JP6953945B2 - 装具 - Google Patents

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Description

本発明は、対象者の肢体部に装着され、動きの補助を行う装具に関する。
特許文献1には、対象者の下肢に装着される下肢用サポーター型ギプス装置が開示されている。このギプス装具は、膝関節部を囲むように下肢に巻き付けられる前開き型の可撓性布帛を有している。可撓性布帛の外側には、当該可撓性布帛を下肢外周に締付するための緊締ベルトと遊動環のセットが取り付けられている。このセットは、膝関節部の上方や下方、可撓性布帛の上端や下端の位置等に、複数設けられている。緊締ベルトには面ファスナーが設けられている。
このギプス装具を装着する際には、膝関節部を膝裏側から囲むように、可撓性布帛の左右の端縁を前側に回して、互いを突き合わせるように下肢に巻き付ける。そして、緊締ベルトを可撓性布帛の外面に沿って前方から反対側に回して、その先端を遊動環に挿通して折り返し、緊締ベルトの先端部を起端部に向かって締める。その後、緊締ベルトの先端部を面ファスナーによって当該緊締ベルトの上面に結合固定する。同様にして、複数の緊締ベルトの全てを順次締め上げて、ギプス装具が装着される。
特許文献2には、対象者の足裏が地面と接触しないように膝関節を屈曲させた状態で脚を固定する固定部と、当該固定部の下方に取り付けられ、地面と接触する接地部を有する支持部とを備える膝免荷補装具が開示されている。固定部は、対象者の大腿部の後面側に配置される大腿保護部と、膝及び下腿部の前面側に配置される下腿保護部とを有する。大腿保護部及び下腿保護部は、複数の固定ベルトで対象者の脚に固定される。
固定ベルトの一端部にはDカンが縫い付けられており、他端部には相互に係合可能な2種の面ファスナーが並んで縫い付けられている。固定ベルトは、大腿保護部の側面に取り付けられている位置決めベルトに挿通されている。固定ベルトの他端部を大腿部の前面側でDカンに挿通した後、大腿部のサイズに合わせて2種の面ファスナーを所望の位置で係合させることにより、大腿保護部が大腿部に固定される。
特開2008−272042号公報 特開2014−210080号公報
特許文献1、2に記載の装具では、面ファスナーからなるベルトを下肢の太さにあわせて締め上げて面接着させることにより、サイズ調整及び固定が行われる。しかし、一度装具を取り外すと、再度装着する場合にはサイズを調整しなおす必要があり、手間がかかる。また、装着する度に緊締ベルトの締め上げ具合が異なり、装着感がばらつくという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、装着感にばらつきがなく、装着に手間がかからない装具を提供することである。
本発明の実施形態に係る装具は、対象者の肢体部を所定方向から覆うように装着される装着板と、前記装着板に取り付けられ、当該装着板の一端から延びるベルトと、前記装着板の他端に設けられた折り返し具と、前記ベルトの外側に取り付けられ、前記ベルトの開放端を前記折り返し具に挿通して折り返し、折り返された前記ベルトの面同士を結合することにより、前記装着板を対象者の肢体部に固定する面ファスナーと、前記ベルトの外側に設けられ、折り返された前記ベルトの位置を示す目盛とを備える。
本発明によれば、装着感にばらつきがなく、装着に手間がかからない装具を提供することができる。
実施形態に係る装具の構成を示す図である。 図1の装具を対象者が装着した状態を正面から見た図である。 図1の装具を対象者が装着した状態を側面から見た図である。 大腿ベルトの構成を示す図である。 大腿ベルトを対象者の大腿部に巻き付けた状態を説明する図である。 大腿ベルトを対象者の大腿部に巻き付けた状態を背面から見た図である。 大腿ベルトを対象者の大腿部に巻き付けた状態を側面から見た図である。 大腿ベルトの一部を拡大した図である。 大腿ベルトの巻き付け位置の違いによる巻き付け長の違いを説明する図である。 大腿ベルトの装着手順を示す図である。 大腿ベルトの装着手順を示す図である。 大腿ベルトの装着手順を示す図である。 大腿ベルトの装着手順を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。各図における同等の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図1は、実施形態に係る装具の構成を示す図である。図1では、装具の一例として歩行アシストロボット10が示されている。図2、3は、図1の歩行アシストロボット10を対象者が装着した状態をそれぞれ正面、側面から見た図である。本実施形態では、対象者Uは、一方の脚(左脚)は自由に動かせるが、他方の脚(右脚)は自由に動かすことができない非健常者であるものとする。対象者Uの右脚を患脚Lと呼ぶ。
