JP2010217240A - 光源装置、光走査装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光源装置、光走査装置およびそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光学系素子間で、特にレーザ光源とその下流側に位置する光学系素子との間で光軸のずれを抑制することが可能、ひいてはレーザ光を所定の対象に正確に照射することが可能な露光装置、光走査装置およびそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】光源装置6は、レーザ光を所定の光軸上に出力するレーザ光源25と、レーザ光源25が実装され、レーザ光源25を制御する制御基板41とを有する光源ユニット40と、前記所定の光軸上に位置し、レーザ光を受光して該レーザ光を所定の対象に導く光学系素子26〜28,30〜32と、光学系素子26〜28,30〜32を囲うと共に、光源ユニット40を外部に露出させた状態で保持する壁部36を有する本体フレーム35と、光源ユニット40を囲う保護カバー60とを含む。
【選択図】図6

Description

本発明は、レーザ光を生成して該レーザ光を所定の対象に照射する光源装置、光走査装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
レーザ光を生成して該レーザ光を所定の対象に照射する光源装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では露光装置として用いられている。露光装置は、画像情報に基づいてレーザ光を感光体ドラムに照射して感光体ドラム上に静電潜像を形成するものである。そのような露光装置として、例えば特許文献1のものが知られている。
特許文献1の露光装置は、基本的な光学系素子として、レーザ光を出力するレーザ光源と、レーザ光のビーム径を整えるコリメートレンズと、レーザ光のビーム径をさらに整えるシリンドリカルレンズと、ビーム径が整えられたレーザ光を反射させるポリゴンミラーと、ポリゴンミラーが反射したレーザ光を感光体ドラムに導くfθレンズおよび反射ミラーとを含む。
上記構成の露光装置では、光学系素子間で、特にレーザ光源とコリメートレンズとの間で光軸のずれが発生し易い。具体的には、前記露光装置は、上記の光学系素子の全てを単一の本体フレームに収容する構成を採用している。この構成では、本体フレーム内で光学系素子間の光軸調整が完了した後、光学系素子を上方から覆う本体カバーが本体フレームに装着される。本体カバーの装着の際、本体フレームおよび本体カバーの寸法精度に起因して、本体カバーを本体フレームに強制的に装着せざるを得ない場合がある。このため、本体フレームが歪んでしまい、その結果、特にレーザ光源とコリメートレンズとの間で光軸ずれが発生する。
また、近年の画像形成装置は画像処理の高速化が要求されており、この要求に応えるために、レーザ光源はマルチビームタイプのものが主流になってきている。これに伴い、レーザ光源が実装され、レーザ光源を制御する半導体基板は大型化せざるを得ない。このため、単一の本体フレーム内にレーザ光源および半導体基板を収容することが難しい。
そこで、上記の光軸ずれや半導体基板の大型化に対処するために、レーザ光源と半導体基板とを光源ユニットとしてユニット化し、光源ユニットを外部に露出させた状態で本体フレームに装着する構成が採用されている。この構成によれば、本体フレームに本体カバーを装着した後、光源ユニットのレーザ光源の光軸とコリメートレンズの光軸とが一致するように光源ユニットのレーザ光源の設定を行うことができる。これにより、上記の光軸ずれや半導体基板の大型化に対処することが可能である。
特開2001−337291号公報
しかしながら、光源ユニットは外部に露出しているため、製品の出荷時や画像形成装置への組み立て時に作業者が光源ユニットに触れてしまう可能性がある。このため、光源ユニットのレーザ光源と本体フレーム内のコリメートレンズとの間で精密に行われた光軸調整が損なわれる。その結果、露光装置はレーザ光を感光体ドラムに正確に照射することができず、画像欠陥が生じる。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、光学系素子間で、特にレーザ光源とその下流側に位置する光学系素子との間で光軸のずれを抑制することが可能、ひいてはレーザ光を所定の対象に正確に照射することが可能な露光装置、光走査装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光源装置は、レーザ光を所定の光軸上に出力するレーザ光源と、前記レーザ光源が実装され、該レーザ光源を制御する制御基板とを有する光源ユニットと、前記所定の光軸上に位置し、前記レーザ光を受光して該レーザ光を所定の対象に導く光学系素子と、前記光学系素子を囲うと共に、前記光源ユニットを外部に露出させた状態で保持する壁部を有する本体フレームと、前記光源ユニットを囲う保護カバーとを含む。
