JP6941288B2 - ユニット出し入れ装置、画像形成装置及び画像形成装置の付属装置 - Google Patents

ユニット出し入れ装置、画像形成装置及び画像形成装置の付属装置 Download PDF

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Description

本発明は、ユニット出し入れ装置、画像形成装置及び画像形成装置の付属装置に関するものである。
従来、画像形成装置やその付属装置の装置本体に対して出し入れ可能な出入ユニットを当該装置本体から出したときに、その出入ユニットのユニット出し方向への移動をストッパ部材で規制するユニット出し入れ装置が知られている。
例えば、特許文献1には、画像形成装置における転写ユニットや定着ユニットを搭載した搬送ユニット(出入ユニット)が、装置本体に設けられたスライドレールによって、装置本体からの引き出し、装置本体内への押し込みが可能に構成された引き出し部(ユニット出し入れ装置)が開示されている。この引き出し部では、搬送ユニットを装置本体から引き出してくると、まず搬送ユニット側に設けられるストッパアーム(ストッパ部材)が、装置本体側のストッパ板(ストッパ部材)に当接し、これ以上は引き出すことが禁止される。
作業者が出入ユニットを勢いよく装置本体から出した際などに、ストッパ部材が破損等により故障して機能しなくなる場合がある。この場合、装置本体から出した出入ユニットを本来の規制位置で止めることができなくなり、出入ユニットが装置本体から必要以上に出されてしまうので、故障したストッパ部材は迅速に修理することが求められる。しかしながら、ストッパ部材が故障した後も、出入ユニットを装置本体へ入れて装着できてしまうと、画像形成装置やその付属装置の使用が継続されてしまう。そのため、出入ユニットを装置本体から出す際に、ストッパ部材の故障に気付かずに、出入ユニットが装置本体から必要以上に出されてしまうという課題がある。
この課題を解決するために、本発明は、画像形成装置又はその付属装置の装置本体に対して出し入れ可能な出入ユニットと、該出入ユニット側に取り付けられたユニット側レールと、該ユニット側レールをスライド可能に収納した収納レールと、該ユニット側レールに設けられて該装置本体から出された出入ユニットのユニット出し方向への移動を規制するストッパ部材と、該収納レールに設けられて該ストッパ部材と突き当たるレールストッパと、を備えたユニット出し入れ装置において、前記ユニット側レールに、前記出入ユニットが前記ストッパ部材と前記レールストッパとの突き当て箇所を超えて引き出されたとき、前記出入ユニットを前記装置本体に押し入れる際に前記レールストッパと突き当たる装着禁止手段を設け、前記装着禁止手段は、前記出入ユニットを引き出す際に前記レールストッパと突き当たっても引き出されるように引き出し方向に傾斜面又は曲面を有し、前記出入ユニットを押し込む際に前記レールストッパと突き当たって押し込みを規制する面を押し込み方向に有している前記ストッパ部材が故障したら、前記出入ユニットの前記装置本体への装着を禁止する装着禁止手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、故障したストッパ部材の迅速な修理を促すことができ、ストッパ部材の故障に気付かずに出入ユニットが装置本体から必要以上に出されてしまう事態を抑制できるという優れた効果が奏される。
実施形態1に係る画像形成装置の概略構成を示す模式図である。 同画像形成装置の概略構成を示す斜視図である。 前カバーを引き出しユニットとは別体で構成した他の構成を示す斜視図である。 (a)は、引き出しユニットを装置本体へ押し入れた状態を側面から見た模式図である。(b)は、引き出しユニットを装置本体から引き出した状態を側面から見た模式図である。 (a)〜(c)は、引き出しユニットを装置本体に押し入れて装着した状態におけるスライドレールを示す説明図である。 (a)〜(c)は、引き出しユニットを装置本体から最大まで引き出した状態におけるスライドレールを示す説明図である。 (a)及び(b)は、ユニット側レール上の第一ストッパ部材の第一ストッパ部が、中間レールの中間レールストッパとの衝突によって破損した状態を示す説明図である。 第一ストッパ部が破損した後、第二ストッパ部材の第二ストッパ部が中間レールの中間レールストッパに突き当たった状態におけるスライドレールを示す説明図である。 第一ストッパ部が破損した後、引き出しユニットを装置本体へ押し入れる際に、第一ストッパ部材上の第三ストッパ部が中間レールストッパに突き当たった状態におけるスライドレールを示す説明図である。 中間レールストッパが第一ストッパ部に対して局所的に当接するようにして、第一ストッパ部の耐性を低下させた例を示す模式図である。 第一ストッパ部材に局所的に剛性の低い低剛性部を形成して、第一ストッパ部の耐性を低下させた例を示す模式図である。 変形例1における第二ストッパ部材の構成を示す斜視図である。 (a)〜(c)は、変形例1における第二ストッパ部材による装着禁止動作を示す説明図である。 (a)〜(c)は、変形例2における第二ストッパ部材による装着禁止動作を示す説明図である。 (a)は、実施形態2において、引き出しユニットを装置本体へ押し入れた状態を側面から見た模式図である。(b)は、同引き出しユニットを装置本体から引き出した状態を側面から見た模式図である。 (a)は、実施形態2において、引き出しユニットを装置本体へ押し入れた状態を上方から見た模式図である。(b)は、同引き出しユニットを装置本体から引き出した状態を上方から見た模式図である。 (a)及び(b)は、実施形態2において、本体側レールの側部ローラが、ユニット側レール上のストッパとの衝突によって破損した状態を示す説明図である。 (a)は、変形例3において、引き出しユニットが側部ローラによる規制位置まで前側Fへ引き出された状態を上方から見たときの模式図である。(b)は、同側部ローラが破損して、引き出しユニットが側部ローラによる規制位置を超えて前側Fへ引き出された状態を上方から見たときの模式図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明を画像形成装置に適用した一実施形態(以下、本実施形態を「実施形態1」という。)について説明する。
図1は、本実施形態1に係る画像形成装置1の概略構成を示す模式図である。
図2は、本実施形態1に係る画像形成装置1の概略構成を示す斜視図である。
本実施形態1において、画像形成装置1はタンデム型のカラー複写機である。図1に示すように、画像形成装置1は、自動原稿搬送装置(以下「ADF」という。)10と、装置本体11とから構成されている。また、装置本体11は、給紙部3と、画像読取部4と、画像形成部5とから構成されている。
ADF10は、原稿トレイ20と、原稿給紙ローラ21と、原稿搬送ベルト22と、原稿排紙ローラ23と、原稿排紙トレイ24とを含んで構成されている。ADF10は、画像読取部4に対し、ヒンジなどの開閉機構を介して開閉自在に取付けられている。原稿給紙ローラ21は、原稿トレイ20に載置された原稿束から1枚ずつ分離して、画像読取部4に向かって搬送する。原稿搬送ベルト22は、原稿給紙ローラ21によって分離された原稿を画像読取部4に搬送する。原稿排紙ローラ23は、原稿搬送ベルト22によって画像読取部4から排紙される原稿を、原稿トレイ20の下方の原稿排紙トレイ24に排紙する。