歩行アシストロボット10は、患脚Lのリハビリを目的とし、歩行時に対象者Uの患脚Lの動きを補助する。歩行アシストロボット10は、フレーム11、大腿部リンク12、回転ジョイント13、下腿部リンク14、回転ジョイント15、足リンク16、上側折り返し具17a、下側折り返し具17b、上側バックル18a、下側バックル18bを有している。
大腿部リンク12は対象者Uの患脚Lの大腿部に沿って取り付けられ、下腿部リンク14は下腿部に沿って取り付けられ、足リンク16は足に取り付けられる。大腿部リンク12と下腿部リンク14とは回転ジョイント13によって相互に揺動可能に連結されている。下腿部リンク14と足リンク16とは、回転ジョイント15によって相互に揺動可能に連結されている。このリンク構造は正常な歩行時の動きを再現するように揺動し、対象者Uの患脚Lの動きを誘導する。
回転ジョイント13は、歩行アシストロボット10を対象者Uが装着した時に、患脚Lの膝関節の横に位置する。回転ジョイント15は、歩行アシストロボット10を対象者Uが装着した時に、患脚Lの足首関節の横に位置する。回転ジョイント13は、図示しないアクチュエーターにより大腿部リンク12に対して下腿部リンク14を揺動させる。
大腿部リンク12、回転ジョイント13、下腿部リンク14、回転ジョイント15、足リンク16を含むリンク構造は、脚式ロボットの脚の構造と基本的に同じである。歩行アシストロボット10は、対象者Uの患脚Lにロボットの脚を添わせるように固定される。歩行アシストロボット10で歩行時の脚の動きを再現し、その動きで患脚Lをガイドする。
大腿部リンク12には、フレーム11が取り付けられている。大腿部リンク12の患脚Lへの固定には、フレーム11及び図4に示す大腿ベルト20が用いられる。本実施形態では、大腿部リンク12、回転ジョイント13、下腿部リンク14、回転ジョイント15、足リンク16を含むリンク構造、フレーム11、大腿ベルト20が「装具」に含まれる。
フレーム11は、対象者Uの患脚Lの大腿部を前方から覆うように配置される装着板である。大腿ベルト20は、大腿部リンク12に取り付けられたフレーム11に結合される。対象者Uの大腿部はきれいな円柱ではないため、1本のベルトで固定する構造の場合、大腿部と大腿部リンク12との密着性が悪くなる。リハビリ時に歩行アシストロボット10が大腿部からずれると、リハビリ効果が損なわれる。
そこで、実施形態では、歩行アシストロボット10のずれを防止できるよう、2本のベルト(上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21b)で締める構造を採用している。一方で、2本のベルトを用いた固定作業は、ベルトの付け間違いや時間がかかるなどの問題があるため、以下に説明するような構造上の特徴を有している。
フレーム11の一端には、上側折り返し具17a、下側折り返し具17bが上下に並ぶように設けられている。上側折り返し具17aは対象者Uの股関節側に位置し、下側折り返し具17bは対象者Uの膝関節側に位置する。上側折り返し具17a、下側折り返し具17bとしては、例えば、大腿ベルト20が挿通する丸鐶が用いられる。
フレーム11の他端には、上側バックル18a、下側バックル18bが上下に並ぶように設けられている。上側バックル18aは対象者Uの股関節側に位置し、下側バックル18bは対象者Uの膝関節側に位置する。上側バックル18a、下側バックル18bは、例えば、オス側バックルとメス側バックルからなる差し込みバックルが用いられる。上側折り返し具17aと上側バックル18aとの間、下側折り返し具17bと下側バックル18bとの間に、大腿ベルト20が配置される。
ここで、図4〜7を参照して大腿ベルト20について詳細に説明する。図4は、大腿ベルトの構成を示す図である。図5〜7は、大腿ベルトを対象者の大腿部に巻き付けた状態を示す図である。図4に示すように、大腿ベルト20は、上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21b、上側連結部22a、下側連結部22b、渡しベルト23、上側面ファスナー24a、下側面ファスナー24b、上側目盛25a、下側目盛25bを有している。
