JP6947390B2 - 皮剥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、りんご、オレンジ、キウイ、桃、蕪菁などの果物や野菜(以下、皮剥きの対象として供給される果菜を「果菜」という)の皮剥き等の作業に好適な皮剥装置に関する。
従来より、果菜の加工処理時における表皮の皮剥き工程において、高速・簡便にその加工処理を行うべく、様々な構成の皮剥装置が使用されている。例えば、干し柿を作る際に効率よく柿の表皮を剥くための装置として、特許文献1や特許文献2に開示した皮剥装置がある。
特許文献1に開示した皮剥装置は、果実を果実軸周りに回転しながら、その表皮をらせん状に剥くための皮剥装置において、果実をスムーズに回転させることを課題としており、複数の遊転ローラーを備えた支持ローラーユニットに果実軸と直交する円形近似の横断面を有する柿などの果実を着座させた状態で上下からその果実を挟持し、皮剥き時に果実をその前記果実軸周り回転させながら、その果実軸を上下方向に立てた姿勢の果実の表面に皮剥き用の刃を食い込ませて、表皮を果実から切り剥がすように構成されている。
また、特許文献2に開示した皮剥装置は、本体ベースに横方向に可動自在に横動支持スタンドを取付け、ここに吸着パッドで柿のヘタ側を吸引して回転させる真空吸着回転機構を上下動自在に設けると共に、この吸着パッドを傾動自在に取付け、この吸着パッドの下方に位置して柿の外周に沿って回転移動する全周皮剥き刃を取付けて全周皮剥き機構を構成し、前記吸着パッドで柿のへたの周囲を吸引して上昇させて吸着パッドを傾動させ、全周皮剥き刃を回転させて全周皮剥きしながら、横動指示スタンドを排出シュータ側に移動させ、排出シュータの手前で皮を落下させるように構成されている。
特開2011−193750号公報 特開2011−125299号公報
特許文献1に開示されたように皮剥き時に果菜の下方に回転機構が配置される構成の皮剥装置においては、剥いた皮の処理等の解決すべき問題を抱えていた。すなわち、果菜を回転させる為の機構(回転機構)が皮剥き対象の果菜の下方に位置する装置においては、皮剥きの最中に剥いた皮が回転機構の上に堆積してしまい、回転機構に剥いた皮が挟まったり絡んだりして回転を阻害したり、果菜の着脱や保持を阻害したりすることがあった。また、皮剥きの際に発生する果汁が滴り落ちると、回転機構に付着し、固着することで、回転機構の駆動に支障が生じたり、衛生的にも望ましくない状況となりやすいという問題があった。
特許文献2に開示された皮剥装置においては、横動支持スタンドを排出シュータ側に移動させ、排出シュータの手前で皮を落下させる構成により、剥いた皮の後処理を容易にすることを目的とするものであったが、装置全体の構成が複雑であり、清掃等のメンテナンスが簡便に行える構成ではなかった。
本発明は、多数個の果菜の皮剥きを連続的に行いうる皮剥装置であって、簡単な構成で清掃等のメンテナンスを簡便に行うことができ、皮剥装置への果菜の取付、皮剥き、回収が簡便かつ安全・確実に行える皮剥装置を提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る皮剥装置は、水平に延出させて設けられた回転軸に着脱自在に配設され、回転可能とされた垂直回転盤と、前記垂直回転盤の回転軸周りにおいてそれぞれ回転可能に配設され、前記垂直回転盤に対し垂直に延出させた支承部に作業対象の果菜を皮剥き可能に支承する複数個の果菜ホルダと、前記果菜ホルダに支承される果菜にピーラ刃を圧接させた状態で、果菜の軸方向(外周)に沿って移動するピーラ本体とを備え、前記垂直回転盤を回転させて、前記果菜ホルダをその回転移動経路上に設けられた、果菜の取付位置、皮剥位置及び果菜の回収位置を含む複数の作業位置に順次間欠搬送し、前記皮剥位置においては、搬送された果菜ホルダを自転させることにより支承する果菜を回転させるとともに、前記ピーラ本体を果菜の軸方向(外周)に沿って移動させてピーラ刃により全周皮剥きを行う。
このように果菜ホルダの支承部が垂直回転盤から水平に延出された構成であれば、剥いた皮は水平回転盤の上に溜まることなく、回収廃棄することができる。また、果菜から滴る果汁があったとしても、垂直回転盤や果菜ホルダを回転させるための機構に付着しにくい構成であるので、果汁による回転駆動の阻害や衛生面の悪化等の問題も生じにくい。
また、前記果菜ホルダのホルダ回転軸には、果菜ホルダを回転させるための駆動力が伝達される回転力受容用ギアが設けられており、前記皮剥位置には、果菜ホルダを回転させるホルダモータと、その回転駆動力を伝達する回転力付与用ギアが設けられており、回転力受容手段と回転力付与手段は、当該果菜ホルダが前記皮剥位置に搬送された際に互いに噛合するように構成されている。
皮剥位置において果菜ホルダが回転(自転)する構成を、このような構成とすることにより、各果菜ホルダに回転モータを配設するよりも構成部品が少なく、簡単で安価な構成となり、清掃等のメンテナンスも簡便なものとなる。
そして、本発明に係る皮剥装置は、前記ホルダモータは、皮剥き初めの回転スピードを皮剥き途中の回転スピードよりも高速とするように制御されることを特徴とする。
このようにホルダモータの回転を制御することにより、剥き始めの皮を遠心力で果菜から遠くに、しかも、その自重で下方へ位置させることができる。これにより、連続して剥かれる皮が果菜や果菜ホルダに巻き付くことを防止することができる。
そして、本発明に係る皮剥装置の前記果菜ホルダの前記支承部は、果菜に突き刺して支承する尖鋭な1乃至複数本のピンが前記ホルダ本体上面に配設されており、前記果菜の回収位置には、ステージ本体に長手方向一端を軸支され、ステージ本体の天面と平行に回動可能とされ、常には垂直回転盤の回転軸方向へ付勢して配設されるとともに、垂直回転盤の回転軸方向へ付勢された状態において果菜の回収位置に停止した果菜ホルダのホルダ本体を位置させる半円切欠き状の果菜ホルダ配置部が形成された回動片を備えたステージブロックと、前記ステージブロックを前記回動片が少なくとも前記果菜ホルダのピンの基部から先端部までの間で往復移動可能に進退させるステージ進退手段と、を備える果菜イジェクト機構が配設されていることを特徴とする。
このように構成された皮剥装置は、駆動時には、ステージ本体を基台に対し前記垂直回転盤への対面視野にて前記垂直回転盤と一部を重合させるように回動させる。そして、この状態において、果菜の回収位置においてステージ進退手段を駆動し、ステージを進出させることにより、垂直回転盤の回転軸方向へ付勢されて前記果菜ホルダ載置部に果菜ホルダを位置させた回動片を皮剥きが完了した果菜にピンの基部側から当接させ、果菜を前記ピンの先端側へ押し上げる。これにより、ピンによる果菜の支承を容易に解除させることができる。
さらに、前記ステージブロックは、前記ステージ進退手段に設けられた基台に対し、回動片が設けられたステージ本体が前記垂直回転盤への対面視野にて前記垂直回転盤と一部を重合させた位置と前記垂直回転盤と重合しない位置との間を揺動自在に配置されていることを特徴とする。
このように構成された皮剥装置は、非駆動時にメンテナンス等を行う際には、ステージ本体を基台に対し前記垂直回転盤への対面視野にて前記垂直回転盤と重合させないように揺動させることができる。これにより、垂直回転盤の盤面前空間には装置の構成部材が位置しないので、垂直回転盤を着脱し易いものとなり、メンテナンスも簡便となる。
また、本発明の皮剥装置は、前記果菜の取付位置における果菜ホルダへの果菜の取付の有無を判断するセンサを設け、果菜の取付がされていないことを検出した場合に、当該果菜ホルダ前記皮剥位置に搬送されたときに前記ピーラ刃を駆動させない制御を行うことを特徴とする。
このような構成を備えた皮剥装置は、皮剥位置においてピーラ刃が果菜ホルダ等に接触し、破損するような不具合を回避し、安全に作業することも可能となる。
このように、本発明によれば、皮剥装置への果菜の取付、皮剥き、皮剥装置からの回収を連続的に、簡便かつ確実に行うことができ、しかも、剥いた皮が周辺機械に付着したり絡んだりしにくく、垂直回転盤や果菜ホルダの着脱が容易であるので清掃等のメンテナンスも簡便であり、衛生面・安全面や作業性に優れた皮剥装置を提供することができる。
