JP6941497B2 - ビールテイスト飲料の製造方法及びビールテイスト飲料の香味を改善する方法 - Google Patents

ビールテイスト飲料の製造方法及びビールテイスト飲料の香味を改善する方法 Download PDF

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Description

本発明は、ビールテイスト飲料の製造方法及びビールテイスト飲料の香味を改善する方法に関する。
4−ビニルグアイアコールは、ビールテイスト飲料の香味に寄与する成分として知られている。そして、4−ビニルグアイアコールの含有量が所定の範囲内であるビールテイスト飲料を製造する技術手段については、これまでにも様々な提案がなされている。例えば、特許文献1には、発酵原料として大麦麦芽を用いてマイシェを調製し、当該マイシェに糖化処理を行って麦汁を調製する仕込工程と、得られた麦汁に下面発酵酵母を接種し、発酵を行う発酵工程と、を少なくとも有し、4VGを添加する工程を有さず、前記マイシェ中で、多糖分解酵素による酵素反応を行い、3ppm以上の酢酸イソアミル及び300ppb以上500ppb以下の4VGを含有する発酵麦芽飲料を製造することを特徴とする、発酵麦芽飲料の製造方法が開示されている。
特許第5658489号公報
ビールテイスト飲料の製造工程においては、麦汁の濾過性向上及び麦汁の収得量改善等の観点から、仕込工程で、酵素処理を行うことが望ましい。一方、仕込工程で酵素剤を添加して酵素処理を行うことにより、得られるビールテイスト飲料中の4−ビニルグアイアコールの含有量が高くなる場合がある。そして、4−ビニルグアイアコールの含有量が所定量以上である場合、ビールテイスト飲料として好ましくない香味を呈することとなる。
そこで、本発明は、仕込工程において酵素剤を添加することを含みながら、ビールテイスト飲料らしい香味を維持しつつ、4−ビニルグアイアコールの含有量が低減されたビールテイスト飲料の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも仕込工程及び濾過工程を備え、仕込工程において、原料を含む液に酵素剤を添加することを含み、濾過工程において、仕込工程後の溶液に対して、活性炭を添加して活性炭処理を行うことを含む、ビールテイスト飲料の製造方法を提供する。
本発明に係るビールテイスト飲料の製造方法は、仕込工程後の溶液に対して、活性炭を添加して活性炭処理を行うことを含むため、仕込工程において、原料を含む液に酵素剤を添加することを含みながら、ビールテイスト飲料らしい香味を維持しつつ、4−ビニルグアイアコールの含有量が低減されたビールテイスト飲料を製造することができる。
本発明に係るビールテイスト飲料の製造方法において、酵素剤の添加量は、原料の総量に対して、0.01質量%以上であってよい。
本発明に係るビールテイスト飲料の製造方法において、仕込工程後かつ濾過工程前の溶液の4−ビニルグアイアコールの含有量が、0.5mg/L以上であってよく、濾過工程後の溶液の4−ビニルグアイアコールの含有量が、0.5mg/L未満であってよい。
本発明に係るビールテイスト飲料の製造方法は、上記活性炭の平均細孔直径が、1.0nm以上3.6nm以下であってよい。この場合、ビールテイスト飲料らしい香味を維持しつつ、4−ビニルグアイアコールの含有量が低減されたビールテイスト飲料の製造がより容易になる。
本発明は、仕込工程において、原料を含む液に酵素剤を添加することを含み、濾過工程において、仕込工程後の溶液に対して、活性炭を添加して活性炭処理を行うことを含む、ビールテイスト飲料の香味を改善する方法と捉えることもできる。
本発明によれば、仕込工程において酵素剤を添加することを含みながら、ビールテイスト飲料らしい香味を維持しつつ、4−ビニルグアイアコールの含有量が低減されたビールテイスト飲料の製造方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態に係るビールテイスト飲料の製造方法は、少なくとも仕込工程及び濾過工程を備え、仕込工程において、原料を含む液に酵素剤を添加することを含み、濾過工程において、仕込工程後の溶液に対して、活性炭を添加して活性炭処理を行うことを含む。
