JP6939139B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒータを備える定着装置に関する。
従来、画像形成装置に備えられる定着装置において、ヒータを備えたものが知られている。例えば、特許文献1で開示されている定着装置では、ヒータの一端側のリードピンが板状の金属端子部材に接続され、金属端子部材がネジによりフレームに固定されることで、ヒータの一端側がフレームに固定されている。
特開2011−112796号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ヒータをフレームに固定するときに、金属端子部材にネジ止め用の孔、ネジを配置するためのスペース、ネジを固定するための穴が必要となり、ヒータ端部周辺の設計の自由度が制限されてしまうという問題点がある。
そこで、本発明は、ヒータ端部周辺の設計の自由度を向上させることができる定着装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の定着装置は、端部にヒートローラ開口部を有する中空のヒートローラと、ヒートローラの内部に配置されたヒータと、ヒータの端部を支持する支持部材と、支持部材を支持するフレームと、フレームに固定され、支持部材と接触してフレームから支持部材が外れるのを規制する規制部材と、を備える。規制部材は、ヒートローラ開口部から漏れるヒータからの輻射熱が通ることが可能な空洞部を有する。
このように構成された定着装置によれば、ヒータの端部を支持する支持部材にフレームに固定するための部材を設ける必要がないので、ヒータ端部周辺の設計の自由度が増す。また、規制部材は、空洞部を有することで、ヒータから輻射熱を受けにくくなり、熱による規制部材のダメージを抑制できる。
前記した目的を達成するため、本発明の定着装置は、端部に回転体開口部を有する中空の回転体と、回転体の内部に配置されたヒータと、ヒータの端部を支持する支持部材と、支持部材を支持するフレームと、フレームに固定され、支持部材と接触してフレームから支持部材が外れるのを規制する規制部材と、を備える。規制部材は、回転体開口部から漏れるヒータからの輻射熱が通ることが可能な空洞部を有する。
このように構成された定着装置によれば、ヒータの端部を支持する支持部材にフレームに固定するための部材を設ける必要がないので、ヒータ端部周辺の設計の自由度が増す。また、規制部材は、空洞部を有することで、ヒータから輻射熱を受けにくくなり、熱による規制部材のダメージを抑制できる。
本発明によれば、ヒータ端部周辺の設計の自由度を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る定着装置を備えたレーザプリンタの概略構成を示す図である。 ヒートローラの端部を示す分解斜視図(a)と、ヒータの端部を示す斜視図(b)である。 規制部材と端子部材を定着フレームに配置したときの斜視図である。 規制部材と端子部材と定着フレームを示す分解斜視図である。 規制部材と定着フレームとヒートローラギヤとのヒートローラ側から見た位置関係を示す図である。 図5におけるZ−Z断面図である。 規制部材を定着フレームに配置する前(a)と、配置した後(b)を示す図である。 ヒータの輻射熱が規制部材の空洞部を通過する様子を示す断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、定着装置を備えたレーザプリンタの全体構成を簡単に説明した後、本発明の特徴部分を詳細に説明することとする。
以下の説明において、方向は、レーザプリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって右側を「前側」、紙面に向かって左側を「後側」とし、紙面に向かって手前側を「左側」、紙面に向かって奥側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体フレーム2内に、用紙3を給紙するためのフィーダ部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5とを備えている。
フィーダ部4は、本体フレーム2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7を備えている。また、フィーダ部4は、給紙トレイ6の前側上部に設けられる給紙ローラ8および給紙パット9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる紙粉取りローラ10,11を備えている。さらに、フィーダ部4は、紙粉取りローラ11に対して下流側に設けられるレジストローラ12を備えている。
そして、このように構成されるフィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって給紙ローラ8側に寄せられ、この給紙ローラ8および給紙パット9で一枚ずつに分離されて送り出され、本体フレーム2の前側においてUターンするように各種ローラ10〜12を通り、本体フレーム2の前側から後側に向かって画像形成部5に搬送される。