本発明に係る光源装置によれば、レーザ光源を有する光源ユニットは保護カバーによって囲われて外部から保護されているので、製品の出荷時等に作業者が光源ユニットに触れることを防止できる。これにより、レーザ光源と光学系素子との間で精密に調整された光軸が狂うことを防止できる。その結果、光源装置は、レーザ光を所定の対象に正確に照射することができる。
本発明の好ましい実施形態では、前記保護カバーは、前記光源ユニットを囲うことが可能な形状を有する箱体であり、前記箱体は、前記光源ユニットの上方に位置する上板と、前記光源ユニットの側方に位置する側板とを有しており、前記上板には、複数の孔が形成されており、前記側板には、周囲環境から前記保護カバー内へのエアの流入を許容する流入口が形成されている。
この構成によれば、光源ユニットが発生する熱は、流入口からのエアと衝突して保護カバー内で対流を起こす。この対流により、前記熱は、保護カバー内を上昇し、上板の孔を通って外部に逃げる。これにより、光源ユニットを放熱させることができる。その結果、光源ユニットの熱変形に起因する光軸ずれを抑制することができる。
本発明の他の好ましい実施形態では、光源装置は、さらに、前記流入口を介して前記保護カバー内に冷却エアを流通させる冷却手段を含む。
この構成によれば、保護カバーは、冷却手段による冷却エアが流通可能な通風ダクトとして作用するので、光源ユニットの放熱を一層促進することができる。
本発明のさらに他の好ましい実施形態では、前記レーザ光源はマルチビームタイプのレーザ光源である。
レーザ光源がマルチビームタイプの場合、光源ユニットの発熱量は高くなるが、通風ダクトとして作用する保護カバーにより、マルチビームタイプの光源ユニットであっても十分に冷却することができる。
本発明に係る光走査装置は、光学系素子として、レーザ光を所定の対象に対して走査する走査素子を含む上記構成の光源装置を備える。
本発明に係る画像形成装置によれば、静電潜像が形成される感光体ドラムと、外部からの画像情報に基づき、レーザ光を前記感光体ドラムに露光して、該感光体ドラム上に前記静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置とを含み、前記露光装置として、上記構成の光源装置が用いられており、前記光源装置の光学系素子が前記レーザ光を前記感光体ドラムに導く。
本発明に係る画像形成装置によれば、光源装置の保護カバーによって光学系素子間の光軸のずれが抑制されるので、画像欠陥を抑制することができる。また、光源装置の保護カバーは通風ダクトとしても作用するので、光源ユニットの熱変形に起因する光軸ずれが抑制され、その結果、画像欠陥を一層抑制することができる。
本発明に係る光源装置によれば、光学系素子間で、特にレーザ光源とその下流側に位置する光学系素子との間で光軸のずれを抑制することが可能、ひいてはレーザ光を所定の対象に正確に照射することが可能である。これにより、本発明に係る光源装置を用いる画像形成装置は、画像欠陥を回避することができる。
本発明の実施形態に係る光源装置が適用された画像形成装置の内部構成を概略的に示す図である。 露光装置の主要な構成要素を模式的に示す説明図である。 露光装置を斜め上方から見た斜視図である。 露光装置の本体フレームに本体カバーを装着した状態を示す斜視図である。 図3および図4に示す光源ユニットの分解斜視図であると共に、本体フレームおよびその内部に配置される光学系素子を示す斜視図である。 光源ユニットを保護カバーで囲った状態を示す斜視図である。 図6の一部拡大図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る光源装置が適用された画像形成装置の内部構成を概略的に示す図である。画像形成装置1は、例えばプリンタであり、図1に示すように、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(K)の各色別の画像形成部2(2M,2C,2Y,2K)を含むタンデム式のカラープリンタである。各画像形成部2M,2C,2Y,2Kは、現像機3、帯電器5、露光装置6、トナー供給部7、クリーナー21および1次転写ローラ9を含む。
