹部78bと第3凹部78cと第5凹部78eと第6凹部78fに設けられた各クリップ用孔80は、対応する上板部42の各凹部60に設けられたクリップ用孔64を通る前後方向に沿った鉛直面内に形成されている。第1から第7凹部78(a〜g)に設けられたクリップ用孔80は、後述するリアスポイラロア40に設けられているクリップ94に対応している。
次に、リアスポイラロア40について説明する。リアスポイラロア40は、基本的に合成樹脂材で形成されている。図5はリアスポイラロア40を後方斜め上方から示す斜視図である。リアスポイラロア40は、図3に示すようにリインフォースメント36に車両の後方から組み付けられる。
図5に示すようにリアスポイラロア40の幅方向中央には、スポイラ側の窪み部41が形成されている。窪み部41は、リアスポイラロア40をリアゲート24に取り付けたとき、リアゲート24に設けられているハイマウントストップランプ29を避けるように形成されている。
窪み部41の車幅方向外側に位置するリアスポイラロア40の下端は、図7に示すようにハイマウントストップランプ29より下方に位置している。すなわち、窪み部41は、ハイマウントストップランプ29の両側方及び上方を囲むように、ハイマウントストップランプ29に対応する部位を上方に窪ませている。
リアスポイラロア40の上端Fには、図5に示すように、上端Fから前方に突出した第3係合部としての第1から第4の支持片82(a〜d)が4か所に設けられている。第1から第4の各支持片82には、前方中央にねじ用孔84が設けられている。又、各支持片82の側縁及び前縁には、図5、図9に示すように所定の高さを有する縦壁86が連続して設けられている。
縦壁86は、図5に示すように、上面視で略U字状に形成され、リアスポイラロア40とリアスポイラアッパ38をリインフォースメント36に組み付けると、図9に示すようにリアスポイラアッパ38の裏面とわずかな隙間で対向する高さを有している。
縦壁86は、支持片82の剛性を向上させるとともに、リアスポイラアッパ38の上から荷重が掛かった際に、リアスポイラアッパ38を下から支え、荷重をリインフォースメント36に伝える役割を果たす。このとき縦壁86は、支持片82の側縁及び前縁に連続して設けられていることで、剛性が高く、破損し難い構造となっている。
ねじ用孔84には、図9に示すように雄ねじ88が予め通され、ねじ用孔84に通された雄ねじ88のねじ部には樹脂製の雌ねじ部90が螺合している。雌ねじ部90は、リインフォースメント36の雌ねじ部取付孔66に組み付けられる。尚、雄ねじ88と雌ねじ部90は、後述するリアスポイラアッパ38においても同様な構成を有している。
リアスポイラロア40の上面には、図5に示すように挿込口92がリアスポイラロア40の車幅方向中央を中心にしてほぼ対称の位置に7カ所設けられている。各挿込口92は、後述するリアスポイラアッパ38に設けられた挿込片106にそれぞれ対応している。
リアスポイラロア40の前面(内側面)には、クリップ94が7カ所に設けられている。各クリップ94は、図8に示すようにリアスポイラロア40に設けられた第2係合部としてのクリップ取付部96に着脱可能に取り付けられている。クリップ取付部96は、第1から第7凹部78(a〜g)に設けられたクリップ用孔80(図4参照)にそれぞれ対応して設けられる。
又、図7、図10に示すように、リアスポイラロア40の内側面には、リブ100、及び縦リブ101が設けられている。リブ100は、ハイマウントストップランプ29を避けるために設けられた窪み部41により細く形成されているリアスポイラロア40の中央部分Hの庇板103の上面に複数設けられている。リブ100は、庇板103から上方(リインフォースメント36側)に向かい突出し、前後方向に延在している。
縦リブ101は、中央部分Hの後板45の内側(リインフォースメント36を向く面)に複数設けられている。縦リブ101は、後板45から前方(リインフォースメント36側)に向かい突出し、上下方向に延在している。
リアスポイラロア40をリインフォースメント36に組み付けると、雌ねじ部90がリインフォースメント36に設けられた雌ねじ部取付孔66に保持され、クリップ94が、リインフォースメント36に形成されたクリップ用孔80に組み付けられる。
