JP2017088194A - トップシール用多層フィルム - Google Patents
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Abstract
Description
このように、ポリプロピレン系樹脂を含有するトレーをシールすることができ、且つ輸送時や保管時に荷扱いする際に、フィルムが破れたり、シールが剥がれたりしない、ポリプロピレン系樹脂を含有するトレーに対して用いるトップシール用フィルムは見出されてないのが現状である。
〔1〕高密度ポリエチレンを含む第1の層、並びに直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、及びポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との混合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む第2の層を有し、前記第1の層のゲル分率が5%以上15%未満であり、前記第2の層のゲル分率が0.5%以上5%未満であることを特徴とする、トップシール用多層フィルム。
〔2〕ポリプロピレン系樹脂を含有するトレーの周辺端部を、〔1〕のトップシール用多層フィルムでトップシールすることを特徴とする、トップシール用多層フィルムの使用方法。
〔3〕高密度ポリエチレンを含む原料Aを溶融し、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、及びポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との混合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む原料Bを溶融し、押し出して第1の層及び第2の層を形成することを特徴とする、〔1〕のトップシール用多層フィルムの製造方法。
〔4〕ポリプロピレン系樹脂を含有するトレーが、〔1〕のトップシール用多層フィルムでトップシールされていることを特徴とする、包装体。
また、被包装物が、惣菜等の加工食品もしくは肉類の場合、特に家禽類生肉の場合、トレー周辺端部(外周壁上端部、口縁部の上端部)に水、油、水−油混合物等の挟雑物が付着しやすく、シール性を低下させる原因となる。本発明の多層フィルムによれば、トレー周辺端部に挟雑物が存在しても良好なシール性を発揮し、液漏れが発生しないという効果も有する。
本発明は、トップシール用多層フィルムに関するものである。本実施形態のトップシール用多層フィルムは、ポリプロピレン系樹脂を含有するトレーに対して用いるトップシール用多層フィルムであることが好ましい。
本発明のトップシール用多層フィルムは、高密度ポリエチレンを含む第1の層、並びに直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、及びポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との混合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む第2の層を有し、上記第1の層のゲル分率が5%以上15%未満であり、上記第2の層のゲル分率が0.5%以上5%未満である。
なお、本明細書において、上記第1の層を「層(1)」と称する場合がある。また、上記第2の層を「層(2)」と称する場合がある。
更に、本実施形態の多層フィルムを用いた包装体は、包装後の保管、輸送工程における、荷扱い等による衝撃に対しても、シールが剥がれにくい良好なシール強度を有する。
本実施形態の多層フィルムは、トレー周辺端部に挟雑物が存在しても、良好なシール性を発揮し、シール後に液漏れが発生しにくい。
本実施形態の多層フィルムでは、トレー周辺端部に挟雑物が存在していても、良好なシール性を発揮し、シール後に液漏れが発生しにくいため、被包装物がトレーから盛り上がった状態のポリプロピレン系樹脂を含有するトレーのトップシール用途にも適している。
上記層(1)は、高密度ポリエチレンを含む。上記層(1)に高密度ポリエチレンが含まれることにより、本実施形態の多層フィルムは、熱によって収縮しにくくなり、また、硬くなるため、輸送時や保管時に荷扱いする際に、多層フィルムが破れにくくなる。上記高密度ポリエチレンとしては、エチレンの単独重合体、エチレンとα−オレフィン単量体との共重合体が挙げられる。ここで、エチレンとα−オレフィン単量体との上記共重合体における上記α−オレフィン単量体としては、例えば、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチル−ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1等の炭素数4〜18のα−オレフィン単量体が挙げられる。
中でも、フィルム強度の観点から、オクテン−1が好ましい。ここで、高密度ポリエチレンとは、密度0.940g/cm3以上のポリエチレンをいう。
なお、本明細書において、MFRは、ISO 1133に準拠して、温度230℃、荷重2.16kg重の条件で測定される値をいう。
