JP4145537B2 - 車両用サンバイザ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この本発明は、車両に取付けられ、車室内への光を遮る車両用サンバイザに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用サンバイザは、支軸と、その支軸の軸周りに回動可能に装着されるバイザ本体とを備えて構成されている。そしてバイザ本体が支軸から軸方向に抜けることを防止するための抜け防止構造を有する車両用サンバイザも従来知られている。例えば、バイザ本体に内挿された支軸の一部を露出するための開口部がバイザ本体に設けられている。そしてその開口部からは、Eリングが挿入され、バイザ本体に内挿された支軸にそのEリングが装着される。したがってEリングは、支軸に対して固定され、バイザ本体が支軸の軸方向に移動した際には、バイザ本体の内部構造と当接する。かくしてバイザ本体は、Eリングによって支軸の軸方向へ移動できなくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記の従来構造は、Eリングという部材が必要であるとともに、Eリングを装着するという作業も必要であった。またバイザ本体の開口部を塞ぐためのキャップも必要であった。そのため車両用サンバイザは、その部品点数が多くなるなどの問題があった。
また抜け防止構造は、車両に設けられたエアバックが膨らんで、そのエアバックの膨らみによってバイザ本体が衝撃を受けた場合においても、バイザ本体が支軸の軸方向へ抜けることを防止する構造のものが望まれており、バイザ本体の支軸からの抜けを強く防止できる構造が求められていた。
そこで本発明は、バイザ本体が支軸の軸方向に抜けることを防止するための抜け防止構造が合理的に構成された車両用サンバイザを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明は、上記各請求項に記載のとおりの構成を備える車両用サンバイザであることを特徴とする。
すなわち請求項1に記載の発明によれば、クリップは、板バネを素材として形成されるとともに、軸受部材の開口部に連設するクリップ収納部に設置される。そしてそのクリップは、バイザ本体側の軸受部材に当接する第一当接部と、その第一当接部の先端から折り返し状に支軸側へ延出する弾性部と、その弾性部の先端から折り返し状に延出し支軸に当接する第二当接部とを有し、弾性部は、その弾性力によって第二当接部を支軸側へ付勢する。
そして第二当接部には、バイザ本体が支軸から軸方向に抜けることを防止するための抜け止部が設けられ、支軸には、抜け止部が係合可能な溝状の係合部が設けられている。
したがって抜け止部は、第二当接部とともに弾性部によって支軸側へ付勢される。そのため抜け止部は、弾性部を介して支軸側へ移動されており、支軸側へ大きく移動できる。かくして抜け止部は、支軸に設けられた係合部に係合しやすく、係合することでバイザ本体が支軸に対して抜け止めされる。
またバイザ本体の支軸に対する抜け防止構造は、既存の構成部材である支軸とクリップとによって構成されている。そのため部品点数を増やすことなく抜け防止構造が形成され得る。
さらに本発明によると、抜け止部は、第二当接部の先端から支軸の先端に向けて斜めに延出して係合部に係合する構成である。軸受部材は、抜け止部よりも支軸の先端側において係合部に向けて突出して係合部に係合する抜け止片を有している。
また請求項2に記載の発明によれば、クリップは、第一当接部と、第一当接部の両端から折り返し状に支軸側へ延出する一対の弾性部と、各弾性部の先端から折り返し状に延出して支軸に当接する一対の第二当接部を有している。そして支軸先端側に位置する第二当接部に抜け止部が形成され、他の第二当接部の先端には支軸から離間方向に斜めに延出する案内部が形成されている。
【0005】
また請求項に記載の発明によれば、バイザ本体が支軸に対して抜けることを防止する抜け防止構造が、クリップに設けられた抜け止部と、支軸に設けられた係合部とによって構成される。