又、支持片82が、リインフォースメント36に設けられたそれぞれの凹部60の凹みの底部に保持される。更に、クリップ取付部96が、リインフォースメント36に設けられたそれぞれの凹部78の凹みの内側に保持される。
又、リアスポイラロア40をリインフォースメント36に組み付けると、リブ100が、ハイマウントストップランプ29を避けるために設けられた窪み部72により細く形成されているリインフォースメント36の中央部分Gの上壁73(図4参照)に、図7に示すように少しの隙間を有して対向する位置に配置される。
次に、リアスポイラアッパ38について説明する。リアスポイラアッパ38は、リアスポイラロア40と同様、基本的に合成樹脂材で形成されている。図6は、リアスポイラアッパ38を後方斜め上方から示す斜視図、図11は、同裏面図である。リアスポイラアッパ38は、図3に示すようにリインフォースメント36に車両12の上方から組み付けられる。
図6に示すようにリアスポイラアッパ38の上面には、第1から第7の溝部102(a〜g)が形成されている。第1から第7の各溝部102は、下方に凹んだ凹部であり、基本的に同一の幅で同一の深さを有している。尚、各溝部102の幅や深さは、互いに異なっていてもよい。第1溝部102aと第4溝部102dと第7溝部102gの各溝部には、ねじ用孔104が設けられている。
図11に、リアスポイラアッパ38の裏面を示す。図11には、前方から見たリアスポイラアッパ38の右側にあたる箇所しか示していないが、リアスポイラアッパ38は、リアスポイラアッパ38の左側に関しても右側と同様の構造となっている。リアスポイラアッパ38の裏面の第1から第7の各溝部102(裏面からでは突部となっている)には、後方に、第1から第7の挿込片106(a〜g)が設けられている。第1から第7の挿込片106(a〜g)は、リアスポイラロア40に設けられた挿込口92に対応している。
リアスポイラ10を第4溝部102dの位置で破断した断面図を図7に示す。第1溝部102aと第4溝部102dと第7溝部102gの各ねじ用孔104には、図7に示すように雄ねじ88が通してあり、更にその雄ねじ88に雌ねじ部90が予め螺合されている。第1溝部102aと第7溝部102gのねじ用孔104は、リインフォースメント36に設けられた雌ねじ部取付孔66(図4参照)に対応し、第4溝部102dのねじ用孔104は、リアゲート24に設けられた雌ねじ部取付孔50(図3参照)に対応している。
リアスポイラアッパ38の裏面の第2溝部102bと第3溝部102cと第5溝部102eと第6溝部102fの各溝部には、図8に示すようにクリップ94が2つ取り付けられている。リアスポイラ10を第3溝部102cの位置で破断した断面図を図8に示す。
第4溝部102dには、前方に前述したねじ用孔104が設けられ、更に、ねじ用孔104と挿込片106dの間にクリップ94が設けられている(図7参照)。各クリップ94は、リアスポイラアッパ38に設けられた第1係合部としてのクリップ取付部96に取り付けられている。
第2溝部102bと第6溝部102fに取り付けられたクリップ94は、リインフォースメント36に設けられたクリップ用孔64に対応している。第3溝部102cと第5溝部102eの後方に取り付けられたクリップ94、及び第4溝部102dに取り付けられたクリップ94は、リインフォースメント36に設けられたクリップ用孔64に対応している。第3溝部102cと第5溝部102eの前方側に取り付けられたクリップ94は、リアゲート24に設けられたクリップ用孔52(図3参照)に対応している。
次に、リアスポイラ10の全体について説明する。リインフォースメント36は、前端部Bと下端部Eをスポット溶接等でリアゲート24に固定する。リアゲート24にリインフォースメント36が設けられたら、リインフォースメント36にリアスポイラアッパ38とリアスポイラロア40を組み付ける。
まず、リアスポイラアッパ38とリアスポイラロア40に設けられたねじ用孔84に雄ねじ88と雌ねじ部90を取り付け、又、クリップ取付部96にクリップ94を組み付ける。そして、リアスポイラロア40に設けた雌ねじ部90を、リインフォースメント36の第2凹部60bと第4凹部60dと第6凹部60fと第8凹部60hの雌ねじ部取付孔66に嵌めこむ。
これにより、雄ねじ88により支持片82がリインフォースメント36に固定される。又、リアスポイラロア40に取り付けたクリップ94をリインフォースメント36の後板部44に設けられたクリップ用孔80に嵌め込む。
