JPH0885920A - 防音壁 - Google Patents
防音壁Info
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- JPH0885920A JPH0885920A JP4241895A JP4241895A JPH0885920A JP H0885920 A JPH0885920 A JP H0885920A JP 4241895 A JP4241895 A JP 4241895A JP 4241895 A JP4241895 A JP 4241895A JP H0885920 A JPH0885920 A JP H0885920A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸音効果が高く、コスト面でも有利なものと
する。 【構成】 上方に立ち上がった立壁部1を備えた壁体1
0の立壁部1の内側、外側のいずれか又は両方の面に吸
音材2若しくは中空構造体4を1又は2以上取付けたも
のである。
する。 【構成】 上方に立ち上がった立壁部1を備えた壁体1
0の立壁部1の内側、外側のいずれか又は両方の面に吸
音材2若しくは中空構造体4を1又は2以上取付けたも
のである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄道、高速道路、住
宅、工場、空港等の騒音が気になる場所に設置される防
音壁に関する。
宅、工場、空港等の騒音が気になる場所に設置される防
音壁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防音壁としては、多孔質のコンク
リート板を立設したものや、アルミニウム等の金属板や
FRPをボックス状にして内部にグラスウール等を入れ
たものを組合わせて壁に構成したものが知られている。
また、ボックスに形成する材料として、最近はセラミッ
クも使用されている。
リート板を立設したものや、アルミニウム等の金属板や
FRPをボックス状にして内部にグラスウール等を入れ
たものを組合わせて壁に構成したものが知られている。
また、ボックスに形成する材料として、最近はセラミッ
クも使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多孔質のコンクリート
板のみからなる防音壁は、吸音効果が十分ではなく、耐
衝撃性に劣り、水に濡れると強度が低下するものであっ
た。また、各種材料から形成されたボックス状のものの
内部にグラスウール等を入れたものでは、吸音効果は高
いがこれらで壁体を構成するとコスト的に高価なものと
なっていた。
板のみからなる防音壁は、吸音効果が十分ではなく、耐
衝撃性に劣り、水に濡れると強度が低下するものであっ
た。また、各種材料から形成されたボックス状のものの
内部にグラスウール等を入れたものでは、吸音効果は高
いがこれらで壁体を構成するとコスト的に高価なものと
なっていた。
【0004】そこで、 この発明は、吸音効果が高く、
コスト面でも有利である防音壁を提供することを目的と
する。
コスト面でも有利である防音壁を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、上方に立ち上がった立壁部を備えた壁
体の立壁部の内側、外側のいずれか又は両方の面に吸音
材若しくは中空構造体を1又は2以上取付けたものであ
る。また、この発明は、上方に立ち上った立壁部とこの
立壁部の上端で音源側及び/又は反音源側へ折れ曲がっ
たひさし部とを備えた壁体の立壁部の内側、外側、ひさ
し部の上面、下面のいずれか1つ又は2以上の面に吸音
材若しくは中空構造体を取付けたものである。
め、この発明は、上方に立ち上がった立壁部を備えた壁
体の立壁部の内側、外側のいずれか又は両方の面に吸音
材若しくは中空構造体を1又は2以上取付けたものであ
る。また、この発明は、上方に立ち上った立壁部とこの
立壁部の上端で音源側及び/又は反音源側へ折れ曲がっ
たひさし部とを備えた壁体の立壁部の内側、外側、ひさ
し部の上面、下面のいずれか1つ又は2以上の面に吸音
材若しくは中空構造体を取付けたものである。
【0006】
【作用】この発明では、例えば鉄道の側部に設けられた
既存のコンクリート製等の壁体に吸音材あるいは中空構
造体をボルト等で簡単に脱着でき、吸音効果が高く、コ
スト面で有利である。
既存のコンクリート製等の壁体に吸音材あるいは中空構
造体をボルト等で簡単に脱着でき、吸音効果が高く、コ
スト面で有利である。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
照にして説明する。
【0008】図1に示す実施例では、上方に立ち上がっ
た立壁部1を備えた壁体10の音源側の面(内側)の上
半分に吸音材2をボルト等で取付けたものである。これ
は立壁部1上端からの回折波を減衰することができる。
あるいは、図1に示す二点鎖線の吸音材2を立壁部1の
外側にかつ立壁部1の全高にわたって取付けてもよい。
立壁部1の外側にのみ吸音材2を設けた場合には、回折
波の反射を減衰することができる。あるいは、立壁部1
の内側と外側の両方に吸音材2を取付けることもでき