したがって抜け防止構造は、既存の構成部材によって構成され、部品点数を増やすことなく形成され得る。
また係合部は、金属を素材として形成された内筒体に設けられている。そのため係合部は、比較的強度が強く、破損しにくい。かくして係合部に係合された抜け止部は、その係合部から外れにくく、バイザ本体は、支軸の軸方向に移動しにくい。かくして抜け防止構造は、バイザ本体の支軸からの抜けを強く防止できる構造になっている。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1を図1〜4にしたがって説明する。
車両用サンバイザ1は、図1に示すように支軸2と、支軸2の軸周りに回動可能に装着されるバイザ本体10を主体に構成されている。またバイザ本体10の内部には、図1に示すように支軸2を回動可能に支持する軸受部材3と、軸受部材3に内設されるクリップ4が設けられている。
なおクリップ4は、図1に示すようにバイザ本体10と支軸2との間に配され、バイザ本体10が支軸2の軸周りに回動される際に、バイザ本体10に対して回動トルクを付与する部材である。
また後述するように車両用サンバイザ1には、バイザ本体10が支軸2に対して抜けることを防止する抜け防止構造が設けられており、この抜け防止構造は、クリップ4と支軸2との間に設けられている。
【0009】
支軸2は、図1に示すように縦軸2aと横軸2bを備えて略L字状に構成され、横軸2bにバイザ本体10が回動可能に装着されている。そして縦軸2aには、ブラケット15が回動可能に装着され、ブラケット15が車室天井面に装着されることで、支軸2は、車室天井に対して縦軸2a周りに回動可能に装着される。
かくして支軸2に装着されたバイザ本体10は、横軸2bを軸中心として回動することで、車室天井面に沿った収納位置とフロントガラスに沿ったフロント位置との間を回動し、縦軸2aを軸中心として回動することでフロント位置と、サイドガラスに沿ったサイド位置との間を回動する。
【0010】
支軸2は、図2に示すように金属を素材として形成された内筒体20に樹脂を素材として形成された外筒体21が被覆されることで形成され、二重管状に構成されている。なお図への記載は、省略しているが内筒体20の中空部23には、リード線が配設される場合がある。このリード線は、例えばバイザ本体に設けられた照明器具に電力を供給するためのリード線、あるいはバイザ本体10の回動に伴なって車室天井面に設けられた照明器具をON・OFFするスイッチ構造のためのリード線である。
【0011】
また支軸2の先端寄りには、図2,3に示すように内筒体20が外筒体21によって覆われず露出された露出部分20aが形成されている。換言すると内筒体20は、その先端部分が外筒体21の先端よりもさらに先方側へ突出した露出部分20aを有する。
そして露出部分20aの先端側には、先端側に行くに連れて外周側方に除々に張り出して形成され、これによってフレア状に形成された(第二の)係合部20bが形成されている。換言すると内筒体20の外周には、外周側方へ突出した係合部20bが形成されている。
【0012】
また外筒体21には、図2,3に示すように支軸2の軸芯側へ窪んで、リング溝状に形成された第一の係合部21aが形成されている。そして第一の係合部21aには、図2に示すように軸受部材3の抜け止片35が係合されるとともに、クリップ4に設けられた抜け止部43が係合される。
すなわち支軸2には、複数(例えば二つ)の係合部20b,21aが軸方向に所定間隔を隔て、並んで設けられており、第二の係合部20bが第一の係合部21aよりも支軸2先端側に設けられている。
【0013】
また第一の係合部21aと第二の係合部20bとの間には、図2に示すようにストッパ部21bが設けられている。このストッパ部21bは、図2に示すように軸受部材3の抜け止片35と、クリップ4の抜け止部43が矢印A方向へ移動するのを抑制する。