本明細書において「原料」とは、酒税法(平成二八年三月三一日法律第一六号)に基づいて決定されたビールテイスト飲料の製造に用いられる全原料のうち、水及びホップ以外のものを意味する。
本明細書において、「ビールテイスト飲料」とは、ビール様の香味を有する飲料を意味し、酒税法(平成二八年六月三日法律第五十七号)上のビールも含む。ビールテイスト飲料は、アルコール度数が1v/v%以上であるビールテイストアルコール飲料であってもよく、アルコール度数が1v/v%未満であるノンアルコールビールテイスト飲料であってもよい。なお、本明細書においてアルコールとは、特に言及しない限りエタノールを意味する。
ビールテイストアルコール飲料としては、例えば、酒税法(平成二八年六月三日法律第五十七号)上のビール、発泡酒、その他の発泡性酒類、リキュールに分類されるものが挙げられる。
ビールテイストアルコール飲料のアルコール度数は、特に制限されず、例えば、1v/v%以上20v/v%以下であってよい。ビールテイストアルコール飲料のアルコール度数の下限は、例えば、1v/v%以上、2v/v%以上、3v/v%以上、4v/v%以上、5v/v%以上であってもよい。また、ビールテイストアルコール飲料のアルコール度数の上限は、例えば、20v/v%以下、15v/v%以下、10v/v%以下、9v/v%以下、8v/v%以下、7v/v%以下、6v/v%以下、5v/v%以下、4v/v%以下、3v/v%以下であってもよい。
ノンアルコールビールテイスト飲料は、実質的にアルコールを含有しないビールテイスト飲料である。ノンアルコールビールテイスト飲料のアルコール度数は、1v/v%未満であればよく、0.5v/v%以下であってよく、0.1v/v%以下であってよく、0.005v/v%未満(0.00v/v%)であってもよい。
本実施形態に係るビールテイスト飲料は、発泡性であってもよく、非発泡性であってもよい。本実施形態に係る製造方法で得られたビールテイスト飲料は、発泡性であることが好ましい。本明細書において発泡性とは、20℃におけるガス圧が0.049MPa(0.5kg/cm)以上であることをいい、非発泡性とは、20℃におけるガス圧が0.049MPa(0.5kg/cm)未満であることをいう。発泡性とする場合、ガス圧の上限は0.235MPa(2.4kg/cm)程度としてもよい。
本実施形態に係るビールテイスト飲料は、麦芽使用比率が、25w/w%以上、50w/w%以上、67w/w%以上、90w/w%以上、又は100w/w%であってよい。また、麦芽使用比率は、67w/w%未満、50w/w%未満、又は25w/w%未満であってもよい。
本明細書において、「麦芽使用比率」とは、原料(水及びホップを除く)の総重量に占める麦芽の総重量の比率である。
麦芽は、麦を発芽させることにより得ることができる。麦としては、例えば、大麦、小麦、ライ麦、カラス麦、オート麦、ハト麦、エン麦等であってよく、大麦であることが好ましい。麦芽にはモルトエキスが含まれる。
本実施形態におけるビールテイスト飲料は、少なくとも仕込工程及び濾過工程を備える製造方法により得ることができる。仕込工程では、例えば、麦芽を含む原料、水、酵素剤及び必要に応じて、各種添加剤を混合して原料を糖化し、糖化液を濾過(麦汁濾過)して得られた麦汁に、必要に応じて、ホップの添加、煮沸、冷却等を行って発酵前液を得ることができる。ここで、麦汁とは、麦等の原料の糖化を経て得られる液体であり、未発酵のものである。
本実施形態に係る製造方法では、仕込工程において、原料を含む液に、酵素剤を添加する。
仕込工程で添加する酵素剤としては、例えば、リパーゼ、α−アミラーゼ、β−アミラーゼ、プルラナーゼ、グルコアミラーゼ、α−グルコシダーゼ、イソアミラーゼ、セルラーゼ(β−グルカナーゼを含む)、ヘミセルラーゼ、プロテアーゼを用いることができる。市販されている酵素剤としては、例えば、スミチームNLS(新日本化学工業株式会社製、主活性:リパーゼ)を用いることができる。酵素剤は、仕込工程における麦汁の濾過性がより改善される点からリパーゼ又はセルラーゼであることが好ましい。ここで、麦汁濾過性の改善とは、単位時間あたりの濾過量が増加する、すなわち濾過速度が向上することを意味する。