上記層(2)は、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、及びポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との混合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む。上記層(2)に、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、及びポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との混合物からなる群より選ばれる少なくとも1種が含まれることにより、輸送時や保管時の荷扱いの際に、シール剥がれを起こしにくくなる。
また、上記直鎖状低密度ポリエチレンのMFRとしては、輸送時や保管時の荷扱いの際に、シール剥がれを起こしにくくなるという観点から、0.1〜10g/10minが好ましい。
また、上記エチレン酢酸ビニル共重合体のMFRとしては、輸送時や保管時の荷扱いの際に、シール剥がれを起こしにくくなるという観点から、0.5〜10g/10minが好ましい。
ポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との上記混合物における、上記ポリプロピレン系樹脂の密度としては、0.910g/cm3未満が好ましい。
上記その他の樹脂としては、ロングラン製膜安定性、及び包装体を輸送する際の耐破れ性能の観点から、エチレン−α−オレフィン共重合体、分岐状低密度ポリエチレン、及びエチレン−α−オレフィン共重合体と分岐状低密度ポリエチレンの混合物等が挙げられる。上記その他の樹脂における、エチレン−α−オレフィン共重合体としては、エチレンと炭素数が3〜18のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種の単量体とのランダム共重合体等が挙げられ、α−オレフィンとしては、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチル−ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1等が挙げられる。
なお、上記その他の樹脂とは、層(1)においては、上記高密度ポリエチレン以外の樹脂をいい、層(2)においては、上記直鎖状低密度ポリエチレン、上記エチレン酢酸ビニル共重合体、及びポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との上記混合物以外の樹脂をいう。
上記添加剤として、上記多価アルコール脂肪酸エステルを用いる場合、製膜安定性、防曇性の観点等から、多価アルコール脂肪酸エステルの添加量は、表層(1)又は表層(2)の全体(100質量%)に対して、0.5〜7質量%が好ましく、より好ましくは0.7〜5質量%である。特に、多層フィルム上に印刷を実施する場合は、インク剥がれの観点より、0.8〜3質量%が好ましい。
なお、本明細書において、「ゲル分率」とは、下記のゲル分率の測定方法により測定される値を指し、各層に含まれる重合体の架橋度の尺度として用いられる。
(ゲル分率の測定方法)
袋状に折り畳んだ150メッシュのステンレス製金網の中に、多層フィルムから剥ぎ取った測定対象の層100mgを封入し、沸騰させたp−キシレン中で12時間抽出した後に、抽出後の不溶解分として残ったものの質量を、抽出前の初期質量で除した値を、ゲル分率(%)として求める。
ゲル分率(%)=(抽出後の不溶解分の質量/抽出前の質量)×100
上記層(1)のゲル分率は、摩耗性及び耐熱性を一層向上させる観点から、6%以上が好ましく、より好ましくは7%以上である。また、溶断カット性の低下を抑制する観点から、14%以下が好ましく、より好ましくは13%以下である。
上記層(2)のゲル分率は、ポリプロピレン系樹脂を含有するトレーとのシール性を一層高める観点から、1%以上が好ましく、より好ましくは1.5%以上である。また、ポリプロピレン系樹脂を含有するトレーとのシール性を一層高める観点から、4%以下が好ましく、より好ましくは3.9%以下である。
なお、上記引張弾性率は、JIS K7127に準拠して測定した、2%弾性率(歪みを2%とした際の応力から算出する弾性率)で数値化された値である
多層フィルムを用いてトップシール包装をする際、例えば多層フィルムのシワ等を除去し、外観を良好とするために、包装後に95℃前後の熱をかけることがある。このため、95℃における多層フィルムの熱収縮率は上記範囲であることが好ましい。
本発明の多層フィルムの使用方法は、ポリプロピレン系樹脂を含有するトレーの周辺端部(外周壁の上端部、口縁部の上端部)を、上記多層フィルムでトップシールする方法である。
次に、本発明の多層フィルムの製造方法の例を説明する。
本発明の多層フィルムの製造方法は、高密度ポリエチレンを含む原料Aを溶融し、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、及びポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との混合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む原料Bを溶融し、押し出して第1の層及び第2の層を形成することを特徴とする。