また支軸2は、図3に示すように横軸2bに端面22を有する。この端面22は、第一の係合部21aから支軸2の縦軸2a側に向かって平面状に形成されており、クリップ4と当接可能な位置に設けられている。したがってバイザ本体10が図2に示すように支軸2に装着され、その状態において回動された場合には、クリップ4がバイザ本体10とともに支軸2に対して回動し、クリップ4が端面22に当接・離間する。
【0014】
そしてクリップ4は、端面22に当接した状態において最も伸びた状態(弾性戻りした状態)になる。またクリップ4は、弾発力により伸びよう(弾性戻りをしよう)とする。かくしてクリップ4は、支軸2に対して端面22に当接した状態になろうとし、これによってバイザ本体10が支軸2に対する軸周りの所定方向へ付勢される。例えばバイザ本体10は、車室天井面に沿った収納位置に付勢される。
【0015】
バイザ本体10は、図1に示すように板状に構成されている。そしてこのバイザ本体10は、例えば図3に示すように発泡材を素材として形成された二枚の板材11,12を張り合わせ、これら板材11,12間にフレーム14が設けられることで構成されている。
また板材11には、図3に示すようにフレーム14が収納されるフレーム収納部11cと、軸受部材3が収納される軸受収納部11aと、支軸2が挿入され、挿入されることで支軸2を回動可能に収納する支軸収納部11bが設けられている。なお図には記載していないが、板材12にも板材11と同様に、フレーム収納部、軸受収納部、及び支軸収納部が設けられている。
【0016】
フレーム14は、針金などを素材として形成されており、バイザ本体10の外周に沿って配設されている。これによりフレーム14は、バイザ本体10の補強骨をなしている。
またフレーム14は、図2に示すように両端部に略直角に曲げられた屈曲部14aを有しており、屈曲部14aは、それぞれ軸受部材3の内部に内設されている。これによりフレーム14は、軸受部材3に装着され、フレーム14は、軸受部材3を介して環状になっている。
【0017】
軸受部材3は、樹脂を素材として形成されており、図3に示すように左右に支軸2が嵌挿される貫通孔31を有する。また軸受部材3には、嵌挿された支軸2の途中を開口する開口部32が設けられており、この開口部32によって貫通孔31が分断されている。したがって支軸2は、図2に示すように軸受部材3の左右両側で回動可能に支持され、その間が開口部32によって露出されている。
また軸受部材3の左端側、すなわち支軸2先端側には、図2に示すように貫通孔31の孔壁面から孔中心側に延出する抜け止片35が設けられている。
この抜け止片35は、貫通孔31の孔周りに沿って複数設けられており、支軸2が貫通孔31に挿入される際に、支軸2に押されて弾性拡開し、支軸2のストッパ部21bが通過することで弾性戻りをする。これにより抜け止片35は、第一の係合部21aに嵌合(係合)し、軸受部材3は、支軸2に対して支軸2の軸方向への移動が抑制される。
【0018】
また軸受部材3には、図2に示すように下端面側の左右両側にフレーム14の端部が取付けられる取付部36が設けられている。
また軸受部材3には、図3に示すようにクリップ4が収納されるクリップ収納部33が開口部32の下方側に設けられている。このクリップ収納部33は、図3に示すように開口部32側を開口として凹状に設けられており、クリップ4は、開口部32側からクリップ収納部33に収納可能な構成になっている。
またクリップ収納部33は、図3に示すように開口部32から挿入されたクリップ4を支持する底面33aと、底面33aから立設し、クリップ4がクリップ収納部33から脱落するのを防止する壁面33bを有する。
また壁面33bには、図3に示すようにキャップ5の取付部51が取付けられる取付孔34が設けられている。
【0019】
クリップ4は、図3に示すように板バネをプレス加工ないし曲げ加工などして成形された部材である。またクリップ4は、バイザ本体10が支軸2に装着された際において、図2に示すように軸受部材3(バイザ本体10側)と支軸2との間に配設される。