画像読取部4は、筐体40と、走査光学ユニット41と、コンタクトガラス42と、駆動手段とを含んで構成されている。走査光学ユニット41は、筐体40の内部に設けられるとともに、LEDユニットを備えている。走査光学ユニット41は、LEDユニットから主走査方向に光を照射するとともに、駆動手段によって全照射領域内において副走査方向に走査される。これにより、走査光学ユニット41は、原稿の二次元カラー画像を読み取るようになっている。コンタクトガラス42は、画像読取部4の筐体40の上部に設けられ、筐体40の上面部を構成している。駆動手段は、走査光学ユニット41に固定されたワイヤと、このワイヤに橋架される複数の従動プーリおよび駆動プーリと、駆動プーリを回転させるモータとを備えている。
給紙部3は、給紙カセット30と、給紙手段31とを備えている。給紙カセット30は用紙サイズの異なる用紙を収容する。給紙手段31は、給紙カセット30に収納された用紙を画像形成部5の主搬送路70まで搬送する。
画像形成部5は、露光ユニット51、タンデム画像形成装置50、中間転写ベルト54、中間転写ローラ55、二次転写装置52、定着装置としての定着ユニット53、主搬送路70、第2の搬送経路としての反転搬送路73を含んで構成されている。
図1に示すように、露光ユニット51は、タンデム画像形成装置50に隣接して配置されている。露光ユニット51は、各色に設けられた感光体ドラム74に露光を行うようになっている。タンデム画像形成装置50は、中間転写ベルト54の上方に位置し、中間転写ベルト54の回転方向に沿ってイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの作像部75から構成されている。個々の作像部75は、感光体ドラム74の周りに、帯電装置、現像装置、感光体クリーニング装置、除電装置などを備えている。そして、各感光体ドラム74とその周りに設けられる各装置がユニット化されて1つのプロセスカートリッジを構成している。
タンデム画像形成装置50では、画像読取部4によって読み取られて色別分解された画像情報に基づいて、各感光体ドラム74に色分けしてトナーにより形成された可視画像(トナー像)を形成するようになっている。また、各感光体ドラム74に形成されたトナー像は、各感光体ドラム74と中間転写ローラ55との間の一次転写ニップで中間転写ベルト54に転写されるようになっている。
一方、中間転写ベルト54を挟んでタンデム画像形成装置50の反対側には、二次転写装置52が設けられている。二次転写装置52は、2つの支持ローラ57の間に無端ベルトである二次転写ベルト56を掛け渡して構成されている。そして、二次転写ベルト56を中間転写ベルト54に押し当てることにより、中間転写ベルト54に形成されたトナー像が、給紙部3から主搬送路70を介して搬送された記録材としての用紙に転写されるように構成されている。なお、二次転写装置52としては、二次転写ベルト56の代わりに二次転写ローラを採用してもよい。
二次転写装置52の用紙搬送方向下流側には定着ユニット53が設けられている。定着ユニット53は、無端ベルトである定着ベルト58に加圧ローラ59を押し当てて構成している。そして、定着ユニット53は、加圧ローラ59により用紙に熱と圧力を加えることにより、用紙に転写されたトナー像を溶融して用紙に定着する。
また、図1に示すように、反転搬送路73が、二次転写装置52および定着ユニット53の下側に設けられている。反転搬送路73は、用紙の両面に画像を形成するために、定着ユニット53から排出された用紙の表裏を反転させて再度主搬送路70を介して二次転写装置52に供給するためのものである。
また、主搬送路70や反転搬送路73には、搬送経路に沿って複数の用紙検知センサが配置されている。なお、用紙検知センサの数や配置箇所は適宜設定される。各用紙検知センサが、それぞれ予め決められた時間内に用紙の通過を検知しないとき、用紙ジャムが発生したことを把握し、画像形成装置1の表示部などにジャムが発生したことを通知する。
また、本実施形態1の画像形成装置1においては、図1で示した二次転写装置52、定着ユニット53、主搬送路70、反転搬送路73を保持し、装置本体11に対する引き出し及び押し入れが可能な出入ユニットとしての引き出しユニット76を備えている。引き出しユニット76は、図2に示すように、二次転写装置52、定着ユニット53、主搬送路70、反転搬送路73を保持するキャリア71を有している。キャリア71と装置本体11との間はスライドレール80によって連結されており、キャリア71は、装置本体11に対し、前側F(図2中矢印Fの向き)へのスライド移動や後側R(図2中矢印Rの向き)へのスライド移動が可能なように支持されている。
本実施形態1の引き出しユニット76のキャリア71には、前カバー6が取り付けられている。前カバー6に設けられた操作凹部6aをユーザーが握って前カバー6を前側Fへ引き出したり後側Rへ押し入れたりすることにより、引き出しユニット76を装置本体11に対して出し入れすることができる。そして、前カバー6を閉めた状態、すなわち、引き出しユニット76を装置本体11に押し入れて装着した状態において、前カバー6は、装置本体11の外装部材の一部を構成する。
なお、本実施形態1では、引き出しユニット76に前カバー6が取り付けられているが、図3に示すように、装置本体11に開閉可能に構成するなどして、前カバー6A,6Bを引き出しユニット76とは別体で構成してもよい。
図4(a)は、引き出しユニット76を装置本体11へ押し入れた状態を側面から見た模式図であり、図4(b)は、引き出しユニット76を装置本体11から引き出した状態を側面から見た模式図である。
二次転写装置52、定着ユニット53、主搬送路70、反転搬送路73をキャリア71に保持した引き出しユニット76は、上述したとおり、装置本体11に対して前後方向にスライド移動可能(出し入れ可能)に構成されている。引き出しユニット76は、画像形成装置1の使用時には、図4(a)に示すように、装置本体11へ押し入れられて装置本体11に装着される。一方、例えば、引き出しユニット76上の各装置の交換や、装置本体11側の画像形成部5に設けられる他の装置の交換を行う場合、画像形成部5に詰まった用紙を除去するジャム処理を行う場合には、図4(b)に示すように、引き出しユニット76を前側Fへ引き出すことにより、これらの装置の交換やジャム処理を行うことができる。
引き出しユニット76と装置本体11との間を連結するスライドレール80は、3段階式のスライドレールで構成されている。このスライドレール80は、装置本体11に取り付けられた本体側レール80Aと、引き出しユニット76に取り付けられたユニット側レール80Cと、本体側レール80Aとユニット側レール80Cとの間を接続する中間レール80Bとから構成されている。中間レール80Bは、本体側レール80A及びユニット側レール80Cの双方に対してスライド移動可能に構成されている。
スライドレール80は、引き出しユニット76を装置本体11に装着した状態では、図4(a)に示すように、ユニット側レール80Cが中間レール80Bの内部に収納され、中間レール80Bが本体側レール80Aの内部に収納される。一方、引き出しユニット76を装置本体11から引き出した状態では、図4(b)に示すように、中間レール80Bが本体側レール80Aから引き出された状態になり、また、ユニット側レール80Cが中間レール80Bから引き出された状態になる。
図5(a)〜(c)は、引き出しユニット76を装置本体11に押し入れて装着した状態におけるスライドレール80を示す説明図である。
図6(a)〜(c)は、引き出しユニット76を装置本体11から最大まで引き出した状態におけるスライドレール80を示す説明図である。
詳しくは、図5(a)及び図6(a)は、スライドレール80の側面図である。図5(b)及び図6(b)は、符号A−Aの断面を示したスライドレール80の水平断面図(内部平面図)である。図5(c)及び図6(c)は、符号B−Bの断面を示したスライドレール80の垂直断面図(内部側面図)である。
