JP4862633B2 - カウルルーバ構造 - Google Patents

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Description

本発明はカウルルーバ構造に係り、特に、カウルルーバがウインドシールドガラスに支持されるカウルルーバ構造に関する。
従来から、カウルルーバがウインドシールドガラスに支持されるカウルルーバ構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、ルーバ本体に支持片を介して狭着片を非狭着位置から狭着位置へ回転可能に設け、狭着位置へ回転した狭着片が、ルーバ本体の後端縁に一体的に形成されたプロレクタ部とで、フロントガラス挟持ている。
しかしながら、特許文献1の技術では、狭着片がフロントガラスの下面に当たっている。この結果、狭着片とフロントガラスとの接触部から車両走行時等に異音が発生するのを防止するため、狭着片の材料や接触圧等の選択が難しなる。
本発明は上記事実を考慮し、カウルルーバのウインドシールドガラスへの組付部からの異音の発生を抑制できるカウルルーバ構造を提供することが目的である。
請求項1記載の本発明のカウルルーバ構造は、ウインドシールドガラスの車両前方側に設けらたカウルルーバと、前記ウインドシールドガラスの前端部の下面側に設けられた緩衝部材と、前記カウルルーバの下面に車幅方向に沿った回転軸部を中心に回転可能に設けられると共に前記カウルルーバの後端部とで前記緩衝部材と前記ウインドシールドガラスの前端部とを前記ウインドシールドガラスの厚さ方向から挟持した挟持位置とされ、前記挟持位置では前記ウインドシールドガラスと非接触状態とされる挟持部と、前記挟持部を前記挟持位置に保持する挟持位置保持手段と、前記挟持位置保持手段の車両後方側に設けられ、前記緩衝部材に車両後方側から押圧されることで、前記挟持部を前記挟持位置へ移動させる圧受部と、を備えた保持部材と、を有することを特徴とする。
ウインドシールドガラスの車両前方側に設けらたカウルルーバの下面に、車幅方向に沿った回転軸部を中心に回転可能に設けられた保持部材が、カウルルーバの後端部とでウインドシールドガラスの前端部と、ウインドシールドガラスの前端部の下面側に設けられた緩衝部材とをウインドシールドガラスの厚さ方向から挟持する。このとき、保持部材は挟持位置保持手段によって挟持位置に保持されると共に、保持部材の挟持部は緩衝部材に当たり、ウインドシールドガラスと非接触状態とされる。このため、挟持部材の挟持部とウインドシールドガラスガラスとが接触して異音が発生することがない。また、カウルルーバを車両前方側から車両後方側へ移動することで、保持部材における挟持位置保持手段の車両後方側に設けられた圧受部が、ウインドシールドガラスの前端部の下面側に設けられた緩衝部材によって車両前方側へ押圧され、挟持部が挟持位置へ移動する。このため、カウルルーバをウインドシールドガラスに車両前方側から組付けることができる。この結果、カウルルーバのウインドシールドガラスへの組付け位置の確認が容易になる。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載のカウルルーバ構造において、前記カウルルーバの後端部に設けられ、前記カウルルーバと前記ウインドシールドガラスの前端部との間に挟持される弾性部材を有することを特徴とする。
カウルルーバの後端部に設けられた弾性部材が、カウルルーバとウインドシールドガラスの前端部との間に挟持される。このため、カウルルーバとウインドシールドガラスの前端部とが直接当たらない。この結果、カウルルーバとウインドシールドガラスとの接触により発生する異音を防止できる。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載のカウルルーバ構造において、前記挟持位置保持手段は、前記保持部材に設けられ前記カウルルーバに形成された貫通孔に係合する係合爪であることを特徴とする。
保持部材に設けられた係合爪がカウルルーバに形成された貫通孔に係合することで、保持部材が挟持位置に保持される。このため、簡単な構成で保持部材を挟持位置に保持できる。
請求項4記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載のカウルルーバ構造において、前記挟持位置保持手段は、前記保持部材に設けられ前記緩衝部材に押圧されることで前記保持部材を前記挟持位置に保持するヒンジ部であることを特徴とする。
保持部材に設けられたヒンジ部が緩衝部材に押圧されることで保持部材が挟持位置に保持されるため、少ない部品点数で保持部材を挟持位置に保持できる。
