JP6946573B2 - 車両用サンバイザー及びサンバイザーホルダー - Google Patents

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Description

本発明は、車両用サンバイザー及びサンバイザーホルダーに関する。
車両のルーフの前方には、車両室内へと入射する陽光等を遮るための車両用サンバイザーが設けられている。車両用サンバイザーは、サンバイザー本体と、サンバイザー本体をルーフに回動可能に取り付けるサンバイザーブラケットと、サンバイザー本体のサポートシャフトを保持するサンバイザーホルダーと、を主体に構成されている。
例えば特許文献1には、サンバイザーホルダーの構造が開示されている。この特許文献1に記載のサンバイザーホルダーは、サンバイザー本体のサポートシャフト(軸部)を保持する保持部を有するホルダー本体(ベース体)を備え、ホルダー本体の裏面には、ルーフの内側に挿入される筒状体(ステム)が設けられている。この筒状体には、ルーフに係合するための係合部(弾性爪片)が、外方へと突出した状態で形成されている。また、例えば特許文献2〜4にも同様の構造が開示されている。
特開2001−1758号公報 特開2009−150476号公報 特開2010−255731号公報 国際公開第2014/065179号
ところで、サンバイザー本体を介してサンバイザーホルダーに、又はサンバイザーホルダーに直接的に外力が作用すると、ルーフに取り付けられたサンバイザーホルダーが破断し、ルーフから脱落することがある。ルーフから脱落したサンバイザーホルダーの破断箇所が車両室内に露出した場合には、その破断箇所に対して対象物が干渉してしまう可能性がある。
サンバイザーホルダーの強度設定を行うことで破断箇所をコントロールし、このような干渉について対策を施すことも考えられる。しかしながら、このような対策は、サンバイザーホルダーの強度に影響を与える可能性がある。また、サンバイザーホルダーの設計又は形状を変更する必要が生じるため好ましくない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、サンバイザーホルダーの破断に対して有効な構造を備える車両用サンバイザー及びサンバイザーホルダーを提供することである。
かかる課題を解決するために、第1の発明は、サンバイザー本体に設けられたサポートシャフトと、車両のルーフに取り付けられ、サポートシャフトを保持するサンバイザーホルダーと、を有する車両用サンバイザーを提供する。この場合において、サンバイザーホルダーは、内部が中空に形成された筒状体の下端側に、サポートシャフトを着脱可能に保持する保持部が一体に設けられ、保持部のルーフ取付面から突出する筒状体の上端側が、ルーフの内側に挿入されるホルダー本体と、筒状体の上端側に設けられ、ルーフと係合することでホルダー本体をルーフに固定する係合部と、筒状体の内部に収容され、当該筒状体により保持されるパッドと、を有している。
ここで、第1の発明において、保持部は、筒状体の下端側を囲むように、当該筒状体の周囲に一体に設けられていることが好ましい。
また、第1の発明において、筒状体を、ルーフを境として、当該ルーフの内側に挿入される第1領域部と、車両室内側に位置付けられる第2領域部とに分けた場合に、パッドは、第1領域部から第2領域部に跨がって設けられていることが好ましい。この場合、筒状体によるパッドの保持力は、第1領域部における保持力に比べて第2領域部における保持力の方が大きいことが望ましい。
また、第1の発明において、サンバイザーホルダーに作用する外力により筒状体が、ルーフ側に残留する第1部位と、保持部側に残留する第2部位とに破断した場合に、パッドは、第2部位側に残留するとともに、第1部位との破断箇所より上方に延出することが好ましい。
また、第1の発明において、パッドは、筒状体の内径よりも大きな外径を備え、第2領域部によって保持されるパッドの長さは、第1領域部によって保持されるパッドの長さよりも大きく設定されていることが好ましい。
また、第1の発明において、第2領域部における筒状体の内周面には、径方向内側へと突出した突起部が設けられ、パッドの外周面には、突起部と係合するために縮径した括れ部が設けられていることが好ましい。
また、第1の発明において、パッドは、第2領域部における筒状体の内周面に接着されていることが好ましい。
また、第2の発明は、車両のルーフに設けられ、サンバイザー本体に設けられたサポートシャフトを保持するサンバイザーホルダーを提供する。このサンバイザーホルダーは、内部が中空に形成された筒状体の下端側に、サポートシャフトを着脱可能に保持する保持部が一体に設けられ、保持部のルーフ取付面から突出する筒状体の上端側が、ルーフの内側に挿入されるホルダー本体と、筒状体の上端側に設けられ、ルーフと係合することでホルダー本体をルーフに固定する係合部と、筒状体の内部に収容され、当該筒状体により保持されるパッドと、を有している。