酵素剤は、1種を単独で使用してもよく、複数種を併用してもよい。酵素剤の添加量は、原料の総量に対して、0.001質量%以上、0.01質量%以上、0.05質量%以上、0.1質量%以上、0.2質量%以上又は0.3質量%以上であってよく、5.0質量%以下、3.0質量%以下、又は1.0質量%以下であってよい。
酵素剤を添加する際の、原料を含む液の温度は、例えば30〜70℃、又は40〜70℃であってよい。原料を含む液に酵素剤を添加して酵素処理を行う際の、原料を含む液の温度(酵素処理温度)及び時間(酵素処理時間)は、原料及び酵素剤の種類等に応じて、適宜設定することができる。酵素処理を行う際の、原料を含む液の温度は、例えば、30〜70℃、又は40〜70℃であってよい。酵素処理を行う際の時間は、例えば、10〜250分、又は60〜210分であってよい。酵素処理を行う際に、原料を含む液を、30〜70℃の間の所定の温度で、30〜180分の間の所定の時間保持することを含んでいてもよい。
仕込工程で用いる原料は、麦芽以外の麦原料を含んでいてよい。麦芽以外の麦原料としては、例えば、大麦、小麦、ライ麦、カラス麦、オート麦、ハト麦、エン麦等の麦;麦エキス等の麦加工物が挙げられる。麦エキスは、麦から糖分及び窒素分を含む麦エキス分を抽出することにより得られる。麦芽以外の麦原料としては、1種を単独で使用してもよく、複数種を併用してもよい。
また、仕込工程で用いる原料は、麦原料以外の植物原料を含んでもよい。麦原料以外の植物原料としては、例えば、トウモロコシ、米類、コウリャン等の穀類;馬鈴薯、サツマイモ等のイモ類;大豆、エンドウ等の豆類等の植物原料、スターチ、グリッツ、液糖等の糖質原料(糖類)が挙げられる。
仕込工程で添加してもよい添加剤としては、例えば、植物由来のタンパク質、塩類、酸味料等が挙げられる。植物由来原料タンパク質としては、例えば小麦タンパク質、大豆タンパク質、エンドウタンパク質、又はそれらの分解物等が挙げられる。植物由来原料タンパク質は、例えば、植物原料を溶媒に浸漬する抽出操作により得られた植物由来原料タンパク質を用いてもよく、市販の植物由来原料タンパク質を用いてもよい。塩類としては、塩化カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム等が挙げられる。
酸味料としては、例えば、乳酸、リン酸等が挙げられる。仕込工程における上記酵素剤がリパーゼ又はセルラーゼである場合、原料を含む液に酸味料を更に添加することにより、麦汁濾過性がより改善することとなる。
仕込工程で添加するホップとしては、例えば、乾燥ホップ、ホップペレット、ホップエキスを用いることができる。ホップは、ローホップ、ヘキサホップ、テトラホップ、イソ化ホップエキス等のホップ加工品であってもよい。
仕込工程において酵素剤を添加する場合、酵素剤を添加しない場合と比べて、仕込工程後かつ濾過工程前の溶液の4−ビニルグアイアコールの含有量が高くなる傾向がある。本実施形態においては、仕込工程後かつ濾過工程前の溶液の4−ビニルグアイアコールの含有量は、仕込工程後かつ濾過工程前の溶液の総量に対して、0.5mg/L以上、又は1.0mg/L以上であってよく、10mg/L以下であってよい。また、本実施形態に係るビールテイスト飲料が、後述する発酵工程を備える場合、仕込工程後かつ発酵工程前の溶液の4−ビニルグアイアコールの含有量は、仕込工程後かつ発酵工程前の溶液の総量に対して、0.5mg/L以上、又は1.0mg/L以上であってよく、10mg/L以下であってよい。
本実施形態に係るアルコールビールテイスト飲料の製造方法は、上記仕込工程で得られた発酵前液にビール酵母を添加して発酵させて発酵後液を得る発酵工程を含んでもよい。発酵工程において用いるビール酵母は、上面発酵酵母であってもよく、下面発酵酵母であってもよい。ビール酵母として下面発酵酵母を用いる場合には、発酵工程において、4−ビニルグアイアコールが生成しない、又は、上面発酵酵母を用いた場合と比べて、4−ビニルグアイアコールの生成量が抑制されている。