上側調整ベルト21aは対象者Uの大腿部の股関節側に位置し、下側調整ベルト21bは対象者Uの大腿部の膝関節側に位置する。上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bの一端にはそれぞれ上側連結部22a、下側連結部22bが取り付けられている。上側連結部22a、下側連結部22bとしては、例えば、角鐶が用いられる。上側連結部22a、下側連結部22bは、フレーム11に設けられた上側バックル18a、下側バックル18bにそれぞれ連結される。
例えば、上側バックル18a、下側バックル18bが差し込みバックルの場合、上側バックル18aのメス側バックル及び下側バックル18bのメス側バックルはフレーム11に固定される。そして、上側バックル18aのオス側バックルに上側連結部22aが連結され、下側バックル18bのオス側バックルに下側連結部22bが連結される。オス側バックルをそれぞれ対応するメス側バックルに差し込むことにより、図7に示すように、上側連結部22a、下側連結部22bがフレーム11に取り付けられる。これにより、フレーム11の端部から上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bの2本のベルトが延びる構成となる。上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bのフレーム11に固定されている端部とは反対側の端部が開放端となる。
上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bを装着した時に外側となる面には、それぞれ上側面ファスナー24a、下側面ファスナー24bが略全幅にわたって設けられている。上側面ファスナー24a、下側面ファスナー24bとしては、フック面とループ面とを係着させる一般的な面ファスナーを用いることができる。上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bの外側の面において、ループ面とフック面が並ぶように取り付けられる。
上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bの開放端をそれぞれ上側折り返し具17a、下側折り返し具17bに挿通して折り返すことにより、それらの長さを対象者Uの大腿部の太さにあわせて調整することができる。図5では、上側調整ベルト21aを対象者Uの大腿部に巻き付けた状態の断面が示されている。
図5に示すように、上側調整ベルト21aは、上側折り返し具17aに挿通して折り返される。そして、折り返すことによって対向する上側面ファスナー24aのループ面とフック面とを係着させる。下側調整ベルト21bについても同様に折り返して、下側面ファスナー24bのループ面とフック面とを係着させる。これにより、図6に示すように、フレーム11を対象者Uの大腿部に固定することができる。
また、上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bの外側の面上には、上側目盛25a、下側目盛25bがそれぞれ設けられている。上側目盛25a、下側目盛25bは、上側面ファスナー24a、下側面ファスナー24bを介して視認可能となっている。上側目盛25a、下側目盛25bは、折り返された上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bのそれぞれの位置を示すことができる。このように、実施形態では、上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bそのものが面ファスナーの係着位置を示すメジャーの役割を果たす。
従来は、ベルトを装着する際に、メジャー等を用いて面ファスナーの係着位置やベルトの長さを測定すると、このような測定そのものに手間がかかっていた。また、ベルト自体に目盛が記載されていないため、再度装着する際には記録した係着位置の値をベルトに付け直す必要がある。
さらに、病院内等で複数の対象者が1つの歩行アシストロボット10を使用する場合には、複数の対象者のフィッティング条件を正しく再現する必要がある。この場合、例えば、ベルト自体に複数の面ファスナーの係着位置の値が付けられることとなる。このため、他の対象者が使用する際に誤って他の係着位置の値を使用してしまうおそれがある。装具の装着がゆるい場合、歩行アシストロボット10のアシスト力が正しく対象者Uの患脚Lに伝わらない。また、装具の装着がきつい場合には、対象者Uに痛みが生じ、持続的な訓練が困難になるという問題がある。
これに対し、実施形態では、大腿ベルト20とメジャーが一体化している。このため、対象者Uの大腿部の太さにあわせて面ファスナー式の大腿ベルト20を調整した時に、同時に面ファスナーの係着位置又はベルトの長さを簡単に記録することができる。装具を取り外して再度装着するときには、記録した値に合わせて上側目盛25a、下側目盛25bを利用して簡単に係着位置を調整することができ、装着の手間がかからない装具を実現できる。