トナー供給部7は、マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックの各色のトナーを貯蔵する。現像機3は、トナー供給部7から供給されるトナーを感光体ドラム4に供給するための現像ローラ31を含む。
現像ローラ31は、例えば、その表面がアルミ等の非磁性材料から構成される円筒状の現像スリーブである。この現像スリーブの内部には、磁石材料等が配設されている。現像機3内のトナーとキャリア(磁性体)とからなる現像剤(2成分現像剤の場合)は、磁石材料の磁力で現像ローラ31の表面に吸着され、現像ローラ31が所定の方向に回転することで、現像剤のトナーのみが感光体ドラム4の表面に移動する。
感光体ドラム4は、後述する転写ベルト8の下方に位置し、転写ベルト8の外表面に接触した状態で配設されている。転写ベルト8の回転方向Bの上流側から、マゼンタ用感光体ドラム4、シアン用感光体ドラム4、イエロー用感光体ドラム4、及びブラック用感光体ドラム4が並設されている。また、感光体ドラム4は、a−Si(アモルファスシリコン)等から構成され、図1における時計回りの方向(図示のA方向)に回転する。
感光体ドラム4の対向する位置には、1次転写ローラ9が転写ベルト8の内表面に接触した状態で転写ベルト8を介して配置されている。1次転写ローラ9は、転写ベルト8の回転により従動回転するローラであり、感光体ドラム4とで転写ベルト8をニップして、感光体ドラム4に形成された各色のトナー像を転写ベルト8に1次転写させる1次転写部Tを構成する。1次転写部Tにおいて、転写ベルト8に各色のトナー像が多重転写される。これにより、転写ベルト8にはカラーのトナー像が形成される。
帯電器5は、感光体ドラム4の周面を一様に帯電する。露光装置(光源装置)6は、外部PC(パーソナルコンピュータ)等から入力された原稿画像データに基づくレーザ光を感光体ドラム4の周面に導くポリゴンミラー28を有している。ポリゴンミラー28は、ポリゴンモータ29(図2)によって回転しつつ、各感光体ドラム4の周面上にレーザ光を主走査方向に走査して、各周面に静電潜像を形成する。なお、主走査方向とは、レーザ光が感光体ドラム4の長手方向に走査される方向である。図1では、ポリゴンミラー28は複数の感光体ドラム4間で共用されている。
現像機3は感光体ドラム4にトナーを供給する。これにより、静電潜像にトナーが付着され、感光体ドラム4にトナー像が形成される。
クリーナー21は、各感光体ドラム4の周面上に配置され、該周面上の残留トナー等を除去する。
転写ベルト8は、例えばCR(クロロプレン)ゴムからなる弾性層を含むベルトであり、感光体ドラム4の列の上方に配置されると共に、外表面が感光体ドラム4の周面に接触した状態となるように、従動ローラ10と駆動ローラ11との間に張設されている。また、転写ベルト8は、テンションローラ19によって上方に付勢されている。駆動ローラ11は、図略の駆動源による駆動力を受けて回転して、転写ベルト8を回転駆動させる。従動ローラ10は、転写ベルト8の回転によって従動回転する。これにより、転写ベルト8はB方向(反時計回りの方向)に回転する。
また、転写ベルト8は、駆動ローラ11に巻回されている部位が屈曲した状態となっており、この屈曲部位は、転写ベルト8に1次転写されたトナー像が用紙Pに2次転写される2次転写位置P1として設定されている。この2次転写位置P1には、転写ベルト8を介して駆動ローラ11に対向する2次転写ローラ18が設けられている。2次転写ローラ18は、駆動ローラ11との間でニップを形成して、該ニップを通過する用紙Pに、転写ベルト8の外表面上のトナー像を2次転写する。
2次転写位置P1の下方には、一対のレジストローラ17が配設されている。レジストローラ17は、用紙Pを2次転写位置P1に向けて適切なタイミングで搬送すると共に、用紙Pの斜め送りを修正する。
2次転写位置P1の上方には、2次転写位置P1でトナー像の2次転写が施された用紙Pに対して定着処理を施す定着装置14が設けられている。定着装置14は、一対の定着ローラ141を含み、用紙Pを加熱しつつ、定着ローラ141間でニップすることで、2次転写されたトナー像を用紙P上に定着させる。
露光装置6の下方位置には、用紙束を収納する給紙カセット12が配置されている。給紙カセット12と2次転写位置P1との間には、用紙Pを給紙カセット12から2次転写位置P1まで用紙Pを案内する用紙搬送路13が設けられている。用紙搬送路13には、上述のレジストローラ17が配設されている。また、用紙搬送路13には、レジストローラ17の他に、用紙Pを案内するための複数のローラ対が適所に配設されている。
