JP2005279153A - 歩行矯正器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 正しい歩行を行うことで、自然に膝関節や身体の姿勢が正しくなり、自然治癒力が増加することは広く知られている。本発明は、正しい姿勢での歩行がなされるのを補助する新規な歩行矯正器を提供する。
【解決手段】 膝関節の上下に達する本体部1と、本体部と連結して上肢部及び下肢部に、それぞれ装着される装着バンド部2を備え、本体部に膝装着時に際して膝の屈曲力に対して膝屈曲方向に僅かに折曲する弾性を有せしめ、装着バンド部に前記本体部の折曲耐力よりも弱い反発力を有する伸縮体を組み込んでなり、上肢部及び下肢部に装着して歩行を行うと、膝関節の屈曲で上肢部及び下肢部共に膝頭を支点として上肢部及び下肢部が装着バンド部を引っ張り、膝の力を抜いて足を接地すると、足の踵から足先に順次接地する正しい歩行となる。
【選択図】 図1
【解決手段】 膝関節の上下に達する本体部1と、本体部と連結して上肢部及び下肢部に、それぞれ装着される装着バンド部2を備え、本体部に膝装着時に際して膝の屈曲力に対して膝屈曲方向に僅かに折曲する弾性を有せしめ、装着バンド部に前記本体部の折曲耐力よりも弱い反発力を有する伸縮体を組み込んでなり、上肢部及び下肢部に装着して歩行を行うと、膝関節の屈曲で上肢部及び下肢部共に膝頭を支点として上肢部及び下肢部が装着バンド部を引っ張り、膝の力を抜いて足を接地すると、足の踵から足先に順次接地する正しい歩行となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、正しい歩行が自然に身につき、歩行姿勢を原因とする疾患の自然治癒を目的とする歩行矯正器に関するものである。
歩行時に膝に痛みを与えないように、膝関節の上下(上肢部と下肢部)に装着するサポーター状の器具は公知である。
例えば特開2001−129007号公報(特許文献1)には、サポーター主体の上下に、適宜な面状ファスナーを有する巻き付け用バンドを連設し、各人の痛み箇所に応じて膝への巻き付け形態を選択し、膝を固定する器具が開示されている。
また特開2001−340367号公報(特許文献2)には、間接部分を保温するサポーター主体をゴムベルトで膝などに装着する器具が開示されている。
更に特開2002−65711号公報(特許文献3)には、伸縮自在な上下ベルトの間に膝の表面若しくは裏面を覆う伸縮性を有する中央部を備えた器具が開示されている。
ところで前記した公知器具は、膝をある程度固定することで、膝の屈曲方向を規制し、膝に生ずる痛みを少しでも減ずることを目的としているにすぎない。膝関節の疾患の原因は種々考えられるが、例えばO脚のままでの歩行では、膝が曲がったままの状態で足裏の接地が正しくなされない。正しい歩行を行うことで、自然に膝関節や身体の姿勢が正しくなり、自然治癒力が増加することは広く知られている。
そこで本発明は、正しい姿勢での歩行がなされるのを補助する新規な歩行矯正器を提案したものである。
本発明に係る歩行矯正器は、膝関節の上下に達する本体部と、本体部と連結して上肢部及び下肢部に、それぞれ装着される装着バンド部を備え、本体部に膝装着時に際して膝の屈曲力に対して膝屈曲方向に僅かに折曲する弾性を有せしめ、装着バンド部に前記本体部の折曲耐力よりも弱い反発力を有する伸縮体を組み込んでなることを特徴とするものである。
前記器具の装着バンドを、上肢部及び下肢部に装着して歩行を行う際に、膝関節を曲げると本体部は僅かな折曲(略棒状態)であるので、装着バンド部が伸長する。即ち膝関節を屈曲すると、上肢部及び下肢部共に膝頭を支点として上肢部及び下肢部が装着バンド部を引っ張ることになり、この状態で脚を前方に運ぶが、足を接地する際には当然膝の力を抜くので、装着バンド部の伸長に対する反発力で膝関節がスムーズに真っ直ぐな状態となって接地すると、足の踵から足先に順次接地する正しい歩行となるものである。
本発明は以上の構成を採用したことで、膝に装着して歩行を行うと、膝関節の動作を補助することで正しい歩行姿勢となり、自然に身体姿勢のバランスが改善され、姿勢の不自然さに基づく疾患も解消されることになる。
次に本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の第一実施形態であり、この実施形態は、本体部1と装着バンド部2で構成されており、本体部1は、伸縮性を有する筒布体11と、バネ取付部12と、板バネ体13で形成される。
筒布体11は、上肢部Aを抱持する上肢抱持部111と下肢部Bを抱持する下肢抱持部112と、膝頭Cに対応する前面部113と、膝裏に対応する切欠部114からなり、歩行に支障がなく且つ装着時のずれを防止する程度の緩やかな伸縮性を有しているものである。また切欠部114の範囲は、膝の曲げ動作が充分に余裕をもって行われる形態とするものである。
バネ取付部12は、前面部113とその上下の上肢抱持部111、下肢抱持部112の前面にわたって袋状に設けたものである。板バネ体13は、前記バネ取付部12に装着するもので、膝の急激な屈曲に対して対応でき、且つ通常の歩行に際しては、棒状を維持する程度の屈曲耐力を備えたものである。又前記のバネ取付部12および板バネ体13は、膝の屈曲方向(身体の歩行方向)において、上下肢の中心或いは中心に対して左右対称の位置に設けるものである。尚図示するとおり、膝と対応する部分を膨出させておくと、器具の装着感が良くなる。
装着バンド部2は、上肢抱持部111及び下肢抱持部112に連結した逢着部21と、伸縮性を備えたゴムバンド部22と、ゴムバンド部22の端部に備えたファスナー部23からなる。また図示していないが逢着部21と反対側の上肢抱持部111、下肢抱持部112には、ファスナー部23の装着部を設けてなる。
而して前記器具の筒布体11を脚の所定位置に装着し、板バネ体13を所定位置に装着、装着バンド部2を上肢部A及び下肢部Bに巻き付けファスナー部23を所定箇所に絡着させて器具をしっかりと装着する。