本実施形態に係るアルコールビールテイスト飲料の製造方法は、上記発酵工程で得られた発酵後液を貯酒して貯酒液を得る工程(貯酒工程)、発酵後液又は貯酒液に対して、加熱(殺菌)、アルコールの添加、カーボネーション等を行う発酵後工程を含んでもよい。
発酵後工程で添加するアルコールとしては、例えば、スピリッツを用いることができ、中でも大麦スピリッツが好ましい。一実施形態として、ビールテイスト飲料はスピリッツ(好ましくは、大麦スピリッツ)を含んでもよい。発酵後工程で添加するアルコールの量は、発酵後液の総量に対して1v/v%未満、0.5v/v%未満、0.1v/v%未満、又は0.05v/v%未満であってよい。
本実施形態に係るノンアルコールビールテイスト飲料の製造方法は、上記発酵工程を含まなくてもよい。また、本実施形態に係るノンアルコールビールテイスト飲料の製造方法は、上記発酵工程において、発酵期間を短くしてアルコールの生成を抑制することを含んでもよく、上記発酵工程で得られた発酵後液を蒸留又は希釈することによりアルコールを除去又は低減させることを含んでもよい。さらに、本実施形態に係るノンアルコールビールテイスト飲料の製造方法は、上記仕込工程で得られた発酵前液又は実質的にアルコールを含有しない発酵後液を貯酒して貯酒液を得る工程(貯酒工程)、発酵前液、発酵後液又は貯酒液に対して、加熱(殺菌)、アルコールの添加、カーボネーション等を行う発酵後工程を含んでもよい。
本実施形態に係るビールテイスト飲料の製造方法は、濾過工程を備え、濾過工程において、仕込工程後の溶液に対して、活性炭を添加して活性炭処理を行うことを含む。濾過工程では、仕込工程後の溶液に対して、活性炭及び必要に応じて濾過助剤(例えば、二酸化珪素、ポリビニルポリピロリドン等)を添加して、仕込工程後の溶液と活性炭とを接触させた後、常法により濾過して、濾過工程後の溶液を得ることができる。濾過工程後の溶液は、そのままビールテイスト飲料として使用してもよい。
活性炭の平均細孔直径は、4.5nm以下、3.6nm以下、3.0nm以下、2.8nm以下、2.4nm以下、又は、2.0nm以下であってもよい。上記活性炭の平均細孔直径は1.0nm以上、1.2nm以上、1.5nm以上、又は、1.8nm以上であってもよい。活性炭の平均細孔直径は、1.0nm以上3.6nm以下であることが好ましく、1.8nm以上2.0nm以下であることがより好ましい。この場合、ビールテイスト飲料らしい香味を維持しつつ、4−ビニルグアイアコールの含有量が低減されたビールテイスト飲料の製造がより容易になる。
平均細孔直径は、具体的には、BET法により測定される比表面積(A)及び全細孔容積(V)から下記式(1)に基づいて算出される。
平均細孔直径=4×[細孔容積(V)]/[比表面積(A)] (1)
上記活性炭の原料(活性炭原料)は、例えば、やし(やし殻)、木質(木材)等が挙げられる。上記活性炭は、やしに由来するものであることが好ましい。
上記活性炭の細孔容積は1.5mL/g以上2.2mL/g以下であることが好ましい。上記活性炭の細孔容積は、1.6mL/g以上、1.7mL/g以上、又は1.8mL/g以上であってもよく、3.6mL/g以下、2.8mL/g以下、2.2mL/g以下、又は1.9mL/g以下であってもよい。活性炭の細孔容積は、BET法により測定することができる。
上記活性炭の比表面積は1700m/g未満であってよい。活性炭の比表面積は、1000m/g以上、又は1100m/g以上であってもよい。活性炭の比表面積は、BET法により測定することができる。
上記活性炭の平均粒径は10μm以上100μm以下、又は40μm以上70μm以下であってよい。平均粒径は「JIS K 1474:2014 活性炭試験方法 7.5 有効径,均等係数及び平均粒径」に準拠して測定することができる。
上記活性炭の添加量は、使用する原料の種類及び最終製品に求められる品質特性等に応じて適宜調節することができる。本実施形態に係るビールテイスト飲料の製造方法は、上記活性炭の添加量が、仕込工程後の溶液に対して、100ppm以上2000ppm以下、又は、300ppm以上700ppm以下であってよい。ここで、「ppm」とは、10−4w/v%を意味する。