本発明の皮剥装置の一実施形態の構成を示す全体斜視図 図1の皮剥装置の装置本体の内部構成を示す斜視図 図1の皮剥装置の装置本体の内部構成を示す正面図 図1の皮剥装置の装置本体の内部構成を示す平面図 図1の皮剥装置の装置本体の内部構成を示す背面図 図1の皮剥装置の垂直回転盤の回転規制機構の分解説明図 図1の皮剥装置の果菜保持機構並びに果菜検出機構の構成説明図 図7の皮剥装置の果菜保持機構並びに果菜検出機構の果菜支承なし状態を示す説明図であり、(B)の平面図に対し、(A)は(B)の背面図、(C)は(B)の正面図、(D)は(B)の右側面図 図7の皮剥装置の果菜保持機構並びに果菜検出機構の果菜支承有り(果菜省略)状態を示す説明図であり、(B)の平面図に対し、(A)は(B)の背面図、(C)は(B)の正面図、(D)は(B)の右側面図 本発明の皮剥装置に適用可能な果菜ホルダのA乃至Dの4例の斜視図 図1の皮剥装置の皮剥き機構のピーラ開状態(果菜に対し離間した状態)を示す第2装置の(A)平面図と(B)斜視図 図1の皮剥装置の皮剥き機構のピーラ閉状態(果菜に対し当接した状態)を示す第2装置の(A)平面図と(B)斜視図 図1の皮剥装置の果菜イジェクト機構の構成を示す全体斜視図 図1の皮剥装置の果菜イジェクト機構と垂直回転盤との位置関係を示す説明図 図1の皮剥装置の果菜イジェクト機構の要部分解斜視図 図1の皮剥装置の果菜イジェクト機構と果菜ホルダとの位置関係を示す説明図であり、(A)は果菜ホルダが回転方向上流から果菜回収位置に搬送される際の位置関係を示す説明図、(B)は果菜ホルダが果菜回収位置に搬送された時の位置関係を示す説明図、(C)は果菜ホルダが果菜回収位置から回転方向下流側へ搬送される際の位置関係を示す説明図 図1の皮剥装置におけるピーラ本体の駆動待機位置を示す(A)正面図、(B)平面図、(C)右側面図 (イジェクト機構図示省略) 図1の皮剥装置におけるピーラ本体の皮剥位置を示す(A)正面図、(B)平面図、(C)右側面図 (イジェクト機構図示省略) 図1の皮剥装置におけるピーラ本体の当初の当接状態を示す側面図(イジェクト機構省略) 図1の皮剥装置におけるピーラ本体の回動範囲(皮剥き範囲)と皮剥き後の位置を示す側面図(イジェクト機構図示省略) 本発明の皮剥装置の皮剥位置における皮剥き機構のピーラと果菜ホルダに支承された果菜との位置関係を示す説明図 図1の皮う剥装置におけるピーラ本体の皮剥き完了後に駆動待機位置へ戻った状態を示す側面図(イジェクト機構図示省略)
まず、本発明に係る皮剥装置の一実施形態について、その構成と動作を説明する。
図1に示す本実施形態の皮剥装置は、装置本体1と、装置本体1を作業者の作業高さに合わせて床上に水平に支承する架台2とを備えている。そして、装置本体1は、平面視長方形状とされた底板101を有する第1筐体1Aに収納される第1装置部100と、第1筐体1Aの正面となる横長の側面(以下、正面側長側面102という)から前方へ張り出すようにして連設された第2筐体1Bに収納される第2装置部200とを備えている。
まず、第1装置部100から説明する。底板101を有する第1筐体1Aは、上面103の一短辺部分を面取りして、動作スイッチ、皮剥きのスピード等の調整入力手段としてのボリュームスイッチ等を設けた操作部104を配した略直方体とされており、正面側長側面102には、円形状の盤面110Aが第1筐体1Aの正面を構成するようにして垂直回転盤110が配設されている。
垂直回転盤110はその仮想中心軸上にボス状の回転軸嵌合部112が形成されている。この回転軸嵌合部112は、図2乃至図4に示すように、第1装置部100内に底板101から立設させた本体ステー105に設けられたベアリング(軸受)106から正面方向へ第1筐体1A外へ臨ませて水平に延出し、第1装置部100内に設けられたDCモータからなる垂直回転盤駆動モータ113の駆動力により回転可能に配設されたメインシャフト114を回転軸とし、その先端に対して嵌着され、ねじ等の締結具115により固定され、または、固定を解除することで着脱自在とされている。さらに、本実施形態において、垂直回転盤110は、回転軸嵌合部112の後端部に形成されたフランジ部116に対し、ねじ等の締結具117で複数箇所を固定されている。
また、第1装置部100内においては、メインシャフト114は背面側の端部近傍を本体ステー105に対しベアリングを用いて回転自在に軸支されており、ステー105からさらに背面側へ突出する端部には、後述するディティントカム122に配設された回転規制板120が垂直回転盤110と平行に位置させて取付けられている。
ここで、本実施形態においては、垂直回転盤駆動モータ113は、その出力軸(不図示)に配設されたモータプーリ(不図示)と、メインシャフト114に連結されたシャフトプーリ107とをタイミングベルト108で連結されており、これにより、垂直回転盤駆動モータ113の駆動力を以てメインシャフト114を介して垂直回転盤110と回転規制板120とを回転させるように構成されている。
そして、垂直回転盤110には、回転軸嵌合部112が配設された回転軸周りに120°ずつの等間隔で垂直回転盤110の盤面110Aに対して垂直に延出するようにして、3本のホルダ回転軸130が回転可能に配設されている。各ホルダ回転軸130の先端には果菜ホルダ131が連接されており、垂直回転盤110が回転(公転)することで、果菜ホルダ131を、果菜Kを果菜保持機構の果菜ホルダ131に取付ける取付位置と、皮剥き機構のホルダ回転機構により果菜ホルダ131に支承した果菜Kを回転(自転)させながら、ピーラ駆動機構のピーラ刃202Aで皮剥きする皮剥位置と、皮剥きが完了した果菜Kを果菜ホルダ131から解放して回収する回収位置の3箇所の作業位置に同じタイミングで間欠搬送可能に構成されている。すなわち、果菜Kの取付位置、皮剥位置及び果菜Kの回収位置の作業位置の3つの作業位置は垂直回転盤110の回転軸周りに等角度に設けられている。
ここで、回転規制板120とこの回転規制板120を設けるディティントカム122は、垂直回転盤110の回転規制機構として作用し、図5および図6に示すように、平面形状を正三角形の角頂部を少しずつ切り取った変形六角形の相似形とされ、メインシャフト114を回転中心に位置させて配設されており、回転規制板120の各角頂部部分には、回転規制用のポスト(ピン)123が凸設されている。
また、本体ステー105には、メインシャフト114の回転に伴ってポスト123が係止可能な切欠き部124Aが形成された板状のストッパー124が揺動可能に軸支されている。ストッパー124は本体ステー105との間に張設されたバネ部材129によって、常には、ストッパー124がポスト123と係合する方向に付勢されており、果菜ホルダ131が所定の作業位置に停止した際に、ポスト123がストッパー124の切欠き部124Aに係止することで、果菜Kを果菜ピンに刺すときや皮を剥いているとき等に、垂直回転盤110が所定の方向とは逆方向へ回転しないようにその回転を規制するワンウェイクラッチとして作用する構成とされている。
また、メインシャフト114には、スリット回転盤125が一体に回転可能に固定されている。スリット回転盤125には、円形の回転体の円周上に120°の間隔で3箇所にスリット125Aが形成されており、本体ステー105には、検出光の発光部と受光部とを有し、スリット125Aを通過する検出光を検出することで回転位置(回転量)を検出する第1センサ126Aおよび第2センサ126Bが配設されている。3箇所のスリット125Aと第1センサ126Aおよび第2センサ126Bの配置関係および作用については後述する。
さらには、本体ステー105には、回転規制板120が配設されたディティントカム122の外周辺に装置本体1の上方から当接し、ディティントカム122を正回転させるべく押圧する押圧バー127が、一端を軸支されて揺動可能に配設されている。押圧バー127は、常には、他端側と底板101との間に張設された大径のバネ部材128によってディティントカム122を押圧するように付勢されている。
このような構成を備える本実施形態の皮剥装置においては、作業者のスイッチング動作により垂直回転盤駆動モータ113を駆動させ、垂直回転盤110と共にスリット回転盤125を回転させる。このとき、ディティントカム122も押圧バー127の付勢に抗いながら回転する。
ここで、スリット回転盤125の3つのスリット125Aを検出する第1センサ126Aは、回転規制板120のスリット125Aの検出が、回転規制板120の回転を垂直回転盤駆動モータ113の駆動力による回転からディティントカム122へのバーの付勢力による回転へ切換えるタイミングが判るように設ける。また、第2センサ126Bは、回転規制板120のスリット125Aの検出で、果菜ホルダ131が所定の作業位置で停止したことが判るように設ける。
これにより、第1センサ126Aにてスリット125Aを検出したら垂直回転盤駆動モータ113の駆動を停止し、その後は、ディティントカム122への押圧バー127の付勢力で回転規制板120を所定の停止位置まで回転させ、ポスト123をストッパー124の切欠き部124Aに係止させることができる。そして、第2センサ126Bにより、回転規制板120の所定位置での停止したこと、すなわち、果菜ホルダ131が所定の作業位置で停止したことの検出を契機として、皮剥きやイジェクトなどの各停止位置における作業動作に移行することができる。