本発明によれば、パッドを備えることで、サンバイザーホルダーの破断に対して有効な効果を得ることができる。
図1は、本実施形態に係る車両用サンバイザーの外観を示す模式図である。 図2は、サンバイザーホルダーを示す斜視図である。 図3は、サンバイザーホルダーを示す断面図である。 図4は、パッドの機能を説明する説明図である。 図5は、ホルダー本体及びパッドに関する変形例を示す説明図である。 図6は、ホルダー本体及びパッドに関する変形例を示す説明図である。 図7は、パッドの変形例を示す説明図である。 図8は、パッドの変形例を示す説明図である。 図9は、パッドの変形例を示す説明図である。
以下、本実施形態に係る車両用サンバイザー1について説明する。ここで、図1は、本実施形態に係る車両用サンバイザー1の外観を示す模式図である。本実施形態に係る車両用サンバイザー1は、車両室内に入射する陽光等を遮蔽して、走行視界を有効に確保するための部品である。車両用サンバイザー1は、サンバイザーブラケット2と、サンバイザー本体3と、サンバイザーホルダー6と、を主体に構成されている。
サンバイザーブラケット2は、サンバイザー本体3を車両のルーフに取り付ける部材である。このサンバイザーブラケット2は、ベース部20と、支持シャフト21と、を有している。ベース部20は、ルーフに締結固定されている。支持シャフト21は、丸棒状の部材から構成され、その一端がベース部20に結合されている。支持シャフト21は、ベース部20に結合された状態で、略水平方向に回動可能とされている。
サンバイザー本体3は、平板状の部材であり、陽光等を遮蔽する機能を担っている。サンバイザー本体3は、その上端部分に挿通された支持シャフト21によって支持されている。サンバイザー本体3は、支持シャフト21に支持された状態で、支持シャフト21の軸回りに回動可能とされている。これにより、サンバイザー本体3を、ルーフに沿って折り畳んだ格納位置と、この格納位置から下側に向けて展開(回動)してフロントウィンドウパネルに臨んだ使用位置と、で回動操作することができる。
また、サンバイザー本体3を支持シャフト21とともにベース部20に対して略水平方向に回動することにより、サンバイザー本体3を、上述の使用位置(以下「フロント使用位置」という)と、ドアウィンドウパネルに臨んだサイド使用位置と、で回動操作することができる。
サンバイザー本体3は、ベース部20を配置した側とは反対側の上端部分に、サンバイザー本体3の一部が切り欠かれた切欠部4が設けられている。この切欠部4には、支持シャフト21とほぼ同軸となるように、軸体であるサポートシャフト5が設けられている。
サンバイザーホルダー6は、サンバイザーブラケット2とともに、サンバイザー本体3をルーフに取り付ける部材である。サンバイザーホルダー6は、ルーフに取り付けられている。サンバイザーホルダー6は、サポートシャフト5を係脱可能かつ回転可能に保持する。サポートシャフト5がサンバイザーホルダー6に保持された状態において、サンバイザー本体3は、ベース部20とサンバイザーホルダー6とで両持ち支持される。このため、サンバイザー本体3は、支持シャフト21及びサポートシャフト5の軸回りで、格納位置とフロント使用位置とで回動可能となる。また、サポートシャフト5をサンバイザーホルダー6から外すことにより、サンバイザー本体3をフロント使用位置とサイド使用位置とで回動することができる。
図2は、サンバイザーホルダー6を示す斜視図である。図3は、サンバイザーホルダー6を示す断面図である。図3において、(a)はサンバイザーホルダー6の車両左右方向に沿った断面図であり、(b)はサンバイザーホルダー6の車両前後方向に沿った断面図である。
サンバイザーホルダー6は、ホルダー本体60と、係合部65と、パッド70と、を主体に構成されている。
ホルダー本体60は、保持部61と、筒状体62と、で構成されており、保持部61と筒状体62とは一体に形成されている。例えば、ホルダー本体60は、適宜の合成樹脂材を用いた型成形によって形成されている。
保持部61は、サポートシャフト5を保持する機能を担っている。保持部61は、筒状体62を囲むように、この筒状体62の周囲に形成されている。保持部61には、サポートシャフト5を保持するためのシャフト保持部61aが設けられている。シャフト保持部61aは、サポートシャフト5の外周形状に沿った円弧形状に形成されている。また、保持部61の上端には、サンバイザーホルダー6をルーフに取り付ける際に、ルーフに当接されるルーフ取付面61bが形成されている。なお、ルーフは、ルーフパネル100と、このルーフパネル100を覆うヘッドライニング101と、を備え、ルーフ取付面61bは、ヘッドライニング101の表面側(車両室内側)に当接される。