また、接触時間及び接触温度等の活性炭処理の条件は、ビールテイスト飲料の製造工程で使用する原料の種類及び最終製品に求められる品質特性に応じて適宜決定することができる。活性炭処理における接触時間は、例えば1〜24時間であってもよく、1〜12時間であってもよく、1〜5時間であってもよい。また、活性炭処理における接触温度は、例えば−5〜20℃であってもよく、−2〜5℃であってもよい。
本実施形態に係る製造方法において、活性炭処理は、仕込工程後の溶液に対して行うものであればよい。本実施形態に係る製造方法が発酵工程を備える場合、活性炭処理は、仕込工程後かつ発酵工程前の溶液(発酵前液)、発酵工程中の溶液(発酵液)、発酵工程後かつ貯酒工程前の溶液(発酵後液)、貯酒工程中の溶液(貯酒液)、貯酒工程後かつ濾過工程前の溶液(貯酒後液)、又は濾過工程中の溶液に対して行ってもよい。
本実施形態に係る製造方法では、濾過工程において、仕込工程後の溶液に対して、活性炭を添加して活性炭処理を行うため、ビールテイスト飲料中の4−ビニルグアイアコールの含有量が低減される。濾過工程後の溶液(ビールテイスト飲料)の4−ビニルグアイアコールの含有量は、濾過工程後の溶液総量に対して、0.5mg/L以下又は0.5mg/L未満であってよい。濾過工程後の溶液の4−ビニルグアイアコールの含有量は、濾過工程後の溶液総量に対して、例えば、0.05mg/L以上0.5mg/L未満、又は0.1mg/L以上0.5mg/L未満であってよい。
本実施形態に係る製造方法により得られるビールテイスト飲料は、色度、苦味価(BU)及び泡持ちが充分に維持されている。ビールテイスト飲料の色度は、2.0以上、2.5以上、3.0以上、又は3.5以上であってもよい。また、上記ビールテイスト飲料の色度は、150以下、40以下、又は10以下であってもよい。
色度は、例えば改訂BCOJビール分析法(公益財団法人日本醸造協会発行、ビール酒造組合国際技術委員会〔分析委員会〕編集、2013年増補改訂)の「8.8 色度 8.8.2 吸光度法」に記載されている方法によって測定することができる。
ビールテイスト飲料の苦味価は、0.5以上、1以上、2以上、3以上、又は4以上であってもよい。また、上記ビールテイスト飲料の苦味価は、50以下、40以下、30以下、又は25以下であってもよい。
苦味価は、例えば改訂BCOJビール分析法(公益財団法人日本醸造協会発行、ビール酒造組合国際技術委員会〔分析委員会〕編集、2013年増補改訂)の「8.15 苦味価」に記載されている方法によって測定することができる。
以上のとおり、本実施形態に係るビールテイスト飲料の製造方法によれば、仕込工程において酵素剤を添加することを含みながら、ビールテイスト飲料らしい香味を維持しつつ、4−ビニルグアイアコールの含有量が低減されたビールテイスト飲料の製造方法を提供することができる。ここで、ビールテイスト飲料らしい香味は、ビールテイスト飲料の香味に寄与する成分の含有量の測定及びビールテイスト飲料らしい香味を示す評価項目を用いた官能試験により評価されるものである。
本実施形態に係る製造方法によれば、穀物臭が低減し、かつ、香りのふくらみ及びスッキリさが改善されたビールテイスト飲料を製造することができる。したがって、本発明の一実施形態として、仕込工程において、原料を含む液に酵素剤を添加することを含み、濾過工程において、仕込工程後の溶液に対して、活性炭を添加して活性炭処理を行うことを含む、ビールテイスト飲料の香味を改善する方法が提供される。上記ビールテイスト飲料の香味を改善する方法は、ビールテイスト飲料の、穀物臭を低減する方法、香りのふくらみを改善する方法、又はスッキリさを改善する方法と捉えることもできる。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明する。ただし、本発明は、以下の実施例により限定されるものではない。
〔試験例1:酵素剤添加による4−ビニルグアイアコールの生成量の変化〕
小スケール(約500ml容量)の麦汁製造装置を用いて、酵素剤添加による、4−ビニルグアイアコールの生成量の変化及び麦汁濾過性を評価した。麦汁製造装置は、加熱装置及び撹拌装置を備え、温度プログラムを自由に設定可能な浴槽を有している。