また、本実施形態において果菜保持機構を構成する各ホルダ回転軸130は、図2に示すように、小径に形成されたその後端を、垂直回転盤110の背面に配設された回転軸支承用ステー132に設けられたベアリング(軸受)133を用いて回転自在、かつ、回転軸支承用ステー132の壁面から外方へ突出させて支承するとともに、中間部を垂直回転盤110に形成された回転軸孔に嵌着されたベアリング(軸受)134で回転自在に支承され、先端を垂直回転盤110から正面側へ延出させて配設されている。そして、垂直回転盤110の背面においては、各ホルダ回転軸130には果菜ホルダ131を回転させるための駆動力が伝達される回転力受容用ギア135が設けられている。
さらに、本実施形態において、果菜保持機構は、果菜ホルダ131への果菜の装着がなされたか否かを検出する果菜検出機構を備える。詳しくは、図7乃至図9に示すように、ホルダ回転軸130の垂直回転盤110の背面側に延在する部分には、回転力受容用ギア135が自身のスリーブ(ギアスリーブ)135Aと別部材のスリーブ137とに挟まれる様にしてホルダ回転軸130と一体に回転可能に配設されている。そしてギアスリーブ135aの背面側には、ホルダ回転軸130を軸孔内に回転自在に嵌挿させるスプリングユニット138が配設されており、スプリングユニット138は軸部分を大径のコイルばね(スプリング)139のコイル内に挿入し、回転軸支承用ステー132に設けられたベアリング133とスプリングユニット138に形成されたフランジ138Aとの間にコイルばね139を挟持するようにして設けられている。
また、回転軸支承用ステー132には、揺動軸を以て揺動可能とされた揺動ブロック173が配設されている。揺動ブロック173には、果菜Kの回収位置において進退可能に配設された後述のイジェクト機構のヘッドプレート157に配設された押板171と当接可能に形成された当接片部173Aと、スプリングユニット138のフランジ138Aに対して係合可能なラッチが形成された係止片部173Bとが、揺動ブロック173の揺動により相対するホルダ回転軸130の軸方向へ移動するように設けられており、揺動ブロック173は、垂直回転盤110の背面との間に設けられたバネ部材147により、係止片部173Bのラッチがフランジ138A側へ付勢されている。
このように構成された果菜検出機構においては、果菜Kを果菜ホルダ131に押しつけて支承させる際に、ホルダ回転軸130がスライドして後退し、ホルダ回転軸130の小径に形成された後端を回転軸支承用ステー132の壁面から外方へ突出させる(その突出量については後述する)。また、ホルダ回転軸130がスライドして後退することにより、スプリングユニット138のフランジ138Aとベアリング133との間でコイルばね139を押し縮める。そのとき、フランジ138Aが後退することにより、バネ部材147によって常にフランジ138A側へ付勢されている揺動ブロック173の係止片部173Bのラッチをフランジ138Aに係合させる。この係合により、コイルばね139の圧縮状態や、ホルダ回転軸130の回転力受容用ギア135の位置を保持することができる。また、その揺動ブロック173の揺動で、当接片部173Aは押板171と当接可能な回動軸支承用ステー132の外方の位置までその先端部を移動させる。
また、果菜検出機構は、後述する回収位置においてイジェクト機構のヘッドプレート157に形成された押板171と当接片部173Aが当接することにより揺動ブロック173がバネ部材147の付勢に抗して揺動し、係止片部173Bのラッチのフランジ138Aへの係合を解除する。
これにより、コイルばね139はスプリング力を発揮し、スプリングユニット138を介して回転力受容用ギア135等とともにホルダ回転軸130をスライド移動させて押し戻し、小径に形成されたホルダ回転軸130の後端の回転軸支承用ステー132からの突出を小さくする。
このように構成された果菜検出機構においては、果菜Kの取付位置の近傍の本体ステー105には、ホルダ回転軸130の後端の回転軸支承用ステー132からの突出を検出する近接センサ172が配設されている。すなわち、ホルダ回転軸130の突出量は、近接センサ172が、果菜Kを支承する際の押しつけによるホルダ回転軸130のスライドを判断可能な量とする。制御部は、近接センサ172の判断の結果、果菜Kの果菜ホルダ131への押しつけを検知できない場合には、ピーラ本体202の後述の駆動待機位置からの動作を停止するように制御する。これにより、作業者が果菜ホルダに果菜Kを取付けないまま操作部の動作スイッチを押してしまい、後述の皮剥位置においてピーラ刃202Aが果菜ホルダ131等に接触し、破損するような不具合を回避することが可能となる。
前述のように、各果菜ホルダ131はホルダ回転軸130に連接され、垂直回転盤110の盤面110Aに対し水平に延出させた支承部の果菜ピン131Cに果菜Kを皮剥き可能に支承するように構成されている。
具体的には、各果菜ホルダ131は円筒状のホルダ本体131Aを有し、その一端側に設けられた基板131Bには、果菜Kを突き刺して保持するべく尖端に形成された複数本(本実施形態においては、図2や図4などに示すように3本)の丸ピンが果菜ピン131Cとして配設され、果菜Kの支承部とされている。また、ホルダ本体131Aの他端側には嵌合部が凹状に形成され、その嵌合部をホルダ回転軸130に嵌着可能とされており、嵌合させて連接させた状態でねじ等の締結具136により固定し、または、固定を解除することで着脱自在に取付けられている。これにより、果菜ホルダ131は、ホルダ回転軸130とともに回転可能に構成されている。
なお、果菜ホルダ131は、皮剥き対象の果菜Kの種類に合わせて適切な形状の果菜ピン131Cを備える果菜ホルダ131を適宜装着可能とする。このように果菜ホルダ131を適宜選択し、着脱自在とすることにより、皮剥きの精度を向上させることができ、メンテナンスもし易くなる。
例えば、図10のA乃至Dに示すように、円錐台部を以て先端側部分を基端側部分よりも小径に形成された段付き丸ピンを果菜ピン131Cとして備える果菜ホルダ131(具体例A)、先端を回転軸心へ指向させる断面が形成された削ぎ形状とした果菜ピン131Cを備え、断面を果菜Kの種子を果菜ピン131Cの囲繞空間に導く案内面として作用させる果菜ホルダ131(具体例B)、果菜ピン131Cとしてホルダ本体の回転軸心から放射状に延出する放射面とその放射面の外方端辺から回転方向に延出する周面とを備えた横断面L字状の板ピンを備え、果菜ホルダ131の回転軸心を中心点とする仮想円周上に等間隔に配置させた果菜ホルダ131(具体例C)、さらには、前述の果菜ピン131Cと、同じ果菜ピン131Cとして果心に挿入させる果心固定ピン131Caとが配設されている果菜ホルダ131(具体例D)等を例示することができる。また、果菜ピン131Cは、ホルダ本体の一端面からの突出寸法を複数に異ならせて形成してもよい(具体例D参照)。
具体例Aの果菜ホルダ131の場合、段付き丸ピン103Bが配設された果菜ホルダ131は、段付き丸ピンの小径に形成された先端側部分は果菜Kに対し突き刺さり易く、基端部側は該段付き丸ピンの基板131Bへの接続が堅牢なものとなる。
また、具体例Bの果菜ホルダ131は、作業対象の果菜Kが果実の中心に大きな種子が1つ入っている桃のような核果である場合に好適であり、複数本の果菜ピン131Cによる囲繞空間内に核果(例えば、桃)の種子を保持させることで、核果を回転のバランス良く、強固に保持することができる。
具体例Cの果菜ホルダ131は、配置された板ピンが果菜Kに突き刺さることで、果菜Kを回転のバランス良く、強固に保持することができる。しかも、回転時に放射面は回転により果菜Kに作用する応力を受け止め、周面は放射面に掛かる応力の一部を負担することで放射面の変形を防止するとともに、果菜Kが回転遠心力により外周方向へ移動しようとする動きを阻止するので、皮剥装置の駆動中において果菜Kの保持が弛むことがない。
さらに、具体例Dの果菜ホルダ131は、果心固定ピンを柑橘系等の果実の果心に挿入させ、その外周に配列された果菜ピン131Cで果菜Kを保持することで、果心の空間を果心固定ピンにより充たされた当該果菜Kは、果心の無い果菜Kと同様に、果菜ホルダ131の回転に伴う遠心力に抗うことができるものとなるので、果菜Kの外形状が歪むことを抑止することが可能となる。
またさらに、具体例Dの果菜ホルダ131のように、果菜ピン131Cのホルダ本体の一端面からの突出寸法を複数に異ならせることにより、果菜Kを果菜ホルダ131に突き刺して保持する際に、果菜Kが果菜ピン131Cの尖端に当接するタイミングを異ならせることができるので、果菜Kを果菜ピン131Cに突き刺す際に必要な力(摩擦力に抗する力)を時系列的に分散させることができ、果菜Kを小さな力で果菜ホルダ131に保持させることが可能となる。
