JP6948785B2 - 穿孔フィルム - Google Patents
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Description
この例としては、大根や白菜などの野菜を1/2や1/4にカットしたものを直接フィルムで包装するカット野菜包装が挙げられ、異物混入の問題は同様であり、包装時の空気抜き孔から、虫の侵入を防止することが必要となる。
特許文献1には、貫通孔を有するフィルムが開示されている。
反対に針が長すぎると、熱収縮包装時に、包装体内の空気が抜けやすくなり、包装仕上りは良好となるが針孔が大きくなり過ぎて、虫が侵入しやすくなる。
熱収縮する工程で容器が詰まって、シュリンクトンネル内で包装体が過度に加熱された場合も同様に、熱によって針孔が大きくなり過ぎる場合がある。
[1]多数の穿孔を有する穿孔フィルムであって、
前記穿孔フィルムは、未延伸の熱収縮性フィルムに架橋処理を行い、各層を構成する樹脂の融解ピーク温度より10℃以上高い温度で、流れ方向及び/又は幅方向に6倍以上の逐次二軸延伸または同時二軸延伸を行って得られるものであり、
前記穿孔フィルムでは、
フィルムの一方の表面に、フィルムの引裂試験において引裂が伝播する方向である引裂伝播方向に対して、時計回りを正として30〜60°の方向に延びる、フィルムを貫通しない切り込みAが設けられ、
フィルムの他方の表面に、前記引裂伝播方向に対して、反時計回りを負として−60〜−30°の方向に延びる、フィルムを貫通しない切り込みBが設けられ、
前記切り込みAと前記切り込みBとの交点で穿孔が設けられており、
前記穿孔フィルムを140℃、4秒間で加熱した後の前記穿孔の拡大率が100〜400%であり、
前記穿孔フィルムを140℃、4秒間で加熱した後の前記穿孔の孔径が10〜300μmである
ことを特徴とする、穿孔フィルム。
[2]
加熱前の前記穿孔の孔径が10〜200μmである、[1]に記載の穿孔フィルム。
[3]
10cm2あたり40〜4000個の上記穿孔を有する、[1]又は[2]に記載の穿孔フィルム。
[4]
[1]〜[3]のいずれかに記載の穿孔フィルムで包装されたことを特徴とする、弁当・惣菜包装体。
[5]
[1]〜[3]のいずれかに記載の穿孔フィルムで包装されたことを特徴とする、カット野菜包装体。
本実施形態の穿孔フィルムは、フィルムの引裂試験において引裂が伝播する方向である引裂伝播方向に対して、時計回りを正として30〜60°の方向に延びる、フィルムを貫通しない切り込みAが設けられ、
フィルムの他方の表面に、上記引裂伝播方向に対して、反時計回りを負として−60〜−30°の方向に延びる、フィルムを貫通しない切り込みBが設けられ、
上記切り込みAと上記切り込みBとの交点で穿孔が設けられている。
なお、引裂伝播方向に対して、時計回りを正として30〜60°の方向とは、穿孔フィルム表面において、引裂伝播方向に対して、フィルムの一方の表面を平面視して時計回りに30〜60°の方向に回転させた方向をいう。例えば、図1において、フィルム1の表面において、引裂張伝播方向TTDに対して時計回りにφ1の角度回転させた方向(図1中の2で示す切り込みAの方向)をいう。
また、引裂伝播方向に対して、反時計回りを負として−60〜−30°の方向とは、穿孔フィルム表面において、引裂伝播方向に対して、上記と同じ表面を平面視して反時計回りに30〜60°の方向に回転させた方向をいう。例えば、図1において、フィルム1の表面において、引裂伝播方向TTDに対して反時計回りにφ2の角度回転させた方向(図1中の3で示す切り込みBの方向)をいう。
なお、引裂伝播方向に対して時計回りを正とする角度は0〜90°の範囲であり、引裂伝播方向に対して反時計回りを負とする角度は、−90〜0°の範囲である。