リアスポイラロア40は、雄ねじ88により支持片82がリインフォースメント36に固定されることにより、組み付けられる。更に支持片82は、リインフォースメント36に設けられた凹部60の内側に保持され、安定してリインフォースメント36に組み付けられる。更にリアスポイラロア40は、複数のクリップ94によりリインフォースメント36に強固に組み付けられる。クリップ取付部96は、凹部78の内側に保持され、安定してリインフォースメント36に配置される。
リアスポイラロア40がリインフォースメント36に組み付けられたら、リアスポイラアッパ38をリインフォースメント36に組み付ける。リアスポイラアッパ38にも、リアスポイラロア40と同様、雄ねじ88を雌ねじ部90により第1溝部102aと第4溝部102dと第7溝部102gのねじ用孔104に取り付ける。
又、第2溝部102bと第3溝部102cと第4溝部102dと第5溝部102eと第6溝部102fに設けられたクリップ取付部96にクリップ94を取り付ける。
雄ねじ88とクリップ94がそれぞれリアスポイラアッパ38に取り付けられたら、リアスポイラアッパ38をリインフォースメント36に上方から組み付ける。すると、第1溝部102aと第7溝部102gに取り付けられた雄ねじ88が、リインフォースメント36の第1凹部60aと第9凹部60iに設けられた雌ねじ部取付孔66に雌ねじ部90により固定される。又、第4溝部102dの雄ねじ88が、リアゲート24に設けられた雌ねじ部取付孔50に雌ねじ部90により固定される。
更に、第2溝部102bと、第3溝部102cの後方と、第4溝部102dと、第5溝部102eの後方と、第6溝部102fの各クリップ94がリインフォースメント36に設けられたクリップ用孔64に取り付けられ、第3溝部102cと第5溝部102eの前方のクリップ94がリアゲート24に設けられたクリップ用孔52に取り付けられる。
又、リアスポイラアッパ38に設けられた挿込片106が、リアスポイラロア40に設けられた挿込口92に挿入される。そして、各クリップ取付部96がリインフォースメント36のそれぞれの凹部78の内側に配置され、リアスポイラロア40が安定して固定される。
リアスポイラ10は、図1や図2に示すようにハイマウントストップランプ29の部分を避けるために、リアスポイラロア40の中央部分Hが細くなっている。そのため、リアスポイラ10は、例えば開いたリアゲート24を閉じるときには、中央部分Hを把持すると操作しやすい形状となっている。
リアスポイラロア40の中央部分Hは、図10に示すようにリブ100と縦リブ101が設けられているので、高い剛性を有している。すなわち、リブ100が庇板103の剛性を向上させ、縦リブ101が後板45の剛性を向上させている。
又、リアスポイラロア40は、仮に作業者が、中央部分Hを把持してリアゲート24が開いた状態からリアゲート24を引き上げたとしても、リブ100がリインフォースメント36の中央部分G(上壁73)に接し、リアゲート24を閉じる力はリインフォースメント36に直に伝達される。したがって、リアゲート24を容易に閉じることができ、かつリアゲート24を閉じる際の力がリインフォースメント36に掛り、リアスポイラロア40に大きな力が掛かることがない。
また、リブ100が車両前後方向に延びているため、庇板103の前端が上方かつ後方へ折れるような変形に対する剛性が向上し、中央部分Hを把持してリアゲート24を引き上げた際のリアスポイラロア40の変形を防止できる。更に、縦リブ101により、中央部分Hに力が加わった際に、リアスポイラロア40の後板45が変形することを防止できる。
リアスポイラロア40の上面の挿込口92にリアスポイラアッパ38の挿込片106を挿入し、リアスポイラロア40とリアスポイラアッパ38とが連結されている。これにより、リアスポイラロア40に掛かる力をリアスポイラアッパ38に分散することができ、又、リアスポイラアッパ38に掛かる力をリアスポイラロア40に分散することができる。
窪み部41が、リアスポイラロア40の車幅方向中央に位置しているので、リアゲート24を引き上げる際に中央部分Hを把持しやすく、また、見栄えが良い。
