JP6944840B2 - 防音壁 - Google Patents

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Description

本発明は、車両から発生する騒音を低減させる防音壁に関する。
鉄道の騒音対策として、軌道沿線に防音壁を設けることが行われている。騒音低減効果を高めるためには、防音壁の高さを高くすることが有効である。しかし、防音壁の高さを高くすると、日照、景観、眺望が悪化し、圧迫感が生じ、電波障害や耐風圧荷重の増加などの問題が生じる。
そこで、特許文献1には、直立壁の上端部に反音源側に傾斜した傾斜壁を設け、直立壁の上端及び傾斜壁の上端に、音源側に向かって第1及び第2の再分岐壁を設けた防音壁が開示されている。防音壁の上側から来る音Aは、傾斜壁によって上方へ反射、もしくは再分岐壁の先端で回折し減衰する。車輪とレールとの接触によって生じた音Bは、再分岐壁によって上方に指向性が強められる。また、音Bのうち、再分岐壁の先端で回折し軌道外部方向へと向かう音は、最分岐壁で反射し、後から来た音と干渉し打ち消し合う。
特開平9−273123号公報
しかしながら、特許文献1の防音壁は、傾斜壁および分岐壁が直立壁よりも外側(反音源側)に張り出しているため、私有地に張り出している場合には、空中権の帰属問題が生じる。また、私有地に張り出すことにより、日照、景観、眺望が悪化し、圧迫感が生じるなどする。よって、私有地に張り出さないように、防音壁を軌道側に寄せる必要がある。
また、特許文献1の防音壁は、形状が複雑であり、製造に手間がかかる。また、張り出し部に雪が積もる場合があり、雪の重みを考慮した、より頑丈な設計が必要となる。
そこで、本発明は、形状が単純で外側への張り出し量を抑えることができるとともに、積雪量を抑えることが可能な防音壁を提供することを目的とする。
本発明は、車両から発生する騒音を低減させる防音壁であって、立てて設けられ、前記車両の側面に対向する直立壁と、前記直立壁における前記車両とは反対側の側面に沿って設けられた吸音部材と、を有し、前記騒音の周波数は、1000Hz以下であり、前記吸音部材は、板状であって、吸音性を有する材料からなり、前記吸音部材の上端は、前記直立壁の上端に位置しており、前記吸音部材の上下方向の長さは、減音対象の周波数の音の波長の1/2にされていることを特徴とする。

本発明によると、直立壁における車両とは反対側の側面に沿って、吸音性を有する吸音部材を設ける。音源からの騒音は、直立壁の上端で回折し、回折した騒音のうち、吸音部材の方へ伝播した騒音は、吸音部材により吸音される。これにより、受音点における音圧レベルを低減させることができる。また、直立壁における車両とは反対側(反音源側)の側面に吸音部材を設けるという単純な構造であり、直立壁よりも外側(反音源側)に張り出している部分を、吸音部材だけにできるので、直立壁よりも外側(反音源側)への張り出し量を、吸音部材の厚みにまで抑えることができる。よって、直立壁よりも外側に張り出している部分に雪が積もる場合に、積雪量を抑えることができる。
防音壁の側面図である。 騒音の伝搬経路を示す説明図である。 変形例における、防音壁の側面図である。 変形例における、防音壁の側面図である。 変形例における、防音壁の側面図である。 吸音部材による騒音低減量をシミュレーションにより評価した結果を示す図である。 直立壁の音源側の側面に吸音部材を設けた場合と、直立壁の反音源側の側面に吸音部材を設けた場合とで、騒音低減量をシミュレーションにより評価した結果を示す図である。 特許文献1の防音壁と本実施形態の防音壁とを示す側面図である。 特許文献1の防音壁と、本実施形態の防音壁とで、騒音低減量をそれぞれシミュレーションにより評価した結果を示す図である。 防音壁の側面図である。 吸音部材の上端の位置を異ならせて、騒音低減量をシミュレーションにより評価した結果を示す図である。 吸音部材の上下方向の長さを異ならせて、騒音低減量をシミュレーションにより評価したときの、315Hzの集電系音に対する結果を示す図である。 吸音部材の上下方向の長さを異ならせて、騒音低減量をシミュレーションにより評価したときの、1000Hzの集電系音に対する結果を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(防音壁の構成)
本発明の実施形態による防音壁は、車両から発生する騒音を低減させるものである。新幹線等の鉄道において、主要な騒音となるのは、車両下部音、集電系音、上部空力音、構造物音である。ここで、車両下部音とは、転動音、台車周りの空力音などであり、集電系音とは、パンタグラフ空力音などの架線・パンタグラフ系から発生する音である。また、上部空力音とは、車両連結部などの空力音であり、構造物音とは、高架構造物からの振動放射音である。