る。さらに加えて、立壁部1の内側の下半分にも吸音材
2を取付けてもよい。立壁部1の上半分あるいは下半分
に吸音材2を取付ければ、使用する吸音材2が少なくて
すみ経済的である。
た立壁部1を備えた壁体10の音源側の面(内側)の上
半分に吸音材2をボルト等で取付けたものである。これ
は立壁部1上端からの回折波を減衰することができる。
あるいは、図1に示す二点鎖線の吸音材2を立壁部1の
外側にかつ立壁部1の全高にわたって取付けてもよい。
立壁部1の外側にのみ吸音材2を設けた場合には、回折
波の反射を減衰することができる。あるいは、立壁部1
の内側と外側の両方に吸音材2を取付けることもでき
る。さらに加えて、立壁部1の内側の下半分にも吸音材
2を取付けてもよい。立壁部1の上半分あるいは下半分
に吸音材2を取付ければ、使用する吸音材2が少なくて
すみ経済的である。
【0009】吸音材2としては、アルミニウム,FR
P,セラミックス等を偏平な箱状に形成したボックス2
1の内部にグラスウール等の繊維22を充填したものが
使用できる。また、ボックス21の表面側には小孔23
を穿設してもよい。また、ボックス21には立壁部1に
この吸音材2を取付けるための取付孔24を形成してあ
る。
P,セラミックス等を偏平な箱状に形成したボックス2
1の内部にグラスウール等の繊維22を充填したものが
使用できる。また、ボックス21の表面側には小孔23
を穿設してもよい。また、ボックス21には立壁部1に
この吸音材2を取付けるための取付孔24を形成してあ
る。
【0010】使用する繊維22としては、繊維径分布の
中心が30デニール以下の短繊維を素材として平均見掛
け密度0.04〜0.15g/cm3 の繊維成形体に成形
して成るものを使用すると好適である。30デニール以
下の短い短繊維を用いるとともに見掛け密度を所定範囲
に収めることで繊維成形体内部の通気抵抗を大きくして
吸音特性を良好にしている。仮りに、30デニール以上
の繊維を用いると、同一見掛け密度において疎な状態に
なり、通気抵抗が上がらず吸音特性の劣ったものにな
る。そこで、これを見掛け密度の高いものにするだけで
吸音特性を改善しようとすると、硬くなり過ぎて音を反
射し易くなり、逆に防音性能は低下する。さらにこれら
の観点から見掛け密度の上限は0.15g/cm3 に設定
する必要がある。一方、30デニール以下の細い繊維を
用いても、見掛け密度が0.04g/cm3 以下では、通
気抵抗が大きくならず、吸音性を期待することができず
防音性能が不十分となる。短繊維の材質としては、例え
ば、ポリエステル,ポリプロピレン,ポリエチレン,ナ
イロン,ビニロン等の合成繊維の他に、羊毛,綿,麻等
の天然繊維を使用することもできる。この場合瀝青質あ
るいはその類似材料を溶融紡糸あるいはその他の方法で
繊維状にし、これを前述した短繊維の中に10重量%以
上混入するか、あるいは単独で使用した繊維成形体の成
形品を使用することによっても、大きな遮音・吸音効果
が得られる。瀝青質の類似材料としては、瀝青質の脆さ
や温度依存性を樹脂やゴムあるいは熱可塑性エラストマ
ー等で改質した瀝青質を30重量%以上含むものが使用
される。このような瀝青質またはその類似材料を繊維状
にしたものを使用して大きな遮音・吸音効果が得られる
理由は、瀝青質の制振性が繊維成形体の中に付与され、
遮音・吸音性のみならず振動を抑制する機能が得られる
ためである。
中心が30デニール以下の短繊維を素材として平均見掛
け密度0.04〜0.15g/cm3 の繊維成形体に成形
して成るものを使用すると好適である。30デニール以
下の短い短繊維を用いるとともに見掛け密度を所定範囲
に収めることで繊維成形体内部の通気抵抗を大きくして
吸音特性を良好にしている。仮りに、30デニール以上
の繊維を用いると、同一見掛け密度において疎な状態に
なり、通気抵抗が上がらず吸音特性の劣ったものにな
る。そこで、これを見掛け密度の高いものにするだけで
吸音特性を改善しようとすると、硬くなり過ぎて音を反
射し易くなり、逆に防音性能は低下する。さらにこれら
の観点から見掛け密度の上限は0.15g/cm3 に設定
する必要がある。一方、30デニール以下の細い繊維を
用いても、見掛け密度が0.04g/cm3 以下では、通
気抵抗が大きくならず、吸音性を期待することができず
防音性能が不十分となる。短繊維の材質としては、例え
ば、ポリエステル,ポリプロピレン,ポリエチレン,ナ
イロン,ビニロン等の合成繊維の他に、羊毛,綿,麻等
の天然繊維を使用することもできる。この場合瀝青質あ
るいはその類似材料を溶融紡糸あるいはその他の方法で
繊維状にし、これを前述した短繊維の中に10重量%以
上混入するか、あるいは単独で使用した繊維成形体の成
形品を使用することによっても、大きな遮音・吸音効果
が得られる。瀝青質の類似材料としては、瀝青質の脆さ
や温度依存性を樹脂やゴムあるいは熱可塑性エラストマ
ー等で改質した瀝青質を30重量%以上含むものが使用
される。このような瀝青質またはその類似材料を繊維状
にしたものを使用して大きな遮音・吸音効果が得られる
理由は、瀝青質の制振性が繊維成形体の中に付与され、
遮音・吸音性のみならず振動を抑制する機能が得られる
ためである。