プリンタ1の上面には、定着装置14によって定着処理が施された用紙Pが排出される排出部16が形成されており、この排出部16と定着装置14との間には、用紙Pを案内するための用紙排出路15が設けられている。この用紙排出路15にも、用紙Pを搬送するためのローラ対が適所に配設されている。
以下、露光装置について図2を参照しながら説明する。図2は、露光装置の主要な構成要素を模式的に示す説明図である。露光装置6は、レーザ光源25、コリメートレンズ26、シリンドリカルレンズ27、ポリゴンミラー28、ポリゴンモータ29、fθレンズ30および反射ミラー32を含む。
レーザ光源25は、ダイオードレーザ等の半導体レーザ発振器を用いて構成されている。レーザ光源25は、図略の制御部から出力された制御用のアナログ電圧に応じて光量が調節されたレーザ光を所定の光軸に沿って出力する。コリメートレンズ26は、レーザ光源25の近傍に配置され、レーザ光源25から出力されたレーザ光を受光してレーザ光のビーム径を整える。シリンドリカルレンズ27は、レーザ光の進行方向(矢印)から見てコリメートレンズ26の下流側に配置されており、コリメートレンズ26から出力されたレーザ光を受光してレーザ光のビーム径をさらに整える。コリメートレンズ26およびシリンドリカルレンズ27の位置は、レーザ光の光軸上に設定されている。
ポリゴンミラー(走査素子)28は、レーザ光の進行方向から見てシリンドリカルレンズ27の下流側に配置されている。ポリゴンミラー28は、ポリゴンモータ29によって所定の速度で回転しており、シリンドリカルレンズ27から出力されたレーザ光が感光体ドラム4の長手方向(つまり、主走査方向)に走査されるようにレーザ光を偏向する。図2では、ポリゴンミラー28は時計回りに回転するので、レーザ光は感光体ドラム4の左側から右側に向けて走査される。
fθレンズ30は、レーザ光の進行方向におけるポリゴンミラー28の下流側に配置されており、感光体ドラム4の主走査方向にレーザ光が一定の速度で走査されるようにレーザ光を反射ミラー32へと導く。反射ミラー32は、レーザ光の進行方向から見てfθレンズ30の下流側に配置され、fθレンズ30から出力されたレーザ光を反射させて感光体ドラム4へ導く。露光装置6の各構成要素の説明から明らかなように、露光装置6は、光走査装置として機能する。
露光装置6の上記の主要な構成要素は、実際には図3に示すように組み立てられている。図3は、露光装置6を斜め上方から見た斜視図である。露光装置6は、例えば導電性金属または導電性樹脂からなる本体フレーム35を含む。本体フレーム35は、底壁36aと、底壁36aから立ち上がる立上がり壁36bとからなる壁部36を有している。本体フレーム35内の空間は、壁部36と、図4に示す本体カバー44とで画定されている。図4は、露光装置6の本体フレーム35に本体カバー44を装着した状態を示す斜視図である。
本体フレーム35の壁部36内には、図3に示すように、コリメートレンズ26、シリンドリカルレンズ27、ポリゴンミラー28、fθレンズ30および反射ミラー32がそれぞれ所定の位置に固定された状態で収容されている。コリメートレンズ26、シリンドリカルレンズ27、ポリゴンミラー28、fθレンズ30および反射ミラー32は、図2を参照して説明したレーザ光の所定の進行方向が維持される位置関係で配置されている。ポリゴンミラー28は、図3ではミラーカバー33によって覆われている。また、壁部36の立上がり壁36bには、後述する光源ユニット40が装着されている。光源ユニット40は、図4に示すように、本体フレーム35から外部に露出した状態となっている。
図5は、図3および図4に示す光源ユニットの分解斜視図であると共に、本体フレームおよびその内部に配置される光学系素子を示す斜視図である。光源ユニット40は、レーザ光源25、レーザ光源25が実装される半導体基板41、レーザ光源25を保持する保持部材42、および本体フレーム35と保持部材42との間に位置する絶縁部材43を含み、それらの部材を一体化したものである。
レーザ光源25は、上述したようにダイオードレーザ等の半導体レーザ発振器である。半導体基板41は、レーザ光源25に制御用のアナログ電圧等を伝達する制御基板(いわゆる、ドライバ基板)である。
保持部材42は、放熱性に優れた金属製のブロック状部材であり、その略中心部には貫通孔45が形成されている。レーザ光源25が実装された半導体基板41は、レーザ光源25が貫通孔45に挿通された状態で図略の締結部材等によって保持部材42に固定されている。保持部材42の金属材料は、例えば、アルミニウム、鉄系焼結金属が用いられる。