画像形成部5は、スキャナ部16と、プロセスカートリッジ17と、定着装置100とを備えている。
スキャナ部16は、本体フレーム2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20,21、反射鏡22,23,24などを備えている。そして、スキャナ部16では、レーザビームが図の鎖線で示す経路を通って、プロセスカートリッジ17の感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ17は、スキャナ部16の下方に配設され、本体フレーム2に対して着脱可能となっている。プロセスカートリッジ17は、現像カートリッジ28とドラムユニット51とで主に構成されている。
現像カートリッジ28は、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナーホッパ34を備えている。そして、トナーホッパ34内のトナーは、アジテータ(符号略)で攪拌された後、供給ローラ33により現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード32と現像ローラ31との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
ドラムユニット51は、感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29および転写ローラ30を備えている。そして、このドラムユニット51内において、感光ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に帯電された後、スキャナ部16からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されているトナーが、感光ドラム27に対向して接触するときに、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像に供給される。そして、トナーは、感光ドラム27の表面上で選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。その後、感光ドラム27と転写ローラ30の間で用紙3が搬送されることで、感光ドラム27の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
トナー像が転写された用紙3は、定着装置100によりトナー像が熱定着された後、搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送され、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
定着装置100は、左右方向に延びる回転軸線Gを中心に回転するヒートローラ110と、ヒートローラ110の内側に配置されるヒータの一例としての第1ヒータ120および第2ヒータ130と、ヒートローラ110の下方に配置され、ヒートローラ110に対して押圧される加圧ローラ140と、フレームの一例としての定着フレーム160と、を主に備えている。この定着装置100では、第1ヒータ120および第2ヒータ130でヒートローラ110が加熱されることで、用紙3がヒートローラ110と加圧ローラ140との間を前側から後側へ向けて通過する間に、用紙3上に転写されたトナー像が熱定着される。
本実施形態において、第1ヒータ120および第2ヒータ130は、それぞれ、通電により発熱するように構成されたハロゲンランプである。第1ヒータ120および第2ヒータ130は、ヒートローラ110の回転軸線Gに沿った方向(以下、単に「軸方向」という。)に延びている。第1ヒータ120および第2ヒータ130は、前後方向に並んで配置されている。具体的に、第1ヒータ120は、第2ヒータ130の前側に配置されている。
図2に示すように、ヒートローラ110は、端部にヒートローラ開口部111を有する中空のローラであり、左右方向に長く延びる筒形状を有している。ヒートローラ110は、端部にギヤの一例としてのヒートローラギヤ112が固定されている。ヒートローラギヤ112は、図示しない駆動源からヒートローラ110に駆動を伝えるギヤである。
ヒートローラギヤ112は、ギヤ部113と、ギヤ部113から径方向内側に延びる第2壁部114と、を有している。第2壁部114は、内側に円形の開口穴114Aを有する環状の壁であり、外周の直径C1がヒートローラ110の内径C2より大きく、内周の直径C3がヒートローラ110の内径C2より小さい。第2壁部114の開口穴114Aには、第1ヒータ120および第2ヒータ130の端部が通っている(図6参照)。
第1ヒータ120および第2ヒータ130は、左右方向に長く延びている。第1ヒータ120は、左側の端部に第1リードピン121を有している。第2ヒータ130は、左側の端部に第2リードピン131を有している。第1リードピン121および第2リードピン131の各先端部は、支持部材の一例としての端子部材170に、溶接等によりそれぞれ固定されている。