防音壁1の側面図である図1に示すように、防音壁1は、直立壁2と、吸音部材3と、を有している。直立壁2は、地面に立てて設けられ、車両11の側面に対向している。吸音部材3は、直立壁2における車両11とは反対側の側面に沿って設けられている。
本実施形態において、直立壁2は、吸音性能を持たない剛壁であるが、吸音性能を有するものであってもよい。直立壁2は、例えば高さが3mである。
吸音部材3は、板状であって、吸音性を有している。なお、吸音部材3は、表面に多少の凹凸があったり、角部が曲面にされていてもよい。本実施形態において、吸音部材3は、吸音性を有する材料からなる。吸音性を有する材料としては、ロックウール、グラスウール、セラミック、発泡コンクリートなどを用いることができる。吸音性を有する材料は、その材質などに応じてボルト、ピン、接着剤、金網などによって取り付けられる。
なお、吸音部材3の厚みは、上端から下端にわたって一様であってもよいし、一様でなくてもよい。左右方向についても同様である。
また、吸音部材3は、内部が空洞の箱状であって、表面が多孔板にされた構成であってもよい。この場合、多孔板と吸音部材3の内部の空気層とにより吸音を行うことができる。多孔板と空気層とによる吸音原理は公知であるため、その説明を省略する。
本実施形態において、吸音部材3は、直立壁2の壁面に取り付けられている。吸音部材3の上端は、直立壁2の上端に位置している。吸音部材3の上下方向の長さは、減音対象である周波数の音の波長の1/2にされている。なお、吸音部材3の上端は、直立壁2の上端から多少ずれていてもよい。
ここで、受音点Rは、直立壁2に対して車両11とは反対側であって、直立壁2の上端よりも下方に位置している。受音点Rは、例えば、軌道から25m離れた位置であって、地上から1.2mの高さの位置に設けられる。
騒音の伝搬経路を示す説明図である図2に示すように、車両11の上部に位置する音源Sからの騒音A(集電系音、上部空力音)は、直立壁2の上端で回折する。回折した騒音Aのうち、吸音部材3の方へ伝播した騒音A1は、吸音部材3により吸音される。これにより、受音点Rにおける音圧レベルを低減させることができる。なお、車両11の下部に位置する音源からの騒音(車両下部音、構造物音)に対しても、同様の効果を奏する。
また、直立壁2における車両11とは反対側の側面に吸音部材3を設けるという単純な構造であり、直立壁2よりも外側(反音源側)に張り出している部分を、吸音部材3だけにできるので、直立壁2よりも外側(反音源側)への張り出し量を、吸音部材3の厚みにまで抑えることができる。よって、直立壁2よりも外側に張り出している部分に雪が積もる場合に、積雪量を抑えることができる。
また、吸音部材3を直立壁2の壁面に取り付ける構成とすることで、吸音部材3を直立壁2に後付けで取り付けることができる。よって、直立壁2を改造する必要がなく、吸音部材3の追加も容易であるため、製造および施工のコストを削減することができる。
また、吸音部材3の上端を直立壁2の上端に位置させることで、直立壁2の上端で回折した騒音を効率よく低減させることができる。
また、吸音部材3の上下方向の長さを、減音対象の周波数の音の波長の1/2にすることで、減音対象の周波数の騒音を十分に低減させることができる。
(変形例)
なお、防音壁1の側面図である図3に示すように、直立壁2は、基部2aと、この基部2aに取り付けられ、基部2aから上方に延びる延長部2bと、を有し、この延長部2bの壁面に沿って吸音部材3が取り付けられていてもよい。吸音部材3の上端は、延長部2bの上端に位置している。このような構成とすることで、吸音部材3が設けられた延長部2bを基部2aに後付けで取り付けることができる。よって、基部2aを改造する必要がなく、吸音部材3の追加も容易であるため、製造および施工のコストを削減することができる。
また、防音壁1の側面図である図4に示すように、吸音部材3が、直立壁2の壁面に埋め込まれていてもよい。図4では、吸音部材3の反音源側の側面と直立壁2の反音源側の側面とは、段差なく同一平面に納まっている(面一である)。吸音部材3を直立壁2の壁面に埋め込むことで、直立壁2よりも外側(反音源側)への張り出し量をさらに抑えることができる。よって、直立壁2よりも外側に張り出している部分に雪が積もる場合に、積雪量をさらに抑えることができる。なお、図3の延長部2bの壁面に吸音部材3が埋め込まれていてもよい。
