JP5773763B2 - 足首用サポーター - Google Patents

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Description

本発明は、装着者に正しい荷重移動を意識させ、足関節の安定性を向上させる足首用サポーターに関する。
足関節は、体重が加わって筋肉や靭帯に負担が掛かるほか、運動に際して大きな負荷があらゆる方向から加えられるため、傷みやすい。特にスポーツ選手では、前記大きな負荷が繰り返し足関節に加えられるため、例えばフットボーラーズアンクル(衝突性外骨腫)や後脛骨筋症候群が引き起こされる。また、こうした負荷の繰り返しがなくても、脛骨(内果)より腓骨(外果)が長い関係から、内反捻挫又は外反捻挫を起こしやすいとされる。これから、前記内反捻挫又は外反捻挫を予防する足首用サポーターは、いくつか提案されている(特許文献1及び特許文献2)。
特許文献1が開示する足首用サポーター(足首の内反捻挫防止具)は、足首を締め付ける弾力性を有する筒状部材と、踵の内側を覆う板状部材と、前記板状部材の上部を前記筒状部材に着脱自在に固定する固定部材とから構成される。特許文献1が開示する足首用サポーターは、板状部材の下部又は筒状部材の足裏部に連結されたテープ部材を、足裏から前記筒状部材の足の外側まで回るよう掛け回す(引用文献1・請求項1ほか)。テープ部材は、筒状部材を外側から締め付け、足裏の外側を上方に引っ張って、足首が内側に捻じれることを防止する(引用文献1・[0006])。
特許文献2が開示する足首用サポーターは、足首に装着されるサポーター本体と、前記サポーター本体の表面に備えた概略V字状の帯状ストラップとから構成され、足の外果又は内果の直近下部に止着可能な股部と、前記股部から二股に分かれて上方に概略直線状に延び、足首に止着可能な第1及び第2の直線状部とから構成される帯状ストラップを特徴としている(引用文献2・請求項1ほか)。帯状ストラップは、足の外果又は内果を上方に持ち上げて内反可動域又は外反可動域を制限し、内反捻挫又は外反捻挫を防止するが、足の動きを一部制限しているだけで、運動時における足の自由な動きを阻害しないとされる(引用文献2・[0019])。
特開平11-009754号公報 特開2005-130934号公報
足首を傷めると、股関節や腰等の変形や筋負担を招くほか、O脚を伴う変形性膝関節症が発症していれば、歩行を困難にする。これから、運動している状態における足関節のストレスを軽減すると同時に、大きな負荷から足関節を保護することが求められる。ところが、特許文献1が開示する足首用サポーターは、足首の自由度が損なわれないように、足を外側又は内側から引っ張って内反捻挫又は外反捻挫を予防するものの、外果又は内果の周囲を均等に押圧し、前記外果又は内果の周囲が局所的に圧迫されることを防止している(引用文献1・[0021][0022])ため、関節のストレスを軽減したり、大きな負荷から足関節を保護したりできていないと考えられる。
足関節のストレスを軽減したり、大きな負荷から足関節を保護したりするためには、足首の前側にある腓骨筋、脛骨筋や指伸筋(以下、足首の前側にある腓骨筋、脛骨筋や指伸筋を合わせて指伸筋等と呼ぶ)が、また足首の後側にある腓骨筋、脛骨筋や指屈筋(以下、足首の後側にある腓骨筋、脛骨筋や指屈筋を合わせて腓骨筋等と呼ぶ)が弛まず、直ちに伸長又は収縮できる状態(以下、本発明では即応状態と呼ぶ)にあるように、足首の中心に向かって押圧すればよい。
特許文献1又は特許文献2が開示する足首用サポーターは、足首の自由度を妨げることを避けるため、指伸筋等や腓骨筋等を押圧することを断念していると見られるが、指伸筋や腓骨筋等だけを適切な方向から押圧すれば、足首の自由度は阻害されない。そこで、指伸筋等や腓骨筋等だけを適切な方向から押圧し、足関節のストレスを軽減したり、大きな負荷から足関節を保護したりする足首用サポーターを開発するため、検討した。