【0011】また、繊維成形体は結合剤を含みかつ平板
状に予備成形された短繊維集合体(予備成形体)をモー
ルド内にセットし、加熱圧縮成形することによっても得
ることができる。このような予備成形体としては、ポリ
エステル繊維をポリエチレン,低融点ポリエステル繊維
あるいは瀝青質繊維等の結合剤で固めたものを使用する
ことができる。
状に予備成形された短繊維集合体(予備成形体)をモー
ルド内にセットし、加熱圧縮成形することによっても得
ることができる。このような予備成形体としては、ポリ
エステル繊維をポリエチレン,低融点ポリエステル繊維
あるいは瀝青質繊維等の結合剤で固めたものを使用する
ことができる。
【0012】繊維成形体は、以上述べたような種々の成
形法で得ることができるが、一層均質な充填を行い密度
分布を小さくするためには、開繊しばらばらになった繊
維を気体(空気)とともにモールド内へ吹き込み、多数
の網目よりこの空気のみを排出し、短繊維のみをモール
ド内に充填して成形する方法を採用するのが好ましい。
このような空気搬送式の充填法により、自由な形状の充
填が可能となり、全体に均質で軟らかい多孔質なものを
得ることができる。このようにして得られる充填物を成
形固化するためには結合剤が必要である。この結合剤と
しては、加熱溶融しかつ反応固化するフェノール樹脂あ
るいは蒸気吹き込みにより反応固化するウレタン系接着
剤等種々の材質が考えられるが、繊維状の形状を備えた
結合剤が好適に使用できる。このような繊維状の結合剤
としては、加熱あるいは蒸気によって溶融する低融点の
ポリエステル繊維、あるいは加熱によって溶融しかつ冷
却によって固化するポリエチレンやポリプロピレンの繊
維を使用することができる。望ましくは、繊維素材が低
融点成分と高融点成分から構成され、低融点成分が高融
点成分の外側、すなわち繊維表面となるように配置して
成る複合繊維が耐久性および音響性能の面から好都合で
ある。すなわち、この複合繊維を低融点成分の融点より
高くかつ高融点成分の融点より低い温度で加熱成形すれ
ば、結合剤繊維も完全な繊維状態のまま低融点成分の溶
融により結合でき、高い耐久性と音響性能を確保するこ
とができる。また、瀝青質の繊維等、繊維形態であり加
熱等により溶融するものであれば、その他のものを使用
することもできる。繊維状の接合材を混合した多孔質層
の成形方法としては、型温度を結合剤融点以下に調節
し、該融点以上の温度の熱風あるいは蒸気の吹き込みで
結合剤を溶融して多孔質な繊維成形体を形成する方法が
望ましい。この場合、熱風および冷風の切替え手段を付
加すればさらに成形サイクルを改善することができる
し、熱風等の吹き込みにより、多孔質層内部まで均一な
溶融,硬化ができる。このように、モールド内に素材と
しての短繊維を繊維状の結合剤とともに吹き込み、さら
に熱風を吹き込んで結合剤を溶融させ、短繊維を結合せ
しめることにより、軟らかくかつ軽量で所望の形状の繊
維成形体を得ることができる。このような繊維成形体を
用いることにより、寸法精度が高く、防音性能に優れた
ものとなる。
形法で得ることができるが、一層均質な充填を行い密度
分布を小さくするためには、開繊しばらばらになった繊
維を気体(空気)とともにモールド内へ吹き込み、多数
の網目よりこの空気のみを排出し、短繊維のみをモール
ド内に充填して成形する方法を採用するのが好ましい。
このような空気搬送式の充填法により、自由な形状の充
填が可能となり、全体に均質で軟らかい多孔質なものを
得ることができる。このようにして得られる充填物を成
形固化するためには結合剤が必要である。この結合剤と
しては、加熱溶融しかつ反応固化するフェノール樹脂あ
るいは蒸気吹き込みにより反応固化するウレタン系接着
剤等種々の材質が考えられるが、繊維状の形状を備えた
結合剤が好適に使用できる。このような繊維状の結合剤
としては、加熱あるいは蒸気によって溶融する低融点の
ポリエステル繊維、あるいは加熱によって溶融しかつ冷
却によって固化するポリエチレンやポリプロピレンの繊
維を使用することができる。望ましくは、繊維素材が低
融点成分と高融点成分から構成され、低融点成分が高融
点成分の外側、すなわち繊維表面となるように配置して
成る複合繊維が耐久性および音響性能の面から好都合で
ある。すなわち、この複合繊維を低融点成分の融点より
高くかつ高融点成分の融点より低い温度で加熱成形すれ
ば、結合剤繊維も完全な繊維状態のまま低融点成分の溶
融により結合でき、高い耐久性と音響性能を確保するこ
とができる。また、瀝青質の繊維等、繊維形態であり加
熱等により溶融するものであれば、その他のものを使用
することもできる。繊維状の接合材を混合した多孔質層
の成形方法としては、型温度を結合剤融点以下に調節
し、該融点以上の温度の熱風あるいは蒸気の吹き込みで
結合剤を溶融して多孔質な繊維成形体を形成する方法が
望ましい。この場合、熱風および冷風の切替え手段を付
加すればさらに成形サイクルを改善することができる
し、熱風等の吹き込みにより、多孔質層内部まで均一な
溶融,硬化ができる。このように、モールド内に素材と
しての短繊維を繊維状の結合剤とともに吹き込み、さら
に熱風を吹き込んで結合剤を溶融させ、短繊維を結合せ
しめることにより、軟らかくかつ軽量で所望の形状の繊