上記炭素数が3〜18のα−オレフィンとしては、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチル−ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1等が挙げられる。
上記エチレン−α−オレフィン共重合体を製造する際に用いられる重合触媒は、特に限定されないが、例えば、マルチサイト触媒やシングルサイト触媒等が挙げられる。
上記エチレン−α−オレフィン共重合体は、1種を単独で又は2種以上の密度やコモノマー種の異なるものを混ぜて用いてもよい。
高圧法低密度ポリエチレンの密度は、好ましくは0.910〜0.929g/cm3であり、より好ましくは0.915〜0.929g/cm3である。なお、「密度」は、JIS K 6922に準じて測定される値を意味する。
高圧法低密度ポリエチレンの製造方法は、一般に公知の方法が使用できる。一般に100〜300℃、100〜350MPaの高温高圧下でパーオキサイドなどの遊離基発生剤の存在下でエチレン及びα−オレフィンをオートクレーブ又はチューブリアクターなどで重合することにより、高圧法低密度ポリエチレンを製造することができる。
本実施形態の穿孔フィルムの製造方法は、特に限定されず、例えば、単層フィルム、多層フィルム等の熱収縮性フィルムを製造し、上記熱収縮性フィルムに穿孔処理を施す方法等が挙げられる。
上記熱収縮性フィルムの製造方法は、特に限定されず、単層押出で単層フィルムとして製造してもよいし、共押出で多層フィルムとして製造してもよいし、各層を別々に形成し、その後貼り合わせて多層フィルムとして製造してもよい。中でも、多層フィルムを製造する場合は、溶融押出法で共押出して製造することが好ましい。例えば、各層を構成する樹脂又は樹脂組成物をそれぞれの押出機で溶融して、多層サーキュラダイ等で共押出する方法が挙げられる。
架橋度の尺度としてはゲル分率が用いられる。ここで、ゲル分率とは、沸騰パラキシレンに穿孔フィルムを12時間浸漬した後、溶解しないで残存している部分の割合であり、次式により表される。
ゲル分率(質量%)=(浸漬後の穿孔フィルムの質量/浸漬前の穿孔フィルムの質量)×100
本実施形態の穿孔フィルムのゲル分率は、フィルムの延伸性や耐熱性の観点から、5〜40質量%であることが好ましく、10〜35質量%であることがより好ましい。
押出機を用いて各層を構成する樹脂組成物を溶融押出して、1層ずつ環状ダイス内で順次合流させるか、環状ダイス内で1度に合流させて、多層のチューブ状未延伸原反を得る。このとき、1層につき1台の押出機を使用してもよいし、1台の押出機から環状ダイスに樹脂組成物が流入するまでに2つ以上に分割して、複数の層としてもよい。これを急冷固化したものを延伸機内に誘導し、延伸開始点の加熱温度を該樹脂組成物の融点−10℃〜融点+40℃までの範囲に設定しながら、速度差を設けたニップロール間でエアー注入を行い、流れ方向、幅方向に、それぞれ4.0倍以上の延伸を行う。
延伸倍率の上限として、延伸安定性の観点から12.0倍以下が好ましい。各層を構成する樹脂組成物の融点以上で延伸することで、高倍率延伸ができ、収縮率の高いフィルムが得られる。
ここで、収縮率とは、フィルムの流れ方向の収縮率と幅方向の収縮率の平均値である。
収縮率は、加熱前(収縮前)及び各温度で熱風乾燥器中30分間加熱した後(収縮後)のフィルムの流れ方向及び幅方向の長さを測定し、測定した長さを用いて、各方向の収縮率を下記式より算出し、流れ方向の収縮率及び幅方向の収縮率の平均を算出することで求めることができる。
収縮率(%)={(収縮前の長さ−収縮後の長さ)/収縮前の長さ}×100
上記添加剤は、一種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