また、防音壁1の側面図である図5に示すように、直立壁2の音源側の側面にも、吸音部材5が設けられていてもよい。吸音部材5は、直立壁2の側面に取り付けられていても、埋め込まれていてもよい。吸音部材5の上下長さは、直立壁2の上下長さと同じであってもよいし、それより短くてもよい。吸音部材5の上端は、直立壁2の上端に位置していてもよいし、直立壁2の上端よりも下方に位置していてもよい。吸音部材5が騒音を吸音することで、受音点Rにおける音圧レベルをさらに低減させることができる。
(評価)
次に、吸音部材3による騒音低減量をシミュレーションにより評価した。評価は、高さ3mの直立壁2のみの構成を基準とし、直立壁2の上端からその下方に0.8mの領域に吸音部材3を設けて、受音点Rにおける集電系音の騒音レベルの、基準に対する低減量を算出することで行った。ここで、吸音部材3の厚みを「0」とし、吸音部材3による吸音効果のみを考慮した。また、受音点Rは、軌道から25m離れた位置であって、地上から1.2mの高さの位置に設定した。その結果を図6に示す。
反音源側に吸音部材3を設けることで、集電系音が最大で約1.7dB低減していることがわかる。ここで、集電系音の周波数帯は50Hzから10kHzであり、主要な周波数帯は250Hzから1000Hzである。図6から、特に250Hz帯付近の低周波の騒音を効果的に低減できることがわかる。
次に、直立壁2の音源S側の側面に吸音部材3を設けた場合と、直立壁2の反音源側の側面に吸音部材3を設けた場合とで、騒音低減量をシミュレーションにより評価した。評価は、高さ3mの直立壁2のみの構成を基準とし、直立壁2の上端からその下方に0.8mの領域に吸音部材3を設けて、受音点Rにおける集電系音の騒音レベルの、基準に対する低減量を算出することで行った。ここで、吸音部材3の厚みを「0」とし、吸音部材3による吸音効果のみを考慮した。また、受音点Rは、軌道から25m離れた位置であって、地上から1.2mの高さの位置に設定した。その結果を図7に示す。
直立壁2の音源S側の側面に吸音部材3を設けるよりも、直立壁2の反音源側の側面に吸音部材3を設けた方が、集電系音を効果的に低減できることがわかる。
次に、特許文献1の防音壁と、本実施形態の防音壁1とで、騒音低減量をそれぞれシミュレーションにより評価した。評価は、高さ3mの直立壁2のみの構成を基準とし、受音点Rにおける集電系音の騒音レベルの、基準に対する低減量を算出することで行った。
特許文献1の防音壁21と本実施形態の防音壁1とを示す側面図である図8に示すように、左右方向において、特許文献1の防音壁21の反音源側の端の位置と、本実施形態の防音壁1の反音源側の端の位置とを一致させた。特許文献1の防音壁21は、吸音性能を持たない剛壁とした。一方、本実施形態の防音壁1では、直立壁2の上端からその下方に0.8mの領域に吸音部材3を設けた。ここで、吸音部材3の厚みを「0」とし、吸音部材3による吸音効果のみを考慮した。また、受音点Rは、軌道から25m離れた位置であって、地上から1.2mの高さの位置に設定した。その結果を図9に示す。
本実施形態の防音壁1の方が、特許文献1の防音壁21よりも、全帯域において騒音低減効果が高いことがわかる。
次に、吸音部材3の上端の位置を異ならせて、騒音低減量をシミュレーションにより評価した。評価は、高さ3mの直立壁2のみの構成を基準とし、受音点における集電系音の騒音レベルの、基準に対する低減量を算出することで行った。防音壁1の側面図である図10に示すように、吸音部材3の上下方向の長さを0.4mとし、直立壁2の上端から吸音部材3の上端までの上下方向の長さlを0m、0.1m、0.4mに異ならせた。ここで、吸音部材3の厚みを「0」とし、吸音部材3による吸音効果のみを考慮した。また、受音点Rは、軌道から25m離れた位置であって、地上から1.2mの高さの位置に設定した。その結果を図11に示す。
長さlが長くなるほど騒音低減効果が低下することがわかる。よって、吸音部材3の上端が直立壁2の上端に位置(長さl=0m)している方が、集電系音を効果的に低減できることがわかる。
次に、吸音部材3の上下方向の長さを異ならせて、騒音低減量をシミュレーションにより評価した。評価は、高さ3mの直立壁2のみの構成を基準とし、受音点Rにおける集電系音の騒音レベルの、基準に対する低減量を周波数(1/3オクターブ)ごとに算出することで行った。吸音部材3の上端を直立壁2の上端に位置させて、吸音部材3の上下方向の長さを0.1〜1.6mの範囲で変化させた。ここで、吸音部材3の厚みを「0」とし、吸音部材3による吸音効果のみを考慮した。また、受音点Rは、軌道から25m離れた位置であって、地上から1.2mの高さの位置に設定した。315Hzの集電系音に対する結果を図12に示す。また、1000Hzの集電系音に対する結果を図13に示す。