筒状体62は、内部が中空に形成された部材であり、本実施形態では、円筒形状に形成されている。筒状体62は、保持部61の中央を貫通するように形成され、その下端側の周囲が保持部61によって覆われている。筒状体62の上端側は、保持部61のルーフ取付面61bより上方に突出している。筒状体62の上端側は、ルーフパネル100及びヘッドライニング101に設けられた開口部から、ルーフパネル100の内側に挿入されている。
係合部65は、ルーフパネル100と係合することで、ホルダー本体60(サンバイザーホルダー6)をルーフに固定する。係合部65は、ルーフパネル100の内側まで挿入される筒状体62の上端側に設けられている。係合部65は、径方向の外側に向かって突出する爪形状を有しており、筒状体62の外周面に周方向にかけて複数設けられている。
このようなホルダー本体60において、筒状体62は、ルーフパネル100を境として、第1領域部A1と、第2領域部A2とに分けられる(図3参照)。第1領域部A1は、ルーフパネル100の内側に挿入される領域である。第2領域部A2は、車両室内側に位置付けられる領域である。図3に示す例では、筒状体62は、第2領域部A2の長さ(軸方向に沿った長さ)が、第1領域部A1の長さよりも大きくなるような関係に設定されている。本実施形態では、筒状体62の下端側が保持部61を貫通するように延長しているため、第2領域部A2について十分な長さを確保することができる。
パッド70は、筒状体62の内部(中空部)に収容(挿入)され、筒状体62により保持されている。パッド70は、筒状体62の内面形状と対応する外面形状を備えており、本実施形態では、中実の円柱体又は中空の円筒体で構成されている。例えば、パッド70としては、軽量で適度の保形性を備えた発泡成形体を用いることができる。一例としてはPPビーズ発泡成形体である。パッド70の特性としては柔軟な材質であることが好ましく、より具体的には、サンバイザーホルダー6よりも軟らかいことが望ましい。
パッド70は、軸方向にかけて所要の長さとなるように設定されている。これにより、筒状体62に収容された状態で、パッド70は、筒状体62の第1領域部A1から第2領域部A2に跨がるように設けられる。この場合において、パッド70は、第1領域部A1によって保持されるパッド70の長さが、第2領域部A2によって保持されるパッド70の長さよりも大きくなるように設定されている。図3に示す例では、パッド70は、筒状体62の下端から上端までの全域に亘って設けられている。
本実施形態において、パッド70の外径は、筒状体62の内径よりも大きなサイズに設定されている。このため、パッド70は、筒状体62の内部に圧入状態で収容されている。パッド70の周囲には筒状体62から押圧力が作用し、これにより、パッド70が筒状体62により保持される。
加えて、第2領域部A2によって保持されるパッド70の長さは、第1領域部A1によって保持されるパッド70の長さよりも大きく設定されている。このため、筒状体62によるパッド70の保持力は、第1領域部A1における保持力に比べて第2領域部A2における保持力の方が相対的に大きくなる。
以下、図4を参照し、パッド70の機能を説明する。ここで、図4は、パッド70の機能を説明する説明図である。なお、図4においてルーフの記載は省略されている。
サンバイザー本体3を介してサンバイザーホルダー6に、又はサンバイザーホルダー6に直接的に外力が作用すると、ルーフパネル100の開口部とホルダー本体60の筒状体62とが干渉し、筒状体62に剪断力が作用する。この剪断力により、筒状体62は、ルーフ側に残留する第1部位62aと、保持部61側に残留する第2部位62bとに破断される。第1部位62aと第2部位62bとの破断は、ルーフパネル100から剪断力が作用する箇所、すなわち、筒状体62の第1領域部A1と第2領域部A2との境界及びこの周辺で発生する。そして、筒状体62が破断されると、サンバイザーホルダー6の主要部、すなわち、第2部位62b及び保持部61を含むホルダー本体60は、ルーフから脱落する。
筒状体62によるパッド70の保持力は、第1領域部A1における保持力に比べて第2領域部A2における保持力の方が大きい関係となっている。すなわち、パッド70は、保持力が大きい第2領域部A2によって支配的に保持されている。このため、筒状体62が破断した場合には、第2領域部A2を主要な部分とする第2部位62bによってパッド70が引っ張られることとなり、パッド70は第2部位62b側に残留する。このとき、パッド70のうち、破断前に第1部位62aに収容されていた部位70aは、破断箇所よりも上方に延出する。