そして、本実施形態の皮剥装置においては、垂直回転盤110は正対視野にて時計回りに回転する様に構成されており、果菜Kの取付位置は、垂直回転盤110の回転軸を通る水平面よりも上側領域(上半分領域)で、3箇所の作業位置の中で最も高い位置(11〜12時方向)に設けられている。
このように取付位置が構成されていることにより、皮剥きや回収の作業と同時に、該皮剥装置の上側において作業者が水平方向に延出する果菜ホルダ131に果菜Kを支承させる作業を行うスペースを確保することができ、作業が行い易くなる。
また、果菜Kの取付位置から時計回りに120°回転した位置(3〜4時方向)は皮剥位置とされており、第1筐体1A内には、皮剥き機構のホルダ回転機構として、果菜ホルダ131を回転させる駆動力付与手段としてのステッピングモータからなるホルダモータ140と、その回転駆動力を伝達する回転力付与用ギア141が設けられており、果菜ホルダ131が皮剥位置に搬送された際に、ホルダ回転軸130に設けられた回転力受容用ギア135と回転力付与用ギア141が互いに噛合するように構成されている。
詳しくは、本実施形態においては、ホルダモータ140はモータブロック142に配設されており、モータブロック142にはホルダモータ140の回転軸140Aに配設されたモータギア145に噛合させる回転力付与用ギア141が設けられている。モータブロック142は一端に配設された揺動軸146を以て第1筐体1Aの底板101に揺動可能に取付けられ、第1筐体1Aとの間に張設されたバネ部材143により、常には、回転力付与用ギア141を垂直回転盤110の回転軸方向へ付勢されている。そして、果菜ホルダ131が皮剥位置に搬送される際に、バネ部材143の付勢力に抗いながら、果菜ホルダ131の回転力受容用ギア135に対して回転力付与用ギア141を確実に噛合させるように構成されている。
皮剥位置において果菜ホルダ131が回転(自転)する構成は、本実施形態に限るものではないが、このような構成とすることにより、例えば、各果菜ホルダ131のぞれぞれに回転モータを配設し、皮むき位置における回転制御を行うよりも構成部品が少なく、簡単で安価な構成となる。
ここで、図1に戻り、第2装置部200について説明する。第1筐体1Aの正面側長側面102には、垂直回転盤110の側方において果菜ホルダ131の停止位置である皮剥位置に隣接させて正面側に張り出すようにして第2筐体1Bが配設されており、この第2筐体1Bには第1装置部100と協働する第2装置部200が配設されている。
、第2装置部200には、ピーラアーム201に支持されたピーラ本体202のピーラ刃202Aを果菜ホルダ131に支承される果菜Kに圧接させた状態で果菜Kの軸方向(外周)に沿って移動させる公知の構成のピーラ駆動機構のピーラ駆動機構が配設されている。
ピーラ駆動機構は、図11および図12に示すように、第2筐体1B内の台座203上に配設されたピーラ回転モータ204の駆動により回転してピーラ本体202を果菜ホルダ131に支承される果菜Kの外周に沿って回転移動させるピーラ軸205と、ピーラ軸205と同軸配置され、第2筐体1B内の台座203上に配設されたシャフト回転モータ207の駆動により回転する中心シャフト208とを回転可能に支承している。
詳しくは、ピーラ駆動機構は、ピーラ回転モータ204の駆動により回転可能とされ、内孔を備えた中空のピーラ軸205を、台座203に立設された一対のステー209にベアリングを用いて回転可能に支承している。ピーラ軸205はピーラ回転モータ204の回転軸204Aに配設されたモータプーリ210と、ピーラ軸205に配設されたピーラ軸プーリ211との間に巻回されたテンションベルト212からなる駆動伝達系を介してピーラ回転モータ204の駆動力が伝達され、回動可能とされている。
ピーラ軸205には、台座203に配設された、検出光の発光部と受光部とを有するピーラ軸位置検出センサ213の検出光を通過させるスリット(不図示)が円形の回転体の円周上に2つ(180°間隔)形成されたピーラ軸センサ盤214が配設されており、ピーラ軸位置検出センサ213が検出光を検出することにより、回転位置(回転量)を検出可能とされている。
また、台座203には、回転ロック部材215の係合ピン215Aが、その後端を軸支されることによりピーラ軸205に対して接離する方向に揺動自在とされ、その先端と台座203との間に張設されたばね部材(不図示)により、常には、台座203側へ付勢するようにして配設されている。
また、ピーラ軸205には、略円形の回転体からなり、ピーラ軸205の一回転方向への回転時に、係合ピン215Aが係合してピーラ軸205の回転をロックさせる、回転ロック部材215のロック回転体215Bが配設されている。ロック回転体215Bは、その円周領域に係合ピン215Aが係合して回転がロックされたときに、ピーラ軸205が皮剥きの初期角度となる原点に位置するように配設されている。
また、ピーラ駆動機構は、一端を果菜支承部100側へ臨ませるようにしてピーラ軸205の軸内孔内に同軸上に延在し、シャフト回転モータ207により回転可能とされた中心シャフト208をステー209に支承している。中心シャフト208は、ピーラ本体202を果菜Kに接触させるための付勢部材としてのコイルばね230を作動させるための回転軸であり、台座203に載置されたシャフト回転モータ207の回転軸207Aに配設されたモータプーリ218と、中心シャフト208に配設されたシャフト軸プーリ219との間に巻回されたテンションベルト220からなる駆動伝達系を介して、シャフト回転モータ207の駆動力が伝達され、回動可能とされている。
中心シャフト208には、台座203に配設された、検出光の発光部と受光部とを有するシャフト位置検出センサ221の検出光を通過させるスリット(不図示)が円形の回転体の円周上に1つ形成されたシャフト軸センサ盤222が配設されており、シャフト位置検出センサ221が検出光を検出することにより、回転位置(回転量)を検出可能とされている。
ここで、ピーラ駆動機構においては、ピーラ刃202Aを有するピーラ本体202を果菜Kの表面に沿わせて揺動可能に先端部に懸架して支承する腕状の一対のピーラアーム201,201を有している。そして、ピーラ本体202は、長手方向に延在するギャップ202Bを介してピーラ刃202Aとガイド部202Cとが配設され、ピーラ本体202の長手方向両端に形成された揺動支軸202Dを、ピーラアーム201,201に支持させることで、揺動自在に懸架されている。
なお、ピーラ本体202は、皮剥き対象の果菜Kの皮剥きに適した平歯や櫛歯等の公知のピーラ刃202Aを有し、皮剥き対象の果菜Kの剥き厚に応じたギャップ202Bの幅寸法(長手方向に直交する方向の寸法)が確保されているものを適宜、ピーラアーム201,201に装着可能とする。
そして、一対のピーラアーム201,201の基端部はそれぞれ、板状のアームベース224に一対のヒンジ225,225を介して揺動自在に取付けられている。アームベース224には、ピーラ軸205を嵌める略半円の切欠き状の軸係止部224Aが形成されている。そして、ピーラ軸205の先端に形成されたフランジ205Aの表面にアームベース224の裏面を重ね、かつ、軸係止部224Aにピーラ軸205を嵌合させた状態で、軸係止部224Aの内周部に形成された複数個の係止用凹部224Bを、フランジ205Aに形成された係止用ピン205Bに係止させることで固定されている。
また、ピーラ軸205から延出して配設された中心シャフト208の先端には、円盤状のばねホルダ227が配設されている。ばねホルダ227はその中心に形成された位置決め孔227Aを中心シャフト208の先端中央に形成された位置決め凸部208Aに嵌合させた状態でローレットねじ228を用いて固定されている。
そして、ばねホルダ227には、ピーラ刃202Aを果菜Kに接触させるための付勢部材としてのコイルばね230の一端が取付けられており、コイルばね230の他端は、ピーラアーム201の一対のピーラアーム201,201間にピーラ刃202Aと平行に延在させて配設されたピーラリブ202Eの中央部に接続されている。そして、コイルばね230は、中心シャフト208および/またはピーラ軸205の回転によって緊張状態を変化させることでピーラ本体202の果菜Kに対する接離状態(図11はピーラ開状態(果菜Kに対し離間した状態)を示し、図12はピーラ閉状態(果菜Kに対し当接した状態)を示す)を調整可能とされた付勢部材として作用する。
そして、中心シャフト208およびピーラ軸205は、果菜ホルダ131の軸方向に直交する仮想面(垂直回転盤110の盤面110A)からの仰角を20°〜25°としつつ果菜ホルダ101に保持される果菜Kの中心方向へ指向させるようにして、第2筐体1B内に配設されている。本実施形態においては、第2筐体1Bの底部を前述の角度に傾斜させて形成し、その底部に台座203を設けて、果菜Kに対するピーラ本体202の姿勢や位置を調整している。