端子部材170は、1枚の板金からなり、板状のベース部171と、ベース部171から後方に向かって延びる接続部172と、を有している。ベース部171には、第1リードピン121および第2リードピン131が固定されている。第1リードピン121と第2リードピン131が並ぶ方向において、第1リードピン121と第2リードピン131の間には第1丸孔173が配置されている。接続部172は、電源と接続する部分である。
図3に示すように、端子部材170は、定着フレーム160に支持され、規制部材200によって定着フレーム160から外れるのを規制されている。
図4に示すように、規制部材200は、第1規制部210と第2規制部220と第1固定部230と第2固定部240と連結部250と延出部260を有している。
第1規制部210および第2規制部220は、端子部材170と接触する部分である。第1規制部210および第2規制部220は、前後方向に直交する板状をしている。第1規制部210および第2規制部220は、それぞれ連結部250から端子部材170に向けて延びている。第1規制部210は、第2規制部220と平行に並んでいる。第2規制部220は、第1規制部210から後側に離れて配置されている。第1規制部210は、第2規制部220との間にヒータからの輻射熱が通ることが可能な空洞部270を形成している。第1規制部210および第2規制部220は、左壁部160Aと接触している。
連結部250は、第1規制部210と第2規制部220を連結する部分である。連結部250は、上下方向に直交する板状をしており、第1規制部210の下端から第2規制部220の下端まで延びている。連結部250は、左壁部160Aと接触している。連結部250の上面の左右方向の中央には、上方に突出し、第1規制部210から第2規制部220まで延びる第1リブ251が配置されている。連結部250は、第1規制部210および第2規制部220とともに空洞部270を形成している。
空洞部270は、第1規制部210、第2規制部220および連結部250により形成された門形の部分により3方向から囲まれた領域である。空洞部270は、軸方向に貫通している。つまり、門型の部分は、空洞部270において、軸方向に貫通し、軸方向における一端に第1開口K1を有し、他端に第2開口K2を有している。第1開口K1は、ヒートローラ開口部111側に向いている。
延出部260は、連結部250から前方に向かって延びている。連結部250の前端部には上下方向に貫通する第3丸孔262が形成されている。延出部260の上面の左右方向の中央には、上方に突出し、第1規制部210から延出部260の前端部まで延びる第2リブ261が配置されている。上下方向において、第2リブ261の寸法は、第1リブ251の寸法より大きくなっている。
第1固定部230および第2固定部240は、規制部材200を定着フレーム160に固定する部分である。第1固定部230は、第2規制部220の下端部から後方に向かって延びている。第1固定部230は、本体部231と、先端部232と、第3リブ233と、第4リブ234と、を有している。本体部231は、上下方向に直交する矩形の板状をしている。先端部232は、本体部231より左右方向の寸法が小さい矩形の板状をした部分であり、本体部231の後端の左側から後方に向かって延びている。第3リブ233は、本体部231および先端部232の左端から上方に向かって突出するリブであり、第2規制部220から先端部232の後端まで延びている。第4リブ234は、本体部231の左右方向の中央から下方に向かって突出し、第2規制部220から本体部231の後端まで延びている。
第2固定部240は、第1固定部230から前側に離れて配置されている。そして、前後方向において、第1規制部210および第2規制部220は、第1固定部230と第2固定部240の間に位置している。詳しくは、第2固定部240は、延出部260の前端部の右端から右方に向かって延びている。第2固定部240は、上下方向に直交する矩形の板状をしている。第2固定部240の中央には、上下方向に貫通する第2丸孔241が形成されている。
定着フレーム160は、左壁部160Aと、前壁部160Bと、後壁部160Cと、第1壁部162と、支持面161と、係止面160Dと、係止穴163と、取付部164と、を有している。
左壁部160Aは、定着フレーム160の左側の外壁を構成し、左右方向に直交する壁である。前壁部160Bおよび後壁部160Cは、左壁部160Aから右方に向かって延び、前後方向に直交する壁である。後壁部160Cは、前壁部160Bから所定距離の後方に位置し前壁部160Bと対向している。
第1壁部162は、左壁部160Aから右方に所定距離離れて配置された左右方向に直交する板状の壁であり、前壁部160Bおよび後壁部160Cと繋がっている。第1壁部162は、矩形の第1壁開口部162Aを有している。前後方向において、第1壁開口部162Aの寸法は、規制部材200の空洞部270の寸法、つまり、第1規制部210と第2規制部220の前後方向の間隔より小さくなっている。上下方向において、第1壁開口部162Aの寸法は、規制部材200の空洞部270の寸法、つまり、第1規制部210と第2規制部220の上下方向の長さより大きくなっている。