請求項1記載の本発明は、カウルルーバのウインドシールドガラスへの組付部からの異音の発生を抑制できる。また、カウルルーバのウインドシールドガラスへの組付性が向上する。
請求項2記載の本発明は、カウルルーバのウインドシールドガラスへの組付部からの異音の発生を更に抑制できる。
請求項3記載の本発明は、カウルルーバのウインドシールドガラスへの組付部の構成を簡単にできる。
請求項4記載の本発明は、カウルルーバのウインドシールドガラスへの組付部の部品点数を低減できる。
本発明におけるカウルルーバ構造の第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
なお、図中矢印UPは車両上方方向を示し、図中矢印FRは車両前方方向を示し、図中矢印INは車幅内側方向を示している。
図5には、本実施形態におけるカウルルーバ構造が適用された車両が車両斜め前方から見た斜視図で示されている。
図5に示される如く、車両(自動車)10におけるウインドシールドガラス12の前端部12Aの車両前方側にはカウルルーバ14が設けられている。カウルルーバ14は樹脂材で構成されており、車両10のウインドシールドガラス12の前端部12Aに沿って車幅方向に伸びている。
図1には、図5の1−1断面線に沿った拡大断面が示されている。
図1に示される如く、カウルルーバ14の後端部14Aには弾性部材としてのプロテクタ18が設けられており、プロテクタ18とカウルルーバ14とは互いに異なる樹脂材料より構成されている。例えば、カウルルーバ14はf−PP(ポリプロピレン)等の比較的硬質な樹脂材料により構成されており、プロテクタ18はTPE(熱可塑性エラストマ)等の比較的軟質な樹脂材料により構成されている。
プロテクタ18はカウルルーバ14の後端部14Aに沿って車幅方向に伸びている。また、プロテクタ18の前端部18Aは、カウルルーバ14の後端部14Aをカウルルーバ14の厚さ方向から包み込んでおり、カウルルーバ14の後端部14Aとウインドシールドガラス12の前端部12Aとの間にプロテクタ18の前端部18Aが介在している。このため、カウルルーバ14の後端部14Aとウインドシールドガラス12の前端部12Aとが直接当たることで発生する異音を防止できるようになっている。
プロテクタ18の後端部18Bはウインドシールドガラス12の上面12Bに密接されており、プロテクタ18の損傷及び振動が防止されるようになっている。また、カウルルーバ14における後端部14Aの近傍の下面14Bには、車両下方へ向かって壁部14Cが立設されている。
図4には、本実施形態におけるカウルルーバの一部が車幅内側斜め後方から見た分解斜視図で示されている。
カウルルーバ14の壁部14Cには貫通孔22が車幅方向に所定の間隔を開けて複数形成されており、貫通孔22の形状は矩形状となっている。また、壁部14Cの下面14Dにおける貫通孔22の車幅方向両端の外側下方となる部位には、車両下方へ向かって左右一対のヒンジ部14Eが立設されており、ヒンジ部14Eの下端部には軸線方向を車幅方向とする軸受孔部24が形成されている。
左右一対のヒンジ部14Eの軸受孔部24には、保持部材としての保持片30の側面30Aから突出した回転軸部としての左右一対の軸部30Bがそれぞれ回転可能に軸支されている。また、保持片30は車幅方向から見た形状がL字状となっており、中央屈曲部30Cに軸部30Bが設定されている。更に、保持片30には中央屈曲部30Cを挟んで一方に挟持位置保持手段としての左右一対の係合爪部30Dが形成されており、これらの係合爪部30Dが、壁部14Cに形成した貫通孔22の前面の車幅方向周縁部22Aに係合するようになっている。
図3には、図1の3−3断面線に沿った拡大断面図が示されている。
図3に示される如く、係合爪部30Dの先端の外側部には傾斜部30Eが形成されいる。また、左右一対の係合爪部30Dは、互いの根元部を連結する圧受部としての根元連結部30Fに対して、互いに接近する方向(図3の矢印C方向)へ弾性変形可能となっている。
従って、左右一対の係合爪部30Dが、車両後方側から車両前方側(図3の矢印A方向)へ移動すると、図3に二点鎖線で示すように、左右一対の係合爪部30Dの先端外側部に設けた傾斜部30Eが貫通孔22の左右の内壁部22Bと摺動することで、左右一対の係合爪部30Dが互いに接近する方向へ弾性変形するようになっている。このため、左右一対の係合爪部30Dは貫通孔22を通過し、貫通孔22を通過後、図3に実線で示すように、互いに離間する方向へ弾性によって戻り、壁部14Cの前面における貫通孔22の車幅方向周縁部22Aにそれぞれ係合するようになっている。