検討の結果開発したものが、前側ベルトの右端と後側ベルトの左端とを長手方向に接続して構成され、前側ベルトは、足首の前側にある腓骨筋、脛骨筋や指伸筋を横断する前側パッドを内面に設け、面ファスナーの雌面を外面に設け、後側ベルトは、足首の後側でアキレス腱の外側にある腓骨筋、前記アキレス腱の内側にある脛骨筋や指屈筋のいずれか一方又は双方に押し付ける局部パッドを内面に設け、面ファスナーの雄面を右端の内面に設けた足首用サポーターである。前側ベルトは、右端から後側ベルトに向けて延ばした締付ベルトの外面に面ファスナーの雄面を設け、後側ベルトは、左端の外面に前記締付ベルトを挿通する折り返しリングを設けて、折り返しリングに挿通して折り返した締付ベルトの外面に設けた面ファスナーを、前側ベルトの前面に設けた面ファスナーの雌面に、又は前記雌面に掛合、止着した後側ベルトの外面に設けた面ファスナーの雌面に掛合して、止着される構成が好ましい。
本発明は、足首に装着した足首用サポーターを上方から見て、足首に掛け回された前側ベルト又は後側ベルトそれぞれの左回り端を「左端」、前側ベルト又は後側ベルトそれぞれの右回り端を「右端」と呼ぶ。上記足首用サポーターは、前側ベルトの右端と後側ベルトの左端とを長手方向に接続しているから、前側ベルトの左端と後側ベルトの右端とが離れている。また、構成の理解のため、前側ベルトの左端と後側ベルトの右端とを接続する構成を明示しているが、本発明は、左右反転させても構わず、前側ベルトの左端と後側ベルトの右端とを長手方向に接続する構成も含む。この場合、前側ベルトの右端と後側ベルトの左端とが離れている。
本発明の足首用サポーターは、前側ベルトを足首の前側に、後側ベルトを足首の後側にそれぞれ宛てがい、前側ベルトの外面に設けた面ファスナーの雌面に、後側ベルトの右端の内面に設けた面ファスナーの雄面を掛合させて、足首に装着する。この装着状態において、前側パッドが繊維束のように指伸筋等を横断し、足首の前側に掛け回された前側ベルトの面直交方向、すなわち足首の水平中心に向けて前記指伸筋等を押圧することにより、指伸筋等を即応状態にする。前側パッドは、弾性を備えた樹脂ブロック又は前記樹脂ブロックに布生地を被覆した構成が好ましい。
また、局部パッドがアキレス腱を避けて腓骨筋等に対向し、上述同様、足首の後側に掛け回された後側ベルトの面直交方向、すなわち足首の水平中心に向けて前記腓骨筋等を押圧することにより、前記腓骨筋等を即応状態にする。局部パッドは、アキレス腱から見て外側(右脚であれば右側)の腓骨筋に対して1個、またアキレス腱から見て内側(右脚であれば左側)の脛骨筋や指屈筋に対して1個が別々に必要であり、本発明の足首用サポーターではいずれか1個又は両方を備える。これら局部パッドは、弾性を備えた樹脂ブロック又は前記樹脂ブロックに布生地を被覆した構成が好ましい。
足首は、前後左右に分けると、前側左の脛骨筋(前脛骨筋)や指伸筋(長母指伸筋)が足の屈曲、内転及び回外に、前側右の指伸筋(長指伸筋)や腓骨筋(第三腓骨筋)が屈曲、外転及び回内に、またアキレス腱右の腓骨筋(短腓骨筋、長腓骨筋)が足の伸展、外転及び回内に、アキレス腱左の脛骨筋(後脛骨筋)や指屈筋(長母指屈筋、長指屈筋)が伸展、内転及び回外に関係する。これから、例えば内反捻挫を防止するには、アキレス腱右の腓骨筋を押圧する、すなわち前記アキレス腱に対応して局部パッドを設けるとよい。
指伸筋等や腓骨筋等を即応状態にするには、前側パッドや局部パッドに適度な押圧力が加えられる必要があり、その前提として前側ベルト及び後側ベルトがしっかり足首に密着する必要がある。前側ベルトに設けた締付ベルトは、後側ベルトの折り返しリングに挿通して折り返し、自身の外面に設けた面ファスナーの雌面に前記締付ベルトの面ファスナーの雄面を掛合させて、前側ベルトの左端に対して後側ベルトの右端を引き寄せ、足首に対して即応状態で足首用サポーターが装着されるようにする。これにより、前側パッドや局部パッドに適度な押圧力が加えられ、指伸筋等や腓骨筋等をより確実に即応状態にする。
局部パッドは、アキレス腱を避けて腓骨筋等のみを押圧するが、上述のように、後側ベルトを足首に密着させると、後側ベルトがアキレス腱を圧迫し、少なからずアキレス腱の自由度を損なわれる虞が出てくる。そこで、後側ベルトは、長手方向に伸長する伸縮性素材で構成し、アキレス腱の伸縮に応じて伸長させることにより、前記アキレス腱の自由度を確保するとよい。伸長した後側ベルトの復元力は、前側パッド及び局部パッドがそれぞれ指伸筋等や腓骨筋等を押圧する力を発生させ、前記指伸筋等や腓骨筋等に対する前側パッド及び局部パッドをずれにくくする働きも有する。