絶縁部材43は、絶縁性を有する樹脂製のブロック状部材である。絶縁部材43と保持部材42とは図略の締結部材等によって互いに固定される。絶縁部材43は、図3に示す組み立て状態において、保持部材42に向く第1面46と、本体フレーム35に向く第2面47とを有する。また、絶縁部材43は、その略中心部において第1面46から第2面47にかけて形成された貫通孔48を有する。貫通孔48と保持部材42の貫通孔45とは、レーザ光源25からのレーザ光が妨げられないように略同心に設定されている。
本体フレーム35の立上がり壁36bにおけるコリメートレンズ26の近傍部分には、開口部50が形成されており、開口部50に光源ユニット40が装着される。具体的には、開口部50は、光源ユニット40の絶縁部材43の外形形状に一致する形状を有しており、実際には、絶縁部材43が開口部50に装着される。
絶縁部材43は、第2面47が本体フレーム35の内部空間に面した状態で開口部50に装着される。第2面47には、内部空間に向かって突出する一対の突出片51が設けられている。一対の突出片51は、図3に示すように貫通孔48を挟んで形成されているので、レーザ光源25のレーザ光を妨げることはない。各突出片51には、下方に突出する凸部52と、例えばねじ孔、ビス孔等の貫通孔53とが形成されている。
一方、本体フレーム35の立上がり壁36bにおける開口部50の近傍部分には、図5に示すように、絶縁部材43の一対の突出片51のそれぞれが固定される固定部54が一体に形成されている。各固定部54は、突出片51の凸部52が係止可能な凹部55と、貫通孔53と同心に形成された孔部56とを有する。
光源ユニット40の本体フレーム35への装着は次のようにして行われる。すなわち、絶縁部材43の各突出片51の凸部52を、対応する固定部54の凹部55に係止させると共に、突出片51の貫通孔53と固定部54の孔部56とを合わせた状態でねじ、ビス等の締結部材をねじ込むことにより、絶縁部材43は開口部50に装着される、つまり光源ユニット40は本体フレーム35に装着される。
本実施形態に係る露光装置6では、本体フレーム35から外部に露出した状態(図4参照)で該本体フレーム35に装着された光学ユニット40を、図6および図7に示すように保護カバー60で囲っている。以下、保護カバー60について説明する。
保護カバー60は、光源ユニット40を囲うことが可能な形状を有する箱体である。具体的には、保護カバー60は、保護カバー60が光源ユニット40を囲った状態において本体フレーム35の立上がり壁36bに沿って延び、開口部50(図5)に向く第1側板61と、第1側板61に対向する第2側板62と、第1側板61の両側縁と第2側板62の両側縁とを連結する一対の連結板63と、第1側板61の上縁と第2側板62の上縁とを連結する上板64とを含む。保護カバー60は下方に向く開口を有している。第1側板61は、開口部50に装着される光源ユニット40に干渉しないように形状が設定されている。光源ユニット40は、第1側板61、第2側板62、一対の連結板63および上板64によって画定される空間内に位置する。
上板64には、複数の貫通孔65が形成されている。これらの貫通孔65は、保護カバー60の前記空間と周囲環境とを連通している。また、一対の連結板63のうちの一方には、周囲環境から前記空間内にエアが流入可能な流入口66が形成されている。流入口66は、上板64よりも下方に位置するように設定されている。本実施形態では、流入口66は、連結板63の下縁から上方に向けて切り欠くことにより形成されている。流入口66は、一対の連結板63の両方に形成してもよい。
第2側板62は、その下縁から略水平にかつ保護カバー60の外方に延びるフランジ部67を有している。フランジ部67には、所定の箇所に貫通孔68が形成されている。本体フレーム35の底壁36aは、図4に示すように立上がり壁36bを越えて光源ユニット40の下方に延びる載置台69を有する。載置台69には、フランジ部67の貫通孔68と同心に形成された貫通孔または孔部70が形成されている。第2側板62の貫通孔68と載置台69の貫通孔70とを合わせた状態でねじ、ビス等をねじ込むことにより、保護カバー60は光源ユニット40を囲った状態で載置台69に固定される。
以上説明した露光装置6では、レーザ光源25を有する光源ユニット40は保護カバー60によって囲われて外部から保護されているので、露光装置6の出荷時や露光装置6の画像形成装置1への組み込み時等に作業者が光源ユニット40に触れることを防止できる。これにより、レーザ光源25とコリメートレンズ26との間で精密に調整された光軸が狂うことを防止できる。その結果、露光装置6は、レーザ光を感光体ドラム4に正確に照射することができ、画像形成装置1は画像欠陥を回避できる。
また、露光装置6では、連結板63に形成された流入口66を介して周囲環境からエアが保護カバー60の空間内に流入するので、光源ユニット40が発生する熱は、前記エアと衝突して前記空間内で熱対流を起こす。この熱対流により、つまり煙突効果により、光源ユニット40の熱は、前記空間内を上昇し、上板64の複数の貫通孔65を通って外部に逃げる。このように、露光装置6では、前記煙突効果を得るために、上板64に貫通孔65を設けている。これにより、光源ユニット40を放熱させることができる。その結果、光源ユニット40の熱変形に起因する光軸ずれを抑制することができる。
光源ユニット40は、自身が発生する熱と周囲環境からのエアとの間で生じる自然対流による冷却に代えて、例えば送風ファンからなる冷却手段71によって強制的に冷却してもよい。冷却手段71は、流入口66近傍に配置され、冷却エアAを、流入口66を介して保護カバー60の空間内に流入させる。冷却手段71を用いた構成によれば、保護カバー60は冷却エアAが流通可能な通風ダクトとして作用するので、光源ユニット40の放熱を一層促進することができる。なお、冷却手段71を採用する場合、流入口66は一対の連結板63のうちの一方のみに設けられる。
冷却手段71を用いた構成では、通風ダクトとして作用する保護カバー60内を通る冷却エアAによって光源ユニット40は十分に放熱されるので、光源ユニット40のレーザ光源25を、発熱量の高いマルチビームタイプとして構成することが可能となる。これにより、画像形成装置1は、画像処理の高速化の要求に応えることができる。
上述した実施形態では、光源装置(露光装置)6を画像形成装置1に適用した構成につき説明したが、光源装置6は、他の電気機器の光源装置、工業用光源装置にも適用できる。また、光学系素子として、コリメートレンズを例示したが、単なる集束レンズや反射ミラーであってもよい。
1 画像形成装置
2 画像形成部
4 感光体ドラム
6 露光装置(光源装置)
25 レーザ光源
26 コリメートレンズ
27 シリンドリカルレンズ
28 ポリゴンミラー
29 ポリゴンモータ
30 fθレンズ
32 反射ミラー
33 ミラーカバー
35 本体フレーム
36 壁部
36a 底壁
36b 立上がり壁
40 光源ユニット
41 半導体基板
42 保持部材
43 絶縁部材
44 本体カバー
50 開口部
60 保護カバー
61 第1側板
62 第2側板
63 連結板
64 上板
65 貫通孔
66 流入口
69 載置台
71 冷却手段
A 冷却エア

Claims (6)

  1. レーザ光を所定の光軸上に出力するレーザ光源と、前記レーザ光源が実装され、該レーザ光源を制御する制御基板とを有する光源ユニットと、
    前記所定の光軸上に位置し、前記レーザ光を受光して該レーザ光を所定の対象に導く光学系素子と、
    前記光学系素子を囲うと共に、前記光源ユニットを外部に露出させた状態で保持する壁部を有する本体フレームと、
    前記光源ユニットを囲う保護カバーと、
    を備えた光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置において、前記保護カバーは、前記光源ユニットを囲うことが可能な形状を有する箱体であり、
    前記箱体は、前記光源ユニットの上方に位置する上板と、前記光源ユニットの側方に位置する側板とを有しており、
    前記上板には、複数の孔が形成されており、
    前記側板には、周囲環境から前記保護カバー内へのエアの流入を許容する流入口が形成されている光源装置。
  3. 請求項2に記載の光源装置において、さらに、前記流入口を介して前記保護カバー内に冷却エアを流通させる冷却手段を備えた光源装置。
  4. 請求項3において、前記レーザ光源はマルチビームタイプのレーザ光源である光源装置。
  5. 前記光学系素子として、前記レーザ光を前記所定の対象に対して走査する走査素子を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の光源装置を備える光走査装置。
  6. 静電潜像が形成される感光体ドラムと、
    外部からの画像情報に基づき、レーザ光を前記感光体ドラムに露光して、該感光体ドラム上に前記静電潜像を形成する露光装置と、
    前記静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、
    を備え、
    前記露光装置として、請求項5に記載の光走査装置が用いられており、
    前記光走査装置の光学系素子が前記レーザ光を前記感光体ドラムに対して走査する画像形成装置。
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