図1に示される如く、ウインドシールドガラス12の前端部12Aの下面12Dには、緩衝部材としての緩衝ブロック40が車幅方向に沿って所定の間隔で複数個接着等によって取り付けられており、緩衝ブロック40は発砲性EPDM(エチレンプロピレンゴム)等の弾性部材で構成されている。また、緩衝ブロック40の車幅方向から見た形状は矩形状とされており、緩衝ブロック40の前壁部40Aはウインドシールドガラス12の前壁部12Cより車両前方へ突出している。
従って、緩衝ブロック40の前壁部40Aが、保持片30の根元連結部30Fに当たり、ウインドシールドガラス12の前壁部12Cと保持片30の根元連結部30Fとの間には隙間が形成されるようになっている。このため、ウインドシールドガラス12の前壁部12Cと保持片30の根元連結部30Fとが当たることで発生する異音を防止できるようになっている。
一方、保持片30における中央屈曲部30Cを挟んだ他方(図1では車両後方側)には、挟持部30Gが形成されている。挟持部30Gは緩衝ブロック40の下壁部40Bを車両下方側から支持する底壁部30Hと、底壁部30Hの先端(後端)に設けられ、緩衝ブロック40の後壁部40Cを車両後方側から支持する後壁部30Jとを備えており、後壁部30Jの先端部(上端部)は緩衝ブロック40から離間する方向(車両後方)へ斜めに折り曲げられたフランジ30Kとなっている。
従って、図1に示される如く、保持片30の左右一対の係合爪部30Dが、壁部14Cにおける貫通孔22の車幅方向周縁部22Aにそれぞれ係合した状態(挟持状態)で、挟持部30Gの底壁部30Hが緩衝ブロック40の下壁部40Bに当たると共に、挟持部30Gの後壁部30Jが緩衝ブロック40の後壁部40Cに当たる。即ち、ウインドシールドガラス12の前端部12Aと緩衝ブロック40とを、保持片30の挟持部30Gとプロテクタ18とで挟持することで、カウルルーバ14の後端部はウインドシールドガラス12の前端部12Aに取付けられている。
また、フランジ30Kの底壁部30Hからの高さH1が、緩衝ブロック40の高さH2に比べて低く設定されている。このため、挟持状態では、保持片30のフランジ30Kとウインドシールドガラス12の下面12Dとの間には隙間が形成されるようになっている。即ち、挟持状態では、保持片30のフランジ30Kとウインドシールドガラス12の下面12Dとが非接触状態とされる。この結果、保持片30のフランジ30Kとウインドシールドガラス12の下面12Dとが当たることで発生する異音を防止できるようになっている。
なお、図示を省略したが、カウルルーバ14の前端部は複数のクリップ等によって車体(カウルの前部)に取付けられている。
また、ウインドシールドガラス12の下面12Dは、車体(カウルの後部)50にウレタン系接着剤52によって固定されている。
次に、本実施形態におけるカウルルーバ14のウインドシールドガラス12への取付け方について説明する。
図2に示される如く、カウルルーバ14をウインドシールドガラス12へ取付ける前には、保持片30を非挟持位置にしておく。即ち、保持片30の係合爪部30Dをカウルルーバ14の壁部14Cの車両後方側に離間させ、保持片30の挟持部30Gを下方へ移動し、根元連結部30Fを車両後方へ移動して、根元連結部30Fがウインドシールドガラス12に取付けた緩衝ブロック40の前壁部40Aに当接可能な位置に配置しておく。
なお、保持片30は自重によって図2に示す非挟持位置に保持され、組付け易くなっている。
次に、カウルルーバ14をウインドシールドガラス12の前端部12Aに対して車両前方側から車両後方側(図2の矢印B方向)へ移動すると、緩衝ブロック40の前壁部40Aが、保持片30の根元連結部30Fに当たり、根元連結部30Fを車両後方側から車両前方側(図2の矢印A方向)へ押圧する。根元連結部30Fが車両後方側から車両前方側へ押圧されると、保持片30は軸部30Bを回転中心にして車両前方(図2の矢印D方向)へ回転する。
この結果、図3に二点鎖線で示すように、左右一対の係合爪部30Dの先端外側部に設けた傾斜部30Eが壁部14Cに形成した貫通孔22の左右の内壁部22Bと摺動することで、左右一対の係合爪部30Dが互いに接近する方向へ弾性変形する。このため、左右一対の係合爪部30Dは貫通孔22を通過し、貫通孔22を通過後、図3に実線で示すように、互いに離間する方向へ弾性によって戻り、壁部14Cの前面における貫通孔22の車幅方向周縁部22Aにそれぞれ係合し、図1に示す挟持位置に保持される。
その後、カウルルーバ14の前端部を車体に取付ける。なお、カウルルーバ14の前端部の車体への取付けは、周知の組付け方のため詳細な説明は省略する。