そして、皮剥き機構のピーラ駆動機構は、皮剥位置においては、果菜ホルダ131に支承されて反時計回りに回転する果菜Kに対し、ピーラ刃202Aを果菜ホルダ131の回転軸を通る水平面よりも上側の領域において当接させて皮剥きを行う。
このように皮剥位置における果菜ホルダ131に支承された果菜Kとピーラ駆動機構のピーラ本体202との当接位置関係を規定することにより、剥き終わった果菜Kの皮は果菜ホルダ131や果菜Kに巻き付くことも無く、自重により落下させることができ、皮剥装置の下方へ回収することが可能となる。
そして、図2に示すように、皮剥位置から時計回りに120°回転した位置で、3箇所の作業位置の中で最も低い位置(7〜8時方向)は果菜Kの回収位置とされており、第1筐体1Aには、ステージブロック164を往復移動させるステージ進退手段としてクランク155を用い、ステージブロック164に配設された回動片168を皮剥きが完了した果菜Kに対して果菜ピン131Cの基部側から当接させ、そのまま果菜Kを果菜ピン131Cの先端方向へ押して移動させ、果菜ピン131Cによる支承を解除して果菜Kを回収する果菜イジェクト機構が配設されている。
詳しくは、本実施形態における果菜イジェクト機構は、図13および図14に示すように、ステッピングモータからなるイジェクトモータ150を有している。イジェクトモータ150はその回転軸150Aを水平方向に延出させて底板101の台座151に配設されており、回転軸150Aには、底板101の台座151に配設されたブラケット152に回転可能に横架されたウォーム153の一端が連設されている。ブラケット152内にはウォーム153と噛合するウォームホイール154が回転軸154Aを以て回転自在に立設されており、回転軸154Aのブラケット152の天板152Aから外方へ突出する端部にはクランク155の一端が固定され、回転軸154Aの回転に伴ってその周りを回転するように構成されている。
クランク155の他端には、ロッド156を介してヘッドプレート157が配設されている。本実施形態において、ヘッドプレート157には、ステージブロック164を進退させる際に果菜回転機構の当接片部に接離する押板が設けられている。また、ヘッドプレート157には管状軸孔159Aを有する支軸固定部材159が2箇所に配設されており、各環状軸孔159Aには支軸160の一端が挿入され、締結具としてのねじ161で締結して固定されている。
支軸160はヘッドプレート157から第1筐体1Aの正面側長側面102方向へ延出し、正面側長側面102に配設された軸受162の管状軸孔162Aを貫通して第1筐体1Aの外方へその他端を臨ませて配設されている。そして、支軸160の他端には、イジェクトの際に果菜Kに当接させるステージブロック164が配設されている。
本実施形態においてステージブロック164は、図15に示すように、2本の支軸160の他端が固定される基台165と、基台165に回動連結部166を介して配設されたステージ本体167とを有している。回動連結部166は、ステージ本体167を固定させる回動体166Aと、回動体166Aを基台165に対して回動可能に軸支する回動軸166Bと、ステージ本体167がその天面167Aを支軸の延出方向に平行に位置させるように回動させる際に荷重を要するように、回動軸166Bをコイル内に嵌挿させて配設されるねじりコイルバネ166Cを有している。そして、ステージ本体167は、回動連結部166により、その天面167Aが垂直回転盤110と平行して位置し、垂直回転盤110への対面視野にて垂直回転盤110とその一部を重合させた状態と、天面167Aが垂直回転盤110と直交方向に位置し、垂直回転盤110への対面視野にて垂直回転盤110と少しも重合しない状態とに約90°回動するように構成されている。
また、ステージ本体167の天面167Aには、その長手方向一端を天面167Aに軸支され、天面167Aと平行に回動可能に形成された回動片168が配設されている。詳しくは、本実施形態において、回動片168は、ステージ本体167が垂直回転盤110と一部を重合させて位置した際に垂直回転盤110の回転方向上流側に位置する長手方向一端をステージ本体167の天面167Aにピン部材169により軸支されており、ピン部材169をねじりコイルバネ169Aのコイル内とテンション付与部材169Bの孔内に嵌挿させるとともに、テンション付与部材169Bとステージ本体167の天面167Aから連続させて後方へ折り曲げた本体壁部167Cとの間でねじりコイルばね169Aのアームを挟持し、回動片168が常には垂直回転盤110の回転軸方向へ付勢されるように構成されている。
そして、回動片168には、垂直回転盤110の回転軸方向へ付勢された状態において果菜Kの回収位置に停止した果菜ホルダ131のホルダ本体131Aを位置させる半円の切欠き状の果菜ホルダ配置部168Aが形成されている。
また、回動片168には、回動ガイドピン170がステージ本体167へ向けて凸設されており、ステージ本体167の天面167Aに形成された円孤状の回動案内溝167Bに回動ガイドピン170を嵌合させ、ピン部材169を回動軸として回動する際の回動量(回動範囲)を規制するように構成されている。
回動片168は、図16(A)に示すように、垂直回転盤110の回転により果菜ホルダ131が当接しながら垂直回転盤110の回転方向へ移動することにより、ピン部材169の付勢に抗って垂直回転盤110の外方へ回動する。やがて、果菜ホルダ131が果菜Kの回収位置に停止すると、図16(B)に示すように、ピン部材169の付勢により垂直回転盤110の回転軸方向へ回動し、切欠き状の果菜ホルダ配置部168Aに果菜ホルダ131を位置させる。そして、図16(C)に示すように、さらに垂直回転盤110が回転することにより果菜ホルダ131が当接しながら垂直回転盤110の回転方向へ移動することにより、回動片168は付勢に抗って再び垂直回転盤110の外方へ回動し、やがて、回動片168と果菜ホルダ131の係合は解除される。この回動片168の回動は、回動案内溝167Bと回動ガイドピン170とにより案内される。
このように構成された果菜イジェクト機構は、駆動時には、図16に示すように、ステージ本体167を基台165に対し垂直回転盤110への対面視野にて垂直回転盤110と一部を重合させるように位置させる。そして、この状態において、垂直回転盤駆動モータ113を駆動させ、メインシャフト114と共に、垂直回転盤110、スリット回転盤125、そして回転規制板120が配設されたディティントカム122を回転させる。第1センサ126Aにてスリット回転盤125のスリット125Aを検出したら垂直回転盤110の回転を止め、ディティントカム122への押圧バー127の付勢力で垂直回転盤110の果菜ホルダ131のそれぞれを所定の停止位置まで回転させ、ポスト123をストッパー124の切欠き部124Aに係止させる。このとき、果菜Kの回収位置においては、前述の様に、回動片168に形成された切欠き状の果菜ホルダ配置部168Aに果菜ホルダ131を位置させる。
そして、第2センサ126Bにより各果菜ホルダ131の所定位置での停止を検出したことを契機としてイジェクトモータ150を駆動し、クランク155を用いてステージブロック164を果菜ホルダ131の基部周辺と果菜ピン131Cの先端間で一進退させる。この時のクランク155によるステージブロック164の進退量は、設けられた果菜ピン131Cの最長寸法以上とする。これにより、垂直回転盤110の回転軸方向へ付勢されて果菜ホルダ載置部168Aに果菜ホルダ131を位置させた回動片168を皮剥きが完了した果菜Kに果菜ピン131Cの基部側から当接させ、果菜Kを果菜ピン131Cの先端側へ押し進めることができる。これにより、果菜ピン131Cによる果菜Kの支承を容易に解除させることができる。
また、このように構成された果菜イジェクト機構を備える皮剥装置においては、非駆動時にメンテナンス等を行う際には、図14に示すように、ステージ本体167を基台165に対し垂直回転盤110への対面視野にて垂直回転盤110と重合せずに、支軸160の延在方向にステージ本体167の天面167Aを位置させるように、回動連結部166をもって90°回動させる。これにより、垂直回転盤110の盤面110Aの前空間に垂直回転盤110の着脱を阻害する構成部品が位置しないので、垂直回転盤110のメインシャフト114に対する着脱がし易く、メンテナンスも簡便となる。
図1に戻り、第1筐体1Aを支える架台2の支柱部2Aには、果菜Kの回収位置の下方に上端を位置させるスロープ3が、その傾斜度や延在方向を調整可能に配設されており、果菜ホルダ131の果菜ピン131Cによる支承から果菜イジェクト機構により解放され、自重により下方へ落下する果菜Kをスロープ3に流し、回収可能とされている。