この状態で通常の歩行をなすもので、停止時(図2イ)若しくは歩行途中の踏み出し直前(図2ホ)から上肢部Aを持ち上げて歩行を開始(図2ロ)し、膝をもっとも高く持ち上げた状態(図2ハ)では、板バネ体13が固定棒として作用し、装着バンド部2のゴムバンド部22が伸長する。
そして脚を下ろしながら膝の力を抜くと、装着バンド部2の収縮力で上肢部A及び下肢部Bが真っ直ぐに伸び、足の踵から足先に順次接地する(図2ニ)することになり、正しい歩行が容易になされるものである。
本器具を使用して1日15分以上歩行し、これを1〜2ヶ月継続した後、身体の姿勢について測定した結果は、使用前と使用後において、両肩の高さの差、両肩の前後の差に改善が見られ、膝幅が減少してO脚の改善が見られ、尻周りの数値が減少して、尻高および尻高の左右バランスが改善され所謂ヒップアップがなされたことが確認された。検査手段の詳細ならびに検査結果の詳細は、図2,3に表として示した。
また図5は、本発明の第二実施形態で、本体部3を当て板部31a,31bと、両者を連結する硬質の弾性板32で構成し、止着バンド部4は、当て板部31a,31bに装着してなるものである。
而して当て版31a,31bを上肢部及び下肢部に当接し、伸縮性を有する止着バンド部4を上下肢部に巻き付け装着して歩行を行うと、前記第一実施形態の器具と同様に、正しい歩行に矯正するものである。
尚本発明において、膝位置に対応する個所に装着バンド部を設けても良く、この場合正しい膝位置に器具が正確に装着でき、而も使用時の器具のズレを防止することになる。
1 本体部
11 筒布体
111 上肢抱持部
112 下肢抱持部
113 前面部
114 切欠部
12 バネ取付部
13 板バネ体
2 装着バンド部
21 逢着部
22 ゴムバンド部
23 ファスナー部
3 本体部
31a,31b 当て板部
32 硬質弾性板
4 止着バンド部
11 筒布体
111 上肢抱持部
112 下肢抱持部
113 前面部
114 切欠部
12 バネ取付部
13 板バネ体
2 装着バンド部
21 逢着部
22 ゴムバンド部
23 ファスナー部
3 本体部
31a,31b 当て板部
32 硬質弾性板
4 止着バンド部
Claims (3)
- 膝関節の上下に達する本体部と、本体部と連結して上肢部及び下肢部に、それぞれ装着される装着バンド部を備え、本体部に膝装着時に際して膝屈曲力に対して膝屈曲方向に僅かに折曲する弾性を有せしめ、装着バンド部に前記本体部の折曲耐力よりも弱い反発力を有する伸縮体を組み込んでなることを特徴とする歩行矯正器。
- 本体部を、膝後側が開口した伸縮性のサポータ状の筒状布体と、膝前側に設けられる板バネ体で形成した請求項1記載の歩行矯正器。
- 本体部を、上肢部及び下肢部に当接する当て板と、当て板を連結する弾性板とで構成した請求項1記載の歩行矯正器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004101931A JP2005279153A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 歩行矯正器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004101931A JP2005279153A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 歩行矯正器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005279153A true JP2005279153A (ja) | 2005-10-13 |
Family
ID=35178149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004101931A Pending JP2005279153A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 歩行矯正器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005279153A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007169861A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Kyoto Seni Kogyo:Kk | 膝サポータおよび膝サポータ用補助ベルト |
JP2016500017A (ja) * | 2012-10-31 | 2016-01-07 | スリーディー システムズ インコーポレーテッド | 患者の肢を支持する装具 |
CN105662788A (zh) * | 2016-01-05 | 2016-06-15 | 陈烁 | 膝盖助力器 |
US9918866B2 (en) | 2008-11-09 | 2018-03-20 | 3D Systems, Inc. | Bikini brace |
JP2020032159A (ja) * | 2018-08-24 | 2020-03-05 | 学校法人 中央大学 | アシスト装置 |
TWI716258B (zh) * | 2019-01-24 | 2021-01-11 | 日商富士通股份有限公司 | 資訊處理程式、資訊處理方法及資訊處理系統 |
CN114144147A (zh) * | 2019-08-09 | 2022-03-04 | 东丽株式会社 | 矫正器具 |
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2004
- 2004-03-31 JP JP2004101931A patent/JP2005279153A/ja active Pending
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