JP5033826B2 - 光源装置、光走査装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光源装置、光走査装置およびそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、レーザ光を生成して該レーザ光を所定の対象に照射する光源装置、光走査装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
レーザ光を生成して該レーザ光を所定の対象に照射する光源装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では露光装置または光学走査装置として用いられている。露光装置は、画像情報に基づいてレーザ光を感光体ドラムに照射して該感光体ドラム上に静電潜像を形成するものである。
露光装置は、一般的に、レーザ光を出力する半導体レーザと、レーザ光のビーム径を整えるコリメートレンズと、コリメートレンズを通過したレーザ光を感光体ドラムに導くポリゴンミラー、半導体レーザ、コリメートレンズおよびポリゴンミラーを支持する本体フレームとを含む。
上記構成の露光装置は、画像形成装置の内部で使用されるため、環境温度の上昇に起因して本体フレームが熱変形する傾向にある。このため、本体フレームに支持される半導体レーザおよびコリメートレンズ間の距離が狂ってしまう。その結果、コリメートレンズにおける結像点位置が深度方向(光軸方向)に変化し、ピントズレが生じる。
ピントズレを解消する技術として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1の光学走査装置は、半導体レーザおよびコリメートレンズを、本体フレームとは別部材であり、本体フレームの形状に沿って延びる支持部材に支持させたうえで、該支持部材を本体フレームに固定している。支持部材は、本体フレームよりも線膨張係数の小さい材料から構成されているので、支持部材が固定された本体フレームの熱変形を強制的に抑制することができる。これにより、半導体レーザとコリメートレンズとの間の距離が適切に保たれるので、ピントズレが抑制される。
特開2000−258717号公報
前記光学走査装置の支持部材は、コリメートレンズを支持する底板部と、底板部の一端から立ち上がり、半導体レーザを支持する立板部とからなるL字形の部材である。そのため、支持部材が一旦熱変形した場合、底板部および立板部間の連結部から変形が始まる。その結果、半導体レーザとコリメートレンズとの間で光軸の角度変化が発生するため、画像欠陥を避けることは難しい。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、半導体レーザ、コリメートレンズ等の光学系素子間で光軸が角度変化することを抑制して、画像欠陥を抑制することが可能な光源装置、光走査装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光源装置は、レーザ光を所定の光軸上に出力するレーザ光源と、前記レーザ光源を保持する保持部材と、前記所定の光軸上に位置し、前記レーザ光を受光して、その受光したレーザ光を所定の対象に導く光学系素子と、前記光学系素子を収容する本体フレームとを含む。前記保持部材は、第1方向に延び、前記レーザ光源を保持する本体部と、前記第1方向とは異なる第2方向に前記本体部から延出する延出部とを有している。前記延出部は、前記レーザ光に干渉しないように前記所定の光軸を含む平面上に延在する取付け面を有している。前記本体フレームは、前記延出部が前記取付け面を介して固定される固定部を有している。
本発明に係る光源装置では、レーザ光源を保持する保持部材が、例えば、レーザ光源の発熱、光源装置の発熱、光源装置の周囲の環境温度によって熱変形する場合、保持部材の延出部は本体フレームの固定部に固定されているので、保持部材は、本体部における延出部が延出する部分を中心として変形する。言い換えれば、保持部材の本体部における延出部が延出する部分が最も熱変形し難い。レーザ光源と光学系素子との間の光軸は、熱変形し難い延出部の取付け面と略同一の平面上に設定されていることから、レーザ光源を保持する保持部材が熱変形しても、レーザ光源と光学系素子との間で前記光軸が角度的に変化することが抑制される。その結果、光源装置は、所定の対象に正確にレーザ光を照射できる。