分析用のサンプル(麦汁)は、以下の方法により調製した。ステンレス製の容器(ステンレスビーカー)に、粉砕麦芽50g及び水道水185mLを添加し、容器及び攪拌棒を麦汁製造装置にセットした。原料を含む液が、初期温度(液温)50℃になるまで待った。酵素剤として、スミチームNLS(新日本化学工業株式会社製、主活性:リパーゼ)を0.25g量り取り、15mLの水道水に溶解して調製した酵素水溶液を、原料を含む液に添加した。酵素剤の添加量は、原料(粉砕麦芽)の総量に対し、0.5質量%であった。その後、第1の温度プログラムで酵素処理を行った。第1の温度プログラムとは、原料を含む液を温度(液温)50℃で所定時間保持し、その後、60℃に昇温し、60℃で所定時間保持した後、75℃に昇温してから所定時間保持した後、終了するプログラムである。温度プログラムが終了した後、ろ紙による濾過を行い、麦汁濾過性を評価した。濾過した麦汁は、200mLメジューム瓶に回収した。得られた麦汁をオートクレーブで100℃で90分間加熱した。加熱処理後の麦汁を、0.45μmフィルターで濾過して、ファルコンチューブに移して、分析用のサンプル1−2を調製した。なお、コントロールとして、酵素剤を添加しないこと以外は、上記と同様にして、分析用のサンプル1−1を調製した。なお、各サンプルは、2検体(A又はB)ずつ調製した。表3中の麦汁濾過量は、同一条件で調製したサンプルA及びBにおける測定値の平均値を示す。
麦汁濾過性は、濾過開始時点から、5分、10分、15分、20分、25分、30分、40分、50分及び60分経過時点の濾過量(濾液の量)を測定することにより評価した。結果を表1及び表2に示す。
分析用のサンプル中の4−ビニルグアイアコール(4VG)の含有量は、SPME−GC−MS法によって測定した。結果を表3に示す。
Figure 0006941497
Figure 0006941497
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仕込工程において、原料を含む液に酵素剤を添加したサンプル1−2では、酵素剤を添加しないサンプル1−1(コントロール)と比較して、麦汁の濾過量が多く、麦汁濾過性が改善した。また、原料を含む液に酵素剤を添加したサンプル1−2は、コントロールと比較して、4VGの含有量が増大することが示された。
〔試験例2:酵素剤及び乳酸添加による4−ビニルグアイアコールの生成量の変化〕
原料を含む液に、乳酸(90%乳酸(和光純薬工業株式会社))0.35mLを更に添加したこと以外は、試験例1と同様にして、分析用の各サンプル2−1〜2−2の調製を行い、麦汁濾過性の評価及び4−ビニルグアイアコール(4VG)含有量の測定を行った。麦汁濾過性の評価結果を表4及び表5に示す。4−ビニルグアイアコール(4VG)含有量の測定結果を表6に示す。
Figure 0006941497
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仕込工程において、原料を含む液に酵素剤及び乳酸を添加したサンプル2−2では、コントロール(サンプル2−1)と比較して、麦汁濾過性がより改善した。また、原料を含む液に酵素剤及び乳酸を添加したサンプル2−2においても、コントロールと比較して、4VGの含有量が増大することが示された。
〔試験例3:酵素剤添加による4-ビニルグアイアコールの生成量の変化〕
酵素剤として、スミチームNLSを用い、酵素剤の添加量を原料(粉砕麦芽)に対して、0質量%、0.01質量%、0.10質量%、又は0.20質量%としたこと以外は、試験例1と同様にして、分析用の各サンプル3−1〜3−4の調製を行い、麦汁濾過性の評価及び4−ビニルグアイアコール(4VG)含有量の測定を行った。麦汁濾過性の評価結果を表7及び表8に示す。4−ビニルグアイアコール(4VG)含有量の測定結果を表9に示す。
Figure 0006941497
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原料を含む液に酵素剤を添加したサンプル3−2〜3−4において、酵素剤の添加量が原料の総量に対して、0.01質量%以上である場合、コントロール(サンプル3−1)と比較した麦汁濾過性の改善及び4VG含有量の増大が確認された。