クリップ4は、図2に示すように軸受部材3に当接する第一当接部40と、その第一当接部40から支軸2側へ延出する弾性部42と、その弾性部42から延出し、支軸2に当接する第二当接部41とを有する。
【0020】
弾性部42は、図2に示すように第一当接部40の左右両側に一つずつ設けられている。そして弾性部42は、図2に示すように第一当接部40の左右両端かられぞれから中心側へ屈曲状に延出し、略中心位置において左右両端側に向けてそれぞれ折り返し状に延出して形成されている。かくして弾性部42は、略S字状ないし略逆S字状に形成されている。そのため弾性部42は、上下方向の力に対して容易に変形可能な構成になっている。
【0021】
第二当接部41は、図2に示すように弾性部42のそれぞれの先端から連続して左右端側へ延出して形成されている。そして左側(支軸2の先端寄り)の第二当接部41の先端には、図2に示すように支軸2側へ斜めに延出して形成された抜け止部43が設けられている。
したがって抜け止部43は、図2に示すように支軸2が軸受部材3に嵌挿された状態において、支軸2の第一の係合部21aに係合する。
【0022】
一方、右側(支軸2の後端側)の第二当接部41の先端には、図2に示すように支軸2から離間する方向へ斜めに延出する案内部44が設けられている。したがって案内部44は、支軸2が軸受部材3に嵌挿されることで支軸2によって押される。これによってクリップ4の弾性部42が弾性変形され、クリップ4は、第一当接部40と第二当接部41が近接する方向に変形される。
一方、支軸2は、案内部44によって嵌挿方向に案内され、軸受部材3へ嵌挿される。
【0023】
したがって弾性部42は、図2に示すように軸受部材3に支軸2が内挿された状態において弾性変形された状態になり、弾性部42は、その弾性力によって第二当接部41を支軸2側に付勢する。
このためバイザ本体10が支軸2の軸周りに回動され、クリップ4がバイザ本体10とともに支軸2に対して回動した場合には、クリップ4の第二当接部41は、支軸2に対して摺動しながら支軸2の軸周りを移動する。かくしてクリップ4は、クリップ4と支軸2との間に摩擦を生じ、バイザ本体10に回動トルクを付与する。
また第一当接部40には、図3に示すように前後方向に突出する係止部45が設けられている。この係止部45は、キャップ5に設けられた嵌合部52に係合可能な構造になっている。
【0024】
キャップ5は、図3に示すように金属板(例えば、板バネ)を断面略逆U字状に折り曲げ加工等することで形成されている。またキャップ5の曲げ先端寄りには、軸受部材3に取付けられる複数の取付部51が設けられている。この取付部51は、図3に示すように上方側に行くに連れて拡開方向に傾斜した傾斜面を有している。したがって取付部51は、取付孔34に取付けやすく、取付けられた後は、取付孔34から外れにくい。
【0025】
またキャップ5は、図2に示すように軸受部材3に取付けられることで、軸受部材3の開口部32によって露出された支軸2を覆う。
したがって支軸2は、キャップ5を介しても軸受部材3に対して回動可能に支持される。そのため支軸2は、軸受部材3に対して多くの箇所、あるいは広い面積で支持される。このため支軸2と軸受部材3の間に外力(衝撃等)が加わった場合は、その外力が分散されて軸受部材3によって支持される。かくして軸受部材3は、外力によって破損しにくい構造になっている。
またキャップ5は、図3に示すようにその先端寄りにおいて貫通孔状に形成された嵌合部52を有する。そしてこの嵌合部52は、キャップ5が軸受部材3に取付けられることで、クリップ4の係止部45と係合する。したがってキャップ5は、クリップ4の動きを抑制する。一方、クリップ4は、キャップ5を介して軸受部材3に係止される。
【0026】
次に、上記の車両用サンバイザ1の組付け手順を説明する。
先ず、軸受部材3に図3に示すようにフレーム14、クリップ4及びキャップ5を装着する。そしてこれらを板材11,12によって挟む。そしてその状態において図1に示すようにこれら(バイザ本体10)の外表面を表皮13で被覆する。そして支軸2の横軸2bに図1に示すようにバイザ本体10を回動可能に装着する。これにより車両用サンバイザ1が組付けられる。