印刷処理を行う場合には、被印刷面となる表面層を構成する樹脂組成物にグリセリン脂肪酸エステル等を0.5〜5.0質量%添加し、フィルム形成後、被印刷面にコロナ処理を行ってから、印刷処理を行うのが好ましい。帯電防止性やインク剥がれ防止の観点から、グリセリン脂肪酸エステル等の添加量としては、表面層を構成する樹脂組成物に対して、0.8〜3.0質量%であることがより好ましい。
針状の突起で突いて孔を形成したフィルムは、孔を形成する際にフィルムが伸びやすく、安定して孔を形成することが困難であるため、好ましくない。
切り込みA2と切り込みB3との交点には、穿孔4が設けられている。穿孔4は、切り込みA2と切り込みB3との交点の全てに設けられていてもよいし、一部に設けられていてもよい。
切り込みA2は、引裂伝播方向TTDに対してφ1の角度傾いた方向に延びている。また、切り込みB3は、引裂伝播方向TTDに対してφ2の角度傾いた方向に延びている。ここで、φ1及びφ2は、30〜60°である。φ1とφ2は、同じ角度であってもよいし異なる角度であってもよい。また、φ1とφ2の合計は90°であってもよい。
上記切り込みAの間隔(ピッチ、隣り合う切り込みA2の間隔Q2)、上記切り込みBの間隔(ピッチ、隣り合う切り込みB3の間隔Q1)は、熱収縮包装時に穿孔が拡大しすぎることを一層防止できる観点から、0.2mm以上であることが好ましく、0.5mm以上であることがより好ましい。なお、切り込みの間隔とは、隣り合う切り込みにおいて、一方の切り込みから他方の切り込みにおろした垂線のうち、最も短い垂線の長さをいう。例えば、切り込みAが平行に設けられている図1では、各切り込みA2に対して垂線方向DD1の最短距離Q2をいう。切り込みBが平行に設けられている図1では、各切り込みB3に対して垂線方向DD2の最短距離Q1をいう。
この時、引裂伝播方向を0°とした場合、フィルム表面上で時計回りに30〜60°回転させた方向に第1の刃、反時計回りに30〜60°回転させた方向に第2の刃を、フィルムを挟むようにあてて切り込み及び穿孔を形成することが好ましい。具体的には、引裂伝播方向TTDに対して30〜60°の角度φ1をなす方向に第1の刃、引裂伝播方向TTDに対して30〜60°の角度φ2をなす方向に第2の刃を、フィルムを挟むように当てて、第1の刃のみが当たる部分に切り込みAを、第2の刃のみが当たる部分に切り込みBを、第1の刃及び第2の刃が当たる部分に穿孔を、それぞれ形成することが好ましい(図1)。
ここで、穿孔フィルムの穿孔の孔径、及び熱収縮包装後の穿孔の孔径は、後述の実施例に記載の方法により測定することができる。
なお、各穿孔の孔径とは、各穿孔を形成する部分に外接する円の径のうち、最も大きい径をいう。
具体的には、引裂伝播方向は、例えば、以下の基準で定めることができる。
1.MD方向の引裂試験において、フィルムの引き裂きが伝播した方向が、MD方向に対し、直進した場合、引裂伝播方向は、MD方向である。
2.MD方向の引裂試験で直進せず異なる方向にフィルムの引き裂きが伝播し、TD方向の引裂試験で直進してフィルムの引き裂きが伝播した場合、引裂伝播方向は、TD方向である。
3.MD、TDのいずれの方向にも直進しない場合は、その中間方向である。
包装時のエアー抜きと虫の侵入を一層防止する点で、140℃、4秒間で加熱した後の上記穿孔の孔径は50〜250μmとなることがより好ましい。
上記引裂伝播方向に対して、60°超90°以下回転させて、切り込みAを形成した場合は、切り込みAの方向が、TD方向に近くなり、TD方向に広がりやすくなるため、熱収縮包装後の穿孔の孔径が大きくなりやすい。また、切り込みAと切り込みBとを直角に設けた場合に、切り込みBの方向がMD方向に近くなり、熱収縮包装後の穿孔の孔径がMD方向に広がりやすくなるため、好ましくない。