支持面161は、端子部材170を支持する面である。支持面161は、上下方向に直交しており、下方を向いている。支持面161は、左壁部160A、前壁部160B、後壁部160Cおよび第1壁部162に囲まれている。支持面161の前後方向における中央には、支持面161から下方に突出する第1突起161Aが形成されている。
係止面160Dは、後壁部160Cの下方であって支持面161より後方に位置している。係止面160Dは、前後方向に直交し、前方を向いている。係止穴163は、係止面160Dから後方に向かって延びる穴である。係止穴163の寸法は、左右方向において、第1固定部230の先端部232の寸法より大きく、第1固定部230の本体部231の寸法より小さい。また、係止穴163の寸法は、上下方向において、第3リブ233の寸法より大きく、第1固定部230全体の寸法より小さい。
取付部164は、第1壁部162の前方に配置された、第2固定部240を固定する部分である。取付部164は、下に開口した穴164Aと座面164Bを有している。座面164Bは、上下方向に直交し、下方を向いている。座面164Bには、位置決め用の第2突起164Cが下方に突出するように配置されている。
図3に示すように、端子部材170は、定着フレーム160の支持面161に支持され、規制部材200によって外れないように留められる。具体的には、規制部材200の第1固定部230の先端部232を係止穴163に係合させ、第1規制部210および第2規制部220の先端を端子部材170に当てて、ネジNを第2丸孔241に通し、穴164Aにねじ込んで固定する。このとき、第3丸孔262を第2突起164Cに嵌合させることで規制部材200の位置決めをする。
この状態において、規制部材200は、定着フレーム160との間で端子部材170を挟持している。そして、第1リードピン121および第2リードピン131は、第1規制部210と第2規制部220の間に配置されている。
図5に示すように、左右方向から見て、第1壁部162は、第1規制部210および第2規制部220と重なっている。また、左右方向から見て、連結部250は、ヒートローラギヤ112の第2壁部114と重なっている。
図6に示すように、第1壁部162および第2壁部114は、第1規制部210および第2規制部220と、ヒートローラ開口部111と、の間に配置されている。
図7(a)に示すように、第1規制部210の先端から第2固定部240の座面までの、ネジNの締付方向における距離L3は、端子部材170の第1規制部210と当接する下面から取付部164の座面164Bまでの、ネジNの締付方向における距離L1より僅かに大きくなっている。また、第1規制部210の先端から第1固定部230の先端部232の下面、つまり、係止穴163と係合する面までの、ネジNの締付方向における距離L4は、端子部材170の第1規制部210と当接する下面から係止穴163における先端部232と係合する面までの、ネジNの締付方向における距離L2と同じか、大きくなっている。なお、本実施形態では、第1規制部210の先端と第2規制部220の先端の、ネジNの締付方向における位置が同じであるため、距離L3および距離L4は、第2規制部220の上端を基準としてもよい。また、第1規制部210の上端と第2規制部220の上端が違う位置のときには、先端が端子部材170側に、より突出している方を基準とする。
定着フレーム160と規制部材200とが、このような寸法関係になっていることで、図7(b)に示すように、規制部材200を定着フレーム160に取り付けたときには、第1固定部230および第2固定部240は、第1規制部210および第2規制部220を端子部材170に向けて付勢するように定着フレーム160に固定され、第1規制部210および第2規制部220が端子部材170に当接することで、規制部材200は、支持面161から離れる方向に凸となるように撓んでいる。
以上のような本実施形態の定着装置100によれば、以下のような効果を得ることができる。
図8に示すように、ヒートローラ開口部111からは、第1ヒータ120および第2ヒータ130の輻射熱が漏れる。輻射熱は、一部がヒートローラギヤ112の第2壁部114にあたり、一部が定着フレーム160の第1壁部162にあたり、残りが規制部材200の空洞部270を通過する。このため、規制部材200がヒータから輻射熱を受けにくくなり、熱による規制部材のダメージを抑制できる。
そして、仮に、端子部材170にネジ止め用の孔を配置して、端子部材170を定着フレーム160に固定する場合には、ネジを固定するためのスペースが必要となり、ヒータ端部付近の設計の自由度が制限されてしまう。しかし、本発明の定着装置によれば、端子部材170に定着フレーム160に固定するためのネジ等の部材を設ける必要がないので、ヒータ端部周辺の設計の自由度が高くなる。
規制部材200が定着フレーム160との間で端子部材170を挟持することで、端子部材170を安定して支持することができる。
また、端子部材170の2箇所を第1規制部210と第2規制部220で規制することで、端子部材170を安定して規制することができる。