本発明の好ましい実施形態では、前記本体部はブロック状の部材であり、その略中心部には、前記レーザ光が通過可能な貫通孔が形成されており、前記延出部は、前記貫通孔を挟んで対称に一対設けられている。
保持部材の延出部は貫通孔を挟んで対称に一対設けてもよく、この場合、保持部材の熱変形の中心を延出部にさらに集中させることができる。これにより、レーザ光源および光学系素子間の光軸の角度変化をさらに抑制することができる。
本発明の好ましい実施形態では、前記保持部材は、前記レーザ光源を保持する第1本体部と、前記延出部が設けられた第2本体部とからなる。前記第2本体部は、前記延出部が延出する第1面と、前記第1面とは反対側の第2面とを有している。前記第2面には、前記延出部と略同一直線上に形成され、前記第1本体部が固定される固定部を有している。
この構成によれば、第2本体部における延出部が延出する部分は熱変形の中心となる部分であり、この部分と略同一直線上に、第1本体部が固定される固定部が設けられているので、第2本体部における熱変形の中心を延出部にさらに集中させることができる。
本発明の他の好ましい実施形態では、前記第1本体部は熱伝導性の金属材料からなり、前記第2本体部は絶縁性を有する材料からなる。
この構成によれば、第1本体部は熱伝導性の材料から構成されているので、レーザ光源による熱を放熱させることができる。これにより、第2本体部の熱変形を抑制できる。また、第2本体部は絶縁性の材料から構成されているので、光源装置内の電気部品や光源装置周辺の電気部品からレーザ光源を絶縁することができる。これにより、レーザ光源の電気的破壊を防止することができる。
本発明のさらに他の好ましい実施形態では、前記本体フレームは、前記光学系素子を囲む壁部を有している。前記第1方向は、前記壁部に略平行に延びる方向であり、前記第2方向は、前記壁部によって画定される空間内に向かう方向である。
この構成によれば、第1方向に延びる本体部は、本体フレームの壁部に略平行に延びていると共に、第2方向に延びる延出部は、壁部によって画定される本体フレームの空間内に延びているので、保持部材を本体フレームに装着することが容易である。
本発明のさらに他の好ましい実施形態では、前記第1方向および第2方向は互いに略直交しており、前記保持部材は側面視で略T字形を呈する。
この構成によれば、保持部材は側面視で略T字形を呈しているので、保持部材を、本体部における延出部が延出する部分を中心として対称に熱変形させることができる。これにより、延出部の取付け面を、レーザ光源と光学系素子との間の光軸を含む平面上に維持すること容易となる。
本発明に係る光走査装置は、光学系素子として、レーザ光を所定の対象に対して走査する走査素子を含む上記構成の光源装置を備える。
本発明に係る画像形成装置は、静電潜像が形成される感光体ドラムと、外部からの画像情報に基づき、前記感光体ドラムをレーザ光によって露光して前記静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像を現像して前記感光体ドラム上にトナー像を形成する現像装置とを含み、前記露光装置として、上記構成の光走査装置が用いられており、前記光走査装置の前記光学系素子が前記レーザ光を前記感光体ドラムに対して走査する。
本発明に係る画像形成装置によれば、上記構成の露光装置によってレーザ光は感光体ドラムに正確に照射されるので、画像欠陥を抑制することが可能である。
本発明に係る光源装置およびそれを備えた画像形成装置によれば、半導体レーザ、コリメートレンズ等の光学系素子間で光軸が角度変化することを抑制して、画像欠陥を抑制することが可能である。