装置本体11に取り付けられた本体側レール80Aは、その内部にスライド移動方向に延びる孔あるいは溝が形成されており、引き出し方向後端側(後側R)は閉塞され、引き出し方向先端側(前側F)は中間レール80Bを挿入可能なように開口している。本体側レール80Aの内部には、図5(c)及び図6(c)に示すように、中間レール80Bの下面と本体側レール80Aの内壁下面との間に2つの第一ボールベアリング81が設けられ、中間レール80Bの上面と本体側レール80Aの内壁上面との間にも2つの第一ボールベアリング81が設けられている。各第一ボールベアリング81は、複数のベアリングボール81aと、これらのベアリングボール81aを連結支持するリテーナープレート81bとから構成されている。
また、本体側レール80Aの内部には、中間レール80Bの下面と本体側レール80Aの内壁下面との間に設けられる2つの第一ボールベアリング81の間に、本体側レールストッパ82が本体側レール80Aの内壁から突出するように設けられている。これにより、当該2つの第一ボールベアリング81のうちの後側Rの第一ボールベアリング81は、本体側レールストッパ82よりも前側Fへ移動できない構成となっている。また、中間レール80Bの後側Rの端部には、本体側レール80Aの内部に挿入されたときに当該後側Rの第一ボールベアリング81と本体側レール80Aの後端との間に位置するストッパ壁部83が形成されている。
また、同様に、本体側レール80Aの内部には、中間レール80Bの上面と本体側レール80Aの内壁上面との間に設けられる2つの第一ボールベアリング81の間にも、本体側レールストッパ82が本体側レール80Aの内壁から突出するように設けられている。これにより、当該2つの第一ボールベアリング81のうちの後側Rの第一ボールベアリング81は、本体側レールストッパ82よりも前側Fへ移動できない構成となっている。一方、中間レール80Bの後側Rの端部には、本体側レール80Aの内部に挿入されたときに当該後側Rの第一ボールベアリング81と本体側レール80Aの後端との間に位置するストッパ壁部83が形成されている。
このような構成により、中間レール80Bを前側Fへスライド移動させると、後側Rの第一ボールベアリング81が中間レール80Bのストッパ壁部83に押されて前側Fへと移動し、最終的に、本体側レール80Aの本体側レールストッパ82に突き当たる。これにより、図6(c)に示すように、後側Rの第一ボールベアリング81が中間レール80Bのストッパ壁部83と本体側レール80Aの本体側レールストッパ82との間に挟持された状態になり、中間レール80Bは、それ以上の前側Fへの移動が規制される。
また、中間レール80Bは、その内部にスライド移動方向に延びる孔あるいは溝が形成されており、その引き出し方向後端側(後側R)及び引き出し方向先端側(前側F)は開口している。中間レール80Bの内部には、図5(c)及び図6(c)に示すように、ユニット側レール80Cの下面と中間レール80Bの内壁下面との間に第二ボールベアリング84が設けられ、中間レール80Bの上面と本体側レール80Aの内壁上面との間にも第二ボールベアリング84が設けられている。各第二ボールベアリング84は、複数のベアリングボール84aと、これらのベアリングボール84aを連結支持するリテーナープレート84bとから構成されている。
また、中間レール80Bの内部における前側Fの端部近傍には、中間レールストッパ85が中間レール80Bの内壁から突出するように設けられている。一方、ユニット側レール80Cの後側Rの部分には、ユニット側レール80Cを前側Fへスライド移動させたときに中間レール80B上の中間レールストッパ85に突き当たる位置に、第一ストッパ部材86が設けられている。
このような構成により、ユニット側レール80Cを前側Fへスライド移動させると、最終的に、図6(b)や図6(c)に示すように、ユニット側レール80C上の第一ストッパ部材86の第一ストッパ部86aが、中間レール80Bの中間レールストッパ85に突き当たる。これにより、ユニット側レール80Cは、それ以上の前側Fへの移動が規制される。したがって、本実施形態1におけるストッパ部材は、ユニット側レール80C上の第一ストッパ部材86の第一ストッパ部86aと、中間レール80Bの中間レールストッパ85とから構成される。
図7(a)及び(b)は、ユニット側レール80C上の第一ストッパ部材86の第一ストッパ部86aが、中間レール80Bの中間レールストッパ85との衝突によって破損(故障)した状態を示す説明図である。
詳しくは、図7(a)は、図5(b)及び図6(b)と同様のスライドレール80の水平断面図(内部平面図)である。図7(b)は、図5(c)及び図6(c)と同様のスライドレール80の垂直断面図(内部側面図)である。
ユーザーが引き出しユニット76を勢いよく装置本体11から引き出す等により、図7(a)及び(b)の符号Cで示すように、ユニット側レール80C上の第一ストッパ部材86の第一ストッパ部86aが、中間レール80Bの中間レールストッパ85との衝突によって破損(故障)する場合がある。この場合、装置本体11から引き出した引き出しユニット76を本来の規制位置(第一ストッパ部86aと中間レールストッパ85とが当接する位置)で止めることができなくなり、引き出しユニット76が装置本体11から必要以上に引き出されてしまう。その結果、引き出しユニット76と装置本体11との重量バランスが崩れて装置本体11が前側Fに倒れたり、引き出しユニット76が装置本体11から脱落したりするなどの不具合が生じるおそれがある。よって、第一ストッパ部86aが破損(故障)した際には、第一ストッパ部材86の修理(交換)を迅速に行うことが求められる。
しかしながら、第一ストッパ部86aが破損した場合でも、引き出しユニット76の押し入れ方向へのスライド移動が可能な構成であると、第一ストッパ部86aの破損後に、ユーザーが引き出しユニット76を装置本体11へ押し入れて装着してしまう場合がある。この場合、引き出しユニット76の装着によって、画像形成装置1は正常に動作可能な状態になるので、第一ストッパ部材86の修理(交換)が行われないまま、ユーザーが画像形成装置1の使用を継続してしまう。その結果、後に再び引き出しユニット76を装置本体11から引き出したときに、上述した不具合が生じるおそれがある。
ただし、本実施形態1においては、ユニット側レール80C上における第一ストッパ部材86よりも後側Rに、第二ストッパ部材87が設けられている。そのため、第一ストッパ部86aが破損して、引き出しユニット76が本来の規制位置(第一ストッパ部86aと中間レールストッパ85とが当接する位置)を超えて更に前側Fへ引き出された場合でも、図8に示すように、第二ストッパ部材87の第二ストッパ部87aが、中間レール80Bの中間レールストッパ85に突き当たる。これにより、ユニット側レール80Cは、第一ストッパ部86aが破損した後も、第二ストッパ部87aと中間レールストッパ85とが当接する予備規制位置よりも前側Fへの移動が規制される。したがって、本実施形態1では、第一ストッパ部86aが破損した場合でも、直ちに、引き出しユニット76が装置本体11から脱落しないように構成されている。
このような構成であっても、ユーザーが引き出しユニット76を再び勢いよく装置本体11から引き出す等により、第二ストッパ部87aまでも、中間レール80Bの中間レールストッパ85との衝突によって破損(故障)してしまうと、ユニット側レール80Cが中間レール80Bから外れてしまい、引き出しユニット76が装置本体11から脱落してしまう。