上述したように、局部パッドは、アキレス腱を避けて腓骨筋等のみを押圧することで、アキレス腱の自由度を妨げないようにしている。しかし、人により足首の太さが異なることから、局部パッドが腓骨筋等のみを押圧できる位置からずれ、アキレス腱を少なからず圧迫する虞も否めない。そこで、後側ベルトは、面ファスナーの雌面を内面に設け、局部バッドの外面に設けた面ファスナーの雄面を前記面ファスナーの雌面に対して位置調整しながら着脱自在にするとよい。これにより、本発明の足首用サポーターは、前側パッドが指伸筋等を横断するように足首に装着した状態で、局部パッドが腓骨筋等のみを押圧できるように、前記局部パッドの位置を後側ベルトの内面に設けた面ファスナーの雌面の範囲で位置調整できる。
局部パッドは、繊維束のように指伸筋等を横断する前側パッドと異なり、足首の上下方向に延びる腓骨筋等に沿って上下に長い構造が好ましい。これから、局部パッドは、円弧状頂部から接線を降ろした断面山形で、前記断面の直交方向に延びるブロック状にするとよい。これにより、延在方向を腓骨筋等に揃えると、局部パッドは円弧状頂部を線接触させて腓骨筋等に沿って押圧する。
ここで、局部パッドが後側ベルトに着脱自在であれば、後側ベルトに対する局部パッドの姿勢(傾き)を調整して腓骨筋等の押圧具合を変化させることができる。また、前述のように局部パッドが後側ベルトに着脱自在であれば、円弧状頂部から降りる左右の接線の傾きを異ならせておくことにより、局部パッドを上下逆さまにして、アキレス腱に至る局部パッドの当たり具合を加減できる。
本発明の足首用サポーターは、従来同様に内反捻挫又は外反捻挫を予防すると共に、継続的なストレスや瞬間的な大きな負荷による足関節の故障を抑制又は防止する。これは、前側パッドにより指伸筋等を押圧してを即応状態にし、局部パッドにより腓骨筋等を押圧して即応状態にしたことによる効果である。この場合、局部パッドはアキレス腱を避けて腓骨筋等のみを押圧するので、アキレス腱の自由度を妨げず、足首の自由度が確保されている。
締付ベルト及び折り返しリングは、前側ベルト及び後側ベルトの足首に対する密着性を高め、前側パッドが指伸筋等を、局部パッドが腓骨筋等を正しく押圧させ、上述した即応状態にする効果を高める。更に、後側ベルトを伸縮性素材で構成することにより、伸長した後側ベルトの復元力が、前側パッドが指伸筋等を、局部パッドが腓骨筋等を正しく押圧させ、上述した即応状態にする効果を高める。
後側ベルトは、局部バッドを位置調整しながら着脱自在にすることにより、前側パッドを基準に足首用サポーターを足首に装着した状態で、前記局部パッドが正しく腓骨筋等のみを押圧するように、位置調整できるようになる効果が得られる。局部パッドは、円弧状頂部から接線を降ろした断面山形で、前記断面の直交方向に延びるブロック状にすることで、腓骨筋等を広い範囲で押圧し、腓骨筋等を即応状態にする効果がよりよく得られる。
本発明を適用した足首用サポーターの一例を表す斜視図である。 本例の足首用サポーターの正面図である。 本例の足首用サポーターの背面図である。 本例の足首用サポーターに用いる局部パッドの斜視図である。 本例の足首用サポーターの装着手順において、前側パッドを足首の前側に宛てがった段階を表す斜視図である。 本例の足首用サポーターの装着手順において、前側パッドを足首の前側に宛てがった段階を表す水平断面図である。 本例の足首用サポーターの装着手順において、前側に掛け回した後側ベルトを前側ベルトに止着した段階を表す斜視図である。 本例の足首用サポーターの装着手順において、締め付けベルトを折り返しリングに挿通して前側に折り返し、前側ベルトに止着した段階を表す水平断面図である。 本例の足首用サポーターの装着手順において、足首に装着し終えた段階を表す水平断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図を参照しながら説明する。本発明を適用した足首用サポーター1は、図1〜図3に見られるように、前側ベルト2の右端(図2中左右逆、以下同じ)と後側ベルト3の左端とを連結ベルト24を介して接続して構成される。前側ベルト2及び後側ベルト3は、それぞれの右端及び左端を直接接続するようにしてもよい。本例の足首用サポーター1は、足首4に装着後、締付ベルト23により全長が若干縮んで前記足首4(後掲図9参照)に対する密着度を高めるが、連結ベルト24を介して前側ベルト2及び後側ベルト3を連結することにより、前記縮み代を確保できる。