また、複数の対象者Uが利用する場合でも、複数の対象者Uにそれぞれ記録した値に合わせて上側目盛25a、下側目盛25bを利用して装着するため、装着ミスを防止することができ、装着する度に装着感にばらつきがなく、適正な装着を実現できる。
上側調整ベルト21aと下側調整ベルト21bとの間には、渡しベルト23が設けられている。渡しベルト23は、上側調整ベルト21aと下側調整ベルト21bとを連結する。図8に、渡しベルト23の構成を示す。図8に示すように、渡しベルト23の両端はそれぞれ環状になっている。上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bは、渡しベルト23のそれぞれの環状部に挿通される。このため、渡しベルト23は、上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21b上で位置が自在になっている。これにより、上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bは、その長さを自由に調整することができる。
対象者Uは、上側調整ベルト21aと下側調整ベルト21bを手探りで探し、大腿部の裏側を通して大腿部に巻き付ける。複数のベルトが連結されていない場合、複数のベルトを1本ずつ大腿部の裏側に通すのに時間がかかる。また、手探りでベルトを探すため、手に取ったベルトが上下いずれのベルトが認識することができない。
図9に、大腿ベルトの巻き付け位置の違いによる巻き付け長の違い示す。図9に示すように、正しくは2本のベルト(上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21b)が平行になるように巻き付けられる。この場合の2本のベルトの長さをLとする。誤って2本のベルトがクロスするように巻き付けられると、ベルトの長さはLよりも短くなってしまい、装具の装着性が低下する。
しかしながら、実施形態では、上側調整ベルト21aと下側調整ベルト21bとは渡しベルト23で連結されている。従って、2本のベルトのうち1本を大腿部の裏側からとれば、他方のベルトも同時に引き寄せられ、2本のベルトを同時に大腿部の裏側を通すことが可能となる。これにより作業手順が減り、ミスを防止することが可能となる。
さらに、上側連結部22a及び下側連結部22bの近傍には、識別リング26a、識別リング26bがそれぞれ設けられている。識別リング26a、識別リング26bはそれぞれ異なる色になっている。例えば、上側の識別リング26aを黄色、下側の識別リング26bを白色とすることができる。なお、識別リング26a、識別リング26bに付される色はこれに限定されない。
また、上側連結部22a、下側連結部22bが連結される上側バックル18a、下側バックル18bもまた、識別リング26a、識別リング26bの色に合わせた色が付されていることが好ましい。これにより、2本のベルトの固定場所を容易に識別することが可能となり、複数本のベルトの付け間違いを防止することができる。
次に、図10A〜10Bを参照して、大腿ベルト20の調整手順について説明する。図10A、10Cは、対象者Uの右脚の大腿部を内側から見た図であり、図10B、10Dは外側から見た図である。図10A〜10Dに示すように、対象者Uの右脚の大腿部の内側に上側折り返し具17a、下側折り返し具17bが配置され、外側に上側バックル18a、下側バックル18bが配置される。
最初に、図10Aに示すように、上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bの上側面ファスナー24a、下側面ファスナー24bを剥がした状態で、歩行アシストロボット10の大腿部リンク12を大腿部の前面に沿って覆うように装着する。そして、図10Bに示すように、対象者Uの大腿部の裏側に上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bを通し、上側連結部22a、下側連結部22bを上側バックル18a、下側バックル18bにそれぞれ取り付ける。
このとき、上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bは渡しベルト23で連結されているため、2本のベルトを同時に通すことが可能である。また、上側連結部22a、下側連結部22bの近傍には識別リング26a、識別リング26bが設けられており、上側バックル18a、下側バックル18bにはこれらに対応する色が付されている。これにより複数のベルトの結合位置を正しく識別することができ、ベルトの付け間違いを防止することができる。