【0027】
次に、バイザ本体10が衝撃等の外力を受けた場合、例えばエアバックが作動して膨らみ、その膨らんだエアバックによってバイザ本体10が衝撃を受けた場合の状態を図4にしたがって説明する。
支軸2とクリップ4は、図4(a)に示すように通常の状態では、抜け止部43が第一の係合部21aが係合することで相互に係合している。なお図2に示すように抜け止部43は、抜け止片35を介して第一の係合部21aに係合する。
【0028】
そしてバイザ本体10が支軸2の軸方向(矢印A方向)に力を受けた場合は、第一の係合部21aが抜け止部43の移動を抑制し、これによってクリップ4の支軸2に対する移動が抑制される。かくしてバイザ本体10は、クリップ4を介して支軸2から抜ける方向への移動が防止される。
また第一の係合部21aは、リング溝状に構成されている。そのため抜け止部43は、第一の係合部21aに沿って移動することで、軸周りに回動可能である。そして抜け止部43は、支軸2に対する軸周りの回動角度状態によらず、第一の係合部21aによって支軸2の軸方向への移動が防止される。
【0029】
しかしながら、バイザ本体10が強い衝撃を受けた場合は、図4(b)に示すように支軸2の一部(第一の係合部21a)が破損する場合もある(f部分)。特に、支軸2の外筒体21は、樹脂を素材として構成されており、金属を素材として構成される内筒体20よりも破損しやすい。したがって外筒体21が破損することでクリップ4は、図4(c)に示すように支軸2の先端側、すなわち支軸2に対して抜ける方向(矢印A方向)に移動する。
この時、抜け止部43も支軸2に対して抜ける方向に移動し、第二の係合部20b側に移動する。また抜け止部43は、第二当接部41とともに弾性部42によって支軸2側に付勢されている。したがって抜け止部43は、第二の係合部20bに嵌合(係合)する。
【0030】
なおこの場合の抜け止片35は、(図2参照)破損される場合であってもよいが、破損されない場合であってもよい。そして抜け止片35が破損しない場合は、抜け止部43が抜け止片35を介して第二の係合部20bに係合する(図4(c)参照)。
また外力を受けた抜け止部43は、図2に示すように抜け止片35を介して第一の係合部21aの一側面に支持されている。そして抜け止片35は、樹脂を素材として形成されている。したがって第一の係合部21aの一側面は、抜け止片35の弾性変形により抜け止部43からの力を分散した状態で支持し、これによって破損しにくくなっている。
また抜け止部43は、弾性部42によって支軸2側へ移動するが、その移動量は、弾性部42の変形に影響を受けるために大きくなっている。かくして抜け止部43は、第二の係合部20bに係合しやすい構造である。
【0031】
また第二の係合部20bは、金属を素材として形成された内筒体20に設けられている。したがって第二の係合部20bは、比較的破損しにくく、破損しにくいことから抜け止部43が第二の抜け止部43から外れにくくなっている。かくしてバイザ本体10は、第二の係合部20bと抜け止部43との係合によって支軸2から抜けにくくなっている。
また第二の係合部20bは、内筒体20の外周周りに設けられている。そのため抜け止部43は、第二の係合部20bに沿って移動することで、軸周りに回動可能である。そして抜け止部43は、支軸2の軸周りの回動角度状態によらず、第二の係合部20bによって支軸2の軸方向への移動が防止されている。
【0032】
以上のように、バイザ本体10に加わった衝撃(外力)は、先ず、第一の係合部21aにより支持される。次いで支軸2の一部の破損(f部分)により緩衝される。そして第二の係合部20bによって支持される。換言するとバイザ本体10に加わった衝撃は、複数段(例えば二段)によって支持され、バイザ本体10の支軸2に対する抜けが防止される。