維成形体を得ることができる。このような繊維成形体を
用いることにより、寸法精度が高く、防音性能に優れた
ものとなる。
【0013】吸音材2の取付位置は、図3に示すように
立壁部1の上端部を覆うとともにその内側及び外側にま
たがるように取付けることもできる。こうすることで、
高速で走行する鉄道車両の車体側面から発生する空力音
の吸収と、回折波及びその反射を減衰することができ
る。
立壁部1の上端部を覆うとともにその内側及び外側にま
たがるように取付けることもできる。こうすることで、
高速で走行する鉄道車両の車体側面から発生する空力音
の吸収と、回折波及びその反射を減衰することができ
る。
【0014】また、図4〜図7に示すように吸音材2を
壁体10から所定の間隔をあけて取付けることもでき
る。この間隔を通過する音波と直接波との干渉による減
衰効果が期待できる。
壁体10から所定の間隔をあけて取付けることもでき
る。この間隔を通過する音波と直接波との干渉による減
衰効果が期待できる。
【0015】図8は、吸音材2として上述した繊維成形
体を表面が波状になるように成形したものの四辺に枠体
31を取付け、この枠体31の所定位置に上述の固定用
部品11を取付け、立壁部1に埋め込まれたアンカーボ
ルト20が固定用部品11に挿通されるようにした例を
示す。この例では繊維22(繊維成形体)が露出するの
で、枠体31は、繊維成形体の縁を挟み込むようにして
取付けられる。枠体31は、亜鉛メッキ板やアルミニウ
ム板等で形成し、厚さ1.2mm程度のものとした。
体を表面が波状になるように成形したものの四辺に枠体
31を取付け、この枠体31の所定位置に上述の固定用
部品11を取付け、立壁部1に埋め込まれたアンカーボ
ルト20が固定用部品11に挿通されるようにした例を
示す。この例では繊維22(繊維成形体)が露出するの
で、枠体31は、繊維成形体の縁を挟み込むようにして
取付けられる。枠体31は、亜鉛メッキ板やアルミニウ
ム板等で形成し、厚さ1.2mm程度のものとした。
【0016】図9は、騒音の測定方法を説明する概略図
であり、下部音源50と上部音源51として夫々スピー
カーを設置し、測定個所Aにはマイクを設置した。ま
た、図9中の数字の単位はmmである。また、図9に示す
ような測定方法は無響室内で行なわれる。図10に示す
ように立壁部1の上端から100mm下方位置内面に高さ
500mmの吸音材2を取付けたものを実施例1とし、同
様の条件で高さ1,000mmの吸音材2を取付けたもの
(図11に示す)を実施例2とした。また、実施例2の
ものにさらに100mmの間隔をあけて高さ500mmの吸
音材2を下方に取付けたもの(図12に示す)を実施例
3とし、立壁部1の内面の高さ方向全体に吸音材2を取
付けたもの(図13に示す)を実施例4とした。立壁部
1に吸音材2を取付けない場合の測定個所Aにおける騒
音に対する実施例1〜4の減音量を計測した結果は次の
表1に示す通りであった。立壁部1としては厚さ100
mm、高さ2,000mmの軽量コンクリート板を用い、吸
音材2としては図8に示すものを用いた。
であり、下部音源50と上部音源51として夫々スピー
カーを設置し、測定個所Aにはマイクを設置した。ま
た、図9中の数字の単位はmmである。また、図9に示す
ような測定方法は無響室内で行なわれる。図10に示す
ように立壁部1の上端から100mm下方位置内面に高さ
500mmの吸音材2を取付けたものを実施例1とし、同
様の条件で高さ1,000mmの吸音材2を取付けたもの
(図11に示す)を実施例2とした。また、実施例2の
ものにさらに100mmの間隔をあけて高さ500mmの吸
音材2を下方に取付けたもの(図12に示す)を実施例
3とし、立壁部1の内面の高さ方向全体に吸音材2を取
付けたもの(図13に示す)を実施例4とした。立壁部
1に吸音材2を取付けない場合の測定個所Aにおける騒
音に対する実施例1〜4の減音量を計測した結果は次の
表1に示す通りであった。立壁部1としては厚さ100
mm、高さ2,000mmの軽量コンクリート板を用い、吸
音材2としては図8に示すものを用いた。
【0017】
【表1】
【0018】表1中の減音量の単位は1/1オクターブ
バンドにて測定した値(デシベル)であり、下部音源5
0から約100デシベル発生させた。
バンドにて測定した値(デシベル)であり、下部音源5
0から約100デシベル発生させた。
【0019】実験結果から、立壁部1に吸音材2を取付
けると各周波数領域で減音効果が観測されるが、そのう
ちコストの観点から実施例2のタイプの防音壁が実用上
有効であった。また、上部音源51に対しては、立壁部
1の上方位置に吸音材2を取付けることが有効であるこ
とも判明した。
けると各周波数領域で減音効果が観測されるが、そのう
ちコストの観点から実施例2のタイプの防音壁が実用上
有効であった。また、上部音源51に対しては、立壁部
1の上方位置に吸音材2を取付けることが有効であるこ
とも判明した。
【0020】上述の図11に示す実施例2と同様の条件
で、吸音材2として図2に示すものを用いた場合、立壁
部1に吸音材2を取付けない場合の測定個所Aにおける
騒音に対し、63Hzでは0デシベルの減音量、125
Hz、250Hz、500Hzでは1デシベル、1KH