本発明の実施形態に係る光源装置が適用された画像形成装置の内部構成を概略的に示す図である。 光源装置の主要な構成要素を模式的に示す説明図である。 光源装置を斜め上方から見た斜視図である。 光源装置に本体カバー44が装着された状態を示す斜視図である。 光源装置の光源ユニットの分解斜視図であると共に、光源装置を上方から見た斜視図である。 図5に示す光源ユニットの分解図をさらに拡大した図である。 分解した状態の光源ユニットの側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る光源装置が適用された画像形成装置の内部構成を概略的に示す図である。画像形成装置1は、例えばプリンタであり、図1に示すように、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(K)の各色別の画像形成部2(2M,2C,2Y,2K)を含むタンデム式のカラープリンタである。各画像形成部2M,2C,2Y,2Kは、現像機3、帯電器5、露光装置6、トナー供給部7、クリーナー21および1次転写ローラ9を含む。
トナー供給部7は、マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックの各色のトナーを貯蔵する。現像機3は、トナー供給部7から供給されるトナーを感光体ドラム4に供給するための現像ローラ31を含む。
現像ローラ31は、例えば、その表面がアルミ等の非磁性材料から構成される円筒状の現像スリーブである。この現像スリーブの内部には、磁石材料等が配設されている。現像機3内のトナーとキャリア(磁性体)とからなる現像剤(2成分現像剤の場合)は、磁石材料の磁力で現像ローラ31の表面に吸着され、現像ローラ31が所定の方向に回転することで、現像剤のトナーのみが感光体ドラム4の表面に移動する。
感光体ドラム4は、後述する転写ベルト8の下方に位置し、転写ベルト8の外表面に接触した状態で配設されている。転写ベルト8の回転方向Bの上流側から、マゼンタ用感光体ドラム4、シアン用感光体ドラム4、イエロー用感光体ドラム4、及びブラック用感光体ドラム4が並設されている。また、感光体ドラム4は、a−Si(アモルファスシリコン)等から構成され、図1における時計回りの方向(図示のA方向)に回転する。
感光体ドラム4の対向する位置には、1次転写ローラ9が転写ベルト8の内表面に接触した状態で転写ベルト8を介して配置されている。1次転写ローラ9は、転写ベルト8の回転により従動回転するローラであり、感光体ドラム4とで転写ベルト8をニップして、感光体ドラム4に形成された各色のトナー像を転写ベルト8に1次転写させる1次転写部Tを構成する。1次転写部Tにおいて、転写ベルト8に各色のトナー像が多重転写される。これにより、転写ベルト8にはカラーのトナー像が形成される。
帯電器5は、感光体ドラム4の周面を一様に帯電する。露光装置(光源装置)6は、外部PC(パーソナルコンピュータ)等から入力された原稿画像データに基づくレーザ光を感光体ドラム4の周面に導くポリゴンミラー28を有している。ポリゴンミラー28は、ポリゴンモータ29(図2)によって回転しつつ、各感光体ドラム4の周面上にレーザ光を主走査方向に走査して、各周面に静電潜像を形成する。このように、露光装置6は、光走査装置として機能する。なお、主走査方向とは、レーザ光が感光体ドラム4の長手方向に走査される方向である。図1では、ポリゴンミラー28は複数の感光体ドラム4間で共用されている。
現像機3は感光体ドラム4にトナーを供給する。これにより、静電潜像にトナーが付着され、感光体ドラム4の周面上にトナー像が形成される。
クリーナー21は、各感光体ドラム4の周面上に配置され、該周面上の残留トナー等を除去する。
転写ベルト8は、例えばCR(クロロプレン)ゴムからなる弾性層を含むベルトであり、感光体ドラム4の列の上方に配置されると共に、外表面が感光体ドラム4の周面に接触した状態となるように、従動ローラ10と駆動ローラ11との間に張設されている。また、転写ベルト8は、テンションローラ19によって上方に付勢されている。駆動ローラ11は、図略の駆動源による駆動力を受けて回転して、転写ベルト8を回転駆動させる。従動ローラ10は、転写ベルト8の回転によって従動回転する。これにより、転写ベルト8はB方向(反時計回りの方向)に回転する。