また、ユーザーが引き出しユニット76を再び勢いよく装置本体11から引き出す等により、第二ストッパ部87aよりも先に、引き出しユニット76の引き出し方向への移動をスライドレール80が規制したときの衝突力が伝搬する他の箇所が、破損(故障)する場合もある。ここでいう他の箇所とは、例えば、後側Rの第一ボールベアリング81と本体側レールストッパ82との当接箇所、後側Rの第一ボールベアリング81と中間レール80Bのストッパ壁部83との当接箇所、ユニット側レール80Cの引き出しユニット76への取付箇所、本体側レール80Aの装置本体11への取付箇所などである。このような箇所が破損すると、大規模な修理が必要となるおそれも出てくる。
いずれにしても、第一ストッパ部86aが破損した際には、第一ストッパ部材86の修理(交換)を迅速に行うことが求められることには変わりない。
そこで、本実施形態1においては、第一ストッパ部86aが破損したら、引き出しユニット76の装置本体11への装着を禁止するために、装着禁止手段としての第三ストッパ部86bを設けている。なお、本実施形態1における第三ストッパ部86bは、第一ストッパ部86aを有する第一ストッパ部材86の一部(後端部)で構成されているが、第一ストッパ部材86とは別部材で構成してもよい。
本実施形態1によれば、第一ストッパ部86aが破損して、第一ストッパ部86aの規制位置を超えて引き出しユニット76が更に前側Fへ引き出された場合、その後、引き出しユニット76を装置本体11へ押し入れる際に、図9に示すように、第一ストッパ部材86上の第三ストッパ部86bが中間レールストッパ85に突き当たる。これにより、ユニット側レール80Cは、それ以上の後側Rへの移動が規制されるため、中間レール80Bの内部に収納される位置まで入り込むことができない。このとき、中間レール80Bは本体側レール80Aに収納される位置までスライド移動できるが、ユニット側レール80Cが中間レール80Bの内部に収納される位置までスライド移動できないため、引き出しユニット76は、装置本体11の内部へ入り込むことができず、引き出しユニット76を装置本体11へ装着させることはできない。
このように、本実施形態1では、第一ストッパ部86aが破損して、第一ストッパ部86aの規制位置を超えて引き出しユニット76を更に前側Fへ引き出すことができる状態(第一ストッパ部86aが機能しない状態)になると、引き出しユニット76を装置本体11へ装着させることができなくなる。この状態では、ユーザーは画像形成装置1を使用することができないので、ユーザーに対し、保守メンテナンス業者等に連絡することを促すことができる。これにより、第一ストッパ部86aが破損した際には、そのまま画像形成装置1の使用が継続されることがなく、サービスマン等の作業者により第一ストッパ部材86の修理(交換)を迅速に行うことができる。
なお、本実施形態1では、第一ストッパ部86aが破損して、引き出しユニット76が第一ストッパ部86aによる規制位置を超えて更に前側Fへ引き出された場合、中間レールストッパ85が第二ストッパ部材87の第二ストッパ部87aに突き当たる前に、第一ストッパ部材86の後端前側面(第三ストッパ部86bの前側面)にも突き当たる。しかしながら、第一ストッパ部材86の後端前側面は傾斜面になっているため、引き出しユニット76が更に前側Fへ引き出されることで、その傾斜面に沿って中間レールストッパ85が摺動するとともに第一ストッパ部材86が撓み、中間レールストッパ85は第一ストッパ部材86の後端部(第三ストッパ部86b)を乗り越えることができる。
また、本実施形態1において、第二ストッパ部材87第二ストッパ部87aは、引き出しユニット76の引き出し方向への移動(前側Fへの移動)を規制する規制能力が、第一ストッパ部材86の第一ストッパ部86aよりも高くなるように構成されている。ここでいう規制能力とは、ユーザーが同じ力で引き出しユニット76を引き出したときに、各ストッパ部86a,87aがそれぞれの規制位置に引き出しユニット76を留めることのできる能力の大きさである。本実施形態1では、第一ストッパ部材86が樹脂製であり、第二ストッパ部材87が金属製であるため、第二ストッパ部87aの方が第一ストッパ部86aよりも規制時の衝突に対する耐性が高く、破損しにくい。そのため、第二ストッパ部87aによる規制能力は第一ストッパ部86aよりも高い構成となっている。
その結果、ユーザーが第一ストッパ部86aを破損させるほどの強い力で引き出しユニット76を引き出した場合でも、第二ストッパ部87aまでも一緒に破損するような事態が軽減される。また、第一ストッパ部86aが破損した後も、ユーザーが同じ強い力で引き出しユニット76を引き出しても、第二ストッパ部87aによって引き出しユニット76の脱落を阻止することができる。
また、本実施形態1における第一ストッパ部材86は、引き出しユニット76の引き出し方向への移動をスライドレール80が規制したときの衝突力が伝搬する箇所のなかで、最も耐力が低くなるように構成されている。具体的には、第一ストッパ部材86は、これらの箇所の中で最も耐力が低くなるように、低剛性の材料である樹脂で形成されている。これにより、ユーザーが一定以上の強い力で引き出しユニット76を引き出したとき、これらの箇所の中で、第一ストッパ部86aが最初に破損することになる。このように、破損する箇所が予めわかっていることで迅速な修理(交換)が可能となるうえ、第一ストッパ部86aは他の箇所よりも修理(交換)の作業が容易な箇所であるため、修理作業が容易になる。
なお、これらの箇所の中で第一ストッパ部材86の耐力を最も低くする方法は、このような剛性の低い材料で第一ストッパ部材86を形成する方法に限られない。例えば、図10に示すように、第一ストッパ部材86の第一ストッパ部86aと当接する中間レールストッパ85の形状を鋭利な形状とするなどして、中間レールストッパ85が第一ストッパ部86aに対して局所的に当接するように構成してもよい。この構成によれば、中間レールストッパ85と第一ストッパ部86aとの衝突時における当接力を、第一ストッパ部86aの一部に集中させることができ、第一ストッパ部86aを破損しやすくする(耐性を低くする)ことができる。
また、例えば、図11に示すように、第一ストッパ部材86に窪みのような肉薄部を形成するなど、第一ストッパ部材86に局所的に剛性の低い低剛性部86cを形成してもよい。この場合、中間レールストッパ85と第一ストッパ部86aとの衝突時における当接力によって低剛性部86cが破損しやすくなり、第一ストッパ部86a全体として破損しやすくする(耐性を低くする)ことができる。
なお、本実施形態1の装着禁止手段は、第一ストッパ部86aの規制位置(第一ストッパ部86aと中間レールストッパ85とが当接する位置)を超えて更に前側Fへ引き出された引き出しユニット76の後側Rへのスライド移動(装置本体11への押し込み方向への移動)を規制する移動規制手段としての第三ストッパ部86bである。しかしながら、装着禁止手段は、第一ストッパ部86aが破損したら引き出しユニット76の装置本体11への装着を禁止する手段であれば、このような移動規制手段に限られない。
また、本実施形態1においては、画像形成装置1の装置本体11に対して出し入れ可能な出入ユニットが、装置本体11に対する出し入れ時における出入ユニットの移動がスライド移動(直線的な移動)である引き出しユニット76であったが、これに限られない。例えば、装置本体11に対する出し入れ時における出入ユニットの移動が、ヒンジなどの開閉機構を介して装置本体11に対して回動するADF10等の回動ユニットであってもよい。
また、本実施形態1では、画像形成装置1の装置本体11に対して出し入れ可能な出入ユニットを例に挙げたが、これに限られない。例えば、画像形成装置1に付属して使用される画像形成装置の付属装置、具体的には、ADF10、画像形成前に各種前処理(用紙への機能液の塗布など)を行う前処理装置、画像形成後に各種後処理(用紙の乾燥処理、用紙綴じ処理など)を行う後処理装置などの付属装置に対して出し入れ可能な出入ユニットであってもよい。
〔変形例1〕