zでは2デシベル、2KHzでは3デシベル、4KHz
では4デシベルの減音が観察された。このときも下部音
源50から約100デシベル発生させた。グラスウール
の厚みも前述の繊維成形体の厚みも約50mmとした。
で、吸音材2として図2に示すものを用いた場合、立壁
部1に吸音材2を取付けない場合の測定個所Aにおける
騒音に対し、63Hzでは0デシベルの減音量、125
Hz、250Hz、500Hzでは1デシベル、1KH
zでは2デシベル、2KHzでは3デシベル、4KHz
では4デシベルの減音が観察された。このときも下部音
源50から約100デシベル発生させた。グラスウール
の厚みも前述の繊維成形体の厚みも約50mmとした。
【0021】壁体10としては立壁部1の上端で音源側
へ折れ曲がったひさし部3を備えたものであってもよ
く、図14に示すようにこのひさし部3の上面に吸音材
2を取付けてもよい。このようなひさし部3の上面のみ
ならず、図15に示すように立壁部1の内側にも吸音材
2を取付けてもよく、また、図16に示すようにひさし
部3の下面と立壁部1の内側とに吸音材2を取付けても
よい。さらに、図17に示すようにひさし部3の上面、
下面、側面に吸音材2を取付けることもできるし、図1
8に示すようにひさし部3の上面と立壁部1の外側とに
わたって吸音材2を取付けることもできる。さらにま
た、図19に示すように、ひさし部3の上面、下面、側
面の全てをおおうように吸音材2を取付けてもよい。
へ折れ曲がったひさし部3を備えたものであってもよ
く、図14に示すようにこのひさし部3の上面に吸音材
2を取付けてもよい。このようなひさし部3の上面のみ
ならず、図15に示すように立壁部1の内側にも吸音材
2を取付けてもよく、また、図16に示すようにひさし
部3の下面と立壁部1の内側とに吸音材2を取付けても
よい。さらに、図17に示すようにひさし部3の上面、
下面、側面に吸音材2を取付けることもできるし、図1
8に示すようにひさし部3の上面と立壁部1の外側とに
わたって吸音材2を取付けることもできる。さらにま
た、図19に示すように、ひさし部3の上面、下面、側
面の全てをおおうように吸音材2を取付けてもよい。
【0022】図20は、ひさし部3を有する壁体10に
おける騒音測定方法を説明するものであり、ひさし部3
としては厚さ50mmの合板を用いた。その他の条件は図
9で説明したと同様である。図20中の数字の単位はmm
である。図20に示す壁体10の立壁部1の内面に吸音
材2を取付けた場合(上述の実施例3)の測定個所Aに
おける騒音に対して、図21〜23に示す実施例5〜7
がどの程度減音効果があったかを、下部音源50の場合
を表2に、上部音源51の場合を表3に示す。上部音源
51からも100デシベル発生させた。
おける騒音測定方法を説明するものであり、ひさし部3
としては厚さ50mmの合板を用いた。その他の条件は図
9で説明したと同様である。図20中の数字の単位はmm
である。図20に示す壁体10の立壁部1の内面に吸音
材2を取付けた場合(上述の実施例3)の測定個所Aに
おける騒音に対して、図21〜23に示す実施例5〜7
がどの程度減音効果があったかを、下部音源50の場合
を表2に、上部音源51の場合を表3に示す。上部音源
51からも100デシベル発生させた。
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】実験結果から、下部音源50に対しては実
施例5〜7のいずれのものもその減音量はほぼ変わらな
いが、上部音源51は、ひさし部3の上部に吸音材2を
取付けると顕著に500Hz以上の各周波数領域で大き
な減音効果が観測された。
施例5〜7のいずれのものもその減音量はほぼ変わらな
いが、上部音源51は、ひさし部3の上部に吸音材2を
取付けると顕著に500Hz以上の各周波数領域で大き
な減音効果が観測された。
【0026】図24は壁体10の立壁部1の基端側内面
がくぼんでいる例を示し、図25及び図26は立壁部1
の基端側内面が出っ張っている壁体10を示す。このよ
うな壁体10にも上述の吸音材2を所望の個所に取付け
ることができる。これら立壁部1の上端にひさし部3を
設けた壁体10であってもよい。
がくぼんでいる例を示し、図25及び図26は立壁部1
の基端側内面が出っ張っている壁体10を示す。このよ
うな壁体10にも上述の吸音材2を所望の個所に取付け
ることができる。これら立壁部1の上端にひさし部3を
設けた壁体10であってもよい。
【0027】図2や図8に示す吸音材2の他に、2枚の
アルミニウム板間に多数の穿孔を有するアルミニウム基
板を接着介装した吸音材2やアルミニウム板の内面に多
数の微孔を有するセラミックス皮膜を形成し、これら2
枚のアルミニウム板間に多数の穿孔を有するアルミニウ
ム基板を接着した吸音材2等も使用できる。セラミック
ス皮膜の微孔は5〜20μm程度、アルミニウム基板の
穿孔は1〜20mm程度、アルミニウム板の厚さは0.5
〜4mm程度、アルミニウム基板の厚さは0.2〜2mm程
度が好ましい。
アルミニウム板間に多数の穿孔を有するアルミニウム基
板を接着介装した吸音材2やアルミニウム板の内面に多
数の微孔を有するセラミックス皮膜を形成し、これら2