また、転写ベルト8は、駆動ローラ11に巻回されている部位が屈曲した状態となっており、この屈曲部位は、転写ベルト8に1次転写されたトナー像が用紙Pに2次転写される2次転写位置P1として設定されている。2次転写位置P1には、転写ベルト8を介して駆動ローラ11に対向する2次転写ローラ18が設けられている。2次転写ローラ18は、駆動ローラ11との間でニップを形成して、該ニップを通過する用紙Pに、転写ベルト8の外表面上のトナー像を2次転写する。
2次転写位置P1の下方には、一対のレジストローラ17が配設されている。レジストローラ17は、用紙Pを2次転写位置P1に向けて適切なタイミングで搬送すると共に、用紙Pの斜め送りを修正する。
2次転写位置P1の上方には、2次転写位置P1でトナー像の2次転写が施された用紙Pに対して定着処理を施す定着装置14が設けられている。定着装置14は、一対の定着ローラ141を含み、用紙Pを加熱しつつ、定着ローラ141間でニップすることで、2次転写されたトナー像を用紙P上に定着させる。
露光装置6の下方位置には、用紙束を収納する給紙カセット12が配置されている。給紙カセット12と2次転写位置P1との間には、用紙Pを給紙カセット12から2次転写位置P1まで用紙Pを案内する用紙搬送路13が設けられている。用紙搬送路13には、上述のレジストローラ17が配設されている。また、用紙搬送路13には、レジストローラ17の他に、用紙Pを案内するための複数のローラ対が適所に配設されている。
プリンタ1の上面には、定着装置14によって定着処理が施された用紙Pが排出される排出部16が形成されており、この排出部16と定着装置14との間には、用紙Pを案内するための用紙排出路15が設けられている。この用紙排出路15にも、用紙Pを搬送するためのローラ対が適所に配設されている。
以下、露光装置6について図2を参照しながら説明する。図2は、露光装置の主要な構成要素を模式的に示す説明図である。露光装置6は、レーザ光源25、コリメートレンズ26、シリンドリカルレンズ27、ポリゴンミラー28、ポリゴンモータ29、fθレンズ30および反射ミラー32を含む。
レーザ光源25は、ダイオードレーザ等の半導体レーザ発振器を用いて構成されている。レーザ光源25は、図略の制御部から出力された制御用のアナログ電圧に応じて光量が調節されたレーザ光を所定の光軸に沿って出力する。コリメートレンズ26は、レーザ光源25の近傍に配置され、レーザ光源25から出力されたレーザ光を受光してレーザ光のビーム径を整える。シリンドリカルレンズ27は、レーザ光の進行方向(矢印)から見てコリメートレンズ26の下流側に配置されており、コリメートレンズ26から出力されたレーザ光を受光してレーザ光のビーム径をさらに整える。コリメートレンズ26およびシリンドリカルレンズ27の位置は、レーザ光の光軸上に設定されている。
ポリゴンミラー(走査素子)28は、レーザ光の進行方向から見てシリンドリカルレンズ27の下流側に配置されている。ポリゴンミラー28は、ポリゴンモータ29によって所定の速度で回転しており、シリンドリカルレンズ27から出力されたレーザ光が感光体ドラム4の長手方向(つまり、主走査方向)に走査されるようにレーザ光を偏向する。図2では、ポリゴンミラー28は時計回りに回転するので、レーザ光は感光体ドラム4の左側から右側に向けて走査される。
fθレンズ30は、レーザ光の進行方向におけるポリゴンミラー28の下流側に配置されており、感光体ドラム4の主走査方向にレーザ光が一定の速度で走査されるようにレーザ光を反射ミラー32へと導く。反射ミラー32は、レーザ光の進行方向から見てfθレンズ30の下流側に配置され、fθレンズ30から出力されたレーザ光を反射させて感光体ドラム4へ導く。露光装置6の各構成要素の説明から明らかなように、露光装置6は、光走査装置として機能する。
露光装置6の上記の主要な構成要素は、実際には図3に示すように組み立てられている。図3は、露光装置6を斜め上方から見た斜視図である。露光装置6は、例えば導電性金属または導電性樹脂からなる本体フレーム35を含む。本体フレーム35は、図4に示す本体カバー44と共に該本体フレーム35内の空間を画定する壁部36を有している。なお、図4は、露光装置6に本体カバー44を装着した状態を示す斜視図である。