次に、本実施形態1におけるスライドレール80の一変形例(以下、本変形例を「変形例1」という。)について説明する。
上述した実施形態1では、第一ストッパ部材86の後端部である第三ストッパ部86bを装着禁止手段として用いているが、第三ストッパ部86bを装着禁止手段として機能させる際、第一ストッパ部材86は、その前端部である第一ストッパ部86aが破損した状態となっている。このような破損状態になる第一ストッパ部材86の一部である第三ストッパ部86bを装着禁止手段として用いている場合、その破損時に第三ストッパ部86bも一緒に破損してしまい、第三ストッパ部86bを装着禁止手段として安定して機能させることができないおそれがある。
そこで、本変形例1では、第一ストッパ部材86’とは別の部材を、装着禁止手段として用いる。具体的には、第二ストッパ部材87’を装着禁止手段として用いる。
図12は、本変形例1における第二ストッパ部材87’の構成を示す斜視図である。
本変形例1における第二ストッパ部材87’は、その前端部87a’が曲面形状となっており、その前端部87a’に近接する位置にはストッパ用開口部87b’が形成されている。なお、本変形例1における第二ストッパ部材87’においては、第二ストッパ部材87’を装着禁止手段として用いるため、第一ストッパ部材86’の後端部には第三ストッパ部86bを設ける必要はない。もちろん、本変形例1において、第一ストッパ部材86’の後端部に第三ストッパ部86bを設けることを排除するものではない。
図13(a)〜(c)は、本変形例1における第二ストッパ部材87’による装着禁止動作を示す説明図(スライドレール80の水平断面図(内部平面図))である。
本変形例1において、引き出しユニット76を前側F(ユニット出し方向)へ引き出し、第一ストッパ部材86’の第一ストッパ部86aが破損したとき、引き出しユニット76は、図13(a)に示すように、第一ストッパ部86aによる本来の規制位置を超えて更に前側Fへ引き出される。これにより、ユニット側レール80C上の第二ストッパ部材87’の前端部87a’が中間レール80Bの中間レールストッパ85に突き当たる。その後、引き出しユニット76が更に前側Fへ引き出されることで、図13(b)に示すように、第二ストッパ部材87’の前端部87a’の曲面に沿って中間レールストッパ85を摺動させながら、第二ストッパ部材87’が中間レールストッパ85を超えて前側Fへと移動する。そして、中間レールストッパ85が第二ストッパ部材87’のストッパ用開口部87b’との対向位置まで来たとき、図13(c)に示すように、第二ストッパ部材87’の撓みが復元して、ストッパ用開口部87b’内に中間レールストッパ85が嵌り込む。
このように、第二ストッパ部材87’のストッパ用開口部87b’内に中間レールストッパ85が嵌り込むことで、ストッパ用開口部87b’の後側Rの内壁面87b−2’に中間レールストッパ85が突き当たる。これにより、引き出しユニット76は、それ以上の前側Fへの移動が規制される。
一方、第二ストッパ部材87’のストッパ用開口部87b’内に中間レールストッパ85が嵌り込むと、その後、引き出しユニット76を装置本体11へ押し入れる際に、第二ストッパ部材87’のストッパ用開口部87b’の前側Fの内壁面87b−1’が中間レールストッパ85に突き当たる。これにより、引き出しユニット76は、後側Rへの押し込みが規制されるため、装置本体11の内部へ入り込むことができず、引き出しユニット76を装置本体11へ装着させることはできない。
〔変形例2〕
次に、本実施形態1におけるスライドレール80の他の変形例(以下、本変形例を「変形例2」という。)について説明する。
上述した実施形態1では、第一ストッパ部86aが破損した場合、第二ストッパ部材87の第二ストッパ部87aまでも破損してしまうと、引き出しユニット76の脱落などの不具合が発生してしまう。また、第一ストッパ部86aによる規制の有無をユーザー操作によって切り換えることができる構成としたとき、ユーザー操作によって第一ストッパ部86aによる規制が解除されると、第二ストッパ部材87の第二ストッパ部87aが中間レールストッパ85に突き当たるまで引き出しユニット76が引き出される場合がある。この場合、第一ストッパ部86aは破損していないのに引き出しユニット76の装置本体11への装着を禁止してしまい、画像形成装置1の使用を継続するためには、その禁止をいちいちユーザーに解除してもらう必要があるなど作業の煩雑化を招く。
そこで、本変形例2では、装着禁止手段として、第二ストッパ部材87’’の規制位置を超えて更に前側F(ユニット出し方向)へ移動した引き出しユニット76の後側Rへの移動(ユニット入れ方向への移動)を規制する移動規制手段を用いる。具体的には、第二ストッパ部材87’’の後端部を、移動規制手段としての第四ストッパ部87c’’として用いる。
図14(a)〜(c)は、本変形例2における第二ストッパ部材87’’による装着禁止動作を示す説明図(スライドレール80の水平断面図(内部平面図))である。
本変形例2において、装置交換やジャム処理などの通常作業時には、ユーザーは、図14(a)に示すように、第一ストッパ部86aが中間レールストッパ85に突き当たるまで引き出しユニット76を装置本体11から引き出して、作業を行う。また、その作業において、引き出しユニット76を装置本体11からもっと引き出した方が作業しやすい場合、あるいは、もっと引き出さないと作業できないような場合、ユーザーは、所定の操作レバー等の操作部材を操作することで、第一ストッパ部材86’の第一ストッパ部86aが中間レールストッパ85に当接しない回避位置へ移動させることができる。
これにより、引き出しユニット76は、第一ストッパ部86aによる規制位置を超えて更に前側Fへ引き出すことが可能となる。その結果、図14(b)に示すように、第二ストッパ部材87’’の第二ストッパ部87aが中間レール80Bの中間レールストッパ85に突き当たるまで、引き出しユニット76を装置本体11から引き出すことができる。よって、ユーザーは、引き出しユニット76をより引き出した状態で、装置交換やジャム処理などの作業を行うことができる。
このとき、本変形例2では、第一ストッパ部材86’の後端部には第三ストッパ部86b(装着禁止手段(移動規制手段))が設けられていないため、第一ストッパ部86aによる規制位置を超えて更に前側Fへ引き出しユニット76を引き出した後も、引き出しユニット76を装置本体11へ押し込んで装着することができる。
一方、ユーザーが第二ストッパ部材87’’の第二ストッパ部87aを破損させるほどの強い力で引き出しユニット76を引き出した場合、第二ストッパ部87aの規制位置を超えて引き出しユニット76が更に前側Fへ引き出される。この場合、本変形例2では、図14(c)に示すように、ユニット側レール80Cの後端部に設けた規制壁88が中間レールストッパ85に突き当たり、それ以上の引き出しユニット76の前側Fへの移動が規制されるので、引き出しユニット76が装置本体11から脱落しない。
このような状況において、ユーザーが引き出しユニット76を装置本体11へ押し入れようとすると、図14(c)に示すように、第二ストッパ部材87’’上の第四ストッパ部87c’’が中間レールストッパ85に突き当たる。これにより、引き出しユニット76は、後側Rへの移動が規制されるため、装置本体11の内部へ入り込むことができず、引き出しユニット76を装置本体11へ装着させることはできない。
本変形例2によれば、第一ストッパ部86aによる規制の有無をユーザー操作によって切り換える構成において、ユーザー操作によって第一ストッパ部86aによる規制が解除され、第二ストッパ部材87の第二ストッパ部87aが中間レールストッパ85に突き当たるまで引き出しユニット76が引き出されても、引き出しユニット76をそのまま装置本体11へ押し込んで装着することができる。