また、本実施形態の皮剥装置は、操作部104に配設された動作スイッチのON操作を検出して垂直回転盤駆動モータ113を駆動させ、各センサ126A,126Bの検出光の検出を判断したり、シャフト回転モータ207、ピーラ回転モータ204等のそれぞれの駆動(速度、回転量、同期など)を制御したりする制御部(不図示)を備えている。
本実施形態において、制御部は、第1筐体1Aに設けられた主電源スイッチ(不図示)が投入された後、作業者の動作スイッチのON操作毎に、垂直回転盤駆動モータ113の駆動を駆動させ、メインシャフト114を回転させる。第1センサ136Aがスリット回転盤125のスリット125Aを通過する検出光を検出したら垂直回転盤駆動モータ113の駆動を停止し、ディティントカム122に当接する押圧バー127の押圧により垂直回転盤110をさらに回転させ、回転規制板120のポスト123をストッパー124の切欠き部124Aに係止させて垂直回転盤110の回転を停止させる。制御部は、このようにして垂直回転盤110が所定量だけ回転し、各果菜ホルダ131が各作業位置に搬送されたことを第2センサ126Bがスリット回転盤125の次のスリット125Aを通過する検出光を検出したことで判断する。
この第2センサ126Bによる検出光の検出を契機に、皮剥位置においては皮剥き機構を動作させ、回収位置においては果菜イジェクト機構を動作させる制御をする。そして、皮剥き機構においては、回転ロック部材215が作動し、ピーラ軸検出センサ213によるピーラ軸センサ盤214のスリット214Aを通過する検出光の検出により、ピーラ本体202が皮剥きの初期位置角度(初期姿勢)に戻ったことを検出したら、動作スイッチのON操作を可能とするように制御する。
ここで、制御部は、第1筐体1Aの操作部104に配設された調整入力手段からの入力信号により、各モータ113、140、204,207の駆動の速度や回転量などを調整可能とされている。特に、本実施形態においては、制御部は、ホルダモータ140は皮の剥き初めの回転スピードを皮剥き途中の回転スピードよりも高速とするように制御する。このようにホルダモータ140の回転を制御することにより、剥き始めの皮を遠心力で果菜Kから遠くに、しかも、その自重で下方へ位置させることができる。これにより、連続して剥かれる皮が果菜Kや果菜ホルダ131に巻き付くことを防止することができる。
ここで、前述の構成を備えた皮剥装置の操作と駆動について具体的に説明する。
まず、皮剥装置の主電源を投入する。このとき、各果菜ホルダ131は作業位置に停止している。皮剥位置においては、図17に示すように、ピーラ本体202は、果菜ホルダ131の回転軸近傍であって、果菜ホルダ131に支承された果菜Kの取付位置から皮剥位置への搬送及び皮剥位置から回収位置への搬送を阻害しない角度位置(駆動待機位置)に位置している。また、回収位置においては、ステージブロック164に配設された回動片168は、切欠き状の果菜ホルダ配置部に果菜ホルダ131を位置させた位置(駆動待機位置)に位置している。
そして、取付位置において、作業者は果菜ホルダ131に皮剥き対象の果菜Kの仮想中心軸を以て果菜保持機構の果菜ホルダ131の果菜ピン131Cに突き刺す。このとき、作業者は、垂直回転盤110から水平方向に延出している果菜ピン131Cと果菜Kとの位置関係を目視可能に側方に立ち位置を確保し、果菜Kを水平方向に移動させて果菜ピン131Cに押しつけることで果菜ピン131Cに果菜Kを挿す作業を実行することで、果菜Kの中心に果菜ピン131Cを挿すことができる。
果菜ピン131Cに柿やリンゴのような堅い果肉をもった果菜Kを支承させる場合、果菜ピン131Cと果菜Kの間には相当の摩擦抵抗が作用するため、大きな押しつけ力が必要となる。例えば、先端を上方に向けて植設されている果菜ピン131Cに果菜Kを押しつけて支承させる場合、作業者の体重を利用して取付けようとすれば、作業者が果菜ピン131Cと果菜Kとの位置関係を目視・確認しながら取付けることはできない。また、作業者が果菜ピン131Cと果菜Kとの位置関係を目視・確認しながら取付けようとすれば、腕の力だけで果菜Kの取付の作業を行わなければならないので、作業者は腕が疲れてしまい、多くの果菜Kを処理することが困難になる。
逆に、先端を下方へ向けて植設されている果菜ピン131Cに果菜Kを下から押しつけて取付けるようにすると、当然に果菜ピン131Cに果菜Kを突き刺す力が多く必要であるし、作業時の視線は果菜K等により遮られ、果菜Kを中心に果菜ピン131Cを挿すことができなかったり、手指を怪我する危険性もある。
その点、本実施形態のように、水平方向に延出している果菜ピン131Cに対し、果菜Kを水平方向に移動させて果菜ピン131Cに押しつけるようにすれば、例えば、垂設されている果菜ピン131Cに下方から果菜Kを押しつけるようにする場合よりも、押しつける力ははるかに少なくて済み、作業者の疲労負担も少なくなる。また、果菜ピン131Cと果菜Kとの位置関係を目視・確認しながら取付けることができるので、果菜Kの中心に果菜ピン131Cを挿すことができる。よって、後の皮剥位置における皮剥き作業時に、果菜Kが偏心して回転することを抑止し、皮剥きを美しく、かつ、確実に行うことができる。
果菜Kの取付が完了したら、作業者は操作部104の駆動スイッチを押す。この駆動スイッチのON操作により垂直回転盤駆動モータ113を駆動させ、その回転力を以てメインシャフト114を介して垂直回転盤110を回転方向(時計方向)へ回転させる。このとき、垂直回転盤110とメインシャフト114と共に回転するスリット回転盤125に形成されたスリット125Aを第1センサ126Aが検出したところで、制御部は、垂直回転盤駆動モータ113の駆動をOFFとする。
垂直回転盤駆動モータ113の駆動がOFFとなっても、ディティントカム122を介して垂直回転盤110には押圧バー127の押圧力が作用するので、垂直回転盤110はさらに回転し、結果として120°ほど回転して、各果菜ホルダ131を所定の停止位置まで送り、ディティントカム122に形成されたポスト123をストッパー124の切欠き部124Aに係止させて停止する。ポスト123が切欠き部124Aに係止するので、各作業位置に果菜ホルダ131が搬送された状態からの垂直回転盤110の逆回転は完全に防止される。
果菜ホルダ131が各作業位置に搬送されたことは、スリット回転盤125に形成されたスリット125Aを第2センサ126Bが検出したことで確認される。この第2センサ126Bによる検出を契機として、制御部は、皮剥位置においては果菜Kの皮剥きを、そして、回収位置においては皮剥きが完了した果菜Kのイジェクトを実行する。
すなわち、皮剥位置においては、ホルダモータ140を回転させるとともに、ピーラ軸回転モータ204およびシャフト回転モータ207の駆動を制御し、ピーラアーム201に支持されたピーラ本体202のピーラ刃202Aを果菜ホルダ131に保持される果菜Kに圧接させた状態で果菜Kの外周に沿って移動させ、皮剥きを実行する。
具体的には、制御部は、操作部104の駆動スイッチのON操作により、垂直回転盤駆動モータ113を駆動させるのと同時に、図18に示すように、ピーラ回転モータ204およびシャフト回転モータ207を駆動させ、ピーラ軸205および中心シャフト208を同期させて回転させ、駆動待機位置(初期姿勢)にあるピーラ本体202を、皮剥きの開始位置に位置させる。このように、垂直回転盤駆動モータ113の駆動と同時にピーラ回転モータ204およびシャフト回転モータ207を駆動させてピーラ本体202を皮剥きの開始位置角度に位置させることによりタクトタイムを短縮させることができる。
続いて、第2センサ126Bによるスリット回転盤125に形成されたスリット125Aの検出を契機として、図19に示すように、シャフト回転モータ207を駆動させ、中心シャフト208を第1の角度だけ先行回動させて、コイルばね230の緊張状態を強めることにより、ピーラ本体202を花弁方向へ引き寄せ、果菜Kに当接させる。
第1の角度は、ピーラ本体202のピーラ刃202Aを果菜Kに当接させるため、さらには、その当接の圧力を調整するための角度であり、皮剥きの開始位置角度からの回動角度をいう。また、第1の角度は、ピーラ軸205の回動角と中心シャフト208の回動角との回動角度差となる。