ルーフから脱落したサンバイザーホルダー6に対して対象物Oがぶつかり、対象物Oと筒状体62(すなわち、第2部位62b)とが干渉するような状況が発生しても、第2部位62bから延出したパッド70が存在することで、このパッド70に対して対象物Oが先当たりする。これにより、筒状体62の破断箇所が、対象物Oと干渉するといった事態を抑制することができる。
このように、本実施形態に係るサンバイザーホルダー6は、ホルダー本体60の筒状体62の内部に収容されて、当該筒状体62により保持されるパッド70を有している。
この構成によれば、上述したように、筒状体62が破断して、サンバイザーホルダー6が脱落した場合であっても、筒状体62の破断箇所が対象物Oと干渉するといった事態を抑制することができる。これにより、サンバイザーホルダー6の破断に対して有効な構造を実現することができる。
また、本実施形態では、パッド70を利用するため、筒状体62の強度設定に影響を与える必要がない。これにより、筒状体62の設計又は形状を変更することなく、サンバイザーホルダー6の破断に対して有効な構造を実現することができる。
また、本実施形態によれば、筒状体62によるパッド70の保持力は、第1領域部A1における保持力に比べて第2領域部A2における保持力の方が大きい関係とされている。このため、筒状体62が破断した場合であっても、パッド70は、第2領域部A2を主要な部分とする第2部位62b側に残留する。また、パッド70のうち、破断前に第1部位62aに収容されていた部位70aが、破断箇所よりも上方に延出する。これにより、筒状体62の破断箇所が、対象物Oと干渉するといった事態を抑制することができる。
また、本実施形態において、パッド70は、筒状体62の内径よりも大きな外径を備えている。そして、第2領域部A2によって保持されるパッド70の長さは、第1領域部A1によって保持されるパッド70の長さよりも大きく設定されている。これにより、筒状体62によるパッド70の保持力について、第1領域部A1における保持力に比べて第2領域部A2における保持力の方が大きくなる関係を得ることができる。
もっとも、このような保持力の関係は、上述した手法に限定されない。以下に示す代表的な変形例のように実現してもよい。図5及び図6は、ホルダー本体60及びパッド70に関する変形例を示す説明図である。
図5に示す変形例では、第2領域部A2における筒状体62の内周面に、径方向内側へと突出した突起部63が設けられている。また、パッド70の外周面には、突起部63と係合するために縮径した括れ部71が設けられている。この変形例によれば、突起部63と括れ部71との係合により、第2領域部A2における保持力を第1領域部A1における保持力よりも大きく設定することができる。
図6に示す変形例では、パッド70が、第2領域部A2における筒状体62の内周面に接着されている。パッド70と筒状体62の内周面との接着は、例えば接着剤75を用いることができるが、これに限定されるものではない。この変形例によれば、接着力により、第2領域部A2における保持力を第1領域部A1における保持力よりも大きく設定することができる。
図7から図9は、パッド70の変形例を示す説明図である。上述した実施形態では、軸方向の全域にわたって、パッド70の外径が筒状体62の内径よりも大きくなっている。すなわち、筒状体62の第1領域部A2に保持される部分と、筒状体62の第2領域部A2に保持される部分とのそれぞれで、パッド70の外径が筒状体62の内径よりも大きくなっている。しかしながら、筒状体62の第1領域部A1におけるパッド70保持力に比べて筒状体62の第2領域部A2におけるパッド70の保持力の方が相対的に大きい関係を満たせばよいので、少なくとも筒状体62の第2領域部A2に挿入される部分において、パッド70の外径が筒状体62の内径よりも大きくなっていればよい(図7(a)参照)。この場合、筒状体62の第2領域部A2に挿入される部位のうち、軸方向の全域で外径が大きくなっている必要はなく、軸方向の特定の範囲に限定して、パッド70の外径が大きくなっていてもよい(図7(b),(c)参照)。また、パッド70の外径を多段的に大きくしてもよい(図7(d)参照)。
また、パッド70の外径が大きい部位は、軸方向にかけて同一の外径である必要はなく、軸方向にかけて外径が変化してもよい。例えばテーパー形状となるように、外径が連続的に拡大するといった如くである(図8参照)。
さらに、パッド70の外径を大きくする方法は、周方向の全域を均等に拡大させる以外にも、例えば周方向の一部のみを径方向外側に拡大させる方法であってもよい。例えば、パッド70の外周面に、軸方向に沿うリブ72(図9(a)参照)又は突起73(図9(b)参照)を設けるといった如くである。この際、図9(c),(b)に示すように、少なくとも第2領域部A2に保持される部分に限定して、リブ72や突起73を設定してもよい。この場合、リブ72や突起73によって適切な圧入力を得るために、パッド70の外径を多段的に大きくしてもよい。