なお、本変形例2では、第一ストッパ部86aによる規制の有無をユーザー操作によって切り換えることのできる構成で説明したが、このような構成でなくても、本変形例2によれば、第一ストッパ部86aだけでなく第二ストッパ部87aまでも破損したときに、迅速な修理が可能となる。
〔実施形態2〕
次に、本発明を画像形成装置に適用した他の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態2」という。)について説明する。
本実施形態2における画像形成装置1は、引き出しユニット76のユニット出し入れ装置として、スライドレール80に代えて、ガイドレール180を用いた点を除き、上述した実施形態1と同様である。以下、上述した実施形態1とは異なる点を中心に説明する。
図15(a)は、引き出しユニット76を装置本体11へ押し入れた状態を側面から見た模式図であり、図15(b)は、引き出しユニット76を装置本体11から引き出した状態を側面から見た模式図である。
図16(a)は、引き出しユニット76を装置本体11へ押し入れた状態を上方から見た模式図であり、図16(b)は、引き出しユニット76を装置本体11から引き出した状態を上方から見た模式図である。
本実施形態2におけるガイドレール180は、引き出しユニット76に取り付けられたユニット側レール180Cが、装置本体11に取り付けられた本体側レール180Aに対して直接連結してスライド移動するものである。引き出しユニット76の底部には、車輪178が設けられている。引き出しユニット76のユニット側レール180Cが装置本体11の本体側レール180Aにガイドされながら、車輪178が装置本体11内の走行面112の上を転動することで、引き出しユニット76をスムーズに引き出し、押し込みすることができる。
また、本体側レール180Aの前側Fの端部近傍には、引き出しユニット76の側面に当接する側部ローラ181が設けられている。一方、ユニット側レール180Cの後側Rの端部には、引き出しユニット76の側面に当接する突き当てコロ182が設けられている。この突き当てコロ182は、支点183aに回動可能に支持された支持アーム183の先端に取り付けられている。この支点183aには、突き当てコロ182を本体側レール180Aの内壁側面に当接させる向きに、支持アーム183を回動させる付勢力を付与するスプリング184が設けられている。引き出しユニット76は、側部ローラ181及び突き当てコロ182により側面方向のガイドを受けながら、スムーズに引き出し、押し込みすることができる。
また、引き出しユニット76のユニット側レール180Cには、ストッパ186が設けられている。引き出しユニット76を前側Fへ引き出すと、図15(b)や図16(c)に示すように、ユニット側レール180C上のストッパ186が、本体側レール180Aの側部ローラ181に突き当たる。これにより、引き出しユニット76は、それ以上の前側Fへの移動が規制される。したがって、本実施形態2におけるストッパ部材は、ユニット側レール180C上のストッパ186と、本体側レール180Aの側部ローラ181とから構成される。
図17(a)及び(b)は、本体側レール180Aの側部ローラ181が、ユニット側レール180C上のストッパ186との衝突によって破損(故障)した状態を示す説明図である。
ユーザーが引き出しユニット76を勢いよく装置本体11から引き出す等により、図17(a)及び(b)の符号Dで示すように、本体側レール180Aの側部ローラ181が、ユニット側レール180C上のストッパ186との衝突によって破損(故障)する場合がある。この場合、装置本体11から引き出した引き出しユニット76を本来の規制位置(ストッパ186と側部ローラ181とが当接する位置)で止めることができなくなり、引き出しユニット76が装置本体11から必要以上に引き出されてしまう。したがって、上述した実施形態1と同様、側部ローラ181が破損(故障)した際には、側部ローラ181の修理(交換)を迅速に行うことが求められる。
しかしながら、側部ローラ181が破損した場合でも、引き出しユニット76の押し入れ方向へのスライド移動が可能な構成であると、側部ローラ181の破損後に、ユーザーが引き出しユニット76を装置本体11へ押し入れて装着してしまう場合がある。この場合、上述した実施形態1と同様、引き出しユニット76の装着によって、画像形成装置1は正常に動作可能な状態になるので、側部ローラ181の修理(交換)が行われないまま、ユーザーが画像形成装置1の使用を継続してしまう。
そこで、本実施形態2においては、側部ローラ181が破損したら、引き出しユニット76の装置本体11への装着を禁止するために、装着禁止手段としてのロック機構を設けている。このロック機構は、本体側レール180Aの嵌合部材185に、ユニット側レール180Cの突き当てコロ182を嵌め込むことにより、引き出しユニット76の後側Rへの移動を規制して装置本体11への装着を禁止するものである。
本実施形態2によれば、ユニット側レール180C上のストッパ186との衝突によって側部ローラ181が破損し、側部ローラ181による規制位置を超えて引き出しユニット76が更に前側Fへ引き出されると、ユニット側レール180C上の突き当てコロ182が本体側レール180Aに設けられる嵌合部材185へ到達する。この嵌合部材185は、後側嵌合部185Aと前側嵌合部185Bとの間に突き当てコロ182を収容可能な嵌合隙間が形成されている。
嵌合部材185の後側嵌合部185Aは、前側Fに向かって、ユニット側レール180C上の突き当てコロ182が当接している本体側レール180Aの内壁側面から引き出しユニット76側へ近づくように傾斜した傾斜面を有する。これにより、側部ローラ181が破損して、更に引き出しユニット76が前側Fへ引き出されると、ユニット側レール180C上の突き当てコロ182が後側嵌合部185Aの傾斜面に沿って転動する。このとき、突き当てコロ182はスプリング184の付勢力に抗して変位できるので、引き出しユニット76の前側Fへの移動に伴って、突き当てコロ182は、後側嵌合部185Aの傾斜面に沿って転動する。そして、ユニット側レール180C上の突き当てコロ182は、後側嵌合部185Aの傾斜面を超えると、スプリング184の付勢力により、図17(b)に示すように、後側嵌合部185Aと前側嵌合部185Bとの間の嵌合隙間に嵌り込む。
ユニット側レール180C上の突き当てコロ182が本体側レール180A上の嵌合部材185の嵌合隙間に嵌り込むと、引き出しユニット76は、それ以上は前側Fへ引き出すことができなくなる。よって、側部ローラ181が破損した場合でも、即座に引き出しユニット76が装置本体11から脱落してしまう事態が防止される。
しかも、本実施形態2によれば、ユニット側レール180C上の突き当てコロ182が本体側レール180A上の嵌合部材185の嵌合隙間に嵌り込んだ後は、引き出しユニット76を装置本体11へ押し入れようとしても、ユニット側レール180C上の突き当てコロ182が嵌合部材185によって、後側Rへの移動が規制される。そのため、引き出しユニット76は、装置本体11の内部へ入り込むことができず、引き出しユニット76を装置本体11へ装着させることはできなくなる。
このように、本実施形態2では、側部ローラ181が破損して、側部ローラ181による規制位置を超えて引き出しユニット76を更に前側Fへ引き出すことができる状態(側部ローラ181が機能しない状態)になると、引き出しユニット76を装置本体11へ装着させることができなくなる。この状態では、ユーザーは画像形成装置1を使用することができないので、ユーザーに対し、保守メンテナンス業者等に連絡することを促すことができる。これにより、側部ローラ181が破損した際には、そのまま画像形成装置1の使用が継続されることがなく、サービスマン等の作業者により側部ローラ181の修理(交換)を迅速に行うことができる。