本体フレーム35の壁部36内には、コリメートレンズ26、シリンドリカルレンズ27、ポリゴンミラー28、fθレンズ30および反射ミラー32がそれぞれ所定の位置に固定された状態で収容されている。コリメートレンズ26、シリンドリカルレンズ27、ポリゴンミラー28、fθレンズ30および反射ミラー32は、図2を参照して説明したレーザ光の所定の進行方向が維持される位置関係で配置されている。ポリゴンミラー28は、図3ではミラーカバー33によって覆われている。また、壁部36には、光源ユニット40が装着されている。
次に、図5〜7を参照して光源ユニット40について説明する。図5は、光源ユニットの分解斜視図であると共に、光源装置を上方から見た斜視図である。図6は、図5に示す光源ユニットの分解図をさらに拡大した図である。図7は、分解した状態の光源ユニットの側面図である。光源ユニット40は、レーザ光源25と、レーザ光源25が実装される半導体基板41と、レーザ光源25を保持する保持部材42とを含み、それらの部材を一体化したものである。
レーザ光源25は、上述したようにダイオードレーザ等の半導体レーザ発振器であり、レーザ光源25が実装された半導体基板41は、レーザ光源25に制御用のアナログ電圧等を伝達するための基板である。
保持部材42は、第1本体部42aと第2本体部42bとからなる本体部を含む。第1本体部42aは、レーザ光源25を保持するブロック状部材である。第1本体部42aの略中心部には、貫通孔45が形成されている。レーザ光源25を貫通孔45に挿入し、半導体基板41を図略のねじ、ビス等の締結部材によって第1本体部42aに固定することにより、レーザ光源25は第1本体部42aによって適切な位置に保持される。
第1本体部42aは、熱伝導性に優れた金属材料からなり、レーザ光源25が発生させる熱を放熱する。第1本体部42aの金属材料および厚さは、レーザ光源25の発熱量に応じて適宜決定される。金属材料は、例えば、アルミニウム、鉄系焼結金属が用いられる。
第2本体部42bは、絶縁性を有する樹脂製の材料からなり、レーザ光源25を保持する第1本体部42aが固定されるブロック状部材である。第2本体部42bは、図3に示す露光装置6の組み立て状態において、本体フレーム35の空間内に向き、壁部36に略平行に延びる第1面47と、第1本体部42aに向く第2面46とを有する。また、第2本体部42bは、その略中心部において第1面47から第2面46にかけて形成された貫通孔48を有する。貫通孔48と第1本体部42aの貫通孔45とは、レーザ光源25からのレーザ光が妨げられないように略同心に設定されている。第1面47には、図3に示す組み立て状態において該第1面47から本体フレーム35の空間内に突出する円筒部43(図3)が設けられている。円筒部43も貫通孔48と略同心に設定されており、レーザ光を妨げることはない。円筒部43は、後述するように、光源ユニット40が本体フレーム35に装着される際に位置決め部として作用する。
第2本体部42bは、さらに、図7に示すように第1面47が延在する平面に対して略直交する方向に第1面47から延出すると共に、図3および図5に示すように円筒部43の両側に設けられた一対の延出片(延出部)51を有する。したがって、第2本体部42bは、図7に示すように側面視でT字形を呈している。一対の延出片51は、図3に示す組み立て状態において本体フレーム35の空間内に突出しており、本体フレーム35の後述する装着部(固定部)54に固定される。各延出片51は、図7に示すようにレーザ光源25とコリメートレンズ26との間に設定された破線で示す光軸Lを含む平面上に延在する取付け面51aを有している。前記平面は、本実施形態では水平な面であり、一対の延出片51の取付け面51aは、レーザ光に干渉しないよう光軸Lを挟んで、水平面上に平行に並んで軸対称に配置されている。また、本実施形態は、延出片51と取付け面51aとが上面視で同一の形状とされた例を示している。