〔試験例4:酵素処理を行う際の温度よる4-ビニルグアイアコールの生成量の変化〕
酵素剤として、スミチームNLSを用い、酵素処理前の初期温度を60℃として、第2の温度プログラムで酵素処理を行うこと以外は、試験例1と同様にして、分析用の各サンプル4−1〜4−2の調製を行い、麦汁濾過性の評価及び4−ビニルグアイアコール(4VG)含有量の測定を行った。第2の温度プログラムとは、原料を含む液を温度(液温)60℃で所定時間保持し、75℃に昇温してから所定時間保持した後、終了するプログラムである。麦汁濾過性の評価結果を表10及び表11に示す。4−ビニルグアイアコール(4VG)含有量の測定結果を表12に示す。
Figure 0006941497
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酵素処理を行う際の、原料を含む液の温度及び反応時間(処理時間)が試験例1と異なる場合であっても、コントロール(サンプル4−1)と比較した麦汁濾過性の改善及び4VG含有量の増大が確認された。
〔試験例5:活性炭処理による4−ビニルグアイアコール含有量の低減効果〕
(実施例1)
麦芽(粉砕した大麦麦芽)、水、エンドウタンパク質、塩化カルシウム、及び、酵素剤としてスミチームNLS(新日本科学工業株式会社製)を仕込槽に投入し、常法に従って糖化液を製造した。なお、酵素剤は、原料(麦芽)の総量に対して、0.5質量%となるように添加した。得られた糖化液を濾過して麦汁を得た。得られた麦汁にホップを添加して煮沸し、沈殿物を分離、除去した後、冷却した(仕込工程)。得られた発酵前液(冷麦汁)にビール酵母(下面発酵酵母)を添加し、所定期間発酵させた(発酵工程)。得られた発酵後液を、0℃で、約15日間静置した(貯酒工程)。貯酒工程後の溶液に対し、活性炭及び珪藻土(濾過助剤)を、貯酒工程後の溶液全量基準で、それぞれ500ppm及び200ppmとなるように添加した。その後、温度(接触温度)0℃の条件下、20分間攪拌し、活性炭処理を行った。活性炭処理後の溶液を、濾過助剤として、珪藻土を用いて、常法により濾過した(濾過工程)。濾過後の溶液を水によりアルコール濃度を調整して、実施例1のビールテイスト飲料(アルコール濃度5v/v%)のサンプルを製造した。
活性炭としては、やし(やし殻)を原料とし、平均細孔直径が1.0nm以上3.6nm以下(1.87nm)であり、細孔容積が1.85nmであり、平均粒径が40μmであり、比表面積が、1662m/gであるものを用いた。
(比較例1)
酵素剤を添加しなかったこと、及び、活性炭を添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にして、比較例1のビールテイスト飲料(アルコール濃度5v/v%)を製造した。
(比較例2)
酵素剤を添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にして、比較例2のビールテイスト飲料(アルコール濃度5v/v%)を製造した。
(比較例3)
活性炭を添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にして、比較例3のビールテイスト飲料(アルコール濃度5v/v%)を製造した。
色度、苦味価及び泡持ちは、以下の方法で測定した。色度は、改訂BCOJビール分析法(公益財団法人日本醸造協会発行、ビール酒造組合国際技術委員会〔分析委員会〕編集、2013年増補改訂)の「8.8 色度 8.8.2 吸光度法」に記載されている方法によって測定した。苦味価(BU)は、改訂BCOJビール分析法(公益財団法人日本醸造協会発行、ビール酒造組合国際技術委員会〔分析委員会〕編集、2013年増補改訂)の「8.15 苦味価」に記載されている方法によって測定した。泡持ちはNIBEM値により評価した。NIBEM値は、改訂BCOJビール分析法(公益財団法人日本醸造協会発行、ビール酒造組合国際技術委員会〔分析委員会〕編集、2013年増補改訂)の「8.29 泡 NIBEM−T を用いた泡持ち測定法」に記載されている方法によって測定した。結果を表13に示す。