〔変形例3〕
次に、本実施形態2におけるガイドレール180の一変形例(以下、本変形例を「変形例3」という。)について説明する。
図18(a)は、引き出しユニット76が側部ローラ181による規制位置まで前側Fへ引き出された状態を上方から見たときの模式図である。
図18(b)は、側部ローラ181が破損して、引き出しユニット76が側部ローラ181による規制位置を超えて前側Fへ引き出された状態を上方から見たときの模式図である。
上述した実施形態2では、装着禁止手段としてのロック機構として、本体側レール180Aに設けた嵌合部材185の嵌合隙間に、ユニット側レール180Cの突き当てコロ182を嵌め込む構成を採用している。これは、本体側レール180Aの厚み方向(図17中上下方向)に突き当てコロ182を嵌め込むための空間を確保する余裕がない場合でも、嵌合部材185によって本体側レール180Aの内壁側面上に嵌合隙間を形成できるメリットがある。しかしながら、本体側レール180Aの厚み方向に突き当てコロ182を嵌め込むための空間を確保する余裕があれば、図18(a)及び(b)に示すように、本体側レール180Aの内壁側面に、突き当てコロ182が嵌り込む嵌め込み孔187を形成してもよい。
本変形例3によれば、ユニット側レール180C上のストッパ186との衝突によって側部ローラ181が破損し、側部ローラ181による規制位置を超えて引き出しユニット76が更に前側Fへ引き出されると、ユニット側レール180C上の突き当てコロ182が本体側レール180Aに設けた嵌め込み孔187へ到達する。そして、ユニット側レール180C上の突き当てコロ182は、スプリング184の付勢力により、図18(b)に示すように、嵌め込み孔187の内部へ嵌り込む。
ユニット側レール180C上の突き当てコロ182が本体側レール180A上の嵌め込み孔187に嵌り込むと、引き出しユニット76は、それ以上は前側Fへ引き出すことができなくなる。よって、側部ローラ181が破損した場合でも、即座に引き出しユニット76が装置本体11から脱落してしまう事態が防止される。
しかも、本変形例3によれば、ユニット側レール180C上の突き当てコロ182が本体側レール180A上の嵌め込み孔187に嵌り込んだ後は、引き出しユニット76を装置本体11へ押し入れようとしても、ユニット側レール180C上の突き当てコロ182が嵌め込み孔187によって、後側Rへの移動が規制される。そのため、引き出しユニット76は、装置本体11の内部へ入り込むことができず、引き出しユニット76を装置本体11へ装着させることはできなくなる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
画像形成装置1又はその付属装置の装置本体11に対して出し入れ可能な引き出しユニット76等の出入ユニットと、該装置本体から出された出入ユニットのユニット出し方向(前側F)への移動を規制する第一ストッパ部86a及び中間レールストッパ85やストッパ186及び側部ローラ181等のストッパ部材とを備えたスライドレール80やガイドレール180等のユニット出し入れ装置において、前記ストッパ部材が故障したら、前記出入ユニットの前記装置本体への装着を禁止する第三ストッパ部86b、第二ストッパ部材87’、第四ストッパ部87c’’、突き当てコロ182と嵌合部材185及び嵌め込み孔187等の装着禁止手段を有することを特徴とする。
本態様によれば、ストッパ部材が破損等により故障した場合、装置本体から出された出入ユニットが装着禁止手段により装置本体へ装着できなくなる。これにより、その出入ユニットを有する画像形成装置やその付属装置の使用が継続できなくなり、サービスマン等の作業者を呼ぶなどして、故障したストッパ部材の修理を促すことができる。
(態様B)
前記態様Aにおいて、前記装置本体に対する出し入れ時における前記出入ユニットの移動はスライド移動であることを特徴とする。
これによれば、スライド移動によって出し入れされる出入ユニットのストッパ部材が故障したときに、そのストッパ部材の修理を促すことができる。
(態様C)
前記態様A又はBにおいて、前記装着禁止手段は、前記ストッパ部材の規制位置を超えて更にユニット出し方向へ移動した出入ユニットのユニット入れ方向への移動を規制する第三ストッパ部86b、第二ストッパ部材87’第四ストッパ部87c’’、突き当てコロ182と嵌合部材185及び嵌め込み孔187等の移動規制手段を含むことを特徴とする。
これによれば、出入ユニットのユニット入れ方向への移動を規制するという簡易な構成によって、装着禁止手段を実現できる。
(態様D)
前記態様Cにおいて、前記移動規制手段として、第一ストッパ部材86等の前記ストッパ部材を用いることを特徴とする。
これによれば、移動規制手段として専用の部材を用意する必要がなく、部品点数の削減により低コスト化を図ることができる。
(態様E)
前記態様A〜Dのいずれかの態様において、前記ストッパ部材の規制位置を超えて更にユニット出し方向へ移動した出入ユニットのユニット出し方向への移動を規制する第二ストッパ部材87’等の第二ストッパ部材を有することを特徴とする。
これによれば、ストッパ部材が破損等により故障した後も、第二ストッパ部材によって出入ユニットのユニット出し方向への移動を規制することができる。よって、ストッパ部材が破損等により故障した場合でも、出入ユニットが装置本体から即座に脱落するような事態を抑制できる。
(態様F)
前記態様Eにおいて、前記第二ストッパ部材は、前記出入ユニットのユニット出し方向への移動だけでなくユニット入れ方向への移動も規制する構成であり、前記装着禁止手段として、前記第二ストッパ部材を用いることを特徴とする。
これによれば、上述した変形例1で説明したとおり、装着禁止手段として専用の部材を用意する必要がなくなり、部品点数の削減により低コスト化を図ることができる。
(態様G)
前記態様E又はFにおいて、前記第二ストッパ部材は、前記出入ユニットのユニット出し方向への移動を規制する規制能力が前記ストッパ部材よりも高いことを特徴とする。
これによれば、ユーザーがストッパ部材を破損させるほどの強い力で出入ユニットを出した場合でも、第二ストッパ部材までも一緒に破損するような事態が軽減される。また、ストッパ部材が破損した後も、ユーザーが同じ強い力で出入ユニットを出しても、第二ストッパ部材によって出入ユニットの脱落を阻止することができる。
(態様H)
前記態様E〜Gのいずれかの態様において、前記装着禁止手段は、前記第二ストッパ部材の規制位置を超えて更にユニット出し方向へ移動した出入ユニットのユニット入れ方向への移動を規制する第四ストッパ部87c’’等の移動規制手段を含むことを特徴とする。
これによれば、上述した変形例2で説明したとおり、ストッパ部材だけでなく、第二ストッパ部材まで破損してしまった場合に、装置本体から出された出入ユニットが装着禁止手段により装置本体へ装着できなくなり、故障したストッパ部材や第二ストッパ部材の修理を促すことができる。
(態様I)
前記態様A〜Hのいずれかの態様において、前記ストッパ部材は、ユニット出し方向への出入ユニットの移動を該ストッパ部材で規制したときの衝突力が伝搬する箇所の中で最も耐力が低くなるように構成されていることを特徴とする。
これによれば、ユーザーが一定以上の強い力で出入ユニットを引き出したとき、これらの箇所の中で、ストッパ部材が最初に破損することになる。このように、破損する箇所が予めわかっていることで迅速な修理(交換)が可能となる。また、ストッパ部材は他の箇所よりも修理(交換)の作業が容易な箇所であれば、修理作業が容易になる。
(態様J)