枚のアルミニウム板間に多数の穿孔を有するアルミニウ
ム基板を接着した吸音材2等も使用できる。セラミック
ス皮膜の微孔は5〜20μm程度、アルミニウム基板の
穿孔は1〜20mm程度、アルミニウム板の厚さは0.5
〜4mm程度、アルミニウム基板の厚さは0.2〜2mm程
度が好ましい。
【0028】図27に示す実施例は、壁体10の立壁部
1の内側に多数のパイプ状若しくは中空状の部材を並列
して設けた非密封の中空構造体4を取付けたものであ
る。図27に示す中空構造体4はパイプ状部材41の長
さの異なるものを3層構造とし、互いに結合させたもの
である。立壁部1の内側から遠ざかるにつれて徐々に短
くなるパイプ状部材41を配列させたが、反対に立壁部
1の内側に一番短いパイプ状部材41を配置して徐々に
長いパイプ状部材41にすることもできる。音はこれら
パイプ状部材41の中空部を通って下方から上方へ逃げ
る。このような中空構造体4は立壁部1の外側に設ける
こともできる。このような中空構造体4を立壁部1の上
半分に設けた場合、音源側とは反対側に立壁部1から1
m離れ、立壁部1の下端と同レベルの位置で測定したと
き、立壁部1に何も取付けていない場合に比べて音圧レ
ベルで5〜6dB減音した。なお、パイプ状部材41を
3層に連ねた中空構造体4を図27に示すが、1層又は
2層あるいは3層以上であってもよいことは勿論であ
る。
1の内側に多数のパイプ状若しくは中空状の部材を並列
して設けた非密封の中空構造体4を取付けたものであ
る。図27に示す中空構造体4はパイプ状部材41の長
さの異なるものを3層構造とし、互いに結合させたもの
である。立壁部1の内側から遠ざかるにつれて徐々に短
くなるパイプ状部材41を配列させたが、反対に立壁部
1の内側に一番短いパイプ状部材41を配置して徐々に
長いパイプ状部材41にすることもできる。音はこれら
パイプ状部材41の中空部を通って下方から上方へ逃げ
る。このような中空構造体4は立壁部1の外側に設ける
こともできる。このような中空構造体4を立壁部1の上
半分に設けた場合、音源側とは反対側に立壁部1から1
m離れ、立壁部1の下端と同レベルの位置で測定したと
き、立壁部1に何も取付けていない場合に比べて音圧レ
ベルで5〜6dB減音した。なお、パイプ状部材41を
3層に連ねた中空構造体4を図27に示すが、1層又は
2層あるいは3層以上であってもよいことは勿論であ
る。
【0029】図28はパイプ状部材41を並列して連ね
た1層構造の中空構造体4を示す。また、図29はこの
ようなパイプ状部材41を連ねた中空構造体4を水平方
向に並べた例を示す。図28と図29に示す中空構造体
4を重ね合わせて使用することもできる。図28及び図
29に示すパイプ状部材41は円筒形であるが、多角形
状であっても差し支えない。また、パイプ状部材41を
形成する材料としてはアルミニウム等の金属材料,FR
P等の合成樹脂材料,セラミック等が好適に用いられ
る。また、このような中空構造体4を取付けるべき壁体
10は立壁部1を備えたもののみならず、ひさし部3を
備えたものにおいても取付けることができ、さらには図
24〜図26に示すような壁体10に取付けることもで
きる。
た1層構造の中空構造体4を示す。また、図29はこの
ようなパイプ状部材41を連ねた中空構造体4を水平方
向に並べた例を示す。図28と図29に示す中空構造体
4を重ね合わせて使用することもできる。図28及び図
29に示すパイプ状部材41は円筒形であるが、多角形
状であっても差し支えない。また、パイプ状部材41を
形成する材料としてはアルミニウム等の金属材料,FR
P等の合成樹脂材料,セラミック等が好適に用いられ
る。また、このような中空構造体4を取付けるべき壁体
10は立壁部1を備えたもののみならず、ひさし部3を
備えたものにおいても取付けることができ、さらには図
24〜図26に示すような壁体10に取付けることもで
きる。
【0030】さらに図30に示すようにパイプ状部材4
1の直径や長さの異なるものを組合わせて中空構造体4
にしてもよい。図30はパイプ状部材41を水平方向に
並べたが、垂直方向に並べてもよい。
1の直径や長さの異なるものを組合わせて中空構造体4
にしてもよい。図30はパイプ状部材41を水平方向に
並べたが、垂直方向に並べてもよい。
【0031】図31に示す中空構造体4はパイプ状部材
41を縦方向に半割りにした状態のものを多数並列して
連結したものである。このような中空構造体4と図27
ないし図30に示す中空構造体4とを組合せて用いるこ
ともできる。また、このような樋状の部材において、開
口部の大きさ,深さ,向き等が異なるものを組合わせて
中空構造体4とすることもできる。
41を縦方向に半割りにした状態のものを多数並列して
連結したものである。このような中空構造体4と図27
ないし図30に示す中空構造体4とを組合せて用いるこ
ともできる。また、このような樋状の部材において、開
口部の大きさ,深さ,向き等が異なるものを組合わせて
中空構造体4とすることもできる。
【0032】図32に示す実施例は、図31に示すよう
な中空構造体4をひさし部3を有する壁体10の立壁部
1内面側に取付けた例を示すものであり、音源側とは反
対側の立壁部1から1m離れ、立壁部1の下端と同レベ