リインフォースメント36には、リアスポイラロア40と同様に、ハイマウントストップランプ29を避ける窪み部72が設けられている。リインフォースメント36の窪み部72は、上壁73と側壁75により形成され、側壁75はリインフォースメント36の下端部Eに連結している。中央部分Hを把持してリアゲート24を引き上げた際、リブ100が上壁73に接することで伝達されたリアゲート24を閉じる際の力が上壁73から側壁75を通り、リインフォースメント36の下端部Eに伝わる。下端部Eは、強固にリアゲート24に固定されているため、リインフォースメント36の変形を抑制できる。
尚、本発明は、上記実施形態に限るものではなく、他の形態で使用できる。
本発明は、荷箱を備えた車両に利用できる。
A…上部、B…前端部、C…後端部、D…上端部、E…下端部、F…上端部、10…リアスポイラ、12…車両、14…車室、16…荷箱、18…後壁、20…底板部、22…側壁部、24…リアゲート、26…方向指示ランプ、28…操作レバー、29…ハイマウントストップランプ、32…内板、34…外板、36…リインフォースメント、38…リアスポイラアッパ、40…リアスポイラロア、41…窪み部、42…上板部、44…後板部、45…後板、50…雌ねじ部取付孔、52…クリップ用孔、54…水抜き孔、60…凹部、62…切欠部、64…クリップ用孔、66…雌ねじ部取付孔、72…窪み部、73…上壁、75…側壁、78…凹部、80…クリップ用孔、82…支持片、84…ねじ用孔、86…縦壁、88…雄ねじ、90…雌ねじ部、92…挿込口、94…クリップ、100…リブ、101…縦リブ、102…溝部、103…庇板、104…ねじ用孔、106…挿込片。

Claims (6)

  1. 車両の後方に設けられた荷箱の後部に開閉自在に取り付けられたリアゲートに設けられ、車両後方に突出するリインフォースメントと、
    前記リインフォースメントを覆うように前記リインフォースメントに組み付けられるリアスポイラと、を備え、
    前記リアスポイラは、前記リアスポイラが前記リアゲートの上部に設けられたハイマウントストップランプの両側方及び上方を囲むように、前記ハイマウントストップランプに対応する部位を上方に窪ませたスポイラ側の窪み部を有し、
    前記スポイラ側の窪み部の上面に、前記リインフォースメントに向かい突出するリブが設けられている
    ことを特徴とするリアゲートのリアスポイラ構造。
  2. 前記リブは、車両前後方向に延在している
    ことを特徴とする請求項1に記載のリアゲートのリアスポイラ構造。
  3. 前記リアスポイラの後板の前記リインフォースメントを向く面には、前記リインフォースメントに向かい突出し、上下方向に延在する縦リブが設けられる
    ことを特徴とする請求項2に記載のリアゲートのリアスポイラ構造。
  4. 前記リインフォースメントは、前記リインフォースメントが前記ハイマウントストップランプの両側方及び上方を囲むように、前記ハイマウントストップランプに対応する部位を上方に窪ませたリインフォースメント側の窪み部を有し、
    前記リインフォースメント側の窪み部は、前記ハイマウントストップランプの上方に位置し、車両前後方向に延びる上壁と、前記上壁の両側端から下方へ延び、前記リインフォースメントの下端と連結する側壁とにより形成され、
    前記リインフォースメントの下端は、前記リアゲートに固定され、
    前記リブは、前記上壁に向かい突出する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のリアゲートのリアスポイラ構造。
  5. 前記リアスポイラは、前記リインフォースメントの上部に取り付けられるリアスポイラアッパと、前記リインフォースメントの後部に取り付けられるリアスポイラロアとを備え、
    前記スポイラ側の窪み部は、前記リアスポイラロアに設けられ、
    前記リアスポイラアッパは、前記リアスポイラロアに向かい突出する挿込片を有し、
    前記リアスポイラロアは、前記挿込片が挿入される挿込口を有する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のリアゲートのリアスポイラ構造。
  6. 前記スポイラ側の窪み部は、前記リアゲートの車幅方向中央に位置する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のリアゲートのリアスポイラ構造。
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