従って、本実施形態においては、カウルルーバ14を組付ける際に、カウルルーバ14を車両前方側から車両後方側(矢印B方向)へ移動するため、ウインドシールドガラス12の前端部12Aの下面12Dに設けた緩衝ブロック40の車幅方向の位置を車両前方側から目視し易い。このため、車両上方から組付ける場合と異なり、カウルルーバ14に設けた保持片30と緩衝ブロック40との位置合わせが容易になり、カウルルーバ14の組付性が向上する。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、図1に示される如く、カウルルーバ14をウインドシールドガラス12に取付けた状態(挟持位置)において、ウインドシールドガラス12の前端部12Aと、ウインドシールドガラス12の前端部12Aの下面側に設けられた緩衝ブロック40とを、カウルルーバ14の壁部14Cに回転可能に設けた保持片30の挟持部30Gとカウルルーバ14の後端部14Aに設けたプロテクタ18とでウインドシールドガラス12の厚さ方向(図1の矢印W方向)から挟持している。また、フランジ30Kの底壁部30Hからの高さH1が、緩衝ブロック40の高さH2に比べて低く設定されており、保持片30のフランジ30Kとウインドシールドガラス12の下面12Dとの間には隙間が形成されている。
即ち、挟持状態では、保持片30のフランジ30Kとウインドシールドガラス12の下面12Dとが非接触状態とされる。この結果、保持片30のフランジ30Kとウインドシールドガラス12の下面12Dとが当たることで発生する異音を防止できる。
また、挟持状態では、緩衝ブロック40の前壁部40Aが保持片30の根元連結部30Fに当たり、ウインドシールドガラス12の前壁部12Cと保持片30の根元連結部30Fとの間には隙間が形成されている。
即ち、挟持状態では、保持片30の根元連結部30Fとウインドシールドガラス12の前壁部12Cとが非接触状態とされる。このため、ウインドシールドガラス12の前壁部12Cと保持片30の根元連結部30Fとが当たることで発生する異音を防止できる。
更に、挟持状態では、カウルルーバ14の後端部14Aとウインドシールドガラス12の前端部12Aとの間にプロテクタ18の前端部18Aが介在しているため、カウルルーバ14の後端部14Aとプロテクタ18の前端部18Aとが直接当たることで発生する異音を防止できる。
従って、本実施形態のカウルルーバ構造では、カウルルーバ14のウインドシールドガラス12への取付部からの異音の発生を抑制できると共に、カウルルーバ14のウインドシールドガラス12への組付性を向上できる。
また、本実施形態では、保持片30の係合爪部30Dがカウルルーバ14の壁部14Cに形成した貫通孔22の車幅方向周縁部22Aに係合することで保持片30を挟持位置に保持する構成のため、簡単な構成で保持片30を挟持位置に保持できる。
次に、本発明のカウルルーバ構造の第2実施形態を図6及び図7に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図6には本実施形態のカウルルーバ構造における図1に対応する断面図が示されており、図7には本実施形態のカウルルーバ構造における図2に対応する断面図が示されている。
図6及び図7に示される如く、本実施形態では、第1実施形態における保持片30の軸部30B、カウルルーバ14のヒンジ部14E、壁部14Cの貫通孔22に代えて、保持片30の圧受部としての前壁部30Lの上端が、カウルルーバ14の壁部14Cの下端に車幅方向に沿って設けられた挟持位置保持手段としてのヒンジ部60によって連結されている。
また、カウルルーバ14の壁部14Cの車両上下方向中間部には、車幅方向に沿って挟持位置保持手段としてのヒンジ部62が形成されており、これらのヒンジ部60、62によって、保持片30が図7に示す非挟持位置と図6に示す挟持位置とへ移動可能となっている。
なお、ヒンジ部62には壁部14Cに車両前方側から断面三角形状の溝が形成されており、ヒンジ部60には車両後方側から断面三角形状の溝が形成されている。また、非挟持位置では、図7に示される如く、ヒンジ部62とヒンジ部60とによって壁部14Cの下部と保持片30の前壁部30Lとが車両後方へ凸状に屈曲してしている。
従って、非挟持位置で、カウルルーバ14をウインドシールドガラス12の前端部12Aに対して車両前方側から車両後方側(図7の矢印B方向)へ移動すると、図6に示すように、緩衝ブロック40の前壁部40Aが、保持片30の前壁部30Lに当たり、前壁部30Lを車両後方側から車両前方側(図6の矢印A方向)へ押圧するようになっている。