しかも多段構成のうちの最終段は、内筒体20に設けられた第二の係合部20bである。そのためバイザ本体10の抜けは、確実に防止されやすい。
また抜け防止構造は、既存の構成部材(支軸2とクリップ4)によって構成され、部品点数を増やすことなく形成され得る。
【0033】
(実施の形態2)
実施の形態2を図5にしたがって説明する。
なお実施の形態2は、実施の形態1の支軸の先端部分が異なる形態であって、他の構成部分は実施の形態1と同じ形態である。したがってここでは、同じ部材の説明を割愛するとともに、同じ部材に関しては、実施の形態1と同じ番号を利用して説明する。
支軸2は、図5に示すように内筒体20が外筒体21によって覆われていない露出部分20aを先端側に有する。そして露出部分20aには、支軸2の軸中心側に窪み、リング溝状に設けられた第二の係合部20cが設けられている。
なお露出部分20aには、実施の形態1に設けられていたフレア状の第二の係合部(20b、図4参照)は、設けられていない。
【0034】
以上のように実施の形態2が構成される。
したがってバイザ本体10が外力を受けて、支軸2の抜ける方向へ移動しようとした場合、実施の形態1と同様に、先ず第一の係合部21aがクリップ4の移動を規制し、クリップ4を介してバイザ本体10の移動が規制される。
そして第一の係合部21a(支軸2の一部)がその外力を支持しきれず、破損(破損部分f)した場合は、クリップ4がバイザ本体10とともに支軸2の先端側へ移動する。
そして抜け止部43は、第二の係合部20cまで移動すると、図5に示すようにクリップ4の弾性戻りにより支軸2の軸芯側へ移動し、第二の係合部20cに係合する。かくしてバイザ本体10は、抜け止部43と第二の係合部20cとの係合によって、支軸2に対する抜け方向への移動が規制され、バイザ本体10が支軸2から抜けることが防止される。
【0035】
(実施の形態3)
実施の形態3を図6にしたがって説明する。
なお実施の形態3は、実施の形態1の支軸の先端部分が異なる形態であって、他の構成部分は実施の形態1と同じ形態である。したがってここでは、同じ部材の説明を割愛するとともに、同じ部材に関しては、実施の形態1と同じ番号を利用して説明する。
支軸2は、図6に示すように中実棒状に構成されており、先端寄りにリング溝状に形成された係合部2fを有する。そして係合部2fの後端側には、支軸2の外周面に対して除々に傾斜するとともに、クリップ4に設けられた抜け止部43の傾斜角とほぼ同じ傾斜角を有して形成された傾斜部2gが設けられている。
したがって抜け止部43は、傾斜部2gによって係合部2fに係合しやすい。そして抜け止部43は、図6に示すように軸受部材3に設けられた抜け止片35を介して支軸2に係合している。
なお実施の形態3における支軸2は、実施の形態1に設けられた第二の係合部20bを有さない(図2参照)。
【0036】
以上のように実施の形態3が構成されるため、バイザ本体10が外力を受けて、支軸2の抜けるA方向へ移動しようとした場合は、実施の形態1と同様に、抜け止部43が係合部2fを介して支軸2に当接し、バイザ本体10は、クリップ4を介して移動が規制される。
かくしてバイザ本体10は、支軸2から抜けることが防止される。
なおこの構造によると、クリップ4が破損する前に、支軸2の先端が破損するおそれが高い構造である。そして支軸2の先端は、例えば抜け止片35よりも軸方向への厚みが厚いために、破損時に大きなエネルギーが必要である。このためバイザ本体10は、支軸2の軸方向に抜けにくい。
【0037】
(実施の形態4)
実施の形態4を図7にしたがって説明する。
なお実施の形態4は、実施の形態1の支軸の先端部分が異なる形態であって、他の構成部分は実施の形態1と同じ形態である。したがってここでは、同じ部材の説明を割愛するとともに、同じ部材に関しては、実施の形態1と同じ番号を利用して説明する。
支軸2は、図7に示すように内筒体20が外筒体21によって覆われていない露出部分20dを先端寄りに有する。そして露出部分20dには、先端側に行くに連れて外周側方に除々に張り出して形成され、これによってフレア状に形成された係合部20eが形成されている。