ルの位置で測定したとき、立壁部1及びひさし部3に何
も取付けていない場合に比べて音圧レベルにおいて6〜
7dBの減音が図れた。
な中空構造体4をひさし部3を有する壁体10の立壁部
1内面側に取付けた例を示すものであり、音源側とは反
対側の立壁部1から1m離れ、立壁部1の下端と同レベ
ルの位置で測定したとき、立壁部1及びひさし部3に何
も取付けていない場合に比べて音圧レベルにおいて6〜
7dBの減音が図れた。
【0033】図33に示すものは、中空構造体4と吸音
材2とを組合せた例を示すものである。立壁部1の内側
上半分に多数のパイプ状部材41を並列して設けた非密
封の中空構造体4を取付け、この中空構造体4に吸音材
2を取付けたものである。
材2とを組合せた例を示すものである。立壁部1の内側
上半分に多数のパイプ状部材41を並列して設けた非密
封の中空構造体4を取付け、この中空構造体4に吸音材
2を取付けたものである。
【0034】図34に示す例は、図29に示す中空構造
体4を立壁部1の内面に取付け、この中空構造体4に吸
音材2を取付けた例を示すものである。
体4を立壁部1の内面に取付け、この中空構造体4に吸
音材2を取付けた例を示すものである。
【0035】中空構造体4と吸音材2とを組合せた場合
もひさし部3がある壁体10や図24〜図26に示すよ
うな壁体10の所望の面に取付けることができる。ま
た、図34において中空構造体4の立壁部1の上端から
下端まで設け、吸音材2を上半分にのみ設けることもで
きる。さらに、図33や図34において、中空構造体4
と吸音材2との組合せを取付けた面以外の個所に中空構
造体4のみ又は吸音材2のみを取付けることも可能であ
る。
もひさし部3がある壁体10や図24〜図26に示すよ
うな壁体10の所望の面に取付けることができる。ま
た、図34において中空構造体4の立壁部1の上端から
下端まで設け、吸音材2を上半分にのみ設けることもで
きる。さらに、図33や図34において、中空構造体4
と吸音材2との組合せを取付けた面以外の個所に中空構
造体4のみ又は吸音材2のみを取付けることも可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、壁体に吸音材を取付けたので、既存の壁体にボルト
等で簡単に脱着でき、吸音効果が高くコスト面で有利と
なる。また、壁体に多数のパイプ状若しくは中空状の部
材を並列して又は直列に設けた非密封の中空構造体を取
付けたので、吸音効果の向上とコストダウンを図ること
ができる。また、中空構造体は軽く構成できるので、取
扱いも容易である。さらに、中空構造体に吸音材を取付
けたものにあっては、さらに吸音効果が向上する。
ば、壁体に吸音材を取付けたので、既存の壁体にボルト
等で簡単に脱着でき、吸音効果が高くコスト面で有利と
なる。また、壁体に多数のパイプ状若しくは中空状の部
材を並列して又は直列に設けた非密封の中空構造体を取
付けたので、吸音効果の向上とコストダウンを図ること
ができる。また、中空構造体は軽く構成できるので、取
扱いも容易である。さらに、中空構造体に吸音材を取付
けたものにあっては、さらに吸音効果が向上する。
【図1】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図2】吸音材の一例を示す一部破断の斜視図。
【図3】吸音材を立壁部上端側に取付けた例を示す断面
図。
図。
【図4】吸音材を立壁部上半分の両側に間隔をあけて取
付けた例を示す断面図。
付けた例を示す断面図。
【図5】図4において外側の吸音材を直接立壁部に取付
けた例を示す断面図。
けた例を示す断面図。
【図6】図5の反対の例を示す断面図。
【図7】図3の例において部分的に吸音材を立壁部から
離して取付けた例を示す断面図。
離して取付けた例を示す断面図。
【図8】吸音材の他の例を示す取付状態の正面図。
【図9】騒音測定の方法を説明する図。
【図10】実施例1を示す略図。
【図11】実施例2を示す略図。
【図12】実施例3を示す略図。
【図13】実施例4を示す略図。
【図14】ひさし部を有する壁体のひさし部上面に吸音
材を取付けた断面図。
材を取付けた断面図。
【図15】ひさし部を有する壁体のひさし部上面と立壁
部内側に吸音材を取付けた断面図。
部内側に吸音材を取付けた断面図。
【図16】ひさし部を有する壁体のひさし部下面と立壁
部内側に吸音材を取付けた断面図。
部内側に吸音材を取付けた断面図。
【図17】ひさし部を有する壁体のひさし部上面、下
面、側面と立壁部内側に吸音材を取付けた断面図。
面、側面と立壁部内側に吸音材を取付けた断面図。
【図18】ひさし部を有する壁体のひさし部上面と立壁
部の内側、外側に吸音材を取付けた断面図。
部の内側、外側に吸音材を取付けた断面図。
【図19】ひさし部を有する壁体のひさし部上面、下
面、側面の全部と立壁部内側に吸音材を取付けた断面
図。
面、側面の全部と立壁部内側に吸音材を取付けた断面
図。
【図20】ひさし部を有する壁体における騒音測定の方
法を説明する図。
法を説明する図。
【図21】実施例5を示す略図。
【図22】実施例6を示す略図。
【図23】実施例7を示す略図。
【図24】壁体の他の例を示す断面図。