この結果、ヒンジ部60によって保持片30の前壁部30Lが車両前方側へ回転すると共に、ヒンジ部62によって壁部14Cの下部が車両前方側へ回転して、壁部14Cと保持片30の前壁部30Lとが直線となる挟持位置(図6の位置)に移動するようになっている。また、挟持位置では、ヒンジ部60、62の各断面三角形状の溝が塞がり、壁部14Cと保持片30の前壁部30Lとが更に車両前方へ回転することがない。このため、保持片30が図1に示す挟持位置に保持されるようになっている。
従って、本実施形態においても第1実施形態と同様な作用効果が得られる。
また、本実施形態では、保持片30の前壁部30Lの上端をカウルルーバ14の壁部14Cの下端にヒンジ部60によって連結し、壁部14Cの車両上下方向中間部にヒンジ部62を形成する構成のため、カウルルーバ14と保持片30とを一部品にできる。この結果、部品点数を低減できる。
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記第1実施形態では、保持片30の側面30Aから軸部30Bを突出させたが、これに代えて、金属等からなる軸を保持片30に貫通させた構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、緩衝ブロック40の車幅方向から見た形状を矩形状にしたが、緩衝ブロック40の車幅方向から見た形状は円形等他の形状としてもよい。
図5の1−1断面線に沿った拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係るカウルルーバ構造の組付け前の状態を示す図1に対応する断面図である。 図1の3−3断面線に沿った拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係るカウルルーバ構造の要部を示す車幅内側斜め後方から見た分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るカウルルーバ構造を適用した車両を示す車両斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るカウルルーバ構造を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第2実施形態に係るカウルルーバ構造を示す図2に対応する断面図である。
符号の説明
10 車両
12 ウインドシールドガラス
12A ウインドガラスの下端部
14 カウルルーバ
14E ヒンジ部
18 プロテクタ(弾性部材)
22 貫通孔
30 保持片(保持部材)
30A 側面
30B 軸部(回転軸部)
30C 中央屈曲部
30D 係合爪部(挟持位置保持手段)
30E 傾斜部
30F 根元連結部(圧受部)
30G 挟持部
30H 底壁部
30J 後壁部
30K フランジ
30L 前壁部(圧受部)
40 緩衝ブロック(緩衝部材)
60 ヒンジ部(挟持位置保持手段)
62 ヒンジ部(挟持位置保持手段)

Claims (4)

  1. ウインドシールドガラスの車両前方側に設けらたカウルルーバと、
    前記ウインドシールドガラスの前端部の下面側に設けられた緩衝部材と、
    前記カウルルーバの下面に車幅方向に沿った回転軸部を中心に回転可能に設けられると共に前記カウルルーバの後端部とで前記緩衝部材と前記ウインドシールドガラスの前端部とを前記ウインドシールドガラスの厚さ方向から挟持した挟持位置とされ、前記挟持位置では前記ウインドシールドガラスと非接触状態とされる挟持部と、前記挟持部を前記挟持位置に保持する挟持位置保持手段と、前記挟持位置保持手段の車両後方側に設けられ、前記緩衝部材に車両後方側から押圧されることで、前記挟持部を前記挟持位置へ移動させる圧受部と、を備えた保持部材と、
    を有することを特徴とするカウルルーバ構造。
  2. 前記カウルルーバの後端部に設けられ、前記カウルルーバと前記ウインドシールドガラスの前端部との間に挟持される弾性部材を有することを特徴とする請求項1に記載のカウルルーバ構造。
  3. 前記挟持位置保持手段は、前記保持部材に設けられ前記カウルルーバに形成された貫通孔に係合する係合爪であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカウルルーバ構造。
  4. 前記挟持位置保持手段は、前記保持部材に設けられ前記緩衝部材に押圧されることで前記保持部材を前記挟持位置に保持するヒンジ部であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカウルルーバ構造。
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