なお支軸2は、図7に示すように実施の形態1に設けられたリング溝状の係合部21aを有さない。換言すると実施の形態4は、実施の形態1に設けられた第二の係合部20bと同様に構成された係合部20eを実施の形態1の第一の係合部21aに代えて有する。
【0038】
以上のように実施の形態4が構成される。
したがってバイザ本体10が支軸2の軸方向の抜ける方向側への外力を受けた場合、抜け止部43の係合部20eに対する係合により、クリップ4は、支軸2に対して軸方向への移動が防止される。そして係合部20eは、金属を素材として形成された内筒体20側に設けられている。したがって係合部20eは、破損しにくい。かくして抜け止部43は、係合部20eから外れにくく、係合部20eに対して強固に係合される。これによってバイザ本体10は、クリップ4を介して支軸2に対して軸方向に抜けにくくなっている。
【0039】
(実施の形態5)
実施の形態5を図8にしたがって説明する。
なお実施の形態5は、実施の形態1の支軸の先端部分が異なる形態であって、他の構成部分は実施の形態1と同じ形態である。したがってここでは、同じ部材の説明を割愛するとともに、同じ部材に関しては、実施の形態1と同じ番号を利用して説明する。
支軸2は、図8に示すようにクリップ4が係合可能な係合部(係合部2c,2d,2e)を軸方向に沿って複数(例えば三つ)有する。これら係合部2c,2d,2eのそれぞれは、支軸2の軸芯側へ窪んで、リング溝状に形成されている。そしてこれら係合部2c,2d,2eは、支軸2に略平行に所定間隔を隔て、並んで設けられている。
【0040】
以上のように実施の形態5が構成される。
そして通常(初期)の状態においては、抜け止部43が第一の係合部2cに係合した状態で支軸2に係合している。そのためバイザ本体10に外力(衝撃)が加わった場合は、第一の係合部2cによって外力が支持される。
そして第一の係合部2cがその外力を支持しきれない場合は、第一の係合部2cが破損(f1部分)し、外力が緩衝される。そして抜け止部43が支軸2の先端側に移動し、第二の係合部2dに係合する。そして第二の係合部2dによって外力が支持される。
【0041】
そして第二の係合部2dがその外力を支持しきれない場合は、第二の係合部2dが破損(f2部分)し、その外力が緩衝される。そして支軸2の先端側に移動した抜け止部43は、第三の係合部2eに係合し、外力は、第三の係合部2eにより支持される。
換言するとバイザ本体10に加わった外力は、複数の係合部2c,2d,2eによって順次支持されるとともに、順次緩衝される。そのためにバイザ本体10は、支軸2に対して抜けが防止される。
なおこの形態の場合は、支軸2が内筒体20と外筒体21とを有する二重管構造に限定されず、支軸2が樹脂ないし金属を素材とした一つの筒体、あるいは中実棒状によって形成される形態であっても構わない。
また各係合部2c,2d,2eが、外周側方に延出する構成であって、抜け止部43に係合可能な構成であっても構わない。
【0042】
また実施の形態1〜5は、図2などに示すように軸受部材3が抜け止片35を有する。しかし軸受部材3が抜け止片35を有さず、クリップ4の抜け止部43が直接、支軸2に対して係合する構成であってもよい。
この構成のクリップ4は、バイザ本体10が支軸の抜けるA方向(図2参照)に外力を受けた際に、案内部44が軸受部材3に当接し、これによって軸受部材3に対して移動せず、バイザ本体10がクリップ4を介して支軸2の軸方向への抜けを防止している。
【0043】
【発明の効果】
したがって本発明によれば、バイザ本体が支軸に対して抜けることを防止する抜け防止構造が合理的に構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用サンバイザの正面図である。
【図2】支軸、軸受部材、クリップ、キャップ及びバイザ本体の拡大断面図である。
【図3】支軸、軸受部材、クリップ、キャップ及びバイザ本体の斜視図である。
【図4】バイザ本体が支軸に装着された通常の状態における支軸とクリップとの関係を示す正面拡大図(a)と、バイザ本体が支軸に対して抜ける方向(矢印A方向)への外力を受けた場合の支軸とクリップとの関係を示す正面拡大図(b)(c)である。
【図5】実施の形態2の支軸の先端部分を示す正面図であって、実施の形態1の図4に相当する図である。
【図6】実施の形態3の支軸の先端部分を示す拡大断面図であって、実施の形態1の図2に相当する図である。
【図7】実施の形態4の支軸の先端部分を示す正面図であって、実施の形態1の図4に相当する図である。
【図8】実施の形態5の支軸の先端部分を示す正面図であって、実施の形態1の図4に相当する図である。
【符号の説明】
1…車両用サンバイザ
2…支軸
3…軸受部材
4…クリップ
2c,2d,2e,2f,20b,20c,20e,21a…係合部
10…バイザ本体
11,12…板材
20…内筒体
20a…露出部分
21…外筒体
33…クリップ収納部
40…第一当接部
41…第二当接部
42…弾性部
43…抜け止部

Claims (3)

  1. 支軸と、その支軸の軸周りに回動可能に装着されるバイザ本体とを備え、前記バイザ本体内には、前記支軸を回動可能に支持する軸受部材と、前記バイザ本体が前記支軸の軸周りに回動される際に、前記バイザ本体に対して回動トルクを付与するクリップを有する車両用サンバイザであって、
    前記軸受部材は、前記支軸が嵌挿される貫通孔と、嵌挿された支軸の途中を開口する開口部を有し、
    前記クリップは、板バネを素材として形成されるとともに、前記軸受部材の開口部に連設されたクリップ収納部に設置され、かつ前記バイザ本体側の前記軸受部材に当接する第一当接部と、その第一当接部の先端から折り返し状に支軸側へ延出する弾性部と、その弾性部の先端から折り返し状に延出し前記支軸に当接する第二当接部とを有し、
    前記弾性部は、その弾性力によって前記第二当接部を前記支軸側へ付勢し、
    前記第二当接部、前記バイザ本体が前記支軸から軸方向に抜けることを防止するための抜け止部を有し、前記支軸、前記抜け止部が係合可能な溝状の係合部を有し、
    前記抜け止部は、前記第二当接部の先端から前記支軸の先端に向けて斜めに延出して前記係合部に係合する構成であり、
    前記軸受部材は、前記抜け止部よりも前記支軸の先端側において前記係合部に向けて突出して前記係合部に係合する抜け止片を有していることを特徴とする車両用サンバイザ。
  2. 請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
    クリップは、第一当接部と、前記第一当接部の両端から折り返し状に支軸側へ延出する一対の弾性部と、前記各弾性部の先端から折り返し状に延出して前記支軸に当接する一対の第二当接部を有し、
    前記支軸先端側に位置する前記第二当接部に抜け止部が形成され、他の前記第二当接部の先端には前記支軸から離間方向に斜めに延出する案内部が形成されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  3. 金属を素材として形成された内筒体に、樹脂を素材として形成された外筒体を被せて構成される支軸と、その支軸の軸周りに回動可能に装着されるバイザ本体とを備え、前記バイザ本体内には、前記バイザ本体が前記支軸の軸周りに回動される際に、前記バイザ本体に対して回動トルクを付与するクリップを有する車両用サンバイザであって、
    前記バイザ本体が前記支軸から軸方向に抜けることを防止するために、前記クリップには、抜け止部が設けられており、
    前記支軸の先端寄りには、前記内筒体が前記外筒体によって覆われていない露出部分が形成されるとともに、その露出部分には、前記抜け止部が係合され得る係合部が設けられていることを特徴とする車両用サンバイザ。
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