JP6945506B2 - 透明化シート - Google Patents
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Description
液体を付与する前の状態ではヘイズ値が40%以上でかつ全光線透過率が85%以下を示し、液体を付与した後はヘイズ値が30%以下でかつ全光線透過率が86%以上を示すように変化し、下地の色あるいは模様を見えるようにする透明化シートであって、透明フィルム上に、無機微粒子、架橋されたポリビニルアルコール、および水に実質的に不溶かつ常温において蒸気圧を実質的に有さない脂肪族化合物として炭素原子が鎖状に連なった骨格構造を有する脂肪族化合物を少なくとも含有する多孔質層を有することを特徴とする透明化シート。
水に硝酸(2.5部)とアルミナ水和物(平均一次粒子径15nm)を添加し、のこぎり歯状ブレード型分散機を用いて、固形分濃度30質量%の無機微粒子分散液1を得た。無機微粒子分散液1中に分散しているアルミナ水和物の平均二次粒子径は160nmであった。この無機微粒子分散液1を用い、下記組成の多孔質層形成塗布液1を作製した。
無機微粒子分散液1 (無機微粒子の固形分として)100部
ポリビニルアルコール 12部
(ケン化度88%、平均重合度3500、分子量約150,000)
ホウ酸 0.5部
固形分濃度が16質量%になるように水で調整した。
n−ヘプタン 66部
固形パラフィン 34部
(日本精蝋(株)、Paraffin Wax 115 25℃における蒸気圧0Pa、25℃の水に不溶)
加熱溶融した固形パラフィンにn−ヘプタンを加え溶解した。
透明化シート1の作製において、脂肪族化合物塗布液1を下記組成の脂肪族化合物塗布液2へ変更した以外は同様とし透明化シート2を得た。多孔質層中に含まれる脂肪族化合物は10.7g/m2であり、無機微粒子であるアルミナ水和物に対し40質量%であった。
n−ヘプタン 35部
固形パラフィン 65部
(日本精蝋(株)、Paraffin Wax 115 25℃における蒸気圧0Pa、25℃の水に不溶)
加熱溶融した固形パラフィンにn−ヘプタンを加え溶解した。
水にジメチルジアリルアルミニウムクロライドホモポリマー(分子量:約9000)3部と気相法シリカ(平均一次粒径7nm、比表面積300m2/g)100部を添加し予備分散液を作製した後、高圧ホモジナイザーで処理して、固形分濃度20質量%の無機微粒子分散液2を作製した。無機微粒子分散液2中に分散している気相法シリカの平均二次粒子径は130nmであった。この無機微粒子分散液2を用い、下記組成の多孔質層形成塗布液2を作製した。
無機微粒子分散液2 (無機微粒子の固形分として)100部
ホウ酸 4部
ポリビニルアルコール 23部
(ケン化度88%、平均重合度3500)
固形分濃度が13質量%になるように水で調整した。
n−ヘプタン 27部
固形パラフィン 73部
(日本精蝋(株)、Paraffin Wax 115 25℃における蒸気圧0Pa、25℃の水に不溶)
加熱溶融した固形パラフィンにn−ヘプタンを加え溶解した。
透明化シート3の作製において、脂肪族化合物塗布液3を下記組成の脂肪族化合物塗布液4へ変更した以外は同様とし透明化シート4を得た。多孔質層中に含まれる脂肪族化合物は16.6g/m2であり、無機微粒子である気相法シリカに対し90質量%であった。
n−ヘプタン 8部
固形パラフィン 92部
(日本精蝋(株)、Paraffin Wax 115 25℃における蒸気圧0Pa、25℃の水に不溶)
加熱溶融した固形パラフィンにn−ヘプタンを加え溶解した。
透明化シート3の作製において、脂肪族化合物塗布液3を下記組成の脂肪族化合物塗布液5へ変更した以外は同様とし透明化シート5を得た。多孔質層中に含まれる脂肪族化合物は7.8g/m2であり、無機微粒子である気相法シリカに対し42質量%であった。
アセトン 60部
ミリスチン酸 40部
(東京化成工業(株)、25℃における蒸気圧0.65Pa、25℃の水に対する溶解度20mg/L)
アセトンにミリスチン酸を加え溶解した。
透明化シート3の作製において、脂肪族化合物塗布液3を下記組成の脂肪族化合物塗布液6へ変更した以外は同様とし透明化シート6を得た。多孔質層中に含まれる脂肪族化合物は7.8g/m2であり、無機微粒子である気相法シリカに対し42質量%であった。
アセトン 60部
ステアリン酸 40部
(東京化成工業(株)、25℃における蒸気圧0Pa、25℃の水に対する溶解度3mg/L)
アセトンにステアリン酸を加え溶解した。
透明化シート3の作製において、脂肪族化合物塗布液3を下記組成の脂肪族化合物塗布液7へ変更した以外は同様とし透明化シート7を得た。多孔質層中に含まれる脂肪族化合物は7.7g/m2であり、無機微粒子である気相法シリカに対し42質量%であった。
エタノール 60部
ステアリルアルコール 40部
(東京化成工業(株)、25℃における蒸気圧0Pa、25℃の水に対する溶解度0.0011mg/L)
加熱溶融したステアリルアルコールにエタノールを加え溶解した。
透明化シート3の作製において、脂肪族化合物塗布液3を下記組成の脂肪族化合物塗布液8へ変更した以外は同様とし透明化シート8を得た。多孔質層中に含まれる脂肪族化合物は7.9g/m2であり、無機微粒子である気相法シリカに対し43質量%であった。
エタノール 60部
アラキジン酸メチル 40部
(東京化成工業(株)、25℃における蒸気圧0Pa、25℃の水に不溶)
加熱溶融したアラキジン酸メチルにエタノールを加え溶解した。
透明化シート1の作製において、脂肪族化合物塗布液1を塗布しない以外は同様とし透明化シート9を得た。
透明化シート3の作製において、脂肪族化合物塗布液3を塗布しない以外は同様とし透明化シート10を得た。
透明化シート3の作製において、脂肪族化合物塗布液3を下記組成の脂肪族化合物塗布液9へ変更した以外は同様とし透明化シート11を得た。多孔質層中に含まれる脂肪族化合物は10g/m2であり、無機微粒子である気相法シリカに対し54質量%であった。
水 60部
エチレングリコール 40部
(東京化成工業(株)、25℃における蒸気圧7Pa以上、25℃の水に易溶)
水にエチレングリコールを加え溶解した。