穿孔が10cm2あたり40個以上であれば、包装後の収縮工程で空気の抜けが良好で、収縮仕上りの外観が良好となる。10cm2あたり4000個以下の場合は、エアー抜けが適度にできて、シワが発生しにくくなる。
以下に実施例、参考例、比較例において用いた測定方法を記す。
沸騰パラキシレン中で、穿孔フィルムを12時間浸漬し、不溶解分の割合を次式の計算により求め、ゲル分率とし、フィルムの架橋度の尺度として用いた。
ゲル分率(質量%)=(浸漬後の穿孔フィルムの質量/浸漬前の穿孔フィルムの質量)×100
引裂試験機(東洋精機製、商品名「軽荷重引裂試験機」)を用いて、測定レンジを50gに設定し、幅50mm、長さ64.5mmのフィルムのMD方向、TD方向の引裂試験を行い、引裂伝播方向を判定した。
○:MD方向の引裂試験及びTD方向の引裂試験おいて、MD方向、TD方向に真っ直ぐ裂けた。実施例1〜7、参考例、比較例1〜3では、引裂伝播方向は、MD方向とした。
△:MD方向の引裂試験及びTD方向の引裂試験おいて、いずれか一方または両方が斜め方向に引裂伝播した。なお、実施例8では、MD方向の引裂試験でTD方向に、TD方向の引裂試験で直進して引裂が伝播したため、引裂伝播方向はTD方向とした。
穿孔加工により、形成した穿孔フィルムの穿孔を10個について、マイクロメーター(株式会社キーエンス製、製品名:本体「VHX−5000」、レンズ「VH−ZST」)により、最も長い孔径を測定し、その平均値を熱処理前の穿孔の孔径(μm)とした。
穿孔加工したフィルムを幅550mm、長さ1000mのサイズにスリットし、10cm×20cmのサイズの木枠に弛ませないように貼り付け、シュリンクトンネル(ケーユーシステム社製:FB800)内の温度を140℃、滞留時間を4秒に設定し、上記木枠に貼り付けたフィルムを通して、熱処理を行った。熱処理後の穿孔フィルムの中央部の穿孔10個の孔径を測定し、その平均値を熱処理後の穿孔の孔径(μm)とした。
100mm角の穿孔フィルムを140℃に設定したエアーオーブン式高温槽に入れ、30分間熱処理を行い、140℃におけるフィルムの流れ方向及び幅方向の収縮量を測定し、収縮前の寸法、すなわち100mm、で割った値の百分率比を、それぞれ、流れ方向、幅方向の収縮率とし、これらの平均値をフィルムの収縮率(%)とした。
穿孔フィルムを500mm幅にスリットし、株式会社フジキカイ製の「FW−3451A−αV(商品名)」を用いて、株式会社エフピコ製の「ES−新丼(中)(商品名)」に20℃の米飯を約200g入れた30パックをピロー包装し、それぞれの穿孔フィルムが、最も良好に仕上がるようにトンネル温度と通過時間を設定して、熱処理を行い、以下の基準に従って、包装時のフィルム破れ、包装仕上りの評価を行った。
(包装時のフィルム破れ)
○:収縮前の一次包装時にフィルム破れが発生しないもの。
×:収縮前の一次包装時にフィルム破れが発生したもの。
(包装仕上り)
○:包装体前後のシール周辺の小皺や角残りは無く、空気溜りが残っていないもの。
△:フィルムが収縮しきらずに、空気溜りが残っているもの。
×:正常な包装体が得られず、評価できなかったもの。
市販の蒸気口付き容器に入れられたパスタを各穿孔フィルムで熱収縮包装した弁当包装体を、25℃に調整した部屋で、ナイロンゴースケージ(30cm×30cm×高さ30cm)内の床面に設置し、オオキモンノミバエ100頭をケージ内に放して試験を開始した。放虫24時間後に各包装体内の侵入虫数を調査した。
・LL1:エチレン−α−オレフィン共重合体(シングルサイト系触媒で重合されたもの)、密度:0.913g/cm3、MI:2.0g/10分、融解主ピーク温度:113℃