【図25】壁体のさらに他の例を示す断面図。
【図26】壁体の別の例を示す断面図。
【図27】壁体に中空構造体を取付けた例を示す断面
図。
図。
【図28】中空構造体の一例を示す斜視図。
【図29】中空構造体の他の例を示す断面図。
【図30】長さや太さの異なるパイプ状部材からなる中
空構造体を示す斜視図。
空構造体を示す斜視図。
【図31】中空構造体のさらに他の例を示す斜視図。
【図32】図25に示す中空構造体を壁体に取付けた例
を示す断面図。
を示す断面図。
【図33】中空構造体と吸音材とを組合せて壁体に取付
けた例を示す断面図。
けた例を示す断面図。
【図34】図29に示す中空構造体に吸音材を組合せた
例を示す断面図。
例を示す断面図。
1 立壁部 2 吸音材 3 ひさし部 4 中空構造体 10 壁体
Claims (6)
- 【請求項1】 上方に立ち上がった立壁部を備えた壁体
の立壁部の内側、外側のいずれか又は両方の面に吸音材
若しくは中空構造体を1又は2以上取付けたことを特徴
とする防音壁。 - 【請求項2】 上方に立ち上った立壁部とこの立壁部の
上端で音源側及び/又は反音源側へ折れ曲がったひさし
部とを備えた壁体の立壁部の内側、外側、ひさし部の上
面、下面のいずれか1つ又は2以上の面に吸音材若しく
は中空構造体を取付けたことを特徴とする防音壁。 - 【請求項3】 前記ひさし部の上面、下面、側面のいず
れか2以上の面に吸音材を取付けたことを特徴とする請
求項2に記載の防音壁。 - 【請求項4】 吸音材として繊維径分布の中心が30デ
ニール以下の短繊維を素材として平均見掛け密度0.0
4〜0.15g/cm3 の繊維成形体を使用したことを特
徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の防音壁。 - 【請求項5】 上方に立ち上がった立壁部又は立壁部と
この立壁部の上端で音源側及び/又は反音源側へ折れ曲
がったひさし部を備えた壁体の立壁部の内側、外側、ひ
さし部の上面、下面のいずれか1つ又は2以上の面に多
数のパイプ状若しくは中空状の部材を並列して又は直列
に設けた非密封の中空構造体を取付けたことを特徴とす
る防音壁。 - 【請求項6】 中空構造体に吸音材を取付けたことを特
徴とする請求項5に記載の防音壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4241895A JPH0885920A (ja) | 1994-02-09 | 1995-02-07 | 防音壁 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3659494 | 1994-02-09 | ||
JP6-187786 | 1994-07-18 | ||
JP6-36594 | 1994-07-18 | ||
JP18778694 | 1994-07-18 | ||
JP4241895A JPH0885920A (ja) | 1994-02-09 | 1995-02-07 | 防音壁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0885920A true JPH0885920A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=27289154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4241895A Pending JPH0885920A (ja) | 1994-02-09 | 1995-02-07 | 防音壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0885920A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015168960A (ja) * | 2014-03-06 | 2015-09-28 | 三井住友建設株式会社 | 工事現場用仮囲いの防音構造及び先端改良型消音器 |
JP2019039283A (ja) * | 2017-08-29 | 2019-03-14 | 株式会社神戸製鋼所 | 防音壁 |
JP2019191576A (ja) * | 2018-04-24 | 2019-10-31 | 清水建設株式会社 | 防音構造体 |
-
1995
- 1995-02-07 JP JP4241895A patent/JPH0885920A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015168960A (ja) * | 2014-03-06 | 2015-09-28 | 三井住友建設株式会社 | 工事現場用仮囲いの防音構造及び先端改良型消音器 |
JP2019039283A (ja) * | 2017-08-29 | 2019-03-14 | 株式会社神戸製鋼所 | 防音壁 |
JP2019191576A (ja) * | 2018-04-24 | 2019-10-31 | 清水建設株式会社 | 防音構造体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |