JP6349896B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録シート上に現像剤像を熱定着するための定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、筒状の加熱ローラと、加熱ローラの内部に配置されるヒータと、加熱ローラおよびヒータを支持する定着フレームとを備えた定着装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−57644号公報
ところで、前述した技術において、定着フレームが加熱によりUFP(Ultra Fine Particle:超微粒子)を発生する材料で構成されている場合には、加熱ローラ内で加熱された熱い空気が加熱ローラの開口から外部に流出すると、熱い空気が定着フレームに当たり、定着フレームからUFPが発生するおそれがある。
そこで、本発明は、定着フレームからUFPが発生するのを抑えることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、加熱ローラと、当該加熱ローラの内部に配置され、前記加熱ローラの開口から突出する一端部を有するヒータと、当該ヒータの一端部に設けられる端子を支持する定着フレームと、前記端子の少なくとも一部を覆う端子カバーと、を有する定着装置と、前記定着装置を支持する本体フレームと、を備える。
前記端子カバーは、前記定着フレームよりもUFPの発生開始温度が高い部材で構成され、前記加熱ローラの軸線方向から見て前記加熱ローラの開口の少なくとも一部に重なる第1遮熱部を有する。
前記第1遮熱部は、前記加熱ローラの開口と前記定着フレームとの間に配置されている。
この構成によれば、例えば加熱ローラの開口の一部から熱い空気が流出した場合に、熱い空気が定着フレームに当たるのを端子カバーの第1遮熱部で抑えることができるので、定着フレームが熱い空気で加熱されることにより定着フレームからUFPが発生するのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記第1遮熱部は、前記開口の一部のみに重なっていてもよい。
これによれば、第1遮熱部を開口のすべてと重なるような大きさで形成する構造と比べ、第1遮熱部の大きさを小さくすることができるので、端子カバーの軽量化、ひいては画像形成装置の軽量化を図ることができる。
また、前記した構成において、前記本体フレーム内の空気を外部に排出するための排気ファンを備え、前記定着フレームおよび前記本体フレームは、前記加熱ローラ内の空気が前記排気ファンによって前記第1遮熱部側に偏って流れるように構成することができる。
これによれば、加熱ローラ内の熱い空気が第1遮熱部側に偏って流れるので、熱い空気が定着フレームに当たるのを第1遮熱部によって効果的に抑えることができる。
また、前記した構成において、前記ヒータの前記一端部は、前記端子に接続される電線であり、前記端子カバーは、前記電線と前記定着フレームとの間に配置される第2遮熱部を有していてもよい。
これによれば、電線の熱が定着フレームに伝わるのを第2遮熱部で抑えることができるので、電線の熱により定着フレームからUFPが発生するのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記本体フレームは、前記定着フレームの前記端子カバー側の端部を支持する支持フレームを有し、前記端子カバーは、前記支持フレームよりもUFPの発生開始温度が高い部材で構成され、前記第1遮熱部よりも前記排気ファンに向かう空気の流れの下流側、かつ、前記軸線方向において前記加熱ローラと前記支持フレームとの間に配置される第3遮熱部を有する構成とすることができる。
これによれば、加熱ローラ内の熱い空気が定着フレームの外に流出した場合に、熱い空気が本体フレームに当たるのを第3遮熱部で抑えることができるので、本体フレームが熱い空気で加熱されることにより本体フレームからUFPが発生するのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記端子カバーは、前記定着フレームよりも前記ヒータが発する輻射熱の吸収率が低くてもよい。
これによれば、ヒータからの輻射熱によって端子カバーが加熱されにくくなるので、加熱された端子カバーにより定着フレームが加熱されて当該定着フレームからUFPが発生するのを抑えることができる。
本発明によれば、定着フレームからUFPが発生するのを抑えることができる。
本発明の実施形態に係るレーザプリンタを示す断面図である。 分解した定着装置を下側から見た分解斜視図である。 左側端子カバー周りの構造を示す拡大斜視図である。 定着フレームの左側の端子取付面周りの構造を下側から見た下面図である。 ローラギヤの貫通孔と左側端子カバーおよび定着フレームとの関係を示す斜視図であり、定着フレームから左側端子カバーを取り外した状態を示す図(a)と、定着フレームに左側端子カバーを取り付けた状態を示す図(b)である。 ローラギヤと左側端子カバーを前側から見た正面図である。 定着装置の左側端子カバー周りの構造を下側から見た下面図である。 排気ファンと定着装置の位置関係を示す図である。 右側端子カバーと定着装置の右側部分の構造を示す拡大斜視図である。 右側端子カバーを後斜め下側から見た斜視図(a)と、右側端子カバーを左側から見た側面図(b)である。 定着フレームに右側端子カバーを取り付けた状態を示す下面図である。 図11のI−I断面図である。 加熱ローラ内の空気の流路を示す断面図である。 UFP発生開始温度を説明するためのグラフである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの全体構成を簡単に説明した後、本発明の特徴部分を詳細に説明することとする。
以下の説明において、方向は、レーザプリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって右側を「前側」、紙面に向かって左側を「後側」とし、紙面に向かって手前側を「左側」、紙面に向かって奥側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体フレーム2内に、用紙3を給紙するためのフィーダ部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5とを備えている。
フィーダ部4は、本体フレーム2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7を備えている。また、フィーダ部4は、給紙トレイ6の前側上部に設けられる給紙ローラ8および給紙パット9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる紙粉取りローラ10,11を備えている。さらに、フィーダ部4は、紙粉取りローラ11に対して下流側に設けられるレジストローラ12を備えている。
そして、このように構成されるフィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって給紙ローラ8側に寄せられ、この給紙ローラ8および給紙パット9で一枚ずつに分離されて送り出され、本体フレーム2の前側においてUターンするように各種ローラ10〜12を通り、本体フレーム2の前側から後側に向かって画像形成部5に搬送される。
画像形成部5は、スキャナ部16と、プロセスカートリッジ17と、定着装置18とを備えている。
スキャナ部16は、本体フレーム2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20,21、反射鏡22,23,24などを備えている。そして、スキャナ部16では、レーザビームが図の鎖線で示す経路を通って、プロセスカートリッジ17の感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ17は、スキャナ部16の下方に配設され、本体フレーム2に対して着脱可能となっている。プロセスカートリッジ17は、現像カートリッジ28とドラムユニット51とで主に構成されている。
現像カートリッジ28は、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナーホッパ34を備えている。そして、トナーホッパ34内のトナーは、アジテータ(符号略)で攪拌された後、供給ローラ33により現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード32と現像ローラ31との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
ドラムユニット51は、感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29および転写ローラ30を備えている。そして、このドラムユニット51内において、感光ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナ部16からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されているトナーが、感光ドラム27に対向して接触するときに、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像に供給される。そして、トナーは、感光ドラム27の表面上で選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。その後、感光ドラム27と転写ローラ30の間で用紙3が搬送されることで、感光ドラム27の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
定着装置18は、本体フレーム2に支持されており、内部にハロゲンランプ60を備える加熱ローラ41と、当該加熱ローラ41の下方に配置され、加熱ローラ41に対して押圧される加圧ローラ42とを備えている。そして、この定着装置18では、ハロゲンランプ60によって加熱ローラ41が加熱されることで、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に用紙3上に転写されたトナー像が熱定着される。
その後、用紙3は、搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送され、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
次に、定着装置18の構造を詳細に説明する。
図2に示すように、定着装置18は、前述したハロゲンランプ60や加熱ローラ41等を備える他、これらを支持する定着フレーム100を備えている。なお、図2〜図12において、方向は、定着装置18を基準にした方向で説明する。詳しくは、加熱ローラ41と加圧ローラ42が対向する方向を「上下方向」とし、加熱ローラ41側を上方、加圧ローラ42側を下方とする。また、加熱ローラ41と加圧ローラ42で搬送する用紙3の搬送方向を前後方向とし、搬送方向上流側を前方、搬送方向下流側を後方とする。また、左右方向は、前述した上下方向と前後方向に直交する方向とする。
加熱ローラ41は、左右方向に長い円筒状に形成される金属製の部材であり、その両端部が、定着フレーム100に支持される2つの軸受71,72によって回転可能に支持されることで、左右方向に延びる軸線ALを中心に回転可能となっている。加熱ローラ41の左端部には、当該加熱ローラ41と一体に回転するローラギヤ80が設けられている。
ローラギヤ80は、樹脂製のギヤであり、本体フレーム2内に設けられる図示せぬモータの駆動力が複数のギヤを介して伝達されるようになっている。これにより、加熱ローラ41がモータの駆動力で回転するようになっている。
ローラギヤ80の中心部分には、左右方向に貫通して加熱ローラ41の内部に連通する貫通孔81が、左右方向から見て加熱ローラ41の開口41A(右側のみ図示)と重なるように形成されている。これにより、加熱ローラ41内に挿入されるハロゲンランプ60の左端部(後述する左側の端子63)を、加熱ローラ41の開口41Aおよび貫通孔81を通してローラギヤ80の左右方向外側の端面よりも外側に突出させることが可能となっている。また、貫通孔81は、加熱ローラ41の左端側の開口41Aよりも小径となっている。
また、加熱ローラ41の左端部には、ローラギヤ80から左右方向内側に離れて配置されるリング部材200と、リング部材200の左右方向内側に配置される規制ワイヤ(図
示略)とが設けられている。リング部材200は、加熱ローラ41の外周面を囲うような円環状に形成されており、加熱ローラ41の外周面に対して左右方向に移動可能な状態で取り付けられている。
規制ワイヤは、リング部材200の左右方向内側への移動を規制する部材であり、両端部が加熱ローラ41に形成された孔に係合することで、加熱ローラ41に対して固定されている。そして、加熱ローラ41のうちリング部材200とローラギヤ80の間の部位が、前述した軸受72によって回転可能に支持されている。
つまり、リング部材200とローラギヤ80は、これらの間に配置された軸受72に対して左右方向で当接可能となっている。これにより、加熱ローラ41が軸線方向に移動した際に、軸受72にリング部材200またはローラギヤ80が当接することで、加熱ローラ41が軸線方向に移動しすぎてしまうのを抑えることが可能となっている。
ハロゲンランプ60は、通電により発熱するように構成されるヒータであり、ガラス管61と、ガラス管61内に設けられるフィラメント62と、ガラス管61の両端部から左右方向外側に突出するフィラメント62の両端部62A,62Bに接続される2つの端子63,64とを備えて構成されている。ガラス管61は、左右方向に長い円筒状の筒状部61Aと、筒状部61Aの両端部に一体に形成される一対の封止部61Bとを有している。なお、フィラメント62の両端部62A,62Bは、電線に相当する。
各端子63,64は、上下方向に直交する板状に形成されている。そして、ハロゲンランプ60を加熱ローラ41内に配置したときにおいて、右側の端部62Bおよび端子64は、加熱ローラ41の右側の開口41Aから左右方向外側に突出し、左側の端部62Aおよび端子63は、ローラギヤ80の貫通孔81から左右方向外側に突出するように構成されている(図8参照)。
左側の端子63の前側には、定着フレーム100に形成される後述する係合突起111(図4参照)に係合する係合孔63Aが形成され、後側には、ネジS1(図6参照)が挿通される挿通孔63Bが円孔状に形成されている。また、右側の端子64には、ネジS1が挿通される挿通孔64Aが左右方向に長い長孔状に形成されている。
そして、各端子63,64は、ネジS1によって定着フレーム100に固定され、図示せぬ電源コネクタに接続されている。また、左側の端子63は、左側端子カバー90によって下側から覆われ、右側の端子64は、端子カバーの一例としての右側端子カバー400(図9参照)によって下側から覆われている。
図3および図4に示すように、定着フレーム100は、ガラスとPET(Polyethylene terephthalate)とを含んで構成されるフレームであり、ハロゲンランプ60の左側の端子63を取り付けるための端子取付面110と、端子取付面110の右側の端部から下方(図示上方:加圧ローラ42側)に向けて突出する第1支持壁121および第2支持壁122と、端子取付面110の前側の端部から下方に突出する取付ボス部123とを有している。
端子取付面110は、端子63の面に接触する平面であり、その前側には、端子63の係合孔63Aに係合可能な係合突起111が下方に突出するように形成され、その後側には、端子63を取り付けるためのネジS1(図6参照)が捩じ込まれる取付孔112が形成されている。これにより、端子63を端子取付面110に固定する際には、端子63の係合孔63Aを係合突起111に係合させることで、ハロゲンランプ60が定着フレーム100に対して前後左右方向に位置決めされる。ハロゲンランプ60の位置決め後は、端
子63の挿通孔63BにネジS1を通しつつ、当該ネジS1を取付孔112に捩じ込むことで、端子63が定着フレーム100に固定される。なお、右側の端子64もネジS1により定着フレーム100に固定される。
第1支持壁121と第2支持壁122は、前後方向において僅かな隙間を挟んで並んでいる。第1支持壁121と第2支持壁122との間には、フィラメント62の一端部62Aが配置されるようになっている。
第1支持壁121の前端には、端子取付面110から面直方向に延びる第1面121Aと、第1面121Aの下端から後斜め下方に向けて延びる第1傾斜面121Bとが設けられている。第2支持壁122の後端には、第1面121Aに前後方向で対面する第2面122Aと、第2面122Aの下端から前斜め下方に向けて延びる第2傾斜面122Bとが設けられている。
これにより、フィラメント62の一端部62Aを、各傾斜面121B,122Bによって、第1面121Aと第2面122Aとの間にスムーズに案内することが可能となっている。
取付ボス部123は、第2支持壁122の左側に隣接して一体に形成されており、その適所には、左側端子カバー90を取り付けるためのネジS2(図5(b)参照)が捩じ込まれる取付孔123Aが形成されている。そして、第1支持壁121、第2支持壁122および取付ボス部123の下面は、面一に形成されており、左側端子カバー90を取り付けるための平面状のカバー取付面124となっている。
また、端子取付面110の左端部には、端子取付面110から下方に向けて突出、詳しくはカバー取付面124よりも下方に突出する第1係合壁130が形成されている。第1係合壁130の後端側には、後述する左側端子カバー90の後側の第1係合片93に係合可能な第1係合面131と、第1係合面131の下端から下斜め前方に向けて傾斜する第3傾斜面132とが設けられている。
第1係合壁130の前端側には、後述する左側端子カバー90の前側の第2係合片94に係合可能な第2係合面133と、第2係合面133の下端から下斜め後方に向けて傾斜する第4傾斜面134とが設けられている。これにより、左側端子カバー90の各係合片93,94を、各傾斜面132,134によって、各係合面131,133にスムーズに案内することが可能となっている。
また、カバー取付面124の前端側には、当該カバー取付面124から下方に突出する第2係合壁140および第3係合壁150が設けられている。第2係合壁140は、第1係合壁130よりも前側に配置され、第1係合壁130に対して前後方向に間隔を空けて並ぶように配置されている。
第2係合壁140の後端側には、左側端子カバー90の前側の第2係合片94に係合可能な第3係合面141と、第3係合面141の下端から下斜め前方に向けて傾斜する第5傾斜面142とが設けられている。これにより、左側端子カバー90の前側の第2係合片94を、第5傾斜面142と第4傾斜面134とによって、第3係合面141と第2係合面133との間にスムーズに案内することが可能となっている。
第3係合壁150は、後述する左側端子カバー90の係合凹部91Aと係合する壁であり、第2係合壁140よりも右側に配置され、第2係合壁140に対して左右方向に間隔を空けて並ぶように配置されている。第3係合壁150は、係合凹部91Aに係合可能な
3つの第4係合面151と、各第4係合面151の下端から第3係合壁150の内側に向けて傾斜する3つの第6傾斜面152とを有している。これにより、左側端子カバー90の係合凹部91Aを、各第6傾斜面152によって、各第4係合面151にスムーズに案内することが可能となっている。
左側端子カバー90は、樹脂製の部材であり、端子63を覆うカバー部91と、カバー部91の右端部から下方(軸線ALと直交する方向、詳しくは定着フレーム100とは反対側)に向けて突出する突出壁92とを有している。カバー部91は、端子63の全体を覆う大きさの略平板状に形成されており、その左端部には、当該左端部から左側に向けて突出する第1係合片93および第2係合片94が形成されている。
第1係合片93と第2係合片94は、左側端子カバー90を定着フレーム100に取り付けたときにおいて、前述した第1係合壁130を前後方向に挟み込むことが可能な位置に配置され、第2係合片94は、第1係合壁130と第2係合壁140との間に入り込むことが可能な大きさに形成されている。これにより、第1係合片93と第2係合片94が、第1係合壁130と第2係合壁140に前後方向で係合可能となるので、左側端子カバー90の前後方向の位置決めを行うことが可能となっている(図7参照)。
また、第1係合片93および第2係合片94のすべての角部は、断面視円弧状のなだらかな面となっている。これにより、各係合片93,94を、各係合壁130,140に対してスムーズに係合させることが可能となっている。
カバー部91の前端部には、後方に向けて凹む係合凹部91Aが形成されている。係合凹部91Aは、前述した第3係合壁150の各第4係合面151に係合可能な大きさで形成されている。これにより、係合凹部91Aが、第3係合壁150に対して前後左右方向に係合するので、左側端子カバー90の前後左右方向の位置決めを行うことが可能となっている(図7参照)。
また、係合凹部91Aのすべての角部は、断面視円弧状のなだらかな面となっている。これにより、係合凹部91Aを、第3係合壁150に対してスムーズに係合させることが可能となっている。
カバー部91の前端側には、ネジS2(図7参照)を挿通させるための挿通孔91Bが上下方向に貫通するように形成されている。これにより、左側端子カバー90は、挿通孔91BにネジS2を挿通させつつ、ネジS2を取付ボス部123の取付孔123Aに捩じ込むことで、カバー取付面124に固定されるようになっている。
カバー部91の後端には、当該後端から上斜め後方に向けて傾斜する傾斜壁91Cと、傾斜壁91Cの後端から後方に向けて延びる延出壁91Dとが設けられている。カバー部91と突出壁92との間の隅部には、カバー部91と突出壁92を連結する断面視三角形状の補強リブ95が2つ前後方向に間隔を空けて設けられている。
突出壁92は、左右方向から見て略台形状に形成されており、図5(a),(b)に示すように、ローラギヤ80の貫通孔81の下部を覆うように構成されている。言い換えると、突出壁92は、貫通孔81を介して加熱ローラ41の左側の開口41Aの一部を覆っている。
詳しくは、突出壁92は、左右方向から見て貫通孔81に重なる部分と、当該部分から貫通孔81の周縁よりも径方向外側に延びる部分とを有している。また、貫通孔81の前述した下部以外の部分は、カバー部91の左右方向内側の端面と定着フレーム100によ
っても覆われている。
図4〜図7に示すように、定着フレーム100には、ローラギヤ80の左右方向外側に配置され、かつ、ローラギヤ80に左右方向で近接して対向する対向面101が設けられている。対向面101は、ローラギヤ80に対する左右方向における間隔(最短距離)が、第1間隔L1となっており、左右方向から見てローラギヤ80の貫通孔81の一部と重なっている。詳しくは、加熱ローラ41が最も左側に寄ったときのローラギヤ80、つまりリング部材200と軸受72が当接した状態におけるローラギヤ80に対して、対向面101が第1間隔L1を空けて対向している。
突出壁92およびカバー部91は、ローラギヤ80に対して第1間隔L1よりも小さな第2間隔L2を空けて左右方向で対向しており、左右方向から見てローラギヤ80の貫通孔81の他部と重なっている。詳しくは、加熱ローラ41が最も左側に寄ったときのローラギヤ80、つまりリング部材200と軸受72が当接した状態におけるローラギヤ80に対して、突出壁92およびカバー部91が第2間隔L2を空けて対向している。
ここで、第1間隔L1および第2間隔L2は、加熱ローラ41内に空気が流入するのを抑えることや、ローラギヤ80と対向面101または突出壁92との干渉などを考慮して適宜設定することができる。例えば、第1間隔L1は、1.200mmとなっており、第2間隔L2は、1.025mmとなっている。なお、第1間隔L1は、例えば、0.2mm〜5.1mmであってもよいし、0.6mm〜3.1mmであってもよいし、1.0mm〜1.6mmであってもよい。また、第2間隔L2は、例えば0.1mm〜5.0mmであってもよいし、0.5mm〜3.0mmであってもよいし、0.9mm〜1.5mmであってもよい。なお、上述した数値範囲は一例であり、各間隔L1,L2の数値は、上述した数値範囲に限らない。
このようにローラギヤ80に近接した突出壁92とカバー部91と対向面101とによって貫通孔81を覆うことで、外部の空気が貫通孔81を通って加熱ローラ41内に流入することや、加熱ローラ41内の空気が右側の開口41Aを通って外部に流出することを抑えることが可能となっている。なお、本実施形態では、対向面101の上部に切欠(第1支持壁121と第2支持壁122との間の部分)が形成されていることにより、突出壁92とカバー部91と対向面101とによって貫通孔81のすべてを覆っていないが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、カバー部91から上方に突出する新たな突出壁を設け、当該突出壁を第1支持壁121と第2支持壁122との間の隙間に合致するように嵌り込む形状に形成することで、貫通孔81のすべてを新たな突出壁と突出壁92とカバー部91と対向面101とによって覆うようにしてもよい。
図8に示すように、本体フレーム2の右側(加熱ローラ41を挟んで左側端子カバー90とは反対側)の壁を構成するサイドフレーム2Aは、定着装置18の右端部を支持する支持フレームの一例であり、当該サイドフレーム2Aには、本体フレーム2内の空気を外部に排出するための排気ファン300が設けられている。なお、図8においては、便宜上、加熱ローラ41を軸線ALを含む平面で切った断面図として図示するとともに、ローラギヤ80のギヤ歯を省略している。
以上のように構成されたレーザプリンタ1において、排気ファン300を駆動させると、加熱ローラ41内の空気が排気ファン300に吸い込まれそうになるが、加熱ローラ41の排気ファン300とは反対側に設けられるローラギヤ80の貫通孔81が定着フレーム100と左側端子カバー90の突出壁92およびカバー部91によって覆われているので、加熱ローラ41内にエアフローが発生するのを抑えることができる。そのため、加熱ローラ41内に冷たい空気が貫通孔81を通って流れ込むことや、加熱ローラ41内の加
熱された空気が加熱ローラ41の右側の開口41Aを通って外部に流れ出ていくことが抑えられるので、加熱ローラ41の加熱効率を向上させることができる。
また、このように加熱ローラ41内にエアフローが発生するのを突出壁92等によって抑えることで、加熱ローラ41内の加熱された空気が排気ファン300によって排気ファン300側に流れることにより定着フレーム100の排気ファン300側の部分が加熱されて当該部分からUFP(Ultra Fine Particle:超微粒子)が発生するのを抑えることができる。本発明でいう、UFPとは、例えば、平均粒子径が700nm以下の微粒子、又は、平均粒子径が300nm以下の微粒子を指す。ここで、平均粒子径は、高速応答型パーティクルサイザー(FMPS、東京ダイレックス社製)にて認識される粒子径に基づく。
なお、このように突出壁92等によって加熱ローラ41内のエアフローの発生を基本的に抑えることができるが、例えば排気ファン300の排気能力が大きい場合などにおいては、突出壁92等や加熱ローラ41との隙間から空気が加熱ローラ41内に入り込み、加熱ローラ41の右側の開口41Aから出ていくことがある。この場合には、加熱ローラ41内で加熱された熱い空気が、定着フレーム100やサイドフレーム2Aに当たって、定着フレーム100やサイドフレーム2AからUFPが発生するおそれがある。
これに対し、本実施形態では、図9に示す右側端子カバー400によって定着フレーム100やサイドフレーム2Aを覆うことでUFPの発生を抑えている。具体的に、右側端子カバー400は、定着フレーム100およびサイドフレーム2AよりもUFPの発生開始温度が高い部材で構成されている。なお、材料の一例を挙げるとすると、例えば、定着フレーム100の材料は、PET(ポリエチレンテレフタラート)である。サイドフレーム2Aの材料は、ABS樹脂であり、右側端子カバー400の材料は、LCP(Liquid Crystal Plastic)である。
PETは、UFP発生開始温度T1が200〜210℃にあり、 LCPのUFP発生開始温度T2は240℃
付近にあり、PETのUFP発生開始温度T1より高い温度である。ここで、UFP発生開始温度とは、図14に示すように、UFPの発生量が急激に高くなる温度である。PETの試験片を密閉された容器の中に配置した上でホットプレートなどで加熱しつつ、且つ、試験片の温度を測定しつつ、高速応答型パーティクルサイザー(FMPS、東京ダイレックス社製)などにより容器内のUFP発生量を測定することができる。
また、右側端子カバー400は、定着フレーム100よりもハロゲンランプ60が発する輻射熱の吸収率が低くなるように構成されている。なお、このように構成するには、例えば、右側端子カバー400の表面の色(例えば、白)を、定着フレーム100の表面の色(例えば、黒)よりも輻射熱の吸収率が低くなるような色にしてもよいし、右側端子カバー400を、定着フレーム100よりも輻射熱の吸収率が低くなるような材料で形成してもよい。
右側端子カバー400は、ハロゲンランプ60の右側の端子64を下側から覆う第1カバー部410と、端子64を左右方向外側から覆う第2カバー部420と、第1遮熱部430と、第2遮熱部440と、第3遮熱部450と、第1カバー部410と各遮熱部430〜450とを連結するための連結部460とを有している。
第1カバー部410は、上下方向に直交する略矩形の板状の部位であり、その前端部の略中央部には、円孔状の位置決め孔411が形成され、その後端部の略中央部には、後方に向けて開口するU字状の切欠部412が形成されている。位置決め孔411は、定着フレーム100に形成された円柱状の第1突起161に係合可能であり、切欠部412は、定着フレーム100に形成された前後方向に長いリブ状の第2突起162に係合可能となっている。これにより、右側端子カバー400が定着フレーム100に対して前後左右方向に位置決めされるようになっている(図11参照)。
第1カバー部410の後斜め左側には、右側端子カバー400を定着フレーム100に固定するためのネジS3が挿通される挿通孔413が形成されている。これにより、ネジS3を挿通孔413に通して定着フレーム100のネジ孔163に捩じ込むと、右側端子カバー400を定着フレーム100に固定することが可能となっている。
第2カバー部420は、左右方向に直交する板状の部位であり、第1カバー部410の右端から上方に延びた後、後方に延びる側面視略L字状に形成されている。つまり、第2カバー部420の後端の形状は、段差形状となっている。図10(a)に示すように、第2カバー部420の段差形状となる後端には、略左側に向けて延びる第1壁421、第2壁422および第3壁423が形成されている。各壁421〜423は、ハロゲンランプ60の右側の端子64を後側から覆う壁となっている。
図9に示すように、連結部460は、第1カバー部410の左端の前側から下方に向けて延びる第1連結壁461と、第1連結壁461の下端から左側に向けて延びる第2連結壁462とを主に有している。第2連結壁462の前端の左側には、第2遮熱部440が上方に向けて延びるように形成されている。
第2遮熱部440は、前後方向に直交し、かつ、上下方向に長い矩形の板状の部位であり、その左端には、第1遮熱部430が前方に向けて延びるように形成されている。第1遮熱部430は、左右方向に直交し、かつ、上下方向に長い略矩形の板状の部位であり、その下端縁が前斜め上方に向けて傾斜している。
第3遮熱部450は、第2連結壁462の左端および第1遮熱部430の下端から下方に向けて延びるように形成されている。第3遮熱部450と第2連結壁462との間の隅部には、第3遮熱部450および第2連結壁462に連結される3つのリブ451が設けられており、これにより、第3遮熱部450の剛性が高くなっている。
3つのリブ451は、前後方向に間隔を空けて配置され、第2連結壁462からの突出量が、後側から順に、徐々に小さくなっている。図10(b)に示すように、第3遮熱部450は、左右方向から見て、略三角形状となっている。
第3遮熱部450の前側部分は、第1遮熱部430の傾斜した下縁に沿って形成された後、上方に向けて延びている。図10(a)に示すように、第3遮熱部450の左側の面450Aは、第1遮熱部430の左側の面430Aよりも左側(左右方向内側)の位置に配置されている。つまり、第3遮熱部450と第1遮熱部430との境界部分は、段差状となっている。
また、第1カバー部410と第2連結壁462との間には、第1カバー部410、第1連結壁461および第2連結壁462に連結される第3連結壁463が設けられている。これにより、連結部460の剛性を高くすることが可能となっている。
以上のように構成された右側端子カバー400を定着フレーム100に取り付けると、
図11に示すように、第2遮熱部440は、フィラメント62の右側の端部62Bと定着フレーム100との間に配置され、端部62Bに対して、前後方向で対向(詳しくは近接)して配置される。
また、図11および図12に示すように、第1遮熱部430は、加熱ローラ41の開口41Aと定着フレーム100との間に配置されるとともに、図13に示すように、左右方向から見て加熱ローラ41の開口41Aの一部(前側下部)のみに重なるように配置される。なお、図13に示すように、実際の定着装置18は、上部が前側に傾くように配置されている。
定着装置18に対し、排気ファン300は、その後部が左右方向から見て定着装置18の前側上部に重なるように配置されており、その回転中心301が加熱ローラ41の軸線ALに対して若干上方に配置されている。また、定着フレーム100および本体フレーム2は、加熱ローラ41内の空気が排気ファン300によって第1遮熱部430側に偏って流れるように構成されている。
詳しくは、定着フレーム100は、加熱ローラ41を略上方から覆うような、略下方に向けて開口する容器状に構成されている。詳しくは、定着フレーム100は、上壁部171と、上壁部171の前後端から下方に向けて延びる前壁部172および後壁部173と、上壁部171の左右端から下方に向けて延び、前壁部172および後壁部173に連結される左右の側壁部174(右側のみ図示)を備えている。
これにより、加熱ローラ41内の空気が、定着装置18の前斜め上方、かつ、右側に配置される排気ファン300によって、上側、前側、および右側に直接吸い込まれることなく、下側から吸引されるようになっている。また、本体フレーム2の定着装置18の下側の部分には、定着フレーム100から出てくる空気が前方に向かうのを遮る壁がなく、これにより、定着フレーム100内の空気は、図の破線の矢印で示す流路を通って排気ファン300に吸引されるようになっている。
このように定着フレーム100や本体フレーム2内の流路が形成されることで、加熱ローラ41内の空気は、加熱ローラ41の左端側から右端側に向かうにつれて前斜め下側(第1遮熱部430)側に寄せられていき、図の破線の矢印で示すルートを通って排気ファン300から外部に排出されるようになっている。
第3遮熱部450は、定着フレーム100を本体フレーム2に取り付けた状態において、第1遮熱部430よりも排気ファン300に向かう空気の流れの下流側に配置されている。また、図12に示すように、第3遮熱部450は、左右方向において加熱ローラ41とサイドフレーム2Aとの間に配置されている。
次に、図13を参照して、第1遮熱部430等の作用について説明する。
レーザプリンタ1において、印刷制御を行うと、ハロゲンランプ60による発熱により加熱ローラ41内の空気が加熱され、加熱された熱い空気は、加熱ローラ41の左端側から右端側に向かうにつれて第1遮熱部430側に寄せられていく。このように第1遮熱部430側に寄せられた熱い空気が、加熱ローラ41の右側の開口41Aから出ると、図12に示すように、この熱い空気の右側への移動を堰き止めるように第1遮熱部430が機能するので、当該第1遮熱部430によって熱い空気が定着フレーム100に当たるのを抑えることができる。そのため、熱い空気によって定着フレーム100が加熱されることによって、定着フレーム100からUFPが発生するのを抑えることができる。
また、第1遮熱部430によって右側への移動を規制された熱い空気は、今度は、下方
に向かって流れていく。この際、加熱ローラ41とサイドフレーム2Aとの間に配置される第3遮熱部450によって、熱い空気がサイドフレーム2Aに向けて流れて当該サイドフレーム2Aに当たるのを抑えることができる。そのため、熱い空気によってサイドフレーム2Aが加熱されることによって、サイドフレーム2AからUFPが発生するのを抑えることができる。
以上、本実施形態によれば、前述した効果に加え、以下のような効果を得ることができる。
第1遮熱部430が加熱ローラ41の開口41Aの一部のみに重なるように形成されているので、例えば第1遮熱部を加熱ローラの開口のすべてと重なるような大きさで形成する構造と比べ、第1遮熱部430の大きさを小さくすることができる。
加熱ローラ41内の熱い空気が第1遮熱部430側に偏って流れるように定着フレーム100および本体フレーム2が構成されているので、熱い空気が定着フレーム100に当たるのを第1遮熱部430によって効果的に抑えることができる。
第2遮熱部440がフィラメント62の右側の端部62Bと定着フレーム100との間に配置されているので、フィラメント62の右側の端部62Bから発生する熱が定着フレーム100に伝わるのを第2遮熱部440で抑えることができ、端部62Bからの熱により定着フレーム100からUFPが発生するのを抑えることができる。
右側端子カバー400を定着フレーム100よりもハロゲンランプ60が発する輻射熱の吸収率が低くなるように構成することで、ハロゲンランプ60からの輻射熱によって右側端子カバー400が加熱されにくくなるので、加熱された右側端子カバー400により定着フレーム100が加熱されて当該定着フレーム100からUFPが発生するのを抑えることができる。
突出壁92がローラギヤ80に対して左右方向に間隔を空けて配置されているので、ローラギヤ80が突出壁92に干渉して傷つくのを抑えることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、第1遮熱部430を加熱ローラ41の開口41Aの一部のみと重なるような大きさで形成したが、本発明はこれに限定されず、第1遮熱部を加熱ローラの開口のすべてと重なる大きさで形成してもよい。
前記実施形態では、ローラギヤ80の貫通孔81の一部を突出壁92で覆う構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、前記実施形態における加熱ローラ41の右側の開口41Aの少なくとも一部を左側端子カバーの突出壁で覆うように構成してもよい。また、突出壁によって、加熱ローラの開口のすべて、または、ローラギヤの開口のすべてを覆うように構成してもよい。
前記実施形態では、右側端子カバー400で端子64のすべてを覆うように構成したが、本発明はこれに限定されず、端子カバーは、端子の少なくとも一部を覆うように構成されていればよい。
前記実施形態では、ヒータとしてハロゲンランプ60を例示したが、本発明はこれに限定されず、ヒータは、例えばカーボンヒータなどであってもよい。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定され
ず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
1 レーザプリンタ
2 本体フレーム
18 定着装置
41 加熱ローラ
41A 開口
60 ハロゲンランプ
64 端子
100 定着フレーム
400 右側端子カバー
430 第1遮熱部
AL 軸線

Claims (6)

  1. 加熱ローラと、当該加熱ローラの内部に配置され、前記加熱ローラの開口から突出する一端部を有するヒータと、当該ヒータの一端部に設けられる端子を支持する定着フレームと、前記端子の少なくとも一部を覆う端子カバーと、を有する定着装置と、
    前記定着装置を支持する本体フレームと、を備えた画像形成装置であって、
    前記端子カバーは、
    前記定着フレームよりもUFP(Ultra Fine Particle)の発生開始温度が高い部材で構成され、
    前記加熱ローラの軸線方向から見て前記加熱ローラの開口の少なくとも一部に重なる第1遮熱部を有し、
    前記第1遮熱部は、前記加熱ローラの開口と前記定着フレームとの間に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1遮熱部は、前記開口の一部のみに重なっていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記本体フレーム内の空気を外部に排出するための排気ファンを備え、
    前記定着フレームおよび前記本体フレームは、前記加熱ローラ内の空気が前記排気ファンによって前記第1遮熱部側に偏って流れるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ヒータの前記一端部は、前記端子に接続される電線であり、
    前記端子カバーは、前記電線と前記定着フレームとの間に配置される第2遮熱部を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記本体フレームは、前記定着フレームの前記端子カバー側の端部を支持する支持フレームを有し、
    前記端子カバーは、
    前記支持フレームよりもUFP(Ultra Fine Particle)の発生開始温度が高い部材で構成され、
    前記第1遮熱部よりも前記排気ファンに向かう空気の流れの下流側、かつ、前記軸線方向において前記加熱ローラと前記支持フレームとの間に配置される第3遮熱部を有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記端子カバーは、前記定着フレームよりも前記ヒータが発する輻射熱の吸収率が低いことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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