本例の前側ベルト2は、非伸縮性素材により形成された帯体で、足首の前側にある指伸筋43(長指伸筋、後掲図9参照)及び腓骨筋41(第三腓骨筋)を横断する前側パッド2を内面に設け、面ファスナーの雌面22を外面に設けている。前側パッド21は、前側ベルト2の全長にわたる長さで、足首4の屈曲を妨げないように中央部分を若干括れさせた外形状を有し、弾性を備えた樹脂ブロックに布生地を被覆して構成される。
また、本例の前側ベルト2は、上記連結ベルト24と平行に、右端から後側ベルト3に向けて締付ベルト23を延ばしている。締付ベルト23は、外面に面ファスナーの雄面231を設け、後側ベルト3に設けた折り返しリング33に挿通して折り返した際、前側ベルト2の前面に設けた面ファスナーの雌面22又は前記雌面22に掛合、止着した後側ベルト3の外面に設けた面ファスナーの雌面35のいずれかに掛合して、止着される。
本例の後側ベルト3は、伸縮性素材で形成された帯体で、アキレス腱44(後掲図9参照)の右に位置する腓骨筋45(短腓骨筋及び長腓骨筋)に押し付ける局部パッド31を、左端の内面に設け面ファスナーの雌面34に対して着脱自在に設け、面ファスナーの雄面32を右端の内面に設けている。右端に設けた面ファスナーの雄面32は、足首4の後側に掛け回した後側ベルト3を前側ベルト2の外面に重ね合わせた際、前記前側ベルト2の外面に設けた面ファスナーの雌面22に掛合、止着される。また、本例の後側ベルト3は、左端の外面に上記締付ベルト23を挿通する折り返しリング33を設けている。
本例の局部パッド31は、図4に見られるように、円弧状頂部312から接線を降ろした断面山形で、前記断面の直交方向に延びる樹脂ブロックに布生地を被覆して構成され、後側ベルト3の内面に設けた面ファスナーの雌面34に対して着脱自在にするため、前記円弧状頂部312の反対側になる外面に面ファスナーの雄面311を設けている。これにより、本例の局部パッド31は、後側ベルト3の延在方向に対する傾き、すなわち姿勢を調整したり、後側ベルトの延在方向における位置を調整したりできる。
また、本例の局部パッド31は、円弧状頂部312から降りる左右の接線の傾きを異ならせて急傾斜面313及び緩傾斜面314を形成している。本例の足首用サポーター1は、前側(図3中左側、図9中上側)に緩傾斜面314、後側(図3中右側、図9中下側)に急傾斜面313を向けて、局部パッド31を後側ベルト3に取り付けている。こうして、伸長した後側ベルト3が縮むことにより、局部パッド31を対向させる腓骨筋45は十分に押圧できるが、前記局部パッド31が過剰にアキレス腱44を押圧することがなくなり、前記アキレス腱44の自由度が確保される。
本例の足首用サポーター1を足首4に装着する手順を説明する。まず、長手方向に展開した足首用サポーター1は、図5及び図6に見られるように、前側パッド21が腓骨筋41を横断するように足首4の前側に前側ベルト2を宛てがう。図6は、足首用サポーター1と足首4との位置関係を説明することに特化しているため、前側ベルト2及び後側ベルト3を連続する一体ものとして図示し、折り返しリング33や締付ベルト24は図示を省略している。
後側ベルト3は、前側ベルト2の右端から右方向(図5中左方向)に延ばし、前記後側ベルト3を足首4の右側から後側に掛け回す。本例は、腓骨筋41及び指伸筋43にわたって前側パッド21を宛てがっているが、例えば足首4の前側全域、すなわち脛骨筋42(具体的には前脛骨筋)から指伸筋43にわたって前側パッド21を宛てがってもよい。後側ベルト3に対して位置調整できる局部パッド31は、前記前側パッド21を足首4の前側に宛てがった状態を基準に、位置調整する。
足首用サポーター1は、締付ベルト23を緩めた状態で後側ベルト3を足首4の前側まで掛け回し、図7に見られるように、後側ベルト3の右端の内側に設けた面ファスナーの雄面32(図7中、図示の便宜上、前記後側ベルト3の右端の周縁を指示)を前側ベルト2の外面に設けた面ファスナーの雌面22に傾倒し、止着する。これにより、足首用サポーター1は、足首4に装着される。
この段階における足首用サポーター1の装着状態は、前側パッド21による指伸筋43の押圧や、局部パッド31による腓骨筋45の押圧はそれほど強くなく、前側ベルト2又は後側ベルト3を持って、足首用サポーター1を周方向にずらすことができる。これにより、前側パッド21や局部パッド31の周方向位置を微調整できる。この場合、前側パッド21は周方向に長尺なので、主に局部パッド31が腓骨筋45に対向し、アキレス腱44を押圧しない位置に調整するとよい。