続いて、図20に示すように、ピーラ回転モータ204およびシャフト回転モータ207を駆動させ、中心シャフト208とピーラ軸205を同期させて第2の角度を回転させる。このピーラ軸の回転中に皮剥きを実行する。このとき、剥位置における果菜ホルダ131に支承された果菜Kとピーラ駆動機構のピーラ本体202との当接位置関係を規定することにより、剥き終わった果菜Kの皮は、図21に示すように、果菜ホルダ131や果菜Kに巻き付くことも無く、自重により皮剥装置の下方へ落下する。また、この間、中心シャフト208とピーラ軸205との回動角度差は変化しないので、ピーラ本体202が果菜Kに当接している状態(圧力)に変わりはない。第2の角度は、ピーラ本体202を果菜Kに当接させた状態における、ピーラ本体202の回転軌跡(円弧)上の移動角度(皮剥き範囲)を意味する。なお、ピーラ刃202Aによる皮剥き範囲となる果菜に対する当初の当接位置や剥き終わりの角度位置は、操作部104のスイッチ等で任意に設定可能とする。
第2の角度の回転が終わったら、ホルダモータ140の駆動を制御して果菜ホルダ131の回転を停止させる。そして、シャフト回転モータ207を駆動させ、中心シャフト208を先行して第1の角度を逆回転させる。これにより、ピーラ本体202の果菜Kに対する当接は解除される。その後、図22に示すように、ピーラ回転モータ204およびシャフト回転モータ207を駆動させ、中心シャフト208とピーラ軸205を同期させて第2の角度だけ逆回転させ、駆動待機位置へ戻す。
このとき、果菜ホルダ131が垂直回転盤110から水平に延出されているので、剥いた皮は水平回転盤の上に溜まることなく、回収廃棄することができる。また、果菜から滴る果汁があったとしても、垂直回転盤110や果菜ホルダ131を回転させるための機構等に付着しないので、果汁による回転駆動の阻害や衛生面の悪化等の問題も生じにくい。
なお、前述のように、制御部は、操作部104の駆動スイッチのON操作に近接センサ172が果菜Kの果菜ホルダ131への押しつけを検知できない場合には、ピーラ本体202の駆動待機位置からの動作を停止するように制御し、垂直回転盤110のみを回転させる。
また、果菜Kの回収位置においては、第2センサ126Bにより各果菜ホルダ131の所定位置での停止を検出したことを契機として果菜イジェクト機構のイジェクトモータ150を駆動し、クランク155によりステージブロック164を一進退させる。ステージブロック164を果菜ホルダ131の基部周辺から果菜ピン131Cの先端側へ進める際に、果菜ホルダ配置部158Aに果菜ホルダ131を位置させた回動片168を、皮剥きが完了した果菜Kに果菜ピン131Cの基部側から当接させ、果菜Kを果菜ピン131Cの先端側へ押し進める。これにより、果菜Kは果菜ピン131Cから抜かれ、そのまま自重で架台2に取付けられたスロープ3に落下し、スロープ3を流れることで回収される。本実施形態の装置は、垂直回転盤110から水平に延出する果菜ホルダ131を用いることにより、皮剥きが完了し、支承が解除された果菜Kは必ず下方へ落下するので回収が簡便になる。また果菜Kの回収位置を垂直回転盤110の盤面110A中の下方に設け、その直下にスロープ3を設けることで、その落下距離も短く設定することができ、果菜Kが落下によって痛ンダリ、傷ついたりすることを極力回避することもできる。
このときのクランク155を用いたステージブロック164の一進退にかかる時間を、皮剥位置における皮剥きの所要時間内とする。また、皮剥位置において果菜Kの皮剥きが実行され、回収位置において果菜Kのイジェクトが実行されている間に、取付位置において、作業者は、取付位置に搬送された果菜ホルダ131に皮剥き対象の果菜Kの仮想中心軸を以て果菜ホルダ131の果菜ピン131Cに突き刺しておく。皮剥き機構において、皮剥きの完了後にピーラ本体202が皮剥きの駆動待機位置に戻ったことを検出したら、動作スイッチのON操作が可能となるので、作業者は動作スイッチをON操作する。
このように、本実施形態の皮剥装置によれば、作業者は、皮剥位置における果菜Kの取付と操作スイッチのON操作を繰り返すことで、連続的に果菜Kの皮剥きと回収を、安全かつ簡便に行うことができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限度において種々変更することができる。
例えば、果菜ホルダの果菜Kの支承部は果菜ピンを備えた構成に限るものではない。例えば、各果菜ホルダに吸引装置を配した構成とし、取付位置から回収位置までの間、果菜Kを果菜ホルダに吸引保持する構成であってもよい。その場合には、回収位置に配設した果菜イジェクト機構の配設を省略することができる。
また、本実施形態においては作業位置を、果菜Kの取付位置、皮剥位置および果菜Kの回収位置の3箇所としたが、作業位置は3箇所にこだわらない。例えば、果菜Kの取付位置と皮剥位置との間に、皮剥きの前処理を行う作業位置を設け、4箇所としてもよい。その場合には、果菜ホルダの配設の間隔を90°とし、垂直回転盤の1回の回転の角度も90°ずつの回転となるように、回転規制板等の配設を調整する。
さらに、前記ステージ進退手段は、ステージブロックの回動片の上面を少なくとも前記果菜ホルダの最長のピンの基部から先端部までの間で往復移動可能であれば、本実施形態の様にクランクを用いてステージブロックを進退させる構成に限らない。
本実施形態において、ステージブロックにおいては、ステージ本体が基台に対し、前記垂直回転盤への対面視野にて前記垂直回転盤と一部を重合させた位置と前記垂直回転盤と重合しない位置との間を垂直方向に揺動するように構成したが、その揺動方向を水平方向としてもよい。
さらには、果菜検出機構の構成も本実施形態に限るものではない。例えば、果菜の支承の検出は、近接センサを用いる方法に限らないし、ホルダ回転軸の商会に形成された後端の突出の有無を検出する方法でなくてもよい。また、果菜検出機構の検出結果は、本実施形態のように皮剥機構におけるピーラ本体の駆動の制御に用いるのみならず、当該皮剥きホルダが皮剥位置に搬送された場合における、果菜ホルダのホルダ回転軸の回転、ピーラ本体のピーラ回転モータおよびシャフト回転モータの駆動の一切を省略する制御とすることもできる。なお、回収位置においては、皮剥位置における果菜ホルダとピーラ刃との緩衝のような問題は生じないが、回収位置においても同様に、果菜検出機構の検出結果をイジェクト機構の駆動の一切を省略する制御に利用することも可能である。
1 装置本体
1A 第1筐体
1B 第2筐体
2 架台
2A 支柱部
3 スロープ
K 果菜
100 第1装置部
101 底板
102 正面側長側面(正面)
103 上面
104 操作部
105 本体ステー
106 ベアリング(軸受)
107 シャフトプーリ
108 タイミングベルト
110 垂直回転盤
110A 盤面
112 回転軸嵌合部
113 垂直回転盤駆動モータ
114 メインシャフト
115 締結具(ねじ)
116 フランジ部
117 締結具(ねじ)
119 ベアリング(軸受)
120 回転規制板
122 ディティントカム
123 ポスト
124 ストッパ−
124A 切欠き部
125 スリット回転盤
125A スリット
126 センサ
126A 第1センサ
126B 第2センサ
127 押圧バー
128 バネ部材
129 バネ部材
130 ホルダ回転軸
131 果菜ホルダ
131A ホルダ本体
131B 基板
131C 果菜ピン
131Ca 果菜ピン(果心固定ピン)
132 回転軸支承用ステー
133 ベアリング(軸受)
134 ベアリング
135 回転力受容用ギア
135A スリーブ
136 締結具(ねじ)
137 スリーブ
138 スプリングユニット
138A フランジ
139 コイルばね
140 ホルダモータ
140A 回転軸
141 モータギア
142 モータブロック
143 バネ部材
144 回動軸
145 回転力付与用ギア
146 揺動軸
150 イジェクトモータ
150A 回転軸
151 台座
152 ブラケット
153 ウォーム
154 ウォームホイール
154A 回転軸
155 クランク
156 ロッド
157 ヘッドプレート
159A 管状軸孔
159 支軸固定部材
160 支軸
161 締結具(ねじ)
162 軸受
162A 管状軸孔
164 ステージブロック
165 基台
166 回動連結部
166A 回動体
166B 回動軸
166C ねじりコイルバネ
167 ステージ本体
167A 天面
167B 回動案内溝
167C 本体壁部
168 回動片
168A 果菜ホルダ配置部
169 ピン部材
169A ねじりコイルばね
169B テンション付与部材
170 回動ガイドピン
171 押板
172 近接センサ
173 揺動ブロック
173A 当接片部
173B 係止片部
200 第2装置部
201 ピーラアーム
202 ピーラ本体
202A ピーラ刃
202B ギャップ
202C ガイド部
202D 揺動支軸
202E ピーラリブ
203 台座
204 ピーラ回転モータ
205 ピーラ軸
205A フランジ
205B 係止用ピン
207 シャフト回転モータ
208 中心シャフト
208A 位置決め凸部
209 ステー
210 モータプーリ
211 ピーラ軸プーリ
212 テンションベルト
213 ピーラ軸位置検出センサ