・LL2:エチレン−α−オレフィン共重合体(マルチサイト系触媒で重合されたもの)、密度:0.916g/cm3、MI:2.0g/10分、融解主ピーク温度:120℃
・LD1:高圧法低密度ポリエチレン、密度=0.921g/cm3、MI=0.4g/10分
表1に示す組成の樹脂組成物に、ジグリセリンオレート1.0質量%添加したものを環状ダイより単層または3層原反として押出した後、冷水にて冷却固化して、折り幅120mm、厚さ500μmのチューブ状多層原反を作製した。これを電子線照射装置に誘導し、500kVに加速した電子線を照射し、吸収線量として70kGyになるように架橋処理を行った。これを延伸機内に誘導して再加熱を行い、2対の差動ニップロール間に通して、エアー注入によりバブルを形成し、延伸開始点の加熱温度を140℃に設定し、流れ方向に8倍、幅方向に7倍の倍率でそれぞれ延伸を行い、平均厚みが9μm、表面層/内部層/表面層の各厚み比率(%)がそれぞれ、15/70/15の熱収縮性フィルムを得た。
なお、実施例7では、照射線量を60kGyとした。
また、参考例では、表1に示す組成の樹脂組成物に、ジグリセリンオレート1.0質量%添加したものを環状ダイより3層原反として、押出し、直後にエアーを吹き込むことにより、幅方向に3倍延伸して平均厚みが9μmのフィルムを得た。
この時、引裂伝播方向を0°とした場合、フィルム上で時計回りに0〜80°回転させた方向に第1の刃、反時計回りに−90〜−30°回転させた方向に第2の刃をあて、熱収縮性フィルムを挟むように切り込みを入れた。
なお、実施例1〜7、参考例、比較例1〜3の熱収縮性フィルムの引裂伝播方向は、MD方向とした。
2 切り込みA
3 切り込みB
4 穿孔
TTD 引裂伝播方向
MD 流れ方向
TD 幅方向
DD1 切り込みAに対して垂線方向
DD2 切り込みBに対して垂線方向
Q1 隣り合う切り込みBの間隔
Q2 隣り合う切り込みAの間隔
φ1 引裂伝播方向と切り込みAとのなす角度
φ2 引裂伝播方向と切り込みBとのなす角度
Claims (5)
- 多数の穿孔を有する、穿孔フィルムであって、
前記穿孔フィルムは、未延伸の熱収縮性フィルムに架橋処理を行い、各層を構成する樹脂の融解ピーク温度より10℃以上高い温度で、流れ方向及び/又は幅方向に6倍以上の逐次二軸延伸または同時二軸延伸を行って得られるものであり、
前記穿孔フィルムでは、
フィルムの一方の表面に、フィルムの引裂試験において引裂が伝播する方向である引裂伝播方向に対して、時計回りを正として30〜60°の方向に延びる、フィルムを貫通しない切り込みAが設けられ、
フィルムの他方の表面に、前記引裂伝播方向に対して、反時計回りを負として−60〜−30°の方向に延びる、フィルムを貫通しない切り込みBが設けられ、
前記切り込みAと前記切り込みBとの交点で穿孔が設けられており、
前記穿孔フィルムを140℃、4秒間で加熱した後の前記穿孔の拡大率が100〜400%であり、
前記穿孔フィルムを140℃、4秒間で加熱した後の前記穿孔の孔径が10〜300μmである
ことを特徴とする、穿孔フィルム。 - 加熱前の前記穿孔の孔径が10〜200μmである、請求項1に記載の穿孔フィルム。
- 10cm2あたり40〜4000個の前記穿孔を有する、請求項1又は2に記載の穿孔フィルム。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の穿孔フィルムで包装されたことを特徴とする、弁当・惣菜包装体。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の穿孔フィルムで包装されたことを特徴とする、カット野菜包装体。
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