透明化シート3の作製において、脂肪族化合物塗布液3を下記組成の脂肪族化合物塗布液10へ変更した以外は同様とし透明化シート12を得た。多孔質層中に含まれる脂肪族化合物は10.6g/m2であり、無機微粒子である気相法シリカに対し57質量%であった。
水 60部
グリセリン 40部
(純正化学(株)、25℃における蒸気圧0.01Pa、25℃の水に易溶)
水にグリセリンを加え溶解した。
透明化シート3の作製において、脂肪族化合物塗布液3を下記組成の脂肪族化合物塗布液11へ変更した以外は同様とし透明化シート13を得た。多孔質層中に含まれる脂肪族化合物は7.9g/m2であり、無機微粒子である気相法シリカに対し43質量%であった。
アセトン 60部
デカン酸 40部
(東京化成工業(株)、25℃における蒸気圧0.004Pa、25℃の水に対する溶解度150mg/L)
アセトンにデカン酸を加え溶解した。
上記透明化シート1〜13のそれぞれを水に30秒間浸漬し、引き上げた後、表面に残った水滴をエアで吹き飛ばした。この状態で多孔質層の空隙は水で飽和している。
上記透明化シート1〜13について、水の付与の前後における全光線透過率及びヘイズを、スガ試験機(株)製、HZ−V3型を用い測定を行った。その結果を表1に示す。
上記透明化シート1〜13について、水の付与の前後で、模様を印刷したシートを透明化シートの透明フィルム側に5cm離して置き、多孔質層側から透明化シートを通して模様を見たときの模様の見え方について以下の基準にて評価を行った。その結果を表1に示す。
× :水を付与する前においてもはっきりと模様を認識できる。
かつ水を付与した後においてもはっきりと模様を認識できる。
△ :水を付与する前は模様をある程度認識できるが、はっきりとは認識できない。
かつ水を付与した後ははっきりと模様を認識できる。
○ :水を付与する前は模様を認識できない。
かつ水を付与した後ははっきりと模様を認識できる。
上記透明化シート1〜13について、水の付与および自然放置による乾燥の操作を10回繰り返し実施した後、水の付与の前における全光線透過率及びヘイズを、スガ試験機(株)製、HZ−V3型を用い測定を行い、上記水の付与の前後における全光線透過率及びヘイズの測定における、水の付与前の全光線透過率及びヘイズとの差について、以下の基準にて評価を行った。その結果を表1に示す。
× :全光線透過率及びヘイズの上記差のうち、大きい方が10%を超える。
△ :全光線透過率及びヘイズの上記差のうち、大きい方が1%から10%である。
○ :全光線透過率及びヘイズの上記差のうち、大きい方が1%未満である。
上記透明化シート1〜13について、30℃40%RHの環境下に20日間放置した後、水の付与の前における全光線透過率及びヘイズを、スガ試験機(株)製、HZ−V3型を用い測定を行い、上記水の付与の前後における全光線透過率及びヘイズの測定における、水の付与前の全光線透過率及びヘイズとの差について、以下の基準にて評価を行った。その結果を表1に示す。
× :全光線透過率及びヘイズの上記差のうち、大きい方が5%を超える。
△ :全光線透過率及びヘイズの上記差のうち、大きい方が1%から5%である。
○ :全光線透過率及びヘイズの上記差のうち、大きい方が1%未満である。
Claims (1)
- 液体を付与する前の状態ではヘイズ値が40%以上でかつ全光線透過率が85%以下を示し、液体を付与した後はヘイズ値が30%以下でかつ全光線透過率が86%以上を示すように変化し、下地の色あるいは模様を見えるようにする透明化シートであって、透明フィルム上に、無機微粒子、架橋されたポリビニルアルコール、および水に実質的に不溶かつ常温において蒸気圧を実質的に有さない脂肪族化合物として炭素原子が鎖状に連なった骨格構造を有する脂肪族化合物を少なくとも含有する多孔質層を有することを特徴とする透明化シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018129590A JP6945506B2 (ja) | 2018-07-09 | 2018-07-09 | 透明化シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018129590A JP6945506B2 (ja) | 2018-07-09 | 2018-07-09 | 透明化シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020006579A JP2020006579A (ja) | 2020-01-16 |
JP6945506B2 true JP6945506B2 (ja) | 2021-10-06 |
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ID=69150217
Family Applications (1)
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JP2018129590A Active JP6945506B2 (ja) | 2018-07-09 | 2018-07-09 | 透明化シート |
Country Status (1)
Country | Link |
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Family Cites Families (3)
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JP2011168765A (ja) * | 2010-01-21 | 2011-09-01 | Pilot Ink Co Ltd | 不可逆温度インジケーター及びそれを用いた不可逆温度インジケーターセット |
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2018
- 2018-07-09 JP JP2018129590A patent/JP6945506B2/ja active Active
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