第2本体部42bは、さらに、第2面46に設けられた一対の固定部60を有している。第1本体部42aは、固定部60によって第1本体部42aに固定される。一対の固定部60は、一対の延出片51と略同一直線上に、かつ貫通孔48の両側に形成された、例えばねじ孔、ビス孔からなる孔部である。第1本体部42aには、貫通孔45の両側に第2本体部42bの一対の孔部60と同心の一対の孔部61が形成されている。第1本体部42aの孔部61を第2本体部42bの孔部60に合わせた状態でねじ、ビス等をねじ込むことにより、第1本体部42aは第2本体部42bに固定される。
本体フレーム35の壁部36におけるコリメートレンズ26の近傍部分には、開口部50が形成されており、開口部50に光源ユニット40が装着される。具体的には、開口部50は、光源ユニット40の第2本体部42bの外形形状に一致する形状を有しており、実際には、第2本体部42bが開口部50に装着される。
第2本体部42bの各延出片51は、取付け面51aから下方に突出する凸部52(図7)と、例えばねじ孔、ビス孔等の貫通孔53(図3)とを有している。一方、各延出片51が固定される装着部54は、開口部50の近傍部分において本体フレーム35に一体に形成されている。各装着部54は、対応する延出片51が固定されたときに取付け面51aと対向かつ接触する面を有しており、この面に、図5に示すように、延出片51の凸部52が係止可能な凹部55と、貫通孔53と同心の孔部56とが形成されている。
光源ユニット40の本体フレーム35への装着は次のようにして行われる。すなわち、第2本体部42bの円筒部43を装着部54の受け部62に位置決めし、次に、第2本体部42bの各延出片51の凸部52を、対応する装着部54の凹部55に係止させると共に、延出片51の貫通孔53と装着部54の孔部56とを合わせる。この状態で貫通孔53と孔部56にねじ、ビス等の締結部材をねじ込むことにより、第2本体部42bは開口部50に装着される、つまり光源ユニット40は本体フレーム35に装着される。第2本体部42bの第1面47は、本体フレーム35の壁部36に平行に設定されているので、装着が容易となる。
上記のように構成された露光装置6では、保持部材42の第2本体部42bは、レーザ光源25を保持する第1本体部42aを本体フレーム35内の所定の電気部品や露光装置6周辺の電気部品から電気的に絶縁して、レーザ光源25の電気的破壊を抑制するものであるが、樹脂製であるため、例えば、レーザ光源25の発熱、露光装置6の発熱、画像形成装置1内における露光装置6周囲の環境温度によって熱変形する場合がある。
第2本体部42bが熱変形する場合、第2本体部42bの延出片51が本体フレーム35の装着部54に固定されているので、第2本体部42bは、該第2本体部42bにおける延出片51が延出する延出基点S(図7)を中心として変形する。延出片51は貫通孔48を挟んで一対設けられているので、第2本体部42bには一対の延出基点Sが存在する。
具体的には、第2本体部42bは側面視でT字形を有しているので、図7に示す延出基点Sから見た第2本体部42bにおける上側部分と下側部分とが一対の延出基点Sを中心として本体フレーム35側に矢印で示すように対称に変形する。一方、延出基点Sおよびその近傍部分は第2本体部42bにおいて最も熱変形し難い部分である。
また、第2本体部42bにおける各延出片51と略同一直線上には、ねじ、ビス等の締結部材で第1本体部42aが固定される固定部60が設けられているので、第2本体部42bにおける熱変形の中心をさらに延出基点Sに集中させることができる。
本実施形態に係る露光装置6では、レーザ光源25とコリメートレンズ26との間の光軸Lは、第2本体部42bにおいて最も熱変形し難い延出基点Sから延出する延出片51の取付け面51aと略同一平面上に設定されているので、第2本体部42bが熱変形しても、レーザ光源25とコリメートレンズ26との間で光軸Lが角度的に変化することが抑制される。これにより、露光装置6は感光体ドラム4に正確にレーザ光を照射することが可能である。その結果、画像形成装置1は画像欠陥を抑制することができる。