また、軸方向から見て、第1壁部162は、第1規制部210および第2規制部220と重なっているので、第1規制部210および第2規制部220にヒータの輻射熱が直接当たるのを抑制できる。この結果、第1規制部210および第2規制部220は、輻射熱によるダメージを抑制できる。
また、規制部材200は、第1規制部210と第2規制部220とを連結する連結部250を有しているので、第1規制部210と第2規制部220の位置関係を一定にすることができる。さらに、第1リブ251があることで、連結部250の第1規制部210と第2規制部220との間の剛性を高めることができる。
また、空洞部270は、軸方向に貫通しているので、ヒータからの輻射熱が通ることが可能となっている。
また、第1規制部210、第2規制部220および連結部250が形成している門形の部分が、左壁部160Aと接触しているので、空洞部270に入ったヒータからの輻射熱が、定着フレーム160および規制部材200の外に漏れ出しにくい。このため、輻射熱を遮断するためのカバー部材を別途配置する必要がなくなる。
また、軸方向から見て、第2壁部114が連結部250と重なっているので、連結部250にヒータの輻射熱が直接当たるのを抑制できる。
また、第1リードピン121および第2リードピン131が第1規制部210と第2規制部220の間に配置されていることで、第1リードピン121および第2リードピン131の両側を規制するので、これらの位置をしっかりと規制することができる。
また、第1規制部210および第2規制部220は、第1固定部230と第2固定部240の間に位置することで、第1固定部230と第2固定部240を、第1規制部210および第2規制部220から離して配置することができる。このため、ヒータ端部周辺の設計の自由度が増す。
規制部材200が支持面161から離れる方向に凸となるように撓んで配置されていることで、規制部材200が端子部材170を押圧して端子部材170がフレームから外れにくくなり、端子部材170が、がたつくことを抑制できる。
第1固定部230が、第3リブ233を有しているため、係止穴163に入り込む部分がL字形状となっており、左右方向だけでなく、上下方向にも厚みを有している。このため、仮に、第1固定部230を係止穴163に入れずに第2固定部240を取付部164に固定した場合に、作業者が違和感を感じることができる。これにより、組立て間違いを減らし、組み立て作業の効率を高くすることができる。
延出部260が第2リブ261を有するので、延出部260の剛性を高くすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、ヒータのリードピンを板状の端子部材で固定し、端子部材を規制部材で固定していたが、本発明ではこれに限定されるものではない。例えば、複数のヒータを支持部材の一例としての碍子で連結し、碍子を規制部材により定着フレームに固定または位置を規制する構成としてもよい。
前記実施形態では、第1規制部210と第2規制部220の両方が端子部材170に当接していたが、第1規制部210と第2規制部220の一方が当接する形態であっても構わない。つまり、第1規制部210と第2規制部220の少なくとも一方が端子部材170に当接することでも、規制部材200が支持面161から離れる方向に凸となるように撓む構成とすることができる。
前記実施形態では、規制部材200の第1規制部210と第2規制部220の先端が端子部材170に接触していたが、本発明はこれに限定されず、規制部材200が端子部材170に常に接触する構成でなくともよい。つまり、端子部材が規制部材と定着フレームとの間に位置するが規制部材200と定着フレーム160の間で多少遊んで配置された構成とすることができる。この構成では、端子部材170が外れそうになったときに規制部材200が端子部材170に接触して端子部材170の位置を規制すればよい。
前記実施形態では、ヒータの熱を用紙に伝える中空の回転体として、ヒートローラを例示したが、本発明ではこれに限定されるものではない。例えば、中空の回転体は、ベルトであってもよい。
前記実施形態では、規制部材が第1規制部と第2規制部を有していたが、2つの規制部のうち、どちらか一方のみを有していてもよい。
前記実施形態では、ヒータの端部としてリードピンを例示したが、これに限定されず、例えば、板状の部品であってもよい。
前記実施形態では、定着装置が、2本のヒータを備えていたが、ヒータの数はこれに限定されるものではない。例えば、ヒータの数は1本でもよく、3本以上であってもよい。
前記実施形態では、第1ヒータ及び第2ヒータとしてハロゲンランプを例示したが、第1ヒータ及び第2ヒータは、これに限定されず、例えば、カーボンヒータ等であってもよい。
また、前記した各実施形態及び各変形例の各要素は、任意に組み合わせて実施することが可能である。
100 定着装置
110 ヒートローラ
111 ヒートローラ開口部
120 第1ヒータ
130 第2ヒータ
160 定着フレーム
170 端子部材
200 規制部材
270 空洞部

Claims (10)