そして、図10C中矢印で示すように、上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bを軽く締め、上側面ファスナー24a、下側面ファスナー24bを係着させる。その後、図10D中矢印で示すように、上側バックル18a、下側バックル18bを締めることにより、歩行アシストロボット10が対象者Uの患脚Lに装着される。
歩行アシストロボット10を装着した時に、上側目盛25a、下側目盛25bを利用して上側面ファスナー24a、下側面ファスナー24bの係着位置又はベルトの長さを記録する。次回、歩行アシストロボット10を装着する際には、記録した値に合わせて、上側目盛25a、下側目盛25bを利用することで、フィッティング時間を短縮することができる。
以上説明したように、実施形態によれば、一度対象者の大腿部の太さにあわせて面ファスナー式のベルトを調整すると、装具を取り外して再度装着するときに、係着位置を調整する手間を省くことができる。
なお、実施形態では、装具を対象者の大腿部に装着する例を示したが、腕部や下腿部等の肢体部に装着する場合にも適用可能である。
本実施形態では、装着板として、歩行アシストロボット10のフレーム11を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、先行技術文献の可撓性布帛等を装着板とすることも可能である。
また、2本のベルトを連結する手段は、渡しベルトに限定されない。2本のベルトを同時に引き寄せることができれば、紐や面ファスナー、磁石等を用いることも可能である。また、上述の実施形態では、上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bをそれぞれ挿通する環状部を有する渡しベルト23を用いたが、これに限定されない。上側調整ベルト21a、下側調整ベルト21bがそれぞれ独立して調製できれば、例えば、ゴムベルト等を用いて連結してもよい。
上述の実施形態では、識別リング26a、識別リング26bを設ける構成としたが、これに限らない。例えば、上側調整ベルト21aと、下側調整ベルト21bそのものの色を異なる色としてもよい。また、上側と下側の他の構成部品の色を異なる色としてもよい。なお、上側と下側のベルトが識別できれば、色による識別だけでなく、異なるシンボル等を用いてもよい。さらに、上側調整ベルト21aと上側バックル18a、下側調整ベルト21bと下側バックル18bとがそれぞれにしか取り付けできないように、異なる形状としてもよい。上述の例では、上側連結部22a、下側連結部22bとしては、金属製のものを用いたが、これに限定されず、布や面ファスナー等を用いることも可能である。
10 歩行アシストロボット
11 フレーム
12 大腿部リンク
13 回転ジョイント
14 下腿部リンク
15 回転ジョイント
16 足リンク
17a 上側折り返し具
17b 下側折り返し具
18a 上側バックル
18b 下側バックル
20 大腿ベルト
21a 上側調整ベルト
21b 下側調整ベルト
22a 上側連結部
22b 下側連結部
23 渡しベルト
24a 上側面ファスナー
24b 下側面ファスナー
25a 上側目盛
25b 下側目盛
26a 識別リング
26b 識別リング
U 対象者
L 患脚

Claims (1)

  1. 複数の対象者に共用されるアシストロボット用の装具であって、
    対象者の肢体部を所定方向から覆うように装着される装着板と、
    前記装着板に取り付けられ、当該装着板の一端から延びる、対象者の肢体部の長手方向に沿って互いに一定間隔をあけて設けられた複数のベルトと、
    前記装着板の他端に設けられ、複数の前記ベルトがそれぞれ挿通される複数の折り返し具と、
    を備え、
    複数の前記ベルトには、
    前記ベルトの外側に、該ベルトの長さ方向の略全長にわたって取り付けられ、前記ベルトの開放端を前記折り返し具に挿通して折り返し、折り返された前記ベルトの面同士を結合することにより、前記装着板を対象者の肢体部に固定する面ファスナーと、
    前記ベルトの外側に前記長さ方向に沿って連続的に設けられ、折り返された前記ベルトの位置を示す目盛と、
    がそれぞれ設けられ
    対象者毎に記録した目盛の値を利用して、該対象者へ装具を装着してアシストロボットを固定する、
    装具。
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