ビールテイスト飲料中の4−ビニルグアイアコールの含有量は、上記と同様の方法により測定した。また、ビールテイスト飲料らしい香味に特に寄与する成分である酢酸エチル及び酢酸イソアミルの含有量を、BCOJビール分析法の「8.22 低沸点香気成分」の方法に従い測定した。結果を表13に示す。
上記製造した各ビールテイスト飲料について、訓練された3名のパネルにより官能評価を行った。官能評価は、穀物臭、香りのふくらみ及びスッキリさの評価項目について、1〜5の5段階で行い、その平均値を評価スコアとした。穀物臭の評価項目では、数値が高いほど穀物臭が少なく、良好に感じられることを示す。香りのふくらみとは、香りが豊かで、鼻及び口の空間に広がりをみせる香りであることを意味する。香りのふくらみの項目では、数値が高いほど香りのふくらみが強く、良好に感じられることを示す。スッキリさとは、雑味が少ない香味であることを意味する。スッキリさの項目では、数値が高いほどスッキリさが強く、良好に感じられることを示す。総合評価とは、ビールテイスト飲料として好ましい香味であることを示す。総合評価の項目では、数値が高いほど総合評価が高く、良好に感じられることを示す。なお、官能評価における上記評価項目は、いずれもビールテイスト飲料としての好ましい香味を評価する指標である。結果を表13に示す。
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表13に示すとおり、実施例1のビールテイスト飲料は、比較例3のビールテイスト飲料と比べて、4−ビニルグアイアコールの含有量が低減されていた。また、実施例1のビールテイスト飲料は、ビールテイスト飲料らしい香味に寄与する成分である酢酸エチル及び酢酸イソアミルの含有量が充分に維持されていることが示された。また、官能評価において、実施例1のビールテイスト飲料は、ビールテイスト飲料らしい香味が改善していることが示された(比較例1〜3との対比)。さらに、実施例1のビールテイスト飲料は、色度、苦味価及びNIBEM値が、充分に維持されていた(比較例1との対比)。
以上のとおり、仕込工程において、原料を含む液に酵素剤(スミチームNLS)を添加することを含み、かつ、濾過工程において、活性炭処理を行うことを含む製造方法により得られたビールテイスト飲料(実施例1のビールテイスト飲料)が、ビールテイスト飲料らしい香味を維持しつつ、4−ビニルグアイアコールの含有量が低減されることが示された。

Claims (4)

  1. 少なくとも仕込工程及び濾過工程を備え、
    前記仕込工程において、原料を含む液に酵素剤を添加することを含み、
    前記濾過工程において、前記仕込工程後の溶液に対して、活性炭を添加して活性炭処理を行うことを含む、ビールテイスト飲料の製造方法であって、
    前記ビールテイスト飲料の麦芽使用比率が25w/w%以上であり、
    前記仕込工程後かつ前記濾過工程前の溶液の4−ビニルグアイアコールの含有量が、0.5mg/L以上であり、前記濾過工程後の溶液の4−ビニルグアイアコールの含有量が、0.5mg/L未満である、ビールテイスト飲料の製造方法
  2. 前記酵素剤の添加量が、前記原料の総量に対して、0.01質量%以上である、請求項1に記載のビールテイスト飲料の製造方法。
  3. 前記活性炭の平均細孔直径が、1.0nm以上3.6nm以下である、請求項1又は2に記載のビールテイスト飲料の製造方法。
  4. 仕込工程において、原料を含む液に酵素剤を添加することを含み、
    濾過工程において、前記仕込工程後の溶液に対して、活性炭を添加して活性炭処理を行うことを含む、ビールテイスト飲料の香味を改善する方法であって、
    前記ビールテイスト飲料の麦芽使用比率が25w/w%以上であり、
    前記仕込工程後かつ前記濾過工程前の溶液の4−ビニルグアイアコールの含有量が、0.5mg/L以上であり、前記濾過工程後の溶液の4−ビニルグアイアコールの含有量が、0.5mg/L未満である、ビールテイスト飲料の香味を改善する方法
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