315Hzの集電系音に対しては、吸音部材3の上下方向の長さが0.4m、0.6mのときに騒音低減効果が大きくなることがわかる。また、1000Hzの集電系音に対しては、吸音部材3の上下方向の長さが0.2mのときに騒音低減効果が大きくなることがわかる。
音速を340m/秒とすると、315Hzの集電系音の波長(λ)の1/2は0.54mであり、1000Hzの集電系音の波長の1/2は0.17mである。よって、吸音部材3の上下方向の長さが、減音対象の周波数の音の波長の1/2であるときに、減音対象の周波数の騒音を低減させる効果が大きくなること、言い換えれば、吸音部材3の上下方向の長さに応じて、騒音低減効果が大きくなる周波数が変化することがわかる。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係る防音壁1によると、直立壁2における車両11とは反対側の側面に沿って、吸音性を有する吸音部材3を設ける。音源Sからの騒音Aは、直立壁2の上端で回折し、回折した騒音Aのうち、吸音部材3の方へ伝播した騒音A1は、吸音部材3により吸音される。これにより、受音点Rにおける音圧レベルを低減させることができる。また、直立壁2における車両11とは反対側の側面に吸音部材3を設けるという単純な構造であり、直立壁2よりも外側(反音源側)に張り出している部分を、吸音部材3だけにできるので、直立壁2よりも外側(反音源側)への張り出し量を、吸音部材3の厚みにまで抑えることができる。よって、直立壁2よりも外側に張り出している部分に雪が積もる場合に、積雪量を抑えることができる。
また、図3に示すように、延長部2bに吸音部材3を設ける構成とした場合には、吸音部材3が設けられた延長部2bを基部に後付けで取り付けることができる。よって、基部2aを改造する必要がなく、吸音部材3の追加も容易であるため、製造および施工のコストを削減することができる。
また、図1に示すように、吸音部材3を直立壁2の壁面に取り付ける構成とすることで、吸音部材3を直立壁2に後付けで取り付けることができる。よって、直立壁2を改造する必要がなく、吸音部材3の追加も容易であるため、製造および施工のコストを削減することができる。
また、図4に示すように、吸音部材3を直立壁2の壁面に埋め込むことで、直立壁2よりも外側(反音源側)への張り出し量をさらに抑えることができる。よって、直立壁2よりも外側に張り出している部分に雪が積もる場合に、積雪量をさらに抑えることができる。
また、吸音部材3の上端を直立壁2の上端に位置させることで、直立壁2の上端で回折した騒音を効率よく低減させることができる。
また、吸音部材3の上下方向の長さを、減音対象の周波数の音の波長の1/2にすることで、減音対象の周波数の騒音を十分に低減させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 防音壁
2 直立壁
2a 基部
2b 延長部
3 吸音部材
5 吸音部材
11 車両
21 特許文献1の防音壁

Claims (4)

  1. 車両から発生する騒音を低減させる防音壁であって、
    立てて設けられ、前記車両の側面に対向する直立壁と、
    前記直立壁における前記車両とは反対側の側面に沿って設けられた吸音部材と、
    を有し、
    前記騒音の周波数は、1000Hz以下であり、
    前記吸音部材は、板状であって、吸音性を有する材料からなり、
    前記吸音部材の上端は、前記直立壁の上端に位置しており、
    前記吸音部材の上下方向の長さは、減音対象の周波数の音の波長の1/2にされていることを特徴とする防音壁。
  2. 前記直立壁は、
    基部と、
    前記基部に取り付けられ、前記基部から上方に延びる延長部と、
    を有し、
    前記吸音部材は、前記延長部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の防音壁。
  3. 前記吸音部材が、前記直立壁の壁面に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防音壁。
  4. 前記吸音部材が、前記直立壁の壁面に埋め込まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防音壁。
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