214 ピーラ軸センサ盤
215 回転ロック部材
215A 係合ピン
215B ロック回転体
218 モータプーリ
219 シャフト軸プーリ
220 テンションベルト
221 シャフト位置検出センサ
222 シャフト軸センサ盤
224 アームベース
224A 軸係止部
224B 係止用凹部
225 ヒンジ
227 ばねホルダ
228 ローレットねじ
230 コイルばね

Claims (6)

  1. 水平に延出させて設けられた回転軸に着脱自在に配設され、回転可能とされた垂直回転盤と、
    前記垂直回転盤の回転軸周りにおいてそれぞれ回転可能に配設され、前記垂直回転盤に対し垂直に延出させた支承部に作業対象の果菜を皮剥き可能に支承する複数個の果菜ホルダと、
    前記果菜ホルダに支承される果菜にピーラ刃を圧接させた状態で、果菜の軸方向に沿って移動するピーラ本体と
    を備え、
    前記垂直回転盤を回転させて、前記果菜ホルダをその回転移動経路上に設けられた果菜の取付位置、皮剥位置及び果菜の回収位置を含む複数の作業位置に順次間欠搬送し、
    前記皮剥位置においては、搬送された果菜ホルダを自転させることにより、支承する果菜を回転させるとともに、前記ピーラ本体を果菜の軸方向に沿って移動させてピーラ刃により全周皮剥きを行う皮剥装置であって、
    前記果菜ホルダのホルダ回転軸には、果菜ホルダを回転させるための駆動力が伝達される回転力受容用ギアが設けられており、
    前記皮剥位置には、果菜ホルダを回転させるホルダモータと、その回転駆動力を伝達する回転力付与用ギアが設けられており、
    回転力受容手段と回転力付与手段は、当該果菜ホルダが前記皮剥位置に搬送された際に互いに噛合するように構成されており、
    前記ホルダモータは、皮剥き初めの回転スピードを皮剥き途中の回転スピードよりも高速とするように制御されていることを特徴とする皮剥装置。
  2. 水平に延出させて設けられた回転軸に着脱自在に配設され、回転可能とされた垂直回転盤と、
    前記垂直回転盤の回転軸周りにおいてそれぞれ回転可能に配設され、前記垂直回転盤に対し垂直に延出させた支承部に作業対象の果菜を皮剥き可能に支承する複数個の果菜ホルダと、
    前記果菜ホルダに支承される果菜にピーラ刃を圧接させた状態で、果菜の軸方向に沿って移動するピーラ本体と
    を備え、
    前記垂直回転盤を回転させて、前記果菜ホルダをその回転移動経路上に設けられた果菜の取付位置、皮剥位置及び果菜の回収位置を含む複数の作業位置に順次間欠搬送し、
    前記皮剥位置においては、搬送された果菜ホルダを自転させることにより、支承する果菜を回転させるとともに、前記ピーラ本体を果菜の軸方向に沿って移動させてピーラ刃により全周皮剥きを行う皮剥装置であって、
    前記果菜ホルダの前記支承部は、果菜に突き刺して支承する尖鋭な1乃至複数本のピンが前記ホルダ本体上面に配設されており、
    前記果菜の回収位置には、ステージ本体に長手方向一端を軸支されて前記ステージ本体の天面と平行に回動可能とされ、常には前記垂直回転盤の回転軸方向へ付勢して配設されるとともに、垂直回転盤の回転軸方向へ付勢された状態において果菜の回収位置に停止した果菜ホルダのホルダ本体を位置させる半円切欠き状の果菜ホルダ配置部が形成された回動片を備えたステージブロックと、前記ステージブロックを前記回動片が少なくとも前記果菜ホルダのピンの基部から先端部までの間で往復移動可能に進退させるステージ進退手段とを備える果菜イジェクト機構が配設されていることを特徴とする皮剥装置。
  3. 水平に延出させて設けられた回転軸に着脱自在に配設され、回転可能とされた垂直回転盤と、
    前記垂直回転盤の回転軸周りにおいてそれぞれ回転可能に配設され、前記垂直回転盤に対し垂直に延出させた支承部に作業対象の果菜を皮剥き可能に支承する複数個の果菜ホルダと、
    前記果菜ホルダに支承される果菜にピーラ刃を圧接させた状態で、果菜の軸方向に沿って移動するピーラ本体と
    を備え、
    前記垂直回転盤を回転させて、前記果菜ホルダをその回転移動経路上に設けられた果菜の取付位置、皮剥位置及び果菜の回収位置を含む複数の作業位置に順次間欠搬送し、
    前記皮剥位置においては、搬送された果菜ホルダを自転させることにより、支承する果菜を回転させるとともに、前記ピーラ本体を果菜の軸方向に沿って移動させてピーラ刃により全周皮剥きを行う皮剥装置であって、
    前記果菜ホルダのホルダ回転軸には、果菜ホルダを回転させるための駆動力が伝達される回転力受容用ギアが設けられており、
    前記皮剥位置には、果菜ホルダを回転させるホルダモータと、その回転駆動力を伝達する回転力付与用ギアが設けられており、
    回転力受容手段と回転力付与手段は、当該果菜ホルダが前記皮剥位置に搬送された際に互いに噛合するように構成されており、
    前記果菜ホルダの前記支承部は、果菜に突き刺して支承する尖鋭な1乃至複数本のピンが前記ホルダ本体上面に配設されており、
    前記果菜の回収位置には、ステージ本体に長手方向一端を軸支されて前記ステージ本体の天面と平行に回動可能とされ、常には前記垂直回転盤の回転軸方向へ付勢して配設されるとともに、垂直回転盤の回転軸方向へ付勢された状態において果菜の回収位置に停止した果菜ホルダのホルダ本体を位置させる半円切欠き状の果菜ホルダ配置部が形成された回動片を備えたステージブロックと、前記ステージブロックを前記回動片が少なくとも前記果菜ホルダのピンの基部から先端部までの間で往復移動可能に進退させるステージ進退手段とを備える果菜イジェクト機構が配設されていることを特徴とする皮剥装置。
  4. 水平に延出させて設けられた回転軸に着脱自在に配設され、回転可能とされた垂直回転盤と、
    前記垂直回転盤の回転軸周りにおいてそれぞれ回転可能に配設され、前記垂直回転盤に対し垂直に延出させた支承部に作業対象の果菜を皮剥き可能に支承する複数個の果菜ホルダと、
    前記果菜ホルダに支承される果菜にピーラ刃を圧接させた状態で、果菜の軸方向に沿って移動するピーラ本体と
    を備え、
    前記垂直回転盤を回転させて、前記果菜ホルダをその回転移動経路上に設けられた果菜の取付位置、皮剥位置及び果菜の回収位置を含む複数の作業位置に順次間欠搬送し、
    前記皮剥位置においては、搬送された果菜ホルダを自転させることにより、支承する果菜を回転させるとともに、前記ピーラ本体を果菜の軸方向に沿って移動させてピーラ刃により全周皮剥きを行う皮剥装置であって、
    前記果菜ホルダのホルダ回転軸には、果菜ホルダを回転させるための駆動力が伝達される回転力受容用ギアが設けられており、
    前記皮剥位置には、果菜ホルダを回転させるホルダモータと、その回転駆動力を伝達する回転力付与用ギアが設けられており、
    回転力受容手段と回転力付与手段は、当該果菜ホルダが前記皮剥位置に搬送された際に互いに噛合するように構成されており、
    前記ホルダモータは、皮剥き初めの回転スピードを皮剥き途中の回転スピードよりも高速とするように制御されており、
    前記果菜ホルダの前記支承部は、果菜に突き刺して支承する尖鋭な1乃至複数本のピンが前記ホルダ本体上面に配設されており、
    前記果菜の回収位置には、ステージ本体に長手方向一端を軸支されて前記ステージ本体の天面と平行に回動可能とされ、常には前記垂直回転盤の回転軸方向へ付勢して配設されるとともに、垂直回転盤の回転軸方向へ付勢された状態において果菜の回収位置に停止した果菜ホルダのホルダ本体を位置させる半円切欠き状の果菜ホルダ配置部が形成された回動片を備えたステージブロックと、前記ステージブロックを前記回動片が少なくとも前記果菜ホルダのピンの基部から先端部までの間で往復移動可能に進退させるステージ進退手段とを備える果菜イジェクト機構が配設されていることを特徴とする皮剥装置。
  5. 前記ステージブロックは、前記ステージ進退手段に設けられた基台に対し、回動片が設けられた前記ステージ本体が前記垂直回転盤への対面視野にて前記垂直回転盤と一部を重合させた位置と前記垂直回転盤と重合しない位置との間を揺動自在に配置されていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の皮剥装置。
  6. 前記果菜の取付位置における果菜ホルダへの果菜の取付の有無を判断するセンサを設け、果菜の取付がされていないことを検出した場合に、当該果菜ホルダ前記皮剥位置に搬送されたときに前記ピーラ刃を駆動させない制御を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の皮剥装置。
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