前記態様Iにおいて、前記ストッパ部材は、前記出入ユニットのユニット出し方向への移動を規制する時に互いに当接する第一ストッパ部86a等の当接部材と中間レールストッパ85等の被当接部材とから構成され、該当接部材及び該被当接部材のうちの一方が他方に対して局所的に当接するように構成されていることを特徴とする。
これによれば、図10に示したように、当接部材と被当接部材との衝突時における当接力を、当接部材(あるいは被当接部材)の一部に集中させることができ、ストッパ部材を破損しやすくなる。
(態様K)
前記態様Iにおいて、前記ストッパ部材は、前記出入ユニットのユニット出し方向への移動を規制する時に互いに当接する第一ストッパ部86a等の当接部材と中間レールストッパ85等の被当接部材とから構成され、該当接部材及び該被当接部材のうちの少なくとも一方は、局所的に剛性の低い低剛性部86cを備えていることを特徴とする。
これによれば、図11に示したように、当接部材と被当接部材との衝突時における当接力によって低剛性部が破損しやすくなり、第一ストッパ部全体として破損しやすくする。
(態様L)
画像形成装置1又はその付属装置の装置本体11に対して出し入れ可能な引き出しユニット76等の出入ユニットと、該装置本体から出された出入ユニットのユニット出し方向への移動を規制する第一ストッパ部86a等のストッパ部材とを備えたユニット出し入れ装置において、前記ストッパ部材の規制位置を超えて更にユニット出し方向へ移動した出入ユニットのユニット出し方向への移動を規制する第二ストッパ部材87を有し、前記第二ストッパ部材は、前記出入ユニットのユニット出し方向への移動を規制する規制能力が前記ストッパ部材よりも高いことを特徴とする。
これによれば、ユーザーがストッパ部材を破損させるほどの強い力で出入ユニットを出した場合でも、第二ストッパ部材までも一緒に破損するような事態が軽減される。また、ストッパ部材が破損した後も、ユーザーが同じ強い力で出入ユニットを出しても、第二ストッパ部材によって出入ユニットの脱落を阻止することができる。
(態様M)
前記態様Lにおいて、前記ストッパ部材は、ユニット出し方向への出入ユニットの移動を該ストッパ部材で規制したときの衝突力が伝搬する箇所の中で最も耐力が低くなるように構成されていることを特徴とする。
これによれば、ユーザーが一定以上の強い力で出入ユニットを引き出したとき、これらの箇所の中で、ストッパ部材が最初に破損することになる。このように、破損する箇所が予めわかっていることで迅速な修理(交換)が可能となる。また、ストッパ部材は他の箇所よりも修理(交換)の作業が容易な箇所であれば、修理作業が容易になる。しかも、ストッパ部材の耐性を落とし、ストッパ部材が破損しやすくなっても、ストッパ部材の破損時には、そのストッパ部材よりも規制能力の高い第二ストッパ部材が出入ユニットのユニット出し方向への移動を規制するため、出入ユニットの脱落等が阻止される。
(態様N)
画像形成装置1において、前記態様A〜Mのいずれかの態様に係るユニット出し入れ装置を備えたことを特徴とする。
これによれば、ストッパ部材が破損等により故障した場合、画像形成装置の装置本体から出された出入ユニットが装着禁止手段により装置本体へ装着できなくなる。よって、その出入ユニットを有する画像形成装置の使用が継続できなくなるので、サービスマン等の作業者を呼ぶなどして、故障したストッパ部材の修理を促すことができる。
(態様O)
画像形成装置に付属して使用される画像形成装置の付属装置において、前記態様A〜Mのいずれかの態様に係るユニット出し入れ装置を有することを特徴とする。
これによれば、ストッパ部材が破損等により故障した場合、付属装置の装置本体から出された出入ユニットが装着禁止手段により装置本体へ装着できなくなる。よって、その出入ユニットを有する付属装置の使用が継続できなくなるので、サービスマン等の作業者を呼ぶなどして、故障したストッパ部材の修理を促すことができる。
1 画像形成装置
11 装置本体
76 引き出しユニット
80 スライドレール
80A 本体側レール
80B 中間レール
80C ユニット側レール
81 第一ボールベアリング
82 本体側レールストッパ
83 ストッパ壁部
84 第二ボールベアリング
85 中間レールストッパ
86 第一ストッパ部材
86a 第一ストッパ部
86b 第三ストッパ部
86c 低剛性部
87 第二ストッパ部材
87a 第二ストッパ部
87b’ ストッパ用開口部
87c’’ 第四ストッパ部
88 規制壁
180 ガイドレール
180A 本体側レール
180C ユニット側レール
181 側部ローラ
182 突き当てコロ
183 支持アーム
184 スプリング
185 嵌合部材
186 ストッパ
187 嵌め込み孔
特許第2633934号公報

Claims (8)

  1. 画像形成装置又はその付属装置の装置本体に対して出し入れ可能な出入ユニットと、該出入ユニット側に取り付けられたユニット側レールと、該ユニット側レールをスライド可能に収納した収納レールと、該ユニット側レールに設けられて該装置本体から出された出入ユニットのユニット出し方向への移動を規制するストッパ部材と、該収納レールに設けられて該ストッパ部材と突き当たるレールストッパと、を備えたユニット出し入れ装置において、
    前記ユニット側レールに、前記出入ユニットが前記ストッパ部材と前記レールストッパとの突き当て箇所を超えて引き出されたとき、前記出入ユニットを前記装置本体に押し入れる際に前記レールストッパと突き当たる装着禁止手段を設け、
    前記装着禁止手段は、前記出入ユニットを引き出す際に前記レールストッパと突き当たっても引き出されるように引き出し方向に傾斜面又は曲面を有し、前記出入ユニットを押し込む際に前記レールストッパと突き当たって押し込みを規制する面を押し込み方向に有していることを特徴とするユニット出し入れ装置。
  2. 請求項1に記載のユニット出し入れ装置において、
    前記装着禁止手段として、前記ストッパ部材を用いることを特徴とするユニット出し入れ装置。
  3. 請求項1又は2のいずれか1項に記載のユニット出し入れ装置において、
    前記ストッパ部材の規制位置を超えて更にユニット出し方向へ移動した出入ユニットのユニット出し方向への移動を規制する第二ストッパ部材を前記ユニット側レールに設けたことを特徴とするユニット出し入れ装置。
  4. 請求項3に記載のユニット出し入れ装置において、
    前記第二ストッパ部材は、前記出入ユニットのユニット出し方向への移動だけでなくユニット入れ方向への移動も規制する構成であり、
    前記装着禁止手段として、前記第二ストッパ部材を用いることを特徴とするユニット出し入れ装置。
  5. 請求項3又は4に記載のユニット出し入れ装置において、
    前記ストッパ部材は樹脂製であり、前記第二ストッパ部材は金属製であることを特徴とするユニット出し入れ装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれか1項に記載のユニット出し入れ装置において、
    前記装着禁止手段は、前記第二ストッパ部材の規制位置を超えて更にユニット出し方向へ移動した出入ユニットのユニット入れ方向への移動を規制する移動規制手段を含むことを特徴とするユニット出し入れ装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のユニット出し入れ装置を備えた画像形成装置。
  8. 画像形成装置に付属して使用される画像形成装置の付属装置において、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載のユニット出し入れ装置を有することを特徴とする画像形成装置の付属装置。
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