上述した実施形態では、レーザ光源25とコリメートレンズ26との間の光軸Lを延出片51の取付け面51aと略同一平面上に設定した場合につき説明したが、光軸Lは、第2本体部42bにおける最も熱変形し難い延出基点Sまたはその近傍部分を含む平面上に位置するように設定してもよい。
また、光源装置(露光装置)6を画像形成装置に適用した構成につき説明したが、光源装置6は、他の電気機器の光源装置、工業用光源装置にも適用できる。また、光学系素子として、コリメートレンズを例示したが、単なる集束レンズや反射ミラーであってもよい。
1 画像形成装置
2 画像形成部
4 感光体ドラム
6 露光装置(光源装置)
25 レーザ光源
26 コリメートレンズ
27 シリンドリカルレンズ
28 ポリゴンミラー
29 ポリゴンモータ
30 fθレンズ
32 反射ミラー
33 ミラーカバー
35 本体フレーム
36 壁部
40 光源ユニット
41 半導体基板
42 保持部材
42a 第1本体部
42b 第2本体部
43 円筒部
50 開口部
51 延出片(延出部)
51a 取付け面
54 装着部
60 固定部
L 光軸
S 延出基点

Claims (8)

  1. レーザ光を所定の光軸上に出力するレーザ光源と、
    前記レーザ光源を保持する保持部材と、
    前記所定の光軸上に位置し、前記レーザ光を受光して、その受光したレーザ光を所定の対象に導く光学系素子と、
    前記光学系素子を収容する本体フレームと、
    を備え、
    前記保持部材は、第1方向に延び、前記レーザ光源を保持する本体部と、前記第1方向とは異なる第2方向に前記本体部から延出する延出部とを有しており、
    前記延出部は、前記レーザ光に干渉しないように前記所定の光軸を含む平面上に延在する取付け面を有しており、
    前記本体フレームは、前記延出部が前記取付け面を介して固定される固定部を有している光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置において、前記本体部はブロック状の部材であり、その略中心部には、前記レーザ光が通過可能な貫通孔が形成されており、
    前記延出部は、前記貫通孔を挟んで対称に一対設けられている光源装置。
  3. 請求項1に記載の光源装置において、前記保持部材は、前記レーザ光源を保持する第1本体部と、前記延出部が設けられた第2本体部とからなり、
    前記第2本体部は、前記延出部が延出する第1面と、前記第1面とは反対側の第2面とを有しており、
    前記第2面には、前記延出部と略同一直線上に形成され、前記第1本体部が固定される固定部を有している光源装置。
  4. 請求項3に記載の光源装置において、前記第1本体部は熱伝導性の金属材料からなり、前記第2本体部は絶縁性を有する材料からなる光源装置。
  5. 請求項1または2に記載の光源装置において、前記本体フレームは、前記光学系素子を囲む壁部を有しており、
    前記第1方向は、前記壁部に略平行に延びる方向であり、前記第2方向は、前記壁部によって画定される空間内に向かう方向である光源装置。
  6. 請求項2に記載の光源装置において、前記第1方向および第2方向は互いに略直交しており、
    前記保持部材は、側面視で略T字形を呈する光源装置。
  7. 前記光学系素子として、前記レーザ光を前記所定の対象に対して走査する走査素子を含む請求項1〜6のいずれか一項に記載の光源装置を備える光走査装置。
  8. 静電潜像が形成される感光体ドラムと、
    外部からの画像情報に基づき、前記感光体ドラムをレーザ光によって露光して前記静電潜像を形成する露光装置と、
    前記静電潜像を現像して前記感光体ドラム上にトナー像を形成する現像装置と、
    を備え、
    前記露光装置として、請求項7に記載の光走査装置が用いられており、
    前記光走査装置の前記光学系素子が前記レーザ光を前記感光体ドラムに対して走査する画像形成装置。
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