  1. 端部にヒートローラ開口部を有する中空のヒートローラと、
    前記ヒートローラの内部に配置されたヒータと、
    前記ヒータの端部を支持する支持部材と、
    前記支持部材を支持するフレームと、
    前記フレームに固定され、前記支持部材と接触して前記フレームから前記支持部材が外れるのを規制する規制部材と、を備え、
    前記規制部材は、
    前記支持部材と接触する第1規制部と、
    前記ヒートローラの軸方向に直交する方向において前記第1規制部から離れて配置され、前記支持部材と接触する第2規制部と、
    前記第1規制部と前記第2規制部とを連結する連結部と、
    前記第1規制部、前記第2規制部および前記連結部によって形成された空洞部であって、前記ヒートローラ開口部から漏れる前記ヒータからの輻射熱が通ることが可能な空洞部と、を有し、
    前記フレームは、前記第1規制部、前記第2規制部および前記連結部の前記軸方向における前記ヒータから遠い側の端部と接触し、前記第1規制部、前記第2規制部および前記連結部と共に、前記空洞部に入った前記ヒータからの輻射熱を遮断する壁を有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記規制部材は、前記フレームとの間で前記支持部材を挟持することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記フレームは、前記第1規制部および前記第2規制部と、前記ヒートローラ開口部と、の間に配置された第1壁部を有し、
    前記軸方向から見て、前記第1壁部は、前記第1規制部および前記第2規制部と重なっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記空洞部は、前記軸方向に貫通していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記ヒートローラの端部に設けられたギヤを更に備え、
    前記ギヤは、前記第1規制部および前記第2規制部と、前記ヒートローラ開口部と、の間に配置された第2壁部を有し、
    前記軸方向から見て、前記第2壁部は、前記連結部と重なっていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記ヒータは、前記支持部材に固定されたリードピンを有し、
    前記リードピンは、前記第1規制部と前記第2規制部の間に配置されていることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記ヒータは、前記支持部材に固定された第1リードピンを有する第1ヒータと、前記支持部材に固定された第2リードピンを有する第2ヒータと、を含み、
    前記第1リードピンおよび前記第2リードピンは、前記第1規制部と前記第2規制部の間に配置されていることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記フレームは、前記支持部材を支持する支持面を有し、
    前記規制部材は、前記フレームに固定される第1固定部および第2固定部を有し、
    前記第1規制部および前記第2規制部は、前記第1固定部と前記第2固定部の間に位置することを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記第1固定部および前記第2固定部は、前記第1規制部および前記第2規制部を前記支持部材に向けて付勢するように前記フレームに固定され、
    前記第1規制部および前記第2規制部の少なくとも一方が前記支持部材に当接することで、前記規制部材は、前記支持面から離れる方向に凸となるように撓んでいることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  10. 端部に回転体開口部を有する中空の回転体と、
    前記回転体の内部に配置されたヒータと、
    前記ヒータの端部を支持する支持部材と、
    前記支持部材を支持するフレームと、
    前記フレームに固定され、前記支持部材と接触して前記フレームから前記支持部材が外れるのを規制する規制部材と、を備え、
    前記規制部材は、
    前記支持部材と接触する第1規制部と、
    前記回転体の軸方向に直交する方向において前記第1規制部から離れて配置され、前記支持部材と接触する第2規制部と、
    前記第1規制部と前記第2規制部とを連結する連結部と、
    前記第1規制部、前記第2規制部および前記連結部によって形成された空洞部であって、前記回転体開口部から漏れる前記ヒータからの輻射熱が通ることが可能な空洞部と、を有し、
    前記フレームは、前記第1規制部、前記第2規制部および前記連結部の前記軸方向における前記ヒータから遠い側の端部と接触し、前記第1規制部、前記第2規制部および前記連結部と共に前記ヒータからの輻射熱を遮断する壁を有することを特徴とする定着装置。
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