もっとも、筒状体62の第1領域部A1におけるパッド70の保持力に比べて筒状体62の第2領域部A2におけるパッド70の保持力の方が相対的に大きいとの関係を満たす限り、パッド70の形状は、どのような形態であってもよい。例えば、パッド70のうち、筒状体62の第1領域部A2に挿入される部分は、筒状体62の内径よりも小さくてもよい(すなわち、筒状体62の第1領域部A1におけるパッド70の保持力はゼロ以上であればよい)。
以上、本実施形態の車両用サンバイザー及びサンバイザーホルダーについて説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく、その発明の範囲において種々の変更が可能である。
1 車両用サンバイザー
2 サンバイザーブラケット
20 ベース部
21 支持シャフト
3 サンバイザー本体
4 切欠部
5 サポートシャフト
6 サンバイザーホルダー
60 ホルダー本体
61 保持部
61a シャフト保持部
61b ルーフ取付面
62 筒状体
62a 第1部位
62b 第2部位
63 突起部
65 係合部
70 パッド
71 括れ部
72 リブ
73 突起
75 接着剤
100 ルーフパネル
101 ヘッドライニング
A1 第1領域部
A2 第2領域部
O 対象物

Claims (8)

  1. サンバイザー本体に設けられたサポートシャフトと、
    車両のルーフに取り付けられ、前記サポートシャフトを保持するサンバイザーホルダーと、を有し、
    前記サンバイザーホルダーは、
    内部が中空に形成された筒状体の下端側に、前記サポートシャフトを着脱可能に保持する保持部が一体に設けられ、前記保持部のルーフ取付面から突出する前記筒状体の上端側が、前記ルーフの内側に挿入されるホルダー本体と、
    前記筒状体の上端側に設けられ、前記ルーフと係合することで前記ホルダー本体を前記ルーフに固定する係合部と、
    前記筒状体の内部に収容され、当該筒状体により保持されるパッドと、を有する
    車両用サンバイザー。
  2. 前記保持部は、前記筒状体の下端側を囲むように、当該筒状体の周囲に一体に設けられている
    請求項1記載の車両用サンバイザー。
  3. 前記筒状体を、前記ルーフを境として、当該ルーフの内側に挿入される第1領域部と、車両室内側に位置付けられる第2領域部とに分けた場合に、
    前記パッドは、前記第1領域部から前記第2領域部に跨がって設けられ、
    前記筒状体による前記パッドの保持力は、前記第1領域部における保持力に比べて前記第2領域部における保持力の方が大きい
    請求項1又は2記載の車両用サンバイザー。
  4. 前記サンバイザーホルダーに作用する外力により前記筒状体が、前記ルーフ側に残留する第1部位と、前記保持部側に残留する第2部位とに破断した場合に、
    前記パッドは、前記第2部位側に残留するとともに、前記第1部位との破断箇所より上方に延出する
    請求項3記載の車両用サンバイザー。
  5. 前記パッドは、前記筒状体の内径よりも大きな外径を備え、
    前記第2領域部によって保持される前記パッドの長さは、前記第1領域部によって保持される前記パッドの長さよりも大きく設定されている
    請求項3又は4記載の車両用サンバイザー。
  6. 前記第2領域部における前記筒状体の内周面には、径方向内側へと突出した突起部が設けられ、
    前記パッドの外周面には、前記突起部と係合するために縮径した括れ部が設けられている
    請求項3から5のいずれかに記載の車両用サンバイザー。
  7. 前記パッドは、前記第2領域部における前記筒状体の内周面に接着されている
    請求項3から6のいずれかに記載の車両用サンバイザー。
  8. 車両のルーフに設けられ、サンバイザー本体に設けられたサポートシャフトを保持するサンバイザーホルダーにおいて、
    内部が中空に形成された筒状体の下端側に、前記サポートシャフトを着脱可能に保持する保持部が一体に設けられ、前記保持部のルーフ取付面から突出する前記筒状体の上端側が、前記ルーフの内側に挿入されるホルダー本体と、
    前記筒状体の上端側に設けられ、前記ルーフと係合することで前記ホルダー本体を前記ルーフに固定する係合部と、
    前記筒状体の内部に収容され、当該筒状体により保持されるパッドと、を有する
    サンバイザーホルダー。
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