ここで、原料Aは第1の層を形成する原料であり、原料Bは、第2の層を形成する原料である。原料Aは、高密度ポリエチレンを少なくとも含む。また原料Bは、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、及びポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との混合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む。原料A及び/又は原料Bには、さらに上記その他の樹脂、上記添加剤等が含まれていてもよい。
ゲル成分を作り出すためには多層フィルム中に架橋剤を添加し化学的に架橋点を作り出す方法もあるが、この場合、押出機中で架橋反応が開始し、押出性能が低下する場合もある。そのため、押出後のチューブ状パリソン、もしくは延伸後のフィルムに上記の電子線処理を行い、ゲル成分を作製することが好ましい。
本発明の包装体は、ポリプロピレン系樹脂を含有するトレーが、上述の多層フィルムでトップシールされている。
ポリプロピレン系樹脂を含有する上記トレーには、顔料、リサイクル原料、熱可塑性樹脂等が含まれていてもよい。ここで、上記リサイクル原料とは、フィルム製造工程上、もしくは包装工程上生じるフィルムロス部分に対し裁断処理、もしくはペレット化等の処理を実施し、再び使用できる様に処理された材料のことをいう。
本実施形態の包装体は、シール性の観点から、ポリプロピレン系樹脂を含有する上記トレーの周辺端部と、本実施形態の多層フィルムの層(2)とが向かい合うようにしてシールされていることが好ましい。また、本実施形態の包装体は、ポリプロピレン系樹脂を含有する上記トレーの外周壁上端の全周囲が、上記多層フィルムでシールされていることが好ましい。
上記多層フィルムをトレーにトップシールする際の条件としては、例えば、シール温度100〜170℃、シール時間0.1〜5秒が挙げられる。
弾性率は、JIS K7127に準じ求めた。
袋状に折り畳んだ150メッシュのステンレス製金網の中に、多層フィルム、多層フィルムから剥がした層(1)、又は多層フィルムから剥がした層(2)100mgを封入し、沸騰させたp−キシレン中で、12時間抽出した後の不溶解分として残ったものの質量を測定し、抽出前の初期質量で除した値をゲル分率とした。
ゲル分率(%)=(抽出後の不溶解分の質量/抽出前の質量)×100
熱収縮率は、100mm角の多層フィルムを、95℃に設定したエアーオーブン式高温槽に入れ、1分間熱処理を行った後の多層フィルムの収縮量を求め、元の寸法で割った値の百分比で表した。なお、熱収縮率は、得られた多層フィルムについてTD方向に任意の3箇所を設定し、各個所の熱収縮率を上記方法にて求め、それらの平均値を多層フィルムの熱収縮率とした。
縦方向220mm、横方向160mm、高さ20mmの発泡ポリプロピレン製トレーの中央部に、被包装物(縦100mm、横50mm、高さ50mmの木片の上部に、縦100mm、横50mm、高さ20mmの発泡ポリスチレンを配置したもの)を配置し、トレー周辺端部に鶏肉汁をガーゼで1回塗る操作を行った後、実施例及び比較例の各多層フィルムを用いて、層(2)側をシール面として、170℃でトップシール包装を行い、包装体を得た。この後、横方向の周辺端部の中央部より包装フィルムの中心に向かって20mmの場所の多層フィルムを直径10mmの木片で約20mm押し込み、押し込みをやめてから5分後、緩み・シワの発生状況を評価した。評価基準は、下記の通りとした。
(評価基準)
○(良好):押し込み跡が完全に回復し、緩み・シワが全く認められない状態。
△(普通):押し込み跡が若干残り、緩み・シワが若干認められる状態。
×(不良):約10mm程度の押し込み跡が強く残り、その部分及び周辺部に緩み・シワが多数存在する状態。
(4)と同様にして包装体を作製し、水を入れた容器に包装体を入れ、包装体を水中で押さえながら中蓋をし、包装体を水中に浸した。更にその容器に蓋をし、蓋をした容器を300mmHgまで減圧し、包装体内部に水が入っていくか否かで挟雑物シール性を評価した。評価基準は、下記の通りとした。
(評価基準)
○(良好):トレー周辺端部全面でシール性が良好であり、包装体内部に水が全く入っていなかった。
×(不良):トレー周辺端部の一部に穴が空く、もしくはシール不良の個所があり、包装体内部へ水が入った。
縦方向200mm、横方向150mm、高さ20mmの発泡ポリプロピレン製トレーに、内容物として天ぷら5枚を入れ、トレーの周辺端部に天ぷら油を塗る操作を行った上で、実施例及び比較例の各多層フィルムを、層(2)側をシール面として、170℃でトップシール包装を行った。
また、同一形状の別の発泡ポリプロピレン製トレーに、内容物として約300gの鶏肉を入れ、トレー周辺端部に鶏肉油−水混合液体(トレーパックで市販されている鶏肉のドリップ液と水を1:1の割合で混合したもの)をガーゼで塗る操作を行った上で、実施例及び比較例の各多層フィルムを、層(2)側をシール面として、170℃でトップシール包装を行った。
上記のいずれにおいても、トレー上端から内容物の最高位置までは約20mmであり、多層フィルムが盛り上がっていた状態であった。
上記にて得られた2種類の包装体を、それぞれダンボール箱内に3段重ねになるように配置し、約200kmの距離をトラック輸送し、輸送後、1mの高さからダンボール箱を2回落とし、シールの状態、多層フィルムの破れ、多層フィルムに発生するシワの状態、包装体内から包装体外への液体の漏れの状態を目視で確認し、耐破れ性を評価した。評価基準は、下記の通りとした。
(評価基準)