前側パッド21や局部パッド31の位置調整を終えた後、折り返しリング33に挿通して前側へ折り返した締付ベルト23を前方に引っ張り、前側ベルト2の外面に設けた面ファスナーの雌面22又は前記雌面22に掛合させた後側ベルト3の外面に設けた面ファスナーの雌面35に面ファスナーの雄面231を掛合させて、止着する。これにより、前側ベルト2の左端に対して後側ベルト3の右端を引き寄せ、足首4に対して即応状態で足首用サポーター1を装着させ、前側パッド21が指伸筋43を、局部パッド31が腓骨筋45を押圧できるようにする。
装着状態において、前側パッド21は、図9に見られるように、繊維束のように腓骨筋413を横断し、足首4の水平中心に向けて前記指伸筋411を押圧することにより、前記指伸筋411を即応状態にする。また、局部パッド31が腓骨筋45に対向し、足首4の水平中心に向けて前記腓骨筋45を押圧することにより、前記腓骨筋45を即応状態にする。図9は、上述した図6同様、足首用サポーター1と足首4との位置関係を説明することに特化しているため、前側ベルト2及び後側ベルト3を連続する一体ものとして図示し、折り返しリング33や締付ベルト24は図示を省略している。
本例の足首用サポーター1は、アキレス腱44から見て外側(図9中右側)の腓骨筋45に対して1個の局部パッド31を割り当てている。図示を省略するが、後側ベルト3の右端の内面に面ファスナーの雌面を設け、前記雌面に対して局部パッド31を着脱自在にすれば、アキレス腱44から見て内側(図9中左側)の脛骨筋46や指屈筋47を押圧することもできる。この場合、後側ベルト3の両端の内面にそれぞれ面ファスナーの雌面を設け、左右一対の局部パッド31をそれぞれ着脱自在にしてもよい。
また、本例の足首用サポーター1は、上下対称に構成されているから、図示した例は右の足首4に装着させる場合であったが、上下反転させて左の足首について装着させることもできる。この場合、アキレス腱44から見て外側(図9中右側)の腓骨筋45に対して割り当てられていた局部パッド31は、足首用サポーター1を左の足首に装着しても、同様に、アキレス腱から見て外側の腓骨筋に対して割り当てられる。このように、本例の足首用サポーター1は、左右の足首兼用に利用できる。
1 足首用サポーター
2 前側ベルト
21 前側パッド
23 締付ベルト
3 後側ベルト
31 局部パッド
33 折り返しリング
4 足首

Claims (5)

  1. 前側ベルトの右端と後側ベルトの左端とを長手方向に接続して構成され、
    前側ベルトは、足首の前側にある腓骨筋、脛骨筋や指伸筋を横断する前側パッドを内面に設け、面ファスナーの雌面を外面に設け、
    後側ベルトは、足首の後側でアキレス腱の外側にある腓骨筋、前記アキレス腱の内側にある脛骨筋や指屈筋のいずれか一方又は双方に押し付ける局部パッドを内面に設け、面ファスナーの雄面を右端の内面に設けた足首用サポーター。
  2. 前側ベルトは、右端から後側ベルトに向けて延ばした締付ベルトの外面に面ファスナーの雄面を設け、
    後側ベルトは、左端の外面に前記締付ベルトを挿通する折り返しリングを設けて、
    折り返しリングに挿通して折り返した締付ベルトの外面に設けた面ファスナーを、前側ベルトの前面に設けた面ファスナーの雌面に、又は前記雌面に掛合、止着した後側ベルトの外面に設けた面ファスナーの雌面に掛合して、止着される請求項1記載の足首用サポーター。
  3. 後側ベルトは、長手方向に伸長する伸縮性素材で構成される請求項1又は2いずれか記載の足首用サポーター。
  4. 後側ベルトは、面ファスナーの雌面を内面に設け、局部バッドの外面に設けた面ファスナーの雄面を前記面ファスナーの雌面に対して位置調整しながら着脱自在にした請求項1〜3いずれか記載の足首用サポーター。
  5. 局部パッドは、円弧状頂部から接線を降ろした断面山形で、前記断面の直交方向に延びるブロック状である請求項1〜4いずれか記載の足首用サポーター。
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