○(良好):いずれの包装体にも、トレー周辺端部のシール剥がれ、多層フィルム破れ、多層フィルムのシワ、液体の漏れは見られなかった。
×(不良):いずれか一つ以上の包装体に、トレー周辺端部のシール剥がれ、多層フィルム破れ、多層フィルムのシワ、液体の漏れが見られた。
HD1:高密度ポリエチレン(商品名「クレオレックスQT6015」、旭化成ケミカルズ株式会社製、エチレンのホモポリマー、メルトフローレート:1.0g/10min、密度:0.958g/cm3)
HD2:高密度ポリエチレン(商品名「サンテックHD S3600」、旭化成ケミカルズ株式会社製、エチレンのホモポリマー、メルトフローレート:1.0g/10min、密度:0.954g/cm3)
HD3:高密度ポリエチレン(商品名「サンテックHD J240」、旭化成ケミカルズ株式会社製、エチレンのホモポリマー、メルトフローレート:5.5g/10min、密度:0.966g/cm3)
PP1:リアクターTPO(商品名「プライムTPO E−2900」、株式会社プライムポリマー製、メルトフローレート:2.5g/10min、密度:0.88g/cm3)
PP2:エチレン−プロピレン−ブテン共重合体(商品名「アドシル5C37F」、サンアロマー株式会社製、メルトフローレート:5.5g/10min、密度:0.88g/cm3)
LL1:エチレン−α−オレフィンランダム共重合体(商品名「dowlex2032」、ダウ・ケミカル日本株式会社製、マルチサイト触媒にて重合されたもの、α−オレフィン:1−オクテン、メルトフローレート:2.0g/10min、密度:0.926g/cm3)
LL2:エチレン−α−オレフィンランダム共重合体(商品名「ユメリット1520F」、宇部丸善ポリエチレン株式会社製、α−オレフィン:4−メチル−1−ペンテン、メルトフローレート:2.0g/10min、密度:0.915g/cm3)
LL3:エチレン−α−オレフィンランダム共重合体(商品名「エボリューSP1028」、株式会社プライムポリマー製、α−オレフィン:1−へキセン、メルトフローレート:2.2g/10min、密度:0.910g/cm3)
EVA1:エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量:15質量%、メルトフローレート:1.0g/10min)
EVA2:エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量:6質量%、メルトフローレート:2.5g/10min)
3台の押出機を使用し、層(1)用の押出機、層(2)用の押出機それぞれに、表1に記載の樹脂を投入し、ダイ内接着型環状ダイを用いて、2層構造のチューブ状パリソンを押出した。
得られたチューブ状パリソンを、冷却媒体を水としてチューブ状パリソン外側から冷却すると共に、内部を水で通水した表面をブラスト処理し粗くした冷却マンドレルにチューブ状パリソン内側を沿わせることでパリソン内側からも冷却を行い、チューブ状パリソンの内外両側より冷却固化を行うことで、幅180mm、厚み400μmのチューブ状パリソンを作成した。このチューブ状パリソンを電子線照射装置に誘導し、層(2)側から電子線を照射し、吸収線量として80kGyになるようにして、架橋処理を行った。
架橋処理後のパリソンを延伸機内に誘導して再加熱を行い、2対の差動ニップロール間に通して、エアー注入によりバブルを形成した。延縦方向に5倍、横方向に4倍の倍率となるようにそれぞれ延伸を行って、厚さ約20μmの2層フィルムを得た。
巻取機にて2層フィルムを巻き取る際、両端をカットしながら、幅535mmのサイズに切り出して、巻取機の2つの巻取り軸に装着した紙管に200mずつ巻き取り、2層フィルムの巻回体を得た。
結果を表1に示す。
Claims (4)
- 高密度ポリエチレンを含む第1の層、並びに
直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、及びポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との混合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む第2の層を有し、
前記第1の層のゲル分率が5%以上15%未満であり、前記第2の層のゲル分率が0.5%以上5%未満であることを特徴とする、トップシール用多層フィルム。 - ポリプロピレン系樹脂を含有するトレーの周辺端部を、請求項1に記載のトップシール用多層フィルムでトップシールすることを特徴とする、トップシール用多層フィルムの使用方法。
- 高密度ポリエチレンを含む原料Aを溶融し、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、及びポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂との混合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む原料Bを溶融し、押し出して第1の層及び第2の層を形成することを特徴とする、請求項1に記載のトップシール用多層フィルムの製造方法。
- ポリプロピレン系樹脂を含有するトレーが、請求項1に記載のトップシール用多層フィルムでトップシールされていることを特徴とする、包装体。
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